JP2665654B2 - ラックに対するプリント配線板の受取機及び投入機 - Google Patents

ラックに対するプリント配線板の受取機及び投入機

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JP2665654B2
JP2665654B2 JP6265436A JP26543694A JP2665654B2 JP 2665654 B2 JP2665654 B2 JP 2665654B2 JP 6265436 A JP6265436 A JP 6265436A JP 26543694 A JP26543694 A JP 26543694A JP 2665654 B2 JP2665654 B2 JP 2665654B2
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政弘 安藤
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ダイワ技研株式会社
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑で細かい形状の多
数の配線回路を有するプリント配線板を製造する加工ラ
インにおいて使用されて、加工途中にあるプリント配線
板を、間に保護紙を介在させた状態でラックに積み込む
受取機、及びラック上のプリント配線板を加工ラインに
向けて送り出す投入機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つのプリント配線板を完成するために
は、その基板に対する穴開加工やエッチング加工、及び
これらに付随する種々な加工を施さなければならない。
そのための加工処理は、ラインを代えて、あるいは一つ
のライン中に区画部分を設けて個別に行われるのであ
り、そのラインまたは区画部分において種々な加工・処
理を基板に施すことにより、ようやく1つのプリント配
線板が完成される。
【0003】また、1つのプリント配線板をとってみる
と、そこに形成してある配線回路は非常に細かく多数に
なってきており、特に製造途中にある場合には、エッチ
ングあるいはメッキされたばかりの配線回路がむき出し
になっているものである。このため、各配線回路は、そ
の加工・処理が完成するまでの間は非常に不安定かつ損
傷を受け易いものであるため、加工・処理の間は、何等
かの保護を講じなければならない。
【0004】そして、この種のプリント配線板は、その
製造・処理をなるべく自動化して、品質の向上とコスト
の低減を図らなければならないものであり、出願人も種
々な加工ライン、及びこれに付随する種々な機器を開発
し、提案してきているものである。例えば、出願人は、
特公平3−3400号公報において「プリント基板のラ
ック収納装置」を提案しているのであるが、その基本思
想は、1つの加工・処理を行なうラインと、次の加工・
処理を行なうラインとの間に、加工途中にある多数のプ
リント配線板を積み込むラックを移動させる、というこ
とである。
【0005】このラックは、多数のプリント配線板を立
てた状態で収納するものであり、各プリント配線板が互
いに接触しないように、あるいは、互いの重量が大きく
かからないようにすることができて、かつ次のラインへ
の送り込みも容易に行えることができることから、大量
のプリント配線板の加工・処理を自動化するにあたって
非常に有用なものである。ところが、前述したように、
配線回路が微細かつ大量のものになってくると、各プリ
ント配線板の保護を確実に行うためには、その間に保護
紙を介在させなければならなくなり、各プリント配線板
のラックに対する出入りは、1つのプリント配線板に一
枚の保護紙を介在させた状態で行わなければならなくな
ってきたのである。
【0006】そこで、本発明は、ラックに対するプリン
ト配線板の出入りを、保護紙を介在させた状態で行うよ
うにするにはどうしたらよいかについて種々検討を重ね
てきた結果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、保護紙を介在させることによって各プリント
配線板の保護を行いながら、プリント配線板の加工ライ
