JP2647781B2 - キルティング布団の製造方法 - Google Patents

キルティング布団の製造方法

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JP2647781B2 JP4048927A JP4892792A JP2647781B2 JP 2647781 B2 JP2647781 B2 JP 2647781B2 JP 4048927 A JP4048927 A JP 4048927A JP 4892792 A JP4892792 A JP 4892792A JP 2647781 B2 JP2647781 B2 JP 2647781B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キルティング布団の
造方法に関し、特に、いわゆる立体キルティング布団に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体キルティング布団の一例を図
7に基づいて説明する。この布団は、2枚の側地1およ
び側地2の対向面に、長尺の複数の連結テープ3および
4を所定間隔をおいて配置し、これらの一側縁3aおよ
び4aを側地1・2にそれぞれ縫い付け、ついで、連結
テープ3・4の他側縁3bと4bとをたがいに縫い付け
て、布団の内部に区画5を形成し、この区画5の内部に
羽毛などの中綿6を充填している。
【0003】こうした立体キルティング布団において
は、上下の側地1・2どうしが、連結テープ3・4を介
して止着されているので、止着部分においても布団の嵩
高さを維持することができ、断熱性が高いという利点が
ある。
【0004】ところで、前記した従来の布団において
は、連結テープ3・4の他側縁3b・4bどうしを縫い
付けており、こうした作業は、2枚の側地1・2の内部
にミシンのヘッド等を挿入して注意深く行なわなければ
ならないために、自動化、機械化することがきわめて困
難であり、これがコストダウンのための1つの障害とな
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した事
情に鑑みてなされたもので、製造作業の自動化、機械化
を促進することのできるキルティング布団の製造方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るキルティ
ング布団の製造方法は、本発明に係るキルティング布団
の製造方法は、2枚の側地を対面させて配置し、対面さ
せた側地どうしを止着して内部に複数の区画を形成し、
ついで、前記止着された部分を挟んで対向する、上側地
または下側地における隣接部のうちの一方を、前記止着
された部分を覆うようにして倒し、この状態で、前記対
向する隣接部の上面に止着テープを取り付けて前記隣接
部の上面どうしをたがいに止着し、ついで、区画内に中
綿を充填して区画を膨張させることにより、キルティン
グ布団を製造する構成とされている。
【0007】
【実施例】本発明の実施例に係るキルティング布団およ
びその製造方法を図1〜図6に基づいて説明する。ま
ず、本例に係るシングルサイズのキルティング布団の構
成について説明する。
【0008】この布団は、図6に示されているように、
長方形状に形成された布製の下側地20と、この下側地
20の上面に重畳されるとともに縫い糸60によって縫
い付けられ、かつ、前記下側地20より長尺に形成され
た布製の上側地10と、前記縫い糸60を挟んで隣接す
る、前記上側地10の隣接部11どうしを引き寄せた状
態で止着する布製の止着テープ30と、前記上下の側地
の間に形成された区画40内に充填された羽毛などの中
綿50とから構成されている。なお、図においては、理
解を容易とするために、止着テープ30の厚さを誇張し
て記載してある。
【0009】つぎに、本例に係るキルティング布団の製
造方法について説明する。まず、図1に示すように、上
下の側地10・20を、その一端12・22どうしを揃
えた状態で対向して配置する。
【0010】ついで、図2に示すように、前記一端12
・22どうしを縫い糸60によって側地10の幅方向全
長にわたって縫い合わせる。ついで、一端12・22か
ら約20cm〜30cmの間隔をおいて、この一端12
と平行に、上下の側地どうしを縫い糸60によって前記
