JP2656246B2 - 識別システム用携帯ユニット - Google Patents

識別システム用携帯ユニット

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JP2656246B2
JP2656246B2 JP61501081A JP50108186A JP2656246B2 JP 2656246 B2 JP2656246 B2 JP 2656246B2 JP 61501081 A JP61501081 A JP 61501081A JP 50108186 A JP50108186 A JP 50108186A JP 2656246 B2 JP2656246 B2 JP 2656246B2
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memory
circuit
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モンジヨン,ロナルド,ダブリユ
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/19Details of hybrid assemblies other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/1901Structure
    • H01L2924/1904Component type
    • H01L2924/19041Component type being a capacitor

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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 背景技術 本発明は近接給電兼符号化携帯ユニットと、固定設備
を有している対応する附勢兼問合せ装置とから成る識別
システム(IDシステム)、特にその識別システム用携帯
ユニットに関するものである。携帯ユニットはタグまた
はカード状のものとすることができ、これを便宜上ここ
ではタグと称する。しかし、携帯ユニットはバッジ、時
計、指輪または品物に組込むこともできる。
従って、本発明は固定設備がエネルギーを送出して通
常人が携帯する応答装置を作動させ、かつそのようにし
て附勢した装置が受信機によって受信される符号化信号
を送出し、ついでその受信機があるシステムを作動させ
て、このシステムが例えば制御個所にアクセスしたり、
人の進路を追ったり、または同様な目的を果す作用をす
るシステムに関するものである。
上述したタイプの既知のシステムでは、電力を磁気結
合手段によって与え、符号化情報を同じ通路を経て戻し
ている。提案されている代表的な符号化方法には、基本
周波数の調波を導入して符号化タグ受信ループの周波数
を切換えることによってそのループのQを切換える方法
および他の同様な符号化方法がある。これらの方法は極
めて大きな電力信号と非常に弱い情報信号との間の直流
または調波関係のために実際上困難であることを確め
た。
発明の開示 本発明の目的は、タグに電力を伝送するのに用いるモ
ードとは全く異なるモードでタグから符号化情報を伝送
することによって従来の識別システムの制約を克服する
ようにした識別システム用携帯ユニットを提供すること
にある。本発明の好適例によれば、電力を磁界結合を経
てタグに伝送し、また符号化情報を電界結合を経て固定
受信機に逆に伝送する。電力を伝送する信号および戻し
符号化信号に対して異なる結合モードを備えることは、
このタイプの従来のシステムに較べてコストの低下およ
び信頼性の向上の面で一層実用的であると云う利点があ
る。
本発明の好適例によればさらに、電力を伝送するのに
用いる周波数の数分の1の調波で固定受信機およびタグ
送信機を作動させることによって伝送信号と受信信号と
の間を分離させる。
本発明の種々の追加の特徴および利点は用途に応じて
発揮され得る。
図面の簡単な説明 第1図は本発明の一実施例に基づく識別システムのブ
ロック回路図であり、図面の左側の部分は固定設備の部
分であり、また図面の右側の部分は人が携えるカードま
たはタグの如き携帯ユニットにおけるものとする。
第2図はシステムのユーザが携えるタグの拡大平面図
である。
第3図は箔のファラデーシールド内に包囲した電力伝
送アンテナを同心的な静電受信アンテナと一緒に具えて
いる固定設備用の二重アンテナの平面図である。
第4図は第3図の4−4線上での拡大断面図である。
