JP2649007B2 - 線材の端部に丸みを付ける方法及び装置 - Google Patents
線材の端部に丸みを付ける方法及び装置Info
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Description
付ける製造方法及びその装置に関するものである。
ばその線材が利用されている所により、例えばブラジャ
ーの芯線(材)としての使用の場合には、芯線が布地の
所定の位置に縫い込まれているが、使用状態などによ
り、直角に切断された端部が突き出ると身体を傷つける
恐れがあり、そのために、布から突き出ないように芯線
の経よりも2倍大きい樹脂の丸みを付して安全性を考慮
している。
樹脂を付着しただけで製造しているために、どうしても
樹脂部分が外れてしまい、先鋭な角を有する端部が布か
ら突き出る事故があった。そのために、身体を傷つける
原因となっていた。ぺンチなどで切断した先鋭的な角を
防ぐために、電気的溶断を考え出したが、電気的な溶断
時に赤熱した部分が空気の酸素と化合して、その部分が
飛び散ってしまい、溶断面には、ペンチなどで切断した
と同様に先鋭化していた。
材にて丸みを付けることで、安全性の向上を図ることを
目的とするものである。
付ける方法は、線材の溶断箇所の前後に一対の咥え具に
て支持し、この咥え具間の線材を包むように不活性ガス
を供給すると共に、咥え具から線材に電流を流して該線
材を溶断して端部に丸みが付けられ、更にこの丸みに合
成樹脂を付着させたことにある。また、この発明の線材
の端部に丸みを付ける装置は、線材を支持する2つの咥
え具と、この両咥え具を介して線材に電流を流す電流制
御手段と、線材の溶断箇所へ不活性ガスを供給する不活
性ガス供給装置と、溶断された線材の端部に合成樹脂を
付着させる合成樹脂付着装置を持つことにある。
て咥え具間の線材に包むように不活性ガス供給装置から
不活性ガスが供給し、電流制御手段から両咥え具を介し
て電流を線材に流すと、該線材が溶断して、線材の端部
に該線材の素材で丸みが形成される。そして、端部の丸
みを大きくするために合成樹脂付着装置により合成樹脂
を付着することも行われる。
る。図1において、線材1は、使用されるものに対応し
て所望の形状となっており、図示しない形成装置を経て
線材1の端部に丸みを付ける装置2に供給される。この
装置2は、一対の咥え具3,3を有し、適宜な間隙を有
して配されている。この咥え具3,3は駆動部4,4に
て口部が3a,3bが開いたり閉じたり制御される。し
たがって、制御装置5から電線6,6を介して制御出力
が伝えられ、もって駆動部4,4が稼動され、咥え具
3,3が開又は閉となり、線材1を咥えることができ
る。
線7,7を介して線材溶断用の電流が供給されるように
なっており、咥えられた線材1は下記のように溶断され
る。
置2には、アルゴン窒素などの不活性ガスを供給する不
活性ガス供給装置9が設けられている。この不活性ガス
供給装置9は、前記咥え具3,3間で近傍に開口するノ
ズル10と、このノズル10へ不活性ガスの供給を制御
する電磁弁11と、不活性ガスタンク12及び前記電磁
弁11を制御する制御回路13とより成っている。した
がって、電磁弁11が開かれると、不活性ガスはノズル
10より吹出され、咥え具3,3で咥えられている線材
1を包むようになる。
をつけるには、図1に示すように、所望の形状に加工さ
れた線材1を咥え具3,3にて咥える。咥え具3,3間
の線材1の中程が溶断箇所で、この溶断箇所へ電磁弁1
1を開けてノズル10より不活性ガスを吹出させる。こ
の吹出によって、前記線材1は包まれるようになり、そ
の後制御装置5より電流が咥え具3,3に流される。こ
れによって線材1に流れ加熱され溶断される。この溶断
によって、図2に示すように、線材1の端に丸み14,
14が付けられる。これは不活性ガスがあるために、赤
熱された線材1が酸素と反応せず、素材が表面張力など
によって溶断された双方によって固まるからである。な
お、断面積2mm2 ぐらいですと、1〜2秒ぐらいで溶断
される。そして、3秒ぐらいで冷却する。
いられる用途によっては、丸みを大きくしたい場合、下
記のように丸みの上に更にエポキシ等の合成樹脂を付着
させる。即ち、図3に示すように、合成樹脂付着装置1
5は、切断されて両端部に丸み14,14を持つ前記線
材1を保持し移動させるつかみ具16と、丸み14,1
4上に合成樹脂を付着させるために樹脂を入れた合成樹
脂槽17とより成り、つかみ具16にて両端に丸み1
4,14を付した線材1をつかんで、その後に両端の丸
み14,14を合成樹脂槽17内につける。これにより
丸み14,14の上に樹脂層が出来て、丸みを拡大する
ことができる。
の加工について説明しているが、線材1とは、例えばブ
ラジャーに用いられる芯材であったり、または、傘の骨
であったりするものである。
ば、電気溶断時に、不活性ガスを供給することで、溶断
部の酸化が防がれて、線材の端部に該線材自身で丸みが
形成される。そして、端部の丸みを大きくする時には、
合成樹脂を付着することにて容易に拡大することができ
る。
略図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 線材の溶断箇所の前後に一対の咥え具に
て支持し、この咥え具間の線材を包むように不活性ガス
を供給すると共に、咥え具から線材に電流を流して該線
材を溶断して端部に丸みが付けられ、更にこの丸みに合
成樹脂を付着させたことを特徴とする線材の端部に丸み
を付ける方法。 - 【請求項2】 線材を支持する2つの咥え具と、この両
咥え具を介して線材に電流を流す電流制御手段と、線材
の溶断箇所へ不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置
と、溶断された線材の端部に合成樹脂を付着させる合成
樹脂装置を持つことを特徴とする線材の端部に丸みを付
ける装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5131446A JP2649007B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 線材の端部に丸みを付ける方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5131446A JP2649007B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 線材の端部に丸みを付ける方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06315773A JPH06315773A (ja) | 1994-11-15 |
JP2649007B2 true JP2649007B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=15058148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5131446A Expired - Lifetime JP2649007B2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 線材の端部に丸みを付ける方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649007B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6093148B2 (ja) * | 2012-10-30 | 2017-03-08 | 菊水化学工業株式会社 | 複合断熱材、及び複合断熱材に用いられるモルタル組成物用材料 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6216832A (ja) * | 1985-07-12 | 1987-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 芯線切断装置 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5131446A patent/JP2649007B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06315773A (ja) | 1994-11-15 |
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