JP2657017B2 - 紙葉類表裏反転装置 - Google Patents

紙葉類表裏反転装置

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JP2657017B2
JP2657017B2 JP30082991A JP30082991A JP2657017B2 JP 2657017 B2 JP2657017 B2 JP 2657017B2 JP 30082991 A JP30082991 A JP 30082991A JP 30082991 A JP30082991 A JP 30082991A JP 2657017 B2 JP2657017 B2 JP 2657017B2
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泰宏 小野寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定箇所に搬送された紙
葉類を反転して搬出する紙葉類表裏反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチバック方式の紙葉類表裏反転装
置に、例えば特開平2−221056号公報に示すよう
なものがあった。前記紙葉類表裏反転装置は表紙葉類と
裏紙葉類とを振り分けて、表紙葉類の場合には、図3に
示すUターン搬送路101内に送り込んで、そのまま搬
送させるとともに、裏紙葉類の場合には、スイッチバッ
ク反転路102内に送り込んで、反転させた後、前記U
ターン搬送路101側の末端に合流させるようにするも
のであった。
【0003】前記紙葉類表裏反転装置は、特にスキュー
(斜行)状態の裏紙葉類がスイッチバック反転路102
内に送り込まれてきた場合、その紙葉類をスキュー状態
のままで反転させて送り出す時に、その次にスイッチバ
ック反転路102内に送り込まれてくる紙葉類と衝突し
てジャム障害を招いてしまうおそれがあったため、その
解決手段として、紙葉類がスキュー状態でスイッチバッ
ク反転路102内に送り込まれてきた場合、それをセン
サ103で検知して、そのスキュー状態の紙葉類をスイ
ッチバック反転路102内の最奥部側に向けて所定時間
搬送させて、その端部を底部ブロック104(前記公報
においては、30)に付き当てて、スキューを矯正する
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に構成された紙葉類表裏反転装置においては、紙葉類が
新券の場合には、前記のようなスキュー矯正手段によっ
て、スキュー状態が矯正され、なお且つスイッチバック
反転路102内でのジャム障害も防止できたが、紙葉類
がかなり使い古された流通券の場合には、腰が非常に弱
いために、底部ブロック104に付き当てた際、先行し
ている端部側が、スイッチバック反転路102内の最奥
部で折れ曲がってしまい、今度はその折れ曲がりが原因
でジャム障害を招いたり、またはその折れ曲がった紙葉
類自体が搬送路の一部に引っかかって破損してしまうお
それがあった。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、スイッチバック反転路内に、腰の弱い裏紙葉類が送
り込まれてきても、その紙葉類のスキューを確実に矯正
した後反転させて、正常な状態で、次の搬送路内に送り
出すことができる紙葉類表裏反転装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成させるために、紙葉類を搬送する主搬送路と、反転機
構を有し前記主搬送路より分岐した副搬送路に搬送され
た紙葉類をスイッチバック反転路において該スイッチバ
ック反転路に近接して設けられた搬出機構と協働して表
裏反転して、前記主搬送路より搬出する紙葉類表裏反転
装置において、前記主搬送路と直交する方向に沿って設
けられ該主搬送路内の紙葉類の端部のずれを検出する一
