JP2663665B2 - 光ファイバ布設用パイプ及びそれを用いた光ファイバの布設方法 - Google Patents

光ファイバ布設用パイプ及びそれを用いた光ファイバの布設方法

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JP2663665B2 JP3095390A JP3095390A JP2663665B2 JP 2663665 B2 JP2663665 B2 JP 2663665B2 JP 3095390 A JP3095390 A JP 3095390A JP 3095390 A JP3095390 A JP 3095390A JP 2663665 B2 JP2663665 B2 JP 2663665B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光ファイバの圧送空気吹流し工法に用いて
有用な光ファイバ布設用パイプ及び当該パイプを利用し
て迅速かつ効率よく光ファイバをパイプ内に布設するた
めの布設方法に関するものである。
[従来の技術] 光ファイバを伝送媒体とする光通信、各種情報の伝送
及び処理、あるいはそれを用いた計測や各種のセンサ、
さらには医療や加工といった方面への応用技術の発達は
目覚ましく、光技術の適用範囲は益々拡大されつつあ
る。
しかし、現在は未だそれらが広く一般化されているわ
けではなく、十分な可能性を含みつつ着々とその実績が
積み重ねられている過渡的段階にあるのが実情である。
すなわち、列島縦貫幹線の一応の完成をみたとはい
え、地方幹線の構築は未だ不十分であり、加入者系の布
設においては都心部などで僅かに試験的実用化がなされ
ている段階にすぎない。
しかし、近い将来において通信や情報管理などのため
光ネットワークが広範囲に構築され、加入者系において
それらを自在に駆使できる日の到来することは明白であ
り、西暦2000年にはもはや夢ではなくなると考えられて
いる。
このため、そのような時代の到来を見越し、最近建設
されるビル等には、将来のビル内における光ファイバ配
線網の構築を可能にする光ファイバ布設用パイプを予め
配設しておく例が多くなった。
このパイプ配設は、メタルケーブルの配線ダクトを利
用して配設したり、あるいは電力供給用幹線ケーブルに
光ファイバ布設用パイプを添設しておいたりするもので
あり、後日加入者系における光ファイバの利用が可能と
なった場合に、この予め配設しておいたパイプ内に光フ
ァイバを挿入布設し、光伝送ネットワークを構築しよう
とするものである。
この予め布設してあるパイプ内に光ファイバを挿入配
設する手段として、圧送空気吹流し工法が提案されてい
る。
具体的には、内径が6mmで外径が8mm径程度の内部平滑
なポリエチレンの如きプラスチックッパイプを予め配設
しておき、そのようなパイプの一端より圧送空気を送り
込み、その空気流動に乗せて光ファイバをパイプ内に吹
流し挿入し布設するものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記した圧送空気による光ファイバの吹流し工法にお
いては、光ファイバユニットが空気流に乗ってパイプの
中央部を飛んで行ってくれれば理想的な布設を迅速に行
なうことができる。
しかし、パイプは常に直線配置されているとは限ら
ず、曲り部の設けられているのが通常であるし、光ファ
イバユニット自体に巻き癖もあって、光ファイバがパイ
プの内面に接触し、大きな摩擦力を受けながら圧送され
る場合の方が多い。
この摩擦力が過大になると光ファイバの圧送に多くの
時間を要する上、布設長さが長い場合には圧送させるこ
とも不可能となる。すなわち、上記した内面平滑なポリ
エチレンパイプを使用し光ファイバを圧送空気により吹
流し布設できる長さは、水平方向で約1km程度、垂直方
向で約100m程度である。しかし、現実にはより以上の長
さにおいて布設できることが望まれる場合も多いと考え
られるし、ビル等の構造物の大型化、高層化の傾向を考
慮すると、上記した程度では物足りない場合の生ずるこ
とも考えられる。
本発明の目的は、上記したような実情にかんがみ、光
ファイバをパイプ中心部に保持した状態で圧送空気によ
る吹流し布設を可能とし、それによって布設長さを大巾
に長くすることが可能となると共に、パイプ内面との摩
擦力の発生を格段に低減させ得ることにより、光ファイ
バのパイプ内への挿入布設作業の迅速化をも達成可能な
圧送空気吹流し工法のための新規な光ファイバ布設用パ
イプ及びそれを用いた光ファイバの布設方法を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1に、光ファイバを圧送空気吹流し工法
により圧送し得る内部空間を有するパイプの当該パイプ
内面に複数の一定方向のらせん状溝を形成したものであ
り、第2に、そのようならせん状溝を有するパイプ内に
光ファイバ圧送用の空気を圧送させ、当該空気にパイプ
内面に形成されているらせん状溝により当該らせん方向
への回転進行力を生じさせ、当該回転進行している圧送
空気により光ファイバをパイプ内に吹流し挿入させるも
のである。
[作用] パイプ内面に一定方向の多数のらせん溝が形成されて
いれば、空気圧送をさせる際に当該空気にはらせん溝壁
面によって回転力が発生し、空気流は渦巻き状の回転を
しながらパイプ内を進行して行くようになる。この空気
回転によって吹流し挿入される光ファイバにパイプ中心
に向う力が作用するようになり、光ファイバは所望の通
りパイプ中心部を飛びながら挿入され、迅速な布設作業
が可能となるばかりでなく、より長時間の布設をも可能
にすることができる。
また、仮に光ファイバがパイプ内面に接触したとして
も、溝を形成している突部との接触となり接触面が大巾
に小さくなって従来例におけるような過大な摩擦力の発
生も回避することが可能となる。
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照しつつ説明す
る。
第1図は、本発明に係るパイプ1内に光ファイバユニ
ット3を本発明に係る圧送空気吹流し工法により挿入布
設している様子を示す半断面説明図であり、第2図はそ
の端面図ある。
本発明に係るパイプ1の内面には一定方向に複数のら
