JP2668804B2 - 透明電極パターンの形成方法 - Google Patents

透明電極パターンの形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は透明電極パターンを形成する方法に関し、特
にフレキソ印刷方式により有機高分子溶液を透明導電性
薄膜を有する基板上に印刷することにより有機高分子薄
膜を形成する工程を有する透明電極パターンの形成方法
に関する。
[従来の技術] 液晶表示素子の透明電極パターンの形成には、半導体
素子のパターン形成手法が用いられている。すなわち、
ガラス基板上に透明導電性薄膜を形成し、これにフォト
レジストのような感光性有機高分子膜を塗布してから露
光して現像し、そしてエッチングの工程を通して形成さ
れる。
従来、このような工程での感光性有機高分子薄膜を形
成する手法としては、スピンナーまたはロールコーター
などにより塗布する方法がもっとも一般的である。
スピンナーはスピンナーヘッド上に真空吸着された基
板の上部から感光性有機高分子溶液を滴下し、高速でス
ピンナーヘッドを回転させることにより、滴下した溶液
を基板全面に均一に塗布させるものである。この塗布法
は小基板に対しては膜厚の均一な安定した膜が得られる
ために半導体素子の形成に対してはもっとも一般的に使
用されている。
ロールコーターは、溶液をコーティングローラーに付
着させこれを被塗布面に転写させるものである。コーテ
ィングローラーは一般に耐溶剤性のあるゴムでできてお
り、このゴムは螺旋状に溝が掘られている。この溝の深
さと螺旋のピッチが薄膜の膜厚を支配する。ロールコー
ターによる塗布法では大面積の基板への膜形成が容易で
あり、量産性もある。液晶表示素子のパターン形成にお
いては多くの場合これを使用している。
[発明が解決しようとする課題] しかし最近の液晶表示素子の高精細、大画面化の傾向
に伴い、前記従来例の塗布機による塗布方法を用いた有
機高分子膜の形成工程を有する透明電極のパターニング
方法は多くの欠点が指摘され始めている。すなわち、ス
ピンナーによる塗布法では、大面積角基板に対して膜厚
の均一な薄膜を形成することはほぼ不可能であり、パタ
ーン形成に極めて困難な膜厚分布となることを余儀なく
される。更に、一回あたりに使用する感光性有機高分子
溶液の量は基板が大面積になるほど多くなり、その大部
分が捨てられることになる。また、一枚あたりに要する
塗布時間は、数十秒にもおよび、量産性に対して不利な
条件となる。
ロールコータによる塗布方法では、溶液の消費量およ
び塗布時間はスピンナーと比較すると優れており量産向
きの装置といえる。しかしながら、均一な膜厚を得るに
は設定条件の範囲が狭くまた溶液の粘度変化が著しいた
めに条件の再設定が必要となる。また、ローラー自身か
ら発生するごみや、外部からローラーに付着したごみを
そのまま基板に転写するため、パターン不良(電極間シ
ョート、ピンホールなど)を発生させる可能性がある。
本発明の目的は、有機高分子薄膜の形成方法におい
て、上記従来例のようなスピンナーまたはロールコータ
ーによる塗布方法の欠点を解消し、均一な厚さの印刷膜
を、材料の無駄なくかつ高いタクトで形成できるように
することにある。特に本発明は、膜厚の均一な有機高分
子薄膜を形成することにより、透明電極パターンの形成
が容易であり、パターン不良の発生しない透明電極パタ
ーン形成方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明の透明電極パターンの
形成方法は、印刷パターン形状に対応した凸版を用いた
フレキソ印刷方式により、例えば感光性の、有機高分子
溶液を基板上に印刷する工程を有する。
凸版印刷版材料としては、例えば、エチレンプロピレ
ンターポリマーが使用でき、有機高分子の溶媒として
は、エチルセロソルブアセテート、N−メチルピロリド
ンおよびn−ブチルセロソルブの混合溶媒が使用でき
る。
[作用] 第1図は本発明で使用されるフレキソ印刷機を例示す
るものである。このフレキソ印刷機は、図のように展色
