JP2658626B2 - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機

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JP2658626B2
JP2658626B2 JP15046391A JP15046391A JP2658626B2 JP 2658626 B2 JP2658626 B2 JP 2658626B2 JP 15046391 A JP15046391 A JP 15046391A JP 15046391 A JP15046391 A JP 15046391A JP 2658626 B2 JP2658626 B2 JP 2658626B2
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浩一郎 宮崎
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Daikin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、残菜が付着した食器、
泥が付着した根菜または切粉が付着した機械加工部品な
どの洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの洗浄機、たとえば食器洗浄機
は、特公平1−45365号公報に開示されている。す
なわち図28に示すように、ケーシングAの上部に前面
が開放した洗浄室Bを設け、下部に洗浄室Bと同様に前
部が開放した残菜室Cを設ける。さらに上部には、食器
Dを収納するラックEを支持し、かつ、前記洗浄室Bの
前面開放口を開閉する上部引き出しFを、前記洗浄室B
に対し引き出し自在に設ける。下部には、ラックEから
落下する残菜を受ける残菜容器Gを支持し、かつ、前記
残菜室Cの前面開放口を開閉する下部引き出しHを前記
残菜室Cに対し引き出し自在に設ける。両引き出しF,
Hを引き出した状態で、前記ラックEに食器Dを載置す
る。このとき、これら食器Dに残っていた残菜を前記ラ
ックEから前記残菜容器Gに落下させる。下部引き出し
Hを残菜室Cに押込むことにより、前記食器Dを洗浄す
る前に残菜を前記残菜室Cに収容する。このようにし
て、残菜を別に設ける残菜容器等に投棄する作業を省く
ことができる。残菜を落下させた食器Dは、洗浄液噴射
体Jに洗浄液ポンプKから圧送される洗浄液が噴射され
て、洗浄される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からの図28に示
される食器洗浄機では、上部および下部引き出しF,H
を洗浄室Bおよび残菜室Cから引き出した状態で、食器
DをラックEに載置し、残菜をラックEから残菜容器G
に落下させる。このため、洗浄を行う毎に上部および下
部引き出しF,Hを引き出して、食器Dから残菜を残菜
容器Gに手作業で落下させなければならないので、作業
効率が悪い。
【0004】本発明の目的は、食器に付着した残菜な
ど、洗浄すべき対象物に付着した汚れを捕集処理するこ
とによって、作業効率を向上することができる洗浄機を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄室2を有
するケーシング1と、洗浄室2の下方に配置され、洗浄
液を貯留する洗浄液槽5と、洗浄液槽5の一側方に配置
される捕集槽6と、洗浄室2で洗浄されるべき対象物3
が配置される位置の上下に配置され、対象物3に向けら
れるノズル孔91,92を有する上下のノズル部材7,
9と、前記洗浄室2の下方で下側のノズル部材9の上方
に設けられる複数のダンパ14を有し、前記複数のダン
パ14のうちの1つの軸13を洗浄室2の外に出して駆
動させ、複数のダンパ14の相互間は洗浄室2内でリン
ク52,84,99によって連結され、前記軸13を一
方向に角変位することによって、複数のダンパ14は閉
じて洗浄室2と下側のノズル部材9との間を遮断し、前
記上ノズル部材7から対象物3に噴射された洗浄液を前
記一側方に誘導案内し、前記軸13を他方向に角変位す
ることによって、複数のダンパ14は開いて、洗浄室2
と下側のノズル部材9との間で洗浄液の通過を許容する
誘導手段15と、洗浄液槽5内の洗浄液を前記上下のノ
ズル部材7,9に圧送するポンプMP1とを含むことを
特徴とする洗浄機である。
【0006】また本発明は、前記捕集槽6には開閉可能
な蓋12が設けられ、この蓋12は前記ダンパ14が閉
じるとき開き、ダンパ14が開くとき閉じるように連動
することを特徴とする。
【0007】また本発明は、前記誘導手段15は第1複
数のダンパ14が第2複数の枠41,42に取付けられ
て構成され、リンク52を外すことによって1つの枠4
2が角変位可能または取外し可能であることを特徴とす
る。
【0008】また本発明は、前記誘導手段15は第1複
数のダンパ14が第2複数の枠41,42に取付けられ
て構成され、前記リンク84は枠41,42の上下方向
の一方側に設けられ、リンク84を連結したままで1つ
の枠42が角変位可能であることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記誘導手段15は、複数
のダンパ14が第1および第2の枠41,42に取付け
られて構成され、これらの第1および第2枠41,42
相互間は角変位可能に連結され、その角変位軸74の軸
心上に前記リンク99を構成する1対偶素98が設けら
れていることを特徴とする。
【0010】また本発明は、前面に開口した洗浄室2を
有するケーシング1と、洗浄室2の前面側に配置され、
起立姿勢で洗浄室2を閉じる扉4と、洗浄室2の下方に
配置され、洗浄液を貯留する洗浄液槽5と、洗浄液槽5
の一側方に配置される捕集槽6と、洗浄室2で洗浄され
るべき対象物3に洗浄液槽5内の洗浄液を噴射するノズ
