JP2664339B2 - 列車接近警報装置 - Google Patents

列車接近警報装置

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JP2664339B2
JP2664339B2 JP6187519A JP18751994A JP2664339B2 JP 2664339 B2 JP2664339 B2 JP 2664339B2 JP 6187519 A JP6187519 A JP 6187519A JP 18751994 A JP18751994 A JP 18751994A JP 2664339 B2 JP2664339 B2 JP 2664339B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線路の保守・点検等の
線路内作業の際に、所定の警報ゾーンに列車が侵入した
ことを作業員に対して警報する列車接近警報装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】線路内で保守・点検等の作業を行う際に
は、作業地点に対して列車が接近したら作業を中断し、
列車が当該作業地点に差し掛かる前に安全な箇所に作業
員及び作業器具を退避させる必要がある。
【0003】このため、現在、線路内において作業を行
う場合には、傷害事故防止のため、図17(A)に示す
ように、列車見張員と退避指示者とを配置している。特
に保線作業や電車線作業においては、列車見張員の待避
合図から作業中断、待避完了するまでに時間を要するこ
とから、作業地点から約1.2〜1.6km離れた地点
に列車が接近した時点で待避を指示する必要があり、複
数の列車見張員を配置している。また、曲線等の地形的
条件によっては、中継見張り員の配置が必要となり、さ
らに見張り員の数が多くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様に、現在まで
は、線路内作業を開始する前に複数の見張り員を配置に
付ける必要があり、作業の段取り時間が多くなるという
問題と、要員の増大という問題があった。特に、上下線
の両方を監視しなければならないという場合には、上下
線に対して要員を配置しなければならなかった。
【0005】なお、図17(B)に示すように、線路の
所定位置に近接スイッチを設置して、そこから制御ケー
ブルを伸ばし、作業地点近くに配置した警報器にて列車
の接近を警報する場合もあるが、こうした近接スイッチ
の設置や制御ケーブルの敷設に時間を要するため、段取
り時間の低減にはならなかった。また、作業内容が電力
線の工事にも及ぶときと施設の保守のみの場合とでは警
報ゾーンの取り方に差がある。このため、従来の近接ス
イッチによる警報システムでは、工事の内容に応じて装
置の設置位置を変更するなどの面倒があった。加えて、
近接スイッチの故障などのおそれもあり、結局、安全を
図るために見張り員を従来通りに配置しているのが実状
である。即ち、こうした従来の警報システムは、見張り
員の補助として機能するだけで、本質的には複数の見張
り員による警報システムでしかなかった。
【0006】そこで、本発明は、こうした見張り員の配
置などの段取り工数を低減し、少ない要員で安全な線路
内作業を確保することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】請求項1
記載の列車接近警報装置は、線路の保守・点検等の線路
内作業の際に、所定の警報ゾーンに列車が侵入したこと
を作業員に対して警報する列車接近警報装置であって、
各軌道回路の列車在線情報を検出する軌道回路情報検出
手段と、該軌道回路情報検出手段により検出された列車
在線情報に基づいて作業地点に対する列車の接近状況を
把握し、該列車が前記警報ゾーン内に存在すれば警報必
要、存在しなければ警報不要と判断する警報要否判断手
段と、該警報要否判断手段により警報が必要と判断され
たときに作業地点にて警報を出力する警報出力手段と
備え、前記警報要否判断手段が、前記軌道回路情報検出
手段の検出結果を線路に沿って伝送する伝送回線と、該
伝送回線の所々に配置され、前記警報出力手段を接続可
能なターミナル部と、各ターミナル部に設けられ、前記
警報ゾーンを設定する警報ゾーン設定部と、同じく各タ
ーミナル部に設けられ、前記警報の要否判断を行う制御
部とから構成されることを特徴とする。
【0008】この列車接近警報装置によれば、軌道回路
の列車在線情報に基づいて作業地点に対する列車の接近
状況を把握して警報を行う。軌道回路は、線路に沿って
既設されていることから、新たに検出装置を配置する必
要がない。また、軌道回路は、信号保安において長い歴
史と実績を持ち、きわめて信頼性が高い。
【0009】従って、本発明の列車接近警報装置によれ
