JP2665086B2 - 射出成形機におけるグラフィック画像上の数値読み取り方式 - Google Patents

射出成形機におけるグラフィック画像上の数値読み取り方式

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JP2665086B2 JP3229750A JP22975091A JP2665086B2 JP 2665086 B2 JP2665086 B2 JP 2665086B2 JP 3229750 A JP3229750 A JP 3229750A JP 22975091 A JP22975091 A JP 22975091A JP 2665086 B2 JP2665086 B2 JP 2665086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機におけるグラ
フィック画像上の数値読み取り方式に係り、特に、連続
運転中の運転データを取り込んで格納するマイクロコン
ピュータ(以下マイコンと称す)と該マイコンの制御の
下に各種モード画像を表示可能な表示装置とを具備した
射出成形機におけるグラフィック画像上の数値読み取り
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のマイコン制御の射出成形機は、カ
ラーCRTディスプレイ、カラーLCDディスプレイ等
の表示装置を具備しており、この表示装置によって、自
動成形運転のための成形運転条件を設定または確認する
ための各種設定条件表示モード画像、自動成形運転中の
多数の計測項目の実測データを表示するための各種実測
データ表示モード画像、定期点検時期に自動的に点検項
目を表示して定期点検を促すための定期点検モード画
像、異常発生時にこの旨を認知させるためのアラームモ
ード画像等々を表示するようになっている。
【0003】ところで、上記した実測データ表示モード
で表示される画像は、従来は数字を羅列して示すことが
多く、これでは例えば射出行程等の運転特性が一瞥で把
握しづらいという問題があった。この点に鑑み本願出願
人は、射出行程の実測データを設定値とともに表示画面
上にグラフィック画像で表示させ得る機能をもつマシン
(射出成形機)を開発し、特開平2−26724号とし
て提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した先願のよう
に、速度,圧力の実測データや設定データをグラフィッ
ク表示可能にすると、射出行程中における速度,圧力の
変化特性が一目で把握でき、監視・識別性が大いに向上
する。しかしながら、従来のこの種グラフィック画像表
示機能を備えた射出成形機においては、表示画面上で直
接グラフのデータを迅速・的確に読み取ることへの配慮
がさほどまでに払われておらず、表示画面に表示された
グラフ上の任意の点の値や、グラフ上の任意の2点間の
X,Y軸方向の距離を迅速・的確に読み取るのが困難で
あった。このため、例えば従来はグラフィック画像デー
タを一度プリントアウトしてから、物差し等によって距
離を正確に計測し、且つこれをグラフィック画像の目盛
のスケール値に応じて電卓等で換算し、グラフデータ上
の任意の2点間の距離、すなわち、X軸方向においては
ストローク,時間等を、Y軸方向においては速度,圧力
等を求めることを余儀なくされていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、表示画面上のグラフからの値
の読み取りが、迅速・的確に行なうことのできる射出成
形機におけるグラフィック画像上の数値読み取り方式を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、設定された各運転条件値と各センサから
の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
は、予め定められた成形運転プログラムに従ってチャー
ジ行程、型開閉行程、射出行程、エジェクト行程等の一
連の成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転
条件の実測データを取り込んで格納し、また、オペレー
タの指示によって前記マイクロコンピュータは前記設定
された運転条件値あるいは前記取り込んだ実測データを
変換処理して、マシンに付設された表示装置に設定デー
タあるいは実測データのグラフィック画像を表示する射