対の検出素子からなる第1センサと、前記スイッチバッ
ク反転路内に進入する紙葉類の進行方向と直交する方向
に設けられた一対の検出素子からなる第2センサと、該
第2センサの検出器信号に基づき前記スイッチバック反
転路内への紙葉類を所定位置で阻止するストッパ手段
と、前記スイッチバック反転路内に進入する紙葉類の進
行方向と直交する方向に離間して設けられ、前記第2セ
ンサの検出器信号に基づく前記ストッパの紙葉類進入阻
止の解除と入れ替りに前記第1センサの紙葉類端部の検
出出力タイミングずれと同量の作動タイミングずれをも
つて、前記スイッチバック反転路内に先に進入した紙葉
類端部側から順次前記スイッチバック反転路側へ作動
し、前記搬出機構と協働して前記紙葉類の斜行を矯正し
て前記副搬送路へ搬出する一対の反転用ガイドローラと
からなる構成としている。
【0007】
【作用】前記構成によれば、主搬送路を搬送中の紙葉類
のスキュー(斜行)を第1センサが検出し、その検出器
信号のタイミングのズレを記憶部が記憶する。その後、
主搬送路を搬送中の紙葉類をスイッチバック反転路へ搬
入し、この紙葉類のスイッチバック反転路への進入を第
2センサにより検知し、この検知の所定タイミング後、
2つのストッパ手段が同期してスイッチバック反転路側
へ作動し、スイッチバック反転路内へ導入した紙葉類の
進行を阻止する。次に、2つの反転用ガイドローラが、
前記第1センサの出力タイミングのズレと同じ量だけ作
動タイミングをずらして、斜めに先行して進入した紙葉
類端部側の反転用ガイドローラから先にスイッチバック
反転路側へ順次作動し、スイッチバック反転路内から引
き出される紙葉類のスキューを矯正して搬出する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。図1は紙葉類表裏反転装置の一部の側
断面図であり、図中1は本体であり、この本体1の正面
(第1図における右端)上,下部にはそれぞれ搬入口
2,搬出口3が設けられている。本体1の搬入口2側上
部にはプーリ4が設けられ、本体1の奥側上下にはそれ
ぞれプーリ5,6が設けられている。これらプーリ4,
5,6はそれらの回転軸方向にそれぞれ3個設けられて
いる。プーリ4,5,6にはそれぞれベルト7が巻回さ
れている。また、本体1の搬出口3側下部にはプーリ8
が設けられ、本体1の奥側下部には、プーリ6の下方に
位置するプーリ9,10が設けられている。これらのプ
ーリ8,9,10はそれらの回転軸方向にそれぞれ3個
設けられており、プーリ8,9,10にはそれぞれベル
ト11が巻回されている。
【0009】本体1の奥側には、プーリ5,6より搬入
口2,搬出口3側に位置して上下にプーリ12,13が
配設されている。プーリ12はプーリ5より下方に設け
られ、プーリ13はプーリ6,9間高さ位置に設けられ
ている。これらプーリ12,13はそれらの回転軸方向
にそれぞれ3個設けられており、プーリ12,13には
それぞれベルト14が巻回されている。また、プーリ1
2の搬入口2側にはこのプーリ12から離間してプーリ
15が設けられると共に、プーリ4の下部にはプーリ1
6が設けられている。これらプーリ15,16はそれら
の回転軸方向にそれぞれ3個設けられており、プーリ1
5,16にはそれぞれベルト17が設けられている。ま
た、プーリ15の下方にはこのプーリ15から若干離間
してプーリ18が設けられると共に、このプーリ18の
搬出口3側斜め下方にはプーリ19が設けられている。
これらプーリ18,19はそれらの回転軸方向にそれぞ
れ2個設けられており、プーリ18,19にはそれぞれ
ベルト20が巻回されている。
【0010】前記プーリ4,5,6に巻回されたベルト
7はプーリ12に巻回されたベルト14の外側に巻回さ
れ全体として側面略L字形とされ、かつ前記ベルト1
4,17と対向させられている。また、前記プーリ8,
9,10に巻回されたベルト11はプーリ12,13に
