JP2663743B2 - 下打ち縫いデータ作成方法 - Google Patents

下打ち縫いデータ作成方法

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JP2663743B2
JP2663743B2 JP3108490A JP10849091A JP2663743B2 JP 2663743 B2 JP2663743 B2 JP 2663743B2 JP 3108490 A JP3108490 A JP 3108490A JP 10849091 A JP10849091 A JP 10849091A JP 2663743 B2 JP2663743 B2 JP 2663743B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B21/00Sewing machines with devices for automatically controlling movement of work-carrier relative to stitch-forming mechanism in order to obtain particular configuration of seam, e.g. programme-controlled for sewing collars, for attaching pockets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンのための下打ち縫
いデータ作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下打ち縫いは刺繍縫いに先立って刺繍縫
い領域内に下打ち縫い目を形成するものであり、刺繍縫
いによって形成される刺繍縫い目に適当な脹らみ(立体
感)を与えたり、その刺繍縫い目の進行に伴う被縫製物
の縮みを防止することを目的として行われる。
【0003】本出願人は先に特願平2−127787号
明細書において、刺繍縫い領域の内側の位置にそれに平
行に下打ち縫い領域を設定し、その下打ち縫い領域を縫
い目が複数回横切る下打ち縫いを行うのに必要な下打ち
縫いデータを作成する方法を提案した。以下、この方法
を、図15に示す漢字の『人』を表す刺繍縫い領域40
0を例にとって説明する。
【0004】刺繍縫い領域400は輪郭線としての、複
数の頂点O1 ,・・・,Oi-1 ,Oi ,Oi+1 ,・・・
を互いに接続する複数の線分A1 ,・・・,Ai-1 ,A
i ,Ai+1 ,・・・の列によって規定されている。その
ためまず、各線分Ai から距離hだけ内側に各線分Ai
に平行な直線Ci を引く。その後、互いに交差する直線
Ci-1 と直線Ci との交点Qi を求め、互いに隣接する
交点Qi と交点Qi+1とを互いに接続する線分B1 ,・
・・,Bi-1 ,Bi ,Bi+1 ,・・・の列で囲まれた領
域を全体下打ち縫い領域401とする。
【0005】次に、図16に示すように、全体下打ち縫
い領域401を、各々について下打ち縫いを連続的に行
い得る複数の補助下打ち縫い領域に分割する。なお、こ
こにおいて「下打ち縫いを連続的に行い得る」とは、走
り縫い(下打ち縫いとしては不必要であるが、糸を切る
ことなく縫針の位置を移動させるために必要な縫い目の
形成)や糸の切断を行うことなく下打ち縫い目を形成し
得ることを意味するものとする。具体的には、全体下打
ち縫い領域401を複数の補助下打ち縫い領域に、それ
ら各補助下打ち縫い領域を規定する複数の頂点の中に、
各頂点を通って全体下打ち縫い領域401の中心線にほ
ぼ直角に延びる直線である参照線でその全体下打ち縫い
領域401の輪郭線がそれの外側に反転する反転点が存
在しない状態となるまで分割するのである。この全体下
打ち縫い領域401の分割は、本出願人の特願平1−2
66548号明細書に記載されている刺繍縫い領域の分
割と同様である。その結果、全体下打ち縫い領域401
は2つの補助下打ち縫い領域402と404とに分割さ
れることになる。
【0006】さらに、図17に示すように、2つの補助
下打ち縫い領域402,404の各々を一列に並んだ複
数の四角形(三角形を含む)のブロックに分割する。こ
の補助下打ち縫い領域の分割は、本出願人の特願平1−
266546号明細書に記載されている刺繍縫い領域の
分割と同様である。最後に、各ブロックを規定する4辺
のうち、刺繍縫い領域400において複数の単位刺繍縫
い目が進行すべき刺繍進行方向にほぼ平行な方向におい
て互いに対向する2主辺を交互につなぐ複数の単位下打
ち縫い目406が、刺繍進行方向とほぼ直角である下打
ち縫い進行方向において互いに対向する2副辺の一方か
ら他方に向かって予定の縫い目密度で順次形成され、か
つ、複数のブロックの先頭のものから末尾のものに向か