ンに対する投入、及びプリント配線板の加工ラインから
の受取りを1つのラックに対して確実に行えるようにす
ることである。
【0008】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、1つの加工ラインにおける加工・処理
が済んだプリント配線板を、保護紙を介在させながらラ
ック上に起立状態で積み込むことができ、プリント配線
板の保護を確実に行うことのできる受取機を簡単な構成
によって提供することにある。
【0009】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、1つの加工ラインにおける加工・処理を行なう
べく、この加工ラインに対して、介在してあった保護紙
を取り除きながら各プリント配線板を投入することがで
き、プリント配線板の保護を確実に行うことのできる投
入機を簡単な構成によって提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、実施
例において使用する符号を付して説明すると、「プリン
ト配線板40の加工ライン60において使用され、この
加工ライン6上を送られてきた多数のプリント配線板4
0を受け取るに際して、これら多数のプリント配線板4
0を、その各間に保護紙41を介在させながらラック5
0に対して搬入する受取機10であって、加工ライン6
0の後端側に配置されて各プリント配線板40を略水平
状に搬出する第一搬出路11と、この第一搬出路11の
後端側下部に配置されてラック50を出入させる第二搬
出路12と、第一搬出路11の後端に付設されて搬送さ
れてきた各プリント配線板40をラック50上に略立設
状態で移送する移送装置30と、第一搬出路11上にこ
れと交差して配置した第三搬出路13と、この第三搬出
路13上を往復動して載置台16上の保護紙41を第一
搬出路11上のプリント配線板上に供給する保護紙供給
装置14とを備えたことを特徴とするラックに対するプ
リント配線板の受取機10」である。
【0011】すなわち、本発明に係る受取機10は、1
つの加工ライン60の後端側(終端側)に配置されるも
ので、この加工ライン60によって加工・処理の済んだ
プリント配線板40をその第1搬出路11によって水平
状態のまま受取り、この第1搬出路11の搬送によって
その後端に待機している移送装置30の揺動アーム31
上に移送し、揺動アーム31の起立によって第1搬出路
11の後端に位置する第2搬出路12上に待機している
ラック50上に起立状態で積み込むものである。そし
て、各プリント配線板40が移送装置30の揺動アーム
31上にあるときに、第3搬出路13上を往復する保護
紙供給装置14によって、載置台16上に用意してある
保護紙41を一枚づつプリント配線板40上に載せるも
のである。
【0012】一方、請求項2に係る投入機20は、上記
請求項1に係る受取機10とともにプリント配線板40
の製造ラインの構成要素として一般的に組み合わせて用
いられ、またそのことが極めて適切となるものであり、
上記課題を解決するために採った手段は、実施例におい
て使用する符号を付して説明すると、「プリント配線板
40の加工ライン60において使用され、この加工ライ
ン60上に、各間に保護紙41を介在させた多数のプリ
ント配線板40を、ラック50を介して投入するに際し
て、これら多数のプリント配線板40を、その各間の保
護紙41を取り出しながらラック50から加工ライン6
0上に投入する投入機20であって、このラック50を
出入させる第一搬入路21と、この第一搬入路21の後
端側上部に配置させる第二搬入路22と、この第二搬入
路22の後端側に付設されてラック50によって搬送さ
れてきた各プリント配線板40を第二搬入路22上に略
水平状態で移送する移送装置30と、第二搬入路22の
後端側に連続的に配置されてその後端部を中心に上下動
する第三搬入路23と、この第三搬入路23の後端に連
続して加工ライン60に連続する第四搬入路24と、第
二搬入路22の後端側またはこれと第三搬入路23との
間に配置されて、第二搬入路22上を送られてきたもの
がプリント配線板40か保護紙41かを選別して第三搬
入路23を上動させる信号を発する検出器25と、第三
搬入路23の下方に配置されて保護紙41を収納する回
