JP2649513B2 - 高精度位置決め装置 - Google Patents

高精度位置決め装置

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JP2649513B2
JP2649513B2 JP61162559A JP16255986A JP2649513B2 JP 2649513 B2 JP2649513 B2 JP 2649513B2 JP 61162559 A JP61162559 A JP 61162559A JP 16255986 A JP16255986 A JP 16255986A JP 2649513 B2 JP2649513 B2 JP 2649513B2
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stop
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晴弘 常田
秀行 小田切
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真一 後藤
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、ディジタルサーボ方式の高精度位置決め装
置に関する。
従来技術 この種のディジタルサーボ方式では、制御対象のモー
タにロータリエンコーダが直結されており、CPUなどの
制御回路から指令速度パターンに応じた所定の周波数の
パルスが送り指令値として可逆カウンタに入力される。
この可逆カウンタは、指令パルスを入力とし、上記ロー
タリエンコーダの出力パルスをフィードバック信号と
し、その偏差をD−A変換器を経て、上記モータの速度
サーボ増幅器に出力している。このようにして、速度サ
ーボ増幅器は、可逆カウンタのパルス数に比例した電圧
を速度信号として、モータを駆動していくことになる。
この間に、上記可逆カウンタの偏差が「0」になる
と、これに追従して速度信号も「0」となるため、モー
タは、目標の位置で、自動的に停止する。
ところで、上記制御対象のモータの停止精度は、ロー
タリエンコーダおよび制御回路の1パルス分に相当して
いる。したがって、停止位置の高精度化は、ロータリエ
ンコーダの分解能を高めることにより達成できる。しか
し、ロータリエンコーダの分解能が高くなると、これに
対応してモータの1回転当たりのパルス数が増加するた
め、可逆カウンタの容量を大きくしないと、適切な対応
ができなくなる。また、これに応じてD−A変換器や速
度サーボ増幅器の分解能も高める必要があるため、制御
系やサーボ系自体の設計変更が必要となり、また各制御
要素が高価なものとなるため、組み込み対象との関係
で、実用化に限界がある。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、制御系の要素やフィー
ドバック系の構成要素について分解能を高くしないま
ま、制御対象の停止時の位置決め精度を高めることであ
る。
発明の解決手段 そこで、本発明は、ロータリエンコーダの2相パルス
に着目し、その2相パルスの組み合わせ状態と、予め指
定したパルス位相とを比較し、これらの比較結果の一致
状態に応じて、制御対象の停止位置を決定するようにし
ている。
これの具体化のために、本発明は、第1の比較手段と
しての可逆カウンタとD−A変換器との間に停止制御器
を介在させ、この停止制御器中の第2の比較手段で、設
定値とロータリエンコーダからの2相の信号の位相を比
較している。そして、停止制御器中の停止制御手段は、
可逆カウンタの計数値が「0」であり、しかも上記第2
の比較手段の比較結果が一致しているときにのみ、停止
のための制御信号を後段の制御系に送る。この結果、こ
のような制御系では、カウント値の1偏差に対応する停
止域が2相のパルス出力の組み合わせの数の分だけ分割
されるため、制御系やサーボ系が高精度化のものとして
構成されていなくても、停止時の位置決め精度が高めら
れることになる。
なお、可逆カウンタのカウント値が「0」以外であれ
ば、上記停止制御器は、可逆カウンタの位置偏差をその
まま次段のD−A変換器に送り込んでいる。したがっ
て、停止時以外の制御は、従来のディジタルサーボ方式
と同様に動作する。
発明の構成 第1図は、本発明のディジタルサーボ方式の高精度位
置決め装置1を示している。この高精度位置決め装置1
は、指令値Aを1つの入力とする第1の比較手段として
の可逆カウンタ2、本発明の特徴的な部分としての停止