出成形機におけるグラフィック画像上の数値読み取り方
式において、表示された1つ以上のグラフから所望のグ
ラフを指定し、指定されたグラフ上にその交点が常に乗
った状態で表示画面上を平行移動操作可能なクロスヘア
カーソルによって、前記指定されたグラフ上の任意の2
点を指定し、この指定された2点の座標値、並びに2点
間のX,Y軸方向の距離を示す値を、グラフィック画像
が表示されている表示画面上にウィンド表示するように
される。
【0007】
【作用】マシン全体の制御を司るマイコンは、自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータを、連続する所定回数のショットにわたって取り込
み、これを所定記憶エリアに書き替え可能に格納する。
そして、オペレータが所望する実測データ表示画像の1
つを呼び出し・選択すると、マイコン内の表示処理部
は、予め定められた画像生成プログラムに基づき、グラ
フ表示用枠領域内にグラフ目盛格子を作成すると共に目
盛数値を作成し、グラフ表示用枠領域内に実測データグ
ラフを線描・合成させ、これをマシンのカラーCRTデ
ィスプレイ等の表示装置に表示させる。この状態でオペ
レータが、クロスヘアスケールによる計測を所望してク
ロスヘアカーソルONモードにすると、前記表示処理部
は、各ショットの進行に合わせて更新表示されるモード
にあった実測データ表示モードから、現在表示されてい
るグラフィック画像を固定するモードに移行してグラフ
の更新表示をストップさせると共に、表示画面上に縦横
十文字状の細線からなる2つのクロスヘアカーソルを表
示させる。次に、オペレータが表示画面上に表示されて
いる複数項目のグラフの1つを指定すると、クロスヘア
カーソルはその交点がこの指定されたグラフ上に常に乗
った状態で表示画面上を移動操作方向に応じて平行移動
するようになり、この状態でオペレータがクロスヘアカ
ーソル移動キーによって、グラフ上の任意の2点を指示
し、然る後、データ表示キーによってデータ表示を所望
すると、指定された2点の座標値並びに2点間のX,Y
軸方向の距離を示す値がその単位を表す単位記号と共
に、表示画面上にウィンド表示される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図1〜図4によっ
て説明する。図1は本実施例に係る射出成形機の制御系
統の簡略化したブロック図である。図1において、1は
マシン(射出成形機)全体の動作制御や表示制御などを
司るマイコン、2はマシンの各部に備えられた多数のセ
ンサで構成されるセンサ群、3はマシンの各部に配設さ
れた多数の駆動源を駆動制御するための多数のドライバ
回路で構成されたドライバ群、4はマシンの前面部に配
設されたキー入力装置、5は上記キー入力装置に隣接し
て配設された例えばカラーCRTディスプレイ、カラー
LCD等よりなる表示装置である。
【0009】図1の前記マイコン1は、チャージ動作、
射出動作、型開閉動作、エジェクト動作等の成形行程全
体の制御や、実測データの演算・格納処理、良品/不良
品の判定処理、異常判定処理等の演算・判定処理、ある
いは前記表示装置5の出力画像の表示制御処理等々の各
種処理を実行する。このマイコン1は、実際には各種I
/Oインターフェイス、ROM、RAM、CPU等を具
備したもので構成され、予め作成された各種プログラム
により各種処理を実行するも、本実施例においては、成
形条件設定記憶部11、成形プロセス制御部12、実測
値記憶部13、表示処理部14、クロスヘアカーソル情
報演算処理部15等を備えたものとして、以下の説明を
行う。なお、表示処理部14には、データ変換処理部1
6、グラフスケール生成部17、表示用固定データ格納
部18、表示画像データ生成部19等が設けられてい
る。
【0010】上記成形条件設定記憶部11には、キー入
力装置4によって入力された各種運転条件値が、書き替
え可能な形で記憶されている。この運転条件値として
は、例えば、増締力、電力値、チャージ行程時のスクリ
ュー位置とスクリュー回転数,スクリュー後退速度,及
び背圧との関係、サックバック制御条件、射出開始点
(位置)から保圧切替点(位置)までの射出速度条件並
びに射出圧力条件、保圧切替時点から保圧終了時点まで
の2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ
温度、型閉じ(型締め)ストロークと速度制御条件並び
に型締力、型開きストロークと速度制御条件、エジェク