ば、既存の軌道回路を利用し、高い信頼性の下で列車の
接近を検知することができるので、警報ゾーンの先に見
張り員を配置する必要がなくなり、要員の節減が達成で
きる。また、軌道回路は既存であり、列車の接近を検知
するための器具をその都度設置する必要もなく、段取り
工数の低減にも効果が高い。
【0010】また、信頼性の高い軌道回路の列車在線情
報に基づいて警報の要否を判断する公正なので、見通し
の悪いカーブ地点であっても、中継員の配置などが不要
となる
【0011】また、本発明の列車接近警報装置によれ
ば、警報出力手段を適当なターミナル部に接続し、警報
ゾーン設定部にて警報ゾーンを設定すると、制御部は伝
送回線から取り込まれる軌道回路の列車在線情報に基づ
いて警報の要否を判断する。従って、本発明の警報装置
の設置に当たっては、作業地点近くのターミナル部に警
報出力手段を接続して警報ゾーンを設定するだけでよ
く、非常に簡単な段取りで済む。従って、作業開始前の
準備工数が低減できる。
【0012】また、請求項記載の列車接近警報装置
は、請求項記載の列車接近警報装置において、前記警
報ゾーン設定部は、上り線及び下り線に対してそれぞれ
警報ゾーンを設定可能に構成されることを特徴とする。
【0013】この様に構成すれば、上り線と下り線の両
方を監視する必要があるときも、上り線側の所定距離先
の軌道回路の列車在線情報と、下り線側の所定距離先の
軌道回路の列車在線情報とを用いて両方とも監視するこ
とができ、作業地点の退避指示者についても、上下線を
一人で兼ねることができる点でも要員の節減効果があ
る。この様に上下線を同時に監視できるのも、軌道回路
を利用して列車の位置を検出するようにしたからであ
る。
【0014】また、請求項記載の列車接近警報装置
は、請求項又は請求項記載の列車接近警報装置にお
いて、前記警報ゾーン設定部は、作業地点からの距離が
異なる2以上の警報ゾーンを選択可能とされていること
を特徴とする。
【0015】この装置によれば、警報ゾーン設定部を介
して、例えば遠近いずれかの警報ゾーンを設定するとい
ったことが簡単に実行できる。これもまた、線路に沿っ
て全線をカバーするように構成される軌道回路を利用す
るからである。また、請求項記載の列車接近警報装置
は、請求項〜請求項のいずれか記載の列車接近警報
装置において、さらに、作業地点を通過した列車が作業
地点から所定距離まで離れたことを検出する終動点検出
手段をも設けると共に、軌道回路による列車在線情報で
は警報が必要と判断されているときであっても、終動点
検出手段によって列車が通過後所定距離離れたことが検
知されたら警報を停止する警報手段をも設けたことを特
徴とする。
【0016】この列車接近警報装置によれば、作業地点
を含む軌道回路内に列車が在線していても、終動点検出
手段によって列車が通過して所定距離離れたということ
が検知されたときには、直ちに警報を停止する。本発明
では、軌道回路を利用して列車の検知を行う構成を採用
したので、作業地点が軌道回路の開始側の端に位置する
ときなどは、警報要否判断手段だけではいつまでも警報
が必要と判断されてしまう。しかし、この請求項記載
の装置によれば、列車が作業地点を通過して所定距離離
れた時点で警報を停止できるので、速やかに作業を再開
できる。即ち、終動点検出手段と警報停止手段とを加え
ることで、作業の再開遅れをもなくし、軌道回路を利用
した列車接近警報システムの価値を一層高めることがで
きるのである。
【0017】また、請求項記載の列車接近警報装置
は、請求項〜請求項のいずれか記載の列車接近警報
装置において、前記伝送回線の全部又は一部として、既
設沿線電話の空き回線を使用することを特徴とする。
【0018】沿線電話は線路に沿って所定の間隔で設け
られ、しかもその電話回線は少なくとも駅から駅まで接
続されている。また、電話回線は、情報伝送に利用する
ことが可能である。従って、既設の電話回線に空き回線
があれば、それをそのまま利用することで、警報装置用
の伝送回線の敷設工数を低減できる点で有利となる。
【0019】
【実施例】次に、実施例について説明する。実施例のシ
ステムは、図1に示すように、線路1に沿って約500
m間隔で常設するターミナル10と、退避指示者の直近
に設置する警報出力装置20とから構成される。また、
本システムにおける列車検知の手法は、信号保安におい
て長い歴史と実績を持ち、信頼性の高い軌道回路を使用
する。
【0020】より具体的には、軌道回路の列車在線情報
の検出を行って信号機2に対する閉塞制御情報を与えて
いる信号器具箱3からターミナル10へと列車在線情報
を読み込み、さらに、各ターミナル10を伝送回線5で
結ぶことによって各軌道回路からの列車在線情報を取り
込める様に構成されている。なお、伝送回線5としては
通信ケーブルを使用し、既設沿線電話に空き回線がある
場合には、その空き回線を利用することとしている。こ