第5図は第1図に示したタグの変形例を示すブロック
回路図である。
第6a図および第6b図は第1図に示したタグの他の変形
例を示すブロック回路図である。
第7図は本発明による携帯ユニットを有する識別シス
テムの他の実施例のブロック回路図である。
第8図は本発明による携帯ユニットを有する識別シス
テムのさらに他の実施例のブロック回路図である。
第9図は本発明による携帯ユニットを有する識別シス
テムのなおさらに他の実施例のブロック回路図である。
発明を実施するための最良の形態 図面を参照するに、第1図には本発明を具体化するシ
ステムを示してある。この図の5にて総称する固定設備
は都合のよい壁または窓7に取付ける。図示の構成要素
の内の9にて総称する残部は、人が携えるカードまたは
タグ内に収納させる。
電源は400KHzの如き好都合な周波数にて電力を供給す
る発振器11をもって構成する。これをコンデンサ15によ
って共振周波数に同調するコイルアンテナ13に接続す
る。コイル13は強い磁界を発生し、かつこのコイルには
後に詳細に説明するように、ファラデーシールドを設け
て、タグ受信機への容量的または静電的結合をなくすの
が好適である。
タグ9はコイル17およびコンデンサ19を具えており、
これらはコイル13と共振してタグ回路用の供給電力並び
に周波数が50のクロック信号を発生するLC同調回路を形
成する。コイル17およびコンデンサ19の両端間に接続す
る全波整流器21およびフィルタコンデンサ23は、タグの
符号化送信回路用の電力をライン25および27を経て供給
するが、それら回路への結線は図面の簡略化のために図
示してない。クロック信号をライン29を経て分周カウン
タ31に供給して、ライン33に周波数がf0/2のR.F.信号を
発生させると共に、僅か2本のラインだけを35および37
にて示してある複数本のメモリ選択ラインにアドレス信
号を発生させてプログラマブル読取専用メモリ39を作動
させ、このメモリによりライン41に複数個の符号化パル
スを発生させる。ライン33および41はANDゲート43に通
じており、このANDゲートは静電アンテナ47に供給する
出力パルスをライン45に発生する。ライン41における符
号化パルスのレートはライン33における周波数がf0/2の
信号よりも遥かに低くする。ANDゲート43の作用はライ
ン33における信号をライン41における符号化したパルス
列で方形波変調することにある。
静電アンテナ47からのパルスは固定設備における金属
板の受信アンテナ49によって受信され、コイル51とコン
デンサ53とによって同調されてから、増幅器55に送給さ
れ、かつRC振幅検波器兼フィルタ57によって検波される
と共に当業者に周知の方法で確証するためにデコーダ59
に送給される。正しい信号が与えられたものとすれば、
この場合には作動装置61がトリガされる。作動装置61
は、安全な個所に1人だけ通す保護装置またはバッジ等
を携えている人の位置を記録する装置の如き多種形態の
ものとすることができる。
第2図は使用し得る代表的なタグ62を示す。タグ62は
裏部材63を具えており、この裏部材は第1図のコイル17
に相当する扁平なワイヤコイル65と、第1図のアンテナ
47に相当する扁平な静電アンテナ67とを支持する。タグ
67はプログラマブル読取専用メモリ(PROM)68も具えて
おり、このメモリは電気的に結線したり、断線したりす
ることによってプログラムすることができる。第1図に
参照数字9にて示した点線内に示す2つのアンテナとPR
OM以外の他の回路はチップ69内に組込む。タグ全体の寸
法は大約1″×1.4″またはそれ以下とする。なお、第
2図のアンテナ65および67は同一平面で、しかも同心的
に位置させる。
第3図には第1図に5にて示した固定設備の一部分を
形成する2つのアンテナ13および49を示してある。ここ
では第1図のコイル13に相当する送信アンテナ71を、基
板76に取付けたファラデーシールド75内に包囲される多
数の巻き線73をもって構成する。ファラデーシールド75
は横断ギャップを付けてコイルのまわりを包んだ単なる
アルミニウム箔とするか、または他の非磁性金属とす
る。斯かるギャップが磁束を逃がすことは勿論である
が、静電結合は防止する。静電アンテナ77はスロット81
付きの金属板79(第4図参照)をもって構成し、スロッ
ト81は金属板の折り返しが短くならないようにする。こ
こでも送信および受信アンテナは同一平面で、しかも同
軸的にする。
なお、第1図のアンテナ対13,49および17,47は同一平
