JP2661498B2 - 穀粒等の自動充填装置 - Google Patents

穀粒等の自動充填装置

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JP2661498B2
JP2661498B2 JP2965193A JP2965193A JP2661498B2 JP 2661498 B2 JP2661498 B2 JP 2661498B2 JP 2965193 A JP2965193 A JP 2965193A JP 2965193 A JP2965193 A JP 2965193A JP 2661498 B2 JP2661498 B2 JP 2661498B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷凍コーン粒入
りポタージュ缶等を製造する際において、コーン粒を自
動的に定量づつ飲料缶に充填する等、穀粒を容器に自動
的に定量充填する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費者ニーズの多様化に伴い、冷
凍コーン粒入りコーンポタージュ缶詰、あずき粒入りお
しるこ缶詰等多種多様な飲料缶が商品化され一般化して
いる。従来、これらの粒入り飲料缶詰の製造において、
穀粒をポタージュやおしるこ等の調合液の中に加える方
法として、調合過程で穀粒と調合液を混合してフィラー
で充填するプレミックス方式と、空缶に予め穀粒を充填
し、その後で調合液を充填するポストミックス方式が知
られている。
【0003】従来、ポストミックス方式の場合、穀粒を
所定粒数だけ自動的に効率良く空缶に充填する装置は知
られてなく、一般にコンベヤで搬送される空缶に人手に
よってスプーンで直接供給することによって行ってお
り、製造効率が悪く、コスト高になる欠点があった。ま
た、粒状物を供給する装置として、ホッパーからスクリ
ュウコンベヤによって圧送して供給することは一般に行
われている(例えば、特公昭46−22680号公報、
特公昭56−35562号公報)が、スクリュウコンベ
ヤによる連続供給は定量供給性にかける欠点があり、少
量の粒状物を定量供給することは困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、穀粒入り飲
料缶詰等の製造における上記問題点を解決しようとする
ものであり、搬送される容器に少量の穀粒をほぼ定量づ
つ自動的に且つ穀粒のつぶれもなく良好に供給して充填
することができる穀粒等の自動充填装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題点
を解決するための実験過程において1条溝を有する従来
の供給スパイラルを採用して、ポタージュ缶に冷凍コー
ン粒を自動充填する装置を試作して、実験を行ったが、
1缶当りの充填目標粒数に対して合格率は59.3%以
下であり、しかも冷凍コーン粒のつぶれが多く発生し満
足するものが得られなかった。その原因は、以下のこと
にあった。空缶への穀粒充填量は、空缶の搬送速度、供
給スパイラルの溝の大きさ及び回転速度によって相対的
に決まるが、空缶の搬送速度はフィラー及び巻締装置の
速度によって規定され、通常一定速度で運転されてい
る。従って、一定口径の缶が落下口を通過する間に一定
量の冷凍コーン粒を落下させて充填量を一定にするため
には、該充填量を満たすように供給スパイラルの回転速
度又は溝の大きさを設定しなければならない。しかしな
がら、溝の幅が大きいと落下点から一度に落下する量が
多くなり、正確な定量供給が困難であり、充填量のバラ
ツキが大きくなる。一方、溝の幅を狭くして回転速度を
高くすると冷凍コーン粒の潰れが発生し、品質が劣化す
る。この事実を基にさらに、研究を重ねた結果、二条溝
を有する供給スパイラルを採用すること、ホッパー及び
充填シュートの幅を改良することによって、上記問題点
を解決することができ、本発明に到達したものである。
【0006】即ち、本発明の穀粒等の自動充填装置は、
穀粒を貯蔵するホッパー、貯蔵した冷凍コーン粒を送り
出す供給スパイラル、該供給スパイラルの外周部を囲っ
て前記供給スパイラルと共に穀粒搬送路を形成するカバ
ー、前記供給スパイラルによって搬送された穀粒をコン
ベヤによって搬送される缶の中に落下させて充填する充
