JP2660614B2 - クレーンを搭載したトラックの支持装置 - Google Patents

クレーンを搭載したトラックの支持装置

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JP2660614B2
JP2660614B2 JP23418591A JP23418591A JP2660614B2 JP 2660614 B2 JP2660614 B2 JP 2660614B2 JP 23418591 A JP23418591 A JP 23418591A JP 23418591 A JP23418591 A JP 23418591A JP 2660614 B2 JP2660614 B2 JP 2660614B2
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勇太郎 広田
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Hino Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンを搭載したトラ
ックの支持装置に係り、とくに荷台をクレーンに搭載す
るようにしたトラックの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設作業や荷役作業の合理化のために、
クレーンを搭載したトラックが広く利用されるようにな
っている。このようなトラックは、キャブのすぐ後側の
部分にクレーンを備え、そのアームを伸ばしてフックに
よって重い荷物を吊り下げて移動させるようにしたもの
である。
【0003】このようなクレーンを使用する際に、車体
がふらつくと危険を生ずる。そこでこのようなクレーン
車には、固定脚を設けるようにしている。すなわち車体
の両側に延出されるサポートに油圧式の固定脚を装着し
ており、この固定脚を下方へ伸ばして地面に接触させる
ようにしている。このような固定脚によって車体を支持
すると、サスペンションばねによって懸架されている車
輪が浮いてしまうために、車体がふらつくことがなくな
り、これによってクレーンの安全性を確保できるように
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような油
圧式の固定脚は、大きな重量を有し、これによって車両
の重量が増加する欠点がある。また固定脚が油圧によっ
て伸長されるようになっているために、油圧ポンプを含
む油圧装置を必要とする。これによって車体の支持装置
のコストが上昇する欠点がある。従ってこのような固定
脚は、簡易式のクレーンを備えるトラックには不適当な
ものである。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、比較的簡単な構造によって、車体を安
定に支持することができるようにしたトラックの支持装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、荷台にク
レーンを搭載するようにしたトラックにおいて、フレー
ムにサポートを取付けるとともに、該サポートにアタッ
チメントを介してジャッキを連結するようになし、前記
ジャッキを伸ばして車体を支持するようにしたものであ
る。
【0007】また第2の発明は、上記第1の発明におい
て、前記サポートに検出スイッチが設けられ、該検出ス
イッチがアタッチメントの結合を検出するようにし、前
記検出スイッチが検出動作を行なわない場合には前記ク
レーンの駆動手段が作動しないようにしたものである。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、フレームに取付けられて
いるサポートにアタッチメントを介してジャッキを連結
するとともに、このジャッキを伸ばすことによって車体
を支持できるようになり、これによってサスペンション
ばねで支持されている車輪が浮くようになるために、ク
レーンを使用する際に車体がふらつくことがなくなる。
【0009】第2の発明によれば、サポートに設けられ
ている検出スイッチがアタッチメントの結合を検出しな
いと、クレーンの駆動手段が作動しないために、サポー
トにアタッチメントが取付けられていない状態でクレー
ンを使用することができなくなり、これによって安全性
が確保されることになる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る支持装置を備
えるトラックを示している。このトラックはボンネット
型トラックから構成されており、キャブ10の後側には
比較的小さな荷台11が設けられている。この荷台11
を構成するリヤデッキの前方であってその左右の部分に
はベース12とレスト装置13とがそれぞれ取付けられ
ている。
【0011】ベース12はその内部に電動モータ14を
備えるとともに、この電動モータ14によってウインチ
15を駆動し、ワイヤを巻上げるようにしている。また
ベース12内には減速機16が収納されており、ハンド
ル操作によって減速機16を介して主軸を回転してアー
ム20を旋回させるようにしている。またベース12内
には昇降機構17が設けられており、この昇降機構17
によってアーム20を上下に回動するようにしている。
【0012】クレーンを構成するアーム20はアウタム
ーブ21とインナムーブ22とから構成されている。イ
ンナムーブ22がアウタムーブ21内に伸縮可能に収納
されるようになっている。そしてインナムーブ22の先
端側には滑車24が取付けられるとともに、この滑車2
4によって繰出されるワイヤ23の先端部がフック25
と連結されるようになっている。
【0013】つぎにこのトラックの車体の支持装置につ
いて説明すると、左右のフレームの内のベース12側の
フレーム、すなわち左側のフレーム28には、図1およ
び図2に示すように、ブラケット29が溶接されて固着
されている。そしてブラケット29の下端部には4角筒
状をなすサポート30が固着されている。このサポート
30には、図1〜図3に示すように、連結用ステー31
が挿入されるようになっている。なおステー31は図4
および図5に示すように、傾斜部44が設けられていな
い部分の断面が円形になっている。
【0014】連結用ステー31はピン32を介して図2
に示すアダプタ33の上端に回動可能に連結されるよう
になっている。アダプタ33はその断面がコ字状をなす
とともに、その下端には円筒状の嵌合部34が溶接され
て取付けられている。そしてこの嵌合部34にジャッキ
35の上端側のヘッド36が嵌合されるようになってい
る。ジャッキ35のヘッド36の部分は、図1に示すエ
クステンション37とハンドル38とによって、上下に
昇降するようになっている。
【0015】上記サポート30内には、図2および図3
に示すように検出スイッチ41が取付けられている。こ
の検出スイッチ41は下方に延びる検出子42を備えて
