JP2648085B2 - 鉄筋コンクリート建造物用の鉄筋ジョイント - Google Patents

鉄筋コンクリート建造物用の鉄筋ジョイント

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JP2648085B2
JP2648085B2 JP6015483A JP1548394A JP2648085B2 JP 2648085 B2 JP2648085 B2 JP 2648085B2 JP 6015483 A JP6015483 A JP 6015483A JP 1548394 A JP1548394 A JP 1548394A JP 2648085 B2 JP2648085 B2 JP 2648085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート建造
物用の鉄筋ジョイント、特に相互に平行に又は交差して
配設されている鉄筋を相互に固定するための縦筋ジョイ
ント及び柱用ジョイント並びに横筋ジョイントに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の極普通の鉄筋コンクリート建造物
にあっては、互いに交差する鉄筋同士を直径約0.8m
mの鉄線からなる鉄束線で縛りつけて結合させる方法と
か、交差する鉄筋個所を電気溶接によって結合される方
法とが知られている。しかしながらこの第1の方法では
鉄束線で縛っただけなので、相互の鉄筋を完全には固定
出来ず、縛り終わった時に鉄筋にズレが生じたり、コン
クリートを流し込む時に鉄筋ズレが生じ、結局建造物の
強度が著しく弱くなったり、コンクリートのヒビ割れの
原因になったりという欠点があった。
【0003】また鉄筋を電気溶接によって固定する第2
の方法では、鉄筋自体にはかなりの鋼材が入っているた
めに溶接によって溶接個所の材質が変わり鉄筋が脆くな
るために、建造物の強度がかなり減少する。更に昨今で
はコンクリート建造物の建築にあたってはその建造物を
解体する時のことに予め考慮が払われるようになってき
た。既設の鉄筋コンクリート建物の鉄筋に高電流を流し
て鉄筋に抵抗熱を発生させコンクリートの内部より破壊
を起こさせ、解体を容易にする仕方が知られている。し
かしながら先に述べた鉄束線で縛る方法では高電流を流
した時に結合個所に思ったような破壊が起こらない。そ
の理由は、結合個所が破壊される前に鉄束線が部分的に
融けてしまうからである。
【0004】この様な極普通の従来技術を改善するため
に、本発明者は本願の先願に関わる特開昭63−603
51号公報において、交差する鉄筋が収まるに充分な幅
の複数個の切欠きスリットを有する円筒状の金具本体
と、前記切欠きスリットを設けたために部分円弧状に残
され且つ両鉄筋のそれぞれに対して直角を成す方向に延
びるような脚体を外側から留める脚体留めリングと、脚
体の内側に設けた内ネジに係合する鉄筋固定ネジとから
成る鉄筋ジョイント金具を提案した。
【0005】この発明により、それ以前の冒頭に述べた
2種の従来法の欠点、即ち鉄筋ズレや建造物強度の低下
等の欠点は回避された。また建造物を解体する必要があ
る時に高電流を流しても容易に溶融してしまわないの
で、コンクリートの内部破壊には好都合であった。しか
しこの鉄筋ジョイント金具は、総体的には従来極普通の
ものに比べて、機能において極めて好ましいのである
が、その構造が複雑であるという難点が有る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、冒頭に記載
した種類の鉄筋ジョイントの強度を高め、その構成を加
工上及び操作上において簡素化することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段により解決
される。
【0008】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1、図2及び図3は縦筋ジョイントの第1の実施
例を示す。縦筋ジョイント上21は鉄筋を保持するため
に2つ連続した半円形の本体2を有し、本体の縦方向の
両端の範囲に縦筋ジョイント上21の内方に突出するウ
エブ23が形成されている。ウエブ23はプレス加工に
よる突き出しによって形成されることができる。本体2
2の両側にはブラケット24が本体22と一体的に形成