ル手段7と、洗浄室2の下方で洗浄液槽5の上方に設け
られる複数のダンパ141〜144であって、各ダンパ
141〜144は、奥行方向に延びる各軸131〜13
4を中心としてそれぞれ回転可能であり、各軸131〜
134を同時に一方向に角変位することによって洗浄室
2と洗浄液槽5との間を遮断し、前記ノズル手段7から
噴射される洗浄液によって対象物3から除去された汚れ
を前記一側方に誘導案内し、前記軸131〜134を同
時に他方向に角変位することによって洗浄室2と洗浄液
槽5との間で洗浄液の通過を許容する、そのようなダン
パ141〜144と、前記一側方で隣接する複数のダン
パ141,142が取付けられる第1枠151と、残余
のダンパ143,144が取付けられる第2枠152
と、洗浄室2の奥側に配置され、第1枠151の他側方
と第2枠152の一側方とで隣接する2つのダンパ14
2,143間を上方から連結する上方リンク手段181
と、起立姿勢となるときの扉4の下方に配置され、下方
から前記第1枠151および第2枠152にそれぞれ取
付けられるダンパ141,142;143,144間を
連結する下方リンク手段182,183とを含むことを
特徴とする洗浄機である。
【0011】また本発明は、前記捕集槽6には開閉可能
な蓋12が設けられ、この蓋12は前記ダンパ141〜
144が閉じるとき開き、ダンパ141〜144が開く
とき閉じるように連動することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従えば、ケーシング1の洗浄室2の下
方には、洗浄液を貯留する洗浄液槽5が配置される。洗
浄液槽5の一側方には捕集槽6が配置される。洗浄室2
で洗浄されるべき対象物3が配置される位置の上下に
は、対象物3に向けられるノズル孔91,92を有する
上下のノズル部材7,9が配置される。洗浄室2の下方
で下側のノズル部材9の上方には、複数のダンパ14を
有する誘導手段15が設けられる。複数のダンパ14の
相互間は洗浄室2内でリンク52,84,99によって
連結される。軸13を一方向に角変位することによっ
て、複数のダンパ14は閉じて洗浄室2と下側のノズル
部材9との間を遮断する。このとき、上側のノズル部材
7から対象物3に噴射された洗浄液は、捕集槽6が設け
られる洗浄液槽5の前記一側方に誘導案内される。複数
のダンパ14が開いたときは、洗浄室2と下側のノズル
部材9との間で洗浄液の通過が許容される。したがっ
て、上下のノズル部材7,9から対象物3に噴射された
洗浄液は、ダンパ14の間を通過して洗浄液槽5に貯留
される。洗浄液槽5に貯留された洗浄液は、ポンプMP
1によって上下のノズル部材7,9に圧送され、循環し
て使用される。
【0013】すなわち対象物3に汚れが多く付着してい
るときでも、ダンパ14を閉じることによって汚れを捕
集槽6に誘導案内して捕集処理を行うことができる。こ
のようにして汚れを除去することによって、誘導手段1
5を開いた状態で対象物3に洗浄液を噴射して対象物3
を洗浄するとき、洗浄液槽5内に汚れが落下し、洗浄液
を循環して使用するときに目詰りなどの障害を起こすこ
とを防止することができる。
【0014】また本発明に従えば、捕集槽6には開閉可
能な蓋12が設けられる。この蓋12はダンパ14が閉
じるとき開き、ダンパ14が開くとき閉じるように連動
するので、ダンパ14を閉じて対象物3からの汚れを捕
集処理するときには蓋12が開き、ダンパ14が開いて
対象物3の洗浄を行うときには蓋12が閉じる。したが
って、対象物3の洗浄中に洗浄液が捕集槽6内に入り込
むことを防止することができる。
【0015】また本発明に従えば、誘導手段15は第1
複数のダンパ14が第2複数の枠41,42に取付けら
れて構成され、リンク52を外すことによって1つの枠
42が角変位可能または取外し可能である。したがっ
て、1つの枠42を角変位または取外すことによって、
誘導手段15の下方の洗浄液槽5などの補修作業を容易
に行うことができる。
【0016】また本発明に従えば、誘導手段15は第1
複数のダンパ14が第2複数41,42の枠に取付けら
れて構成される。リンク84は枠41,42の上下方向
の一方側に設けられるので、リンク84を連結したまま
で1つの枠42が角変位可能である。
【0017】また本発明に従えば、誘導手段15は複数
のダンパ14が第1および第2の枠41,42に取付け
られて構成される。これらの第1および第2枠41,4
2相互間は、角変位可能に連結される。その連結点74
の軸心上にリンク99の1対偶素98が設けられている
ので、リンク99を連結したままで1つの枠42が角変
位可能である。
【0018】また本発明に従えば、食器などの対象物3
をケーシング1の前面に開口した洗浄室2に収容する。
洗浄室2の下方には、洗浄液を貯留する洗浄液槽5が設
けられる。洗浄液槽5内の洗浄液は、ノズル手段7から
対象物3に噴射される。洗浄液槽5の一側方には、捕集
槽6が並設される。洗浄室2と洗浄液槽5との間には、
複数のダンパ141〜144が設けられる。各ダンパ1
41〜144は、奥行方向に延びる軸131〜134を
中心として、それぞれ回転可能である。各軸131〜1
34を同時に一方向に角変位すると、複数のダンパ14
1〜144は洗浄室2と洗浄液槽5との間を遮断する。
扉4を閉じた状態でノズル手段7から噴射された洗浄液
は、対象物3から汚れを除去する。汚れは、ダンパ14
1〜144の上に落下し、捕集槽6が配置される一側方
に誘導案内される。軸131〜134を同時に他方向に
角変位すると、複数のダンパ141〜144は、洗浄室
2と洗浄液槽5との間で洗浄液の通過を許容する。洗浄
液槽5内の洗浄液は、ノズル手段7から対象物3に噴射
される。対象物3を洗浄した洗浄液は、再び洗浄液槽5
に貯留され循環して使用される。このように、洗浄室2
