JP2660229B2 - ゲーム機およびこのゲーム機に使用されるカートリッジおよびこのカートリッジに備えられた電子回路基板 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ゲーム内容が記憶されたテレビゲームカー
トリッジをテレビゲーム機本体のコネクタ部に選択的に
装着し、所望のゲーム操作を行い、さらに前記ゲームカ
ートリッジと同一のコネクタ部にテレビジョンチューナ
カートリッジを取り付けテレビジョン放送を受信可能な
ゲーム機およびこれに使用するカートリッジ、さらには
このカートリッジに備えられた電子回路基板に関する。

（従来の技術） テレビゲーム機本体のコネクタ部にゲーム内容の記録
されたテレビゲームカートリッジを装着して、ゲーム操
作をするテレビゲーム機が開発されている。さらに、ゲ
ームカートリッジの代りにテレビジョンチューナを装着
して、ゲーム機本体の液晶ディスプレイなどにより構成
される表示部にテレビジョン放送を表示させることが可
能なゲーム機が開発されている。

（解決しようとする課題） このようなゲーム機およびテレビジョン受信機として
使用可能なテレビゲーム機において、ゲームカートリッ
ジとチューナカートリッジをゲーム機本体の装着するコ
ネクタ部は共通化されることが望ましい。ゲーム機本来
のゲームカートリッジを使用する時には、カートリッジ
と本体で授受される信号はデジタル信号のみである。ま
たカートリッジを容易に装着できようにするため、さら
に小型化・低コスト化のために、ひとつのコネクタ部で
全ての信号の授受を行うように構成されている。一方、
チューナカートリッジからゲーム機本体に送信される信
号は、映像信号が本体の表示部である液晶ディスプレイ
を駆動するためのデジタル信号であり、一方音声信号は
アナログ信号である。しかしながら、このようにデジタ
ル信号ラインとアナログ信号ラインに接近して配置され
た場合、デジタル信号がノイズとしてアナログ信号に混
入し、音声にノイズがのるという問題について考慮され
ていなかった。

さらに、ゲームカートリッジおよびチューナカートリ
ッジ装着時に、ゲーム機本体とカートリッジ側の電位が
揃っていない場合、カートリッジ側の電子素子に過大な
電圧がかかり、正常に動作しなくなったり、壊れたりす
るという問題があった。

本発明は前述の問題点を解決するためになされたもの
であり、デジタル信号の混入ノイズのないアナログ信号
の授受が可能で、またカートリッジ装着時に作動不良を
起こすことのないゲーム機およびこれに使用されるカー
トリッジを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 前述の目的を達成するために、本発明にかかるゲーム
機は、ゲームカートリッジをコネクタ部に着脱可能と
し、装着された前記ゲームカートリッジに記憶されたゲ
ーム内容を表示部に表示し、操作部によって操作するゲ
ーム機であって、前記コネクタ部にテレビジョンチュー
ナカートリッジを装着して前記表示部にテレビジョン放
送を表示可能なゲーム機において、前記コネクタ部の端
子配置は、アナログ信号用端子とデジタル信号用端子の
間に電源端子とアース端子の少なくとも一方を挟んだ配
置としたものである。

さらに、本発明にかかるカートリッジは、前記のゲー
ム機に使用されるカートリッジであって、当該カートリ
ッジには他の端子よりカートリッジ装着方向に伸延され
たアース端子が設けられ、カートリッジ装着時に当該ア
ース端子が前記ゲーム機コネクタ部のアース端子と最初
に接続するものである。

また、本発明にかかる電子回路基板は、一個のコネク
タに、着脱自在に接続される電子回路基板であって、こ
の電子回路基板のコネクタ接続用の縁部に、該縁方向に
そって櫛の歯状に並列に形成された第一の多数の端子
と、これら第一の多数端子の内側端の列に沿って、櫛の
歯状に並列に形成された第二の多数の端子と、前記第一
の多数端子のほぼ中央に位置して、他の第一の多数端子
よりも長く外側に突出して形成されたアース用の第一の
端子と、前記第一の多数端子の一縁端部近くに位置し
て、他の第一の多数端子よりも長く外側に突出して形成
されたアース用の第二の端子と、前記アース用の第二端
子近くの前記第二の多数端子に位置して、前記コネクタ
に接続された前記電子回路基板が、何に使用されている
かを判別するための端子とを備えている。