巻回されたベルト14の外側に巻回されかつプーリ19
に対向させられている。以上によりベルト7,17間、
ベルト7,14間、ベルト11,20間に紙葉類25を
挟んで搬送する主搬送路66が形成されている。
【0011】また、この主搬送路66には、ベルトが存
在しない箇所に位置しかつ主搬送路66に沿って搬送ガ
イド(図示せず)が設けられている。またプーリ15,
ベルト7に近接して搬送ガイド21が設けられ、プーリ
18,ベルト20に近接して搬送ガイド22が設けられ
ている。搬送ガイド21の一端側(下側)はプーリ15
の外周に沿って湾曲させられ、他端側(上側)はプーリ
12側へ折曲されてベルト7に沿わせられている。搬送
ガイド22の一端側(上側)はプーリ18の外周に沿っ
て湾曲させられ、他端側(下側)部はベルト20に沿わ
せられている。また、ベルト11の上側には、プーリ1
3とプーリ19との間に位置して搬送ガイド23が設け
られ、プーリ19から搬出口3にかけて搬送ガイド24
が設けられている。搬送ガイド23,24は平板状とさ
れ、ベルトが存在しない箇所に位置して設けられてい
る。
【0012】また、プーリ15,18間より本体1の正
面側斜め下方に向けて上下に上反転部ガイド28,下反
転部ガイド29が傾斜状に設けられている。これら上反
転部ガイド28と下反転部ガイド29とは所定の間隔を
おいて対向させられて設けられている。上反転部ガイド
28,下反転部ガイド29の一端は本体1内の略中央部
高さ位置に位置させられ、上反転部ガイド28,下反転
部ガイド29の他端は搬出口3に近接して下方に設けら
れ、これら上反転部ガイド28,下反転部ガイド29の
他端部間はこれら他端部に設けられた底部ブロック(端
体)30により閉塞されている。この底部ブロック30
には平滑な基準面30aが形成されている。上反転部ガ
イド28,下反転部ガイド29はベルトが存在しない箇
所に設けられており、上反転部ガイド28,下反転部ガ
イド29間にスイッチバック反転路31が形成されてい
る。
【0013】プーリ12,15間には側面略三角形状の
ゲートフォーク34が軸35に固定されこの軸35を中
心に揺動自在に設けられている。軸35は図示しない回
転駆動源に連結されて正逆回転させられるようになされ
ている。ゲートフォーク34は軸35方向に複数、ベル
ト,搬送ガイドの存在しない箇所に位置させられて設け
られている。前記プーリ15,18間にはアイドル・ロ
ーラ40が設けられている。このアイドル・ローラ40
は搬送ガイド22に支持部材を介して回転自在に連結さ
れ、ベルト17及びベルト20の両方に当接させられて
設けられている。アイドル・ローラ40はその回転軸方
向に複数設けられている。
【0014】上反転部ガイド28のプーリ15,18側
には切り欠き28a,28aが形成され、上反転部ガイ
ド28の底部ブロック30側には四角形穴28b,28
bが形成されている。一方、本体1内には、上反転部ガ
イド28に近接して回動ブロック42が同軸線上で一対
の軸41にそれぞれ支持されている。それら回動ブロッ
ク42にはレバー43の一端が取り付けられている。レ
バー43の他端には反転用ガイドローラ44が回転自在
にかつ前記切り欠き28a,28aを通りプーリ18に
巻回されたベルト20に当接可能に取り付けられてい
る。従って、反転用ガイドローラ44は2個設けられ、
これら2個の反転用ガイドローラ44はそれぞれ2個の
レバー43、2個の回動ブロック42、2本の軸41を
介して別個に接続されたロータリソレノイド(図示略)
により独立して回動させられるようになされている。
【0015】また、スイッチバック反転路31の下部の
上方には、ストッパ手段45が設けられている。このス
トッパ手段45は、本体1に回動自在に設けられた軸4
6とこの軸46に基端が固定されたL字状押え部材47
と、このL字状押え部材47の先端に取り付けられたゴ
ム等からなるブレーキ部材48と、軸46に連結されこ
