JP2666848B2 - カーボンペースト電極 - Google Patents
カーボンペースト電極Info
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- JP2666848B2 JP2666848B2 JP63155483A JP15548388A JP2666848B2 JP 2666848 B2 JP2666848 B2 JP 2666848B2 JP 63155483 A JP63155483 A JP 63155483A JP 15548388 A JP15548388 A JP 15548388A JP 2666848 B2 JP2666848 B2 JP 2666848B2
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- layer capacitor
- paste electrode
- electrode
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カーボンペースト電極に関し、特に電気二
重層コンデンサ用のカーボンペースト電極に関する。
重層コンデンサ用のカーボンペースト電極に関する。
一般にカーボンペースト電極を用いた電気二重層コン
デンサの素子（以下基本セルと称す）は、第４図に示す
ようにイオン透過性でかつ非電子伝導性の多孔性セパレ
ータ５を介して分離された一対の粉末活性炭と電解質溶
液から成るカーボンペースト電極3bと前記カーボンペー
スト電極3bを介して配置されたイオン不浸透性の導電性
セパレータ２と前記一対のカーボンペースト電極の周辺
部で前記導電性セパレータ２の間に介在するカーボンペ
ースト電極3bを保持し、かつ外界から遮断するために設
けられた非導電性ガスケット４よりなる構造を有する。
この基本セル1bの電極となるカーボンペースト電極3b
は、従来、粉末活性炭と電解質溶液とを混合したものと
なっていた。
デンサの素子（以下基本セルと称す）は、第４図に示す
ようにイオン透過性でかつ非電子伝導性の多孔性セパレ
ータ５を介して分離された一対の粉末活性炭と電解質溶
液から成るカーボンペースト電極3bと前記カーボンペー
スト電極3bを介して配置されたイオン不浸透性の導電性
セパレータ２と前記一対のカーボンペースト電極の周辺
部で前記導電性セパレータ２の間に介在するカーボンペ
ースト電極3bを保持し、かつ外界から遮断するために設
けられた非導電性ガスケット４よりなる構造を有する。
この基本セル1bの電極となるカーボンペースト電極3b
は、従来、粉末活性炭と電解質溶液とを混合したものと
なっていた。
さらに電気二重層コンデンサは第５図に示すように使
用電圧に応じて基本セル1bを必要枚数積層した積層体６
を、金属の外装ケース８と基本セル1bの測面が金属の外
装ケース８と短絡するのを防ぐための絶縁ケース７とで
ケーシング（電極板９を介して電極10を引き出す構造を
有する。
用電圧に応じて基本セル1bを必要枚数積層した積層体６
を、金属の外装ケース８と基本セル1bの測面が金属の外
装ケース８と短絡するのを防ぐための絶縁ケース７とで
ケーシング（電極板９を介して電極10を引き出す構造を
有する。
電気二重層コンデンサの等価直列抵抗（以下ESRと称
す）は活性炭，導電性セパレータ，多孔性セパレータ等
の材料抵抗と活性炭粒子間，基本セル間等の接触抵抗よ
り構成される。
す）は活性炭，導電性セパレータ，多孔性セパレータ等
の材料抵抗と活性炭粒子間，基本セル間等の接触抵抗よ
り構成される。
電気二重層コンデンサは前記の接触抵抗を減らすため
に基本セル1bの積層対６に上下から１〜100kg/cm2の圧
力を加え、これを保持した状態で外装ケース８の開口端
を内側に折り曲げてかしめ封口している。
に基本セル1bの積層対６に上下から１〜100kg/cm2の圧
力を加え、これを保持した状態で外装ケース８の開口端
を内側に折り曲げてかしめ封口している。
上述した従来の電気二重層コンデンサは、粉末活性炭
の比抵抗が大きく、そのため電気二重層コンデンサのES
Rが大きい。このため充電後、大電流で放電する場合、
電気二重層コンデンサのESRにより不要な電圧降下を引
き起こすという欠点を有する。
の比抵抗が大きく、そのため電気二重層コンデンサのES
Rが大きい。このため充電後、大電流で放電する場合、
電気二重層コンデンサのESRにより不要な電圧降下を引
き起こすという欠点を有する。
本発明は、粉末活性炭と電解質溶液との混合物を電極
とする電気二重層コンデンサ用カーボンペースト電極に
おいて前記粉末活性炭を熱処理したことと、熱処理の温
度を1000℃以上としたという特徴を有する。
とする電気二重層コンデンサ用カーボンペースト電極に
おいて前記粉末活性炭を熱処理したことと、熱処理の温
度を1000℃以上としたという特徴を有する。
次に本発明について第２図を参照して説明する。
厚さ0.5mmの未加硫の非導電性ゴムシートを同心円上
に内径6.0mm,外径11.0mmで打抜きリング状シートとす
る。次に未加硫の導電性ゴムシートを直径11.0mmに打抜
