JP2656650B2 - 皮膚特性の評価装置 - Google Patents

皮膚特性の評価装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、皮膚の特性、特に人の皮膚(肌)の柔軟
性、あるいは弾力性を数値的に、しかも自動電気的に評
価する皮膚特性の評価装置に関する。
〔従来の技術〕
皮膚科学者、特に皮膚医師や皮膚美容師にとって人の
皮膚(肌)の評価は、もっぱら皮膚に直接触れるか、あ
るいは皮膚を直接摘んでその弾力性を評価しているのが
通例である。しかし、このような評価は、その時の皮膚
の状態だけでなく、皮膚に関連する他の多くの要因に微
妙に依存し、再現性のある皮膚の状態を確実把握するこ
とが困難である。これ等の要因としては、年令、性別、
種族、検査位置、特定な生理学または病理学的な条件、
薬や化粧品による処理等がある。その外、検査する人の
心身状態やその人の癖にも依存する。例えば同じ検査員
でも、朝と夕方ではその評価状態が幾分異なることがあ
る。ましてや、評価する人が他の人に替われば、同じ肌
でもその弾力性に異なった状態の評価を与える場合も生
じる。
このような状況は、体温を例にとって説明すれば、理
解し易い。体温を体温計なしに推定する場合、同じ人の
体温は測定する人毎に異なる恐れが多分にあり、測定す
る人が同じであっても、その人の心身状況により大幅に
推定結果に相違が生じることは、容易に想達できる。
一般に、肌の評価は種々の観点から行い、例えば肌の
色、光反射度あるいは艶等も調べると有利である。しか
し、再現性のある評価を行うには肌の弾力性、つまり力
学的な数値評価を行うことが最も大切であり、汎用性が
あると思える。
このような考えにより、特開昭62−164434号公報に
は、皮膚の所望部位に密着する開口を有する吸引空間内
に発光源と、この発光源の光をハーフミラーを介して皮
膚表面に集束させる集束レンズを設け、皮膚表面から反
射した光を同じ集束レンズを用いて受光素子に導入し、
その際、受光素子の上に反射光による光源像のぼけを規
制する絞り(ピンホール)が配設されている検出系を使
用ている。しかし、この方法では吸引を行う前の最初の
時点でその都度集束レンズにより光源の像を皮膚表面に
結像させる面倒な操作が必要である。また、反射率は皮
膚の艶あるいは粗さにも強く依存するので、受光量は減
圧による皮膚の変位の外に個人毎に異なる皮膚自体の反
射率に強く影響される。
更に、特開平2−134131号公報には、吸引空間の開口
部を非常に狭くして皮膚の微小領域の吸引による変位を
正確に測定できるプローブが開示されている。このた
め、吸引空間を挟んで対向するプローブ内の位置に一対
の発光素子と受光素子を設け、発光素子から放出された
光を皮膚の表面上にすれすれに導くため、プローブ先端
にガラス物体(全反射を利用できる一種の円筒状プリズ
ム)を使用している。その理由は吸引空間の開口部が極
めて狭いため、吸引時の皮膚の変位が小さく、皮膚の盛
り上がりが小さいため、この変位を検出するため光の通
路をできる限り表面に近づける必要があるからである。
このようは配置では、発光素子の光の利用が極め不利で
ある。何故なら、発光素子の光の内開口側(中心軸側)
の光しか利用されないからである。このような不利を回
避するため、開口に軸方向に移動可能なピストンエレメ
ントを挿入している。皮膚の微小領域の弾性特性を調べ
るため、上に説明したように付加的に要素(プリズムと
ピストンエレメント)を使用せざるをえない。しかし、
皮膚の弾力性は皮膚の極めて上層部に起因するものでな
い。つまり、角質部分の生体特性のみで決まるのではな
い。その下の生体組織にも依存するので、適度に広い皮
膚の範囲に付いて測定すべきである。
〔発明の課題〕
それ故、この発明の課題は、上に述べた皮膚特性、即
ち皮膚の柔軟性・弾力性の評価に生じる曖昧さを排除
