JP2659842B2 - 遊技機のタッチセンサ - Google Patents

遊技機のタッチセンサ

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JP2659842B2 JP4144490A JP4144490A JP2659842B2 JP 2659842 B2 JP2659842 B2 JP 2659842B2 JP 4144490 A JP4144490 A JP 4144490A JP 4144490 A JP4144490 A JP 4144490A JP 2659842 B2 JP2659842 B2 JP 2659842B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技機用の遊技球発射装置を駆動操作し
て、遊技機球の発射勢を調整するための操作ダイヤルを
有する遊技機において、上記操作ダイヤルに遊技者が接
触しているか否かを検知して遊技球発射装置を制御する
ための遊技機のタッチセンサに関するものである。
[従来の技術] パチンコ遊技機店には、遊技者の操作ダイヤルの操作
によって作動される打球発射装置、すなわち、パチンコ
遊技機の遊技球発射装置により遊技球を発射させてゲー
ムを行なう各種パチンコ遊技機が設置されている。
前記遊技球発射装置は遊技者が操作する操作ダイヤル
によって作動され、かつ、遊技球の反射勢が調整され
る。前記操作ダイヤルには、遊技者が該操作ダイヤルを
掌握しているか否かを手の接触状態の有無によって検知
するタッチプレートを有するタッチセンサが配設されて
いる。そして、遊技者がタッチプレートに手を触れなが
ら回動操作すると、タッチセンサがオンとなって遊技球
発射装置が作動するようになっている。
従来のこの種のタッチプレートを有する遊技機用のタ
ッチセンサとしては、例えば、人体が持つ静電容量への
充電現象を利用し、その変化を検出するものが知られて
いる。具体的には、内部に発振回路を設けるとともに、
該発振回路を発振させ、該発振回路に接続されたタッチ
プレートに人体等が接触すると発振のバランスを崩して
該発振を停止させ、発振の停止の有無により人体の接触
/非接触状態を検出するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来の遊技機用のタッチセンサにあっ
ては、人体がもつ静電容量への充電現象を利用して人体
の接触状態を検出する構成となっていたため、人体への
一過性の充電現象を用いることから人体の静電容量によ
る電位変化は小さく、原理的な検出感度は必ずしも高い
ものではない。従って、検出感度調整のために所定のボ
リューム(アンプのゲイン調整等)が必要になり、ボリ
ュームを具備することによるコスト面での不利益やその
調整に手間を要するという問題が生じ、そのような問題
を解決すべき課題があった。
本発明の目的は、斯る事情に鑑みてなされたもので、
感度調整のためのボリュームを必要としない程度に人体
の接触状態を良好に検出できる遊技機のタッチセンサを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本遊技機のタッチセンサは、上記課題を達成させるた
め、遊技球の発射勢を調整する操作ダイヤルにおける遊
技者の接触の有無を検出する遊技機のタッチセンサにお
いて、所定の周波数の信号を発振させる発振手段と、前
記信号に対応して切換えられるスイッチと、前記発振手
段と前記スイッチとの間に接続され、人体等が接触可能
なタッチセンサ端子と、前記スイッチを介して前記タッ
チセンサ端子に接続され、人体等が前記タッチセンサ端
子に接触したときに人体等から移動された電荷を蓄える
コンデンサと、該コンデンサへの電荷の移動による該コ
ンデンサの電圧変化に基づいて人体等の接触の有無を検
出する検出手段とを備えた構成とした。
[作用] タッチセンサ端子に人体等が接触されない場合には、
スイッチがオンしたときであっても、タッチセンサ端子
からコンデンサへの電荷のチャージはなく、またタッチ
