JP2658297B2 - 防塵膜の取付け方法 - Google Patents

防塵膜の取付け方法

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JP2658297B2 JP28921388A JP28921388A JP2658297B2 JP 2658297 B2 JP2658297 B2 JP 2658297B2 JP 28921388 A JP28921388 A JP 28921388A JP 28921388 A JP28921388 A JP 28921388A JP 2658297 B2 JP2658297 B2 JP 2658297B2
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隆義 松山
伯夫 高橋
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隆 有賀
英司 義本
誠也 二村
勝 森尻
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 半導体装置の製造工程において用いられるホトマス
ク、特に防塵膜をレチクルマスク表面へ取付ける方法に
関し、 防塵膜の交換に際し被防塵マスクから接着されたフレ
ームを、容易に剥離できる防塵膜の取付け方法の提供を
目的とし、 一方に防塵膜が展着されたフレームを接着することに
よって、塵埃が表面に付着するのを防止するマスクの防
塵方法において、フレームを接着するに先立って被防塵
マスクの表面に、ポリビニルアルコール(以下PVAと略
称する)皮膜が形成されるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は半導体装置の製造工程において用いられるホ
トマスクに係り、特に防塵膜をレチクルマスク表面へ取
付ける方法に関する。
半導体装置の歩留りを低下させる最大の要因は塵埃の
付着であり、特にホトマスクを形成する際の基準となる
レチクルマスクに塵埃が付着すると、ホトマスクに欠陥
が生じ正常なパターンの形成が不可能になる。かかるマ
スク表面への塵埃の付着を防止する手段として一般に、
ペリクル膜と称する防塵膜がマスク表面に取付けられて
いる。
しかし取付け方法に不備があると防塵膜を交換する際
にマスクが損傷を受ける。そこでマスクを損傷すること
なく容易に防塵膜が交換できる取付け方法の実現が望ま
れている。
〔従来の技術〕
第3図は従来の防塵膜の取付け方法を示す側断面図で
ある。
図において従来の防塵膜の取付け方法はレチクルマス
ク1の両面に、レチクルマスク1の四方を取り囲むフレ
ーム2が接着され、ニトロセルロースからなる極く薄い
防塵膜、即ちペリクル膜3がフレーム2の反対側の端面
に展着されている。なおレチクルマスク1とフレーム2
の間に介在する4は接着剤である。
このようにレチクルマスク1の四方をフレーム2で取
り囲み、光をよく通す防塵膜3をレチクルマスク1から
離れた位置に設けることによって、レチクルマスク1の
表面への塵埃の付着を防止することができる。また防塵
膜3の表面に塵埃が付着してもレチクルマスク1から離
れていて輪郭がぼけるため、塵埃が小さければホトマス
クを形成する際の障害にはならない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし長期間使用すると防塵膜3の表面に付着する塵
埃が増加し、レチクルマスク1からフレーム2を外して
防塵膜3を交換しなければならない。しかるに従来の取
付け方法ではフレーム2が直接レチクルマスク1に接着
されているため、レチクルマスク1から外す際にフレー
ム2が変形し再使用が不可能な場合がある。またレチク
ルマスク1からフレーム2を外す際にマスク面に傷がつ
いたり、レチクルマスク1に残った接着剤によってマス
ク面が汚染されたりする等の問題があった。
本発明の目的は防塵膜の交換に際し被防塵マスクから
接着されたフレームを、容易に剥離できる防塵膜の取付
け方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明になる防塵膜の取付け方法を示す側断
面図である。なお全図を通し同じ対象物は同一記号で表
している。
上記課題は一方に防塵膜3が展着されたフレーム2を
接着することによって、塵埃が表面に付着するのを防止
するマスク1の防塵方法において、フレーム2を接着す
るに先立って被防塵マスク1の表面に、PVA皮膜5が形
成される本発明になる防塵膜の取付け方法により達成さ
れる。
〔作 用〕
第1図において接着に先立って被防塵マスクの表面に
