JP2660778B2 - エンジン用電子式コントローラの誤動作検出装置 - Google Patents

エンジン用電子式コントローラの誤動作検出装置

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JP2660778B2 JP24481091A JP24481091A JP2660778B2 JP 2660778 B2 JP2660778 B2 JP 2660778B2 JP 24481091 A JP24481091 A JP 24481091A JP 24481091 A JP24481091 A JP 24481091A JP 2660778 B2 JP2660778 B2 JP 2660778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スタータ付きエンジ
ンに使用する電子式コントローラにおいて、そのコント
ローラの誤動作を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子式コントローラを備えたエ
ンジンの異常検出装置は、スタータモータへ電力を供給
するバッテリの出力端子にコントローラ入力端子と中央
処理装置とを順に接続し、その中央処理装置にエンジン
冷却水温度高などの異常信号を出力する異常検出回路を
接続して構成してある。
【0003】上記の構成において、本発明者は、本発明
に先だって、上記のコントローラ入力端子にホトカプラ
の発光素子および非常停止スイッチを直列に接続して、
上記ホトカプラの受光素子の出力信号によってエンジン
を非常停止させるものを先に考えた。この場合、上記の
受光素子の出力信号と前記エンジン異常検出回路の出力
信号とを1つのタイマによって設定時間(100mS程度)だ
け遅延させてエンジン停止用警報回路を作動させるよう
に構成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の先発明例では、
エンジン始動時にエンジン異常でないのにもかかわらず
警報回路が作動してエンジンが停止してしまうことがあ
った。その原因は、中央処理装置のグランドが端子の緩
み等で接続不良となった場合には、そのグランド接続不
良の分だけコントローラ入力端子の電圧が低下するの
で、スタータモータの始動による電圧降下時に上記コン
トローラ入力端子の電圧が必要電圧よりも低くなるため
であると考えられる。そのため、中央処理装置で制御す
るスタータ用リレーの動作が不安定となって、スタータ
モータの回転が不安定となる。その結果、コントローラ
入力端子の電圧が大幅に変動して、ホトカプラの発光素
子が非通電状態に切換わり、受光素子が非常停止信号を
出力してエンジンを停止させるのである。
【0005】しかし、上記の先発明例は、非常停止回路
の出力信号とエンジン異常検出回路の出力信号とを1つ
のタイマで処理する構成であるため、いずれの原因によ
ってエンジンが停止したのかを検知することができなか
った。本発明は、グランド接続不良による中央処理装置
の誤動作を容易に検知できるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、エンジン用電子式コントローラの誤動作
検出装置を、例えば図1と図2に示すように、次のよう
に構成した。
【0007】エンジンに付設したスタータモータ4へ電
力を供給するバッテリ2と、そのバッテリ2の出力端子
2aに接続した電子式コントローラ5の入力端子6と、
その入力端子6に接続した中央処理装置8と、その中央
処理装置8にエンジン異常信号を出力するエンジン異常
検出回路12と、そのエンジン異常検出回路12の出力
信号を遅延処理する第1タイマ14と、その第1タイマ
14の出力信号によって作動する第1警報回路15と、
上記の電子式コントローラ5の入力端子6に直列に接続
したホトカプラ9の発光素子17および非常停止スイッ
チ18と、上記ホトカプラ9の受光素子20の出力信号
を遅延処理する第2タイマ21と、その第2タイマ21
の出力信号によって作動する第2警報回路22とを設
け、上記の第2タイマ21の設定遅延時間ΔT2を上記
の第1タイマ14の設定遅延時間ΔT1よりも短い値に
設定したものである。
【0008】
【作用】本発明は次のように作用する。エンジンの始動
時において、電子式コントローラ5のグランド端子10
とグランド線11との接続が不良の場合やそのグランド
線11が断線しかかっている場合には、スタータモータ
4の始動による電圧降下によって中央処理装置8の入力
電圧が必要電圧よりも低下するため、スタータ用リレー
3の動作が不安定となって、そのスタータモータ4の回
転が不安定となる。その結果、電子式コントローラ5の
入力端子6の電圧も不安定となり、ホトカプラ9の発光
素子17が非通電状態に切換わって、受光素子20が非
常停止信号を第2タイマ21へ出力する。
【0009】上記の非常停止信号が設定遅延時間ΔT
2(ここでは50mS)にわたって連続して入力されると、第
2タイマ21が第2警報回路22を作動させる。このた
め、エンジン異常検出回路12の異常信号によってエン
ジンが異常停止する前に、そのエンジンを非常停止させ
たり非常停止用警報ランプを点灯させたりすることが可
能となる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、中央処理装置のグラン
ドが接続不良の場合には、エンジン異常検出用の第1警
報回路が作動する前に非常停止用の第2警報回路を作動
させることができるので、そのグランド接続不良による
誤動作を容易に知ることができる。しかも、上記の効果
を得るにあたり、ホトカプラと非常停止スイッチとから
なる非常停止用回路を利用できるので、誤動作を検出す
る装置の構成が簡素ですむ。
【0011】