センサ端子に人体等が接触された場合には、スイッチの
オン動作に伴ってタッチセンサ端子およびスイッチを経
由してコンデンサに人体等が持つ電荷が繰返し移動して
コンデンサ端部の電圧を上昇させ、その電圧変化に基づ
いて人体等の接触の有無が検出されるので、人体等に充
電されている電荷を繰返し蓄積することによって大きな
電位差を得ることができ、検出感度を格段に高めること
ができるとともに、感度調整のためのボリューム等を不
要にすることができる。
[実施例] 以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の原理を説明するための図である。従
来例では、人体が持つ静電容量への充電現象を利用し、
その変化を検出するものであったが、本発明のものは人
体にチャージされた電荷の放電現象を利用する点で検出
原理が全く相違している。第1図を用いて具体的に説明
すると、1はタッチハンドル制御装置に内蔵され、操作
ダイヤルのタッチプレートに手が触れられたときの人体
の接触の有無を判定するタッチ判定回路(タッチセン
サ)であり、タッチ判定回路1は所定の周波数の信号を
発振させる発振回路(発振手段)2と、発振回路2によ
り発振された信号がロウレベル(Lレベル)のときにオ
ンするスイッチ3と、前記発振回路2とスイッチ3との
間に設けられ、人体4が接触するタッチセンサ端子5が
接続された例えば抵抗R1,R2、ダイオードDからなるイ
ンピーダンス回路6と、前記インピーダンス回路6が接
続されたスイッチ3の他端側に接続され、人体の容量
(Cex)4に蓄積された電荷を蓄えるコンデンサ7
(C0)とにより構成されている。この場合、発振回路2
で発振したパルス信号をインピーダンス回路6を介して
スイッチ3に与えるとともに、人体4が接触され得るタ
ッチセンサ端子5は前記スイッチ3を介してスイッチ3
の出力側に設けられたコンデンサ7(C0)に接続され
る。
このような構成によると、タッチセンサ端子5に人体
4の容量(Cex)がない場合(すなわち、遊技者がタッ
チハンドルに接触していない場合)には、前記パルス信
号に同期してオン/オフするスイッチ3がオンした時に
前記タッチセンサ端子5の電位はLレベルとなっている
ためコンデンサ7(C0)はチャージされることはなく0V
となっている。
そして、タッチセンサ端子5に人体4の容量(Cex)
が接触されると、スイッチ3のオン時に人体4の容量
(Cex)にチャージされた電荷がタッチセンサ端子5、
インピーダンス回路6およびスイッチ3を通してコンデ
ンサ7(C0)に移動し、コンデンサ7(C0)に蓄えられ
る。この電荷の移動は人体4の容量(Cex)がセンサ端
子5に接続されている限りパルス回路2の発振周波数に
応じたスイッチ3のオン動作に伴って繰返し行なわれ、
コンデンサ7(C0)端部の電圧を上昇させる。次に、適
当な電圧判定手段を用いてコンデンサ7端部の電圧を測
定すれば人体4のタッチセンサ端子5へ接触の有無を高
感度で検出することができる。
次に、上記原理に基づくタッチセンサを実施例として
説明する。
第2図〜第4図は本発明に係るタッチセンサの一実施
例を示す図であり、第2図にはそのブロック図を、第3
図にはその回路図を、第4図には各部測定ポイントの電
圧波形図をそれぞれ示す。
タッチハンドル制御装置11は、第2図に示すように、
該制御装置11に供給される交流24Vを直流に整流する整
流回路12と、直流に整流された整流出力(入力電圧)や
負荷の変動に対して安定的に一定の設定された電圧(例
えば、12V)を供給する定電圧回路13と、整流回路12お
よび定電圧回路13が正常に動作し所定の電源が供給され
ていることを確認させる電源確認回路14と、内部に所定
の周波数を発振させる発振回路(発振手段)15および該
発振回路15の出力を基にタッチプレート(タッチセンサ
端子)16に人体が接触したか否かを検出するタッチ入力
検出回路17を有し人体の接触の有無を判定するタッチ判
定回路(タッチセンサ)18と、タッチ判定回路18の出力
