JP2657702B2 - 吸収冷凍装置の運転方法 - Google Patents

吸収冷凍装置の運転方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸収冷凍装置の運転方法に係り、特に、吸
収冷凍装置が停電により緊急停止した場合の復電後の運
転方法に関する。冷凍装置は、単効用、二重効用など吸
収式であれば利用できる。
〔従来の技術〕
従来、吸収器、蒸発器、発生器、凝縮器、及びこれら
の機器を接続する溶液経路、冷媒経路を有する吸収冷凍
装置において、通常運転に際しては溶液濃度の高い状態
で運転されている。この溶液濃度の高い状態での運転中
に、停電により運転が停止した場合は、溶液濃度の低下
と共に、結晶が析出し、復電しても溶液循環に支障をき
たしその後の運転ができなくなるという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を解
決し、吸収冷凍装置の溶液濃度の高い状態での運転中に
停電により緊急停止した場合に、復電後結晶の影響をな
くし、すみやかな運転ができる運転方法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では吸収器、蒸発
器、発生器、凝縮器及びこれらの機器を接続する溶液経
路、冷媒経路、冷水負荷経路及び冷却水経路を有する吸
収冷凍装置において、発生器に熱源が供給されて運転中
に、停電により前記装置の運転が緊急停止した場合の運
転の再開に際し、復電後、復電後の溶液温度が設定温度
よりも低い場合、冷却水ポンプを運転せずに、溶液ポン
プを運転して溶液の混合を行い、また必要に応じて、溶
液の冷媒による希釈を行うことを特徴とする吸収冷凍装
置の運転方法、としたものであり、そして、前記の溶液
ポンプを運転して、一定時間経過後に、冷却水ポンプを
運転するか、又は通常運転に復帰するものである。
また、本発明では、前記の停電により停止した場合の
復電後、復電後の溶液温度が設定温度よりも高い場合、
冷却水ポンプ、冷水ポンプを運転しながら、溶液ポンプ
を運転して、溶液の混合を行い、また、必要に応じて溶
液の冷媒による希釈を行うか、又は通常運転に復帰する
ものである。
本発明において、溶液温度の設定温度は、停電時の溶
液濃度に基づいて決定され、また、溶液温度の測定は熱
交換器の濃溶液温度がよいが、発生器内の温度でも、熱
交換器の濃溶液温度を推定できるもので差し支えない。
溶液濃度は直接測定してもよいが、溶液温度と露点温度
との関係からの間接測定でも差し支えない。
そして、溶液濃度を判断して、復電後の運転に際して
の溶液の冷媒による希釈の有無を決めるが、溶液濃度が
設定濃度より低い場合は、希釈はしない。
本発明における吸収冷凍装置において、溶液濃度が高
い部分は、溶液熱交換器の濃溶液側であり、この部分
は、希溶液と熱交換している。
停電時間が長く、溶液温度がある程度低くて結晶に対
して余裕が無い場合、あるいは既に結晶が始まっている
ような場合、冷却は極力避ける必要がある。希溶液は、
冷却水により冷却されるので、このような場合は、冷却
水を流さずに溶液ポンプを運転し、なるべく濃溶液を冷
却しないで、溶液の場合(希溶液,濃溶液)をするのが
よい。この場合、希釈(冷媒を溶液側に移行)してもよ
いし、溶液濃度を判断し、希釈の有無を決めてもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の一例を図面により詳細に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
第1図は、本発明の運転方法を説明するための工程図
である。
第1図において、各機器は吸収器1、蒸発器2、発生
器3、凝縮器4、熱交換器5、溶液ポンプ8、冷媒ポン
プ9、冷却塔6、負荷7及び冷却水循環ポンプ10と冷水
ポンプ11からなっている。そして、上記の各機器は溶液
経路、冷媒経路、冷水負荷経路及び冷却水経路による配
管によって接続されている。
このように構成された装置の通常運転に際しては、ま
ず吸収溶液は、吸収ポンプ8により吸収器底部から管1
3、14を通り、熱交換器5に入り、加温されて、管15か
ら発生器3に入る。発生器3では、熱源27により加熱さ
れて、吸収した冷媒を蒸発して濃縮される。濃縮されて
濃度の高くなった溶液は発生器の下部から管16により排
出されて、熱交換器5で冷媒を吸収した温度の低い溶液
と熱交換され、温度が低くなって管17から吸収器の上部
に導びかれ冷却管チューブ上にスプレーされて、蒸発し
た冷媒を吸収し、溶液経路は完結する。吸収された冷媒
は、発生器3で蒸発されて、冷却水により冷却されてい
る凝縮器4において凝縮されて、凝縮器4底部から管18