れにより、新たに伝送回線を敷設するコストを節減して
いる。
【0021】ターミナル10は、沿線からの電話連絡を
可能とするため、約500m間隔であらかじめ設置され
ているTBボックスの下に新設した収容箱内に常設され
る。各ターミナル10(1),10(2),…は、例え
ば、図2に示すように、上り線,下り線の各軌道回路U
T1,UT2,…,DT1,DT2,…から列車在線情
報を取り込み、数個のブロック単位でその情報を下流方
向に常時伝送する様に構成されている。後述の様に、実
施例では8個の軌道回路を1ブロックとしている。
【0022】ターミナル10のハードウエア構成を図3
に示す。ターミナル10は、電源部11、論理部12、
入力部13、出力部14、回線伝送部15、条件設定部
16及び使用設定部17を備えている。電源部11に
は、ノイズフィルタやサージアブソーバ等の内部機器保
護用素子が入っており、AC/DCコンバータにより、
電子回路へ供給する電源(5V)、入力条件取り込み用
の電源(12V)及びシステム正常リレー駆動用電源
(24V)を作るように構成されている。
【0023】本機の中枢である論理部12は、2つのC
PUを同時動作してバス同期方式によるフェイルセイフ
構成をとっている。動作速度は約5MHzで、周辺には
プログラムやデータが書かれているROMとプログラム
のワーク領域として使用するRAMなどの記憶素子があ
り、すべての基準となるシステムクロックと2つのCP
Uに共通のリセット信号を与える回路も備えている。ま
た、プログラム動作基準のインターバルタイマがあり、
2つのCPUに同時に割り込み制御をかけられるように
なっている。さらに、モニタ装置入出力用のモニタ伝送
部18が備えられている。モニタ伝送部18はRS23
2C端子からなる。
【0024】論理部12の2つのCPUの動作は、バス
同期の高速フェイルセイフ比較器で比較・監視する。ま
たソフトウェア動作の監視をするためにウォッチドッグ
タイマを設け、万一、暴走した場合は暴走したターミナ
ルを切り離し、隣接ターミナル間で回線をバイパスする
ように構成してある。バイパスの具体的手法については
後述する。なお、暴走したターミナルに警報出力装置2
0が接続されている場合は、上下線の両方からの列車接
近警報を出力するようにも構成してある。
【0025】入力部13及び出力部14としては、電気
的絶縁をするためフォトカプラを使用している。入力に
ついては、このフォトカプラの故障を発見できるように
電源を断続(照査信号)させてチェックし、出力につい
ては、出力信号をフィードバック(出力診断)してチェ
ックするようにしている。故障の場合、出力部14に集
中監視装置31や出力装置20やモニタ装置32が接続
されている場合には、それらに故障を知らせるようにも
構成されている。また、故障の情報は回線伝送部15を
介して下流隣りのターミナルへ送られる。この下流隣り
のターミナルでは、送られてくるID番号のチェックに
より上流隣りのターミナルが故障したことを判断する。
【0026】回線伝送部15は、サージアブソーバ、ト
ランス等を通り変復調するモデムとシリアル通信コント
ローラ(SCC)とにより入出力を行っている。また、
ウォッチドッグタイマ回路による異常を検知するとシス
テム正常リレーが落下するように構成されている。この
システム正常リレーの落下により、上述のバイパスが行
われる。
【0027】条件設定部16は、ターミナル10を設置
する時に、設定キーを用いて使用環境に合わせた条件設
定を行うためのものである。条件設定としては、ターミ
ナルのID番号、軌道回路情報の取り込み条件(上り線
のみ、下り線のみ、上下線共などの別)、施設工事に対
する警報開始点の設定及び電力工事に対する警報開始点
の設定を行う。ターミナル10毎にこの警報開始点の設
定を行うのは、各ターミナルと軌道回路との位置関係が
色々だからである。即ち、警報開始点は軌道回路単位で
しか設定できず、ターミナルが軌道回路の端にある場合
には2軌道回路でよくても、ターミナルが軌道回路の中
程にある場合には3軌道回路分とらねばならないといっ
たことがあるからである。また、各軌道回路の長さも異
なるので、長い軌道回路の区間であれば2つでよいとこ
ろを、短い軌道回路の区間なので3つの軌道回路を警報
ゾーンとしなければならないといったこともあるからで
ある。
【0028】使用設定部17は、本システムを実際に使
用する際の使用条件を設定するためのものである。本実
施例では、スイッチ操作により、上下線のそれぞれに対
して「OFF」、「電力工事」、「施設工事」のいずれ
かを選択して使用条件を設定するように構成されてい
る。ここで、電力工事の場合には施設工事の場合よりも
警報開始点が遠くの位置に取られる。
【0029】また、ターミナル10の外観を図4に示
す。図示の様に、使用設定部17としてのスイッチ4
