JP2659389B2 - 耐水性の優れたインクジェット用記録シートおよびその製法 - Google Patents

耐水性の優れたインクジェット用記録シートおよびその製法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインクジェット用記録シート、さらに詳しく
はインク記録特性および耐水性がともにすぐれたインク
ジェット用記録シートに関する。
従来の技術 インクジェット用記録シートには、特に多色記録の場
合、良好なインク吸収性やインクの広がりが小さいとい
ったインク記録特性が要求される。すなわち、単色記録
とは異なり多色記録においては、同一個所に2回以上の
インクドットが重なる場合が多く、もし記録シートのイ
ンクの吸収性がよくないと、かかる個所においてインク
の流れだし等が起こって汚れの原因となる。また、たと
えインクの吸収性がよくてもにじみにより印字個所が広
がると文字の判読が困難となってしまう。
さらに、インクジェット用記録シートには、例えばOH
P用使用時に汗や空気中の水分によって、あるいは不慮
の水中浸漬によって劣化しない、印字部分が損傷しない
という耐水性も要求される。
インク吸収性の向上に関しては、例えば特開昭55−14
6786号、特開昭60−145879号、特開昭60−171143号、特
開昭61−32788号、特開昭61−193879号等に、フィル
ム、シートまたは紙の如き基材上に水溶性高分子物質皮
膜層を設けたタイプの記録シートが開示されているが、
それらは耐水性に劣り、汗などで簡単に皮膜が溶け出
し、空気中の水分によるベタツキも大きく、実用的な使
用が困難である。
インク吸収性向上に関する別の先行技術としては、特
開昭56−157号、特開昭61−280983号等に、シリカ粉末
等を含有させた高分子物質の使用が開示されているが、
高分子物質が水不溶性の場合はインク吸収性が不十分で
あり、一方、高分子物質が水溶性の場合は耐水性に劣
る。
また、耐水性の向上に関しては、特公昭62−797号
に、水溶性高分子物質皮膜層を有する記録シートに印字
した後、耐水化剤によって処理して耐水性を付与する方
法が開示されているが、後処理を必要とする該方法は作
業性、コスト面において問題がある。
耐水性向上に関する別の先行技術としては、特開昭61
−32787号に、ポリアルキレンオキシドにイソシアネー
ト化合物を反応させて得られた樹脂を基材に塗布する方
法が開示されているが、該方法は特別の反応工程を要す
るので生産性が乏しいものである。
さらに、特公昭62−55995号には、耐水化された水溶
性高分子物質と耐水化されていない水溶性高分子物質と
を共存させた記録層皮膜を設けた記録シートが開示され
ている。この記録シートはインク吸収性が比較的良好で
あり、また耐水性についても、水に1分間浸漬した程度
では皮膜の剥離は発生しない。しかしながら、長期の耐
水性は十分ではなく、また、40℃の温水への1時間浸漬
により皮膜表面にベタツキが発生し、皮膜の劣化が認め
られ、耐水性は必ずしも十分に満足すべきものではな
い。
発明が解決しようとする課題 以上述べた如く、従来のインクジェット用記録シート
は、後処理等を必要とせずにそれ自体が、十分に満足す
べきインク記録特性および耐水性をともに有するものは
未だ見当たらず、かかる両特性を備えたインクジェット
用記録シートの出現が望まれている。
課題を解決するための手段 本発明者らは前記事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、
水溶性高分子物質と特定の単量体と水とを必須成分とす
る組成物を架橋させた皮膜層を基材上に設けることによ
り前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明は、基材層および少なくともその片
面に設けられた皮膜層よりなる層状構造を有し、該皮膜
が水溶性高分子物質と式(I): [式中、nは正の整数、Xは−Hまたは−CH3を意味す
る] で示される単量体と水とを必須成分とする組成物を架橋
させたものであり、少なくとも40℃の温水に対して1時
間の耐性を有することを特徴とするインクジェット用記
録シートを提供するものである。
本発明で用いる基材は特に限定されるものではなく、
紙のほか、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、トリアセテート等の可撓性フィ
ルムもしくはシートから適宜選択できる。
本発明で用いる水溶性高分子物質としては、デンプ
ン、ペクチン、にかわ、カゼイン、デキストリン、水溶
性変性デンプン、水溶性セルロース誘導体、ポリビニル
アルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、ポリアクリル酸エステル部分ケン化物、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチ
ルエーテル等が挙げられ、ことにインク記録特性の観点
より、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドンおよびポリビニルメチルエー
テルが好ましい。
本発明で用いる単量体は前記式(I)で示されるポリ
エチレンオキサイドジ(メタ)アクリレートであり、通
常、nが2〜100、好ましくはnが5〜23のものを用い
る。nが小さいと後記する製造法における組成物調製時
に溶解しにくく、一方、nが大きいと耐水性の観点より
不適当である。また、Xは−CH3よりも−Hである方が
製造時における反応性の観点により望ましい。かかる単
量体は後記実施例に記載するように市販されており、容
易に入手することができる。
本発明のインクジェット用記録シートは、前記した如
き水溶性高分子物質と単量体と水とを必須成分とする組
成物を架橋させた厚み0.5〜100μの皮膜を前記した如き
基材の少なくとも片面に設けてなるものである。皮膜に
おける水溶性高分子物質/単量体の重量比は、100/1〜1
00/500、好ましくは100/10〜100/100の範囲とする。単
量体の割合が100/1以上であることは耐水性の観点よ
り、一方、100/500以下であることはインク記録特性の
観点より要請される。また、記録シート表面の光沢を調
節したり、白度を上げたりするために、クレー、タル
ク、シリカ、炭酸カルシウム、パルプ粉末等を皮膜に含
有させることができる。
次に、本発明のインクジェット用記録シートの製法を
述べる。
まず、水溶性高分子物質と単量体(I)と水とを必須
成分とする組成物を調製する。この調製は、水溶性高分
子物質/単量体の重量比が100/1〜100/500、好ましくは
100/10〜100/100となり、組成物中の水の重量%が10〜9
9%、好ましくは40〜95%となるように量を選択した水
溶性高分子物質、単量体および水を混合することにより
行う。なお、所望により、少量の、例えば組成物全体に
対し0.01〜10重量%程度の前記クレー等を添加しておく
こともできる。
ここに、水の存在は重要であり、水が存在しないと後
記する活性エネルギー線照射時に十分な架橋が行えず、
耐水化された高分子物質以外に耐水化されていない水溶
性高分子物質も存在する共存系となり、所望の耐水性が
得られない。すなわち、本発明の記録シートの良好な耐
水性は、耐水化されていない水溶性高分子物質が存在し
ない架橋構造に由来するものと考えらえる。また、単量
体(I)の存在も重要であり、この単量体は有利な架橋
構造形成に寄与すると考えらえ、水溶性高分子物質のみ
を水の存在下で架橋させても十分な耐水性を有する皮膜
は生成せず、温水中に浸漬すると皮膜表面が溶け出した
りする。この単量体は特公昭61−38787号に見られるよ
うにインクジェット用インクに溶剤として水と共に存在
するエチレングリコールなどと構造的にも似ており、イ
ンクの吸収性向上にも寄与するものと考えられる。
次いで、組成物を常法により基材に塗布し、活性エネ
ルギー線を照射して組成物を架橋させる。活性エネルギ
ー線としては、通常、電子線または紫外線を用いる。
電子線を用いる場合は、加速電圧100〜3000KV、線量
1〜20Mrad、好ましくは4〜15Mradで照射を行う。線量
が1Mrad未満であると、生成する皮膜の耐水性がよくな
く、一方20Mradを超えると基材によっては劣化する場合
があり適当でない。照射雰囲気は大気中でもよいが、皮
膜の耐水性向上の観点より、酸素濃度10ppm以下の雰囲
気が好ましい。なお、照射は1回、あるいは複数回に分
けて行ってもよい。
紫外線を用いる場合は、波長2000〜8000Åの近紫外線
照射を行う。かかる照射においては、効果反応を促進さ
せるために、ベンゾイン、ベンゾインブチルエーテル、
アントラキノン、ベンゾフェノン、α−ヒドロキシブチ
ルフェノン等の光開始剤を組成物に添加しておく。添加
量は水溶性高分子物質と単量体(I)の合計重量に対し
0.1〜10重量%の範囲とする。0.1重量%未満では硬化不
良により耐水性がよくなく、10重量%を超えると硬化後
に皮膜が変色するので適当でない。
活性エネルギー線の照射後、要すれば40〜150℃に加
熱し、約1分〜120分間乾燥して本発明のインクジェッ
ト用記録シートを得る。このようなインクジェット用記
録シートの製法も本発明の範囲内のものである。
かくして、得られた本発明のインクジェット用記録シ
ートは、40℃の温水に対して1時間浸漬しても皮膜表面