おり、サポート30の上部に設けられている開口43を
通してサポート30の内部に臨むようになっている。そ
してサポート30内に連結用ステー31が挿入される
と、図4および図5に示す連結用ステー31の先端側の
傾斜部44が上記検出スイッチ41の検出子42を押し
上げるようにしており、これによって検出動作を行なう
ようにしている。
【0016】つぎに以上のような構成に係る支持装置を
備えるクレーンの動作について説明する。電動モータ1
4によって巻上げるウインチ15から成るクレーンを使
用する場合には、図2に示すように、ジャッキ35を利
用して車体を安定に支持する。すなわちサポート30の
中へ連結用ステー31を挿入する。
【0017】するとこのステー31の先端側の傾斜部4
4が検出スイッチ41の操作子42を押し上げるように
なり、これによってステー31の挿入の検出が行なわれ
る。そしてこの後にアダプタ33の嵌合部34にジャッ
キ35のヘッド36を嵌合させる。そしてエクステンシ
ョン37とハンドル38とを用いてジャッキ35を伸長
させ、車両の少なくとも左側の後部をこのジャッキ35
によって支持する。
【0018】このような状態においてインナムーブ22
をアウタムーブ21から引出して伸長させるとともに、
昇降機構17によってアーム20を上下に回動して任意
の回動角度とする。また減速機16を介してハンドルで
主軸を回転させてアーム20を任意の位置に旋回させ
る。。そしてコントローラ47を操作し、電動モータ1
4によってウインチ15を駆動し、ワイヤ23を繰出
す。
【0019】そしてインナムーブ22とアウタムーブ2
1とから成るアーム20を旋回させ、ワイヤ23の先端
側のフック25によって所定の物品を引掛けるととも
に、この後に再びコントローラ47によって電動モータ
14を駆動し、ワイヤ23をウインチ15で巻上げるよ
うにする。これによって荷物をリヤデッキ11上に載置
したり、あるいはまたリヤデッキ11から荷物を下ろし
たりすることが可能になる。しかもこのような作業の際
に、ベース12が設けられている車体の少なくとも左側
の部分はジャッキ35によって確実に支持されるため
に、安全に作業が行なわれるようになる。
【0020】このように本実施例に係るトラックにおい
ては、サポート30にアダプタ33の連結用ステー31
を挿入するとともに、ハンドル38とエクステンション
37とを使用し、アダプタ33の嵌合部34に連結され
たジャッキ35の高さを調整しながら車体を支持するよ
うにしたものである。
【0021】このような支持装置によると、とくにスク
リュ式のシャッキ35を使用することになり、これによ
って車高の調整が非常にし易くなる。また車載用のジャ
ッキを兼用しているために、油圧式の専用の固定脚に比
べてその重量が軽くなる。しかも支持装置のための専用
の部品を少なくすることが可能になる。またジャッキ3
5を利用しているために、車体の固定が非常にやり易
い。またこのような支持装置を外し忘れた状態で走行し
たとしても、アダプタ33とジャッキ35とが容易に分
離するようになる。また図3に示すように、断面が4角
形のサポート30に挿入される連結用ステー31はその
断面形状が円形であるために、連結用ステー31がサポ
ート30内で回転できるようになり、取外し等の際にサ
ポート30や検出スイッチ41にダメージを与えること
がなくなる。
【0022】図6は変形例を示すものであって、この変
形例においては、左右のフレーム28にそれぞれ上記実
施例と同一の構造の支持装置が備えられている。すなわ
ちここでは2個のジャッキ35を用いてリヤデッキ11
の後部を左右で支持するようにしているために、より安
定にリヤデッキ11を支持することが可能になる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明は、フレームにサポートを取
付けるとともに、このサポートにアタッチメントを介し
てジャッキを連結するようになし、ジャッキを伸ばして
車体を支持するようにしたものである。従ってジャッキ
を有効に利用してこのジャッキをアタッチメントを介し
てサポートと連結することによって、固定脚を構成する
ことが可能になる。従って専用部品を少なくして、軽量
の支持装置を得ることが可能になる。しかもジャッキの
伸縮のみによって車体を支持することが可能なために、
固定の操作が容易になる。
【0024】第2の発明によれば、サポートに検出スイ
ッチが設けられ、この検出スイッチがアタッチメントの
結合を検出するようにしており、検出スイッチが検出動
作を行なわない場合にはクレーンの駆動手段が作動しな
いようになっているために、アタッチメントを介してジ
ャッキが取付けられていない状態でクレーンを使用する
ことがなくなり、安全性が確保されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーンを搭載したトラックの外観斜視図であ
る。
【図2】支持装置の正面図である。
【図3】フレームに取付けられているサポートの正面図
である。
【図4】連結用ステーの正面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】変形例の支持装置を備えるトラックの背面図で
ある。
【符号の説明】
10 キャブ 11 荷台(リヤデッキ) 12 ベース 13 レスト装置 14 電動モータ 15 ウインチ 16 減速機 17 昇降機構 20 アーム 21 アウタムーブ 22 インナムーブ 23 ワイヤ 24 滑車 25 フック 28 フレーム 29 ブラケット 30 サポート 31 連結用ステー 32 ピン 33 アダプタ 34 嵌合部 35 ジャッキ 36 ヘッド 37 エクステンション 38 ハンドル 41 検出スイッチ 42 検出子 43 開口 44 傾斜部 47 コントローラ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷台にクレーンを搭載するようにしたト
    ラックにおいて、 フレームにサポートを取付けるとともに、該サポートに
    アタッチメントを介してジャッキを連結するようにな
    し、 前記ジャッキを伸ばして車体を支持するようにしたこと
    を特徴とするクレーンを搭載したトラックの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記サポートに検出スイッチが設けら
    れ、該検出スイッチがアタッチメントの結合を検出する
    ようにし、 前記検出スイッチが検出動作を行なわない場合には前記
    クレーンの駆動手段が作動しないようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のクレーンを搭載したトラックの
    支持装置。
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