JP2653160B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2653160B2
JP2653160B2 JP1060570A JP6057089A JP2653160B2 JP 2653160 B2 JP2653160 B2 JP 2653160B2 JP 1060570 A JP1060570 A JP 1060570A JP 6057089 A JP6057089 A JP 6057089A JP 2653160 B2 JP2653160 B2 JP 2653160B2
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plate
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thickness
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信之 加藤
俊彦 大森
明 益田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F3/00Cores, Yokes, or armatures
    • H01F3/02Cores, Yokes, or armatures made from sheets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体制御用電磁弁のステータコアの構造に
関する。
[従来の技術] 流体制御用電磁弁は、例えば米国特許第4392612号公
報に開示されるようなディーゼル燃料噴射ポンプの高圧
燃料リターン通路を開閉する電磁スピル弁等として使用
される。
従来の流体制御用電磁弁の構造を第3図、第4図に示
す。
図において、ハウジング2は両端閉鎖の筒体で、その
上半部内にはステータコア1が配され、該ステータコア
1の両側部に設けたコイルボビン4には電磁コイル3が
巻回されて駆動部を構成している。
ステータコア1は第5図に示す如く断面E字形状で、
中央部には貫通穴11が形成されている。ハウジング2の
下半部内には、上記貫通穴の11の延長線上に流体流入路
6が形成してあり(第3図)該流入路6内に、ニードル
弁5が上下動自在に配されている。ニードル弁5の上端
部は上記貫通穴11内に延びており、その上方の貫通穴11
内に配されたリターンスプリング7により下方に付勢さ
れて、上記電磁コイル3に通電しない状態では、流入路
6と該流入路6外周に設けた流出路8とが連通するよう
になしてある。電磁コイル3に通電するとニードル弁5
は上方に力を受け、ニードル弁5先端の大径部51が、流
入路6内周壁に設けた弁座61に当接してこれを閉鎖す
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、電磁弁を高速作動させるためには、駆動電
流に対する磁束発生の応答性を良くするために、ステー
タコア1を積層構造とするのがよいことが知られてお
り、通常はステータコア1を複数のE字形の板材12を積
層して構成し(第5図)リベット13で固定している。
これは、ステータコア1を一体に成形すると、電磁コ
イルに通電することによりステータコア1内に大きな渦
電流が発生して磁束増加を抑制するからで、ステータコ
ア1を薄い板材の積層体とすることによりこの渦電流を
流れにくくし応答性を向上させることが可能となる。
しかしながら、このような積層構造では、ステータコ
ア1中央部の貫通穴11を、板材12の重ね方向と垂直な方
向に開けることになるため加工が難しく、また複数の板
材12がバラバラにならないよう特殊な治具で押える必要
がある。さらに貫通穴11形成時にでるバリや切粉が積層
板間に入込まないように細心の注意を払う必要があるな
ど、製作が容易でなかった。
しかして、本発明の目的は、ステータコアの製作加工
が容易で、しかも優れた性能を有する電磁弁を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明では、ステータコ
アを複数の板材を積層して構成し、かつ上記穴が位置す
る中央部の板材の板厚を周辺部の板材の板厚より厚く形
成してある。
[作用] 上記構成においては、穴が位置する中央部の板材の板
厚を周辺部の板材の板厚より厚く形成したので、穴の形
成が容易にでき、また、バリや切粉が板材間に入り込む
ことも防止される。しかも、中央部の板材のみ厚くした
ので、性能の低下は抑制される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図で説明する。図は本
発明の電磁弁において用いられるステータコア1であ
り、他の構造は第3図で示した従来の電磁弁と同様であ
る。
図において、ステータコア1は、板厚の厚いE字形状
の金属板材14の両側に、該板材14と同一形状でこれより