PVA皮膜を形成しておくことによって、防塵膜の交換に
際しフレームおよび接着剤の被防塵マスクからの剥離が
極めて容易になり、被防塵マスクとフレームの損傷が少
ない防塵膜の取付け方法を実現することができる。
〔実施例〕
以下添付図により本発明の実施例について説明する。
なお第2図はフレームとレチクルマスクの接合部を示す
図である。
本発明にある防塵膜の取付け方法では第1図に示す如
く、レチクルマスク1の両面にPVA皮膜5がスピンコー
ト法によって形成され、レチクルマスク1の四方を取り
囲むフレーム2は接着剤4を用いて、PVA皮膜5を挟ん
でレチクルマスク1に接着されている。
またフレーム2の反対側の端面にはニトロセルロース
からなる防塵膜3が展着されている。PVA皮膜5および
ニトロセルロースからなる防塵膜3は光をよく通し、か
かる膜を設けることによってレチクルマスクの機能が阻
害されることは無い。
レチクルマスク1の両面に形成されたPVA皮膜5は水
溶性で、レチクルマスクからフレームを外して防塵膜を
交換する際は、レチクルマスクを水に浸すことによって
フレームが接着剤と共に容易に剥離され、レチクルマス
ク1から外す際にフレーム2が変形すると、マスク面に
傷がついたり接着剤でマスク面が汚染されたりする等の
障害が無くなる。
その他に従来の防塵膜の取付け方法ではレチクルマス
ク1と、フレーム2および防塵膜3で囲まれた空間は完
全に密封されており、露光時の熱によって内部の温度が
上昇し空気が膨張すると、防塵膜3が盛り上がってマス
ク形成を阻害する場合がある。
しかし本発明になる防塵膜の取付け方法では第2図に
示す如く、スピンコート法によって形成されたPVA皮膜
5の表面には凹凸6があり、レチクルマスク1とフレー
ム2および防塵膜3で囲まれた空間の空気は、この凹凸
6と接着剤4とで形成される隙間を通して出入りするこ
とができ、内部温度の上昇によって空気が膨張しても防
塵膜3が盛り上がることは無い。
ちなみに発明者らが行った実験によればPVA皮膜5の
膜厚が、5000Å程度のときにフレーム2の接着や剥離が
最も円滑に行われる。しかもこのときの表面における凹
凸には約1000Åの高低差があり、レチクルマスクとフレ
ームおよび防塵膜で囲まれた空間に、この凹凸の間を通
して空気を出入りさせることが充分可能である。なお同
時に塵埃も出入りするがその程度の大きさの塵埃は実用
上問題にはならない。
このように接着に先立って被防塵マスクの表面にPVA
皮膜を形成しておくことによって、防塵膜の交換に際し
フレームおよび接着剤の被防塵マスクからの剥離が極め
て容易になり、被防塵マスクとフレームの損傷が少ない
防塵膜の取付け方法を実現することができる。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば防塵膜の交換に際し被防塵
マスクから接着されたフレームを、容易に剥離できる防
塵膜の取付け方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる防塵膜の取付け方法を示す側断面
図、 第2図はフレームとレチクルマスクの接合部を示す図、 第3図は従来の防塵膜の取付け方法を示す側断面図、 である。図において 1はレチクルマスク、2はフレーム、 3は防塵膜、4は接着剤、 5はPVA皮膜、6は凹凸、 をそれぞれ表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有賀 隆 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 義本 英司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 二村 誠也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 森尻 勝 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に防塵膜(3)が展着されたフレーム
    (2)を接着することによって、塵埃が表面に付着する
    のを防止するマスク(1)の防塵方法において、 フレーム(2)を接着するに先立ち被防塵マスク(1)
    の表面に、ポリビニルアルコール皮膜(5)が形成され
    ることを特徴とする防塵膜の取付け方法。
JP28921388A 1988-11-16 1988-11-16 防塵膜の取付け方法 Expired - Lifetime JP2658297B2 (ja)

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