ト制御条件、製品自動取り出し機の制御条件等々が挙げ
られる。
【0011】前記成形プロセス制御部12は、予め作成
された成形プロセス制御プログラムと、成形条件設定記
憶部11に格納された設定条件値とに基づき、マシンの
各部に配設された前記センサ群2(位置センサ、圧力セ
ンサ、温度センサ等々)からの計測情報及び自身に内蔵
されたクロックからの計時情報を参照しつつ、前記ドラ
イバ群3(モータドライバ、油圧シリンダドライバ、ヒ
ータドライバ等々)を介して対応する駆動源を駆動制御
し、一連の成形行程を実行させる。なお、前記センサ群
3に含まれるセンサを具体的に挙げると、ACC(アキ
ュームレータ)チャージ圧力検出センサ、スクリュース
トローク検出センサ、スクリュー回転数検出センサ、射
出圧力及び背圧検出センサ、型開閉ストローク検出セン
サ、型締圧力検出センサ、型内圧検出センサ、エジェク
ト突出し/戻りストローク検出センサ、エジェクトシリ
ンダ圧力検出センサ、製品自動取り出し機の動作確認セ
ンサ、各部の温度センサ、電力値検出センサ等が挙げら
れる。
【0012】前記実測値記憶部13には、連続自動運転
時における予め設定されたモニタ項目の総べての実測デ
ータが、連続する所定回数のショットにわたって取り込
まれる。取り込まれるモニタ項目としては、時間監視
項目、位置監視項目、回転数監視項目、速度監視
項目、圧力監視項目、温度監視項目、電力監視項
目等が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の重要
項目がほぼオーバーラップするようになっている。な
お、速度実測値は、前記した各ストローク(位置)検出
センサからの計測情報とクロック情報とに基づき、前記
マイコン1内の図示せぬ演算処理部によってリアルタイ
ムに算出され、これが実測値記憶部13の所定エリアに
格納される。
【0013】前記表示処理部14は、キー入力装置4に
よるオペレータが所望するモードの表示画像の呼び出し
指令によって、予め作成された表示画像作成・制御プロ
グラムに基づき、指定された表示モードの表示画像デー
タを作成する。すなわち、オペレータによる所定の表示
画像の呼び出し指令が到来すると、表示処理部14の前
記データ変換処理部16は、必要に応じ前記成形条件設
定記憶部11や実測値記憶部13に格納された情報から
当該表示モード画像の表示に用いるためのデータを抽出
すると共に、これを指定された当該表示モード画像の表
示形態に対応した形に変換処理する。例えば、指定され
た表示モードが或る行程のグラフィック画像であると、
抽出したデータを線描化処理した画像データに変換処理
したり、また、指定された表示モードが或る行程の運転
条件設定画像であると、抽出したデータを数値画像デー
タに変換処理等する。また、指定された表示モードがグ
ラフィック画像である場合には、前記グラフスケール生
成部17は、上記したデータ変換処理部16の内容、も
しくはオペレータのスケール指示に基づき、予め作成さ
れたグラフスケール(グラフ目盛)生成プログラムによ
って、所定倍率のグラフ目盛格子画像データと目盛数値
画像データとを生成する。
【0014】これら、データ変換処理部16及びグラフ
スケール生成部17の生成処理データは、前記表示画像
データ生成部19に取り込まれ、所定倍率のグラフ目盛
格子画像データ上の所定位置に、このグラフ目盛に応じ
た拡大/縮小率に変換処理して取り込まれグラフィック
画像データが重ね書きして合成処理される。また、前記
表示用固定データ格納部18に予め作成されて格納され
ている多数のモード画像用の固定データたる文字,記
号,グラフィック図形,罫線データ等々から、当該表示
モード画像の表示に用いるためのデータが抽出されて、
これが表示画像データ生成部19に取り込まれ、同じく
表示用の画像データとして合成される。これによって、
表示画像データ生成部19には、指定されたグラフィッ
ク表示画像用のグラフ目盛,目盛数字,線描グラフ,モ
ード表示文字,単位記号,項目表示文字等が所定配置・
合成され、且つカラー分け情報等が付加された画像デー
タが作成され、これが書き換え可能に保持される。な
お、指定された表示モードがグラフィック画像でない場
合には、データ変換処理部16と表示用固定データ格納
部18の内容とによって、同様に指定された表示画像用
の画像データが表示画像データ生成部19に生成・保持
される。
【0015】また、後述するクロスヘアカーソルONモ
ードが選択された状態においては、前記クロスヘアカー
