JP2658833B2 - 画像記録・再生方式 - Google Patents

画像記録・再生方式

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JP2658833B2
JP2658833B2 JP28380993A JP28380993A JP2658833B2 JP 2658833 B2 JP2658833 B2 JP 2658833B2 JP 28380993 A JP28380993 A JP 28380993A JP 28380993 A JP28380993 A JP 28380993A JP 2658833 B2 JP2658833 B2 JP 2658833B2
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武義 津野
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像を帯域圧縮して保存
したり伝送したりする画像記録・再生方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号(アナログ画像信号)
を伝送・再生するとき、その画像品質は単位時間内の再
生能力に左右される。
【0003】単位時間内の再生能力は単位時間内の単位
フレームの画像情報量と単位時間内に再生されるフレー
ム数(単位フレーム再生情報量)との積で表される。
【0004】一般的に単位時間内の画像情報量が多けれ
ば高精細・高解像度のテレビジョン信号を再生すること
が可能である。
【0005】図4(a)および(b)は従来の画像記録
・再生方式における画像記録装置および画像再生装置の
一例の構成を示すブロック図である。
【0006】本例の画像記録・再生方式における画像記
録装置は図4(a)に示すとおり、入力のテレビジョン
信号(アナログ画像信号)をディジタル変換するアナロ
グ・ディジタル変換部1と、ディジタル変換されたディ
ジタル画像信号を帯域圧縮する帯域圧縮部4と、帯域圧
縮された信号を記録する画像記録部5とを有する。
【0007】また、画像再生装置は図4(b)に示すと
おり、入力の帯域圧縮された信号からディジタル画像信
号を再生する画像再生部6と、再生されたディジタル画
像信号を帯域伸長する帯域伸長部7と、伸長されたディ
ジタル画像信号をアナログ画像信号(テレビジョン信
号)に変換するディジタル・アナログ変換部10とを有
する。
【0008】そして、従来のテレビ電話やテレビジョン
画像伝送システムでは、画像記録装置から画像信号を伝
送するときの時間と画像再生装置で画像信号を再生する
ときの時間とが同じであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来の画像記録・
再生方式では、画像信号を伝送するときの時間と画像信
号を再生するときの時間とが同じであるため、単位時間
内に伝送できる画像情報量が画像再生能力よりも低い
と、すなわち単位時間内の単位フレームの情報量と単位
時間内に再生されるフレーム数(単位フレーム再生情報
量)との積に比べて伝送容量が小さいと、画像品質の著
しい低下を惹き起こすという問題点があった。
【0010】したがって、本発明の目的は、画像記録装
置に保存されている画像信号を読み出して伝送回線に送
り出す時間と画像再生装置が伝送された画像信号を再生
するときの時間とを、録画から保存までの時間および伝
送開始から再生終了までの時間の2段階に分離するか、
または録画から保存までの時間,伝送から再生側での保
存までの時間および再生時間の3段階に分離し、且つ
位時間に対するフレーム数や画像情報を調整して再生時
間を自由に変更可能とすることにより、既存の低い画像
伝送容量に依存することなく、高精細・高解像度のテレ
ビジョン信号を伝送して記録・再生する画像記録・再生
方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アナロ
グ画像信号をディジタル変換するアナログ・ディジタル
変換手段と,前記ディジタル変換されたディジタル画像
信号を帯域圧縮する帯域圧縮手段と,前記帯域圧縮され
た信号を記録する記録手段とを有する画像記録装置と、
前記帯域圧縮された信号からディジタル画像信号を再生
する再生手段と,前記再生されたディジタル画像信号を
帯域伸長する帯域伸長手段と,前記帯域伸長されたディ
ジタル画像信号をアナログ画像信号に変換するディジタ
ル・アナログ変換手段とを有する画像再生装置とから構
成される画像記録・再生方式において、前記画像記録装
は前記ディジタル画像信号から単位時間内の単位フレ
ーム情報と前記単位時間内に再生可能なフレーム数を示
す単位フレーム再生数情報とを抽出する画像分析手段
と,前記ディジタル画像信号と前記単位フレーム情報と
前記単位フレーム再生数情報とを合成する合成手段とを
備え、前記画像再生装置は前記帯域伸長された信号から
前記単位時間内の前記ディジタル画像信号と前記単位フ
レーム情報と前記単位フレーム再生数情報とを抽出する
分離手段と,再生するテレビジョン受像機のアナログ画
像信号に合うように前記単位フレーム情報と前記単位フ
レーム再生数情報とを調整する画像調整手段とを備える
ことを特徴とする画像記録・再生方式が得られる。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1(a)および(b)は本発明の画像記
録・再生方式の一実施例における画像記録装置および画
像再生装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1(a)および(b)において、従来例
と同じ構成要素には図4(a)および(b)と同じ符号
を付してある。
【0015】すなわち、図1(a)を参照すると、本実
施例における画像記録装置は、入力のテレビジョン信号
(アナログ画像信号)をディジタル変換するアナログ・
ディジタル変換部1と、ディジタル変換されたディジタ
ル画像信号を帯域圧縮する帯域圧縮部4と、帯域圧縮さ
れた信号を記録する記録部5とを有する従来の画像記録
装置(図4(a)に図示)に、ディジタル画像信号から
単位時間(t1)内の単位フレーム情報(x1)と単位
時間(t1)内に再生可能なフレーム数を示す単位フレ
ーム再生数情報(y1)とを抽出する画像分析部2と、
ディジタル画像信号A1′と単位フレーム情報(x1)
と単位フレーム再生数情報(y1)とを合成する合成部
3とを付加した構成を有する。
【0016】また、図1(b)を参照すると、本実施例
における画像再生装置は、入力の帯域圧縮された信号か
らディジタル画像信号を再生する再生部6と、再生され
たディジタル画像信号を帯域伸長する帯域伸長部7と、
伸長されたディジタル画像信号をアナログ画像信号(テ
レビジョン信号)に変換するディジタル・アナログ変換
部10とを有する従来の画像再生装置(図4(b)に図
示)に、再生・帯域伸長された信号から単位時間(t
1)内のディジタル画像信号と単位フレーム情報(x