し、測定者等による個人差の生じない、皮膚特性に対す
る一般的な数値表示を与え、操作が簡単で、小型で安価
な皮膚特性の評価装置を提供することにある。
〔課題を解決する手段〕
上記の課題は、この発明により、皮膚を所定の範囲で
吸引空間中の減圧下におき、その個所の皮膚の変位とそ
の時の減圧圧力を検出し、結果を電気的に処理する装置
であって、 (a)皮膚の所定部位に開口部を密着させて吸引させる
ための吸引空間を内部に有するプローブ、 (b)本体内に配設され前記吸引空間に可撓性ケーブル
を介して連通する真空ポンプ、電磁弁および配管から成
る排気系、 (c)吸引による皮膚の変位量を測定するため、前記吸
引空間を挟んで対向するように、前記プローブの外周の
前記開口部に接近させて配設された一対の発光素子と受
光素子から成る光電検出系、 (d)受光素子の検出信号とその時間変化から皮膚の弾
力性を示す特性数値を演算処理し、出力して表示する電
気処理部、および、 (e)上記排気系と光電検出系を制御するため本体内に
設置されたシーケンス制御部、 を備えた皮膚特性の評価装置によって解決されている。
この発明による他の有利な構成は、特許請求の範囲第
2項および第3項に開示されている。
〔作 用〕
上記構成によれば、皮膚の弾力性を時間経過と共に測
定している。皮膚表面が吸引空間に吸引され、発光素子
と受光素子間の光通路を遮る位置から皮膚の吸引距離が
測定され、その時の吸引圧力は圧力センサから測定され
る。時系列測定でその時の皮膚の変位と圧力はデジタル
値として処理され、表示される。
〔実施例〕
この発明を実施例を示す図面に基づきより詳しく説明
する。
第1図には、この発明による皮膚の柔軟さを数値的に
評価する装置の全体構成が模式的に示してある。この装
置は、評価装置本体1と、測定個所である皮膚に密着さ
せて、その領域での皮膚の柔軟さを調べるプローブ2
と、本体1とこのプローブ2の間を電気的および真空的
に接続するケーブル8で構成されている。このプローブ
2はケーブル8の先端に付けた接続ジョイン9を介して
本体1に脱着可能に接続できる。本体1は、大別して測
定操作を指定するために使用される操作部3と、測定デ
ータを表示する表示部6と、これ等の測定データを印字
・記憶する印字部7とから成る。操作部3にはこの装置
の電源用の主開閉器4および操作モード選定用の操作キ
ー5a〜5dが配設してある。
第2a−c図にはプローブ2の詳細が示してある。プロ
ーブ2は大別して二つに分割でき、好ましくはプラスチ
ック製のブロープ・ヘッド10と同様にプラスチック製の
プローブ受けキャップ50で構成されている。このプロー
ブ・ヘッド10には、中心軸を中心としてヘッドの先端に
向けて開口する吸引空間18が開けてある。この吸引空間
18はプローブ・ヘッド10の先端に密着させた皮膚を内部
に吸引させる。
更に、この吸引空間18の底部には継手突起26の中心に
沿って中心ケーブル16が開けてある。この継手突起26に
は、第2b図に示すように、プローブ受けキャップ50の一
端から導入されたケーブル8の排気配管58が挿入・連結
されている。プローブ・キャップ10には、更に前記吸引
空間18を挟んで対向する発光素子22用の収納スペース12
と受光素子24用の収納スペース14が配設してある。発光
素子22は電気導線28を介して導入された励起電流で発光
するもので、例えば発光ダイオードで構成できる。この
発光素子22で発光した光は透光性材料(例えば透明合成
樹脂)で作製された光通路42から吸引空間18に向けて出
射し、対向位置にある同様に透光性材料で作製された光
通路44を経由して、例えばフォトトランジスタで形成さ
れた受光素子24に入射する(第2a図および第2b図参
照)。吸引空間18に吸引された皮膚の湾曲度の程度に応
じて透過する光は部分的に遮蔽される。
このようにして、受光された光はその光量に応じた電
気信号に変換され、導線30を介して図示していない本体