せん状溝2,2が図のように形成されており、このらせん
状溝2,2の存在によってパイプ1内に圧送された空気流
にはらせん溝形成方向への回転流を生じて渦巻き状にパ
イプ1内を進行するようになる。
このように回転流が生ずることにより、空気流体はパ
イプ1の中央部で一番活発な状態となり、当該空気流体
にはパイプ1内を流れながら常にパイプ1の中央に集ま
るような作用力が働く。この現象によって光ファイバユ
ニット3は、パイプ中央に強く維持され、しかも一番流
れの活発な中央を進む結果となる。
溝2,2のピッチは、大きくても小さくてもそれなりの
効果が期待できる。ピッチが大きければ流量の力を最大
限に生かして光ファイバユニット3のパイプ1の中央に
持って行けるし、小さければ進行力は鈍化する光ファイ
バユニット3をパイプ1の中央に維持する力が強くな
る。
溝2の深さは特に規定しないがある程度の深さは必要
である。溝2の巾は光ファイバユニット3の外径よりも
小さいものとする必要がある。もしも光ファイバユニッ
ト3の外径と同等またはそれ以上にすると、光ファイバ
ユニット3が溝2内に入り込んでしまうおそれがあるか
らである。
溝間隔についても特別に規定はしないが、溝数の多い
方が流体に与える影響も大きいという観点から、溝間隔
は狭い程良いことになる。
上記のように構成される光ファイバ布設用パイプ1
は、ビル等の建設の際に将来の光ファイバの布設を見越
して既に説明したようにビル内の配線ダクト内に予め配
設されあるいは当該ダクト内に布設されている幹線ケー
ブルなどに添設され配設される。
第3図は、3本撚電力ケーブルを使用したビル用幹線
ケーブル10の撚合せ溝部に本発明に係るパイプ1,1を予
め配設した例を示す説明断面図である。
このように、電力ケーブル10との複合パイプとして構
成した場合、パイプ1は電力ケーブルと同じピッチで撚
り込まれることになり、このまま光ファイバを圧送する
と、撚った分の曲げにより光ファイバはパイプ1内を進
みずらくなる。
そこで、この場合には、パイプの撚り方向と同じ方向
にらせん溝をつけると、パイプ内面では流体にさらに慣
性力がつき光ファイバを中央に持っていく力が益々増大
するため、パイプが撚ってあってもパイプ内面に光ファ
イバが当接する確率が少なくなり、光ファイバをより遠
くへ飛ばすことができると考えられる。
逆にパイプの撚り方向と逆方向にらせん溝をつけ、溝
ピッチを電力ケーブルと同じにすると、パイプ内の流体
の流れはパイプを撚っているにも拘らず恰も直線パイプ
の中の流れと同じようになる。従って、らせんピッを電
力ケーブルのピッチに対し前後してずらしてやることが
必要であり、それによって光ファイバは中央に維持され
遠くへ飛ぶようになると考えられる。
一方、従来構成のパイプを配設しておいた場合、その
パイプの内径によりパイプ内に圧送できる光ファイバユ
ニットの外径が自ら制約され、より太い光ファイバユニ
ットを布設したくともそれは困難である。
しかし、本発明に係るパイプによれば、らせん状溝を
有する故に圧送する光ファイバがパイプ内面に接触しに
くいため、パイプ内径による制約を越えたより外径の大
きいすなわち心数の多い光ファイバを圧送することも可
能となり、予想し難い将来事情に柔軟な対応が可能とな
るという大きなメリットをも有するものである。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係るパイプ及び布設方法によれ
ば、パイプ内面に一方向へのらせん状の溝が形成されて
いる故に、圧送空気流体が渦を巻き乍ら進行し、光ファ
イバユニットはパイプ中央部の一番流速の強い位置に保
持されて長距離区間においても迅速かつ効率よく布設で
きるものであり、布設する光ファイバユニットの外径に
もかなりの巾を持たせ得るなど、数々の利点を発揮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパイプを用い本発明に係る方法を
実施している様子を示す半断面説明図、第2図はその端
面説明図、第3図はパイプを3本撚電力ケーブルの撚溝
に配設した様子を示す説明断面図である。 1:パイプ、 2:らせん状溝、 3:光ファイバユニット、 10:電力ケーブル。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバを圧送空気吹流し工法により圧
    送し得る内部空間を有するパイプであって、当該パイプ
    内面に複数の一定方向のらせん状溝が形成されてなる光
    ファイバ布設用パイプ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のパイプ内に光ファイバ圧送
    用の空気を圧送させ、当該空気にパイプ内面に形成され
    ているらせん状溝により当該らせん方向への回転進行力
    を生じさせ、当該回転進行している圧送空気により光フ
    ァイバをパイプ内に吹流し挿入させる光ファイバの布設
    方法。
JP3095390A 1990-02-09 1990-02-09 光ファイバ布設用パイプ及びそれを用いた光ファイバの布設方法 Expired - Lifetime JP2663665B2 (ja)

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IT1279164B1 (it) * 1995-03-14 1997-12-04 Cselt Centro Studi Lab Telecom Perfezionamenti alle canalizzazioni tubolari sotterranee per reti di telecomunicazioni.
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JPS6349502B2 (ja) * 1981-04-01 1988-10-04 Olympus Optical Co
JPH03122603A (ja) * 1989-08-23 1991-05-24 Arnco Corp ケーブル用ダクト、ダクト構造体、ケーブルとダクトの敷設方法及びケーブル敷設方法

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