って順次下打ち縫い目406が形成されるための下打ち
縫いデータを作成する。この下打ち縫いデータの作成
は、本出願人の特願平2−89611号明細書に詳細に
記載されている。特にブロック間での下打ち縫いの実行
順序の決定は、本出願人の特願平1−279381号明
細書に記載されている刺繍縫い用ブロック間での刺繍縫
いの実行順序の決定と同様に行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば図10
に示す刺繍縫い領域300のように、それの輪郭線の一
部分と他の部分とが互いにかなり接近している場合に
は、刺繍縫い領域300の内側に設定される下打ち縫い
領域302の一部分と他の部分とが重なり合って下打ち
縫い領域輪郭線303が交点を有する。このように下打
ち縫い領域輪郭線が交点を有すると、前記特願平2−1
27787号明細書の記載の方法では下打ち縫いデータ
が全く作成できない場合がある。また、たとえ下打ち縫
いデータが作成できる場合でも同図に示すように、下打
ち縫い領域302が刺繍縫い領域300からはみ出す
と、肉眼で認識されるべきでない下打ち縫い目が認識さ
れることとなり、予定通りの下打ち縫いが実現できな
い。要するに、前記方法にはいずれの場合にも刺繍縫い
領域の形状との関係において適正な下打ち縫いデータが
作成できないという問題があるのである。
【0008】請求項1の発明はこの問題を解決すること
を課題として為されたものである。請求項2の発明は請
求項1の発明の一利用態様を提供することを課題として
為されたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そして、請求項1の発明
の要旨は、ミシンの縫い目で埋められるべき刺繍縫い領
域の輪郭線を規定する刺繍縫い領域輪郭線データに基づ
き、刺繍縫い領域輪郭線から設定距離内側の位置に全体
下打ち縫い領域輪郭線を設定すべく全体下打ち縫い領域
輪郭線データを作成し、それに基づき、全体下打ち縫い
領域に対してミシンによる下打ち縫いを行うのに必要な
下打ち縫いデータを作成する下打ち縫いデータ作成方法
を、全体下打ち縫い領域輪郭線自身に交点がある場合に
は、全体下打ち縫い領域輪郭線データに基づき、全体下
打ち縫い領域輪郭線を各々交点がない複数の輪郭線に分
割し、それら輪郭線によって規定される複数の部分下打
ち縫い領域から下打ち縫いを行うのが適当であるものを
選び出し、選び出された少なくとも一つの部分下打ち縫
い領域の各々の下打ち縫いデータを作成するものとした
ことにある。
【0010】請求項2の発明の要旨は、ミシンの縫い目
で埋められるべき刺繍縫い領域の輪郭線を規定する刺繍
縫い領域輪郭線データに基づき、刺繍縫い領域輪郭線か
ら設定距離内側の位置に全体下打ち縫い領域輪郭線を設
定すべく全体下打ち縫い領域輪郭線データを作成し、そ
れに基づき、全体下打ち縫い領域に対してミシンによる
下打ち縫いを行うのに必要な下打ち縫いデータを作成す
る下打ち縫いデータ作成方法を、全体下打ち縫い領域輪
郭線自身に交点がある場合には、全体下打ち縫い領域輪
郭線データに基づき、全体下打ち縫い領域輪郭線を各々
交点がない複数の輪郭線に分割し、それら輪郭線によっ
て規定される複数の部分下打ち縫い領域から下打ち縫い
を行うのが適当であるものを選び出し、選び出された少
なくとも一つの部分下打ち縫い領域の各々を下打ち縫い
を連続的に行い得る少なくとも一つの補助下打ち縫い領
域に分割し、それら補助下打ち縫い領域の各々の下打ち
縫いデータを作成するものとしたことにある。
【0011】なお、下打ち縫いとしては、前述のように
下打ち縫い領域を複数回横切る下打ち縫い目を形成する
横切り下打ち縫いのみならず、他の下打ち縫い、例え
ば、刺繍縫い領域の内側の閉じた線に沿って下打ち縫い
目を形成する周回下打ち縫いの採用も可能であり、両者
の併用が効果的である。
【0012】
【作用】請求項1の発明に係る下打ち縫いデータ作成方
法においては、刺繍縫い領域輪郭線データに基づき、予
定の規則に従って刺繍縫い領域の内側に設定される全体
下打ち縫い領域の輪郭線自身に交点がある場合には、そ
の全体下打ち縫い領域が各々交点がない複数の部分下打
ち縫い領域に分割され、それらのうち下打ち縫いを行う
のが適当なものの各々の下打ち縫いデータが作成され
る。
【0013】請求項2の発明に係る下打ち縫いデータ作
成方法においては、刺繍縫い領域輪郭線データに基づ
き、予定の規則に従って刺繍縫い領域の内側の位置に設
定される全体下打ち縫い領域の輪郭線自身に交点がある
場合には、その全体下打ち縫い領域が各々交点がない複
数の部分下打ち縫い領域に分割され、それらのうち下打
ち縫いを行うのが適当なものの各々が、下打ち縫いを連
続的に行い得る複数の補助下打ち縫い領域に分割され、