面に位置させるも、これらのアンテナ対は並置構造とす
る。各対の2つのアンテナをおおよそ同一平面に位置さ
せることは重要なことである。2つのアンテナを同軸的
に位置させたり、またはそれらを正確に同一平面に位置
させることは必ずしも必要なことではない。
第5図はタグ(第1図に9にて示した)に含まれる回
路の変形例を示し、ここではライン33からRF信号を用い
る代りに、別の局部自走発振器85を用いて周波数f1の搬
送波信号を発生させ、この信号を読取専用メモリ39から
のライン41におけるデータによって変調させる。周波数
f1は周波数f0よりも少なくとも1桁だけ高くするのが好
適である。静電アンテナ47に供給される変調搬送波信号
の周波数を高めることによって、電界を経て伝送される
信号電力が高くなり、しかもこの信号が大距離にわたり
有効となる。このことは特に、磁界を経て伝送される信
号が低電力でタグに達して、符号化情報を伝送するため
には不十分な大きさの作動電圧Vccしか発生しないよう
な距離だけタグが固定設備から離間される用途にとって
有効である。タグと固定設備との間の距離が大きくな
り、従って作動電圧Vccが低下すると、静電アンテナ47
に達する変調搬送波の電圧の大きさは、伝送された信号
中に含まれる電力が固定設備の受信端に有効信号を発生
させるのに不十分となるようなレベルにまで低下してし
まう。搬送波信号の電圧レベルの低下は第5図に示すよ
うな局部発振器を用いて搬送波の周波数を高めることに
よって多少克服することができる。
第6a図は第1図のタグにおける回路の他の変形例であ
り、この例は作動電圧Vccの低下問題に対して他の解決
策を提供するものである。第6a図では、コイル87および
コンデンサ88をANDゲート43と大地との間に直列に接続
して、これら2つの部品間の接続点を静電アンテナ47に
接続する。コイル87およびコンデンサ88のインダクタン
スおよびキャパシタンスは、それぞれ周波数f0/2に同調
すると共にQを呈し、本来はライン45における電圧パル
スの大きさを高める電圧増倍器(voltage multiplier)
を構成するLC回路を形成すべく選定する。静電アンテナ
47に達するパルス電圧を高めることによって、電界を経
て伝送される信号の電力が増大すると共に、タグと固定
設備との間の距離の増加によって生ずる作動電圧Vccの
低下が償われる。
コイル87とコンデンサ88とから成る同調LC回路の代り
として、第6b図に示すようなタップ90を有しているコイ
ル89から成る自動変成器を用いて、ライン45における変
調搬送波の電圧を同様に高めることができる。この場合
にはライン45における変調搬送波をタップ90に供給す
る。コイル89の一端は接地し、他端は静電アンテナ47に
接続する。信号がタップ90を経て大地に流れる際に変成
器作用によってコイル89の残りの部分に電圧が誘起され
る。この電圧が供給電圧に加わるために、アンテナ47に
はさらに高い電圧信号が供給されることになる。
第7図は本発明の他の実施例を示し、この例の読取専
用メモリは電気式書換え可能であり、しかも読取専用メ
モリに含まれるデータは固定設備とタグとの間の磁界結
合を経て伝送される信号によってプログラムすることが
できる。さらに、第7図の例によれば、電界を経てタグ
によって伝送される信号が、第1図の回路の場合のよう
な振幅変調(AM)とは対照的に位相変調(PM)される。
第7図の構成部品で第1図の構成部品に対応するものに
は第1図に用いたと同じ参照番号を付して示してある。
第7図に示した励起発振器11はインダクタ13とコンデ
ンサ15とから成る直列共振回路に接続する。インダクタ
13は、タグを作動させるのに所望な距離内でかなりの磁
界を発生するような大きさのループ状に巻回する。コン
デンサ15の容量値は回路が発振器11の周波数f0に共振す
るように選定する。
タグ9ではインダクタ17をコンデンサ19に並列に接続
する。コンデンサ17の容量値は発振器11の周波数f0にて
共振回路を形成すべく選定する。インダクタ17もブリッ
ジ整流器21に接続する。このブリッジ整流器の出力をフ
ィルタコンデンサ23に接続し、このコンデンサの一端を
タグ回路の接地点25に接続し、他端をタグ回路のVcc電
源27に接続する。
コンデンサ19とインタクタ17とから成るLC同調回路か
らの電圧信号は分周カウンタ31の入力端子29にも接続す
る。このカウンタ31の1/2分周段の出力端子を排他的OR
ゲート91の入力端子に接続して、この排他的ORゲート91
が斯かる入力端子にて周波数がf0/2の信号を受信するよ