填シュートとを有し、前記供給スパイラルは2条曲面溝
を有し、前記ホッパーは前記供給スパイラルの上流側上
方にその落下口が搬送方向に供給スパイラルのほぼ2溝
に対向するように開口して設けられていることを特徴と
する技術手段を採用することによって、前記目的を達成
することができた。前記供給スパイラルは、供給スパイ
ラル駆動シャフトに着脱可能に支持され、充填量の変更
に伴って、曲面溝の大きさが相違して形成された他の供
給スパイラルと交換可能となっていることが望ましく、
それにより充填する穀粒量を製品に応じて制御すること
ができる。前記飲料缶用穀粒装置は、コーンポタージュ
缶詰めの製造において少量の冷凍コーン粒を自動的に充
填する装置として好適に利用できる。
【0007】
【作用】ホッパー内に収納された穀粒は、自重によりそ
の流出口から供給スパイラルの2条の溝上に落下してい
る状態にあり、供給スパイラルの回転により順次下流側
に送られ、下流側端部に達すると、ほぼ溝2条幅開口し
ている充填シュート内に落下し、充填シュートに案内さ
れて空缶内に落下する。スパイラルは2条溝を有してい
るので、リードが2倍となり1条溝の半分の回転速度で
同量を供給することができ、各溝の幅を狭くしても高速
で回転する必要がない。従って、比較的正確に定量充填
することができ、また穀粒のつぶれもなく、良好に充填
することができる。缶種等によって充填量を変更する場
合は、溝の大きさが相違する供給スパイラルに交換する
ことによって、容易に制御することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の穀粒等の自動充填装置の実
施例に係る飲料缶用冷凍コーン粒充填装置の実施例の概
略を示し、該装置は主な構成要素として、冷凍コーン粒
を貯蔵するホッパー9、貯蔵した冷凍コーン粒を送り出
す供給スパイラル12、缶の中に冷凍コーン粒を入れる
ために位置決めする充填シュート14とを有し、充填機
に缶を供給するインフィードコンベヤ15の上方に設置
される。供給スパイラル12は、衛生面及び冷凍コーン
粒の搬送性からナイロン樹脂等の合成樹脂材を用いて、
等速ピッチの曲面溝を有する二条溝に形成され、曲面溝
の幅及び深さによって冷凍コーン粒の粒入り数の増減を
制御できる。本実施例では、曲面溝の幅及び又は深さが
異なる複数本の供給スパイラルを用意し、缶種に応じて
投入粒数が異なる場合は該当する大きさの溝を有する供
給スパイラルに交換することによって、粒入り数の変更
にも対応できるようになっている。供給スパイラル12
は、軸受6、13に軸受されたシャフト5に着脱自在に
嵌合固定され、粒入り数の変更に対して、簡単に供給ス
パイラルを変更することができるようになっている。該
供給スパイラル12は、減速機付可変モータ1により、
ドライブチェーン3、スプロケット4、シャフト5を介
して一方向に回転駆動される。
【0009】また図1において、7は半円筒状の下部カ
バー、11は半円筒状の上部カバーであり、前記供給ス
パイラル同様にナイロン樹脂等の合成樹脂で成形され、
該下部カバーと上部カバーで形成される円筒空間に供給
スパイラル12が嵌合されて冷凍コーン粒の搬送路が形
成されている。上部カバーの上流側端部は2条溝の各1
溝の幅、即ちほぼ2溝の幅を残すように供給スパイラル
より短く形成され、そこにホッパー9がその流出口が供
給スパイラルの溝に面するように設けられ、2条の溝に
ホッパーに貯蔵された冷凍コーン粒が自重により供給さ
れるようになっている。また、下部カバーの下流側端部
は2条溝のほぼ2溝分だけ短く形成され、そこに充填シ
ュート14が設けられている。充填シュート14は、上
流側が下部カバーの端部から垂直に垂下して設けられ、
下流側が下絞り状に形成されてインフィードコンベヤ1
5によって搬送される空缶8の開口部に冷凍コーン粒を
自然落下して入れるように形成されている。なお、18
はインフィードコンベヤ上の缶を緊急に停止させるため
のエアシリンダである。また19は空缶にゴミが混入す
るのを防ぐ為にインフィードコンベヤの上部に設けられ
たカバーであり、充填シュート14の下方は開口して、
空缶に冷凍コーン粒を供給できるようになっている。
【0010】図2に供給スパイラル12が一部破断して
詳細に示されている。図において、20が第1条目の曲
面溝であり、21が第2条目の曲面溝であってスパイラ
