JP2646320B2 - 熱収縮包装体 - Google Patents
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Description
いた熱収縮包装体に関し、特に、気密性と開封性に優れ
た熱収縮包装体に関するものである。
で包被し、開放部をシールした後に熱収縮トンネルを通
過させたり或は熱風を吹き付けるなどの方法で該熱収縮
性フィルムを熱収縮させた熱収縮包装体が知られてい
る。この熱収縮包装体は、経済性、包装仕上がり、或
は、包装適性に優れているために盛んに利用されてい
る。ところで、この熱収縮包装体は熱収縮包装時に包装
体内の空気を外部に排出させなければならず、このため
熱収縮性フィルムの表面には予め小孔を数カ所開けられ
たものが一般的であった。又、包装体内の空気を予め脱
気させてから熱収縮させた熱収縮包装体も広く用いられ
ていた。
ルムを食品等の包装に使用すると、その小孔から空気、
湿気、細菌等が包装体内に入り、被包装体である食品等
の酸化、変色、腐敗等が生じ、長期間の保存ができない
と云う問題があった。又、熱収縮包装体は、フィルムが
緊迫性を有しているために指先で該フィルムを掴むこと
ができず、そのために開封することが非常に困難であっ
た。
性フィルムの適宜箇所に破切開始線を刻設すると共に、
その上面に破封方向が表示されたタッグラベルを粘着さ
れた包装体(実開昭59−186262号公報)が提案
されている。この包装体は上記二つの欠点を解決するの
に効果的であるが、破切開始線の上面にタッグラベルを
自動的に粘着させることが困難であるし、包装体毎にタ
ッグラベルが必要になるために包装コストが高価なもの
になると云う問題があった。
に空気排出用の小孔を設け、該小孔を塞ぐように被包装
物と熱収縮性フィルムの間に帯状フィルムを挿入させな
がら、熱収縮性フィルムで被包装物を包み、次いで開放
部をシールすることにより包被した後熱収縮させる熱収
縮包装方法を提案した(特願平4−209764号公
報)。かかる熱収縮方法は気密性に優れ、しかも、輸送
時に破袋を生じ難い熱収縮包装体が安価に得られるとい
った多くの利点を有するものであるが、その後の本発明
者らの検討によれば、密封性にやや劣り、また開封性に
も若干の問題が生じることが判明した。
れ、しかも、開封性の良好な熱収縮性包装体を提供する
ことを目的とするものである。
を解決するために鋭意検討した結果、熱収縮性フィルム
の空気排出用の小孔を覆うように、その両側端部にブロ
ッキング促進剤塗布層を有し、好ましくは中央部にブロ
ッキング防止剤塗布層を有する帯状フィルムを被包装体
と熱収縮性フィルムの間に挿入した包装体、或は、帯状
フィルムを使用することなく、2本以上の帯状のブロッ
キング促進剤塗布層及び好ましくは該ブロッキング促進
剤塗布層の間にブロッキング防止剤層を設けた熱収縮性
フィルムを用い、その片方の端部が折り返されて包被さ
れた包装体にすることにより、上記課題が解決できるこ
とを見出し、更に、該小孔が一列ないしは隣接した2列
又は3列に配列して設けられていると、密封性と開封性
がより良好な熱収縮包装体であること、又、該ブロッキ
ング促進剤塗布層や該ブロッキング防止剤塗布層が水玉
模様であると、包装仕上がりの良好な熱収縮包装体が得
られること、又、該熱収縮性フィルムがガスバリヤー性
を有する熱収縮性フィルムであると、被包装体を長期間
に亘って保存できること、更に、該帯状フィルムが熱収
縮性フィルムであると、包装仕上がりの良好な熱収縮包
装体が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
フィルム4を介して熱収縮性フィルム2により包装され
た熱収縮包装体において、熱収縮性フィルムとして空気
排出用の小孔3を有するフィルムを用いると共に帯状フ
ィルムとして、その両側端部にブロッキング促進剤塗布
層5が設けられたフィルムを用い、かつ該ブロッキング
促進剤塗布層5が前記小孔3に隣接して接着されている
ことを特徴とする熱収縮包装体が提供される。又、被包
装体1が熱収縮性フィルム2により包装された熱収縮包
装体において、該熱収縮性フィルム2として、空気排出
用の小孔3を有すると共に、その片方の端部21にはブ
ロッキング促進剤塗布層5を有するフィルムを用い、か
つ該ブロッキング促進剤塗布層5が該小孔3に隣接して
接着されるように折り返されていることを特徴とする熱
収縮包装体が提供される。又、帯状フィルム4或いは熱
収縮性フィルム2の片方の端部21には小孔3を覆うた