収ボックス26とを備えたことを特徴とするラックに対
するプリント配線板の投入機20」である。
【0013】すなわち、この投入機20は、上記請求項
1におけるのとは別の加工ライン60の前端側(始端
側)に配置されるもので、上記受取機10によって多数
のプリント配線板40を保護紙41を介在させた状態で
起立させたラック50を、その第1搬入路21上に載置
して、このラック50からプリント配線板40または保
護紙41を移送装置30によって取り出して第2搬入路
22上に送るものである。このとき、第2搬入路22上
を送られてきたものが保護紙41である場合には、検出
器25によってこれが検出されて第3搬入路23の前端
が上動されるのであり、保護紙41は第3搬入路23の
下方の回収ボックス26内に回収されるものである。一
方、第2搬入路22上を送られてきたものがプリント配
線板40である場合には、第3搬入路23は水平状態の
ままとなるものであり、この投入機20は、第2搬入路
22上のプリント配線板40を第3搬入路23及びこれ
に連続する第4搬入路24を通って、この第4搬入路2
4の先端に位置する次の加工ライン60にそのまま送り
出すようにしたものである。
【0014】
【発明の作用】次に、各請求項に係る受取機10及び投
入機20の作用について説明するが、これらの受取機1
0及び投入機20は、図9に示すように、プリント配線
板40を製造するための各種加工または処理を行う加工
ライン60に付設して使用するものであり、1つの加工
ライン60の前後両端側にそれぞれ投入機20及び受取
機10を付設することもあるが、各種加工を行なう各加
工ライン60の長さ等の状況によって、受取機10を1
つの加工ライン60の後端とラック50の搬送を行なう
ラック搬送路との間に配置し、投入機20を他の加工ラ
イン60の前端側に配置することも行われるものであ
る。要するに、これら受取機10及び投入機20は、プ
リント配線板40を製造するライン中の所定位置に、1
基またはそれ以上使用されるものである。
【0015】(受取機10の作用について)この受取機
10は、1つの加工ライン60から出てきた多数のプリ
ント配線板40を、その各間に保護紙41を介在させな
がらラック50上に起立状態で積み込むものであり、そ
の作用を、1つのプリント配線板40の動きを中心にし
て説明すると、次の通りである。
【0016】まず、1つの加工ライン60から、そこで
の加工・処理が済んだプリント配線板40が、図4の仮
想線にて示すように、加工ライン60の後端から第1搬
出路11上に向けて搬送される。このとき、移送装置3
0の揺動アーム31は、図1及び図4に示すように、第
1搬出路11の搬出端側上にあって、その上にプリント
配線板40が来るのを待機しているのであり、また第3
搬出路13上では、図1に示したように、各プリント配
線板40を保護紙41を介在させた状態で積み込むべく
保護紙供給装置14が待機している。そして、この保護
紙供給装置14は、図4に示したように、保護紙41を
つかむべく、載置台16上に多数積み重ねた保護紙41
上に待機した状態にある。
【0017】ここで、プリント配線板40が第1搬出路
11上に載ることにより前方へ移送されて、このプリン
ト配線板40が移送装置30の揺動アーム31上に完全
に載ったことが図示しない検知器によって検知される
と、保護紙供給装置14が載置台16上の一番上の保護
紙41を吸着パッドにより吸着して持ち上げるととも
に、その状態で第2搬出路12上を図1の図示右方に移
動する。この保護紙供給装置14のプリント配線板40
に対する位置が正しいことが確認されると、保護紙供給
装置14の吸着パッドが下降してその吸着を停止する。
これにより、一枚のプリント配線板40上に一枚の保護
紙41が載置されることになるから、保護紙供給装置1
4はその吸着パッドを上昇させて第2搬出路12上を元
の位置に向けて移動する。
【0018】保護紙供給装置14が邪魔にならなくなっ
たことが確認されると、移送装置30を構成している揺
動アーム31がプリント配線板40及び保護紙41をつ
かんだ状態で第1搬出路11側に立ち上がり、プリント
配線板40及び保護紙41をラック50上に立てかけた
状態に積み込むのである。このとき、以下の実施例で