それら補助下打ち縫い領域の各々の下打ち縫いデータが
作成される。
【0014】
【発明の効果】このように、請求項1または2の発明に
従えば、全体下打ち縫い領域に重なり領域があっても下
打ち縫いデータが自動的に作成され、下打ち縫いデータ
作成方法の汎用性が向上するという効果が得られる。
【0015】特に、請求項2の発明に従えば、刺繍縫い
領域が分岐部,急激な屈曲部等を有する複雑な形状のも
のである場合でも、走り縫い,糸切り等が可及的に省略
できる下打ち縫いデータが自動的に作成されるため、種
々の形状の下打ち縫いを能率よく行うことが可能となる
という効果も得られる。
【0016】
【実施例】以下、請求項1および2の発明に共通の一実
施例である下打ち縫いデータ作成方法を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0017】図2は、本下打ち縫いデータ作成方法を実
施するのに好適であり、かつ、その方法により作成され
た刺繍縫いデータおよび下打ち縫いデータに基づいて刺
繍縫いおよび下打ち縫いを行う自動ミシンの斜視図であ
る。テーブル10上にミシンアーム12が配され、その
前端部に針棒支持ケース14が左右方向に移動可能に取
り付けられている。針棒支持ケース14は5本の針棒1
6を上下動可能に支持しており、各棒16の下端には針
18が取り付けられている。各針18にはそれぞれ、図
示しない糸供給源から針棒支持ケース14上の糸調子器
20および天秤22を経て種類の異なる糸が供給され
る。針棒支持ケース14はミシンアーム12に取り付け
られた針選択モータ24により駆動されて移動し、5本
の針棒16および針18のいずれかを使用位置に位置決
めする。
【0018】使用位置に位置決めされた針棒16は図示
しない動力伝達機構を介してミシンモータ26に連結さ
れ、上下動させられる。使用位置にある針棒16に対向
する位置にミシンテーブル10からミシンベッド28が
突設されており、そのミシンベット28に針18と共同
して加工布Wに縫い目を形成するための糸輪捕捉器(図
示省略)が設けられている。
【0019】ミシンテーブル10の両側方には2個のY
方向移動枠30(図には一方のみ図示)が矢印Yの方向
に移動可能に設けられており、図示しないY軸駆動モー
タにより正逆両方向に任意の距離だけ移動させられる。
両Y方向移動枠30間には支持枠32が張り渡されてお
り、その支持枠32によりX方向移動枠34が矢印Xの
方向に移動可能に支持されており、図示しないX軸駆動
モータにより正逆両方向に任意の距離だけ移動させられ
る。X方向移動枠34には、加工布Wを着脱可能に保持
する加工布保持枠36が取り付けられており、結局、加
工布保持枠36はX−Y平面上の任意の位置へ移動可能
である。以上、Y方向移動枠30,X軸駆動モータ,X
方向移動枠34,X軸駆動モータ,加工布保持枠36等
が加工布送り装置38を構成している。
【0020】本自動ミシンの制御部39を図3に示す。
この制御部39はCPU40,ROM42,RAM44
を備えたコンピュータを主体とするものであり、CPU
40には入出力ポート46,駆動回路48,50,52
を介して前記針選択モータ24,ミシンモータ26およ
び加工布送り装置38が接続されている。CPU40に
はさらに磁気ディスク,磁気テープ等にデータを記録す
る外部記憶装置54が接続されるとともに、入力制御回
路56を介して入力装置58が、また、表示制御回路6
0を介して表示装置62がそれぞれ接続されている。入
力装置58は作業者が刺繍縫いデータまたは下打ち縫い
データの作成や刺繍縫いまたは下打ち縫いの開始を指示
したり、複数個存在する刺繍縫い領域の中から適当なも
のを選択する等の入力操作を行うものであり、キーボー
ドとマウス等のポインティングデバイスとを含んでい
る。表示装置62は、各種の輪郭線データ,刺繍縫いデ
ータ,下打ち縫いデータ等を作業者が目視できるように
表示する手段であり、ブラウン管等により構成される。
【0021】RAM44には図4に示すように、刺繍縫
い領域輪郭線データを記憶する刺繍縫い領域輪郭線デー
タエリア70,全体下打ち縫い領域輪郭線データを記憶
する全体下打ち縫い領域輪郭線データエリア72,部分
下打ち縫い領域輪郭線データを記憶する部分下打ち縫い
領域輪郭線データエリア74,補助下打ち縫い領域輪郭
線データを記憶する補助下打ち縫い領域輪郭線データエ
リア76,作成された下打ち縫いデータを記憶する下打
ち縫いデータエリア78等がワーキングエリア80と共
に設けられている。また、ROM42にはミシンの作動
を制御するための種々のプログラムと共に、図示しない
刺繍縫いデータ作成プログラム,図5,図6,図7およ
び図8のフローチャートで表される下打ち縫いデータ作
成プログラムが格納されている。
【0022】以上説明した制御部39のうち下打ち縫い