レベルを後述する出力リレー回路21を駆動するのに十分
な大きさまで増幅するドライバ19と、ドライバ19が動作
しリレー動作が正常であることを確認させるリレー動作
確認回路20と、ドライバ19によりドライブされたタッチ
入力判定回路18の出力に基づいて球技球発射用のモータ
へ供給される電源の電源供給経路を開閉させる出力リレ
ー回路21とにより構成されている。前記タッチ入力検出
回路17にはタッチプレート16から高電圧が印加された場
合に内部の回路素子を保護するための高圧入力保護回路
22が設置されている。また、前記出力リレー回路21には
出力リレーがオフしたときに発生するコイルの逆起電圧
によって内部回路の破壊を防止するための逆起電圧保護
回路23が設けられている。
第3図には、上記タッチハンドル制御装置11の回路図
を示す。
タッチハンドル制御装置11は、同図に示すように、そ
の内部に前記各回路、即ち整流回路12、定電圧回路13、
電源確認回路14、発振回路15、タッチ入力検出回路17、
ドライバ19、リレー動作確認回路20および出力リレー回
路21を備え、外部にモータ駆動用の電源出力端子31,3
2、電源供給用の電源入力端子33,34およびタッチプレー
ト16が接続される外部端子35を備えている。
前記整流回路12は、低電圧交流電源(例えば、24V)
に接続された電源入力端子33,34から供給される交流24V
を直流に整流するためのもので、例えば、整流ダイオー
ドD11〜D14、スイッチングレギュレータ用の高速ダイオ
ードD15、平滑用のコンデンサC11およびサージを吸収し
高周波を除去するためのコンデンサC12から構成されて
いる。
前記定電圧回路13は、負荷の変動や入力電圧の変動に
対して安定して一定電圧(例えば、12V)を供給するた
めのもので、例えば、3端子レギュレータ41および出力
変化の過渡特性を高めるためのコンデンサC13から構成
されている。
前記定電圧回路13により安定化された出力電圧(DC12
V)は発光ダイオード51および抵抗R11からなる電源確認
回路14を介して前記発振回路15およびタッチ入力検出回
路17に供給されている。前記発光ダイオード51は前記定
電圧回路13から所定の電圧が出力されているとき発光し
て電源の供給状態を確認させる。
前記発振回路15は、所定の発振周波数(例えば、14.8
KHz)の信号を発振させ、該発振に基づくパルス信号を
後段のタッチ入力検出回路17に出力するもので、具体的
には、シュミット・トリガ61、コンデンサC21および抵
抗R21からなるシュミット・トリガ発振部62と、該発振
部62の出力をパルス信号に波形整形するシュミット・ト
リガ63と、トランジスタTr1、抵抗R22,R23,R24およびス
ピードアップ・コンデンサC22とからなるトランジスタ
・スイッチ部64とにより構成されている。
前記トランジスタTr1のコレクタは発振回路15の出力
として前記タッチ入力検出回路17の入力側に接続されて
いる。前記タッチ入力検出回路17は、前記シュミット・
トリガ発振部62の発振によるパルス信号に対応してその
パルス信号がLレベルのときオンするスイッチ機能と人
体の容量(Cex)の電荷を蓄える出力コンデンサ等を有
するもので、具体的には、スイッチング用のPNPトラン
ジスタ(スイッチ)Tr2、出力コンデンサC0、コンデン
サC31,C32,C33、ダイオードD21、抵抗R31〜R37およびシ
ュミット・トリガ71,72から構成され、前記タッチ入力
検出回路17には外部より印加される高電圧から内部回路
を保護するため保護ダイオードD31,D32からなる高圧入
力保護回路22が挿入されている。また、一定の出力電圧
を供給する前記3端子レギュレータ41の出力端子の終端
側はコンデンサC31を介して接地されている。また、前
記ダイオードD21、コンデンサC32および抵抗R31〜R34
第1図に示したインピーダンス回路6に相当するもの
で、前記トランジスタTr1の動作に応じて前記PNPトラン
ジスタTr2を適切にオン/オフさせるための回路であ