1,42が設けられている。各スイッチ41,42に
は、上下線の別を示す「上り」、「下り」の文字が表示
されており、その直下に「OFF」の文字が、「OF
F」の左に「施設」の文字が、「OFF」の右に「電
力」の文字がそれぞれ表示されている。使用条件の設定
に当たっては、このスイッチ41,42を操作して、上
下線のそれぞれについて「OFF」、「電力工事」、
「施設工事」のいずれかを選択して使用条件を設定す
る。
【0030】なお、ターミナル10には、前述した電源
部11、入力部13、出力部14及びモニタ伝送部18
に対する各接続端子群43が設けられると共に、各種の
表示用LEDが設けられている。この表示用LEDは、
前述のスイッチ41,42の「施設」、「電力」のいず
れかが選択されたときに点灯するものの他、「電源」、
「動作」、「モニタSD」、「モニタRD」、「故
障」、「予備」、「下り異常」、「下り接近」、「下り
RD」、「下りSD」、「上り異常」、「上り接近」、
「上りSD」、「上りRD」の各文字の表示と共に備え
られたものがある。
【0031】「電源」は、電源投入時に点灯するLED
である。「動作」は、警報動作が行われる時に点灯する
LEDである。「モニタSD」はモニタへのデータ出力
時に、「モニタRD」はモニタからのデータ入力時に、
それぞれ点灯するLEDである。「故障」は、後述の故
障時に点灯するLEDである。「予備」は、文字どおり
予備のLEDで、通常は使用されていない。「下り異
常」は、下り線について後述のシステム異常が存在した
ために安全サイドとして列車接近警報を行っている旨を
示すために点灯するLEDであり、「下り接近」は、下
り線において実際に列車が接近したために警報を行うと
きに点灯するLEDである。また、「下りRD」は下り
線に関して上流ターミナルからデータを入力していると
きに点灯するLEDであり、「下りSD」は下り線に関
して自分よりも下流のターミナルにデータを出力してい
るときに点灯するLEDである。「上り異常」、「上り
接近」、「上りSD」、「上りRD」は、それぞれ上り
線に関して、「下り異常」、「下り接近」、「下りS
D」、「下りRD」と同様のときに点灯するLEDであ
る。
【0032】一方、本実施例の論理部12が実行するソ
フトウェアについてはアセンブラで記述した。そして、
軌道回路情報は照査パルス方式により50msの3スキ
ャン一致で確定情報として使用することとしている。ま
た、受信したデータはCRCチェック、内部各データの
チェックを行い、合格したデータのみ採用することとし
ている。軌道回路の落下情報(警報開始)については2
回同じデータを受信することを条件として、また動作情
報(警報停止)については3回同じデータを受信するこ
とを条件として定めてある。またCRCエラー等が5回
連続して発生した場合や、5秒間伝送受信がなかった場
合にも、危険とみなして警報を開始する様にしてある。
これが「下り異常」又は「上り異常」のLEDを点灯さ
せる場合である。
【0033】警報出力装置20は、図4に示したコネク
タ43を介して作業地点近くのターミナルに接続され
る。警報出力装置20のハード構成は図5に示すように
なっており、制御リレー部21、警報部22、電源部2
3、補助機能部24及び終動点入力部25を備えてい
る。
【0034】制御リレー部21は、ターミナル10から
警報出力の指示が入力されると警報部22を駆動して警
報音及び点滅灯による光を発生するように構成されてい
る。また、電源部23は警報出力装置20の駆動電源と
して、ターミナル10を介して交流電源を入力するよう
に構成されている。
【0035】制御リレー部21は、ターミナル10から
の制御信号及び終動点入力部25からの制御信号に従っ
て警報部22に対する警報制御を実施する。電源部23
は、ノイズフィルタやサージアブソーバ等の内部機器保
護用素子が入り、AC/DCコンバータにより、警報部
22へ供給する電源(24V)、補助機能部24へ供給
する電源(8V)を作る。
【0036】警報部22は、警報音発生器と点滅灯から
構成される。警報音発生器は基本周波数発振回路、変調
回路、電力増幅回路からなる。また点滅灯は球切れ等に
対応するため2重系とする。通常の警報制御とともに接
続したターミナル10の故障、ターミナルとの間のケー
ブルの断線の場合にも警報するシステムとしている。
【0037】終動点入力部25は、終動点センサからの
パルスを入力して制御リレー部21に伝達する。列車の
誤検知を防止するために、4軸検知(4回パルス発生)
によってはじめて制御リレー部21に伝達する構成とし
ている。この終動点入力部25に接続される終動点と
は、例えば下り線ならば作業地点から所定距離下り方向
に上り線なら所定方向上り方向に離れた位置に、図6に
示すように近接スイッチ51,52を設置し、この近接
スイッチ51,52にて列車の通過を検知するようにし