また、本発明にかかる電子回路基板は、携帯用ゲーム
機の一個のコネクタに、着脱自在に接続される電子回路
基板であって、この電子回路基板のコネクタ接続用の縁
部に、該縁方向にそって櫛の歯状に並列に形成された第
一の多数の端子と、これら第一の多数端子の内側端の列
にそって、櫛の歯状に並列に形成された第二の多数の端
子と、前記第一の多数端子のほぼ中央に位置して、他の
第一の多数端子よりも長く外側に突出して形成されたア
ース用の第一の端子と、前記第一の多数端子の一縁端部
近くに位置して、他の第一の多数端子よりも長く外側に
突出して形成されたアース用の第二の端子と、前記アー
ス用の第二端子近くの前記第二の多数端子に位置して、
前記コネクタに接続された前記電子回路基板が、ゲーム
内容が記憶されたカートリッジ用であるか、テレビ放送
を受信するチューナ用であるかを判別するための端子
と、前記アース用の第二端子近くの縁端部に位置する、
前記第一、あるいは第二の多数端子であって、前記コネ
クタに接続された前記電子回路基板が、チューナ用であ
るときに、サウンド信号用に使用されるための端子と、
このサウンド信号用端子の位置と反対側の縁端部に位置
する、前記第一、あるいは第二の多数端子であって、前
記コネクタに接続された前記電子回路基板が、チューナ
用であるときに、電源用に使用されるための端子とを備
えている。

（作用） 本発明は以上のような構成を有しており、端子配置
を、アナログ信号用端子とデジタル信号用端子の間に電
源端子またはアース端子の少なくとも一方を挟んだ配置
とすることにより、映像表示信号ラインから漏れるノイ
ズを電源ラインで遮断し、サウンド信号ライにこれが混
入することを防止できる。

また、アース端子を他の端子よりカートリッジ装着方
向に伸延して設けたことにより、カートリッジ装着時に
アース端子が最初に接触し、ゲーム機本体とカートリッ
ジのアース電位を一致させ、カートリッジの電子素子に
過大な電圧がかかることを防止できる。したがって、操
作不良や電子素子の故障を減少することができる。

（実施例） 以下、本発明にかかる好適な実施例を図面に従って説
明する。第１図には、携帯用テレビゲーム機のゲームカ
ートリッジ用IC基板およびテレビチューナ用IC基板の端
子配置が示されている。

このIC基板１の端子形状はゲームカートリッジ用IC基
板及びテレビチューナ用IC基板に共通しており、各端子
はIC基板の片面端部に千鳥状に配置された45個の端子で
あり、基板下端部が奇数番号で示されるI1、T3、T5…T4
3、T45端子で上側が偶数番号で示されるT2、T4、T6…T4
2、T44端子である。左端より千鳥状に端子T1、T2、T3…
T44、T45となっており、T17及びT41の端子が他の端子よ
りIC基板端へ長く突き出している。

テレビゲーム機本体では45ピンのコネクタを介してゲ
ームカートリッジのIC基板またはテレビチューナのIC基
板として接続され、同一のコネクタで異種のIC基板を接
続でき、複合的に使用しており、共通化できない端子の
みが独立して設けられている。

第２図には、ゲームカートリッジ用のIC基板２の一実
施例で示されている。この配設パターンは、IC基板に配
置されるROMやRAMの端子から外部接続用の端子T1〜T45
までの配線ラインが、互いに交差することのないような
パターンとなっている。

この結果、外部接続用の端子の配置順を示すと、第２
図のようにROMの一種であるＣ MOS（コプリメンタル
モス）６の端子順に、基板端子T3からT33に欠けてアド
レス信号やデータ信号線などの端子が並び、電圧端子Vc
cは一つ飛ばして基板端子T35および最初に戻って端子T2
に配置されている。電源端子Vccを一つ飛ばして基板端
子T35としたのは、端子T3などの信号ラインとのショー
トを確実に防止するためである。

