JP2660402B2 - 刺繍ミシンにおける上糸切断装置 - Google Patents

刺繍ミシンにおける上糸切断装置

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JP2660402B2 JP61162372A JP16237286A JP2660402B2 JP 2660402 B2 JP2660402 B2 JP 2660402B2 JP 61162372 A JP61162372 A JP 61162372A JP 16237286 A JP16237286 A JP 16237286A JP 2660402 B2 JP2660402 B2 JP 2660402B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は刺繍ミシンにおいて、刺繍縫いをする場所
の変更あるいは刺繍縫い用の上糸の色の変更などの為に
上糸を切断することようにした刺繍ミシンにおける上糸
切断装置に関するものである。 (従来の技術) 従来の上糸切断装置において、下糸の誤切断を防ぐ為
に下糸を払い退ける為の部材や、釜の作用で形成された
上糸のループを引掛らせる為の部材や、その部材に引掛
った上糸を切断する為の可動刃を備えた装置が知られて
いる。 (発明が解決しようとする問題点) しかし上記の可動刃を備える装置は構造が複雑で、価
格が高くなるその上に、可動刃の駆動部の故障も多いと
いう問題点があった。 この発明は上記従来の問題点を除き、下糸の誤切断を
なくすると共に、上糸のみを正確に切断できると共に、
構成簡易で、安価な提供及び故障の発生の機会の低減を
可能にできるようにした刺繍ミシンにおける上糸切断装
置を提供しようとするものである。 本願発明の構成は次の通りである。 (問題点を解決する為の手段) 本願発明の刺繍ミシンにおける上糸切断装置は、針通
し孔を有する針板の下方には釜を備える一方、上記針板
の上方には、上記針通し孔を通して上記釜に向け下降し
得るようにした上下動自在の針を備えて、上記釜を回動
させると共に上記針を上下動させることによって、針を
通して繰り出されかつ釜の回動によって釜をくぐる上糸
と、釜から繰り出される下糸とにより布に刺繍縫いを施
すようにしてある刺繍ミシンにおいて、上記針板の下側
においては、引掛杆と、該引掛杆に掛かった上糸が引掛
杆から外れることを阻止する為にその先端部に付設され
た爪とから成る引掛片を、上記釜の近傍に配設すると共
に、その引掛片は、釜をくぐろうとする上糸の一部が釜
の前面側を通る時点の前に、釜の前面側における上糸の
移動予定位置に前進して、上記上糸の一部が釜の前面側
を通ろうとすることによりその上糸を該引掛片の引掛杆
に引掛からせ、上記上糸の一部が釜の前面側を通る時点
を経過した後に上記前進した位置から後退を可能に進退
自在にしてあり、更にその後退する過程で、引掛片に引
掛った上糸が引き張られて切刃で切断されるように、上
記引掛片に切刃が固定的に備えさせたのである。 (作用) 釜の回動により釜をくぐろうとする上糸の一部が釜の
前面側を通る時点の前に引掛片が釜前面の糸の移動予定
位置へ前進する。その後上記上糸の一部が釜の前面側を
通ろうとすることにより、上糸が引掛片に引掛る。その
後引掛片は上記の位置から後退する。その場合、引掛片
先端部の爪が上糸を引いて移動する。その移動の過程で
引掛孔に引掛った上糸が引き張られて引刃で切断される
ように、上記引掛片に切刃が固定的に備えさせてあるの
で、上糸は勝手に切刃に近づいて切断される。 (実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1
図乃至第5図において、Fは刺繍ミシンの基枠、1は針
通し孔1aを有する針板、2は針板1の下方に位置されて
いる釜で、軸50によって回転されるようにしてある外釜
3と、外釜3内に収容されかつ固定的な釜止め4によっ
て回り止めされている内釜5とで周知のように構成され
ている。なお、上記内釜5内には下糸用ボビンのボビン
ケース6が収納されている。6aは糸ガイドを示す。7は