を扉4によって閉じた状態で、対象物3からの汚れの除
去と、対象物3の洗浄とを行うことができる。
【0019】さらに、複数のダンパ141〜144は、
上方リンク手段181、下方リンク手段182,183
によって連結されるので同時に角変位可能である。下方
リンク手段182,183は、起立状態となるときの扉
4の下方に配置され、上方リンク手段181は、洗浄室
2の奥側に配置されるので、対象物3の搬入/搬出等の
作業の妨げにならない。第1枠151と第2枠152間
は、上方から連結するので、一方の枠151,152を
上方に開くことができる。
【0020】また本発明に従えば、捕集槽6を開閉する
蓋12が備えられるので、対象物3から汚れを除去する
処理の終了後に、捕集槽6からの不快臭が洗浄室2内に
漏れることはなく、また、洗浄液が洗浄中に捕集槽6内
に侵入することを防止することができる。
【0021】
【実施例】図1および図2は、本発明の一実施例による
食器洗浄機の構成を示す。図1は概略的な構成を示す断
面図であり、図2は電気的構成を示すブロック図であ
る。
【0022】これらの図において、ケーシング1内に
は、洗浄室2が形成されている。洗浄室2内には、対象
物である食器3を乗載した食器ラック3aを収容するこ
とができる。洗浄室2の前方の開口部には、図1の手前
側に開閉可能に扉4が設けられる。扉4を開いた状態
で、食器ラック3aの搬入/搬出を行い、閉じた状態で
食器3からの残菜捕集処理および食器3の洗浄を行う。
【0023】洗浄室2の下方には洗浄液槽5が設けら
れ、洗浄液槽5の側方には捕集槽である残菜槽6が設け
られる。残菜槽6内には、たとえばパンチングメタルな
どの多孔板により形成された水切り容器6aが装脱可能
に収容される。この水切り容器6aは、残菜を受け、水
分を透過させる。このようにして捕集される残菜が集積
されると、水切り容器6aを残菜槽6から取出し、外部
のごみ箱などに廃棄処分する。
【0024】洗浄室2の下方の洗浄液槽5には、オーバ
フロー管8が設けられ、洗浄液槽5の水位を制限する。
洗浄室2の上方には、上ノズル孔91を有するノズル手
段である上ノズル部材7が設けられる。洗浄液槽5の上
方で洗浄室2の下方には、下ノズル孔92を有する下ノ
ズル部材9が設けられる。洗浄室2の上方には、上ノズ
ル部材7に隣接して上すすぎ水ノズル部材10が設けら
れる。洗浄室2の下方には、下ノズル部材9に隣接し
て、下すすぎ水ノズル部材11が設けられる。これらの
すすぎ水ノズル部材10,11は、ノズル孔20をそれ
ぞれ有する。ノズル部材7,9;10,11は、ノズル
孔20,91,92から食器3に向ける液の噴射によっ
て、回転し、食器ラック3aに乗載される食器3にむら
なく液を噴射することができる。残菜槽6の上部開口部
には、蓋12が設けられる。蓋12が閉じたときは、上
下のノズル部材7,9;10,11から噴射される液が
残菜槽6内に入ることを防止することができる。
【0025】食器ラック3aの下方で、ノズル部材9,
11の上方には、軸13を中心に角変位可能な複数のダ
ンパ14を含む誘導手段15が設けられる。ダンパ14
は、食器ラック3aと下方のノズル部材9,11との間
を開閉するためのシャッタとして使用される。残菜槽6
の蓋12は、開閉に可逆的に連動して開閉され、ダンパ
14が閉じたときに開き、ダンパ14が開いたときには
閉じる。ダンパ14が閉じるとき、上ノズル部材7から
の洗浄液の噴射によって、食器3からダンパ14上に落
下する残菜は、ダンパ14上を誘導案内されて残菜槽6
内の水切り容器6aに捕集される。このような残菜の捕
集処理であるプレシャワーのあと、ダンパ14が開き、
蓋12が閉じた状態で、上下のノズル部材7,9による
食器3の洗浄が行われる。
【0026】食器3の洗浄が終了したときは、上下のす
すぎ水ノズル部材10,11からすすぎ水が噴射され
る。すすぎ水は、食器3に付着した洗浄液を洗い落と
し、食器3を清浄にする。使用されたすすぎ水は、洗浄
液槽5に貯留され、その水位はオーバフロー管8によっ
て制限される。この水位を超えた液は、オーバフロー管
8に接続される外部排水管17を介して排水される。外
部排水管17には、残菜槽6からの排水管18も接続さ
れ、水切り容器6aを透過した水分が排水される。
【0027】洗浄液槽5内の洗浄液は、洗浄ポンプMP
1によって循環管路9aを介して上下のノズル部材7,
9に圧送され、ノズル孔91,92から噴射される。ケ
ーシング1内で洗浄室2の下方には、すすぎ水槽30が
設けられる。すすぎ水槽30からのすすぎ水は、すすぎ
ポンプMP2によってすすぎ水管路10aを介して上下
のすすぎ水ノズル部材10,11に圧送され、ノズル孔
20から噴射される。
【0028】洗浄室2の下方には、正逆転可能なモータ
MDが設けられる。モータMDの軸にはプーリ24が固
定され、プーリ24にはベルト25が巻掛けられる。ベ
ルト25は、ダンパ14の軸13のうちの1つに固定さ
れるプーリ26および蓋12の軸27に固定されるプー
リ28に巻掛けられる。このようにしてモータMDの回
転駆動に従い、ダンパ14および蓋12が可逆的に連動
して開閉動作を行う。洗浄室2の前方の開口部を扉4に
よって閉じると、マイクロスイッチなどのドアスイッチ
29によって検知される。洗浄液槽5およびすすぎ水槽
30の水位は、電気抵抗の変化によって水面位置を検出
する洗浄液槽水位検出手段31およびすすぎ水槽水位検
出手段32によってそれぞれ検出される。これらの水位
検出手段31,32は、フロートスイッチなどでも良い
ことは勿論である。洗浄液槽5内の洗浄液は、洗浄液槽
温度検出手段33によって温度検出され、洗浄液ヒータ
34によって加熱され、約60〜65℃程度に保温され
る。すすぎ水槽30内のすすぎ水は、すすぎ水槽温度検
出手段35によって温度検出され、すすぎ水ヒータ36
によって、約80〜85℃に加熱される。すすぎ水槽3