1の評価装置に供給される。発光素子22と受光素子24の
導線28,30はケーブル8の外被56と真空配管58の間に通
してある電気導線34に、詳しく第2b図に示してないが、
連結されている。
吸引空間18の底部の隅には更に一個の開口20がある。
吸引空間18はこの開口20から圧力測定通路36を経由して
プローブ・ヘッド10の裏面に配設された圧力センサ38の
感圧面に通じている(第2c図参照)。この圧力センサ38
は種々の様式が想定できるが、例えばダイヤフラム面の
変形(歪み)をブリッジ接続した歪みゲージ等で構成さ
れ、圧力に応じてダイヤフラムの変形からこの圧力を電
気的に測定する。圧力センサ38に供給する駆動電流と検
出電位測定用の導線40は発光および受光素子の導線と同
じようにケーブル8の外被56と真空配管58の間に通して
ある電気導線34に連結されている。
測定する皮膚の範囲は大体10〜20mmφ程度に選定され
るので、吸引空間の開口は大体その程度の断面に選定さ
れる。検査測定を行う場合、皮膚の表面をプローブ・ヘ
ッド10の先端に密着させる。従って、密着された皮膚に
より吸引空間18が完全に密閉され、中心ケーブル16から
吸引される空気により皮膚の表面は吸引空間18側に引き
込まれる。第2b図に暗示的に示してあるが、吸引により
引き込まれた最大位置が引用記号52で、また吸引を中断
した時に平衡状態として保持される状態の位置が引用記
号54で示してある。これ等の状態については、更に以後
に説明される。
第3図は、この発明による皮膚特性の評価装置の電気
系を模式的に示す。本体1に供給すべき電源は交流電源
の場合が例示してあるが、バッテリー等による直流電源
であってもよい。入力した交流供給電源は、一方でリレ
ーRE1を経由して回転真空ポンプVPに導入される。他
方、入力した電源は直流電源発生部60に導入され、例え
ばDC 12Vの直流電源に変換される。この直流電流は、各
回路(シーケンス制御部68,操作キーボード62,中央演算
部64,初期電気処理部66,表示部6,印字部7)にそれ等の
駆動電源として導入される。また、この直流電流は皮膚
の変形度を測定するために配設してあるプローブ2の発
光・受光検出系と圧力センサとにそれ等の駆動直流電源
として導入される。
真空ポンプVPは電磁弁Vおよび鎖線で示したケーブル
58を経由して吸引空間18から空気を排気する。
発光素子22に供給する点灯電流は、後で説明するよう
に、所定のシーケンスに従って駆動するリレーRE2によ
り直流電源発生部60から供給される。
発光素子24と圧力センサ38で検出した信号は、先ず初
期電気処理部66で所定時間間隔毎にそれぞれサンプリン
グされ、サンプリングされた各アナログ信号をホールド
して図示していないA/D変換器でデジタル信号に変換す
る。変換された信号は中央演算部64に供給される。この
演算部64は供給された信号を一時記憶しておく記憶器、
例えばRAMと、デジタル信号を所定の順序と計算方式に
よって処理するマイクロプロセッサと、操作キーボード
62からのデジタル入力信号によって指定される処理手順
を記憶しているEP−ROMと、これ等の回路部を連絡する
各バス・ラインとで構成されている。演算部64で計算さ
れた種々の結果はデジタル信号にして、例えば液晶デイ
スプレーである表示部6に供給されて数値表示される。
同様に、必要とあれば、これ等の結果は、例えばプリン
ターである印字部7で数字にして印字出力される。
次に、この発明による皮膚特性の評価装置の使用手順
を説明する。
先ず、装置に外部供給電源を接続して、操作部3にあ
るこの装置の主電源用開閉器4をオンにする。次いで、
調べたい皮膚の部位にプローブ2を当てる。操作部3の
モード選択キー5a〜5cを押して検査したい測定モードを
指定する。そのモード選択キーを押すと同時に、評価装
置はそのモードで動作を開始する。この測定モード5a〜