1)と単位フレーム再生数情報(y1)とを抽出する分
離部8と、外部から入力した画像再生能力情報aにより
再生するテレビジョン受像機のアナログ画像信号に合う
ように単位フレーム情報(x1)および単位フレーム再
生数情報(y1)を調整する画像調整部9とを付加した
構成を有する。
【0017】次に、図2は図1における各部の情報信号
を縦軸を画像情報量m、横軸を時間tで表した図であ
る。
【0018】図2において、(a)は入力の単位フレー
ムのテレビジョン信号(アナログ画像信号)を表し、単
位時間t1当たり3フレームのテレビジョン信号A1,
A2およびA3が示されている。
【0019】また、図2(b)は同図(a)のテレビジ
ョン信号A1,A2およびA3をディジタル変換したデ
ィジタル画像信号A1′,A2′およびA3′を表し、
(c)は同図(b)のディジタル画像信号A1′,A
2′およびA3′を帯域圧縮した信号A1″,A2″お
よびA3″を表している。
【0020】さらに、図2(d)は単位時間t1当たり
の画像情報(A1″+A2″+A3″)/t1と単位フ
レーム情報x1と単位フレーム再生数情報y1とを合成
した信号を表している。
【0021】続いて本実施例の動作について図1,図2
を併用して説明する。
【0022】本実施例の画像記録装置にテレビジョン信
号A1,A2,A3を入力すると、アナログ・ディジタ
ル変換部1はこれをディジタル画像信号A1′,A
2′,A3′に変換して画像分析部2に出力する。
【0023】画像分析部2は入力されたディジタル画像
信号A1′,A2′,A3′から単位時間(t1)当た
りの単位フレーム情報(x1)と単位フレーム再生数情
報(y1)とを抽出する。
【0024】なお、このときの単位時間(t1)は画像
分析部2への入力として任意に設定することができる。
【0025】次に、合成部3は画像分析部2からの単位
時間(t1)当たりのディジタル画像信号ΣAi″/t
1と単位フレーム情報(x1)と単位フレーム再生数情
報(y1)とを合成して図2(d)に示す合成情報を得
て帯域圧縮部4に出力する。なお、この実施例ではi=
1,2,3である。
【0026】帯域圧縮部4では、図2(d)に示す単位
時間(t1)当たりのディジタル画像信号ΣAi″/t
1と単位フレーム情報(x1)と単位フレーム再生数情
報(y1)とで構成される合成情報を帯域圧縮して画像
記録部5に記録する。
【0027】本実施例の画像再生装置では、画像再生部
6は入力の帯域圧縮された信号からディジタル画像信号
を再生し、帯域伸長部7はこの再生されたディジタル画
像信号を帯域伸長する。
【0028】分離部8は帯域伸長部7からの入力信号か
ら単位時間(t1)内のディジタル画像信号と単位フレ
ーム情報(x1)と単位フレーム再生数情報(y1)と
を分離する。
【0029】画像調整部9は外部から入力された再生能
力情報aにより、ディジタル・アナログ変換部10で再
生するアナログ画像信号に合うように単位フレーム情報
(x1)と単位フレーム再生数情報(y1)とを調整す
る。
【0030】なお、画像調整部9はこの調整結果のディ
ジタル画像情報を直接出力しても、または、ディジタル
・アナログ変換部10で変換したアナログ画像信号を出
力してもよい。
【0031】このように、本実施例では画像記録装置か
ら画像信号を伝送するときの時間と画像再生装置で画像
信号を再生するときの時間とを切り離し且つこれらの時
間を変更可能としている。
【0032】次に、本発明の一適用例の画像記録・再生
方式について図3を参照して説明する。
【0033】図3は本発明の一適用例を示すテレビジョ
ンシステムのブロック図である。
【0034】本適用例では、テレビカメラ41からのア
ナログ画像信号は画像記録・再生装置42を通して帯域
圧縮された信号が低速の既設の伝送装置43に送信され
る。
【0035】そして、低い伝送容量の既設の画像伝送路
44を通して受信側に送信された信号は伝送装置45を
通して画像記録・再生装置46で受信される。
【0036】画像記録・再生装置46では受信した画像
信号を帯域伸長し、アナログ画像信号の元のテレビジョ
ン信号に再生してテレビ受像機47で受像する。
【0037】このように、本発明の画像記録・再生装置
を使用した構成を採ると、テレビジョン信号を低い伝送
容量の画像伝送路および伝送システムにより伝送しても
高精細・高画質のテレビジョン信号を再生することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アナログ
画像信号をディジタル変換するアナログ・ディジタル変
換手段と,ディジタル変換されたディジタル画像信号を
帯域圧縮する帯域圧縮手段と,帯域圧縮された信号を記
録する記録手段とを有する画像記録装置と、帯域圧縮さ
れた信号からディジタル画像信号を再生する再生手段
と,再生されたディジタル画像信号を帯域伸長する帯域
伸長手段と,帯域伸長されたディジタル画像信号をアナ
ログ画像信号に変換するディジタル・アナログ変換手段
とを有する画像再生装置とから構成される画像記録・再
生方式において、上記画像記録装置はディジタル画像信
号から単位時間内の単位フレーム情報と単位時間内に再
生可能なフレーム数を示す単位フレーム再生数情報とを
抽出する画像分析手段と,ディジタル画像信号と単位フ
レーム情報と単位フレーム再生数情報とを合成する合成
手段とを備え、上記画像再生装置は帯域伸長された信号
から単位時間内のディジタル画像信号と単位フレーム情
報と単位フレーム再生数情報とを抽出する分離手段と,
再生するテレビジョン受像機のアナログ画像信号に合う
ように単位フレーム情報と単位フレーム再生数情報とを
調整する画像調整手段とを備えることにより、テレビジ
ョン信号を低速な画像伝送路および伝送システムにより
伝送しても高精細・高画質のテレビジョン信号を再生す
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明の画像記録・再生
方式の一実施例における画像記録装置および画像再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における各部の情報信号を縦軸を画像情報
量m、横軸を時間tで表した図である。
【図3】本発明の一適用例を示すテレビジョンシステム
のブロック図である。
【図4】(a)および(b)は従来の画像記録・再生方
式における画像記録装置および画像再生装置の一例の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アナログ・ディジタル変換部 2 画像分析部 3 合成部 4 帯域圧縮部 5 画像記録部 6 画像再生部 7 帯域伸長部 8 分離部 9 画像調整部 10 ディジタル・アナログ変換部 41 テレビカメラ 42,46 画像記録・再生装置 43,45 伝送装置 44 画像伝送路 47 テレビ受像機 a 画像再生能力情報 t1 単位時間 x1 単位フレーム情報 y1 単位フレーム再生数情報