の軸46を回転駆動するソレノイド(図示略)から構成
されている。ストッパ手段45は軸46の長さ方向に一
対設けられ同軸状に回動するようになされている。ま
た、ストッパ手段45は、スイッチバック反転路31側
へ回動したときブレーキ部材48が前記四角形穴28b
よりスイッチバック反転路31内に入り、このスイッチ
バック反転路31を閉塞し得るようになされている。な
お、2個のストッパ手段45は、いずれも2個の反転用
ガイドローラ44のうちのいずれかがスイッチバック反
転路31側へ作動すると、直ちに紙葉類25から離間す
るようになされている。
【0016】搬送ガイド22,24の所定箇所にはそれ
ぞれ支持部材を介して紙葉類25押さえ用あるいはベル
トバックアップ用のガイドローラ50,51が回転自在
に取り付けられている。また本体1には支持部材を介し
て紙葉類25押さえ用あるいはベルトバックアップ用の
ガイドローラ52がプーリ19の下方に位置して回転自
在に取り付けられている。また後記する主搬送路66の
搬入口2の近傍部両側(搬入口2側からみて主搬送路6
6の左右両側)には、一対のセンサ素子からなる第1セ
ンサ56が取り付けられている。上反転部ガイド28,
下反転部ガイド29の底部ブロック30側の互いに対向
する所定箇所(搬出口3側からみてスイッチバック反転
路31の左右両側部)には、一対のセンサ素子からなる
第2センサ65がスイッチバック反転路31内の紙葉類
25を検知し得るように設けられている。
【0017】なお、前記搬入口2は、プーリ4,16側
のベルト7,17間に形成され、前記搬出口3は、プー
リ8側の上側のベルト11,搬送ガイド24間に形成さ
れている。また、ベルト7,17間、ベルト7,14
間、上側のベルト11,搬送ガイド23間、上側のベル
ト11,搬送ガイド24間には主搬送路66が形成され
ている。ベルト7,17間、ベルト17,ゲートフォー
ク34間、搬送ガイド21,ベルト17間には反転部搬
入路67が形成され、ベルト20,ガイドローラ50
間、搬送ガイド24,上側のベルト11間には反転部搬
出路68が形成されている。そして、反転部搬入路67
と反転部搬出路68とにより副搬送路69が構成されて
いる。また、各プーリ4,5,6,8,9,10,1
2,13,15,16,18,19,アイドル・ローラ
40,反転用ガイドローラ44,ガイドローラ50,5
1,52は図1に示す矢印方向にそれぞれ定速で回転す
るようになされている。
【0018】次に、前記のように構成された紙葉類表裏
反転装置の作用について説明する。なお、以下の説明で
は、主搬送路66の経路が曲がっていて、現実の紙葉類
25の面が入れ代わっても、反転はされないものとみな
して説明する。搬入口2の図1における右側に設けられ
た図示しない計数判別部等の前段機構により紙葉類25
がその表裏を判別され、この前段機構より搬入口2に紙
葉類25が表裏混合状態で搬入される。すると、この紙
葉類25は主搬送路66を搬送され、この搬送中の紙葉
類25のスキュー(斜行)(紙葉類25の端部ずれ)を
第1センサ56が検出し、この紙葉類25のスキューが
検出されたならば、第1センサ56のそれぞれの出力信
号のタイミングのズレ(例えばXmsec)が記憶部
(図示略)に記憶される。
【0019】そして、前記搬送中の紙葉類25は、前記
前段機構により検出された紙葉類25の表裏データに基
づいて例えば表紙葉類25が搬送されていると判別され
た場合、ゲートフォーク34は同図中一点鎖線で示す位
置に位置し、この紙葉類25は主搬送路66を通り、表
紙葉類25のまま搬出口3から搬出され図示しない集積
部等の後段機構へ送られる。また、搬入口2から搬入さ
れた紙葉類25が例えば裏紙葉類25と判別された場
合、第1センサ56が紙葉類25のスキューを検出する
と、ゲートフォーク34が図1中実線で示す位置に位置
し、紙葉類25は反転部搬入路67に誘導され、ここを
通り、ベルト17とアイドル・ローラ40とによりスイ