5cには、次のモード、 5a:皮膚の伸び・時間に関する測定と結果のデイスプレ
ー表示 5b:皮膚の伸び・吸引圧力に関する測定と結果のデイス
プレー表示 5c:皮膚の伸び・時間に関する測定と結果のプリンター
印字 5d:皮膚の伸び・吸引圧力に関する測定と結果のプリン
ター印字 がある。
更に、この発明による皮膚の特性を評価する装置の動
作シーケンスに関して説明する。
主電源用開閉器4をオンにすると、本体1中の直流電
源部60が所定の直流電圧を発生し、各回路部6,7,62,64,
66,68および受光素子24と圧力センサ38に所定直流電圧
の電源を供給する。調べたい皮膚の部位にプローブ2を
当て、操作部3中の選択キー5a〜5dの何れか一つを押し
て選択された測定モードを開始するが、その時押しと同
時に操作ボード62からスタート信号がシーケンス制御部
68に供給される。シーケンス制御部68はこの信号を受け
て、先ずリレーRE1に開指令信号を供給して真空ポンプV
Pを始動させる。この時未だ電磁弁Vは閉じている。真
空ポンプVPの回転の上昇と共にこのポンプ内の真空度が
上昇する。指定の時間が経過すると真空ポンプVPの最低
到達圧力に達する。その経過時間に相当する一定時間後
にシーケンス制御部68の制御により電磁弁Vが開く。当
時に発光素子22への給電線にもシーケンス制御部68の制
御によりリレーRE2を導通させ給電が開始される。
この処理により吸引空間18が排気され、皮膚の表面が
内部に向けて吸引される。最大吸引状態が第2b図に模式
的に示す引用記号52の皮膚表面の状態である。次いで所
定時間、通常0.2〜0.3sec後に電磁弁Vを閉じ、次いで
リレーRE1を介して真空ポンプVPを停止させる。この状
態で皮膚の表面が第2図の参照符号54に相当する平衡位
置に達する。上記過程の期間中、受光素子24と圧力セン
サ38はそれぞれの状態変化を捕捉し、それ等の状態量を
逐一、初期電気処理部66と中央演算部64により検出値か
ら算出されている。
第4図は、この発明による皮膚特性の評価装置で得ら
れた皮膚表面の変位の時間経過を示す。また、第5図は
皮膚の変位に対する吸引空間18の圧力変化を示す。第4
図の曲線αは吸引開始から平衡状態に達する状態を示
す。また、曲線βは平衡状態に達した後、排気を中断し
た後の状態を示す。第5図の曲線γは吸引開始から平衡
状態に達するまでの状態を、また曲線δは平衡状態に達
した後、排気を中断してからの状態を示す。
皮膚の弾力性はこれ等の曲線α、β、γとδの特異な
値から特徴付けることができる。即ち、最大変位値H1,
残留変位値H2,曲折γとδの勾配(または、曲線αとβ
の勾配でもよい)および曲線γとδが囲む面積が、皮膚
の弾力性の目安になる。即ち、第4図から判定できるこ
とは、 (1)最大変位値H1は表皮の伸びに比例する。
(2)曲線βの初期勾配(あるいは曲線δの勾配)が大
きいと真皮の回復力が大きい。
(3)曲線βのコブKが大きいと、跳ね返りが大きく皮
膚の水分量が大きいことを示す。
(4)残留変位値H2が低い程皮膚の戻りが良く、柔軟性
がある。
である。
更に、第5図から判定できることは、 (1)曲線γから皮膚の受けるエネルギが求まる。
(2)曲線δから皮膚が放出するエネルギが求まる。
(3)(1)と(2)から肌が戻しきれなかったエネル
ギ(所謂ヒステリシス・エネルギ)が求まる。
(4)曲線γの勾配は、特に肌の弾力性を直接を示す。
勾配が緩やかであるほど弾力性がある。
これ等の量は特徴を表すデジタル値としてプリンタ印
字および/またはデイスプレー上のデジタル数値で表示
される。
上に説明したこの発明による皮膚特性の評価装置の種
々の機能構成は、説明を容易にするために例示的に示し
たもので、これ等に対して種々の変形を想定できる。し
かし、この発明を規定する特許請求の範囲に記載する構
成の範囲内にあるものであれば、どのような変形種であ
っても、この発明の範疇に帰属する。