そして、基板端子T36からT40はＣ MOS以外にRAMを増
設するための拡張用端子として用意されている。

基板端子T16、T17、T18はアースで、これはＣ MOSの
端子順に基づき定まっている。そして、アースを確実に
するために３端子としている。さらに、基板端子T41も
アースされ、これは基板端子T42を用いてゲームカート
リッジのソフトウェアの種類を判別するための端子であ
る。

第３図に示すゲームカートリッジの場合は端子T41と
端子42が導通状態にあり、端子T42もアースされてい
る。また、他の種類のゲームが記憶されたゲームカート
リッジにおいては、端子T42を電源端子と接続しておけ
ば、端子T42には電位が生じる。このように、装着され
たゲームカートリッジのゲームソフトの内容によって端
子T42の電位がH1またはLOWになるようにすることによっ
て、ゲーム機本体側でこの電位を検出して、装着された
カートリッジのゲーム内容の判別が可能となる。さら
に、端子T43はテレビチューナカートリッジが装着され
かを判別するための端子であり、ゲームカートリッジに
おいては、すべて電源に接続されている。テレビチュー
ナカートリッジとゲームカートリッジの判別については
後に詳述する。

アースである基板端子T17とT41の基板端子の形状は他
の基板端子の形状よりも基板端に向けて長くなってお
り、コネクタへの挿入時に他の基板端子より先にコネク
タエッジと接触する。そして、IC基板内アースとテレビ
ゲーム機本体のアースと接続され、双方の電位が一致す
る。これによってテレビゲーム機本体の電源が入れられ
た状態でカートリッジを抜き差しした場合などに、双方
の電位が異なってしまい所定値以上の電圧が電子素子に
かかり正常に動作しなくなる、いわゆるラッチアップと
呼ばれる現象が起こることを防止する。

基板端子T1、T26、T27、T34、T36、T37、T38、T39、T
40、T44、T45は未使用である。

さらに、電源Vccは基板端子T2、T35からなり、これら
は互いに接続されている。またアースT16、T17、T18とT
41は互いに接続されている。これらの接続には最低限の
スルーホールにて実現されている。

第４図に示されるテレビチューナ用のIC基板端子は基
板端子T1に34Vの受信回路用電源、基板端子T2に5Vの信
号回路用電源を配置してあり、基板端子T5からT31にか
けてテレビチューナからシリアル信号でテレビゲーム機
本体の液晶表示部への映像を移し出すための信号端子が
配置されている。基板端子T16、T17、T18およびT43はア
ースされており、基板端子T17とT41の基板端子の形状は
ゲームカートリッジのIC基板同様に他の基板端子の形状
よりも基板端に向けて長くなっている。このため、基板
端子T17とT41はコネクタへの挿入時に他の基板端子より
先にコネクタエッジと接触し、カートリッジのIC基板内
のアースがテレビゲーム機本体のアースにいち早く接続
される。これによって万一テレビゲーム機本体の電源が
入れられた状態でカートリッジを抜き差しされた場合の
不良動作を防いでいる。

基板端子T43はゲームカートリッジとテレビチューナ
カートリッジの切替判別を行う端子であり、テレビチュ
ーナカートリッジの場合この端子はアースされている。
これによりチューナカートリッジをコネクタ部に装着し
た場合は、テレビゲーム機側にLOW信号が送信される。
このLOW信号を受け取るとテレビゲーム機本体側ではク
ロックを止めてCPUの動作が停止される。すなわち、テ
レビゲーム機本体側のコンピュータとしての機能が停止
され、液晶表示板の動作に必要な電源とバックライト用
の電源及び音声アンプ等の機能のみが作動される。

テレビチューナのサウンド端子として端子T44及びT45
が用いられている。このように拡張用の端子を基板端子
T35以降に配置することにより、スルーホールの数を最
小限にしている。