データ作成に係る部分は図9のブロック図で示すよう
に、刺繍縫い領域輪郭線データ記憶手段90,下打ち縫
い領域輪郭線データ作成手段92,下打ち縫い領域輪郭
線交差判定手段94,第1下打ち縫い領域分割手段9
6,下打ち縫い領域抽出手段98,第2下打ち縫い領域
分割手段100および下打ち縫いデータ作成手段102
を備えている。
【0023】刺繍縫い領域輪郭線データ記憶手段90
は、刺繍縫い領域輪郭線データを記憶するものであっ
て、コンピュータの、図5のS1を実行する部分,RA
M44の刺繍縫い領域輪郭線データエリア70を構成す
る部分等から成っている。
【0024】下打ち縫い領域輪郭線データ作成手段92
は、刺繍縫い領域輪郭線データに基づき、刺繍縫い領域
輪郭線から距離hだけ内側にそれと平行に全体下打ち縫
い領域輪郭線を設定すべく全体下打ち縫い領域輪郭線デ
ータを作成し、記憶するものであって、コンピュータ
の、図5のS2(=図6の全ステップ)を実行する部
分,RAM44の全体下打ち縫い領域輪郭線データエリ
ア72を構成する部分等から成っている。
【0025】下打ち縫い領域輪郭線交差判定手段94
は、全体下打ち縫い領域輪郭線データに基づき、全体下
打ち縫い領域輪郭線の一部分と他の部分とが交差するか
否か、すなわち、全体下打ち縫い領域輪郭線自身が交点
を有するか否かを判定するものであって、コンピュータ
の、図5のS3を実行する部分等から成っている。
【0026】第1下打ち縫い領域分割手段96は、下打
ち縫い領域輪郭線交差判定手段94により交差すると判
定された全体下打ち縫い領域輪郭線を各々交点を有しな
い複数の部分下打ち縫い領域輪郭線に分割するものであ
って、コンピュータの、図5のS4,S5(=図7の全
ステップ)を実行する部分,RAM44の部分下打ち縫
い領域輪郭線データエリア74を構成する部分等から成
っている。
【0027】下打ち縫い領域抽出手段98は、第1下打
ち縫い領域分割手段96によって分割された複数の部分
下打ち縫い領域の中から下打ち縫いを行うのが適当であ
るものを抽出するものであって、コンピュータの、図5
のS6(=図8の全ステップ)を実行する部分等から成
っている。
【0028】第2下打ち縫い領域分割手段100は、前
記特願平2−127787号明細書に記載の手法を用い
て、下打ち縫い領域抽出手段98によって抽出された複
数の部分下打ち縫い領域の各々を下打ち縫いを連続的に
行い得る複数の補助下打ち縫い領域に分割するものであ
って、コンピュータの、図5のS7を実行する部分,R
AM44の補助下打ち縫い領域輪郭線データエリア76
を構成する部分等から成っている。
【0029】下打ち縫いデータ作成手段102は、上記
特願平2−127787号明細書に記載の手法を用い
て、複数の補助下打ち縫い領域の各々を連続的に(一度
も糸切りを行うことなく)ジグザグに横切った複数の単
位下打ち縫い目が形成される横切り下打ち縫いを行うの
に必要な下打ち縫いデータを作成するものであって、コ
ンピュータの、図5のS8,S9を実行する部分,RA
M44の下打ち縫いデータエリア78を構成する部分等
から成っている。
【0030】次に本自動ミシンにおいて下打ち縫いデー
タが作成される様子を詳細に、図5〜図8のフローチャ
ートを参照しつつ、図10に示す刺繍縫い領域300を
例に取って説明する。
【0031】下打ち縫いデータの作成に当たっては、ま
ず、図5のステップS1(以下、単にS1で表す。他の
ステップについても同様)において、複数の刺繍縫い領
域のうち作業者により選択されたものの刺繍縫い領域輪
郭線データが外部記憶装置54から読み出され、RAM
44の刺繍縫い領域輪郭線データエリア70に格納され
る。外部記憶装置54に格納されている刺繍縫い領域輪
郭線データは前記入力装置58から作業者により入力さ
れたものである。刺繍縫い領域輪郭線データは、輪郭線
を規定する頂点O1 ,・・・,Oi ,Oi+1 ,・・・O
n (ただし、On+1 はO1 と一致する)の各々のX−Y
座標を規定する点列データであり、刺繍縫い領域輪郭線
を時計回り(反時計回りでも可)にたどった場合に頂点
を通過する順序と同じ順序で(順序を表す番号に関連付
けられて)格納されている。なお、今回は図10の刺繍
縫い領域300のみが作業者によって選択され、それの
刺繍縫い領域輪郭線データのみが刺繍縫い領域輪郭線デ
ータエリア70に格納されたと仮定する。
【0032】その後、S2において、前記下打ち縫い領
域輪郭線データ作成手段92により全体下打ち縫い領域
輪郭線データが作成される。本ステップは図6の各ステ
ップから成っている。
【0033】まず、S201において、刺繍縫い領域輪
郭線データエリア70に記憶されている点列データに基
づき、図10に示すように、互いに隣接する2つの頂点
Oi,Oi+1 により規定される線分Ai の列が求められ