て構成される。この近接スイッチ51,52を設けて終
動点を検知したら、警報部22は警報を解除することに
なっている。これは、軌道回路を単位として列車を検知
する構成を採用したため、作業地点が軌道回路の始まり
位置や中程にあるようなとき、警報がいつまでも解除さ
れないでいるといったことを回避し、作業の再開を早め
られるようにするためである。
【0038】補助機能部24は、故障時に警報するブザ
ー及びそのための充電方式のバッテリを備えたものであ
る。ターミナル10との間の電源ラインの断線、接続コ
ネクタの外れ及び電源関係の故障があると、この補助機
能部24により、強力なブザー音による報知がなされる
ように構成されている。
【0039】この補助機能部24は、具体的には、図7
に示すように、ブザー24aと、補助電源24bと、接
点24cとからなる。そして、接点24cは、ターミナ
ル10から入力される電源ライン60にコイル61を設
け、このコイル61が励磁されているときにオフとな
り、コイル61が非励磁となったときにオンとなるよう
に構成されている。
【0040】なお、この電源ライン60は、図8に示す
ように、ターミナル10と制御リレー部21を結ぶリレ
ーライン65と共にまとめられて一つの接続ケーブル6
8とされてターミナル10に接続されるようになってい
る。この様に構成したので、補助機能部24は、次の場
合に警報音を発することになる。
【0041】 接続ケーブル68が外れているとき 電源ライン60にオープン・ショートが発生してい
るとき により、接続ケーブル68が外れているために列車接
近が警報部22に伝わらない様なとき、補助機能部24
によるブザー音で安全側に警報されることになる。に
より、監視不能の状態になったときにもブザー音が発生
し、やはり安全側に機能する。
【0042】なお、警報出力装置20は、とりわけ屋外
で使用するため、防滴対応な部品を使用しており、その
外観は、図9に示すように構成される。図示の様に、終
動点入力部25として、下り側終動点との接続端子25
a及び上り側終動点との接続端子25bが設けられてい
る。また、ターミナル10との接続端子は蓋71を開け
ると現れる様に構成されている。警報部22の点滅灯2
2aは警報出力装置20の天井に、スピーカ22bは正
面にそれぞれ固定されている。また、警報部22の警報
音発生器と可搬式のスピーカー72とを接続するための
端子73も設けられている。可搬式のスピーカー72を
も接続できるようにしたのは、作業の内容によってはか
なりな騒音が発生する場合があるため、退避指示者の配
置位置の近くに置いて警報音の聞き漏らしをないように
するためである。さらに、前述の補助機能部24のブザ
ー24aは、スピーカ22bと並んで設けられている。
【0043】また、警報出力装置20の正面には、「電
源」、「動作」、「ターミナル故障」、「下り接近」、
「上り接近」の各文字と共にLEDが配置されている。
それぞれ、電源投入時、警報動作時、ターミナル故障
時、下り接近時、上り接近時に点灯するように構成され
ている。
【0044】次に、本実施例における列車接近警報処理
の処理内容について説明する。まず、下り線を例に、使
用条件の設定について説明する。本実施例の装置では、
スイッチ41により、施設工事に対する警報ゾーンと電
力工事に対する警報ゾーンとを選択して設定できるよう
になっている。この状態を図10に示す。
【0045】図10(A)が電力工事の方を選んだ状態
であり、作業地点から遠くまでをカバーした警報ゾーン
Z1と重複する軌道回路DT1〜DT3によって列車在
線情報が検知されたときに警報出力装置20のスピーカ
22b,72を鳴らすと共に点滅灯22aを点滅させ
る。一方、施設工事の方を選ぶと、図10(B)のZ2
の様に作業地点から近い範囲の軌道回路DT2〜DT3
に対してだけ警報ゾーンが設定されるので、図示の状態
では警報はなされないことになる。
【0046】なお、それぞれ、列車が終動点センサ51
を通過すると、警報及び点滅灯の点滅が停止される。こ
れは、警報ゾーンZ1,Z2は軌道回路単位で設定され
るので、作業地点から相当距離遠くまで列車が通過して
いかないと警報が消えないのでは、作業を再開する時期
が遅れてしまうからである。そこで、作業地点通過後は
できるだけ早く警報が解除となる様に、終動点センサ5
1を設けて強制的に警報を解除できるようにしたのであ
る。
【0047】次に、列車接近警報について説明する。例
として、図2に示すように、ターミナル10(5)に警
報出力装置20が接続された場合を取り上げる。このと
き、使用条件として、下り線側については軌道回路DT
2〜DT4を、上り線については軌道回路UT2〜UT
4をそれぞれ警報ゾーンとして設定したとする。このと
きの各軌道回路への列車在線状況と警報との関係を示す
と、下記の表の様になる。
【0048】