〔発明の効果〕
この発明による皮膚特性の評価装置により得られた評
価値は、評価する人による差異、評価する人の心身状態
に無関係に再現性のある値として表示される。また、皮
膚の状態を時系列的に観察・診断する場合に、極めて一
般的で、普遍的な判定を与え、今まで全く行われていな
かった画期的な診断方法を提供できた。
【図面の簡単な説明】
第1図、この発明による皮膚特性の評価装置の全体構成
を示す模式図、 第2a〜2c図、この発明による皮膚特性の評価装置に使用
されるプローブの平面図と断面図、 第3図、この発明による皮膚特性の評価装置の電気系と
排気系の模式ブロック図、 第4図、この発明による皮膚特性の評価装置で得られた
評価値(時間に対する皮膚表面の変位)を示すグラフ、 第5図、この発明による皮膚特性の評価装置で得られた
評価値(変位に対する吸引圧力の関係)を示すグラフ。 図中参照符号: 1……評価装置の本体 2……プローブ 3……操作部 6……表示部 7……印字部 8……ケーブル 18……吸引空間 12……発光素子 14……受光素子 38……圧力センサ 60……直流電源部 62……操作キーボード 64……中央演算部 66……初期電気処理部 68……シーケンス制御部 V……電磁弁 VP……真空ポンプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】皮膚の所定範囲を減圧下におき、その範囲
    の皮膚の変位とその時の減圧圧力を測定し、測定結果を
    電気的に処理して数値表示する皮膚特性の評価装置にお
    いて、 (a)皮膚の所定部位に開口部を密着させて吸引させる
    ための吸引空間を内部に有するプローブ、 (b)本体内に配設され前記吸引空間に可撓性ケーブル
    を介して連通する真空ポンプ、電磁弁および配管から成
    る排気系、 (c)吸引による皮膚の変位量を測定するため、前記吸
    引空間を挟んで対向するように、前記プローブの外周の
    前記開口部に近接させて配設された一対の発光素子と受
    光素子から成る光電検出系、 (d)受光素子の検出信号とその時間変化から皮膚の弾
    力性を示す特性数値を演算処理し、出力して表示する電
    気処理部、および、 (e)上記排気系と光電検出系を制御するため本体内に
    設置されたシーケンス制御部、 を備えていることを特徴とする皮膚特性の評価装置。
  2. 【請求項2】前記吸引空間の圧力変化を電気的に測定す
    る圧力センサが排気系内に装備してあり、圧力値とその
    時間変化から更に皮膚の弾力性を数値的に算出できるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の皮膚特性の評価装置。
  3. 【請求項3】実行する測定モードとしては、 (1)所定の減圧下で皮膚の変位の経時変化曲線(α)
    を求め、最大変位値(H1)を測定して皮膚の伸びを推定
    する、 (2)測定モード(1)で平衡に達した後、変位の回復
    する経時変化曲線(β)を求め、その勾配、曲線(β)
    のコブ(K)の大きさおよび残留変位値(H2)を測定し
    て、それぞれ皮膚の回復力、皮膚の水分量、皮膚の柔軟
    性を推定する、 (3)吸引開始から平衡状態に達するまでの変位量に対
    する圧力量の関係を示す曲線(γ)を求めて皮膚の受け
    るエネルギを推定し、また曲線(γ)の勾配から肌の弾
    力性を推定する、 (4)平衡状態に達した後、排気を中断した時の変位量
    に対する圧力量のの関係を示す曲線(δ)を求め、皮膚
    から放出されるエネルギを推定する、 の何れか一つまたはそれ以上が処理されることを特徴と
    する請求項2に記載の皮膚特性の評価装置。
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