されておりブラケット24はブラケット24の一端にそ
れぞれねじ用孔25が設けられている。ブラケット24
の他端は後で説明する縦筋ジョイント下31のフック部
分36と共働する。本発明22のウエブ23に隣接して
ねじ孔27が設けられており、このねじ孔27にはねじ
29がねじ込まれ、ねじ29は締付けられた状態で鉄筋
A及びBのそれぞれ隣接する両リブa、aの間及び隣接
する両リブb、bの間に突き当てられて鉄筋の係止に役
立つ。本体22の中央部の空気抜き溝28は縦筋ジョイ
ント上21と縦筋ジョイント下31とを結合する際に鉄
筋A及びBとの間の空隙に残る空気を排出するためのも
のである。
【0009】縦筋ジョイント下31も鉄筋を保持するた
めに2つ連続した半円形の本体32を有し、本体の縦方
向の両端の範囲に縦筋ジョイント下31の内方に突出す
るウエブ33が形成されている。ウエブ33はプレス加
工による突き出しによって形成されることができる。本
体32の一方の側にはブラケット34が本体32と一体
的に形成されておりブラケット34はブラケット34の
一端にそれぞれ縦筋ジョイントウエブ21のブラケット
24に設けられているねじ用孔25に対応したねじ用孔
35が設けられている。ブラケット34の他端は縦筋ジ
ョイントウエブ21のブラケット24の対応する端と共
働して縦筋ジョイントウエブ21と縦筋ジョイント31
とを係合させるためのフック36を有する。本発明32
のウエブ23に隣接してねじ孔37が設けられている。
このねじ孔37にはねじ29がねじ込まれ、ねじ29は
締付けられた状態で鉄筋A及びBのそれぞれ隣接する両
リブa、aの間及び隣接する両リブb、bの間に突き当
てられて鉄筋の係止に役立つ。本体32の中央部の空気
抜き溝38は縦筋ジョイント上21と縦筋ジョイント下
31とを結合する際に鉄筋A及びBとの間の空隙に残る
空気を排出するためのものである。
【0010】本体22及び32のそれぞれ両側でねじ2
9は縦筋ジョイント上31のねじ用孔15及び縦筋ジョ
イント下31のねじ用孔35に通され、それぞれナット
30の締付けにより上下の両縦筋ジョイント21及び3
1が結合される。その際ねじ用孔のいずれにもまだねじ
を通さない状態で縦筋ジョイント上21のブラケット2
4の一端と縦筋ジョイント下31のフック36とを係合
させることによりフック36を蝶番の支点として両縦筋
ジョイントを相互に開くことにより縦筋ジョイントの鉄
筋A及びBへの装着が容易となる。ブラケット24とフ
ック36による結合により縦筋ジョイントによる鉄筋の
結合強度が増大する。
【0011】図4、図5及び図6は本発明による縦筋ジ
ョイントの第2実施例を示す。縦筋ジョイント上41は
鉄筋を保持するために2つ連続した半円形の本体42を
有し、本体の縦方向の両端の範囲に縦筋ジョイント上4
1の内方に突出するウエブ43が形成されている。ウエ
ブ43はプレス加工による突き出しによって形成される
ことができる。本体42の両側にはブラケット44が本
体42と一体的に形成されており、ブラケット44の一
端にはそれぞれねじ用孔45が設けられている。ブラケ
ット44の他端は突起44′として形成されていて、後
で説明する縦筋ジョイント下51のフック56と共働す
る。本発明42のウエブ43に隣接してねじ孔47が設
けられている。このねじ孔47にはねじ49がねじ込ま
れ、ねじ49は締付けられた状態で鉄筋A及びBのそれ
ぞれ隣接する両リブa、aの間及び隣接する両リブb、
bの間に突き当てられて鉄筋の係止に役立つ。本体42
の中央部の空気抜き溝48は縦筋ジョイント上41と縦
筋ジョイント下51とを結合する際に鉄筋A及びBとの
間の空隙に残る空気を排出するためのものである。
【0012】縦筋ジョイント下51も鉄筋を保持するた
めに2つ連続した半円形の本体52を有し、本体の縦方
向の両端の範囲に縦筋ジョイント下51の内方に突出す
るウエブ53が形成されている。ウエブ53はプレス加
工による突き出しによって形成されることができる。本
体52の一方の側にはブラケット54が本体52と一体
的に形成されており、ブラケット54の一端にはそれぞ
れ縦筋ジョイント上41のブラケット44に設けられて
いるねじ用孔45に対応したねじ用孔55が設けられて
いる。ブラケット54の他端は縦筋ジョイント上41の
ブラケット44の対応する端と共働して縦筋ジョイント