き前述のリング状シートに同心円状に配置し、圧着して
凹部を形成する。この凹部に30重量％硫酸と従来の粉末
活性炭、800℃,1000℃,1300℃,1600℃でそれぞれ２時間
熱処理した粉末活性炭を混合したペースト電極3aを充填
して５水準のペースト充填シートを得る。
に内径6.0mm,外径11.0mmで打抜きリング状シートとす
る。次に未加硫の導電性ゴムシートを直径11.0mmに打抜
き前述のリング状シートに同心円状に配置し、圧着して
凹部を形成する。この凹部に30重量％硫酸と従来の粉末
活性炭、800℃,1000℃,1300℃,1600℃でそれぞれ２時間
熱処理した粉末活性炭を混合したペースト電極3aを充填
して５水準のペースト充填シートを得る。
次にこのペースト充填シートの一対をカーボンペース
ト電極3aが相対する方向でポリプロピレン製の厚さ25μ
m,直径8.0mmの多孔性セパレータ５を介して同心円上に
配置合体した後、4kg/cm2の圧力を上下方向より加え、
この圧力を保持した状態で125±５℃の温度雰囲気中に
３時間放置し、未加硫の非導電性ゴムシール間及び未加
硫の非導電性ゴムシートと未加硫の導電性ゴムシートの
間を密着して（本発明例の）基本セル1aを得た。
ト電極3aが相対する方向でポリプロピレン製の厚さ25μ
m,直径8.0mmの多孔性セパレータ５を介して同心円上に
配置合体した後、4kg/cm2の圧力を上下方向より加え、
この圧力を保持した状態で125±５℃の温度雰囲気中に
３時間放置し、未加硫の非導電性ゴムシール間及び未加
硫の非導電性ゴムシートと未加硫の導電性ゴムシートの
間を密着して（本発明例の）基本セル1aを得た。
次に第３図のように本発明の基本セル1aを８枚直列に
積層し、積層体６とした後、金属性外装ケース８に収納
し、積層体６上に電極板９を配置した絶縁ケース７を被
せ、電極板9,絶縁ケース７を介して積層体６に30kg/cm2
の機械的圧力を加え、この状態を保持したまま外装ケー
ス８の上端をかしめ封口して熱処理なし、800℃,1000
℃,1300℃,16000℃でそれぞれ２時間熱処理した粉末活
性炭を用いた動作電圧5Vの電気二重層コンデンサを５水
準得た。
積層し、積層体６とした後、金属性外装ケース８に収納
し、積層体６上に電極板９を配置した絶縁ケース７を被
せ、電極板9,絶縁ケース７を介して積層体６に30kg/cm2
の機械的圧力を加え、この状態を保持したまま外装ケー
ス８の上端をかしめ封口して熱処理なし、800℃,1000
℃,1300℃,16000℃でそれぞれ２時間熱処理した粉末活
性炭を用いた動作電圧5Vの電気二重層コンデンサを５水
準得た。
第１図に粉末活性炭を熱処理した時の温度と電気二重
層コンデンサ40個のESRの平均値との関係を示した。第
１図の横軸は粉末活性炭を熱処理した時の温度である。
縦軸は、電気二重層コンデンサのESRである。粉末活性
炭の熱処理の温度を上げていくと電気二重層コンデンサ
のESRは、1000℃以上で低下し、従来の約1/2まで小さく
なる。
層コンデンサ40個のESRの平均値との関係を示した。第
１図の横軸は粉末活性炭を熱処理した時の温度である。
縦軸は、電気二重層コンデンサのESRである。粉末活性
炭の熱処理の温度を上げていくと電気二重層コンデンサ
のESRは、1000℃以上で低下し、従来の約1/2まで小さく
なる。
カーボンペースト電極に熱処理を加えた粉末活性炭を
用いることにより従来より低いESRの電気二重層コンデ
ンサを実現できた。
用いることにより従来より低いESRの電気二重層コンデ
ンサを実現できた。
また、本発明の電気二重層コンデンサは、表−１に示
すように、ESR以外の特性は従来と同等である。
すように、ESR以外の特性は従来と同等である。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明は、カーボンペースト電極
の粉末活性炭を熱処理することにより、電気二重層コン
デンサのESRを低くできる効果がある。
の粉末活性炭を熱処理することにより、電気二重層コン
デンサのESRを低くできる効果がある。
このように本発明のカーボンペースト電極は、工業的
価値大なるものがある。
価値大なるものがある。
第１図は本発明により得られた電気二重層コンデンサに
おいて粉末活性炭の熱処理温度と電気二重層コンデンサ
のESRとの関係を示すグラフであり、サンプル数40個の
平均値をプロットした図、第２図は本発明のカーボンペ
ースト電極を適用した電気二重層コンデンサの基本セル
の縦断面図、第３図は本発明の基本セルより成る電気二
重層コンデンサの縦断面図、第４図は従来の電気二重層
コンデンサの基本セルの縦断面図、第５図は従来の基本
セルより成る電気二重層コンデンサの縦断面図である。 1a……本発明の基本セル、1b……従来の基本セル、２…
…導電性セパレータ、3a……本発明のカーボンペースト
電極、3b……従来のカーボンペースト電極、４……非導
電性ガスケット、５……多孔性セパレータ、６……積層
体、７……絶縁ケース、８……金属外装ケース、９……
電極板、10……電極。
おいて粉末活性炭の熱処理温度と電気二重層コンデンサ