板厚の薄い金属板材15をそれぞれ複数枚積層してなる。
これら板材14、15は板面の2か所をリベット13にて固定
してあり、また、中央部の板材14には、中央に上下方向
に延びる貫通穴11が形成してある。
このステータコア1を作製する場合には、まず、板厚
の厚い板材14の中央に貫通穴11を加工する。次いで板材
14の両側に板厚の薄い板材15を所定枚数配し、リベット
13で固定する。このように、中央部の板材14の板厚を貫
通穴11の直径より厚く形成し、予め板材14に穴開け加工
した後、積層体とすることにより、特殊な治具を使用す
る必要がなくなり、加工が容易にできる。また、バリや
切粉が板材間に入り込むおそれもない。
なお、この時、中央部の板材14の板厚を、貫通穴11の
直径より厚く形成する必要は必ずしもなく、中央部の板
材14が周辺部の板材15より厚ければよい。中央部の板材
14の板厚が厚くなれば、その分バリや切粉が入り込む間
隙は減少し、従来の構造に比べはるかに加工が容易とな
るので、本発明の目的は十分達成される。
ところで、ステータコア1を構成する板材の板厚を厚
くすることは、一般には、前述したように渦電流の増加
による応答性の低下につながり、電磁弁の性能が低下す
ることが懸念される。しかしながら、上記構造のステー
タコア1では、中央部の板材14の板厚を厚くしても性能
への影響はほとんどないことが確認されている。その理
由を以下に述べる。
積層構造のステータコアを使用する電磁弁において、
ステータコア1の中央部に貫通穴11を加工することは有
効な磁極面積が減ることになり、貫通穴11を設けない場
合に比し吸引力が低下し効率が悪い。これは、積層コア
においては、磁束は一枚の板材の内部に限ってよく流
れ、板材間には流れにくい性質があるからで、従って、
貫通穴11によって板材が分断される中央部の板材14(第
2図)を流れる磁束はもともと周辺部の板材15に比べは
るかに小さい。
ここで、磁束が変化するとき発生する渦電流の大きさ
は、一般に磁束密度の変化率に比例する。中央部の板材
14に発生する渦電流について検討すると、板材14の中央
部141における磁束密度の変化率は、周辺部の板材15の
磁束密度とほぼ変りはないが、この部分では貫通穴11を
形成したことにより板幅が狭くなって抵抗が増大し、渦
電流は流れにくくなる。また、板材14の両側部142では
磁束密度が周辺部より小さく、磁束密度の変化率も低い
ので、発生する渦電流は極めて小さい。よって中央部の
板材14の板厚を厚くしても発生する渦電流が大きく増大
することはなく、高応答性が期待できる。なお、この結
果は実験によっても確認されている。
上記実施例ではスプリングを収納する穴は貫通穴であ
ったが、貫通穴でなくてもかまわない。
[発明の効果] 以上のように、本発明の電磁弁は、ステータコアを積
層構造とし、スプリング収納用の穴が位置する中央部の
板材の板厚を周辺部の板材の板厚より厚く形成したの
で、穴あけ加工が容易にできる。また、バリや切粉で板
材間に入込むことがなく、バリ取り等の後加工が容易で
あり、しかも応答性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すステータ
コアの全体斜視図、第3図は従来の電磁弁の全体断面図
で第4図のIII−III線断面図、第4図は第3図のIV−IV
線断面図、第5図は従来のステータコアの全体斜視図で
ある。 1……ステータコア 11……貫通穴(穴) 14……中央部の板材 15……周辺部の板材 3……電磁コイル 5……ニードル弁(弁体)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−45956(JP,A) 特開 平2−98905(JP,A) 実開 昭63−168376(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコアと、該ステータコアに巻回さ
    れた電磁コイルと、上記電磁コイルによって駆動されて
    流路の開閉を行う弁体と、上記ステータコアの中央部に
    形成され、弁体を付勢するスプリングを収納する穴とを
    有する電磁弁であって、上記ステータコアを複数の板材
    を積層して構成し、かつ上記穴が位置する中央部の板材
    の板厚を周辺部の板材の板厚より厚く形成したことを特
    徴とする電磁弁。
JP1060570A 1989-03-13 1989-03-13 電磁弁 Expired - Lifetime JP2653160B2 (ja)

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JPH02240473A JPH02240473A (ja) 1990-09-25
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