る。また、前記トランジスタTr1のコレクタ(すなわ
ち、前記発振回路15の出力側)は抵抗R31、ダイオードD
21および抵抗R32を通してスイッチ用のPNPトランジスタ
Tr2のエミッタに接続されており、このダイオードD21
抵抗R32との間には入力保護用の抵抗R35、直流分カット
用のコンデンサC33および外部端子35を介して人体が接
触し得るタッチプレート16が接続されている。また、前
記PNPトランジスタTr2のコレクタには出力コンデンサC0
が接続され、該出力コンデンサC0はPNPトランジスタTr2
のオン動作により前記タッチプレート16、外部端子35、
コンデンサC33、抵抗R35,R32およびPNPトランジスタTr2
を通して人体より移動してきた電荷を蓄える。また、前
記PNPトランジスタTr2のコレクタは抵抗R37およびシュ
ミット・トリガ71,72を通して前記ドライバ回路19に接
続されていて、前記出力コンデンサC0に電荷がチャージ
されて前記トランジスタTr2のコレクタ電位が上昇する
と前記ドライバ回路19内部のトランジスタTr3(後述)
をオンさせる。前記シュミット・トリガ71,72は出力信
号の波形整形のために挿入されたものである。また、前
記出力コンデンサC0と並列に比較的大きな抵抗値を有す
る抵抗R36が接続されており、人体からの電荷が供給さ
れず前記ドライバ回路19への出力が低下して後述するト
ランジスタTr3がオフしたとき、出力コンデンサC0およ
び抵抗R36からなる閉ループに電流が流れ出力コンデン
サC0中の電荷を適切に放電する。
前記ドライバ回路19は、前記トランジスタTr2のコレ
クタ電位に基づく前記タッチ入力検出回路17の出力信号
を前記出力リレー回路21の出力リレー92(後述)を駆動
するのに充分な大きさにドライブするもので、中電力用
トランジスタTr3および抵抗R41により構成される。
前記トランジスタTr3のコレクタ側には、前記整流ダ
イオードD11,D12の整流後の電源に依って駆動される前
記出力リレー回路21が接続され、該出力リレー回路21の
リレー動作は発光ダイオード81および抵抗R51からなる
リレー動作確認回路20により確認される。
前記出力リレー回路21は、前記タッチ判定回路18の判
定結果を受けて遊技球発射用のモータ(図示省略)への
電源供給経路を開閉させるためのもので、例えば、非導
通時(消磁時)にスイッチ91をオフし通電時(励磁時)
にスイッチ91をオンする出力リレー92により構成されて
いる。また、前記出力リレー92と並列にダイオードD41
からなる逆起電圧保護回路23が設けられ、該逆起電圧保
護回路23によって前記出力リレー92の導通オフ時に発生
する逆起電圧によるトランジスタTr3等の破壊が防止さ
れる。
次に、作用を説明する。
電源供給用の電源としてタッチハンドル制御装置11の
入力端子33,34に供給された交流24Vは整流回路12により
直流に整流された後、定電圧回路13に入力される。定電
圧回路13は該定電圧回路13に入力される整流出力や負荷
の変動に対して常に安定して一定の設定電圧(例えば、
12V)を後段のタッチ判定回路18に供給するとともに、
その動作は電源確認回路14により確認される。
前記発振回路15では前段に設けられたシュミット・ト
リガ61とそのシュミット・トリガ61の入出力間に挿入さ
れたコンデンサC21および抵抗R21からなるディレイ回路
によって所定の周波数(例えば、14.8KHz)の信号が発
振される。このシュミット・トリガが発振部62で発振さ
れた発振周波数信号は次のシュミット・トリガ63により
方形波に近い形のパルス信号に波形整形された後、発振
回路15の出力段となるトランジスタ・スイッチ部64に入
力される。
波形整形された発振周波数信号はパルス信号として前
記トランジスタ・スイッチ部64の抵抗R23を介してトラ
ンジスタTr1のベースに入力され、その入力レベルに応
じてトランジスタTr1をオン/オフさせてトランジスタT
r1のコレクタ(第3図A点参照)に所定の電位を現わ