のESRとの関係を示すグラフであり、サンプル数40個の
平均値をプロットした図、第２図は本発明のカーボンペ
ースト電極を適用した電気二重層コンデンサの基本セル
の縦断面図、第３図は本発明の基本セルより成る電気二
重層コンデンサの縦断面図、第４図は従来の電気二重層
コンデンサの基本セルの縦断面図、第５図は従来の基本
セルより成る電気二重層コンデンサの縦断面図である。 1a……本発明の基本セル、1b……従来の基本セル、２…
…導電性セパレータ、3a……本発明のカーボンペースト
電極、3b……従来のカーボンペースト電極、４……非導
電性ガスケット、５……多孔性セパレータ、６……積層
体、７……絶縁ケース、８……金属外装ケース、９……
電極板、10……電極。
Claims (2)
- 【請求項１】粉末活性炭と電解質溶液との混合物を電極
とする電気二重層コンデンサ用カーボンペースト電極に
おいて、前記粉末活性炭として活性炭粒子間の接触抵抗
を下げるように熱処理された粉末活性炭が使用されてい
ることを特徴とするカーボンペースト電極。 - 【請求項２】前記粉末活性炭は温度1000℃以上で熱処理
されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
のカーボンペースト電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63155483A JP2666848B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | カーボンペースト電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63155483A JP2666848B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | カーボンペースト電極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01321620A JPH01321620A (ja) | 1989-12-27 |
| JP2666848B2 true JP2666848B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=15607033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63155483A Expired - Lifetime JP2666848B2 (ja) | 1988-06-22 | 1988-06-22 | カーボンペースト電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2666848B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2600939B2 (ja) * | 1989-12-28 | 1997-04-16 | いすゞ自動車株式会社 | 電気二重層コンデンサの電極の製造方法 |
| EP0763509A4 (en) | 1995-03-30 | 1997-06-11 | Nippon Oxygen Co Ltd | POROUS CARBONATED MATERIAL, METHOD FOR PRODUCING THE SAME AND USE THEREOF |
| JP3191941B2 (ja) * | 1995-04-27 | 2001-07-23 | 日本酸素株式会社 | 電気二重層キャパシタ用炭素材の製造方法並びに炭素電極および電気二重層キャパシタ |
| JPH10312937A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Nippon Sanso Kk | 電気二重層キャパシタ用炭素材の製造方法並びに炭素電極および電気二重層キャパシタ |
| US7625839B2 (en) | 2000-05-09 | 2009-12-01 | Mitsubishi Chemical Corporation | Activated carbon for use in electric double layer capacitors |
| CN111221363B (zh) * | 2020-01-16 | 2021-10-08 | 宁波市江北九方和荣电气有限公司 | 一种机车电容在线运行温度检测方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60189162A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 分極性電極の製造法 |
-
1988
- 1988-06-22 JP JP63155483A patent/JP2666848B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01321620A (ja) | 1989-12-27 |
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