上41と縦筋ジョイント下51とを係合させるためのフ
ック56を有する。フック56は縦筋ジョイント上41
のブラケット44の突起44′との係止のためのスリッ
トを有する。本発明52のウエブ53に隣接してねじ孔
57が設けられている。このねじ孔57にはねじ49が
ねじ込まれ、ねじ49は締付けられた状態で鉄筋A及び
Bのそれぞれ隣接する両リブa、aの間及び隣接する両
リブb、bの間に突き当てられて鉄筋の係止に役立つ。
本体52の中央部の空気抜き溝58は縦筋ジョイント上
41と縦筋ジョイント下51とを結合する際に鉄筋A及
びBとの間の空隙に残る空気を排出するためのものであ
る。
【0013】本体42及び52のそれぞれ両側でねじ4
9は縦筋ジョイント上41のねじ用孔45及び縦筋ジョ
イント下51のねじ用孔55に通され、それぞれナット
60の締付けにより上下の両縦筋ジョイント41及び5
1が結合される。その際ねじ用孔のいずれにもまだねじ
を通さない状態で縦筋ジョイント上41のブラケット4
4の一端の突起44′と縦筋ジョイント下51のフック
56のスリットとを係合し、フック56を蝶番の支点と
して両縦筋ジョイントを相互に開くことにより縦筋ジョ
イントの鉄筋A及びBへの装着が容易となる。
【0014】図7、図8及び図9は本発明による交差形
鉄筋のための横筋ジョイントの第1実施例を示す。横筋
ジョイント上81は鉄筋を保持するために2つ連続した
半円形の本体82を有し、本体82の縦方向の両端の範
囲に横筋ジョイント上81の内方に突出するウエブ83
が形成されている。ウエブ83はプレス加工による突き
出しによって形成されることができる。本体82の両側
にブラケット84が本体82と一体的に形成されており
ブラケット84はそれぞれ一端にねじ用孔85を有す
る。ブラケット84の他端は横筋ジョイント91の本体
92の一方の側のブラケット94の両端をブラケット9
4に対して直角に曲折して形成されたフック96と係合
する。本体82のウエブ83に隣接してねじ孔87が設
けられている。このねじ孔87にはねじ89がねじ込ま
れ、ねじ89は締付けられた状態で鉄筋C及びDのそれ
ぞれ隣接する両リブc、cの間及び隣接する両リブd、
dの間に突き当てられて鉄筋C及びDを係止する。本体
82の中央部の空気抜き溝88は横筋ジョイント上81
と横筋ジョイント下91とを結合する際に鉄筋C及びD
との間の空隙に残る空気を排出するためのものである。
本体82に設けられた他の溝88′はコンクリート流込
孔として使用される。
【0015】横筋ジョイント下91も鉄筋を保持するた
めに2つ連続した半円形の本体92を有し、本体の縦方
向の両端の範囲に横筋ジョイント下91の内方に突出す
るウエブ93が形成されている。ウエブ93はプレス加
工による突き出しによって形成されることができる。本
体92の両側にブラケット94が本体92と一体的に形
成されており、ブラケット94は前記横筋ジョイント上
81のブラケット84の一端と係合するためのフック9
6を有する。本体92の中央部の空気抜き溝98は横筋
ジョイント上81と横筋ジョイント下91とを結合する
際に鉄筋C及びDとの間の空隙に残る空気を排出するた
めのものである。98′はコンクリート流込孔である。
【0016】ねじ89は横筋ジョイント上81のねじ用
孔85及び横筋ジョイント下91のねじ用孔95に通さ
れ、ねじ89のナット90への締付けにより横筋ジョイ
ントウエブ81と横筋ジョイント下91とを結合する。
また横筋ジョイント上81のねじ孔87及び横筋ジョイ
ント下91のねじ孔97にそれぞれねじ89がねじ込ま
れ、ねじ89の締付けによりねじ89の先端が鉄筋C及
びDのそれぞれ隣接する両リブc、cの間及び隣接する
両リブd、dの間に突き当てられて鉄筋C及びDをロッ
クする。その際ねじをまだ挿入しない状態で横筋ジョイ
ント上81のブラケット84の一端と横筋ジョイント下
91のブラケット84のフック96とを係合し、フック
96を蝶番の支点として両横筋ジョイントを相互に開け
ば、横筋ジョイントの鉄筋C及びDへの装着が容易にな
る。ブラケット84とフック96による結合により横筋
ジョイントによる鉄筋の結合強度が増大する。
【0017】図10、図11及び図12は本発明による
交差形鉄筋のための横筋ジョイントの第2実施例を示
す。相互に交差して配設されている2つの鉄筋C及びD
を結合するための図示の横筋ジョイントは横筋ジョイン