が剥離したり溶けたりしない良好な耐水性のみならず、
インク吸収性にすぐれ、多色記録部分のにじみも少な
く、濃度や解像度が高く、多色記録の色再現性も良好で
あるというインク記録特性も有し、端末プリンター等、
従来インクジェット用記録シートが用いられてきたいず
れの用途にても好適に用いることができる。
発明の効果 本発明のインクジェット用記録シートは、従来のもの
においては同時に有することができなかった相反する良
好な耐水性と良好なインク記録特性を共に備えたすぐれ
た記録シートである。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明す
る。
実施例1 フィルム基材を用いた電子線架橋 0.3m/mワイヤーバーを用いて厚さ100μのポリエステ
ルフィルム(ダイヤホイル(株)製、TAX−8易接着加
工フィルム)に下記組成物を塗布した。
成 分 重量部 ポリエチレンオキサイド (製鉄化学工業(株)製、PEO−3、 平均分子量60万〜110万) 10 ポリエチレングリコール#600ジアクリレート (新中村化学工業(株)製、NKエステル A−600、n=14、X=−H) 5 水 90 次いで、日新ハイボルテージ社製エリアビーム型電子
線放射装置を用い、加速電圧150KV、線量8Mradの条件で
電子線照射を行って組成物を架橋させ、その後乾燥器
中、50℃にて60分間乾燥して本発明のインクジェット用
記録シートを得た。なお、得られた記録シートの皮膜の
厚さは2.0μであった。
比較例1 単量体(I)を用いない電子線架橋 実施例1の組成物から架橋剤単量体(I)を除いた下
記組成物を用いる以外は実施例1と同じ基材を用い、実
施例1と同様の条件で架橋、乾燥を行って皮膜の厚みが
2.0μである比較用シートを得た。
成 分 重量部 ポリエチレンオキサイド 10 水 90 比較例2 水溶性高分子物質のみの非架橋皮膜 実施例1と同じ基材を用い、下記組成物を塗布し、次
いで乾燥器中、50℃にて60分間乾燥して皮膜の厚みが2.
0μである比較用シートを得た。
成 分 重量部 ポリエチレンオキサイド 10 水 90 実施例2 紙基材を用いた紫外線架橋 0.3m/mワイヤーバーを用いて厚さ57μの紙(王子製紙
製、OKコート紙、米坪73.3g)に下記組成物を塗布し
た。
成 分 重量部 ポリエチレンオキサイド 10 ポリエチレングリコール#600ジアクリレート 5 水 90 2−ヒドロキシ−2−メチル−1 −フェニルプロパン−1−オン (メルク社製、光開始剤、ダロキュア1173) 0.3 次いで、日本電池(株)製UV照射装置(高圧水銀灯、
120W/cm、コンベア速度10m/分)を用いて、波長2000〜8
000Åにて4回照射を行って組成物を架橋させ、その後
乾燥器中、50℃にて60分間乾燥して本発明のインクジェ
ット用記録シートを得た。なお、得られた記録シートの
皮膜の厚みは2.0μであった。
比較例3 単量体(I)を用いない紫外線架橋 実施例2の組成物から単量体(I)を除いた下記組成
物を用いる以外は実施例2と同じ基材を用い、実施例2
と同様の条件で架橋、乾燥を行って皮膜の厚みが2.0μ
である比較用シートを得た。
成 分 重量部 ポリエチレンオキサイド 10 水 90 2−ヒドロキシ−2−メチル−1 −フェニルプロパン−1−オン 0.3 実施例3 フィルム基材を用いる電子線架橋 実施例1とは水溶性高分子物質および架橋剤単量体
(I)の種類が異なる下記組成物を用いる以外は実施例
1と同じ基材を用い、実施例1と同様の条件で架橋、乾
燥を行って本発明のインクジェット用記録シートを得
た。なお、得られた記録シートの皮膜の厚みは1.5μで
あった。
成 分 重量部 ポリビニルアルコール 10 (信越化学工業製、C−20、 ケン化度99%、重合度2000) ポリエチレングリコール#400 ジメタアクリレート (新中村化学工業(株)製、NKエステル 9G、n=9、X=−CH3) 1 水 90 比較例4 水溶性高分子物質のみの非架橋皮膜 実施例1と同じ基材を用い、実施例3の組成物から架
橋剤単量体(I)を除いた下記組成物を実施例1と同様
に塗布し、乾燥器中、50℃にて60分間乾燥して皮膜の厚
みが1.5μである比較用シートを得た。
成 分 重量部 ポリビニルアルコール 10 水 90 比較例5 水溶性高分子物質のみの非架橋皮膜 実施例1と同じ基材を用い、下記組成物を実施例1と
同様に塗布し、乾燥器中、50℃にて60分間乾燥して皮膜
の厚みが1.5μである比較用シートを得た。
成 分 重量部 ポリビニルピロリドン 10 (半井化学薬品(株)製、一級試薬、 平均分子量70万) 水 90 比較例6 0.3m/mワイヤーバーを用いて厚み100μのポリエステ
ルフィルム(ダイアホイル(株)製、TAX−8、易接着