ロール1、印刷ロール3および印刷ステージ5を備えて
いる。展色ロール1は銅にクロムメッキを施したもので
あり、数ミクロンから数十ミクロンの深さの溝がエッチ
ングされている。印刷ロール3上には印刷パターン形状
に対応する凸版2が貼り付けられており、印刷ステージ
5の動きと同期して回転する。印刷ステージ5には印刷
すべき基板4をのせる。有機高分子溶液は展色ロール1
の上から滴下され、展色された後、印刷ロール3上の凸
版2に転写される。この凸版2に転写された溶液が印刷
ステージ上の基板4に印刷される。
このような方法で形成された薄膜は均一な膜厚分布を
得ることができる。膜厚は、展色ロール1の溝の深さ
と、溶液の粘度により支配されており、これらを変える
ことにより所望の膜厚を得ることができる。一般には溝
の浅いロールかまたは粘度の低い溶液を用いると膜厚は
薄くなり、逆に溝の深いロールかまたは粘度の高い溶液
を用いると膜厚は厚くなる。印刷版は溶媒の選択によ
り、表面が乾いたり溶媒をはじいたりし、このような現
象が発生すると、均一な薄膜を形成することは不可能と
なる。また、印刷版の材質によっては溶媒の種類によっ
て微量ながらも溶解し、印刷後の基板と印刷膜との密着
性を著しく欠くものもある。
本発明ではこのようなフレキソ印刷法独特の欠点を除
きつつ、膜厚の均一性を保持しながら溶液の低消費量お
よび高タクト化を実現した感光性有機高分子薄膜の形成
が行なわれる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を説明する。
実施例 1 感光性有機高分子材料として、フェノールノボラック
系樹脂溶液(OFPR−800、粘度:100cp、東京応化工業
(株)製)を用い、これにECA(エチルセロソルブアセ
テート)、NMP(N−メチルピロリドン)、n−BC(n
−ブチルセロソルブ)の各溶媒を第1表の溶媒比率の欄
に示すような4通りの比率で混合し、〜の4種類の
印刷インキを調整した。そして、これら4種類の印刷イ
ンキを用い、印刷版材料としてはEPT(エチレンプロピ
レンターポリマー)製の凸版(凸版部面積:300mm×320m
m)を使用し、フレキソ印刷機としては日本写真印刷
(株)製のオングスローマーを用いて印刷を行なった。
ただし、被印刷面にはガラス基板上に酸化インジウムを
スパッタリングしたものを使った。印刷版の乾きの目視
による監察結果とともに各印刷インキに対する印刷後の
膜厚の結果を第1表に示す。なお、前述の樹脂溶液OFPR
−800はECAの溶液として販売されているが、第1表にお
ける溶媒比率の欄中の各数値は、この樹脂溶液の容量を
1としたときの容量を示している。
第1表から分かるように膜厚分布のばらつきは±6〜
8%であり、極めて均一な分布が得られた。また、お
よびの溶媒比率の印刷インキの場合は印刷版に乾きが
発生したことから、それらの溶媒比率で大量の基板を印
刷するのは不適当である。また、溶媒の比率により印刷
後の膜厚にはかなりの差が生じることもわかる。しかし
ながらおよびの溶媒比率では印刷版の乾きもなく膜
厚も薄い印刷膜が得られ、これは良好な印刷条件といえ
る。またおよびの溶媒比率で印刷した膜は基板との
密着性もよくかつ薄いため、その後に行なったテストに
よれば、露光と現像の時間を短縮できしかも所望のパタ
ーンを精度よく制御して形成することができた。
次に、第1表のおよびと同様の溶媒比率の印刷イ
ンキを用い、印刷版として感光性凸版を使用して上述と
同じフレキソ印刷機によって印刷を行なった。この結
果、EPT印刷版で印刷したものとほぼ同様の膜厚が得ら
れたが、の溶媒比率の場合、やはり印刷版の乾きが生
じるために良好な印刷を行なうことが困難であった。一
方、条件の場合には印刷版の乾きは発生しないものの
基板との密着性に欠け、所望のパターンを精度よく得る
ことは困難であった。この理由として、感光性凸版は
の溶媒比率(ECAのみ)に対してはそれ自身が溶解し易
くそれゆえ密着性の低下につながっていると考えられ
る。このように感光性高分子溶液の溶媒の比率と印刷版