0には、電磁弁37が設けられる給水管38を介してす
すぎ水が補給される。
【0029】以上の各部の制御は、制御回路39によっ
て行われる。制御回路39には、マイクロコンピユータ
やメモリなどが含まれ、予め設定されるプログラムに従
って、各部を制御する。時間的な制御のために、タイマ
40が設けられている。
【0030】図3は、図1および図2図示の実施例にお
ける制御回路39の動作を説明するためのフローチャー
トである。食器3を食器ラック3aに乗載して、洗浄室
2内に収容し、扉4を閉じると、ドアスイッチ29が動
作する。これによって、ステップs1からの動作が開始
される。このときモータMDが駆動され、ダンパ14が
閉じて蓋12が開いた状態になっているものとする。
【0031】次にステップs2で洗浄ポンプMP1がO
Nになり、上下のノズル部材7,9から洗浄液が噴射さ
れる。ダンパ14が閉じているので、食器3には上ノズ
ル部材7からの洗浄液のみが噴射される。下ノズル部材
9からの洗浄液は、洗浄液槽5に戻る。食器3に付着し
ていた残菜は、この洗浄液によって洗い流され、ダンパ
14上を案内誘導されて残菜槽6内の水切り容器6a内
に捕集される。このような残菜の捕集処理が、ステップ
s3においてt1秒間継続される。このプレシャワー時
間t1は、たとえば3〜4秒である。この時間t1が経
過すると、ステップs4において洗浄ポンプMP1がO
FFされる。このようにして、プレシャワーは終了す
る。残菜を洗浄した洗浄液は、水切り容器6aを透過し
て、排水管18を介して外部排水管17に排出される。
【0032】次にステップs5において、モータMDが
逆転され、ダンパ14が開き蓋12が閉じる。次にステ
ップs6において、洗浄ポンプMP1がONされ、上下
のノズル部材7,9からの洗浄液の噴射によって、食器
3が洗浄される。この洗浄液は、洗浄液槽5に貯留さ
れ、循環して使用される。ステップs7においては、t
2秒の洗浄時間が経過したか否かが判断される。この洗
浄時間t2は、たとえば90秒である。この洗浄時間t
2が経過すると、ステップs8において洗浄ポンプMP
1がOFFされる。次にステップs9において、t3秒
間待機する。この時間t3は、たとえば3秒であり、食
器3から洗浄液を充分に滴下させるために設けられる。
このようにして、食器3の洗浄が行われる。
【0033】次にステップs10において、すすぎポン
プMP2がONされ、上下のすすぎ水ノズル部材10,
11からすすぎ水が食器3に噴射される。このすすぎ
は、ステップs11において、t4秒間行われる。この
時間t4は、たとえば17秒である。次にステップs1
2において、すすぎポンプMP2がOFFされる。すす
ぎが終了すると、ステップs13において、モータMD
が駆動され、ダンパ14が閉じて蓋12が開く。このよ
うにしてすすぎが行われ、清浄な食器3を、扉4を開い
て外部に取出すことができる。さらに次に洗浄すべき食
器3の準備を行い、ステップs2以下の作業を連続して
行う。
【0034】図4は、図1および図2図示の実施例にお
けるダンパ14および蓋12に関連する構成を示す断面
図である。閉じた状態の4枚のダンパ14の軸13は、
洗浄液槽5の上部に設けられる第1および第2枠である
フレーム41,42に回転可能に取付けられる。フレー
ム41,42は、図4の右側の固定フレーム41と左側
の開閉フレーム42の2つに分割される。この固定フレ
ーム41および開閉フレーム42にはそれぞれ2つずつ
のダンパ14が取付けられる。各ダンパ14には、可動
片43〜48が固定される。可動片43〜48相互間
は、連結片49〜51によって連結される。可動片43
〜48と連結片49〜51は連結点であるピンの軸線ま
わりに相互に角変位自在である。このような可動片43
〜48および連結片49〜51は、リンク52を構成す
る。開閉フレーム42は、連結片50を外すことによっ
て、ヒンジ53を中心として、図4の上方に開くことが
できる。プーリ26と28との間には、ベルト25に張
力を与えるめたのアイドラ54が設けられる。
【0035】図5はダンパ14に関連する構成を示す分
解斜視図である。ダンパ14は、矩形の金属板によって
形成され、軸13に固定される。金属板の軸13に平行
な縁は、剛性を増加させるために折曲げられる。またこ
のように折曲げることによって、周縁が円くなるので、
残菜などが引掛かりにくくなる。可動片43〜48と連
結片49〜51は、ピン部材58をワッシャ59を介し
て固定ナット60で止めることによって、可動片43〜
48と連結片49〜51を回転自在に接続する。軸13
は、ホルダ61によってフレーム41,42に固定さ
れ、軸13はボルト62によってダンパ14に固定され
る。
【0036】図6はダンパ14を取付けたフレーム4
1,42を洗浄液槽5の上部に取付けるための構成を示
す分解斜視図である。固定フレーム41は、洗浄液槽5
の上部のフレーム受63に、ボルト64によって固定さ
れる。開閉フレーム42は、支持部材65によって保持
される。開閉フレーム42には、案内孔66が設けら
れ、支持部材65から突出するボルト67が案内孔66
に嵌合することによって、位置決めが行われる。
【0037】開閉フレーム42の側方には、蓋12が取
付けられる。蓋12の回転軸27は、取付部材68によ
って残菜槽6の上方に固定される。取付部材68は、カ
バー部材69とともに、ボルト70によって保持部材7
1に固定される。
【0038】図7は、固定フレーム41と開閉フレーム
42を連結するためのヒンジ53の構成を示す斜視図で
ある。ヒンジ53は、固定フレーム41に固定される固
定アーム72と、開閉フレーム42に固定される開閉ア
ーム73と、これらのアーム72,73との間を接続す
るピン部材74およびピン部材74の抜止めのためのE
リング75によって構成される。開閉フレーム42は、
