JP2646030B2 - 曲がりホースの製造方法 - Google Patents

曲がりホースの製造方法

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JP2646030B2 JP25448789A JP25448789A JP2646030B2 JP 2646030 B2 JP2646030 B2 JP 2646030B2 JP 25448789 A JP25448789 A JP 25448789A JP 25448789 A JP25448789 A JP 25448789A JP 2646030 B2 JP2646030 B2 JP 2646030B2
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bent
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の温水配管、燃料配管、その他の機
械に用いる屈曲した形状のゴムホースの製造方法に関す
る。
〔従来の技術〕
補強層を有しないゴムホースでは金型を用いて射出成
形により屈曲した形状のホースを製造出来る。しかしこ
の方法では、ホースを一本一本作ることになるので、製
造能率が良くない。補強層を有するホースはこの方法で
は製造できない。
そこで、補強層を有しないゴムだけからなるホース
や、補強層を有するホースを押出機や補強層の編組機を
用いて連続的に成形し、これを所要長さに切断して屈曲
したマンドレルの外周に1本ずつ挿入し、加硫缶に入れ
て加硫し、加硫後マンドレルから抜いて曲がりホースが
製造されている。
この方法では屈曲したマンドレルの外周にホースを挿
入しやすくするために離型剤の塗布が必要であり、マン
ドレルへのゴムホースの挿入抜き取りの工程の自動化が
難しいため、人力で行なっているが、体力を要し、ホー
スに付着した離型剤の洗浄を要する等の問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来方法が有する問題は曲げ型としてマンドレ
ルを使用することに由来することに鑑み、本発明はマン
ドレルを使用しない曲がりホースの製造方法を提供する
ことを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、 (1)半加硫された直線状のホース内部に充填材を充填
する充填工程、充填工程を経たホースを曲げ枠に屈曲せ
しめて挿入する枠嵌め工程、枠嵌め工程を経たホースを
加硫する加硫工程、加硫工程を経たホースを曲げ枠から
取り出しホース内から充填材を排出する排出工程とを備
えた曲がりホースの製造方法、及び (2)半加硫された直線状のホースを曲げ枠に屈曲せし
めて挿入する枠嵌め工程、枠嵌め工程を経たホース内に
充填材を充填する充填工程、充填工程を経たホースを加
硫する加硫工程、加硫工程を経たホース内から充填材を
排出し曲げ枠から取り出す排出工程とを備えた曲がりホ
ースの製造方法にある。
半加硫された直線状のホースは、成形用のゴム原料を
押出機で管状に押し出し成形し、これを皿の上に巻き取
り、加硫管に入れ半加硫した後、所要長さに切断して得
る。又補強層を有するものでは、成形用のゴム原料を押
出機で内側ゴム層を管状に押し出し成形し、内側ゴム層
の上に補強層を施し更にその外周に外側ゴム層を形成し
て得られたホース内に加圧状態で水を封入し、外側に被
鉛を施し、半加硫した後、被鉛を除き、内部に封入した
水を排出する等して所要長さに切断して得る。
本願の上記の発明(1)に用いる充填材としては、ガ
ラスビーズ、鋼球、樹脂球、セラミック球などの固体粒
子を用いることが出来る。その球径は0.5〜3mmの大きさ
のものを用いるのが良い。小麦粉のような細かい粉末で
あると、粒子同士相互の滑りが悪くなり、充填後ホース
を曲げるときに曲げにくくなる。粒径が大きいと加硫し
た後、ホースの内面に凹球面状の跡が残る。又粒子は相
互に滑りの良いものが曲げるときに曲げ易い。
本願の上記の発明(2)に用いる充填材としては、気
体、液体のような流体を用いうるが、水、空気が安価で
使用した後洗浄の必要がない。流体はホースの一端に詮
を施し、他端にコツク付き栓を施してコツクを開いて加
圧封入し、コツクを閉じて加圧流体供給装置とコツクの
部分から分離して、連続加硫装置に入れる。
〔作用〕
本発明で予じめ半加硫したものを曲げ加工するのは、
半加硫することにより切断工程や充填工程、枠嵌め工程
でゴムに傷が付きにくく、曲げるときに曲げられた部分
が偏平になりにくくする為である。この半加硫は150
℃、4分以下が良い。これ以上の加硫条件では屈曲して