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ画像信号をディジタル変換する
    アナログ・ディジタル変換手段と,前記ディジタル変換
    されたディジタル画像信号を帯域圧縮する帯域圧縮手段
    と,前記帯域圧縮された信号を記録する記録手段とを有
    する画像記録装置と、前記帯域圧縮された信号からディ
    ジタル画像信号を再生する再生手段と,前記再生された
    ディジタル画像信号を帯域伸長する帯域伸長手段と,前
    記帯域伸長されたディジタル画像信号をアナログ画像信
    号に変換するディジタル・アナログ変換手段とを有する
    画像再生装置とから構成される画像記録・再生方式にお
    いて、前記画像記録装置は前記ディジタル画像信号から
    単位時間内の単位フレーム情報と前記単位時間内に再生
    可能なフレーム数を示す単位フレーム再生数情報とを抽
    出する画像分析手段と,前記ディジタル画像信号と前記
    単位フレーム情報と前記単位フレーム再生数情報とを合
    成する合成手段とを備え、前記画像再生装置は前記帯域
    伸長された信号から前記単位時間内の前記ディジタル画
    像信号と前記単位フレーム情報と前記単位フレーム再生
    数情報とを抽出する分離手段と,再生するテレビジョン
    受像機のアナログ画像信号に合うように前記単位フレー
    ム情報と前記単位フレーム再生数情報とを調整する画像
    調整手段とを備えることを特徴とする画像記録・再生方
    式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0810920B2 (ja) * 1987-11-19 1996-01-31 松下電器産業株式会社 テレビジョン信号のディジタル録画再生装置

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JPH07143427A (ja) 1995-06-02

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