す。これにより前記パルス信号はスイッチとなるPNPト
ランジスタTr2をオン/オフさせるのに十分な大きさに
増幅されてタッチ入力検出回路17に出力される。具体的
には、前記発振周波数がハイレベル(Hレベル)にある
ときは、シュミット・トリガ63によってLレベルに反転
された電圧がトランジスタTr1のベースに印加される。
従って、トランジスタTr1はオフとなって抵抗R22に電圧
降下は生じずトランジスタTr1のコレクタ電位(すなわ
ち、発振回路15の出力)はHレベル(この場合、約12
V)となる。また、前記発振周波数がLレベルにあると
きは、シュミット・トリガ63によってHレベルに反転さ
れた電圧がトランジスタTr1のベースに印加され、トラ
ンジスタTr1はオンしてそのコレクタ電位はLレベル
(この場合、約0V)になる。このようにトランジスタTr
1のコレクタには前記発振部62で発振された周波数信号
に対応した出力電圧が出現することになる。なお、この
トランジスタTr1のコレクタ電位はタッチの有無によっ
てその電位レベル等が変化することはない。
前記発振回路15の出力はタッチ入力検出回路17の抵抗
R31、ダイオードD21および抵抗R32を介してPNPトランジ
スタTr2のエミッタに入力される一方、抵抗R33およびコ
ンデンサC32を介してPNPトランジスタTr2のベースに入
力されている。従って、前記発振周波数がHレベルで発
振回路15の出力がHレベルにある場合にはPNPトランジ
スタTr2のベースにはHレベルの電圧が印加されるた
め、トランジスタTr2はオフとなって前記発振回路15側
と後段の出力コンデンサC0側とは電気的に切り離された
状態になる。一方、前記発振周波数がLレベルで発振回
路15の出力がLレベルにある場合にはPNPトランジスタT
r2のベースにLレベルの電圧が加わることとなってトラ
ンジスタTr2はオンし前記発振回路15側と出力コンデン
サC0側とは電気的に接続された状態になる。つまり、前
記発振周波数がLレベルのときのみPNPトランジスタTr2
はオンされて発振回路15と出力コンデンサC0とが接続さ
れることとなる。
上記接続関係にある前記発振回路15と出力コンデンサ
C0との間(この実施例では、トランジスタTr2のエミッ
タに接続された抵抗R32の前段)(第3図B点参照)に
は外部端子35、直流分カット用のコンデンサC33および
保護用抵抗R35を介して人体が接触し得るタッチプレー
ト16が接続されており、このタッチプレート16への人体
の接触の有無によって以下のような動作が行なわれる。
タッチプレート16に人体が接触されていない場合(すな
わち、外部端子35に人体にチャージされた電荷が印加さ
れないとき)は、タッチ入力検出回路17にタッチプレー
ト16が接続されていない場合と等価に考えることがで
き、このときの第3図B点の電位は第4図(B)“NO T
OUCH"で示される。第4図(B)“NO TOUCH"に示すよう
にタッチプレート16に人体が接続されていない場合は発
振回路15の出力波形(第4図(A)参照)と略同じ電位
差の波形となっている。そして、このように人体が接触
されていない場合は前記発振回路15出力がHレベルでPN
PトランジスタTr2がオフしているときは勿論のこと、前
記発振回路15出力がLレベルでトランジスタTr2がオン
しタッチプレート16〜トランジスタTr2〜出力コンデン
サC0に至る経路が閉成されたときであってもタッチプレ
ート16には電荷が印加されないので、コンデンサC0は人
体からの放電でチャージされることはない。つまり、前
記発振回路15で発振されたパルス信号がLレベルのとき
にのみスイッチとしてトランジスタTr2がオンされ、該
パルス信号がHレベルのときにはトランジスタTr2もオ
フされているので、第3図C点に示す出力コンデンサC0
部分の電位レベルは低電位(約3V)に保たれたものとな
っている(第4図(C)参照)。
これに対し、タッチプレート16に人体が接触された場
合(すなわち、外部端子35に人体にチャージされた電荷
が印加されたとき)には、第3図B点の電位は第4図