【実施例】図1のブロック図において、エンジンに搭載
したバッテリ2の出力端子2aには、スタータ用リレー
3の接点3bを介してスタータモータ4が接続されると
ともに、電子式コントローラ5の入力端子6が接続され
る。この入力端子6には中央処理装置8とホトカプラ9
とが接続される。上記のリレー3の接点3bを開閉操作
するコイル3aは中央処理装置8の出力信号によって操
作される。符号10は、中央処理装置8のグランド端子
で、符号11はグランド線である。
【0012】上記の中央処理装置8に、エンジン異常信
号(ここではエンジン冷却水温の温度高信号)を出力する
エンジン異常検出回路12が接続される。この異常検出
回路12は、エンジン冷却水の温度高で開路する水温ス
イッチ13を備えており、第1タイマ14を介して第1
警報回路15に接続される。上記の第1タイマ14は、
設定した遅延時間ΔT1(ここでは100mS)にわたって異常
信号が連続して入力された場合に第1警報回路15を作
動させるようになっている。
【0013】また、上記の電子式コントローラ5の入力
端子6に、前記ホトカプラ9の発光素子17と非常停止
スイッチ18とが直列に接続される。そのホトカプラ9
の受光素子20が第2タイマ21を介して第2警報回路
22に接続される。
【0014】エンジンの正常運転中には、上記の非常停
止スイッチ18が閉路しているので、発光素子17に通
電されており、受光素子20が中央処理装置8へエンジ
ン運転信号を出力している。エンジンの運転中に上記ス
イッチ18を開路操作すると、ホトカプラ9の発光素子
17が非通電状態に切換わって、受光素子20が非常停
止信号を第2タイマ21へ出力する。
【0015】また、エンジンの始動時において、電子式
コントローラ5のグランド端子10とグランド線11と
の接続が不良の場合には、スタータモータ4の始動によ
る電圧降下に加えて上記グランド接続不良の分だけ中央
処理装置8の入力電圧がさらに低下するため、スタータ
用リレー3の動作が不安定となり、そのスタータモータ
4の回転が不安定となる。その結果、電子式コントロー
ラ5の入力端子6の電圧も不安定となり、ホトカプラ9
の発光素子17が非通電状態に切換わって、受光素子2
0が非常停止信号を第2タイマ21へ出力する。
【0016】上記の第2タイマ21は、前記の第1タイ
マ14の遅延時間ΔT1よりも短い遅延時間ΔT2(ここ
では50mS)にわたって異常信号が連続して入力された場
合に第2警報回路22を作動させるようになっている。
【0017】上記の中央処理装置8の作動を主として図
2で説明する。スタータモータ4の運転を開始すると
(S1)、エンジン異常検出回路12によってエンジン異
常信号が入力されているか否かを判別する(S2)。その
異常信号が入力されている場合には、その信号が100mS
の時間にわたって連続して入力されたか否かを判別する
(S3)。連続して入力された場合には警報を出力する
(S4)。
【0018】また、上記スタータモータ4の運転と同時
に、ホトカプラ9の受光素子20から非常停止信号が入
力されているか否かを判別する(S5)。その非常停止信
号が入力されている場合には、その信号が50mSの時間に
わたって連続して入力されたか否かを判別する(S6)。
連続して入力された場合には警報を出力して(S7)、エ
ンジンを非常停止させるとともに、警報ランプを点灯さ
せる。
【0019】なお、前記のエンジン異常信号としては、
エンジン冷却水温の温度高信号の他に、潤滑オイルの圧
力低下信号などを設けてもよい。また、前記の第2タイ
マ21の設定遅延時間ΔT2は、50mSに限定されるもの
ではなく、第1タイマ14の遅延時間ΔT1よりも短か
いものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子式コントローラの誤動作検出装置のブロッ
ク図である。
【図2】上記の誤動作検出装置の要部のフローチャート
である。
【符号の説明】
2…バッテリ、2a…出力端子、4…スタータモータ、
5…電子式コントローラ、6…入力端子、8…中央処理
装置、9…ホトカプラ、12…エンジン異常検出回路、
14…第1タイマ、15…第1警報回路、17…発光素
子、18…非常停止スイッチ、20…受光素子、21…
第2タイマ、22…第2警報回路、ΔT1…第1タイマ
14の設定遅延時間、ΔT2…第2タイマ21の設定遅
延時間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに付設したスタータモータ(4)
    へ電力を供給するバッテリ(2)と、そのバッテリ(2)の
    出力端子(2a)に接続した電子式コントローラ(5)の入
    力端子(6)と、その入力端子(6)に接続した中央処理装
    置(8)と、その中央処理装置(8)にエンジン異常信号を
    出力するエンジン異常検出回路(12)と、そのエンジン
    異常検出回路(12)の出力信号を遅延処理する第1タイ
    マ(14)と、その第1タイマ(14)の出力信号によって
    作動する第1警報回路(15)と、上記の電子式コントロ
    ーラ(5)の入力端子(6)に直列に接続したホトカプラ
    (9)の発光素子(17)および非常停止スイッチ(18)
    と、上記ホトカプラ(9)の受光素子(20)の出力信号を
    遅延処理する第2タイマ(21)と、その第2タイマ(2
    1)の出力信号によって作動する第2警報回路(22)と
    からなり、上記の第2タイマ(21)の設定遅延時間(Δ
    2)を上記の第1タイマ(14)の設定遅延時間(ΔT1)
    よりも短い値に設定した、ことを特徴とするエンジン用
    電子式コントローラの誤動作検出装置。
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