めのブロッキング防止剤塗布層6が設けられていること
を特徴とする前記熱収縮包装体が提供され、更に、前記
熱収縮性フィルム2に設けられた空気排出用の小孔3が
1列ないし隣接した2又は3列に配列していることを特
徴とする前記熱収縮包装体が提供され、又、帯状フィル
ム4或は熱収縮性フィルム2の片方の端部21へのブロ
ッキング促進剤塗布層5或はブロッキング防止剤塗布層
6の塗布が水玉模様であることを特徴とする前記熱収縮
包装体が提供され、又、熱収縮性フィルム2がガスバリ
ヤー性を有する熱収縮性フィルムであることを特徴とす
る前記熱収縮包装体が提供され、更に、帯状フィルム4
が熱収縮性フィルムであることを特徴とする前記熱収縮
包装体が提供される。
明する。本発明の第1の熱収縮包装体(第1発明品)
は、被包装体1が帯状フィルム4を介して熱収縮性フィ
ルム2により包装された熱収縮包装体において、熱収縮
性フィルム2として空気排出用の小孔3を有するフィル
ムを用いると共に帯状フィルムとして、その両側端部に
ブロッキング促進剤塗布層5が設けられたフィルムを用
い、かつ該ブロッキング促進剤塗布層5が前記小孔3に
隣接して接着されていることを特徴とする。この第1発
明品は、熱収縮性フィルム2に空気排出用の小孔3を設
け、該小孔3の列が完全に塞がれるように熱収縮性フィ
ルム2と被包装物1の間に帯状フィルム4を重ね合わせ
て配置して熱収縮性フィルム2で被包装体1を包み、開
放部を溶断シール、重ね合わせシール等の溶着シール、
静電シール等の方法により被包装物1を包被し、熱収縮
トンネルを通過させるか、又は熱風を吹き付ける等の加
熱手段により熱収縮性フィルム2を熱収縮させることに
よって得られる。
キング促進剤塗布層5が設けられ、好ましくは中央部に
ブロッキング防止剤塗布層6が設けられている。この場
合、ブロッキング防止剤塗布層5が、該小孔3の列を覆
い、ブロッキング促進剤塗布層6が、該小孔3の列に隣
接した両側部と接着している。
1が熱収縮性フィルム2により包装された熱収縮包装体
において、該熱収縮性フィルム2として、空気排出用の
小孔3を有すると共に、その片方の端部21にはブロッ
キング促進剤塗布層5を有するフィルムを用い、かつ該
ブロッキング促進剤塗布層5が該小孔3に隣接して接着
されるように折り返されていることを特徴とする。本発
明の第2の熱収縮包装体(第2発明品)は、熱収縮性フ
ィルム2に空気排出用の小孔3を設け、該熱収縮性フィ
ルム2の片方の端部21が折り返されて該小孔3の列を
完全に塞ぐように、該熱収縮性フィルム2で被包装体1
を包み、前記折り返した山部を含む開放部を溶断シー
ル、重ね合わせシール等の溶着シール、静電シール等の
方法により被包装物1を包被し、第1発明品と同様、熱
収縮トンネルを通過させるか、又は熱風を吹き付ける等
の加熱手段により熱収縮性フィルム2を熱収縮させるこ
とによって得られる。
には、2本以上の帯状なブロッキング促進剤塗布層5が
形成され、好ましくはその間にブロッキング防止剤塗布
層6が形成されている。そして、該端部21が折り返さ
れた際に、ブロッキング防止剤塗布層6が該小孔3の列
を覆い、ブロッキング促進剤塗布層5が該小孔3の列に
隣接した両側部と接着している。
ルム2の片方の端部21が折り返された山部や被包装体
の両端部等の開放部を溶断シール等によりシールされて
いることによって、熱収縮性フィルム2の折り返された
片方の端部21が、第1発明品における帯状フィルム4
と実質的に同様の機能を発揮している。
て、熱収縮性フィルム2に設けられている小孔3は、1
列ないしは隣接した2列又は3列に配列され、更に、直
線状に近似しているものが、密封性や開封性等の面から
好ましい。小孔3が隣接した3列を越える列に配列され
ていると、該小孔3の列を塞ぐ帯状フィルム4の幅、或
は、折り返された熱収縮性フィルム2の片方の端部21
の幅を広くする必要があるため、熱収縮包装体の美観が
悪くなるし、該小孔3を塞ぐミスが生じ易くなるので密
封性にも欠ける。又、該小孔3の配列が直線状とは程遠
いものであると、上記同様、該小孔3の列を塞ぐ帯状フ
ィルム4の幅、或は、折り返された熱収縮性フィルム2
の片方の端部21の幅を広くする必要があるため、熱収
縮包装体の美観が悪くなるし、該小孔3を塞ぐミスが生
じ易くなるので密封性にも欠ける。
は熱収縮時の空気排出の度合いや開封性等により適宜選
択されればよい。特に、熱収縮性フィルム2に設ける小
孔3をミシン目状にした熱収縮包装体は、該ミシン目状
の小孔3から破袋させることができるので、開封性が良
好である。
或は第2発明品における折り返された熱収縮性フィルム
