JP2652571B2 - 磁気カード - Google Patents

磁気カード

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JP2652571B2
JP2652571B2 JP1124765A JP12476589A JP2652571B2 JP 2652571 B2 JP2652571 B2 JP 2652571B2 JP 1124765 A JP1124765 A JP 1124765A JP 12476589 A JP12476589 A JP 12476589A JP 2652571 B2 JP2652571 B2 JP 2652571B2
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JP
Japan
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magnetic
card
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magnetic layer
irregular
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JP1124765A
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清史 荒間
恒夫 塚越
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Anritsu Corp
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Anritsu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <本発明の産業上の利用分野> 本発明は、磁気カードのカード基板の一面に設けられ
た磁性層に帯状に記録されたデータと識別コードとを再
生し、そのデータの再生信号の波高値間の大小比較結果
と識別コードとを照合してカードの真偽を判定する磁気
カード識別方式に用いる磁気カードに関する。
<従来技術> 磁気カードの普及によって機器の利用や支払い等が非
常に便利になっているが、この磁気カードの読書きを行
う装置等も大量に製造されており、このような装置によ
って磁気カードの偽造が比較的容易にできる状況にあ
る。
このような偽造を防ぐため、例えば第2図に示すよう
に、磁気カードの磁気記録帯に記録したデータの再生信
号の波高値(a1、a、……)を隣合うもの同士で比較し
て、その比較結果に応じて、「1」、「0」の検出コー
ドを作成し、この検出コードをそのカード固有の識別情
報として磁気記録帯にデータとともに記録し、カード読
み取りの際にはデータの再生信号の波高値間の大小を比
較して作成したコードと、その磁気カードから読み取っ
た識別コードとを照合してカードの真偽を判定する磁気
カード識別方式が本願出願人によって提案されている
(特開昭63−7563号)。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、前記の識別方式は、磁気カードの磁性
体のバラツキ等に起因して再生信号のレベルが一定にな
らないことを利用したものであるが、磁性体の製造技術
の進歩は著しく、磁性体のバラツキ等が非常に少なくな
り、前記ようなレベル差が生じにくく、この識別方式が
使用できないという問題があった。
本発明はこの問題を解決した磁気カードを提供するこ
とを目的としている。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するために、本発明の磁気カードは、 磁気カードのカード基板の一面に設けられた磁性層に
帯状に記録されたデータと識別コードとを再生し、該デ
ータの再生信号の波高値間の比較結果と前記識別コード
とを照合してカードの真偽を判定する磁気カード識別方
式に用いる磁気カードにおいて、 前記カード基板の前記磁性層を設ける面には、前記磁
性層の厚さが前記データを記録再生する位置に対してば
らつくように、不規則で微細な凹凸を前記記録再生方向
に連続的に設けるとともに、 前記カード基板の不規則で微細な凹凸の上に設けられ
る磁性層を、その残留磁束密度が前記データを記録再生
する位置に対してばらつくように、残留磁束密度の異な
る異種の磁性粉が不規則に混在する磁性体によって形成
している。
<作用> このようにしたため、この磁気カードの磁性層にたと
え一定の強さでデータを書き込んでも、カード基板の不
規則で微細な凹凸による磁性層の厚さのばらつきと、そ
の凹凸な部分に設けられる磁性層自体の残留磁束密度の
ばらつきによって、そのデータの再生信号の波高値の位
置に対するばらつきが顕著となり、この波高値間の大小
比較結果によって得られるデータを利用したカード識別
を正確に行える。
<本発明の実施例> 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。第
1図は、一実施例の磁気カード30をその記録再生方向と
直交する方向からみた断面図である。
第1図において、プラスチック等で規定の形状に形成
されたカード基板31の一方の面31aは、基板加工時に例
えばブラッシング加工によって非常に粗な状態、即ち、
不規則で微細な凹凸がデータ等の記録再生方向に沿って
連続的に形成された状態に仕上げられている。
この面31aには、磁性層32がその表面の高さが一定と
なるように設けられている。磁性層32は、第1の磁性体
33(バリウムフェライトBaO・6Fe2O3あるいはストロン
チウムフェライトSrO・Fe2O3等の酸化鉄の磁性粉からな
る)の中に、より残留磁束密度の大きな第2の磁性体34
(例えばサマリウムコバルト系SmCo5、あるいは希土類
・鉄・ボロン系Ndx・Fey・Bzの磁性粉)を不規則に混入
させたものである。
したがって、この磁気カード30の磁性層32の厚さは、
カード基板31の不規則で微細な凹凸によって、データ等
を記録再生する位置に対してばらつくことになり、磁性
層32自体の残留磁束密度も、第1の磁性体に対する第2
の磁性体34の不規則な位置への混入によって、記録再生
する位置に対してばらつくことになる。
この磁性層32の厚さのばらつきは、磁性層32の磁性体
の成分がたとえ一様であっても再生信号の波高値を適度
にばらつかせ、また、磁性層32の磁性体の成分のばらつ
きは、その磁性層の厚みがたとえ一定であっても、再生
信号の波高値を適度にばらつかせるから、この磁気カー
ド30の磁性層32に対してデータを一定の強さで帯状に記
録して再生した場合、磁性層32の厚さと第2の磁性体34
の混入位置のばらつきの作用によって、データの再生信
号の波高値間のレベル差が顕著となり、前述の識別方式
によるカード識別を高い確率で行うことができる。
<本発明の効果> 以上説明したように、本発明の磁気カードでは、カー
ド基板の磁性層を設ける面に、その磁性層の厚さがデー
タの記録再生する位置に対してばらつくように、不規則
で微細な凹凸を記録再生方向に連続的に形成し、その凹
凸部分上に設ける磁性層を、その磁性層自体の残留磁束
密度がデータを記録再生する位置に対してばらつくよう
に、残留磁束密度の異なる異種の磁性粉が不規則に混在
する磁性体によって形成したので、データの再生信号の
波高値の位置に対するばらつきが顕著となり、波高値間
のレベルの大小比較結果とそのデータとともにカードに
記録されている識別コードとの照合結果でカードの真偽
を判定する識別方式に用いて、カードの識別を非常に高
い確率で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の磁気カードを示す断面
図、第2図は、磁気カードの識別方式を説明するための
再生信号を示す図である。 30……磁気カード、31……カード基板、32……磁性層、
33……第1の磁性体、34……第2の磁性体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気カードのカード基板の一面に設けられ
    た磁性層に帯状に記録されたデータと識別コードとを再
    生し、該データの再生信号の波高値間の比較結果と前記
    識別コードとを照合してカードの真偽を判定する磁気カ
    ード識別方式に用いる磁気カードにおいて、 前記カード基板の前記磁性層を設ける面には、前記磁性
    層の厚さが前記データを記録再生する位置に対してばら
    つくように、不規則で微細な凹凸を前記記録再生方向に
    連続的に設けるとともに、 前記カード基板の不規則で微細な凹凸の上に設けられる
    磁性層を、その残留磁束密度が前記データを記録再生す
    る位置に対してばらつくように、残留磁束密度の異なる
    異種の磁性粉が不規則に混在する磁性体によって形成し
    たことを特徴とする磁気カード。
JP1124765A 1989-05-17 1989-05-17 磁気カード Expired - Lifetime JP2652571B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2759747B2 (ja) * 1993-10-22 1998-05-28 株式会社巴川製紙所 磁気記録媒体とその製造方法
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JPS531305B2 (ja) * 1975-12-22 1978-01-18
JPS63308724A (ja) * 1987-06-09 1988-12-16 Toppan Moore Co Ltd 磁気記録媒体

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