る。S202において、その線分列を構成する各線分A
i に平行であり、かつ、刺繍縫い領域300の内側に刺
繍縫い領域輪郭線301から距離hだけ離れた複数本の
直線Ci が求められる。S203において、互いに隣接
する2つの直線Ci-1 ,Ci が交差する複数の交点Qi
が求められ、S204において、それら交点Qi が全体
下打ち縫い領域302を規定する全体打ち縫い領域輪郭
線303の頂点として全体下打ち縫い領域輪郭線データ
エリア72に格納される。
【0034】図5のS2の実行終了後、S3において、
前記下打ち縫い領域輪郭線交差判定手段94により、S
2において求められた全体下打ち縫い領域輪郭線303
自身が交差するか否かが判定され、交差しなければ、S
7において、その全体下打ち縫い領域輪郭線データが部
分下打ち縫い領域輪郭線データエリア74に格納され、
実際に下打ち縫いを行う領域であることを示す下打ち縫
い実行フラグがON(=1)とされ、後述するS8に移
行する。一方、交差すれば、S4において、その交点が
求められ、その交点データが、全体下打ち縫い領域輪郭
線データエリア72に記憶されている全体下打ち縫い輪
郭線データの該当位置に挿入される。図11の例では、
15個の頂点Qi で構成される全体下打ち縫い輪郭線3
03が2つの交点16,17において交差しており、交
点16は頂点5と6との間と頂点12と13との間とに
それぞれ挿入され、交点17は頂点6と7との間と頂点
11と12との間とにそれぞれ挿入される。
【0035】S4の実行終了後、S5において、前記第
1下打ち縫い領域分割手段96により、全体下打ち縫い
領域輪郭線が各々交差しない複数の部分下打ち縫い領域
輪郭線に分割される。本ステップは図7の各ステップか
ら成っている。
【0036】まず、S501において、全体下打ち縫い
領域輪郭線303の全頂点Qi (2個の交点を含む。i
=1〜17)の中から最小(最大でも可)のX座標(Y
座標でも可)を持つ頂点、すなわち、図11の例では頂
点1が求められ、始点とされる。S502において、そ
の始点から頂点の並ぶ順序に従って輪郭線をたどること
によって順次頂点が取り出される。取り出された頂点は
その都度、S503において、S4において挿入された
交点に相当する交点相当頂点であるか否かが判定され、
そうであれば、S504において、現に取り出された交
点相当頂点と同じ交点に相当するもう一つの交点相当頂
点へ飛び、その交点相当頂点の次の頂点が読み出され、
以後、再び並び順序に従って順次頂点が取り出される。
頂点は1,2,・・・5,16(交点),6,17(交
点),7,・・・11,17(交点),12,16(交
点),13,14,15の順に記憶されているため、
点が頂点1から時計回りに順次取り出され、やがて頂点
5の次に頂点16が取り出されればこれは交点相当頂点
であるから、同じ交点に相当するもう一つの交点相当頂
点である頂点16に飛び、その次の頂点13から時計回
りに頂点13,14,15と取り出されるのである。交
点相当頂点である頂点16において、これまでたどって
きた進路とは異なる進路に進路変更が行われるのであ
る。次は、進路変更が行われた頂点(交点相当頂点)1
6を始点として再び頂点の読み出しが行われる。頂点5
と頂点6との間の頂点16を始点として16,6,17
の順に頂点が取り出されるのであり、頂点17は交点相
当頂点であるから進路変更が行われ、次は頂点12が取
り出される。この取り出しはすべての頂点が取り出され
るまで繰り返され(ただし、各頂点は1回だけ取り出さ
れるのに対し、各交点相当頂点は2回取り出される)、
これにより、全体下打ち縫い領域輪郭線が各々交点を有
しない複数の部分下打ち縫い領域輪郭線に分割される。
図11に示す全体下打ち縫い領域輪郭線303について
は、同図に示すように3つの部分下打ち縫い領域輪郭線
304,305,306に分割される。部分下打ち縫い
領域輪郭線304は頂点1,2,3,4,5,16(交
点相当頂点),13,14,15によって規定されるも
のであり、部分下打ち縫い領域輪郭線305は、頂点1
6(交点相当頂点),6,17(交点相当頂点),12
によって規定されるものであり、部分下打ち縫い領域輪
郭線306は、頂点17(交点相当頂点),7,8,
9,10,11によって規定されるものである。結局、
全体打ち縫い領域領域302は3つの部分下打ち縫い領
域310,311,312に分割されることになる。
【0037】その後、S6において、前記下打ち縫い領
域抽出手段98により、S5において分割された複数の
部分下打ち縫い領域の中から実際に下打ち縫いを行うも
のが抽出される。本ステップは図8の各ステップから成
っている。
【0038】まず、S601において、図12に示すよ
うに、前記S2と同様にして、全体下打ち縫い領域輪郭
線303と、S5において分割された部分下打ち縫い領