ソル情報演算処理部15は、表示処理部14からの情報
で、現在表示されているグラフィック画像のスケール
(拡大/縮小率)を認知すると共に、オペレータのキー
入力によって指定されたグラフ項目、並びに現在のクロ
スヘアカーソルの交点位置を図示せぬ入力情報処理部か
らの情報もしくは表示処理部14からの情報で認知する
ようになっている。そして、オペレータが2つのクロス
カーソルによって、所望グラフ上の2点を指定した後、
データ表示を指令すると、クロスヘアカーソル情報演算
処理部15は、2点の座標値、並びに2点間のX,Y軸
方向の距離を算出し、これを表示処理部14の前記デー
タ変換処理部16に送出して画像データに変換させる。
一方、上記(計測)データ表示指令が到来すると、表示
処理部14は計測結果のウィンド画像表示モードとな
り、前記表示用固定データ格納部18から当該ウィンド
画像表示に必要なデータ、すなわち画像枠情報,単位記
号,イメージ図柄等の固定データを抽出して、これを表
示画像データ生成部19に送出させ、また、データ変換
処理部16で変換処理された前記クロスヘアカーソル情
報演算処理部15の算出データも表示画像データ生成部
19に送出させる。これによって、表示画像データ生成
部19はウィンド画像データを生成し、これを現在表示
されているグラフィック画像データと合成する。
【0016】そして、上述した表示画像データ生成部1
9の画像データは、図示せぬフレームバッファに転送さ
れて一時記憶され、表示処理部14の指令によってこの
フレームバッファの出力が前記表示装置5に送出され
て、表示装置5の表示画面上には所定モードの画像デー
タが表示されることになる。
【0017】図2は、オペレータが実測データグラフィ
ック画像の1つ、例えばチャージ行程の実測グラフィク
画像の表示を指定したときに表示装置5の表示画面に呼
び出される最新成形サイクルのチャージ行程グラフィク
画像を示している。同図において、横軸はスクリューの
位置(スクリューの後退ストローク)を示しており、こ
れのスケールを示す数値が下側に表わされている。ま
た、縦軸は同図で左側が背圧を示しており、これのスケ
ールを示す数値が同図の左側に表わされており、縦軸の
同図で右側はスクリューの回転数並びにスクリューの後
退速度を示しており、これらのスケールを示す数値が同
図の右側に2段重ね(上が回転数で下が速度)でそれぞ
れ表わされている。また同図において、21が背圧の実
測データ、22がスクリュー回転数の実測データ、23
がスクリュー後退速度の実測データをそれぞれ示してお
り、また、24が背圧の設定データ、25がスクリュー
回転数の設定データをそれぞれ示している。ここで、図
2の表示画面において、圧力、回転数、速度に関するグ
ラフ特性線はそれぞれ異なるカラーで表示され、且つ、
このカラー分けに応じてそれぞれの目盛数字、単位、文
字が同一のカラーで表示されるようになっており、オペ
レータには一目でどのグラフ特性線が何を表わしている
のかを認知できるようになっている(なお、このカラー
分けは他のグラフィック画像モードにおいても同様であ
る)。
【0018】図2の表示画面において下側に示されたの
は、グラフィック画像表示状態時に表示される前記キー
入力装置4中の図示せぬファンクションキーに割当てら
れた現在の操作機能と現在の表示モードを示しており、
当初の状態では「クロスヘアON」,「1回/重ね」は
“=1回書き”,「スケールモード」は“=自動”など
が表示されており、この状態ではクロスヘアカーソルモ
ードはOFF状態にあり、表示画面上にはクロスヘアカ
ーソルは現われておらず、またこの当初の状態では、マ
イコン1の表示処理部14は実測グラフィックデータを
最新の成形1サイクル分のみを線描し、また、グラフの
スケールを表示処理部14のグラフスケール生成部17
が自動設定したもので作成してある。そして、この状態
で「1回/重ね」に対応するファンクションキーをプッ
シュすると、“=1回書き”の表示は“=重ね書き”に
切替わって、表示処理部14は重ね書きモードとなり、
実測グラフックデータが最新成形サイクルを含む複数成
形サイクルにわたって重ね書きされて表示される。ま
た、図2の状態で「スケールモード」に対応するファン
クションキーをプッシュすると、“=自動”の表示は
“=設定”に切り替わって、表示処理部14はスケール
設定受け付け状態となり、この状態でオペレータがスケ
ールの設定を行なうことによって、オペレータの指示し
たスケールに応じた拡大/縮小率でスケールの生成が行