うにする。カウンタ31のつぎの段の出力35〜37は電気式
書換え可能読取専用メモリ(EAROM)93のアドレス選択
ラインに接続する。分周カウンタ31の分周比は、出力35
〜37の状態が入力ライン29におけるクロック信号に対し
て比較的ゆっくり変化し、代表的には10クロックサイク
ル毎に1度状態が変化するような値とする。EAROM93か
らのライン41におけるデータ出力信号は排他的ORゲート
91の第2入力端子に接続する。排他的ORゲート91のライ
ン45における出力は静電アンテナ47に接続する。
コンデンサ19とインダクタ17とから成るLC同調回路か
らの信号はプログラミング符号検出器107の入力端子に
も供給する。このプログラミング符号検出器107のデー
タ出力ライン109はEAROM93のプログラミングデータ入力
端子に接続する。プログラミング符号検出器107の第2
出力端子121はEAROM93のプログラム・イネーブル入力端
子に接続する。プログラミング符号検出器107の第3出
力端子は分周カウンタ31のカウント・リセット入力端子
に接続する。
第1図の回路と同様に、固定設備では受信アンテナ49
をコンデンサ53とインダクタ51とから成る並列共振同調
兼フィルタ回路に接続する。これら2つの構成部品の値
は、これらの部品が静電アンテナ47からの予想される信
号周波数で共振回路を形成すべく選定する。アンテナ49
からの信号は増幅器55の入力端子にも供給する。増幅器
55の出力端子は位相検波器95の一方の入力端子に通じる
信号ライン131に接続する。発振器11から得られる周波
数50の基準信号をライン133を経て1/2分周周期97に供給
する。分周器97の出力端子はライン132を経て位相検波
器95の基準入力端子に接続する。位相検波器95の出力端
子はデコーダ59の入力端子に接続し、ついでこのデコー
ダの出力端子を作動装置61に接続する。
位相検波器95の出力はライン11を経てコンピュータ・
インターフェース99にも接続する。このコンピュータ・
インターフェース99は制御コンピュータ97に接続する。
コンピュータ・インターフェース99の出力端子はライン
134を経て変調器103の変調制御入力端子に接続する。変
調器103のイネーブル入力端子にはスイッチ105を接続す
る。つぎに変調器103の出力端子を発振器11の制御入力
端子に接続する。変調器103を振幅、位相または周波数
変調タイプのものとし得ることは本発明の範疇に属する
ことである。
作動に当り、第7図のシステムは通常の作動モードと
プログラミングモードとの2つの異なるモードで機能す
ることができる。通常の作動モードではスイッチ105を
ディスエーブル位置にセットして、変調器103を不作動
にする。これにより変調器103の出力は禁止されて発振
器11は定常モードで作動し、その発振器の信号を変調し
なくなる。このモードではコンピュータ97およびコンピ
ュータ・インターフェース99は利用されない。
第1図の回路におけるように、発振器11はコンデンサ
15とインダクタ13との共振回路を励起し、インダクタ13
に大きな共振電流を発生させ、従ってこのインダクタの
個所に強力な磁界を発生させる。この磁界中にタグ9の
インダクタ17を持たらすと、インダクタ13と17との間の
誘導結合を経てエネルギーが伝達されてインダクタ17と
コンデンサ19との並列共振回路の両端間に大きな振動電
圧を発生する。この電圧は整流器21によって直流電圧に
変換されると共にコンデンサ23によってろ波される。ろ
波されてライン27に現われる電圧はタグ9の回路の残り
の素子に給電するのに用いられる。
インダクタ17に誘起された振動電圧は分周カウンタ31
用のクロック信号として作用する。分周器31のメモリ選
択出力ライン35〜37は、EAROM93の連続メモリセルが選
択されるように、ライン29におけるクロック入力信号に
歩調を合わせて2進数列で状態を変化する。各セルが選
択されると、その選択されたセルのデータ内容を表わす
信号がライン41におけるEAROMデータ出力端子および排
他的ORゲート91の一方の入力端子に現われる。排他的OR
ゲートの第2入力端子は周波数がf0/2の信号を受信す
る。上述したように分周カウンタ31は、メモリ・アクセ
ス・ライン、従ってメモリデータ出力ライン41の状態が
変化する頻度がf0/2よりも遥かに低く、代表的にはf0/1
0またはそれ以下となるようにする。
EAROM93の出力データライン41が、選択されたEAROMデ
ータセルの論理値0に相当する低い電圧状態にある場合
に、排他的ORゲート91はf0/2信号を殆ど変更なくその出