2の片方の端部21へのブロッキング促進剤層5或はブ
ロッキング防止剤塗布層6は水玉模様にするのが好まし
い。ブロッキング促進剤塗布層5やブロッキング防止剤
塗布層6の形状が水玉模様であると、帯状フィルム4や
熱収縮性フィルム2を巻き取った際、該塗布層の盛り上
がりが少なく、平滑に巻き取れるため、該帯状フィルム
4を被包装体1と熱収縮性フィルム2の間に挿入させた
り、熱収縮性フィルム2の片方の端部21を折り返して
被包装体1を包被したりする際に、それらのフィルムに
皺が生じ難くなり、その結果、包装仕上がりが良好な熱
収縮包装体となる。尚、水玉模様の形状としては、直径
が0.5ないし2.0mmで、間隔が0.5ないし3.
0mmのものが好適に用いられる。
いて、熱収縮性フィルム2はガスバリヤー性を有するも
のが本発明の密封性の効果をより発揮させることができ
るので好ましい。空気排出用の小孔3が帯状フィルム4
或は折り返された熱収縮性フィルム2の片方の端部21
によって塞がれていても、熱収縮性フィルム2自体のガ
スバリヤー性が劣っていると酸素等の透過が生じ、包装
体としての密封性に劣る。
ム4は熱収縮性を有するものが包装仕上がりの面から好
ましい。帯状フィルム4が熱収縮性を有していると、熱
収縮性フィルム2の熱収縮に添って該帯状フィルム4も
熱収縮を生じるので、両者は皺等を生じることもなく良
好なる密封性を生じる。
を説明する。図1(a)は本発明の第1発明品の一例を
示す斜視図である。又、図1(b)は図1(a)のA−
A′線の部分断面図であり、図1(c)は図1(a)に
用いられている帯状フィルム4の説明図である。
配列した小孔3を有する熱収縮性フィルム2によって包
被され、しかも、溶断シール7によって開放部が閉じら
れた状態で熱収縮包装されている。更に、熱収縮性フィ
ルム2に施された1列の小孔3が被包装物1と熱収縮性
フィルム2との間に挿入された帯状フィルム4によって
塞がれている。尚、該帯状フィルム4には、その両側端
部にブロッキング促進剤塗布層5が、その中央部にはブ
ロッキング防止剤塗布層6が塗布されている。そして、
そのブロッキング促進剤塗布層5やブロッキング防止剤
塗布層6は水玉模様に塗布されている。又、被包装物1
と熱収縮性フィルム2との間に挿入された帯状フィルム
4は、ブロッキング防止剤塗布層6が1列に配列した小
孔3を覆い、ブロッキング促進剤塗布層6が、上記小孔
3の列に隣接した両側部と接着している。
状フィルム4と熱収縮性フィルム2とが接着しておら
ず、小孔3の施された列に隣接した両側では、帯状フィ
ルム4と熱収縮性フィルム2とが接着している。
示す斜視図である。図2(b)は図2(a)のB−B′
線の部分断面図であり、図2(c)は図2(a)に用い
られている熱収縮性フィルム2の説明図である。
に配列した小孔3を有し、その片方の端部21が折り返
されている熱収縮性フィルム2によって包被され、しか
も、溶断シール7によって開放部が閉じられた状態で熱
収縮包装されている。そして、熱収縮性フィルム2の2
列に配列した小孔3は、折り返された該熱収縮性フィル
ム2の片方の端部21によって塞がれている。即ち、該
端部21が、第1発明品における帯状フィルム4と実質
的に同じ機能を発現している。尚、熱収縮性フィルム2
の片方の端部21には、2本の帯状のブロッキング促進
剤塗布層5が形成され、その2本の帯状のブロッキング
促進剤層5の間にブロッキング防止剤塗布層6が形成さ
れている。そして、そのブロッキング促進剤塗布層5や
ブロッキング防止剤塗布層6は水玉模様に形成されてい
る。折り返された熱収縮性フィルム2の端部21は、ブ
ロッキング防止剤層6が2列に配列した小孔3を覆い、
ブロッキング促進剤塗布層5が、上記小孔3の2列に隣
接した両側部と接着している。
熱収縮性フィルム2の折り返された端部21と熱収縮性
フィルム2とが接着しておらず、小孔3の施された2列
に隣接した両側部では、熱収縮性フィルム2の折り返さ
れた端部21と熱収縮性フィルム2とが接着している。
は、加熱により収縮するフィルムであり、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の単層フィルム、
又は、これらの樹脂をベースとする多層フィルムがあ
る。そして、前記した如く、熱収縮性フィルム2として
ガスバリヤー性を有するフィルムを用いると、密封性が
より発揮され、食品等の被包装物を長期間に亘って保存
することが可能になる。ガスバリヤー性を有する熱収縮