【表1】
【0049】この様に、この例では、警報ゾーンとして
設定された軌道回路DT2〜DT4,UT2〜UT4内
に列車が在線しているときには、警報がオンとなり、作
業地点の警報出力装置20から警報音と点滅する光とに
よって退避指示を発することになる。退避指示者は、こ
の警報音と点滅灯とにより列車の接近を知り、作業員に
退避を指示することになる。このとき、警報出力装置2
0の表示用LEDの点灯状況により、下り線について接
近警報が出されたのか上り線について警報が出されたの
かを検知できる。従って、退避指示者は、上り線側に退
避すれば足りるのか下り線側に退避すれば足りるのかも
容易に知ることができる。また、退避が完了した後で、
上り線側に向かって退避完了を知らせればよいのか下り
線側に向かって退避完了を知らせればよいのかも容易に
判明する。
【0050】次に、各ターミナルの関係について説明す
る。1例として、図11に示すように、12個のターミ
ナルT1〜T12について説明する。ここで、簡単のた
め、各ターミナルには軌道回路DT1〜DT12がちょ
うど一つずつ対応しているものとする。即ち、各ターミ
ナルT1〜T12は、それぞれの対応する軌道回路DT
1〜DT12の列車在線情報が入力されていることにな
る。
【0051】このとき、伝送回線5には、それぞれが下
り方向へとデータを受渡しながら列車の在線情報が伝え
られるように構成されている。即ち、ターミナルT1は
その下流のターミナルT2へと自己の得た情報を伝送
し、ターミナルT2はその下流のターミナルT3へと自
己の得た情報を伝送し、…と順送りでデータが下流方向
へと伝送されるように構成されている。
【0052】ここで、ターミナル間で伝送されるデータ
は、図12に示すようなデータ構造とされている。即
ち、72ビット(9バイト)構成のデータとなってお
り、先頭から8ビットずつ、「開始フラグエリア」、
「アドレスエリア」、「制御データエリア」、「軌道回
路データエリア」、「軌道回路(反転)データエリ
ア」、「故障情報エリア」、「フレームチェックエリ
ア」、「フレームチェックエリア」、「終了フラグエリ
ア」がそれぞれ設けられている。
【0053】「制御データエリア」には、情報を送出す
るターミナルのID番号が記入される。 「軌道回路データエリア」には、このデータを受け取っ
たターミナルから見て上流側8個の軌道回路に関する列
車在線データが記録されている。例えば、いずれにも列
車が在線していない場合には「00000000」と、
1つ上流の軌道回路に列車が在線していれば「0000
0001」と、1つ上流及び2つ上流の軌道回路に列車
が在線していれば「00000011」といったデータ
になる。次の「軌道回路(反転)データエリア」とは、
この「軌道回路データエリア」のデータを反転したもの
であり、軌道回路データの正誤をチェックするのに用い
るものである。
【0054】ターミナルとこの軌道回路データとの関係
を示すと図11中に示すように、ターミナルT9には、
T1〜T8のターミナルで得られた列車在線情報が入力
され、ターミナルT10へと受け渡すときには、T2〜
T9のターミナルの列車在線情報へと先頭ビットを削除
して最終ビットを付け加えたデータに変更されて送出さ
れる。
【0055】「故障情報エリア」には、このデータを受
け取ったターミナルよりも上流側のターミナルの内で故
障をしているターミナルを判別するための情報が記録さ
れる。具体的には、故障しているターミナルのID番号
が記録される。各ターミナルが故障しているか否かは、
各ターミナル自身のフェイルセイフ比較器、CRCチェ
ック、ウォッチドッグタイマなどの機能によりそれ自身
で判断している。これらの機能によって故障が判明した
ターミナルは、既に述べた様に、正常リレーが落下して
バイパスされる。従って、図13(A)に示す様に、例
えばターミナルT4が落下している場合には、ターミナ
ルT5に入力されるデータの制御データがターミナルT
3のID番号(ID3)のままとなる。従って、ターミ
ナルT5は、予定していたターミナルT4からのデータ
が入らないことから、故障情報としてターミナルT4の
ID番号(ID4)を記入する。これによって、ターミ
ナルT5及びその下流の各ターミナルT6,T7,…
は、ターミナルT4が故障したものとして処理を行うこ
とになる。
【0056】また、各ターミナルは、照査信号チェック
やフィードバック信号チェックによって、入出力のフォ
トカプラの故障をも判断している。これらの故障の場合
には、そのターミナルのCPU自体は生きているので、
図13(B)に示す様に、当該ターミナルT4自身が故
障情報に自己のID番号(ID4)を記入して下流に送
る。この結果、ターミナルT5以下では、ターミナルT
4が故障であると判断して、ターミナルT4からの軌道
回路情報を無視する処理を行う。これによってターミナ