は、移送装置30は第1搬出路11の前端下方からラッ
ク50の傾斜台51間を通して突出してくる押棒32を
有したものを採用しており、ラック50上に立ち上げ状
態で積み込まれたプリント配線板40及び保護紙41は
この押棒32によって暫時押圧された状態となる。
【0019】そこで、移送装置30の揺動アーム31
は、再び第1搬出路11上に移動して図4に示したよう
な状態となり、次に送られてくるプリント配線板40を
待機するのである。この揺動アーム31が、次のプリン
ト配線板40及び保護紙41とともにラック50側に回
動すると、前述した押棒32は第1搬出路11の下方に
後退し、各プリント配線板40及び保護紙41の積み重
ねを可能にすることは言うまでもない。
【0020】以上の作用によって、ラック50上に所定
量のプリント配線板40が保護紙41とともに積み込ま
れれば、この受取機10は、他の部分の作動を停止させ
て第3搬出路13のみを作動させるものであり、これに
より、多数のプリント配線板40をその間に保護紙41
を介在させた状態で積み込んだラック50を、次の加工
ライン60またはラック搬送路に向けて送り出すのであ
る。なお、次のカラのラック50は、別の搬送路を利用
して第1搬出路11上に送り込まれるのものである。
【0021】(投入機20の作用について)投入機20
は、ラック50上に積み込んであるプリント配線板40
及び保護紙41をそれぞれ選別しながら、プリント配線
板40のみを1つの加工ライン60上に送り出すもので
あるが、前述した受取機10の作動を逆にすることによ
ってこの受取機10を投入機20とすることも可能であ
る。しかしながら、以下の実施例にて示す投入機20の
ように構成した場合には、次のような作用をなすことに
なる。
【0022】まず、前工程側の加工ライン60(図8で
は図示右側)またはラック搬送路からは、多数の起立状
態のプリント配線板40を保護紙41を介在させた状態
で積み込んであるラック50が第1搬入路21上に移送
されてくる。このことが図示しない検知器によって検知
されると、移送装置30が作動し始めてその吸着パッド
33が最初にあるプリント配線板40または保護紙41
の下部を吸着して、既に起立状態にある揺動アーム31
に向けて少し引き込む。これにより、引き込まれたプリ
ント配線板40または保護紙41と、ラック50上の次
の保護紙41またはプリント配線板40間に隙間ができ
るから、この隙間内に下方にあった押棒32が突出して
くるのであり、この突出してきた押棒32によって吸着
パッド33によって下部が吸着されているプリント配線
板40または保護紙41の上部が揺動アーム31側に押
しつけられるのである。これにより、プリント配線板4
0または保護紙41は、1枚づつ揺動アーム31側に送
られるのであり、揺動アーム31はそのまま第2搬入路
22側に倒れるのである。
【0023】以上のようにして、第2搬入路22上には
プリント配線板40または保護紙41が交互に載置され
ることになるから、第2搬入路22はプリント配線板4
0または保護紙41を次の第3搬入路23に向けて搬入
するのである。ここで、第2搬入路22と第3搬入路2
3間には検出器25が配置してあって、この検出器25
が第2搬入路22上を送られてきたものがプリント配線
板40であるか保護紙41であるかを常に検出してお
り、保護紙41であれば第3搬入路23の前端(保護紙
41やプリント配線板40が第2搬入路22から送り込
まれる側)を上動すべく上動器29を作動させるのであ
る。
【0024】従って、第2搬入路22側から送られてき
たものがプリント配線板40であれば、これを検出した
検出器25は上動器29を作動させないから第3搬入路
23は水平状態のままであり、プリント配線板40は第
2搬入路22から第3搬入路23上に滑らかに搬送され
ることになる。この第3搬入路23の前端には、次の加
工・処理を行なう加工ライン60に連なる第4搬入路2
4が配置してあるから、第2搬入路22から送られてき
たプリント配線板40は、第3搬入路23及び第4搬入
路24を通して加工ライン60側に搬入されることにな
るのである。
【0025】これに対して、第2搬入路22上を送られ
てきたものが保護紙41である場合には、これを検出し