(B)“TOUCH"に示すようにLレベルの電位が上昇して
HレベルとLレベルの電位差が小さくなりHレベル近傍
で発振するような状態となる。従って、前記発振回路15
出力がHレベルからLレベルに移行しトランジスタTr2
がオンすると、人体にチャージされた電荷がタッチプレ
ート16〜トランジスタTr2を経由して出力コンデンサC0
に移動し該出力コンデンサC0に蓄えられる。この電荷の
移動がトランジスタTr2のスイッチング動作によって繰
返し行なわれ、その結果、第3図C点に示す出力コンデ
ンサC0部分の電位レベルは高電位(約7V)に上昇する
(第4図(C)参照)なお、このC点の電位レベルは前
記発振回路15の発振周波数に応じて変化し、発振周波数
が高いほど電荷の繰返し移動による出力コンデンサC0
の蓄積が増加するため電位レベルが迅速に高くなる。従
って、発振回路15の発振周波数を上げるようにすればダ
イナミックレンジの大きい検出出力を得ることができ、
検出精度を更に高めることができる。
第3図C点に示す電圧は抵抗R37を通した後シュミッ
ト・トリガ71,72により波形整形およびバッファリング
されてドライバ回路19に入力される。すなわち、“NO T
OUCH"時にはトランジスタTr3に印加される電圧が低いた
めトランジスタTr3はオフし、従って出力リレー回路21
の出力リレー92は停止(消磁)される。その結果、出力
リレー92に連動するスイッチ91はオフとなって遊技球発
射用のモータの電源供給経路が開かれて該モータの動作
は停止される。また、“TOUCH"時はトランジスタTr3
高電圧が印加されるためトランジスタTr3はオンし、前
記出力リレー92は通電(励磁)される。その結果、スイ
ッチ91はオンされ、前記モーターの電源供給経路が閉成
されて該モータは動作可能な状態となる。
この実施例に係るタッチセンサ18は、上記のように、
所定の発振周波数の信号を発振させる発振回路15と、前
記発振周波数の信号に対応して切換えられるトランジス
タTr2と、前記発振回路15と前記トランジスタTr2との間
に接続され、人体等が接触可能なタッチプレート16と、
前記トランジスタTr2を介して前記タッチプレート16に
接続され、人体から移動された電荷を蓄えるコンデンサ
C0とを備え、前記発振周波数に対して前記トランジスタ
Tr2を切換えるとともに、人体が前記タッチプレート16
に接触したときの人体から前記コンデンサC0への電荷の
移動による該コンデンサC0の電圧変化に基づいて人体接
触の有無を検出するようにした構成としたので、タッチ
プレート16に人体が接触されない場合には、トランジス
タTr2がオンしたときであっても、タッチプレート16か
らコンデンサC0への電荷のチャージはなく、またタッチ
プレート16に人体が接触された場合には、トランジスタ
Tr2のオン動作に伴ってタッチプレート16およびトラン
ジスタTr2を経由してコンデンサC0に人体が持つ電荷が
繰返し移動してコンデンサC0端部の電圧を上昇させ、そ
の電圧変化に基づいて人体の接触の有無が検出されるの
で、人体に充電されている電荷を繰返し蓄積することに
よって大きな電位差を得ることができ、検出感度を格段
に高めることができるとともに、感度調整のためのボリ
ューム等を不要にすることができる。
なお、上記タッチ判定回路(タッチセンサ)18をハン
ドル制御装置11内に設置した例を示したが、遊技球発射
装置に設置してもよいし、またそれに限定せず、パチン
コ遊技機の各種装置に設置してもよいし、また、単体と
して取付けられるものであってもよい。
また、発振手段の例としてシュミット・トリガを用い
た発振回路を用いているが、所定の発振周波数信号を発
振させるものであれば、どのような発振手段を用いても
よく、例えば複数段のインバータ等を用いた発振回路や
LC発振回路、水晶発振回路等を使用するようにしてもよ
い。
また、前記スイッチの例としてPNPトランジスタを用
いた例を示したが、前記発振手段の発振周波数に対応し
て切換えられるスイッチであればトランジスタには限定