加硫を完成しても曲げ枠からホースを外したとき、曲げ
枠の曲げ角度よりも、ホースの曲げ角度がゴムの弾性で
大きくなるが、150℃4分間以下の半加硫条件では、こ
の戻り角度を5゜以内に押さえることができ、曲げ枠の
曲がり角度の調整により所要の角度に曲げられたホース
を得ることが出来る。
本発明でホース内に充填材を封入するのは、ホースを
曲げ枠に入れた場合、曲げられた部分が偏平になること
を防止するためである。曲げ枠は、曲管の長さ方向に沿
つて二つ割りに割つたものを合わせて使用するもので
も、桶状のものでも良くホースを曲げて曲げ枠に入れれ
ば良いので、ホースにマンドレルを入れるよりも容易で
ある。
充填材としてホースを汚さないものを用いることによ
り、従来必要であっつた離型剤や、離型剤の洗浄が不要
となる。
〔実施例〕
実施例1 第1図に示す未加硫ホース成形工程1で、押出機を用
いて、内径16mm、外径24mmの筒状にゴムを連続的に押し
出し、長さ300mのホースを得た。このホースを押し出し
つつ皿の上に巻き取り、加硫缶に入れ150℃で3分間の
一次加硫を行なう、半加硫工程2を行なつた。半加硫工
程2を経たホースを長さ60cmずつに切断する切断工程3
を行ない、第2図に示すように各ホース8の一端にゴム
の栓10を施し、他端から直径1mmのガラスビーズを充填
材9として充填し、栓10を施した。この充填工程4を経
たホースを角度85゜でクランク型に曲げられた断面半円
形の溝からなる曲げ枠11に第3図に示すように挿入し、
曲がり部分を内側断面半円形の押さえで固定する枠嵌め
工程5を行ない、連続加硫装置で165℃、30分間加硫す
る加硫工程6を行なった。加硫工程6を終わつたホース
8を曲げ枠11から取り外し、内部の充填材9を排出して
曲がりホースを得た。このホースの二つの曲がり角度は
90゜で、曲がり部分の長径に対する短径の比は0.95であ
つた。
実施例2 従来の方法により、内径12.7mm、外径17.2mmで中間に
ポリエステル繊維を編組した補強層を有する未加硫ゴム
ホースを作り、これを実施例1と同様にして半加硫し
た。次いでこのホースを長さ60cmずつに切断し、85゜の
角度でクランク状に曲がり長さ方向に沿い二つ割りにさ
れた金属管からなる曲げ枠を開いて内部に曲げて挿入し
た。この曲げ枠の両端で、ホースの一端に金属製の栓を
施し、他端ではコツク付きの栓を施し、コツクを開いた
状態でコツクを通して水を5kg/cm2圧力に封入し、コツ
クを閉じ加圧水供給装置と連結したホースを取り外し
た。こっれを連続加硫装置に入れ165℃、45分間の条件
で加硫した。加硫装置から取り出しホース内部に入れた
水を排出し、曲げ枠から取り外した。
得られたホースの曲がり角度は90゜で曲がり角もほぼ
真円形であつた。又、補強層と内外のゴム層との間に気
孔の発生は無かつた。
〔発明の効果〕
本発明方法は、マンドレルを使用しない外型による曲
げ成形方法であるため、従来方法における離型剤の塗
布、製品に付着した離型剤の洗浄が不要となり、マンド
レルへのホースの挿入、抜き取りよりも労力の少ない型
嵌めで行なえる等、従来よりも省力化された方法で曲が
ホースを製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の工程図、第2図はホースへ
充填材を詰めた状態のホースの一部断面側面図、第3図
はホースを曲げ枠に嵌めた状態の平面図である。 1……未加硫ホース成形工程 2……半加硫工程、3……切断工程 4……充填工程、5……枠嵌め工程 6……加硫工程、7……排出工程 8……ホース、9……充填材 10……栓、11……曲げ枠

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半加硫された直線状のホース内部に充填材
    を充填する充填工程、充填工程を経たホースを曲げ枠に
    屈曲せしめて挿入する枠嵌め工程、枠嵌め工程を経たホ
    ースを加硫する加硫工程、加硫工程を経たホースを曲げ
    枠から取り出しホース内から充填材を排出する排出工程
    とを備えた曲がりホースの製造方法。
  2. 【請求項2】半加硫された直線状のホースを曲げ枠に屈
    曲せしめて挿入する枠嵌め工程、枠嵌め工程を経たホー
    ス内に充填材を充填する充填工程、充填工程を経たホー
    スを加硫する加硫工程、加硫工程を経たホース内から充
    填材を排出し曲げ枠から取り出す排出工程とを備えた曲
    がりホースの製造方法。
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