ルT4を見かけ上バイパスしたのと同じ扱いをすること
ができるようになる。
【0057】これらのいずれかのケースによって、今、
ターミナルT4が故障していると判断された場合を例に
その後の処理について説明する。なお、作業地点はター
ミナルT6の位置であり、ターミナルT6に警報出力装
置20が接続されているものとする。ターミナルT6の
使用条件としては、正常時には、図14(A)に示す様
に、下り線の警報ゾーンとして3つ上流までの軌道回路
DT4〜DT6が設定されていたとする。
【0058】一方、上述の様なターミナルT4の故障時
には、軌道回路DT4の列車在線情報が得られないこと
になる。このため、ターミナルT6では、警報処理の条
件として、軌道回路DT3〜DT5について連結処理が
実行される。具体的には、軌道回路DT4の軌道回路デ
ータとしては、図15のフローチャートに示す様に、軌
道回路DT3に列車在線を示す「1」が立つと同時に
「1」を立てる(S1,S2)。そして、軌道回路DT
5が「1」から「0」に変化するまでこの軌道回路DT
4の列車在線情報を「1」に保持する(S3〜S5)。
この結果、図16(A)〜(D)に示す様に、DT4の
軌道回路データは、DT3に支配されて「1」が立ち、
DT5に支配されて「0」に落ちる。従って、DT4は
DT3と連結され、かつDT5とも連結された状態にな
り、結局無視されたのと同じ格好になる。そして、DT
3に「1」が立った時点でDT4にも「1」が立つた
め、結果としては警報開始点がDT4からDT3へと延
ばされたのと同じになる。即ち、図14(B)に示した
様に、警報ゾーンが見かけ上DT3〜DT6へと広げら
れることになるのである。
【0059】この様に、本実施例では、ターミナルの故
障を判断し、故障したターミナルの情報は無視する構成
を採用したので、ターミナル故障時には、安全サイドに
警報ゾーンが広げられ、作業員の安全確保が完全とな
る。以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない限り種々なる態様に変形することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の列車接近警報装置の構成を示す説明
図である。
【図2】 実施例の列車接近警報装置の構成を示す説明
図である。
【図3】 実施例におけるターミナルの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 実施例におけるターミナルの外観を示す斜視
図である。
【図5】 実施例における警報出力装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 実施例における終動点の取り方の説明図であ
る。
【図7】 実施例における補助機能部の構成を示す回路
図である。
【図8】 実施例におけるターミナルと警報出力装置の
接続状態のブロック図である。
【図9】 実施例における警報出力装置の外観を示す斜
視図である。
【図10】 実施例における警報開始点の選択状態の説
明図である。
【図11】 実施例における各ターミナルの間のデータ
の流れを示す説明図である。
【図12】 実施例における各ターミナル間で伝送され
るデータの構造を示す説明図である。
【図13】 実施例におけるターミナル故障時の処理内
容を示す説明図である。
【図14】 実施例におけるターミナル故障時の処理内
容を示す説明図である。
【図15】 実施例におけるターミナル故障時の処理内
容を示すフローチャートである。
【図16】 実施例におけるターミナル故障時の処理内
容を示す説明図である。
【図17】 従来の列車接近警報の手法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1・・・線路、2・・・信号機、3・・・信号器具箱、
5・・・伝送回線、10,10(1)〜10(7),T
1〜T12・・・ターミナル、11・・・電源部、12
・・・論理部、13・・・入力部、14・・・出力部、
15・・・回線伝送部、16・・・条件設定部、17・
・・使用設定部、18・・・モニタ伝送部、20・・・
警報出力装置、21・・・制御リレー部、22・・・警
報部、22a・・・点滅灯、22b・・・スピーカ、2
3・・・電源部、24・・・補助機能部、24a・・・
ブザー、24b・・・補助電源、24c・・・接点、2
5・・・終動点入力部、25a,25b・・・接続端
子、31・・・集中監視装置、32・・・モニタ装置、
41,42・・・スイッチ、43・・・コネクタ、5
1,52・・・近接スイッチ(終動点センサ)、60・
・・電源ライン、61・・・コイル、65・・・リレー
ライン、68・・・接続ケーブル、71・・・蓋、72
・・・スピーカー、73・・・端子、DT1〜DT1
2,UT1〜UT6・・・軌道回路、Z1,Z2・・・