力端子に通す。EAROMの出力ライン41が、選択されたEAR
OMデータセルの論理値1に相当する高い電圧状態にある
場合に、排他的ORゲート91はf0/2の入力信号の振幅を反
転する。すなわち、ライン33におけるf0/2の入力信号が
高電圧である場合には、ライン45における出力信号は低
電圧となり、またライン33におけるf0/2の入力信号が低
電圧の場合には、ライン45における出力信号が高電圧と
なる。このことはf0/2信号の180゜の移相に相当する。
従って、排他的ORゲート91の出力は、ライン41における
EAROMの出力信号の状態に応じて、周波数がf0/2の信号
が0゜か180゜のいずれかだけ移相された信号となるこ
とは明らかである。
排他的ORゲート91の出力は第1図の回路につき述べた
のと同様に静電アンテナ47および49を励起する。アンテ
ナ49に誘起される電圧は増幅器55により増幅され、かつ
位相検波器95によって検波される。ライン132における
位相検波器95への基準信号はf0/2であるため、移相検波
器95の出力は、ライン131の信号がライン132の基準信号
と同相の場合に一方の状態(例えば低)となり、またラ
イン132の基準信号とライン131の入力信号とが同相でな
い場合には他の状態(例えば高)となる。従って、位相
検波器95の出力信号はEAROM93のライン41の出力信号に
追従し、従ってこのライン41の出力信号に論理的に一致
する。ついで位相検波器95の出力信号は第1図の回路に
つき述べたと同様にしてデコーダ59と作動装置61とによ
って処理される。
受信信号の振幅には大きな影響を及ぼすも、その信号
の位相には殆ど影響を及ぼさない外部妨害信号を克服す
るには振幅変調よりもむしろ位相変調を用いるのが有利
である。
第7図の回路の第2動作モードはEAROM93の状態をセ
ットしたり、変更したりするのに用いられるプログラミ
ングモードである。この動作モードでは、スイッチをそ
のイネーブル位置にセットして、コンピュータ97からコ
ンピュータ・インターフェース99を介して変調器103に
送られる信号に応答して変調器103を機能させる。コン
ピュータ97からの信号は代表的には開始データおよび誤
りチェックビットから成る適当なシーケンスで作った一
連のディジタルデータ流とする。この信号を変調器103
に向けて、発振器11の出力を変調させる。この変調信号
を前述したと同様にタグ9の誘導性の回路17に結合させ
る。しかしこの場合にはクロック信号29もコンピュータ
97が発生したデータ流で変調される。
変調クロック信号はプログラミングコード検出器107
の入力端子に現われる。変調信号の同期信号を受信する
のに応答して、プログラミングコード検出器107のカウ
ンタ・リセット出力120は分周カウンタ31のアドレス選
択ラインを既知の開始アドレスにリセットさせる。
変調信号のデータ部分に応答して、プログラミングコ
ード検出器107はそのデータ出力ライン109を変調信号の
データ部分によって指定された状態にセットすると共に
ライン121にEAROMプログラミング制御信号も発生する。
これによりデータ出力ライン109の状態をEAROMの選択さ
れたメモリセルに書込ませる。変調信号からデータビッ
トを受信し、かつそれをEAROMに書込む斯かる処置はプ
ログラムすべきEAROMのすべてのセルに対して繰返えさ
れる。
上述したプログラミングサイクルが一旦完了すると、
コンピュータ97からの変調信号はターン・オフされ、か
つ第7図の回路は通常の動作モードにつき述べたように
機能する。この動作の結果として、タグ9のEAROM93の
プログラミングに対応する信号が位相検波器95の出力端
子に発生し、かつライン111を経てコンピュータ・イン
ターフェースに伝送される。コンピュータ97は斯かる信
号がEAROM93に対する所望なプログラムに一致している
か否かを決定する。それが一致している場合にプログラ
ミング機能は完了する。一致していない場合にはプログ
ラミング機能が繰返えされる。
第8図は、第1図の例におけるAM変調を行うANDゲー
ト43を周波数変調発振器113と置き換える点以外は第1
図と同様な本発明の実施例を示すものである。従って、
周波数変調発振器113はROM39から読取ったライン41のデ
ータによって周波数変調した信号をライン45に発生す
る。ついでこの周波数変調信号を電界を経て伝送する。
固定設備では第1図のAM検波器57に代わるFM復調器115
が第1図につき述べたと同様にして受信され、かつ利用
される周波数変調信号を復調する。