固定アーム72および開閉アーム73を接続するピン部
材74を角変位軸として角変位させて開くことができ
る。
【0039】図8は、洗浄室から突出するダンパ14の
軸13にプーリ26を取付ける部分に関連する構成を示
す分解斜視図である。軸13は、洗浄室の前板101に
設けられる透孔102から洗浄室内に突出する。透孔1
02にはパッキン103および支持部材104がこの順
序で嵌合される。支持部材104から突出される軸13
には、Oリング105、スリーブベアリング106、V
リング107、支持部材108および固定部材109が
この順序で挿入される。固定部材109は、ボルト11
0によって洗浄室前板101に固定される。このため、
洗浄室前板101には、ボルト110と螺合するねじ穴
111が設けられている。固定部材109から突出する
軸13には、切削加工された平面部分112が設けら
れ、プーリ26が挿入される。このようにして、軸13
が洗浄室前板101から突出する部分は、回転可能にか
つ洗浄液の漏れがないように封止される。
【0040】図9は蓋12の軸27にプーリ28を取付
ける部分に関連する構成を示す分解斜視図である。基本
的構成は図8図示の構成と類似し、対応する部分には同
一の参照符を付す。軸27の先端付近には、切削加工さ
れた平面部分113が設けられ、プーリ28が取付けら
れる。
【0041】図10は、蓋12およびダンパ14の開閉
動作に関連する構成を示す図である。プーリ26が固定
されている軸13には、検出片55が取付けられる。検
出片55は、軸13が角変位して、図10(1)に示す
ように、ダンパ14が閉じるときマイクロスイッチ56
を作動させる。軸13が角変位して、図10(2)に示
すように、ダンパ14が開くとき、検出片55はマイク
ロスイッチ57を作動させる。このようなマイクロスイ
ッチ56,57によって、ダンパ14の開閉状態が検出
される。開いた状態の蓋12は、ベルト25およびプー
リ28によって軸27が回転駆動され、ダンパ14が開
くときに閉じる。
【0042】誘導手段15の動作を、図11および図1
2によって説明する。図11は、ダンパ14が開き、蓋
12が閉じる状態を示す。各ダンパ14は、ほぼ起立状
態になり、下ノズル部材9から噴射される洗浄液は食器
ラック3aに乗載される食器3に達することができる。
この洗浄液は、上ノズル部材7から噴射された洗浄液と
ともに、ダンパ14の間を落下して洗浄液槽5に貯留さ
れる。ポンプMP1は洗浄液槽5内の洗浄液を上下のノ
ズル部材7,9に圧送して、再び噴射させる。すなわ
ち、ダンパ14を開いた状態では、洗浄液の循環使用に
よる食器3の洗浄が行われる。図12は、ダンパ14が
取付けられている開閉フレーム42を上方に開くときの
状態を示す。このとき、中央の連結片50と、開閉フレ
ーム42側の連結片46との接続点を外す。このように
リンク52の1箇所を外すことによって、開閉フレーム
42を、ヒンジ53のピン部材74を中心として角変位
させて開くことができる。開閉フレーム42の下方の洗
浄液槽5内には、図13に示すように、洗浄液中に混入
した残菜などのごみを捕集するための多孔板で形成され
るストレーナパン76やポンプ吸込口フィルタ77が設
けられている。開閉フレーム42を開くことによって、
ストレーナパン76やポンプ吸込口フィルタ77の清掃
などのメンテナンス作業を行うことができる。また、オ
ーバフロー管8の下部の排水栓8aを抜いて、洗浄液槽
5内の洗浄液を排水することもできる。
【0043】図14、図15および図16は、本発明の
他の実施例における誘導手段15の概略的な構成を示す
断面図である。図4図示の構成と対応する部分には同一
の参照符を付す。図14はダンパ14が閉じた状態、図
15はダンパ14が開いた状態を示す。注目すべきは、
可動片78〜81は、下方に配置された2つの連結片8
2,83によって連結されてリンク84を構成している
ことである。これによって、連結片82と連結片83と
の接続点を中心として、これらのリンク接合を外さなく
ても連結片83側のダンパ14を開くことができる。こ
のときは、図16で示すように、可動片80、連結片8
2および連結片83の接続点が角変位の中心となる。な
お、連結片82,83は下方に配置されているけれど
も、上下方向のいずれか一方側に設けられていればよい
ことは勿論である。
【0044】図17および図18は、本発明のさらに他
の実施例における誘導手段15の概略的な構成を示す断
面図である。図4図示の構成と対応する部分には同一の
参照符号を付す。注目すべきは、中央の連結片95と、
これに連結される可動片96,97のうちの一方の可動
片96との連結点98が、ヒンジ53の回転軸上に設け
られていることである。すなわち、連結点98は、可動
片43,44,96,97,47,48および連結片4
9,95,51によって構成されるリンク99の1対偶
素であり、これがヒンジ53の回転軸であるピン部材7
4の軸上に設けられている。これによって、連結点98
において、連結片95と可動片96とを連結したまま
で、図18に示すように、開閉フレーム42を角変位さ
せることができる。
【0045】図19および図20は、本発明のさらに他
の実施例による洗浄機の概略的な構成を示す。図19は
一部を切欠いて、かつ、一部を省略して示す斜視図であ
り、図20は図19図示の切断面線II−IIから見た断面
図である。本実施例は、図1および図2図示の実施例に
類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
【0046】これらの図において、ケーシング1内に
は、洗浄室2が形成されている。洗浄室2内には、対象
物である食器3を乗載した食器ラック3aを収容するこ
とができる。洗浄室2の前方の開口部には、開閉可能に
扉4が設けられる。扉4を開いてほぼ水平姿勢とした状
態で、食器ラック3aの搬入/搬出を行う。扉4を閉じ