性フィルム2としては、ポリアミド、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニリデン等の単層フィルム、或
は、これらの樹脂と他の樹脂とが積層された多層フィル
ム等が好適である。尚、熱収縮性フィルム2として、包
装作業性の面から、溶断シールや溶着シール等のシール
が可能で、しかも、帯状フィルム4と融着可能であるも
のが好ましい。
収縮性であってもよい。帯状フィルム4が熱収縮性を有
する場合には、熱収縮性フィルム2と同一のフィルムで
あっても別のフィルムであってもよい。帯状フィルム4
が熱収縮性を有するフィルムの場合には、前記した如
く、熱収縮包装体での帯状フィルム4と熱収縮性フィル
ム2とが奇麗に添い合って収縮するので包装仕上がりが
良好になる。特に、帯状フィルム4の長さ方向の熱収縮
率と熱収縮性フィルム2の小孔3の列方向の熱収縮率が
同程度の熱収縮性を有するフィルムであると包装仕上が
りがより良好になる。尚、帯状フィルム4は単層フィル
ムであっても多層フィルムであってもよい。又、包装作
業性の面から、溶断シールや溶着シール等のシールによ
り熱収縮性フィルム2と融着可能であるものが好まし
い。更に、該帯状フィルム4にはバーコード印刷や開封
用の目印等の印刷が施されていても良い。
ルム2の折り返された端部21の幅としては、2cmな
いし10cmであることが好ましい。該フィルム幅が2
cm未満であると小孔3の列を塞ぐことが困難であり、
該フィルム幅が10cmを越えると包装仕上がりが見苦
しくなる。
しては、特に限定されるものではないが、従来一般にヒ
ートシール性を付与させるために用いられるパートコー
ト剤が使用できる。例えば、ポリプロピレン系熱収縮性
フィルムに用いる際には、ヒートシールワニス、塩素化
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニール、或は、これ
らの適宜混合物が好適に用いられる。
も、特に限定されるものではなく、従来一般的に合成樹
脂フィルムに用いられているものが使用でき、このよう
なブロッキング防止剤としては例えば、シリカ系のブロ
ッキング防止剤等がある。該ブロッキング剤は水等の溶
液に均一にしかも安定な状態に分散できるものが好まし
い。又、この他にシリコン系樹脂等の樹脂組成物や、イ
ンキのメジュームとして用いられるアクリル系樹脂等も
好適に用いられる。
止剤61の塗布方法としては、従来一般に行われている
方法が用いられる。例えば、ロール方式やスプレー方式
によって塗布することができる。又、塗布形状としても
特に限定されるものではないが、水玉模様に塗布する
と、前記した如く、塗布後のロール巻きされたフィルム
形状が良好になるので包装工程で生じるフィルムの皺が
難く、そのために外観の良好な包装体が得られる。
縮性フィルムの折り返された端部のブロッキング促進剤
塗布層が、熱収縮時の加熱によって、熱収縮性フィルム
と接着しており、また帯状フィルムや熱収縮性フィルム
の折り返された端部のブロッキング防止剤塗布層は、熱
収縮時の加熱によっても熱収縮性フィルムとブロッキン
グを生ぜず、ただ単に両フィルムが添い合っているだけ
である。従って、本発明の熱収縮包装体は、空気排出用
の小孔の列が帯状フィルムや熱収縮性フィルムの折り返
された端部によって覆われ、しかも、該小孔の列に隣接
した両側部が該帯状フィルムや熱収縮性フィルムの折り
返された端部と接着しているために密封性が良好であ
る。更に、該小孔列は帯状フィルムや熱収縮性フィルム
の折り返された端部によって覆われているだけで帯状フ
ィルムや熱収縮性フィルムの折り返された端部とは接着
していないために、該小孔列を両側に引っ張ると容易に
破袋が生じ、熱収縮包装体を開封させることができる。
装体は、良好な密封性を示しているので、酸素や水分の
影響を受け易い商品の長期保存が可能になる。しかも、
開封性が良好であるので簡単に商品を取り出すことがで
きる。又、該小孔は帯状フィルムや熱収縮性フィルムの
折り返された端部によって裏貼りされた状態になってい
るので、輸送時等に該小孔から破袋を生じるようなトラ
ブルも少なくなる。又、高速で容易に包装することがで
きるので、包装コストを低下させることができる。特
に、請求項1の熱収縮包装体については、従来の包装機
を多少改良するだけで容易に得ることができる。又、請
求項2の熱収縮包装体は、帯状フィルムを準備する必要
がなく、又、小孔を塞ぐためのフィルムの位置合わせが
容易で、しかも、熱収縮性フィルムが多少蛇行しても小
孔が塞がれる心配があまりないので、長尺の被包装物の
熱収縮包装に好適である。