ルに形成されている。両曲面溝20、21とも同一半径
rの円弧面を有するように形成されている。22は供給
スパイラルシャフト5が貫通するための軸孔であり、2
3は該供給スパイラルをシャフトに固定するためのねじ
孔である。
【0011】本実施例の飲料缶冷凍コーン粒入れ装置は
以上のように構成され、次のように作動する。空缶8は
前工程のリンザーで清浄されたあとにインフィードコン
ベヤ15により互いに接触した状態で送られ、充填シュ
ート14下方の落下口に達する。一方、ホッパー内に収
納された冷凍コーン粒10は、自重により供給スパイラ
ル上に落下している状態にあり、供給スパイラル12の
回転により順次下流側に送られる。冷凍コーン粒10は
下部カバー7の下流端部に達すると、下部カバー下流端
16から充填シュート内に落下し、充填シュートに案内
されて空缶内に落下する。充填シュート14のシュート
壁は、実験の結果、コーン粒が落下する上流側が、図示
のように鉛直に形成して、落下時にシュートと接しない
ようにした場合が、ロート状に形成した場合と比較して
定量充填性に優れていることが確認された。なお、缶種
等によって充填量を変更する場合は、スパイラルをスパ
イラルシャフト5から外して溝の大きさが相違する他の
供給スパイラルに交換するか、及びまたは減速機付可変
モータ1の回転数を制御することによって任意に調節す
ることができる。以上のようにして冷凍コーン粒が供給
された缶は、次の調合液充填工程に搬送されるが、搬送
途中に監視員が目視により粒数の充填量を検査するか、
又は缶が秤量機を通過することによって秤量検査され、
不合格品は除去される。
【0012】上記装置によって、空缶に冷凍コーン粒を
16±4粒/缶を目標にして、空缶を550缶/分(シ
ーマー速度)で搬送して100缶について実施したとこ
ろ、該目標範囲粒数の冷凍コーン粒が充填された合格率
は80%であり、そして冷凍コーン粒のつぶれも殆どな
く極めて良好な結果が得られた。しかも、不合格品でも
全く冷凍コーン粒が充填されていない缶はなく、実用性
が極めて高いことが確認された。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され、穀粒
を連続的に搬送される空缶に少量の穀粒をほぼ定量づつ
自動的に且つ穀粒のつぶれもなく良好に供給して充填す
ることができる。また、穀粒の充填量を変更するには、
溝の大きさが相違する供給スパイラルに交換することに
よって、容易に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる飲料缶用穀粒入れ装置
の概略図である。
【図2】供給スパイラルの一部断面正面図である。
【符号の説明】
1 減速機付可変モータ 5 供給ス
パイラルシャフト 7 下部カバー 9 ホッパ
ー 8 空缶 10 冷凍コ
ーン粒 11 上部カバー 12 供給
スパイラル 14 充填シュート 20、21 曲面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を貯蔵するホッパー、貯蔵した穀粒
    を送り出す供給スパイラル、該供給スパイラルの外周部
    を囲って該供給スパイラルと共に穀粒搬送路を形成する
    カバー、前記供給スパイラルによって搬送された穀粒を
    コンベヤによって搬送される缶の中に落下させて充填す
    る充填シュートとを有し、前記供給スパイラルは2条曲
    面溝を有し、前記ホッパーは前記供給スパイラルの上流
    側上方にその落下口が搬送方向に供給スパイラルのほぼ
    2溝に対向するように開口して設けられていることを特
    徴とする穀粒等の自動充填装置。
  2. 【請求項2】 前記供給スパイラルは、供給スパイラル
    駆動シャフトに着脱可能に支持され、充填量の変更に伴
    って、曲面溝の大きさが相違して形成された他の供給ス
    パイラルと交換可能となっていることを特徴とする請求
    項1の穀粒等の自動充填装置。
  3. 【請求項3】 前記穀粒が冷凍コーン粒であり、冷凍コ
    ーン粒を空缶に自動的に供給することを特徴とする請求
    項1又は2の穀粒等の自動充填装置。
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