たほぼ起立姿勢の状態で、食器3からの残菜捕集処理お
よび食器3の洗浄を行う。 洗浄室2の下方には、正逆
転可能なモータMDが設けられる。モータMDの軸に
は、プーリ24が固定され、プーリ24にはベルト25
が巻掛けられる。ベルト25は、ダンパ141〜144
の軸131〜134のうちの1つの軸133に固定され
るプーリ26、および蓋12の軸27に固定されるプー
リ28に巻掛けられる。このようにして、モータMDの
回転駆動に従い、ダンパ143および、蓋12が可逆的
に連動して開閉動作を行う。
【0047】図21は、ダンパ141〜144がほぼ鉛
直方向に開いており、蓋12がほぼ水平状態で閉じてい
る状態を示す。
【0048】図22は、ダンパ141〜144が、ほぼ
水平状態で閉じており、蓋12がほぼ鉛直状態で開いて
いるときの状態を示す。このようにして、ダンパ141
〜144と、蓋12とは、可逆的に連動して開閉する。
【0049】図23は、上述のような、ダンパ141〜
144および蓋12の開閉動作に関連する構成を示す。
プーリ26が固定されている軸133には、検出片55
が取付けられる。検出片55は、軸133が角変位し
て、図23(1)に示すように、ダンパ143が閉じる
とき、マイクロスイッチ56を作動させる。軸133が
角変位して、図23(2)に示すように、ダンパ143
が開くとき、検出片55はマイクロスイッチ57を作動
させる。このようなマイクロスイッチ56,57によっ
て、ダンパ143の開閉状態が検出される。蓋12は、
ベルト25およびプーリ28によって、軸27が回転駆
動され、ダンパ141〜144が開くときに閉じ、閉じ
るときに開く。
【0050】図24は、ダンパ141〜144に関連す
る構成を示す分解斜視図である。各ダンパ141〜14
4は、矩形のステンレスなどの金属板によって形成さ
れ、各軸131〜134にそれぞれ固定される。各軸1
31〜134に平行な金属板の縁は、剛性を増加させる
ために折曲げられる。またこのように折曲げることによ
って、周縁が丸くなるので、残菜などが引掛かりにくく
なる。支持部材153〜158と連結部材159〜16
1は、ピン部材58をワッシャ59を介して固定ナット
60で止めることによって、支持部材153〜158
と、連結部材159〜161を回転自在に連結する。軸
131〜134は、ホルダ61によって固定枠151お
よび開閉枠152に固定され、軸131〜134は、ボ
ルト62によってダンパ141〜144にそれぞれ固定
される。
【0051】図25は、ダンパ141〜144を取付け
た第1枠151および第2枠152を洗浄液槽5の上部
に取付けるための構成を示す分解斜視図である。第2枠
152は、洗浄液槽5の上部の枠受部材63に、ボルト
64によって固定される。第1枠151は、枠受部材6
5から突出するボルト67が案内孔66に嵌合すること
によって位置決めが行われる。
【0052】第1枠151の側方には、蓋12が取付け
られる。蓋12の回転軸27は、取付け部材68によっ
て残菜槽6の上方に固定される。取付部材68は、カバ
ー部材69とともに、ボルト70によって保持部材71
に固定される。
【0053】図26は、第1枠151と第2枠152を
連結するためのヒンジ163の構成を示す斜視図であ
る。ヒンジ163は、第1枠151に固定される第1ア
ーム72と、第2枠152に固定される第2アーム73
と、これらのアーム72,73との間を連結するピン部
材74およびピン部材74の抜止めのためのEリング7
5によって構成される。第1枠151は、第1アーム7
2および第2アーム73を接続するピン部材74を、角
変位軸として角変位し、第1枠151を開くことができ
る。なお、ピン部材74の軸は、上方リンク手段181
の連結片160と支持部材46との連結用のピン部材5
8の軸線と一致するようにされている。これによって、
第1枠151を開くときにも、第1リンク手段181を
外さないで、図27に示すように開くことができる。こ
のため、第1枠151の下方の洗浄液槽5内の清掃など
を容易に行うことができる。洗浄液槽5内には、図13
に示すような、洗浄液中に混入した残菜などのごみを捕
集するための多孔板で形成されるストレーナパン76
や、ポンプ吸込口フィルタ77が設けられている。第1
枠151を開くことによって、ストレーナパン76やポ
ンプ吸込口フィルタ77の清掃などのメンテナンス作業
も容易に行うことができ、また、オーバフロー管8の下
部の排水栓8aを抜いて、洗浄液槽5内の洗浄液を排水
することも容易となる。
【0054】以上説明した各実施例においては、ダンパ
14,141〜144と蓋12とをベルト25によって
連結して角変位させているけれども、歯車など他の動力
伝達機構を用いてもよいことは勿論である。また、軸1
3,133および軸27にそれぞれモータを直結するよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0055】以上の各実施例においては、食器ラック3
aに乗載した対象物である食器3に付着した汚れである
残菜を捕集処理した後で、食器3を洗浄するようにして
いるけれども、他の対象物、たとえば泥などが付着した
根菜から泥を取り除いてから洗浄を行うようにしたり、
切粉などが付着した機械加工部品から切粉を取り除いて
から洗浄を行うようにしたりしてもよいことは勿論であ
る。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開閉手段
15を閉じた状態で上側のノズル部材7から洗浄すべき
対象物3に噴射された洗浄液を捕集槽6に誘導案内する
ことができる。このようにして対象物3に付着していた
汚れを除去した後で、誘導手段15を開いて洗浄液を循
環して使用する洗浄を行うことができるので、汚れの少
ない洗浄液による十分な洗浄を行うことができる。