の材料には密接な関係があり、適切な選択により膜厚50
00Å前後の密着性のよい膜を印刷することが可能であ
る。
実施例 2 感光性有機高分子として、ポリエステル系樹脂溶液
(FVR−10、富士薬品工業(株)製)を用い、これにEC
A、NMP、n−BCの各溶媒を第2表の溶媒比率の欄に示す
ような4通りの比率で混合し、同表の〜の4種類の
印刷インキを調整した。そして、これら4種類の印刷イ
ンキを用い、実施例1で用いたのと同様のEPT製凸版お
よび印刷機を使用して印刷を行った。
各印刷インキの溶媒比率に対する印刷後の膜厚および
印刷版の乾きの目視による監察結果を第2表に示す。な
お、第2表における溶媒比率の欄中の各数値は、上述の
樹脂溶液FVR−10の容量を1としたときの容量を示す。
第2表からわかるように、ポリエステル系高分子にお
いては溶媒の比率に関係なく印刷版の乾きは認められな
かった。また、膜厚も制御しやすく、ばらつきが±7〜
8%の分布が得られた。
次に、第2表の〜と同じ溶媒比率の各印刷インキ
を用い、印刷版として感光性凸版を用いて上述と同じ印
刷機によって印刷を行なった。結果はEPT印刷版とほぼ
同様の結果が得られた。更にこれら印刷したものを用い
てパターニングを行なったところ、所望のパターンを精
度よく形成することができた。
これらの結果からポリエステル系高分子においては、
印刷による薄膜形成が極めて有効な手段であることがわ
かる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、下地層との密
着が良くかつ膜厚の均一な印刷膜を形成することができ
る。また、溶液の消費量が少なくかつタクトアップにつ
ながることから低コスト化が実現でき極めて良く量産に
対応して薄膜を形成することができる。さらに、膜厚の
均一な有機高分子薄膜を形成することにより、透明電極
パターンの形成が容易となり、パターン不良の発生なし
に透明電極パターンを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いることができるフレキソ印刷機
の説明図である。 1:展色ロール、2:印刷版、3:印刷ロール、4:被印刷体
(基板)、5:印刷台、6:プレード、7:溶液供給ノズル、
8:フィルター、9:溶液供給チューブ、10:溶液供給タン
ク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 泰之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−160789(JP,A) 特開 平1−102519(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に透明電極パターンを形成する方法
    において、印刷パターン形状に対応した凸版を用いたフ
    レキソ印刷方式により有機高分子溶液を透明導電性薄膜
    を有する基板上に印刷することにより有機高分子薄膜を
    形成する工程を有することを特徴とした透明電極パター
    ンの形成方法。
  2. 【請求項2】前記有機高分子が感光性である請求項1記
    載の透明電極パターンの形成方法。
  3. 【請求項3】前記有機高分子がポリエステル系高分子で
    ある請求項1または2記載の透明電極パターンの形成方
    法。
  4. 【請求項4】凸版印刷材料として、エチレンプロピレン
    ターポリマーを使用した請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の透明電極パターンの形成方法。
  5. 【請求項5】有機高分子の溶媒として、エチルセロソル
    ブアセテート、N−メチルピロリドンおよびn−ブチル
    セロソルブの混合溶媒を使用した請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の透明電極パターンの形成方法。
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