加工フィルム)に下記組成物を塗布し、150℃にて3分
間乾燥、架橋させて、皮膜の厚みが2.0μの比較用シー
トを得た。
成 分 重量部 ポリビニルアルコール、7%水溶液 20 塩化アルミニウム(和光純薬製、一級試薬)、 10%水溶液 0.4 ポリビニルピロリドン 10 水 10 イソプロピルアルコール 1 比較例7 単量体(I)のみの架橋皮膜 下記組成物を用いる以外は実施例1と同じ基材を用
い、実施例1と同様の条件で架橋、乾燥を行って皮膜の
厚みが2.0μの比較用シートを得た。
成 分 重量部 ポリエチレングリコール#600ジアクリレート 10 水 90 実施例1〜3で得られた本発明のインクジェット用記
録シートおよび比較例1〜7で得られた比較用記録シー
トに、シャープ(株)株インクジェットカラーイメージ
プリンタIO−720のインクジェットプリンターでシア
ン、マゼンタ、イエローおよび黒の4色のインクジェッ
ト用インクを噴射して多色インクジェット記録を行い、
インクジェット用インク記録特性(インクの吸収性およ
びインクの広がり)ならびに耐水性(剥離およびベタツ
キ)について調べた。
結果を第1表に示す。
1)シャープ(株)製インクジェットカラーイメージプ
リンタIO−720を用いるインクジェット記録時の特性 2)インクジェット用インクを印字した10分後、印字皮
膜に濾紙を押し当て、濾紙側にインクが移行したか否か
を目視にて判定 ○…濾紙側への移行なく、皮膜のインク吸収性良好 ×…濾紙側への移行があり、皮膜のインク吸収性不良 3)インクジェット用インクで印字した文字の各ドット
がにじまずに文字がはっきり確認されるか否かを目視に
て判定 ○…各ドットに大きなにじみは認められず、印字した文
字がはっきり確認される ×…にじみが大きく、印字した文字が確認しにくい −…インクの吸収性が悪くてインクの広がりまでの判定
不能 4)40℃の温水にインクジェット用記録シートを浸漬し
て表面皮膜を観察 5)1時間浸漬後、表面を指で擦って皮膜の剥離の有無
を判定 ○…全く剥離なし ×…皮膜が剥離する ××…1時間浸漬中に皮膜が溶けてなくなる 6)1時間浸漬後、表面を指で触ってベタツキがあるか
否かを判定 ○…ベタツキなし ×…ベタツキあり −…皮膜がなくなり評価不能 第1表より明らかな如く、実施例1〜3で得られた本
発明のインクジェット用記録シートはインクの吸収性に
すぐれ(インクの流れだしがなく)、インクの広がりも
少なく、濃度が高く、色再現性にもすぐれるという良好
なインクジェット用インク記録特性を有する。また、イ
ンクジェット記録層用皮膜は、40℃の温水に1時間浸漬
してもその表面にベタツキがなく、剥離もないすぐれた
耐水性を有する。従来技術に相当する比較例1〜7のシ
ートにおいては、インク記録特性および耐水性共にすぐ
れたものはなかった。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層および少なくともその片面に設けら
    れた皮膜層よりなる層状構造を有し、該皮膜が水溶性高
    分子物質と式(I): [式中、nは正の整数、Xは−Hまたは−CH3を意味す
    る] で示される単量体と水とを必須成分とする組成物を架橋
    させたものであり、少なくとも40℃の温水に対して1時
    間の耐性を有することを特徴とするインクジェット用記
    録シート。
  2. 【請求項2】該皮膜が該組成物を活性エネルギー線照射
    によって架橋させたものである特許請求の範囲第(1)
    項記載のインクジェット用記録シート。
  3. 【請求項3】該単量体が、nが2〜100であってXが−
    Hである式(I)の単量体である特許請求の範囲第
    (1)項記載のインクジェット用記録シート。
  4. 【請求項4】該活性エネルギー線が線量4Mrad以上の電
    子線である特許請求の範囲第(2)項記載のインクジェ
    ット用記録シート。
  5. 【請求項5】水溶性高分子物質と式(I): [式中、nは正の整数、Xは−Hまたは−CH3を意味す
    る] で示される単量体と水とを必須成分とし、水溶性高分子
    物質/単量体の重量比が100/1〜100/500であり、かつ水
    の含有率が10〜99重量%である組成物を基材に塗布し、
    活性エネルギー線を照射し、次いで乾燥することを特徴
    とするインクジェット用記録シートの製法。
  6. 【請求項6】該活性エネルギー線が線量4Mrad以上の電
    子線である特許請求の範囲第(5)項記載のインクジェ
    ット用記録シートの製法。
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