た検出器25が上動器29を作動させる信号を発し、こ
れにより、第3搬入路23の前端は図5に示すようには
ね上げられるのである。これにより、第2搬入路22の
後端には何もないことになって第2搬入路22上を送ら
れてまた保護紙41は、第3搬入路23の下方にある回
収ボックス26上に落下することになるのである。
【0026】以上の作用により、ラック50上に保護紙
41を介在させて積み込まれた各プリント配線板40
は、保護紙41を取り除いたものとして、次工程の加工
ライン60側に連続的に送り出されることになるのであ
る。
【0027】なお、本実施例の投入機20においては、
第1搬入路21及び第2搬入路22を支持する第1基枠
27と、第3搬入路23及び第4搬入路24を支持する
回収ボックス26とに分割してあり、この回収ボックス
26側において第4搬入路24の長さを自動に選定し得
るようにしてあるため、各加工ライン60がどのような
配列になっていても、この回収ボックス26及び第4搬
入路24の長さを調整することにより、十分適用し得る
ものであり、汎用性が簡単に高められるようにしてあ
る。
【0028】
【実施例】次に、各請求項に係る発明を、図面に示した
実施例である受取機10及び投入機20を中心にして説
明すると、次の通りである。
【0029】(請求項1に係る受取機10について)図
1には、請求項1に係る受取機10の斜視図が示してあ
り、この受取機10は、加工ライン60の後端側に配置
されて各プリント配線板40を略水平状に搬出する第一
搬出路11と、この第一搬出路11の後端側下部に配置
されてラック50を出入させる第二搬出路12と、第一
搬出路11の後端に付設されて搬送されてきた各プリン
ト配線板40をラック50上に略立設状態で移送する移
送装置30と、第一搬出路11上にこれと交差して配置
した第三搬出路13と、この第三搬出路13上を往復動
して載置台16上の保護紙41を第一搬出路11上のプ
リント配線板上に供給する保護紙供給装置14とを備え
たものであって、これら各構成部材は、1つの加工ライ
ン60の後端側に設置される基枠15に支持してあるも
のである。
【0030】第1搬出路11は、多数の受承ローラを駆
動軸上に支持し、このような駆動軸を水平で互いに平行
になるように多数配列することにより構成したものであ
る。一方、第2搬出路12は、図1に示したように、例
えばラック50を載置して搬送する搬送ベルトと、この
搬送ベルトの両側にラック50の幅に対応して配置した
多数の案内ローラからなるものである。また、第3搬出
路13は、図1〜図3に示すように、基枠15の前端上
部に第1搬出路11に直交する状態で設けた支持梁上に
組付けられた案内ロッドと、この案内ロッドに組付けら
れた支持板と、この支持板を往復動させる駆動装置とか
らなるものである。
【0031】この第3搬出路13を構成している支持板
上には、保護紙供給装置14が組付けてある。本実施例
の保護紙供給装置14は、基枠15の所定位置に設けた
載置台16上の保護紙41を吸着パッドにより吸着し
て、各保護紙41の供給を行なうものであり、そのため
の吸着パッドやこれを上下動させるためのエアシリンダ
等をその構成部材としているものである。
【0032】移送装置30は、水平状態で送られてきた
プリント配線板40等を、ラック50上に起立状態で積
み込むものであり、第1搬出路11の前端(図1及び図
3では図示左側)側に組込まれるものである。そして、
この移送装置30は、第1搬出路11上のプリント配線
板40等を受け取るべく、第1搬出路11を構成してい
る各受承ローラ間に延在することになる2本の揺動アー
ム31と、第2搬出路12の下方に収納されていてプリ
ント配線板40等がラック50側に積み込まれたとき突
出してきてこのプリント配線板40等をラック50の支
持板52側に押し付ける押棒32とを有しているもので
ある。
【0033】なお、この受取機10及び後述する投入機
20で共通して使用されることになるラック50は、図
2または図7に示すように、第1搬出路11上に載置さ
れて図示右方が高くなった傾斜台51と、この傾斜台5
1の後端に立設されてその支持面の上部が後傾する支持
板52とを有しているものであり、この支持板52に