警報ゾーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 誠治 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 清水 文雄 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 田辺 忠宏 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 伊藤 勤 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 松田 紀 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 望月 良勝 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 小野田 三郎 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 松宮 英史 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4 号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 桑原 浩幸 神奈川県座間市相模が丘6−33−3 ハ イクオール相模が丘2F 東邦電機工業 株式会社内 (72)発明者 斎藤 進一 神奈川県座間市相模が丘6−33−3 ハ イクオール相模が丘2F 東邦電機工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−179578(JP,A) 特開 平4−39161(JP,A) 特開 平4−100777(JP,A) 特開 平4−126664(JP,A) 特開 平4−163273(JP,A) 特開 平5−16805(JP,A) 特開 平5−97033(JP,A) 特公 昭51−35723(JP,B1)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路の保守・点検等の線路内作業の際
    に、所定の警報ゾーンに列車が侵入したことを作業員に
    対して警報する列車接近警報装置であって、 各軌道回路の列車在線情報を検出する軌道回路情報検出
    手段と、 該軌道回路情報検出手段により検出された列車在線情報
    に基づいて作業地点に対する列車の接近状況を把握し、
    該列車が前記警報ゾーン内に存在すれば警報必要、存在
    しなければ警報不要と判断する警報要否判断手段と、 該警報要否判断手段により警報が必要と判断されたとき
    に作業地点にて警報を出力する警報出力手段とを備え、 前記警報要否判断手段が、 前記軌道回路情報検出手段の検出結果を線路に沿って伝
    送する伝送回線と、 該伝送回線の所々に配置され、前記警報出力手段を接続
    可能なターミナル部と、 各ターミナル部に設けられ、前記警報ゾーンを設定する
    警報ゾーン設定部と、 同じく各ターミナル部に設けられ、前記警報の要否判断
    を行う制御部と から構成されることを特徴とする列車接近警報装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の列車接近警報装置におい
    て、前記警報ゾーン設定部は、上り線及び下り線に対してそ
    れぞれ警報ゾーンを設定可能に構成されることを特徴と
    する列車接近警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の列車接近警
    報装置において、 前記警報ゾーン設定部は、作業地点からの距離が異なる
    2以上の警報ゾーンを選択可能とされていることを特徴
    とする列車接近警報装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか記載の列
    車接近警報装置において、さらに、作業地点を通過した
    列車が作業地点から所定距離まで離れたことを検出する
    終動点検出手段をも設け、 軌道回路による列車在線情報では警報が必要と判断され
    ているときであっても、終動点検出手段によって列車が
    通過後所定距離離れたことが検知されたら警報を停止す
    る警報手段をも設けたことを特徴とする列車接近警報装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか記載の列
    車接近警報装置において、 前記伝送回線の全部又は一部として、既設沿線電話の空
    き回線を使用することを特徴とする列車接近警報装置。
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