なわれ、これに応じて実測グラフ並びに設定グラフが描
かれるようになっている。
【0019】ここで、図2の状態で前記「クロスヘアO
N」に対応するファンクションキーをプッシュすると、
マイコン1(表示処理部14)はクロスヘアカーソルO
Nモードとなり、各ショットの進行に合わせて更新表示
されるモードにあった実測データ表示モードから、現在
表示されているグラフィック画像を固定するモードとな
ってグラフの更新表示をストップさせ、次に、図3に示
すように表示画面上に縦横十文字状の細線からなる2つ
のクロスヘアカーソル31,32を表示させると共に、
表示画面の下側のファンクションキー機能表示を図3に
示すように切替える。このクロスヘアカーソル31,3
2を当初に呼び出した状態での各カーソル31,32の
表示位置は任意であるも、本実施例ではグラフィック表
示画像毎に定められたグラフ項目順序の1番目のグラフ
上に、両クロスヘアカーソル31,32の交点31a,
32aがそれぞれ乗った状態で表示されるようになって
いて、この交点が乗ったグラフが自動的に指定された状
態となるようになっている。そしてこの状態で、ファン
クションキー機能表示の「↑」もしくは「↓」に対応す
るファンクションキーをプッシュすると、クロスヘアカ
ーソル31,32の交点31a,32aは、グラフィッ
ク表示画像毎に定められたグラフ項目順序の2番目のグ
ラフ上もしくはグラフ項目順序のn番目(最後)のグラ
フ上にそれぞれ乗るようになり、「↑」もしくは「↓」
に対応するファンクションキーをプッシュすることで指
定されるグラフ項目が1つづつ繰り下げもしくは繰り上
げられる。
【0020】上記した両クロスヘアカーソル31,32
の交点31a,32aがそれぞれ乗ったグラフは、計測
対象グラフとして指定された状態となり、所望するグラ
フをオペレータが選んだ状態で、ファンクションキー機
能表示の「クロス1←」または「クロス1→」に対応す
るファンクションキーを操作することで、前記一方のク
ロスヘアカーソル31がその交点31aを選択されたグ
ラフ上に常時一致させながら表示画面上を平行移動す
る。また同様に、ファンクションキー機能表示の「クロ
ス2←」または「クロス2→」に対応するファンクショ
ンキーを操作することで、前記一方のクロスヘアカーソ
ル32がその交点32aを選択されたグラフ上に常時一
致させながら表示画面上を平行移動する。このクロスヘ
アカーソルをその交点が指定されたグラフ上に常に乗っ
た状態で表示画面上を平行移動して表示される制御は、
前記表示処理部14が予め定められたクロスヘアカーソ
ル表示制御プログラムによって実行する。
【0021】選択したグラフ上の所望・任意の2点を上
記したクロスヘアカーソル31,32の交点31a,3
2aで指定した後、ファンクションキー機能表示の「デ
ータ表示」に対応するファンクションキーをプッシュす
ると、前記したクロスヘアカーソル情報演算処理部15
が、指定された2点の座標値、並びに2点間のX,Y軸
方向の距離をグラフィック画像のスケールに対応させて
算出し、これを表示処理部14に送出する。また、上記
データ表示指令が到来すると、表示処理部14は計測結
果のウィンド画像表示モードとなり、前述したようにデ
ータ表示用のウィンド画像データを生成し、これを現在
表示されているグラフィック画像データと合成して表示
画面上に表示させる。
【0022】図4は、グラフィック画像中にウィンド表
示された計測データウィンド画像41の1例を示してお
り、同図に示したものは図3の状態で計測するグラフと
して前記した背圧の実測グラフ21を選択し、この背圧
の実測グラフ21の2点を指定した計測結果が示されて
いる。上記計測データウィンド画像41中の、42は一
方のクロスヘアカーソル31で指定された点のX座標値
(ストローク値)、43は他方のクロスヘアカーソル3
2で指定された点のX座標値(ストローク値)、45は
2点間のX方向の距離を示す値(ストローク値)であ
り、これらにはその単位を示す単位記号(mm)45が
付記して表示されている。また、46は一方のクロスヘ
アカーソル31で指定された点のY座標値(圧力値)、
47は他方のクロスヘアカーソル32で指定された点の
Y座標値(圧力値)、48は2点間のY方向の距離を示
す値(圧力値)であり、これらにはその単位を示す単位
記号(kgf)49が付記して表示されている。
【0023】なお、図3または図4の状態で、ファンク
ションキー機能表示の「クロスヘアOFF」に対応する
ファンクションキーをプッシュすると、図2の表示モー