は、図1に示したように開口が形成してあるものであ
る。
【0034】勿論、この受取機10を構成している各部
材は、1つのプリント配線板40の状態に応じて一定の
シークェンスで作動するものであるから、プリント配線
板40の状態を常に把握するための各種のスイッチや検
出器からの信号に応じて、各部材が作動・停止するよう
にしてある。そのための制御機構や、電動機、エア供給
機等は、基枠15内に組み込んであるものである。
【0035】(請求項2に係る投入機20について)図
5には、請求項2に係る投入機20の斜視図が示してあ
り、この投入機20は、ラック50を出入させる第一搬
入路21と、この第一搬入路21の後端側上部に配置さ
せる第二搬入路22と、この第二搬入路22の後端側に
付設されてラック50によって搬送されてきた各プリン
ト配線板40を第二搬入路22上に略水平状態で移送す
る移送装置30と、第二搬入路22の後端側に連続的に
配置されてその後端部を中心に上下動する第三搬入路2
3と、この第三搬入路23の後端に連続して加工ライン
60に連続する第四搬入路24と、第二搬入路22の後
端側またはこれと第三搬入路23との間に配置されて、
第二搬入路22上を送られてきたものがプリント配線板
40か保護紙41かを選別して第三搬入路23を上動さ
せる信号を発する検出器25と、第三搬入路23の下方
に配置されて保護紙41を収納する回収ボックス26と
を備えたものである。この投入機20を構成している各
部材の殆どは、その第1基枠27側に組付けてあるが、
第3搬入路23及びこれの傾動を行なう上動器29、第
4搬入路24及び回収ボックス26は、図5に示したよ
うに、第1基枠27側に交換自在に取付けられる第2基
枠28に組付けてあるものである。
【0036】第1搬入路21は、前述した受取機10側
の第2搬出路12と略同様に構成したものであり、第2
搬入路22、第3搬入路23及び第4搬入路24は、前
述した受取機10側の第1搬出路11と略同様に構成し
たものである。また、特に第3搬入路23は、図7に示
したように、第2基枠28とは独立した枠体を一つの構
成部材としているものであり、この枠体の後端部(図7
では図示右側)を第2基枠28に回動自在に連結すると
ともに、第2基枠28側に固定した上動器29が接続し
てある。これにより、この第3搬入路23は、上動器2
9が作動したときには、その前端側(図7では図示左
側)が上動して図5に示したような状態となり、上動器
29が非作動状態にあるときには、その前後の第2搬入
路22及び第4搬入路24とともに1つの水平面を形成
するものである。
【0037】そして、第2搬入路22の後端側、あるい
はこの第2搬入路22と第3搬入路23との間には、図
8に示すように検出器25が配置してある。この検出器
25は、第2搬入路22上を送られてきたものがプリン
ト配線板40なのか保護紙41なのかを検出するもので
あり、本実施例では所謂金属検知器を採用している。す
なわち、プリント配線板40は例えば銅張積層板を材料
として形成されるものであり、その銅は配線回路として
残されるものであるから、プリント配線板40は、その
材料状態から完成品となるまでの全ての状態において金
属を含むものであり、一方保護紙41は当然に金属を含
まないから、両者の区別はこの金属探知機である検出器
25によって簡単に区別されるものである。勿論、この
検出器25が第2搬入路22上を送られてきたものがプ
リント配線板40であることを検出すれば、前述した上
動器29を作動させるための信号を発するものであるこ
とは言うまでもない。
【0038】なお、この検出器25としては種々なもの
が考えられる。すなわち、保護紙41はプリント配線板
40の保護を行うためのものであれば十分であるから、
この保護紙41を光透過可能な材料または厚さのものに
すれば、検出器25としては光センサーであってもよ
い。また、保護紙41は一般に可撓性を有したものであ
るから、これに例えば圧縮空気(前述した受取機10の
保護紙供給装置14は勿論、上動器29においても使用
されている)を吹き付けるようにして、これによって折
れ曲がった保護紙41を検出するリミットスイッチのよ
うなものを検出器25として採用して実施してもよいも
のである。