ッチバック反転路31へ搬入される。
【0020】反転部搬送路31へ搬入された紙葉類25
は第2センサ65によりその進入が検知され、この検知
より所定タイミング後、すなわち斜めに先行している端
部側が、底部ブロック30に到達するのに充分なタイミ
ング後に2つのストッパ手段45が同期して作動し、ブ
レーキ部材48がスイッチバック反転路31内の紙葉類
25を下反転部ガイド29に押し付け、これによりスイ
ッチバック反転路31内の紙葉類25のそれ以上の進行
を阻止する。従って、スイッチバック反転路31内の紙
葉類25の底部ブロック30側先端がこの底部ブロック
30に突き当り折れ曲ることは防止される。
【0021】次に、2つの反転用ガイドローラ44が、
前記第1センサ56の出力タイミングのズレ(Xmse
c)と同じ量だけ作動タイミングをずらして、斜めに先
行して進入した端部側の反転用ガイドローラ44から先
にスイッチバック反転路31側へ作動される。例えば、
図2に示された紙葉類25の状態の場合においては、同
図2の右側の紙葉類25の端部がスイッチバック反転路
31内に先に進入しているので、図2右側の反転用ガイ
ドローラ44から先にスイッチバック反転路31側へ作
動され、次いで、第1センサ56の出力タイミングのズ
レ(Xmsec)と同じ量だけ作動タイミングをずらし
て図2左側の反転用ガイドローラ44がスイッチバック
反転路31側へ作動される。これら反転用ガイドローラ
44はその作動において図1に示す一点鎖線で示す位置
まで移動し、紙葉類25をベルト20側へ押え付ける。
ベルト20へ押え付けられた紙葉類25は、ベルト20
の搬送力によりスイッチバック反転路31内より引き出
される。従って、スイッチバック反転路31内に搬入さ
れた紙葉類25は、そのスキュー状態を、このスイッチ
バック反転路31より引き出されるときに2つの反転用
ガイドローラ44とベルト20との協働により矯正さ
れ、図1の右方からみて紙葉類25が上下に傾斜した状
態(図2に2点鎖線により示された傾斜状態)で取り出
されることが防止される。
【0022】反転用ガイドローラ44は、スイッチバッ
ク反転路31への紙葉類25の搬入後端をベルト20へ
押し付けることにより、スイッチバック反転路31より
紙葉類25を引き出すとき、スイッチバック反転路31
への紙葉類25の搬入後端をアイドル・ローラ40,プ
ーリ18間方向へ偏向させる。すると、ベルト18,反
転用ガイドローラ44間に紙葉類25が挾持された状態
で、この紙葉類25は、ベルト18の回転力により、ス
イッチバック反転路31への搬入後端をスイッチバック
反転路31からの搬出前端として、アイドル・ローラ4
0,ベルト18間に挿入され、引き続き搬送ガイド2
2,ベルト20間に誘導されてベルト18,ガイドロー
ラ52間に挿入され、さらに搬送ガイド24,ベルト1
1間に送り込まれることにより、副搬送路69を経由し
て主搬送路66に表紙葉類25として合流せしめられ
る。よって、裏紙葉類25は表紙葉類25として反転せ
しめられ、主搬送路66を搬送される表紙葉類25とと
もに表裏が取り揃えられて搬出口3より搬出される。
【0023】以上のように、本実施例によれば、主搬送
路66を搬送中の紙葉類25のスキュー(斜行)を第1
センサ56が検出し、その検出器信号のタイミングのズ
レを記憶部が記憶し、その後、主搬送路66を搬送中の
紙葉類25をスイッチバック反転路31へ搬入し、この
紙葉類25のスイッチバック反転路31への進入を第2
センサ65により検知し、この検知の所定タイミング
後、2つのストッパ手段45が同期してスイッチバック
反転路31側へ作動し、スイッチバック反転路31内へ
導入した紙葉類25の進行を阻止するので、腰の強い紙
葉類25はもちろんのこと、腰の弱い紙葉類25であっ
ても、スイッチバック反転路31内での紙葉類25の折
れ曲り、その折れ曲がりが原因でジャム障害を招いた
り、またはその折れ曲がった紙葉類25自体が搬送路の