第9図は位相変調および周波数変調の場合に搬送波信
号を局部的に発生させるためにタグに自走発振器を用い
る例を示す。斯種自走発振器は第5図の局部発振器85と
同じ目的を有しており、すなわちタグと固定設備との間
の範囲を、固定設備が電界結合を経てタグから伝送され
る変調信号を依然として検出できる範囲にまで大きくす
ることにある。第9図では、便宜上FMおよびPM変調器を
自走発振器と同じボックス117内に図式的に前後に示し
てある。FM動作の場合には、ライン41のデータを用いて
発振周波数を周波数f1と周波数f2との間で変化させ、f1
は“1"データビットがライン41に存在する場合に伝送
し、f2は“0"データビットがライン41に存在する場合に
伝送させる。このFM動作の場合、変調器は発振器の一部
とすることができる。
位相変調の場合には、ライン41のデータを用いて、第
7図につき述べたような排他的ORゲートを介して局部発
振器の周波数を位相変調して、ライン41に“1"データビ
ットがある場合に第1位相を呈し、かつライン41に“0"
データビットがある場合に第2位相を呈する位相変調信
号を発生させる。
固定設備におけるFMおよびPM受信機は搬送波からデー
タを抽出するために第7図および第8図につき述べたよ
うな適当な周波数または位相検波器を有している。デー
タは一旦検出されると、第1図のAM変調方式につき述べ
たと同じ方法で処理される。
これまで述べた実施例に対し、本発明の範疇から逸脱
することなく多数の変更を加え得ることは当業者に明ら
かなことである。例えば、磁界および静電界結合の作用
を切換えて、電力を磁界を経て固定設備からタグに伝送
し、かつデータワードを磁界によってタグから固定設備
に伝送することができる。さらに、例えば磁界の結合の
ようなある結合を介して電力信号を伝送し、かつ第7図
のEAROM用のプログラミング信号を他の(容量的)結合
を経て伝送することもできる。このような場合には、第
7図のプログラミングコード検出器107内の検出器を静
電アンテナ47に接続し、かつ好ましくはその検出器を斯
様なアンテナによって受信される再プログラミング信号
を復調する構成とする。
場合によっては、タグにおける受動式の電源回路の予
備またはその電源回路の代りとしてタグに蓄電池給電式
の局部発振器を用いるのが望ましいこともある。
本発明は上述した例のみに限定されるものでなく、さ
らに幾多の変更を加え得ることは当業者にとって明らか
である。
フロントページの続き (72)発明者 ゲイスズラー,セオドール,デイ アメリカ合衆国 95030 カリフオルニ ア州 ロス ガトス ラビネ ロード 1519 (72)発明者 シドラウスカス,デイビツド,ピイ アメリカ合衆国 95030 カリフオルニ ア州 サン ホセ プロビンスタウン ドライブ 1589 (56)参考文献 特開 昭57−32144(JP,A) 特開 昭58−66433(JP,A) 米国特許4114151(US,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化情報を記憶し、かつ伝送するための
    回路を有している遠隔給電式の識別システム用携帯ユニ
    ットであって; 符号化情報を記憶する読取専用メモリと; 予め定めた周波数をもち、磁界および電界のいずれか一
    方を介して伝送される信号を受信する第1結合手段と; 前記第1結合手段に接続されて、前記受信信号から前記
    回路によって使用する作動電力を取出すための電力手段
    と; 前記第1結合手段に接続されて、受信された信号の前記
    予め定めた周波数に応答して、前記読取専用メモリから
    前記符号化情報を読取る回路手段と; 搬送波信号を発生する手段と; 前記搬送波信号を前記メモリから読取った符号化情報で
    変調する変調手段と; 前記変調手段の出力端子に接続され、変調された搬送波
    信号を前記磁界および前記電界のうちの他方を介して伝
    送する第2結合手段と; を具え、 前記搬送波信号を発生する手段は、前記予め定めた周波
    数の約数である周波数をもつ搬送波信号を発生し、 前記読取専用メモリから読取る回路手段と前記搬送波信
    号を発生する手段とを共に、前記読取専用メモリのアド
    レスラインに接続された複数の出力端子および前記変調
    手段に接続されたさらにもう1つの出力端子を有する分
    周器で構成し、 前記変調手段は位相変調器を有することを特徴とする携
    帯ユニット。