【0039】この投入機20においても、受取機10の
場合と同様に移送装置30を採用している。この移送装
置30は、ラック50が搬入される第2搬入路22に対
し、プリント配線板40を送り出すための第2搬入路2
2の高さを高くして、ラック50上の起立状態にあるプ
リント配線板40等を第2搬入路22上に略水平状態で
移送するためのものであり、ラック50上のプリント配
線板40等の下部を吸着して引き出す吸着パッド33
と、この吸着パッド33によって引き出されたプリント
配線板40の下部を略起立状態(図5参照)になって受
け取る揺動アーム31と、この揺動アーム31に受け取
られたプリント配線板40等とまだラック50上にある
プリント配線板40等との間に下方から突出してきた挿
入される押棒32とを有しているものである。勿論、プ
リント配線板40等を受け取った起立状態にある揺動ア
ーム31は、プリント配線板40等を送り出すために、
図示しない駆動装置によって図8に示したように略水平
となるべく回動されるものである。
【0040】そして、この投入機20は、図5に示した
ように、第3搬入路23の下方に保護紙41を回収する
ための回収ボックス26が配置してあり、この回収ボッ
クス26内には、第3搬入路23の後端が上動器29に
よって持ち上げられたとき、すなわち第2搬入路22上
に送られてきたものが保護紙41であるときに、この第
2搬入路22の前端側に形成された開口から各保護紙4
1が落下するものである。
【0041】なお、本実施例の投入機20においては、
前述した通り二つの第1基枠27及び第2基枠28によ
って各部材が支持してあり、特に第2基枠28には第3
搬入路23と第4搬入路24とを支持するようにしてい
るので、この第4搬入路24の長さを調整しものとして
第2基枠28を構成すれば、当該投入機20の第1基枠
27側の構成を全く変えないで投入機20全体の大きさ
が自由に変えられるものである。従って、この投入機2
0は、各加工ライン60の状況に応じて自由に大きさを
変えることができ、汎用性の高いものとなっているもの
である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記実施例に例示した如く、「プリン
ト配線板40の加工ライン60において使用され、この
加工ライン60上を送られてきた多数のプリント配線板
40を受け取るに際して、これら多数のプリント配線板
40を、その各間に保護紙41を介在させながらラック
50に対して搬入する受取機10であって、加工ライン
60の後端側に配置されて各プリント配線板40を略水
平状に搬出する第一搬出路11と、この第一搬出路11
の後端側下部に配置されてラック50を出入させる第二
搬出路12と、第一搬出路11の後端に付設されて搬送
されてきた各プリント配線板40をラック50上に略立
設状態で移送する移送装置30と、第一搬出路11上に
これと交差して配置した第三搬出路13と、この第三搬
出路13上を往復動して載置台16上の保護紙41を第
一搬出路11上のプリント配線板上に供給する保護紙供
給装置14とを備えたこと」にその構成上の特徴があ
り、これにより、1つの加工ラインにおける加工・処理
が済んだプリント配線板を、保護紙を介在させながらラ
ック上に起立状態で積み込むことができ、プリント配線
板の保護を確実に行うことのできる受取機を簡単な構成
によって提供することができるのである。
【0043】また、請求項2に係る発明においては、
「プリント配線板40の加工ライン60において使用さ
れ、この加工ライン60上に、各間に保護紙41を介在
させた多数のプリント配線板40を、ラック50を介し
て投入するに際して、これら多数のプリント配線板40
を、その各間の保護紙41を取り出しながらラック50
から加工ライン60上に投入する投入機20であって、
このラック50を出入させる第一搬入路21と、この第
一搬入路21の後端側上部に配置させる第二搬入路22
と、この第二搬入路22の後端側に付設されてラック5
0によって搬送されてきた各プリント配線板40を第二
搬入路22上に略水平状態で移送する移送装置30と、
第二搬入路22の後端側に連続的に配置されてその後端
部を中心に上下動する第三搬入路23と、この第三搬入
路23の後端に連続して加工ライン60に連続する第四