域輪郭線304,305,306のそれぞれの内側
に、各々を縮小した縮小全体下打ち縫い領域輪郭線31
と、縮小部分下打ち縫い領域輪郭線314,315,
316が求められる。このとき、部分下打ち縫い領域
輪郭線304,305,306はそれら自体が交差しな
いため、それぞれに対応する縮小部分下打ち縫い領域輪
郭線314,315,316も交差しないが、全体下打
ち縫い領域輪郭線303はそれ自体が交差するため、そ
れに対応する縮小全体下打ち縫い領域輪郭線313はそ
れの形状如何によって2つの形態のいずれかとなる。例
えば、図12の全体下打ち縫い領域30について概念
的に説明すれば、同図に示すように、縮小全体下打ち縫
い領域輪郭線313のうち部分下打ち縫い領域310と
312とに対応する部分は縮小部分下打ち縫い領域輪郭
線314と316と一致するが、部分下打ち縫い領域3
11に対応する部分は縮小部分下打ち縫い領域輪郭線3
の外側に位置する形態と、それとは逆に、図13に
示すように、縮小全体下打ち縫い領域輪郭線313のう
ち部分下打ち縫い領域311に対応する部分は縮小部分
下打ち縫い領域輪郭線315と一致するが、部分下打ち
縫い領域310と312とに対応する部分は縮小部分下
打ち縫い領域輪郭線314と316との外側に位置する
形態とのいずれかとなる。
【0039】その後、S602において、それら部分下
打ち縫い領域310,311,312のいずれかが選択
され、この選択された部分下打ち縫い領域に対して実際
に下打ち縫いを行うべきか否かが判定される。ただし、
この判定は仮のものであって、最終的な判定は後述のS
606において行われる。S602においては、具体的
には、上記選択された部分下打縫い領域縮小部分下打
ち縫い領域輪郭線すべてが縮小全体下打ち縫い領域輪郭
線313の一部または全部に一致する場合には、上記選
択された部分下打ち縫い領域が下打ち縫いを行うべき領
域であると判定され、これらが一致しない場合には、下
打ち縫いを行うべき領域ではないと判定される。例え
ば、図12の例では、部分下打ち縫い領域310,31
2は、それらの縮小部分下打ち縫い領域輪郭線すべてが
縮小全体下打ち縫い領域輪郭線313の一部に一致する
するため下打ち縫いを行うべき領域であると判定され、
部分下打ち縫い領域311は、縮小全体下打ち縫い領域
輪郭線313が縮小部分下打ち縫い領域輪郭線の外側に
位置して一致しないため、下打ち縫いを行うべき領域で
はないと判定され、一方、図13の例では、部分下打ち
縫い領域310,312が下打ち縫いを行うべき領域で
はないと判定され、部分下打ち縫い領域311が下打ち
縫いを行うべき領域であると判定されることになる。
【0040】そして、部分下打ち縫い領域が下打ち縫い
を行うべき領域であると判定された場合には、S603
において、その部分下打ち縫い領域に対応する下打ち縫
い実行フラグがON(=1)とされ、下打ち縫いを行う
べき領域ではない領域であると判定された場合には、S
604において、下打ち縫い実行フラグがOFF(=
0)とされる。
【0041】いずれの場合にもその後、S605におい
て、すべての部分下打ち縫い領域310,311,31
2に対して下打ち縫い実行フラグが設定されたか否かが
判定され、そうでなければ他の部分下打ち縫い領域につ
いてS602以下のステップが実行されるが、そうであ
れば、S606に移行する。
【0042】S606においては、下打ち縫い実行フラ
グがOFFとされた部分下打ち縫い領域輪郭線の頂点の
中に、全体下打ち縫い領域輪郭線303自身の交点と一
致する交点相当頂点が一つしか存在しない部分下打ち縫
い領域輪郭線が存在するか否かが判定される。図12の
例では、交点相当頂点320,321が一つしか存在し
ない部分下打ち縫い領域輪郭線は34と36とであ
るが、それらについてはいずれも下打ち縫い実行フラグ
がONとされているため、本ステップの判定はNOとな
り、前記S602の仮判定は真正であると判定され、下
打ち縫い実行フラグの内容を修正することなく本ルーチ
ンの一回の実行が終了する。
【0043】これに対して、図13の例では、交点相当
頂点320,321が一つしか存在しない部分下打ち縫
い領域輪郭線34,36についてはいずれも下打ち
縫い実行フラグがOFFとされているため、本ステップ
の判定がYESとなり、前記S602の仮判定は真正で
はないと判定され、S607において、下打ち縫い実行
フラグの内容の反転、すなわち、現在OFFであればO
N、現在ONであればOFFへの変更が部分下打ち縫い
領域310,311,312すべてについて行われる。
交点相当頂点が一つしか存在しない部分下打ち縫い領域
は必ず実際に下打ち縫いを行うべき領域であるとの事実
を用い、S602の仮判定の真否を判定するのである。
その結果、同図の例についても、図12の例と同様に、