  2. 【請求項2】前記位相変調器は排他的ORゲートを有する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の携帯ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】符号化情報を記憶し、かつ伝送するための
    回路を有している遠隔給電式の識別システム用携帯ユニ
    ットであって、 符号化情報を記憶する読取り専用メモリと; 予め定めた周波数のRF信号を受信する第1結合手段と; 前記第1結合手段に接続されて、前記受信信号から前記
    回路によって使用する作動電力を取出すための電力手段
    と; 前記第1結合手段に結合された入力端子を有し、受信さ
    れた信号のうちの前記予め定めた周波数を分周し、前記
    メモリのアドレスラインに接続された複数の出力端子を
    有し、前記読取り専用メモリから前記符号化情報を読取
    り、前記予め定めた周波数の約数である周波数をもつRF
    搬送波信号を発生するさらに他の出力端子を有する分周
    器と; 発生したRF搬送波信号および前記メモリから読取った符
    号化情報を受信するように接続された入力端子を有し、
    その搬送波信号を読取った符号化情報で位相変調する排
    他的ORゲートと; 前記排他的ORゲートの出力端子に接続されて、変調され
    た搬送波信号を伝送する第2結合手段と; を具えたことを特徴とする携帯ユニット。
  4. 【請求項4】前記第1結合手段は磁界および電界のいず
    れか一方を介して信号を受信するための磁界/静電結合
    手段であり、前記第2結合手段は前記磁界および前記電
    界のうちの他方を介して符号化情報を伝送するための静
    電/磁界結合手段であることを特徴とする請求の範囲第
    3項に記載の携帯ユニット。
  5. 【請求項5】前記第1結合手段はコイルを有し、前記第
    2結合手段は静電アンテナを有し、前記コイルおよび前
    記静電アンテナを互いにほぼ同一平面に取付けたことを
    特徴とする請求の範囲第3項に記載の携帯ユニット。
  6. 【請求項6】前記コイルおよび前記静電アンテナを互い
    に同軸的に位置させたことを特徴とする請求の範囲第5
    項に記載の携帯ユニット。
  7. 【請求項7】タグ、カード、バッジ、指輪、時計または
    他の同様なタイプの携帯品としたことを特徴とする請求
    の範囲第3項に記載の携帯ユニット。
  8. 【請求項8】符号化情報を記憶し、かつ伝送するための
    回路を有している遠隔給電式の識別システム用携帯ユニ
    ットであって、 符号化情報を記憶する読取り専用メモリと; 予め定めた周波数のRF信号を受信する第1結合手段と; 前記第1結合手段に接続されて、前記受信信号から前記
    回路によって使用する作動電力を取出すための電力手段
    と; 前記第1結合手段に結合された入力端子を有し、受信さ
    れた信号のうちの前記予め定めた周波数を分周し、前記
    メモリのアドレスラインに接続された複数の出力端子を
    有し、前記読取り専用メモリから前記符号化情報を読取
    り、前記予め定めた周波数の約数である周波数をもつRF
    搬送波信号を発生するさらに他の出力端子を有する分周
    器と; 発生したRF搬送波信号および前記メモリから読取った符
    号化情報を受信するように接続された入力端子を有し、
    その搬送波信号を読取った符号化情報で位相変調する位
    相変調手段と; 前記位相変調手段の出力端子に接続されて、位相変調さ
    れた搬送波信号を伝送する第2結合手段と; を具えたことを特徴とする携帯ユニット。
  9. 【請求項9】前記第1結合手段は磁界および電界のいず
    れか一方を介して信号を受信するための磁界/静電結合
    手段であり、前記第2結合手段は前記磁界および前記電
    界のうちの他方を介して符号化情報を伝送するための静
    電/磁界結合手段であることを特徴とする請求の範囲第
    8項に記載の携帯ユニット。
  10. 【請求項10】前記第1結合手段はコイルを有し、前記
    第2結合手段は静電アンテナを有し、前記コイルおよび
    前記静電アンテナを互いにほぼ同一平面に取付けたこと
    を特徴とする請求の範囲第8項に記載の携帯ユニット。
  11. 【請求項11】前記コイルおよび前記静電アンテナを互
    いに同軸的に位置させたことを特徴とする請求の範囲第
    10項に記載の携帯ユニット。