搬入路24と、第二搬入路22の後端側またはこれと第
三搬入路23との間に配置されて、第二搬入路22上を
送られてきたものがプリント配線板40か保護紙41か
を選別して第三搬入路23を上動させる信号を発する検
出器25と、第三搬入路23の下方に配置されて保護紙
41を収納する回収ボックス26とを備えた」ことにそ
の構成上の特徴があり、これにより、1つの加工ライン
における加工・処理を行なうべく、この加工ラインに対
して、介在してあった保護紙を取り除きながら各プリン
ト配線板を投入することができ、プリント配線板の保護
を確実に行うことのできる投入機を簡単な構成によって
提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る受取機の斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】請求項2に係る投入機の斜視図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】同平面図である。
【図9】本発明に係る受取機及び投入機と、これらが使
用される加工ラインとの関係を概略的に示した平面図で
ある。
【符号の説明】
10 受取機 11 第1搬出路 12 第2搬出路 13 第3搬出路 14 保護紙供給装置 15 基枠 16 載置台 20 投入機 21 第1搬入路 22 第2搬入路 23 第3搬入路 24 第4搬入路 25 検出器 26 回収ボックス 27 第1基枠 28 第2基枠 29 上動器 30 移送装置 31 揺動アーム 32 押棒 33 吸着パッド 40 プリント配線板 41 保護紙 50 ラック 51 傾斜台 52 支持板 60 加工ライン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板の加工ラインにおいて使用
    れ、この加工ライン上を送られてきた多数のプリント
    配線板を受け取るに際して、これら多数のプリント配線
    板を、その各間に保護紙を介在させながらラックに対し
    て搬入する受取機であって、 前記加工ラインの後端側に配置されて前記各プリント配
    線板を略水平状に搬出する第一搬出路と、この第一搬出
    路の後端側下部に配置されて前記ラックを出入させる第
    二搬出路と、前記第一搬出路の後端に付設されて搬送さ
    れてきた各プリント配線板を前記ラック上に略立設状態
    で移送する移送装置と、前記第一搬出路上にこれと交差
    して配置した第三搬出路と、この第三搬出路上を往復動
    して載置台上の保護紙を前記第一搬出路上のプリント配
    線板上に供給する保護紙供給装置とを備えたことを特徴
    とするラックに対するプリント配線板の受取機。
  2. 【請求項2】プリント配線板の加工ラインにおいて使用
    れ、この加工ライン上に、各間に保護紙を介在させた
    多数のプリント配線板を、ラック5介して投入するに際
    して、これら多数のプリント配線板を、その各間の前記
    保護紙を取り出しながら前記ラックから前記加工ライン
    上に投入する投入機であって、 このラックを出入させる第一搬入路と、この第一搬入路
    の後端側上部に配置させる第二搬入路と、この第二搬入
    路の後端側に付設されて前記ラックによって搬送されて
    きた各プリント配線板を前記第二搬入路上に略水平状態
    で移送する移送装置と、前記第二搬入路の後端側に連続
    的に配置されてその後端部を中心に上下動する第三搬入
    路と、この第三搬入路の後端に連続して加工ラインに連
    続する第四搬入路と、前記第二搬入路の後端側またはこ
    れと前記第三搬入路との間に配置されて、前記第二搬入
    路上を送られてきたものがプリント配線板か保護紙かを
    選別して前記第三搬入路を上動させる信号を発する検出
    器と、前記第三搬入路の下方に配置されて前記保護紙を
    収納する回収ボックスとを備えたことを特徴とするラッ
    クに対するプリント配線板の投入機。
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