サウンド端子に接続されるラインには、アナログ信号
であるテレビジョン放送の音声信号が流れている。一
方、前述のように基板端子T5〜31に接続されるラインに
は表示部の液晶駆動用のデジタル信号が流れている。こ
のデジタル信号が前記のアナログ信号に混信することを
防止するために、第４図に示すように映像表示信号用の
ラインとサウンド信号用のラインが離れるように基板端
子が配置されている。さらに、映像表示信号用の端子T5
〜31とサウンド信号用の端子T44,45との間に、アース端
子T43が配置され、このアースラインによって、映像表
示信号がサウンド信号用ラインに混入することを防止し
ている。

さらに、サウンド端子T44及びT45から離した位置であ
る反対側の基板端子T1及びT2から二電源を配置してい
る。

これにより距離を保ちサウンド信号からのアナログ波
形の影響を直流電源に及ぼすことを少なくし、その結果
直流電源の脈流波形の侵入を最小限にして、テレビチュ
ーナの各素子への影響を少なくしている。

以上、本実施例によれば、使用頻度の高いゲームカー
トリッジのIC基板の使用端子は、カートリッジの端部を
避けて配置されているので、カートリッジを抜き差しす
る際に手で触れてしまうことを防止しできる。また、Ｃ
MOSの端子順に基板端子を配置されているので、スル
ーホールと呼ばれるジャンパーを最小限に設定できる。

また、アース端子の一部が他の基板端子よりカートリ
ッジ挿入方向に伸延されており、カートリッジ装着時に
最初にアース端子が接触する。これによって、電源を投
入したままでカートリッジを抜き差ししても、カートリ
ッジに配設されたＣ MOSなどの電子素子の誤動作を防
止している。

また、電源端子と信号端子を離して配置したことによ
り、ショートによって電子素子が壊れることを防止して
いる。

また、アース端子も電源端子から離して配置すること
により、電源端子と見間違えることを防止している。

さらに、テレビチューナカートリッジの端子配置につ
いては、ゲームカートリッジと共通に使用可能な電源端
子およびアース端子についてはそのまま使用し、その一
部がカートリッジの種類によって電源端子またはアース
端子となるように配置されている。すなわち、ある端子
がゲームカートリッジが装着された場合は、電源に接続
され高電位となり、チューナカートリッジが装着された
場合は低電位となるよう構成され、ゲーム機本体におい
ては、この端子の電圧によって装着されたカートリッジ
の種類を判別可能としている。

また、テレビチューナからのサウンド信号用の端子
は、カートリッジの端部に配置され、他端に電源端子が
配置されている。これによって、サウンド信号が電源ラ
インに混入し、脈流波形となってテレビチューナの各素
子に影響しないよう構成されている。

さらに、デジタル信号である表示部の液晶を駆動する
信号の端子と、アナログ信号である前記サウンド信号の
端子を離して配置し、さらにこれらの映像表示信号用端
子とサウンド信号端子の間にアース端子を配置したこと
により映像表示信号がサウンド信号ラインに混入するこ
とを防止している。

したがって、製造数の多いゲームカートリッジ基板の
端子配置を最も容易にすることで、製造工程を少なくす
ることができ、さらに安全性を高める配慮がしてあり、
選れた商品となる。また、テレビチューナの端子配置も
ゲームカートリッジの端子に一致させることにより、同
時には使用することのない２つの外付け部品を同一のコ
ネクタにて接続することができ、コネクタを共有して用
いることができ、部品点数の大幅削減が可能となってい
る。

（発明の効果） 以上、本発明によれば、端子配置をサウンド信号用端
子と映像表示信号用端子の間に電源端子または電源端子
を挟んだ配置とすることにより、映像表示信号ラインか
ら漏れるノイズを電源ラインで遮断し、サウンド信号ラ
インにこれが混入することを防止できる。