制御器3、D−A変換器4、および速度サーボ増幅器5
および制御対象の回転部材としてモータ6を順次直列に
備えている。
そして、上記モータ6に速度サーボ系の速度検出器7
およびディジタルフィードバック系のロータリエンコー
ダ8がそれぞれ機械的に連結されている。この速度検出
器7は、タコジェネレータなどであり、速度サーボ増幅
器5の入力側の加え合わせ点9に接続されている。ま
た、ロータリエンコーダ8は、モータ6の回転方向を検
出するために、例えば90度の位相差で2相のパルス出力
B1、B2を発生し、これを上記停止制御器3およびエンコ
ーダインターフェイス10を経て、上記可逆カウンタ2の
他方の入力端に送り込む。
次に第2図は、上記停止制御器3の内部の構成を示し
ている。この停止制御器3は、停止制御手段としてのデ
ータセレクタ11および第2の比較手段としてのマグニチ
ュードコンパレータ12のほか、ゼロ検出回路13を備えて
いる。
上記データセレクタ11は、ROMなどによって構成され
ており、停止時の制御信号Gとして、予め複数例えば3
つの「0」パターン、「+1」パターンおよび「−1」
パターンなどを記憶しており、上記マグニチュードコン
パレータ12の比較結果に応じて、上記パターンのうちい
ずれか1つを選択的に出力する。また、上記ゼロ検出回
路13は、可逆カウンタ2と、データセレクタ11との間に
介在し、モータ6の停止すべき位置、すなわちカウント
値「0」を検出している。また、マグニチュードコンパ
レータ12は、CPUなどで構成されており、予め入力され
た設定値Hと、ロータリエンコーダ8からのパルス出力
B1、B2との大小関係を比較し、その結果に応じて、デー
タセレクタ11の選択動作を指定するために設けられてい
る。なお、マグニチュードコンパレータ12の入力側のエ
クスクリューシブオアゲート14は、パルス出力B1、B2の
実際の位相の順番を揃えるために設けられている。
発明の作用 最初に、オペレータによってマグニチュードコンパレ
ータ12の一方の入力端に、上記ロータリエンコーダ8か
らの複数のパルス出力の位相関係を予め規定した設定値
Hとして、例えば「1、0=2」の定義が入力される。
またオペレータは、パルス出力B1、B2の4通りの組み合
わせについて後記の表に示すような大きさの数値Bを設
定するとともに、データセレクタ11に制御信号Gとして
「0」パターン、「−1」パターン、および「+1」パ
ターンをそれぞれ記憶させる。
さて、最初に制御系に、制御回路側から指令値Aが可
逆カウンタ2の一方の入力端に与えられる。この初期の
状態では、そのカウント値Cが「0」でないため、その
カウント値Cの値は、そのまま停止制御器3を通過し、
D−A変換器4によりアナログ量の指令信号Dとなっ
て、速度サーボ増幅器5に送り込まれる。そこで、速度
サーボ増幅器5は、指令信号Dに比例する駆動信号Eを
発生し、これによって制御対象のモータ6の回転速度を
決定し、それを回転させる。このモータ6の回転速度
は、速度検出器7によって検出され、速度フィードバッ
ク信号Fとして加え合わせ点9に負帰還される。一方、
モータ6の回転量は、ロータリエンコーダ8によって、
第3図に示すようなパルス出力B1、B2のパルス数として
検出され、そのうちパルス出力B1は、エンコーダインタ
ーフェイス10を経て、可逆カウンタ2の他方の入力端に
減算値として帰還される。このようにして、可逆カウン
タ2のカウント値Cは、設定値Aと実際の回転量との差
に対応する偏差値となるため、それ以降に、モータ6
は、その偏差値に比例した状態で制御されることにな
る。
ところで、可逆カウンタ2のカウント値Cが「0」と
なったとき、モータ6は、第3図に示す停止域にあり、
その停止域で不位置決めの状態になる。この状態のと
き、ゼロ検出器13は、「0」のカウント値Cを一致信号
として検出し、データセレクタ11に、停止制御のために
1つの条件を与える。
一方、マグニチュードコンパレータ12は、パルス出力
B1、B2の組み合わせに基づく大きさの数値Bと設定値H
とを比較し、その比較結果に応じて、一致時に一致信号
をデータセレクタ11に他の1つの選択条件として出力し
ている。
そこで、データセレクタ11は、(H−B)>0のと
き、制御信号Gから「+1」パターンを出力し、また
(H−B)<0のとき、「−1」パターンを出力し、さ
らに一致信号の発生時つまり(H−B)=0のときに
「0」パターンを高精度位置決め停止のための制御出力
として出力する。