と同様に縫い合わせる。このとき、上側地10について
は、下側地20よりも若干長い幅で(すなわち、上側地
10の長さ方向における長さを長くとって)縫い合わせ
る(図2参照)。ついで、これと同様にして、順次上側
地10と下側地20とを、一定間隔で平行に順次縫い合
わせていき、側地の他端どうしを縫い合わせてこの作業
を終了する。この縫い合わせ作業は、自動化されたミシ
ンにより効率良く行なうことが可能である。また、本例
では、上側地10として、下側地20よりも長いものを
用いているので、上側地10と下側地20との他端を一
致させることが可能である。なお、この縫い合わせ作業
は、前記のように順次行なう必要はなく、自動化された
多頭ミシンによって同時に行なうことも可能である。
【0011】ついで、図3に示すように、前記上側地1
0を、その長さ方向における一方(本例では図中右方)
に倒し、縫い糸60を挟んで隣接する隣接部11どうし
を重ねる。このとき、一方の隣接部11は、縫い糸60
の上面を覆うように倒れた状態となる。なお、図3、図
4および図6においては、理解を容易とするために、隣
接部11どうしを若干離間させて記載してある。このと
き、上側地10にアイロン掛けを施して、隣接部11ど
うしを密着させてもよい。この場合には、以下の作業を
さらに容易に行なうことが可能である。
【0012】ついで、図4に示すように、倒された上側
地10の各頂部の上方に、この頂部の延長方向に沿っ
て、上側地10の幅と同じ長さに形成された止着テープ
30をそれぞれ配置し、この止着テープ30の下面全部
を上側地10に接着剤を用いて固定する。これにより、
縫い糸60を挟んで隣接する隣接部11どうしを止着す
ることができる。本例の製造方法では、一方の隣接部1
1を、縫い糸60の上面を覆うように倒しており、この
状態で、止着テープ30を取り付けているので、隣接部
11どうしを止着する作業がきわめて容易であるという
利点がある。
【0013】ついで、図5に示すように、上下の側地1
0・20の幅方向における一方の側縁13・23を、長
手方向に沿って縫い合わせる。これによって、側地内に
形成されている区画40の、幅方向における一方の開口
部を閉じることができる。
【0014】ついで、前記側縁13・23の他方の側縁
から、各区画40の内部にホース等で中綿(羽毛等)5
0を所定量づつ充填する。この充填作業に伴い、区画4
0の内容積が膨張して、上側地10の隣接部11が起立
する(図6参照)。充填作業終了後、開口されていた他
方の上下の側縁14・24(図5参照)どうしを縫い合
わせて閉じる。これにより、区画40を完全に閉鎖し、
キルティング布団を得ることができる。この布団におい
ては、従来の立体キルティング布団と同様に、上下の側
地10・20を止着した部分においても、これらの側地
の間に十分な空間を形成することができ、保温性等を向
上させることができるという利点がある。なお、中綿の
充填作業においては、特に羽毛を充填する場合に、予め
側縁14・24どうしを縫い合わせて区画40の開口部
分を狭め、狭い開口部分からホース等で羽毛を充填する
手法をとることが好ましい。
【0015】前記した本例の布団の製造方法によれば、
従来のような、上下の側地の間にミシンヘッドを挿入し
て縫い合わせるといった、煩雑な作業を行なうことが不
要となる。すなわち、本例の製造方法では、前記した通
り、上側地10と下側地20との止着作業を連続的にか
つ容易に行なうことができ、さらに、隣接部11どうし
の止着作業を容易に行なうことができ、これらの作業の
後に、区画40の内部に中綿50を充填することによ
り、高い保温性能を有する立体キルティング布団を得る
ことができる。したがって、本例の製造方法によれば、
立体キルティング布団の製造工程を簡易化、効率化する
ことができ、作業の自動化も容易となるという利点があ
る。
【0016】ついで、前記の方法によって得た布団に、
全体を覆うカバー(図示せず)を取り付ける。これによ
り、止着テープ30を隠して布団の美観を向上させるこ
とができる。
【0017】本例に係るキルティング布団では、図6に
示されるように、たがいに接近させられた隣接部11ど
うしを、その上方から止着された止着テープ30によっ
てたがいに止着しているので、隣接部どうしの止着作業
を容易に行なうことができる。したがって、立体キルテ