  12. 【請求項12】タグ、カード、バッジ、指輪、時計また
    は他の同様なタイプの携帯品としたことを特徴とする請
    求の範囲第8項に記載の携帯ユニット。
  13. 【請求項13】符号化情報を記憶し、かつ伝送するため
    の回路を有している遠隔給電式の識別システム用携帯ユ
    ニットにおいて、該改良携帯ユニットは: 予め定められた周波数の伝送信号を受信する第1結合手
    段と; 前記第1結合手段に接続されており、前記受信信号から
    前記回路により使用される作動電力を取出すための電力
    手段と; 前記回路を前記第1結合手段に接続し、前記予め定めら
    れた周波数の信号を前記回路のタイミング用クロック信
    号として用いる回路手段と; 前記回路に接続されており、前記回路によって記憶され
    ている符号化情報を伝送する第2結合手段と; を具え、 前記回路は符号化情報記憶用のプログラマブル読取専用
    メモリを有し、 前記プログラマブル読取専用メモリとして電気的に書換
    え可能な読取専用メモリを用い、前記予め定められた周
    波数の信号は変調された搬送波信号であって、前記回路
    は、前記第1結合手段に接続され、プログラミング情報
    を含む前記変調された搬送波信号を検出するためのプロ
    グラミング手段をさらに具え、該プログラミング手段を
    前記電気的に書換え可能な読取専用メモリに接続して、
    該電気的に書換え可能な読取専用メモリを前記プログラ
    ミング情報に応じてプログラミングすることを特徴とす
    る携帯ユニット。
  14. 【請求項14】前記第1結合手段は磁界および電界のい
    ずれか一方を介して信号を受信するための磁界/静電結
    合手段であり、前記第2結合手段は前記磁界および前記
    電界のうちの他方を介して符号化情報を伝送するための
    静電/磁界結合手段であることを特徴とする請求の範囲
    第13項に記載の携帯ユニット。
  15. 【請求項15】前記第1結合手段はコイルを有し、前記
    第2結合手段は静電アンテナを有し、前記コイルおよび
    前記静電アンテナを互いにほぼ同一平面に取付けたこと
    を特徴とする請求の範囲第13項に記載の携帯ユニット。
  16. 【請求項16】前記コイルおよび前記静電アンテナを互
    いに同軸的に位置させたことを特徴とする請求の範囲第
    15項に記載の携帯ユニット。
  17. 【請求項17】タグ、カード、バッジ、指輪、時計また
    は他の同様なタイプの携帯品としたことを特徴とする請
    求の範囲第13項に記載の携帯ユニット。
JP61501081A 1985-01-11 1986-01-10 識別システム用携帯ユニット Expired - Lifetime JP2656246B2 (ja)

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US69084985A 1985-01-11 1985-01-11
US690849 1985-01-11
US816873 1986-01-07

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JPS62501671A JPS62501671A (ja) 1987-07-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4114151A (en) 1976-09-14 1978-09-12 Alfa-Laval Company Limited Passive transponder apparatus for use in an interrogator-responder system

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US4114151A (en) 1976-09-14 1978-09-12 Alfa-Laval Company Limited Passive transponder apparatus for use in an interrogator-responder system

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JPS62501671A (ja) 1987-07-02

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