一部に引っかかって破損してしまうのを防止することが
できる。また、2つの反転用ガイドローラ44が、前記
第1センサ56の出力タイミングのズレ(Xmsec)
と同じ量だけ作動タイミングをずらして、斜めに先行し
て進入した端部側の反転用ガイドローラ44から先にス
イッチバック反転路31側へ作動するので、スイッチバ
ック反転路31内から引き出される紙葉類25のスキュ
ーを確実に矯正することができる。
【0024】なお、反転用ガイドローラ44及びストッ
パ手段45のそれぞれの形状は、前記実施例の形状に限
定するものではなく、例えば、反転用ガイドローラはロ
ーラ状ではなく単に棒状の部材であってもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、スキュー状態の裏紙葉
類が、スイッチバック反転路内に送り込まれてきたなら
ば、その紙葉類を、一旦送り込まれてきた状態の姿勢
で、スイッチバック反転路内にストッパ手段により停止
させ、その後、斜めの度合に応じて一対の反転用ガイド
ローラの作動タイミングをそれぞれずらすことにより、
紙葉類のスキューを矯正させながら、後段の搬送路側へ
送り出すようにしたので、スイッチバック反転路内に、
腰の弱い紙葉類が送り込まれてきても、その紙葉類を確
実にスキュー矯正した後反転させて、正常な状態で、次
の搬送路内に送り出すことができ、また、紙葉類の折れ
曲がりが原因でジャム障害を招いたり、またはその折れ
曲がった紙葉類自体が搬送路の一部に引っかかって破損
してしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の側断面図であ
る。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】従来の紙葉類表裏反転装置の要部の側断面図で
ある。
【符号の説明】
25 紙葉類 31 スイッチバック反転路 44 反転用ガイドローラ 45 ストッパ手段 56 第1センサ 65 第2センサ 66 主搬送路 69 副搬送路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送する主搬送路と、反転機構
    を有し前記主搬送路より分岐した副搬送路に搬送された
    紙葉類をスイッチバック反転路において該スイッチバッ
    ク反転路に近接して設けられた搬出機構と協働して表裏
    反転して、前記主搬送路より搬出する紙葉類表裏反転装
    置において、 前記主搬送路と直交する方向に沿って設けられ該主搬送
    路内の紙葉類の端部のずれを検出する一対の検出素子か
    らなる第1センサと、前記スイッチバック反転路内に進
    入する紙葉類の進行方向と直交する方向に設けられた一
    対の検出素子からなる第2センサと、該第2センサの検
    出器信号に基づき前記スイッチバック反転路内への紙葉
    類を所定位置で阻止するストッパ手段と、前記スイッチ
    バック反転路内に進入する紙葉類の進行方向と直交する
    方向に離間して設けられ、前記第2センサの検出器信号
    に基づく前記ストッパの紙葉類進入阻止の解除と入れ替
    りに前記第1センサの紙葉類端部の検出出力タイミング
    ずれと同量の作動タイミングずれをもつて、前記スイッ
    チバック反転路内に先に進入した紙葉類端部側から順次
    前記スイッチバック反転路側へ作動し、前記搬出機構と
    協働して前記紙葉類の斜行を矯正して前記副搬送路へ搬
    出する一対の反転用ガイドローラとからなることを特徴
    とする紙葉類表裏反転装置。
JP30082991A 1991-11-15 1991-11-15 紙葉類表裏反転装置 Expired - Lifetime JP2657017B2 (ja)

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