ィング布団の製造効率を向上させることができ、また、
その結果として、製造の自動化にも適するという利点が
ある。
【0018】なお、本例のキルティング布団において
は、上下の側地10・20どうしを縫い糸60によって
止着しているが、接着剤などによって止着してもよい。
同様に、本例では、止着テープ30を、接着剤によって
上側地10に接着しているが、縫い付けなど他の方法に
よって止着してもよい。さらに、本例では、上側地10
の隣接部11どうしを止着テープ30を用いて止着して
いるが、テープ30を用いずに、直接接着剤によって隣
接部11どうしを止着することもできる。
【0019】さらに、本例では、上側地10に止着テー
プ30を止着する構成としたが、例えば下側地20に止
着テープ30を止着して前記したような作業を行ない、
立体キルティング布団を製造する構成としてもよい。
【0020】また、本例では、上側地10として、下側
地20よりも長尺のものを用いたが、同寸であってもよ
い。この場合には、最終的に下側地20が上側地10か
らはみ出すことになるので、はみ出した部分を切断して
両者を縫製すれば、本例の製品と同様の製品を得ること
ができる。さらに、例えば、上下の側地としては、原反
から切断する前の状態(すなわちいずれも長尺の状態)
のままの生地を用いてもよい。この場合には、原反のま
まで上下の側地を重ね合わせ、この状態で前記したよう
な縫製作業を行ない、その後に両者を切断して本例のよ
うな布団を製造することも可能である。この場合には、
上下の側地を所定長さに合せて裁断しておく必要がな
く、製造上便宜である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係るキルティング布団の製造方
法は、2枚の側地を対面させて配置し、対面させた側地
どうしを止着して内部に複数の区画を形成し、ついで、
前記止着された部分を挟んで対向する、上側地または下
側地における隣接部のうちの一方を、前記止着された部
分を覆うようにして倒し、この状態で、前記対向する隣
接部の上面に止着テープを取り付けて前記隣接部の上面
どうしをたがいに止着し、ついで、区画内に中綿を充填
して区画を膨張させることにより、キルティング布団を
製造する構成とされているので、立体キルティング布団
の製造が容易となり、その製造作業の機械化、自動化を
図ることができ、製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るキルティング布団の製造
方法を示す図で、2枚の側地を対向配置した状態での斜
視図である。
【図2】本発明の実施例に係るキルティング布団の製造
方法を示す図で、布団の長手方向に沿う一部省略断面図
である。
【図3】本発明の実施例に係るキルティング布団の製造
方法を示す図で、布団の長手方向に沿う一部省略断面図
である。
【図4】本発明の実施例に係るキルティング布団の製造
方法を示す図で、布団の長手方向に沿う一部省略断面図
である。
【図5】本発明の実施例に係るキルティング布団の製造
方法を示す図で、布団の平面図である。
【図6】本発明の実施例に係るキルティング布団を示す
図で、布団の長手方向に沿う一部省略断面図である。
【図7】従来の立体キルティング布団の概略を示す一部
省略断面図である。
【符号の説明】
10 上側地 11 隣接部 20 下側地 40 区画 50 中綿

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の側地(10,20)を対面させて
    配置し、対面させた側地(10,20)どうしを止着し
    て内部に複数の区画(40)を形成し、ついで、前記止
    着された部分(60)を挟んで対向する、上側地または
    下側地における隣接部(11,11)のうちの一方を、
    前記止着された部分(60)を覆うようにして倒し、こ
    の状態で、前記対向する隣接部(11,11)の上面に
    止着テープを取り付けて前記隣接部(11,11)の上
    どうしをたがいに止着し、ついで、前記区画内に中綿
    を充填して前記区画(40)を膨張させることにより、
    キルティング布団を製造することを特徴とするキルティ
    ング布団の製造方法。
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