針板1の上方に配設されている針で、周知のように針通
し孔1aを通して下降し得るよう上下動自在に構成されて
いる。 次に、8はフレームFに止着した取付板、9は取付板
8に取付けたロータリーソレノイドで、図示外の制御装
置からの指令により、釜2や針7と関連して作動するよ
うになっている。10はロータリソレノイド9の回動軸9a
に止着されている揺動腕、11は引掛片で、その元部12を
揺動腕10に止着してある。11aは引掛片における引掛杆
で、図示される如く細幅に形成されている。13は引掛杆
11aの先端に付設した爪で、引掛杆11aに掛かった上糸が
それから外れることを防止する為のものである。上記引
掛片11は、上記回動軸9aの往復回動により第1図に示さ
れる如く釜2から離間した状態となる退避位置と、第2
図や第3図に示される如く爪13が釜2内に進入した状態
となる引掛位置との間において移動自在となっており、
ロータリーソレノイド9は引掛片11を上記の両位置の間
で進退動させる為の駆動手段を構成している。尚その駆
動手段は正逆回動可能なモータであってもよい。上記引
掛片11の引掛位置は、第3図に明示されるように上方か
ら見て爪13が釜2の内部に没入する位置に定めてある。
15は上糸を切断する為の切刃で、爪13に対しロウ付ない
しは接着剤等の固着手段によって固着してある。 上記構成のものにあっては、上糸bを針7の孔に通
し、下糸aのボビンをボビンケース6にセットして刺繍
ミシンを運転させると、針7が針通し孔1aを通して昇降
すると共に外釜3が回転することによって布16に周知の
ように刺繍縫い17を施すことができる。この通常の縫製
中においてはソレノイド9には作動指令が与えられず、
引掛片11は第1図の退避位置に位置したままの状態とな
っている。次に、一つの模様の刺繍縫いを終えた後他の
模様の刺繍縫いに移るとき等に上糸bを切断する場合に
は、ソレノイド9に作動指令が与えられ、引掛片11が第
6図に示すようなタイミングで針7や釜2と関連作動し
て上糸bの切断がなされる。即ち、サイクル角度が0゜
の(イ)時点において引掛片11が退避位置から引掛位置
へ移動する。その後外釜3の回動、針7の上下動、天秤
の上下動が通常の如く継続され、サイクル角度が205゜
となったところで針7によって布16、針通し孔1aを通し
て下降されてきた上糸bを外釜3の剣先3aが引掛ける。
その後外釜3の回動の継続により、剣先3aに引掛った上
糸bはループとなって内釜5をくぐる。その過程におい
て、上記上糸bのループのうち釜の前面側を通る部分
は、上記ループが最大になる前の時点(例えばサイクル
角度290゜の時点)において、引掛杆11aにおける一方の
縁11a′に接触する。その後、サイクル角度353度の時点
になると、上糸bは内釜5をくぐり抜け終えて、上糸b
が剣先3aから外れて上方へ引上げ(天秤により)られ
る。その結果上糸bは第3図に示されるように引掛杆11
aに引掛った状態となる。次に(ロ)の時点になると引
掛片11が引掛位置から退避位置に向けて後退される。そ
の過程において、第5図に示される如く切刃15が釜2か
ら出現すると、上糸bはその切刃15によって切断され
る。この切段は第6図から明らかなように天秤が上昇す
る過程即ち上糸bがぴんと張った状態で行なわれる為、
上糸bは確実に切断される。上記のようにして上糸bの
切断が完了すると釜や針や天秤の作動が停止され、次の
場所での刺繍縫いの為に布16が移動されたり、上糸の色
替えが周知の如く行なわれる。 次に、前記引掛片11の退避位置から引掛位置への移動
は、第6図にAで示すように、通常の縫製の最後の縫目
を形成するときに、上糸が引掛片11に巻き付かない位置
に移動した後の時点(前記上糸のループにおいて釜の前
側を通る部分が引掛片11の引掛位置を通過した後の時
点)から、前記上糸のループにおいて釜の前面側を通る
部分が引掛片11の引掛位置を通過する前の時点までのい
ずれの時点で行なってもよい。また引掛位置から退避位
置への移動は、第6図にBで示すように、前記上糸のル