ドに復帰する。
【0024】斯様に本実施例によれば、グラフィック画
像の表示状態において、クロスヘアカーソルONモード
とし、所望するグラフを選択してクロスヘアカーソル3
1,32でグラフ上の2点を指示した後、データ表示を
指示するという簡易な操作で、2点の座標と距離とが正
確に単位付きでウィンド表示されるので、表示画面上で
のグラフデータ数値の読み取りが迅速・的確に行なえ
る。
【0025】以上本発明を図示した実施例によって説明
したが、表示されるクロスヘアカーソルを単一とし、該
クロスヘアカーソルで1点を確定した後、他の1点を指
定する手法でも、実施例と同等の測定を行なうことがで
きる。また、この場合は1点の座標のみを表示させるこ
とも可能となる。なおまた、適用されるグラフィック画
像としては、チャージ行程以外にも、射出行程、型開閉
行程、エジェクト行程等々が挙げられる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表示画面
上のグラフからの値の読み取りが、迅速・的確に行なう
ことのできる射出成形機におけるグラフィック画像上の
数値読み取り方式が提供でき、その価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る射出成形機の制御系統
の簡略化したブロック図である。
【図2】本発明の1実施例によるチャージ行程のグラフ
ィク画像の1例を示す説明図である。
【図3】本発明の1実施例によるクロスヘアカーソル呼
び出し時のグラフィク画像の1例を示す説明図である。
【図4】本発明の1実施例による2点の計測結果をウィ
ンド表示した状態のグラフィク画像の1例を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 マイコン(マイクロコンピュータ) 2 センサ群 3 ドライバ群 4 キー入力装置 5 表示装置 11 成形条件設定記憶部 12 成形プロセス制御部 13 実測値記憶部 14 表示処理部 15 クロスヘアカーソル情報演算処理部 16 データ変換処理部 17 グラフスケール生成部 18 表示用固定データ格納部 19 表示画像データ生成部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定された各運転条件値と各センサから
    の計測情報とに基づきマシンの各部を駆動制御するマイ
    クロコンピュータを具備し、該マイクロコンピュータ
    は、予め定められた成形運転プログラムに従ってチャー
    ジ行程、型開閉行程、射出行程、エジェクト行程等の一
    連の成形運転行程を実行させると共に、運転中の各運転
    条件の実測データを取り込んで格納し、また、オペレー
    タの指示によって前記マイクロコンピュータは前記設定
    された運転条件値あるいは前記取り込んだ実測データを
    変換処理して、マシンに付設された表示装置に設定デー
    タあるいは実測データのグラフィック画像を表示する射
    出成形機において、 表示された1つ以上のグラフから所望のグラフを指定
    し、指定されたグラフ上にその交点が常に乗った状態で
    表示画面上を平行移動操作可能なクロスヘアカーソルに
    よって、前記指定されたグラフ上の任意の2点を指定
    し、この指定された2点の座標値、並びに2点間のX,
    Y軸方向の距離を示す値を、グラフィック画像が表示さ
    れている表示画面上にウィンド表示させるようにしたこ
    とを特徴とする射出成形機におけるグラフィック画像上
    の数値読み取り方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記クロスヘア
    カーソルは、表示画面上に同時に2つ表示され、それぞ
    れが個別に平行移動操作可能とされたことを特徴とする
    射出成形機におけるグラフィック画像上の数値読み取り
    方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記ウィンド表
    示される2点の座標値、並びに2点間の距離を示す値に
    は、前記指定されたグラフ項目に対応する単位表示が付
    記されることを特徴とする射出成形機におけるグラフィ
    ック画像上の数値読み取り方式。
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