ト上101と横筋ジョイント下111とから成り、2つ
の鉄筋C及びDはそれぞれ鉄筋Cのウエブcと鉄筋Dの
ウエブdとに横筋ジョイント上101及び横筋ジョイン
ト下111に設けられている内方に突き出しているウエ
ブ103及び113が係合し、そして縦筋ジョイント上
101及び下111は相互にねじ及びナットの締付けに
より結合される。このような基本的構成は交差形縦筋ジ
ョイントの他の実施例にも共通している。
【0018】横筋ジョイント上101は鉄筋を保持する
ために2つ連続した半円形の本体102を有し、本体の
縦方向の両端の範囲に横筋ジョイント上101の内方に
突出するウエブ103が形成されている。ウエブ103
はプレス加工による突き出しによって形成されることが
できる。本体102の一方の側にはブラケット104が
本体102と一体的に形成されており、ブラケット10
4はそれぞれ一端にねじ用孔105を備え、そして他端
は後で説明する横筋ジョイント下111のブラケット1
16のフック116′のスリットに係合するための突起
104′を有する。本体102の中央部の空気抜き溝1
08は横筋ジョイント上101と横筋ジョイント下11
1とを結合する際に鉄筋C及びDとの間の空隙に残る空
気を排出するためのものである。108′はコンクリー
ト流込孔である。
【0019】横筋ジョイント下111も鉄筋を保持する
ために2つ連続した半円形の本体112を有し、本体の
縦方向の両端の範囲に横筋ジョイント下111の内方に
突出するウエブ113が形成されている。ウエブ113
はプレス加工による突き出しによって形成されることが
できる。本体112の一方の側にはブラケット114が
本体112と一体的に形成され、ブラケット114の両
端にはねじ用孔115が設けられている。本体112の
他方の側にはスリットを備えたブラケット116が本体
112と一体的に延びており、ブラケット116の両端
はフック116′として形成されている。フック11
6′は横筋ジョイント上101のブラケット104の突
起104′が係合する。本体112の中央部の空気抜き
溝118は横筋ジョイント上101と横筋ジョイント下
111とを結合する際に鉄筋C及びDとの間の空隙に残
る空気を排出するためのものである。横筋ジョイント下
111の本体112の他の溝108′はコンクリート流
込孔である。
【0020】ねじ109は横筋ジョイント上101のね
じ用孔105及び横筋ジョイント下111のねじ用孔1
15に通され、ナット110との締付けにより両横筋ジ
ョイントが結合される。その際ねじ109をねじ用孔に
挿入する前に横筋ジョイント上101のブラケット10
4の突起104′と横筋ジョイント下111のブラケッ
ト116のフック116′のスリットとの係合により、
フックを蝶番の支点として両横筋ジョイントを旋回して
開くことにより横筋ジョイントの鉄筋への装着が容易に
なる。また横筋ジョイント上101のねじ用孔107及
び横筋ジョイント下111のねじ用孔117にそれぞれ
ねじ109をねじ込み、ねじ109の先端は鉄筋C及び
Dのそれぞれ隣接する両リブc、cの間及び隣接する両
リブd、dの間に突き当てられて鉄筋C及びDを係止す
る。118′はコンクリート流込孔である。
【0021】図13(a)、(b)及び(c)は柱構造
用の鉄筋であって、1本の真っ直ぐな鉄筋Gと2本の屈
曲した鉄筋Hとを結合するための柱用ジョイント161
の実施例を示す。3つのジョイント本体は鉄筋への結合
の際ボルトを締めつけためのブラケット部分を除いて本
体相互に溶着されることができる。ジョイント本体は鉄
筋への結合の際ボルトを締めつけためのブラケット部分
を除いて本体相互に溶着されることができる。かかるジ
ョイントも前記縦筋ジョイント及び横筋ジョイントと同
様な構成及び効果を奏し、本発明の範囲である。図13
(d)は本発明の対象ではないが、柱構造に鉄筋を横方
向にも結合するために相互に直交する2本の鉄筋を結合
するための柱用ジョイント171を示す。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、冒頭に記載した種類の
鉄筋ジョイントの強度が高められ、かつ加工上及び操作
上簡素化された構成が得られる。即ち、本発明によれ
ば、形状が簡単なためにその加工工数が少なくて済みか
つ縦方向の位置決めがなされて鉄筋の係合機能が確実
で、鉄筋の強度の高い縦筋ジョイント、横筋ジョイント