また、アース端子を他の端子よりカートリッジ装着方
向に伸延して設けたことにより、カートリッジ装着時に
アース端子が最初に接触し、ゲーム機本体とカートリッ
ジのアース電位を一致させ、カートリッジの電子素子に
過大な電圧がかかることを防止できる。したがって、動
作不良や電子素子の故障を減少することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の携帯用テレビゲーム機のゲームカート
リッジ用IC基板およびテレビチューナ用IC基板の端子配
置を示す。 第２図はゲームカートリッジ用のIC基板の端子配置を示
し、第３図は同端子配列図を示す。 さらに第４図はテレビチューナの端子配列図を示す。 1,2……IC基板、３……スルーホール、４……銅箔パタ
ーン、５……コンデンサー、６……Ｃ MOS、T1,T2,T3,
〜T44,T45……基板端子

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ゲームカートリッジをコネクタ部に着脱可
   能とし、装着された前記ゲームカートリッジに記憶され
   たゲーム内容を表示部に表示し、操作部によって操作す
   るゲーム機であって、前記コネクタ部にテレビジョンチ
   ューナカートリッジを装着して前記表示部にテレビジョ
   ン放送を表示可能なゲーム機であって、 前記コネクタ部の端子配置は、サウンド信号用端子と映
   像表示信号用端子の間に電源端子とアース端子の少なく
   とも一方を挟んだ配置としたことを特徴とするゲーム
   機。
2. 【請求項２】特許請求の範囲第１項に記載のゲーム機に
   使用されるカートリッジであって、当該カートリッジに
   は他の端子よりカートリッジ装着方向に伸延されたアー
   ス端子が設けられ、カートリッジ装着時に当該アース端
   子が前記ゲーム機コネクタ部のアース端子と最初に接続
   することを特徴とするゲーム機用のカートリッジ。
3. 【請求項３】一個のコネクタに、着脱自在に接続される
   電子回路基板であって、 この電子回路基板のコネクタ接続用の縁部に、該縁方向
   にそって櫛の歯状に並列に形成された第一の多数の端子
   と、 これら第一の多数端子の内側端の列に沿って、櫛の歯状
   に並列に形成された第二の多数の端子と、 前記第一の多数端子のほぼ中央に位置して、他の第一の
   多数端子よりも長く外側に突出して形成されたアース用
   の第一の端子と、 前記第一の多数端子の一縁端部近くに位置して、他の第
   一の多数端子よりも長く外側に突出して形成されたアー
   ス用の第二の端子と、 前記アース用の第二端子近くの前記第二の多数端子に位
   置して、前記コネクタに接続された前記電子回路基板
   が、何に使用されているかを判別するための端子と、 を備えていることを特徴とした電子回路基板。
4. 【請求項４】携帯用ゲーム機の一個のコネクタに、着脱
   自在に接続される電子回路基板であって、 この電子回路基板のコネクタ接続用の縁部に、該縁方向
   にそって櫛の歯状に並列に形成された第一の多数の端子
   と、 これら第一の多数端子の内側端の列にそって、櫛の歯状
   に並列に形成された第二の多数の端子と、 前記第一の多数端子のほぼ中央に位置して、他の第一の
   多数端子よりも長く外側に突出して形成されたアース用
   の第一の端子と、 前記第一の多数端子の一縁端部近くに位置して、他の第
   一の多数端子よりも長く外側に突出して形成されたアー
   ス用の第二の端子と、 前記アース用の第二端子近くの前記第二の多数端子に位
   置して、前記コネクタに接続された前記電子回路基板
   が、ゲーム内容が記憶されたカートリッジ用であるか、
   テレビ放送を受信するチューナ用であるかを判別するた
   めの端子と、 前記アース用の第二端子近くの縁端部に位置する、前記
   第一、あるいは第二の多数端子であって、前記コネクタ
   に接続された前記電子回路基板が、チューナ用であると
   きに、サウンド信号用に使用されるための端子と、 このサウンド信号用端子の位置と反対側の縁端部に位置
   する、前記第一、あるいは第二の多数端子であって、前
   記コネクタに接続された前記電子回路基板が、チューナ
   用であるときに、電源用に使用されるための端子と、 を備えていることを特徴とした携帯用ゲーム機接続用の
   電子回路基板。