部分下打ち縫い領域310,312は下打ち縫いを行う
べき領域とされ、部分下打ち縫い領域311は下打ち縫
いを行うべき領域ではないとされることになる。
【0044】以上のようにして図8のルーチンの実行が
終了すれば、図5のS7において、下打ち縫い実行フラ
グがONである各部分下打ち縫い領域310,312
(これらは前記下打ち縫い領域抽出手段98が下打ち縫
いを行うべき領域として抽出した部分下打ち縫い領域で
ある)が前記第2下打ち縫い領域分割手段100によ
り、下打ち縫いを連続的に行い得る複数の補助下打ち縫
い領域に分割される。ただし、今回の部分下打ち縫い領
域310,312は単純な形状のものであるため、各部
分下打ち縫い領域310,312が直ちに補助下打ち縫
い領域310,312とされる。その後、S8におい
て、前記下打ち縫いデータ作成手段102により、図1
に示すように、各補助下打ち縫い領域を複数回横切る下
打ち縫いのための下打ち縫いデータが作成され、下打ち
縫いデータエリア78に格納される。S9において、そ
の下打ち縫いデータが下打ち縫いデータエリア78から
読み出されて外部記憶装置54に格納される。
【0045】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、刺繍縫い領域が局部的に狭いために全体下
打ち縫い領域輪郭線が反転しても、その反転部について
は下打ち縫いが禁止される下打ち縫いデータが作成され
るため、刺繍縫い領域の形状如何を問わず適正な下打ち
縫いを行うための下打ち縫いデータが作成されるという
効果が得られる。
【0046】さらに、本実施例においては、各部分下打
ち縫い領域が分岐部,急激な屈曲部等を有する複雑な形
状のものである場合には各部分下打ち縫い領域が単純な
形状の複数の補助下打ち縫い領域に分割されるため、下
打ち縫いのための走り縫い,糸切り等が可及的に省略で
きるという効果も得られる。
【0047】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明はこの他の態様で実施するこ
とが可能である。
【0048】例えば、上記実施例においては、全体下打
ち縫い領域の反転部が刺繍縫い領域からはみ出すと否と
にかかわらずその反転部における下打ち縫いが禁止され
るようになっていたが、全体下打ち縫い領域の反転部が
刺繍縫い領域からはみ出すか否かを判定し、そうであれ
ばその反転部における下打ち縫いを禁止するが、そうで
なければ、すなわち、例えば図14に示す刺繍縫い領域
350のように、全体下打ち縫い領域352の反転部が
刺繍縫い領域350からはみ出さないと判定されれば、
その反転部における下打ち縫いを許可するようにしても
よい。
【0049】また、下打ち縫い領域抽出手段98によっ
て抽出された部分下打ち縫い領域について下打ち縫いデ
ータを作成する手法として次の手法を採用することも可
能である。以下、その手法を図15に示す刺繍縫い領域
400を例に取って説明する。なお、この刺繍縫い領域
400の全体下打ち縫い領域401の輪郭線は交差せ
ず、全体下打ち縫い領域401はそのまま部分下打ち縫
い領域とされるため、以下、全体下打ち縫い領域401
を部分下打ち縫い領域401という。
【0050】まず、部分下打ち縫い領域401を構成す
る複数の頂点の中から最小のX座標(Y座標でも可)と
最大のX座標(Y座標でも可)とを有する頂点をそれぞ
れ選び出し、それら2つの頂点を通る直線を参照線とす
る。次に、部分下打ち縫い領域401を複数の補助下打
ち縫い領域に、それら各補助下打ち縫い領域の輪郭線が
参照線と直角な任意の直線によって3回以上交差しない
状態となるまで分割する。その結果、部分下打ち縫い領
域401は図18に示すように、補助下打ち縫い領域4
10と412とに分割されることになる。その後、各補
助下打ち縫い領域410,412の輪郭線と、各々参照
線と直角にかつ互いに一定小ピッチで並んだ複数の直線
との複数の交点を求め、図19に示すように、それら交
点を参照線の方向と直角な方向に交互に(ジグザグに)
結ぶ複数の単位下打ち縫い目406が形成される下打ち
縫いデータを作成する。
【0051】これらの他にも当業者の知識に基づいて種
々の変形,改良を施した態様で本発明を実施することが
できるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2の発明に共通の一実施例であ
る下打ち縫いデータ作成方法を説明するための刺繍縫い
領域の一例を示す図である。
【図2】その下打ち縫いデータ作成方法を実施するのに
好適な下打ち縫いデータ作成装置を含む自動ミシンを示
す斜視図である。
【図3】その自動ミシンの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3におけるRAMの構成を概念的に示すブロ