【0057】誘導手段15は複数のダンパ14を有し、
複数のダンパ14の相互間は洗浄室2内でリンク52,
84,99によって連結される。ダンパ14の開閉のた
めの角変位による駆動は、1つのダンパ14の軸13を
洗浄室2の外に出して行われるので、洗浄液が洗浄室2
から漏れることを防止するシール部分を減らすことがで
き、モータなどの駆動源を洗浄室2外に置くことがで
き、防水処理を容易に行うことができる。複数のダンパ
14が設けられるので、開閉手段15が必要とする高さ
を低くすることができ、誘導手段15を設けることによ
るケーシング1の容積増加を少なくすることができる。
【0058】また本発明によれば、捕集槽6にはダンパ
14が閉じるときに開き、ダンパ14が開くときに閉じ
るよう蓋12が設けられるので、ダンパ14を開いて洗
浄を行うときに洗浄液が捕集槽6内に入り、循環して使
用される洗浄液の量が減少することを防止することがで
きる。
【0059】また本発明によれば、誘導手段15にダン
パ14が取付けられる枠41,42の少なくとも1つ
は、リンク52を外すことによって角変位可能または取
外し可能であるので、洗浄液槽5などの清掃や補修を容
易に行うことができる。
【0060】また本発明によれば、リンク84が枠4
1,42の上下方向の一方側に設けられており、誘導手
段15のダンパ14が取付けられている枠の1つである
枠42は、リンク84を連結したままで角変位可能であ
るので、洗浄液槽5などの清掃や補修を容易に行うこと
ができる。
【0061】また本発明によれば、ダンパ14相互間を
連結するリンク99の1対偶素98が枠41,42相互
間の角変位軸74上に設けられており、誘導手段15の
ダンパ14が取付けられている枠の1つは、リンク99
を連結したままで角変位可能であるので、洗浄液槽5な
どの清掃や補修を容易に行うことができる。
【0062】さらに本発明によれば、ダンパ141〜1
44の上方には、上方リンク手段181のみが洗浄室2
の奥側に設けられるので、洗浄室2内の空間を有効に利
用することができ、対象物3の搬入/搬出の作業を妨げ
ず、また、汚れが付着してしまうことも防止することが
できる。
【0063】また本発明によれば、捕集槽6の上部開口
部には、ダンパ141〜144の開閉動作に連動して開
閉する蓋12が備えられている。ダンパ141〜144
が開いて対象物3の洗浄を行うときには、蓋12が閉じ
られる。ダンパ141〜144が開かれて、対象物3の
洗浄を行うときには、蓋12を閉じることができるの
で、洗浄液が捕集槽6に漏れることを防止することがで
き、捕集槽6内で発生する不快臭などが洗浄室2内に漏
れることも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の洗浄機の概略的な構成を示
す断面図である。
【図2】図1図示の実施例の概略的な電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1図示の実施例の洗浄機の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】図1図示の実施例における誘導手段15に関連
する構成を示す断面図である。
【図5】ダンパ14を固定フレーム41および開閉フレ
ーム42へ取付ける状態を示す分解斜視図である。
【図6】固定フレーム41および開閉フレーム42をケ
ーシング1に取付ける状態を説明するための分解斜視図
である。
【図7】ヒンジ53に関連する構成を説明するための分
解斜視図である。
【図8】ダンパ14の軸13にプーリ26を取付ける部
分に関連する構成を示す分解斜視図である。
【図9】蓋12の軸27にプーリ28を取付ける部分に
関連する構成を示す分解斜視図である。
【図10】蓋12およびダンパ14の開閉動作に関連す
る構成を示す図である。
【図11】ダンパ14が開いているときの状態を説明す
るための断面図である。
【図12】開閉フレーム42を開く状態を説明するため
の断面図である。
【図13】洗浄液槽5内の構成を示す断面図である。
【図14】本発明の他の実施例による誘導手段15につ
いての概略的な構成を示す断面図である。
【図15】図14図示の構成の作用を説明するための断
面図である。
【図16】図14図示の構成の作用を説明するための断
面図である。
【図17】本発明のさらに他の実施例による誘導手段1
5についての概略的な構成を示す断面図である。
【図18】図15図示の枠42を角変位した状態を示す
断面図である。
【図19】本発明のさらに他の実施例による洗浄機の一
部を切欠いて示す斜視図である。
【図20】図19図示の切断面線II−IIから見た断面図
である。
【図21】図19図示の実施例の動作を説明するための
断面図である。
【図22】図19図示の実施例の動作を説明するための
断面図である。
【図23】図19図示の実施例の動作を説明するための
部分的な断面図である。
【図24】ダンパ141〜144を第1枠151および
第2枠152に取付ける状態を説明するための分解斜視
図である。
【図25】第1枠151および第2枠152をケーシン
グ1に取付ける状態を説明するための分解斜視図であ
る。
【図26】ヒンジ163に関連する構成を説明するため
の分解斜視図である。
【図27】第1枠151を開く状態を説明するための断
面図である。
【図28】従来からの洗浄機を説明するための断面図で