又は柱用ジョイントにより鉄筋相互に結合が強力かつ確
実に行われ、その結果コンクリートの流し込みの際又は
その後にジョイントが破壊されたりすることがなく、そ
の上ジョイントの鉄筋への装着操作やねじ及びナットの
締付け作業が容易となる。本発明による縦筋ジョイント
及び横筋ジョイントのジョイント変形強度又はねじ破断
強度は略1500〜1800kgとなり、従来の針金2
本又は4本による鉄筋結束強度に比して略23倍の強度
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平行形の縦筋ジョイントの第1実施例を示す斜
視図であって、(a)は鉄筋への縦筋ジョイントの締付
け後の状態、そして(b)は鉄筋への縦筋ジョイントの
結合前の状態を示す図である。
【図2】図1による縦筋ジョイントを構成する縦筋ジョ
イント上を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図、そして(c)はその側面図であ
る。
【図3】図1による縦筋ジョイントを構成する縦筋ジョ
イント下を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図、そして(c)はその側面図であ
る。
【図4】平行形の縦筋ジョイントの第2実施例を示す斜
視図であって、(a)は鉄筋への縦筋ジョイントの締付
け後の状態、そして(b)は鉄筋への縦筋ジョイントの
結合前の状態を示す図である。
【図5】図4による縦筋ジョイントを構成する縦筋ジョ
イント上を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図、そして(c)はその側面図であ
る。
【図6】図4による縦筋ジョイントを構成する縦筋ジョ
イント下を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図、そして(c)はその側面図であ
る。
【図7】交差形の横筋ジョイントの第1実施例を示す斜
視図であって、(a)は鉄筋への縦筋ジョイントの締付
け後の状態、そして(b)は鉄筋への縦筋ジョイントの
結合前の状態を示す図である。
【図8】図7による横筋ジョイントを構成する横筋ジョ
イント上を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図そして(c)はその側面図である。
【図9】図7による横筋ジョイントを構成する横筋ジョ
イント下を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図そして(c)はその側面図である。
【図10】交差形の横筋ジョイントの第2実施例を示す
斜視図であって、(a)は鉄筋への縦筋ジョイントの締
付け後の状態、そして(b)は鉄筋への縦筋ジョイント
の結合前の状態を示す図である。
【図11】図10による横筋ジョイントを構成する横筋
ジョイント上を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図そして(c)はその側面図である。
【図12】図10による横筋ジョイントを構成する横筋
ジョイント下を示す図であって、(a)はその平面図、
(b)はその正面図そして(c)はその側面図である。
【図13】柱用ジョイントの実施例を示し、(a)はそ
の斜視図、(b)はその横断面図、(c)は3本の鉄筋
を結合するための柱用ジョイントの斜視図、そして
(d)は直交する2本の鉄筋を結合するための柱用ジョ
イントの斜視図である。
【符号の説明】
21 縦筋ジョイント上 22 本体 23 ウエブ 24 ブラケット 25 ねじ用孔 27 ねじ孔 28 空気抜き溝 29 ねじ 30 ナット 31 縦筋ジョイント下 32 本体 33 ウエブ 34 ブラケット 35 ねじ用孔 36 フック 37 ねじ孔 38 空気抜き溝 41 縦筋ジョイント上 42 本体 43 ウエブ 44 ブラケット 44′突起 45 ねじ用孔 47 ねじ孔 48 空気抜き溝 49 ねじ 50 ナット 51 縦筋ジョイント下 52 本体 53 ウエブ 54 ブラケット 55 ねじ用孔 56 フック 57 ねじ孔 58 空気抜き溝 81 横筋ジョイント上 82 本体 83 ウエブ 84 ブラケット 85 ねじ用孔 87 ねじ孔 88 空気抜き溝 88′ コンクリート流込孔 89 ねじ 