ープにおいて釜の前面側を通る部分が引掛杆11aにおけ
る一方の縁11a′に接触した時点から、最後の縫目形成
から3針おり、引掛杆11aに2重に上糸bを引掛けない
前に引掛片11を引掛位置から遠去け得る時点までのいず
れの時点で行なってもよい。 次に本願の異なる実施例を示す図面第7図、第8図及
び第9図について説明する。これらの図は引掛片11に切
刃を固定的に具備させる手段の異なる例を示すもので、
第7図及び第8図は切刃15を爪13にリベット18で止着し
た例を示し、第9図は爪13の一部を研いで切刃15を形成
した例を示す。 (発明の効果) 以上のように本発明にあっては、布16を貫いて釜5に
向かって下がってきた上糸bを針板1の下で切断したい
場合、釜5をくぐろうとする上糸bの一部が釜5の前面
側を通る時点の前に、引掛片11を釜の前面に近接した位
置に前進させて、上記上糸bの一部が釜5の前面側を通
ろうとすることによりその上糸を該引掛片11の引掛杆11
aに引掛からせ、上記上糸bの一部が釜5の前面側を通
る時点を経過した後に上記引掛片11を上記釜の前面に近
接した位置から後退させて、その後退する過程で、引掛
片11に引掛った上糸bを引き張った状態で切断できる特
長がある。 このことは、下糸aを誤って切ることも、また下糸a
に影響を及ぼすこともなく、上糸bのみを正確に切断で
きる効果がある。 その上、上記のように単に引掛片11を進退動させて上
糸bに張力を加えるのみだから、その構成は極めて簡素
で良く、即ち、切刃15は引掛片11に固定的に備えさせ、
引掛片11とは別にさせる必要はないので、その構成は簡
易となり、安価な提供を可能にできると共に、故障の発
生の機会も極めて少なくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】 図面は本願の実施例を示すもので、第1図は刺繍ミシン
の釜及びその近傍に備えられた部材を示す斜視図、第2
図は第1図のものにおいて引掛片が引掛位置に移動した
状態を示す図、第3図は第2図の状態における釜と引掛
片と上糸及び下糸との関係を示す平面図、第4図は同正
面図、第5図は第3図の状態から引掛片が後退し始めた
状態を示す平面図、第6図はタイムチャート、第7図は
引掛片に対する切刃の付設手段の異なる例を示す平面
図、第8図は第7図の一部破断正面図、第9図は引掛片
に対する切刃の付設手段の更に異なる例を示す平面図。 1……針板、1a……針通し孔、a……下糸、b……上
糸、11……引掛片、11a……引掛杆、13……爪。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.針通し孔を有する針板の下方には釜を備える一方、
    上記針板の上方には、上記針通し孔を通して上記釜に向
    け下降し得るようにした上下動自在の針を備えて、上記
    釜を回動させると共に上記針を上下動させることによっ
    て、針を通して繰り出されかつ釜の回動によって釜をく
    ぐる上糸と、釜から繰り出される下糸とにより布に刺繍
    縫いを施すようにしてある刺繍ミシンにおいて、上記針
    板の下側においては、引掛杆と、該引掛杆に掛かった上
    糸が引掛杆から外れることを阻止する為にその先端部に
    付設された爪とから成る引掛片を、上記釜の近傍に配設
    すると共に、その引掛片は、釜をくぐろうとする上糸の
    一部が釜の前面側を通る時点の前に、釜の前面側におけ
    る上糸の移動予定位置に前進して、上記上糸の一部が釜
    の前面側を通ろうとすることによりその上糸を該引掛片
    の引掛杆に引掛からせ、上記上糸の一部が釜の前面側を
    通る時点を経過した後に上記前進した位置から後退を可
    能に進退自在にしてあり、更にその後退する過程で、引
    掛片に引掛った上糸が引き張られて切刃で切断されるよ
    うに、上記引掛片に切刃が固定的に備えさせてある刺繍
    ミシンにおける上糸切断装置。
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