ある。 1 ケーシング 2 洗浄室 3 食器 4 扉 5 洗浄液槽 6 残菜槽 7 上ノズル部材 9 下ノズル部材 12 蓋 13,27,131〜134 回転軸 14,141〜144 ダンパ 15 誘導手段 20,91,92 ノズル孔 24,26,28 プーリ 25 ベルト 39 制御回路 41 固定フレーム 42 開閉フレーム 52,84,99 リンク 53,163 ヒンジ 55 検出片 56,57 マイクロスイッチ 74 ピン部材 98 連結点 151,152 枠 181,182,183 リンク手段 MP1 洗浄ポンプ MD モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−277427(JP,A) 特開 平3−86135(JP,A) 特開 平2−245279(JP,A) 実開 昭63−169076(JP,U) 実開 平3−38052(JP,U) 実開 平5−7379(JP,U) 実開 昭52−84918(JP,U) 実開 平2−61488(JP,U) 特公 平1−45365(JP,B2) 実公 昭62−31195(JP,Y2) 実公 昭48−13180(JP,Y1)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室2を有するケーシング1と、洗浄
    室2の下方に配置され、洗浄液を貯留する洗浄液槽5
    と、洗浄液槽5の一側方に配置される捕集槽6と、洗浄
    室2で洗浄されるべき対象物3が配置される位置の上下
    に配置され、対象物3に向けられるノズル孔91,92
    を有する上下のノズル部材7,9と、前記洗浄室2の下
    方で下側のノズル部材9の上方に設けられる複数のダン
    パ14を有し、前記複数のダンパ14のうちの1つの軸
    13を洗浄室2の外に出して駆動させ、複数のダンパ1
    4の相互間は洗浄室2内でリンク52,84,99によ
    って連結され、前記軸13を一方向に角変位することに
    よって、複数のダンパ14は閉じて洗浄室2と下側のノ
    ズル部材9との間を遮断し、前記上ノズル部材7から対
    象物3に噴射された洗浄液を前記一側方に誘導案内し、
    前記軸13を他方向に角変位することによって、複数の
    ダンパ14は開いて、洗浄室2と下側のノズル部材9と
    の間で洗浄液の通過を許容する誘導手段15と、洗浄液
    槽5内の洗浄液を前記上下のノズル部材7,9に圧送す
    るポンプMP1とを含むことを特徴とする洗浄機。
  2. 【請求項2】 前記捕集槽6には開閉可能な蓋12が設
    けられ、この蓋12は前記ダンパ14が閉じるとき開
    き、ダンパ14が開くとき閉じるように連動することを
    特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  3. 【請求項3】 前記誘導手段15は第1複数のダンパ1
    4が第2複数の枠41,42に取付けられて構成され、
    リンク52を外すことによって1つの枠42が角変位可
    能または取外し可能であることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の洗浄機。
  4. 【請求項4】 前記誘導手段15は第1複数のダンパ1
    4が第2複数の枠41,42に取付けられて構成され、
    前記リンク84は枠41,42の上下方向の一方側に設
    けられ、リンク84を連結したままで1つの枠42が角
    変位可能であることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の洗浄機。
  5. 【請求項5】 前記誘導手段15は、複数のダンパ14
    が第1および第2の枠41,42に取付けられて構成さ
    れ、これらの第1および第2枠41,42相互間は角変
    位可能に連結され、その角変位軸74の軸心上に前記リ
    ンク99を構成する1対偶素98が設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の洗浄機。
  6. 【請求項6】 前面に開口した洗浄室2を有するケーシ
    ング1と、洗浄室2の前面側に配置され、起立姿勢で洗
    浄室2を閉じる扉4と、洗浄室2の下方に配置され、洗
    浄液を貯留する洗浄液槽5と、洗浄液槽5の一側方に配
    置される捕集槽6と、洗浄室2で洗浄されるべき対象物
    3に洗浄液槽5内の洗浄液を噴射するノズル手段7と、
    洗浄室2の下方で洗浄液槽5の上方に設けられる複数の
    ダンパ141〜144であって、各ダンパ141〜14
    4は、奥行方向に延びる各軸131〜134を中心とし
    てそれぞれ回転可能であり、各軸131〜134を同時
    に一方向に角変位することによって洗浄室2と洗浄液槽
    5との間を遮断し、前記ノズル手段7から噴射される洗
    浄液によって対象物3から除去された汚れを前記一側方
    に誘導案内し、前記軸131〜134を同時に他方向に
    角変位することによって洗浄室2と洗浄液槽5との間で
    洗浄液の通過を許容する、そのようなダンパ141〜1
    44と、前記一側方で隣接する複数のダンパ141,1
    42が取付けられる第1枠151と、残余のダンパ14
    3,144が取付けられる第2枠152と、洗浄室2の
    奥側に配置され、第1枠151の他側方と第2枠152
    の一側方とで隣接する2つのダンパ142,143間を
    上方から連結する上方リンク手段181と、起立姿勢と
    なるときの扉4の下方に配置され、下方から前記第1枠
    151および第2枠152にそれぞれ取付けられるダン
    パ141,142;143,144間を連結する下方リ
    ンク手段182,183とを含むことを特徴とする洗浄
    機。
  7. 【請求項7】 前記捕集槽6には開閉可能な蓋12が設
    けられ、この蓋12は前記ダンパ141〜144が閉じ
    るとき開き、ダンパ141〜144が開くとき閉じるよ
    うに連動することを特徴とする請求項6記載の洗浄機。
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