90 ナット 91 横筋ジョイント下 92 本体 93 ウエブ 94 ブラケット 95 ねじ用孔 96 フック 97 ねじ孔 98 空気抜き溝 98′ コンクリート流込孔 101 横筋ジョイント上 102 本体 103 ウエブ 104 ブラケット 104′ 突起 105 ねじ用孔 107 ねじ孔 108 空気抜き溝 108′ コンクリート流込孔 109 ねじ 110 ナット 111 横筋ジョイント下 112 本体 113 ウエブ 114 ブラケット 115 ねじ用孔 116 ブラケット 116′ フック 117 ねじ孔 118 空気抜き溝 118′ コンクリート流込孔 161 柱用ジョイント A 鉄筋 B 鉄筋 a 鉄筋Aのリブ b 鉄筋Bのリブ C 鉄筋 D 鉄筋 c 鉄筋Cのリブ d 鉄筋Dのリブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に平行に経過する鉄筋を固定するた
    めの縦筋ジョイントにおいて、縦筋ジョイント上(2
    1;41)と縦筋ジョイント下(31;51)から成
    り、上下の縦筋ジョイントは鉄筋(A、B)に装着され
    るための本体(22;42及び32;52)に鉄筋
    (A、B)のリブ(a、b)に係合するための、本体内
    方に突出するウエブ(23;43及び33;53)を備
    え、これに隣接して空気抜き溝(28;48及び38;
    58)を備え、縦筋ジョイント上と縦筋ジョイント下と
    の結合のためにねじ用孔(25;45及び35;55)
    及び又はブラケット若しくは突起(24;44′)及び
    フック(36;56)を備え、両縦筋ジョイントはねじ
    (29;49)及び・ナット(30;50)の締付けに
    よって結合されており、その際前記ねじ(29;49)
    のいくつかが鉄筋(A、B)のそれぞれ隣接する両リブ
    (a、a)の間及び隣接する両リブ(b、b)の間に係
    合していることを特徴とする前記縦筋ジョイント。
  2. 【請求項2】 鉄筋(A、B)のそれぞれ隣接する両リ
    ブ(a、a)の間及び隣接する両リブ(b、b)の間に
    係合するねじ(29;49)を取付けるためのねじ孔
    (27;37;47;57)が、縦筋ジョイントの本体
    (22;32;42;52)に設けられている、請求項
    1記載の縦筋ジョイント。
  3. 【請求項3】 縦筋ジョイントが相互に平行に経過する
    複数の鉄筋(G、H)を固定するための柱用ジョイント
    (161)として形成されている、請求項1又は2記載
    の縦筋ジョイント。
  4. 【請求項4】 相互に交差している鉄筋を固定するため
    の横筋ジョイントにおいて、横筋ジョイント上(81;
    101)と横筋ジョイント下(91;111)から成
    り、上下の縦筋ジョイントは鉄筋(C、D)に装着され
    るための本体(82;102及び92;112)に鉄筋
    (A、B)のリブ(a、b)に係合するための、本体内
    方に突出するウエブ(83;103及び93;111)
    を備え、これに隣接して空気抜き溝(88;108及び
    98;118)を備え、横筋ジョイント上と横筋ジョイ
    ント下との結合のためにねじ用孔(85;105及び9
    5;115)及び又はブラケット若しくは突起(84;
    104′)及びフック(96;116′)を備え、両縦
    筋ジョイントはねじ(89;109)及び・ナット(9
    0;120)の締付けによって結合されておりその際前
    記ねじ(89;109)のいくつかが鉄筋(C、D)の
    それぞれ隣接する両リブ(c、c)の間及び隣接する両
    リブ(d、d)の間に係合していることを特徴とする前
    記縦筋ジョイント。
  5. 【請求項5】 鉄筋(C、D)のそれぞれ隣接する両リ
    ブ(c、c)の間及び隣接する両リブ(d、d)の間に
    係合するねじ(89;109)を取付けるためのねじ孔
    (87、107;97、117)が横筋ジョイントの本
    体(82;102及び92;112)に設けられている
    請求項4記載の縦筋ジョイント。
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