によって、蒸発器2に送られる。一方、蒸発しない冷媒
は、冷媒ポンプ9により、管19、20を通って蒸発器に循
環されている。蒸発器2においては冷媒の蒸発により発
生する冷熱を、冷水ポンプ11、管21によって蒸発器2と
負荷7の間を循環している冷水に伝え、負荷7で冷房等
に使用される。また、冷却水経路は、冷却塔によって冷
却された水が、冷却水ポンプ10により、管22を通り吸収
器1に入り、吸収溶液を冷却して、さらに管23を通り凝
縮器に入り、冷媒液を凝縮して自からは加温されて、管
24を通り、再び冷却塔に送られて冷却される循環経路を
とる。
このような通常運転中に、停電により緊急停止した場
合、復電後、第2図に示されるように運転するのがよ
い。第2図において、まず、発生器3又は熱交換器5内
に温度検知器28、29を設置しておき、これらの中の溶液
温度を測定する。
そして、停電時間が短く、溶液温度がある程度高くて
結晶に対して余裕があるときは、そのまま正常運転に復
帰させて、さしつかえない。
また、停電時間が長く、溶液温度が設定温度より低く
て、結晶に対して余裕が無い場合、あるいは既に結晶が
始まっているような場合は、溶液の冷却は極力避ける必
要があるから、冷却水ポンプ10は運転してはならない。
このような場合は、冷却水を流さずに溶液ポンプ8を運
転し、なるべく濃溶液を冷却しないで、溶液の混合すな
わち希溶液と濃溶液を混合して、結晶の生成する可能性
の高い濃溶液を薄くするのがよい。この場合、溶液濃度
を判断して、設定濃度よりも高く結晶の危険がある場合
は、冷媒戻し弁12を開いて、蒸発器2の下部から管30に
よって冷媒を溶液側に移行するのがよい。そして、上記
のようにして、濃溶液が薄められたなら、混合運転は完
了したことになるから、冷却水ポンプを運転し、更に通
常運転に復帰することができる。
以上は、吸収冷凍装置の単効用のもので説明したが、
単効用のもの以外に、二重効用、直火二重効用のものに
も利用できる。
〔発明の効果〕
本発明の運転方法によれば、吸収溶液中での結晶の析
出の影響をなくし、すみやかな通常運転への復帰がで
き、吸収冷凍装置の運転上非常に有効な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の運転方法を説明するための工程図、第
2図は運転順序を示すフローチャートである。 1……吸収器、2……蒸発器、3……発生器、4……凝
縮器、5……熱交換器、6……冷却塔、7……負荷、8
……溶液ポンプ、9……冷媒ポンプ、10……冷却水循環
ポンプ、11……冷水ポンプ、12……冷媒戻し弁、28、29
……温度検知器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収器、蒸発器、発生器、凝縮器及びこれ
    らの機器を接続する溶液経路、冷媒経路、冷水負荷経路
    及び冷却水経路を有する吸収冷凍装置において、発生器
    に熱源が供給されて運転中に、停電により前記装置の運
    転が緊急停止した場合の運転の再開に際し、復電後、復
    電後の溶液温度が設置温度よりも低い場合、冷却水ポン
    プを運転せずに、溶液ポンプを運転して溶液の混合を行
    い、また必要に応じて、溶液の冷媒による希釈を行うこ
    とを特徴とする吸収冷凍装置の運転方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載において、溶液ポンプを運転
    して溶液の混合あるいは希釈を行った後、一定時間後
    に、冷却水ポンプを運転するか、及び又は、通常運転に
    復帰させることを特徴とする吸収冷凍装置の運転方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載において、復電後の溶液温度
    が設定温度よりも高い場合、冷却水ポンプ、冷水ポンプ
    を運転しながら、溶液ポンプを運転して、溶液の混合を
    行い、また必要に応じて溶液の冷媒による希釈を行う
    か、又は、通常運転に復帰することを特徴とする吸収冷
    凍装置の運転方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載において、設定温
    度は停電時の溶液濃度に基づいて決定されることを特徴
    とする吸収冷凍装置の運転方法。
  5. 【請求項5】請求項1、2又は3記載において、停電時
    の溶液濃度が設定濃度よりも低い場合には、溶液の冷媒
    による希釈は行わないことを特徴とする吸収冷凍装置の
    運転方法。
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