視図である。(b)は図1(a)のA−A′線の部分断
面図である。(c)は図1(a)の熱収縮包装体に用い
られている帯状フィルムの説明図である。
(c)は図2(a)の熱収縮包装体に用いられている熱
収縮性フィルムの説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 被包装体1が帯状フィルム4を介して熱
収縮性フィルム2により包装された熱収縮包装体におい
て、熱収縮性フィルム2として空気排出用の小孔3を有
するフィルムを用いると共に帯状フィルムとして、その
両側端部にブロッキング促進剤塗布層5が設けられたフ
ィルムを用い、かつ該ブロッキング促進剤塗布層5が前
記小孔3に隣接して接着されていることを特徴とする熱
収縮包装体。 - 【請求項2】 被包装体1が熱収縮性フィルム2により
包装された熱収縮包装体において、該熱収縮性フィルム
2として、空気排出用の小孔3を有すると共に、その片
方の端部21にはブロッキング促進剤塗布層5を有する
フィルムを用い、かつ該ブロッキング促進剤塗布層5が
該小孔3に隣接して接着されるように折り返されている
ことを特徴とする熱収縮包装体。 - 【請求項3】 帯状フィルム4或いは熱収縮性フィルム
2の片方の端部21には小孔3を覆うためのブロッキン
グ防止剤塗布層6が設けられていることを特徴とする請
求項1又は2の熱収縮包装体。 - 【請求項4】 前記熱収縮性フィルム2に設けられた空
気排出用の小孔3が1列ないし隣接した2又は3列に配
列していることを特徴とする請求項1乃至3記載の熱収
縮包装体。 - 【請求項5】 帯状フィルム4或は熱収縮性フィルム2
の片方の端部21へのブロッキング促進剤塗布層5或は
ブロッキング防止剤塗布層6が水玉模様に形成されてい
ることを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の熱収縮
包装体。 - 【請求項6】 熱収縮性フィルム2がガスバリヤー性を
有する熱収縮性フィルムであることを特徴とする請求項
1乃至5何れか記載の熱収縮包装体。 - 【請求項7】 帯状フィルム4が熱収縮性フィルム2で
あることを特徴とする請求項1又は3記載の熱収縮包装
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308141A JP2646320B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 熱収縮包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4308141A JP2646320B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 熱収縮包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135458A JPH06135458A (ja) | 1994-05-17 |
JP2646320B2 true JP2646320B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=17977388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4308141A Expired - Lifetime JP2646320B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | 熱収縮包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2646320B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006120785A1 (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-16 | Fuji Oil Company, Limited | 業務用シート状食品の包装方法 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP4308141A patent/JP2646320B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06135458A (ja) | 1994-05-17 |
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