ック図である。
【図5】図3におけるROMに格納されているプログラ
ムのうち本発明に関連の深いものを取り出して示すフロ
ーチャートである。
【図6】図5のS2の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図7】図5のS5の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図8】図5のS6の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図9】前記下打ち縫いデータ作成装置の構成を概念的
に示すブロック図である。
【図10】図5のプログラムを説明するための刺繍縫い
領域の一例を示す図である。
【図11】上記刺繍縫い領域を示す図である。
【図12】上記刺繍縫い領域を示す図である。
【図13】上記刺繍縫い領域を示す図である。
【図14】請求項1および2の発明に共通の別の実施例
である下打ち縫いデータ作成方法を説明するための刺繍
縫い領域の一例を示す図である。
【図15】本発明に先立って本出願人が開発した下打ち
縫いデータ作成方法を説明するための刺繍縫い領域の一
例を示す図である。
【図16】上記刺繍縫い領域を示す図である。
【図17】上記刺繍縫い領域を示す図である。
【図18】請求項1および2の発明に共通のさらに別の
実施例である下打ち縫いデータ作成方法を説明するため
の刺繍縫い領域の一例を示す図である。
【図19】上記刺繍縫い領域を示す図である。
【符号の説明】
39 制御部 40 CPU 42 ROM 44 RAM 90 刺繍縫い領域輪郭線データ記憶手段 92 下打ち縫い領域輪郭線データ作成手段 94 下打ち縫い領域輪郭線交差判定手段 96 第1下打ち縫い領域分割手段 98 下打ち縫い領域抽出手段 100 第2下打ち縫い領域分割手段 102 下打ち縫いデータ作成手段 300,350,400 刺繍縫い領域 301 刺繍縫い領域輪郭線 302,352,401 全体下打ち縫い領域 303 全体下打ち縫い領域輪郭線 304,305,306 部分下打ち縫い領域輪郭線 310,311,312 部分下打ち縫い領域 313 縮小全体下打ち縫い領域輪郭線 314,315,316 縮小部分下打ち縫い領域輪郭
線 402,404,410,412 補助下打ち縫い領域 406 単位下打ち縫い目

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンの縫い目で埋められるべき刺繍縫
    い領域の輪郭線を規定する刺繍縫い領域輪郭線データに
    基づき、刺繍縫い領域輪郭線から設定距離内側の位置に
    全体下打ち縫い領域輪郭線を設定すべく全体下打ち縫い
    領域輪郭線データを作成し、それに基づき、全体下打ち
    縫い領域に対してミシンによる下打ち縫いを行うのに必
    要な下打ち縫いデータを作成する下打ち縫いデータ作成
    方法であって、前記全体下打ち縫い領域輪郭線自身に交
    点がある場合には、前記全体下打ち縫い領域輪郭線デー
    タに基づき、前記全体下打ち縫い領域輪郭線を各々交点
    がない複数の輪郭線に分割し、それら輪郭線によって規
    定される複数の部分下打ち縫い領域から前記下打ち縫い
    を行うのが適当であるものを選び出し、選び出された少
    なくとも一つの部分下打ち縫い領域の各々の前記下打ち
    縫いデータを作成することを特徴とする下打ち縫いデー
    タ作成方法。
  2. 【請求項2】 ミシンの縫い目で埋められるべき刺繍縫
    い領域の輪郭線を規定する刺繍縫い領域輪郭線データに
    基づき、刺繍縫い領域輪郭線から設定距離内側の位置に
    全体下打ち縫い領域輪郭線を設定すべく全体下打ち縫い
    領域輪郭線データを作成し、それに基づき、全体下打ち
    縫い領域に対してミシンによる下打ち縫いを行うのに必
    要な下打ち縫いデータを作成する下打ち縫いデータ作成
    方法であって、前記全体下打ち縫い領域輪郭線自身に交
    点がある場合には、前記全体下打ち縫い領域輪郭線デー
    タに基づき、前記全体下打ち縫い領域輪郭線を各々交点
    がない複数の輪郭線に分割し、それら輪郭線によって規
    定される複数の部分下打ち縫い領域から前記下打ち縫い
    を行うのが適当であるものを選び出し、選び出された少
    なくとも一つの部分下打ち縫い領域の各々を下打ち縫い
    を連続的に行い得る少なくとも一つの補助下打ち縫い領
    域に分割し、それら補助下打ち縫い領域の各々の前記下
    打ち縫いデータを作成することを特徴とする下打ち縫い
    データ作成方法。
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