この結果、第3図に示すように、制御対象のモータ6
の停止域すなわちカウント値C=0の範囲が4分割さ
れ、その分割後の停止範囲(「0」のパターンの制御出
力の発生範囲)で、モータ6の停止位置が決定される。
このため、この制御系でのモータ6の位置決め精度は、
従来のものに比較して4倍に高められていることにな
る。しかも、この実際の停止位置は、設定値Hの数値設
定によって、カウント値C=0の1/4の範囲で自由に設
定できる。
なお、既に述べたように、上記エクスクリューシブオ
アゲート14は、数値Bの設定との関係で、「0→1→3
→2」の変化を「0→1→2→3」の関係に直すために
設けられており、必要に応じて省略することもできる。
発明の変形例 上記実施例は、ロータリエンコーダ8からの2相パル
スの出力B1、B2を利用しているが、この異なる位相のパ
ルス出力の数は、2相に限らず、3以上であってもよ
い。このように位相の数が多くなれば、それだけ停止域
の分割数が多くなるため、高い精度の停止位置が確保で
きる。また、上記データセレクタ11は、一般的な回路要
素として、ROMなどによって構成されるが、上記実施例
のように2相のパルス出力B1、B2に対しては、単なるエ
クスクリューシブオアゲートとパターン発生回路などの
組み合わせによっても実現できる。
発明の効果 本発明では、ディジタル制御系や、フィードバック系
の制御要素の精度を高めることなく、制御対象の位置決
め精度が停止域の分割数に応じて高められ、またこのよ
うな効果が従来の制御系に停止制御器を追加するのみで
実用化できるため、高精度の位置決め精度が安価に、し
かも従来装置の一部改良のみで具体化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高精度位置決め装置のブロック線図、
第2図は停止制御器のブロック線図、第3図は動作時の
波形図である。 1……高精度位置決め装置、2……可逆カウンタ、3…
…停止制御器、4……D−A変換器、5……速度サーボ
増幅器、6……モータ、8……ロータリエンコーダ、11
……データセレクタ、12……マグニチュードコンパレー
タ、13……ゼロ検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−100818(JP,A) 特開 昭61−120968(JP,A) 特開 昭59−208614(JP,A) 特開 昭56−121108(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転部材に設けられ位相のずれた複数のパ
    ルス出力を発生するロータリエンコーダと、指令値と上
    記ロータリエンコーダのパルス出力の値とを比較して、
    それらの一致時に一致信号を発生する第1の比較手段と
    を備え、上記第1の比較手段の一致信号により上記回転
    部材の停止制御をする位置決め装置において、 予め上記ロータリエンコーダからの複数のパルス出力の
    位相関係を規定した設定値と上記ロータリエンコーダか
    らの複数のパルス出力の位相とを比較する第2の比較手
    段と、 上記第1の比較手段が上記一致信号を出力するまでは上
    記第1の比較手段の出力をそのまま次段に送ると共に、
    上記第2の比較手段の出力が入力するようになされてお
    り、上記第1の比較手段が上記一致信号を出力し、か
    つ、上記第2の比較手段が上記設定値と上記ロータリエ
    ンコーダからの複数のパルス出力の位相とが一致した一
    致信号を出力したとき、上記回転部材を停止させるため
    の制御出力を出力する停止制御手段とを備え、 上記第1の比較手段の一致信号と上記第2の比較手段の
    一致信号とにより上記回転部材を停止させることを特徴
    とする高精度位置決め装置。
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US4599547A (en) * 1984-10-23 1986-07-08 Ncr Canada Ltd-Ncr Canada Ltee Fine-coarse positioning control system with easy adjustment
JPH0619368B2 (ja) * 1984-11-19 1994-03-16 松下電器産業株式会社 回転方向パルスの発生回路

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