されない。また本実施例では前記発振手段の発振がLレ
ベルのときオンするスイッチ(PNPトランジスタ)を使
用していることから、回路構成自体をシンプルなものと
することができる効果を奏するが、要は発振周波数に対
応して前記タッチプレートと前記コンデンサ間の接続を
切換えできるものであれば、どのようなスイッチにして
もよい。
また、上記実施例では、感度調整機能を必要としない
タッチセンサとしたが、遊技店によっては、ハンドルに
手を触れない状態でも遊技(発射)を容認する場合もあ
るので、その場合に対応させるものとして、本タッチセ
ンサの他に感度調整手段をさらに付加させたものを用い
ても差し支えない。
[発明の効果] この発明に係る遊技機のタッチセンサは、上記のよう
に所定の周波数の信号を発振させる発振手段と、前記信
号に対応して切換えられるスイッチと、前記発振手段と
前記スイッチとの間に接続され、人体等が接触可能なタ
ッチセンサ端子と、前記スイッチを介して前記タッチセ
ンサ端子に接続され、人体等が前記タッチセンサ端子に
接触したときに人体等から移動された電荷を蓄えるコン
デンサと、該コンデンサへの電荷の移動による該コンデ
ンサの電圧変化に基づいて人体等の接触の有無を検出す
る検出手段とを備えた構成としたので、タッチセンサ端
子に人体等が接触されない場合には、スイッチがオンし
たときであっても、タッチセンサ端子からコンデンサへ
の電荷のチャージはなく、またタッチセンサ端子に人体
等が接触された場合には、スイッチのオン動作に伴って
タッチセンサ端子およびスイッチを経由してコンデンサ
に人体等が持つ電荷が繰返し移動してコンデンサ端部の
電圧を上昇させ、その電圧変化に基づいて人体等の接触
の有無が検出されるので、人体等に充電されている電荷
を繰返し蓄積することによって大きな電位差を得ること
ができ、検出感度を格段に高めることができるととも
に、感度調整のためのボリューム等を不要にすることが
できる。
したがって、感度調整のためのボリューム等を不要に
することにより、遊技機のコストダウンを図るととも
に、メンテナンスを容易なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理を説明するための原理説明図、 第2図〜第4図はこの発明の実施例を示すもので、それ
らのうち、 第2図はタッチセンサを有するタッチハンドル制御装置
のブロック図、 第3図はタッチセンサを有するタッチハンドル制御装置
の回路図、 第4図はタッチハンドル制御装置の回路の各部測定ポイ
ントの電圧波形図である。 1……タッチ判定回路(タッチセンサ)、2……発振回
路(発振手段)、3……スイッチ、4……人体、5……
タッチセンサ端子、7……コンデンサ、11……タッチハ
ンドル制御装置、15……発振回路(発振手段)、16……
タッチプレート(タッチセンサ端子)、17……タッチ入
力検出回路、18……タッチ判定回路(タッチセンサ)、
Tr2……PNPトランジスタ(スイッチ)、C0……出力コン
デンサ(コンデンサ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技球の発射勢を調整する操作ダイヤルに
    おける遊技者の接触の有無を検出する遊技機のタッチセ
    ンサにおいて、 所定の周波数の信号を発振させる発振手段と、前記信号
    に対応して切換えられるスイッチと、前記発振手段と前
    記スイッチとの間に接続され、人体等が接触可能なタッ
    チセンサ端子と、前記スイッチを介して前記タッチセン
    サ端子に接続され、人体等が前記タッチセンサ端子に接
    触したときに人体等から移動された電荷を蓄えるコンデ
    ンサと、該コンデンサへの電荷の移動による該コンデン
    サの電圧変化に基づいて人体等の接触の有無を検出する
    検出手段とを備えたことを特徴とする遊技機のタッチセ
    ンサ。
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