JP2644940B2 - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP2644940B2
JP2644940B2 JP4008590A JP859092A JP2644940B2 JP 2644940 B2 JP2644940 B2 JP 2644940B2 JP 4008590 A JP4008590 A JP 4008590A JP 859092 A JP859092 A JP 859092A JP 2644940 B2 JP2644940 B2 JP 2644940B2
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秀則 守田
守康 片町
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステッピングモータ、
直流電動機等の回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の回転電機の一種のステッ
ピングモータの断面図である。このステッピングモータ
では、内周側に複数の突極部を備えた環状の固定子鉄心
1に、その軸線方向両側から一対のスロットインシュレ
ータ2,3が嵌入されている。そしてスロットインシュ
レータ2,3を介して各突極部に巻線4が巻装され、各
巻線4からのリード線5は一方のスロットインシュレー
タ2に設けたリード線係止部6に係止されている。また
固定子鉄心1の軸線方向の両端にはアルミニューム製の
エンドブラケット7,8が固定されている。エンドブラ
ケット7,8にはそれぞれ軸受保持部7a,8aが設け
られ、これらの軸受保持部7a,8aに一対の軸受9,
10が保持されている。一対の軸受9,10には、回転
子11の回転軸12が支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したステッピ
ングモータのように、従来の回転電機では、回転子の回
転軸を支持する軸受を支持する軸受保持部7a,8aを
エンドブラケット7,8に固定しているため、回転電機
の軸線方向の厚みを薄くしようとしても、限界があっ
た。しかしながら近年、回転電機の軸線方向の厚みを更
に薄くしたいという要望が強くなってきている。
【0004】本発明の目的は、回転電機の軸線方向の厚
み寸法を小さくできる回転電機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内周側に複数
の突極部を備え軸線方向からスロットインシュレータが
嵌入された固定子鉄心の突極部に前記スロットインシュ
レータを介して巻線が巻装されてなる固定子と、固定子
側に設けられた一対の軸受保持部に支持された一対の軸
受と、一対の軸受に回転軸が支持された回転子とを具備
してなる回転電機を対象として、一対の軸受保持部の一
方をスロットインシュレータに設ける。軸受保持部はス
ロットインシュレータと一体に設けることができる。軸
受の位置決め精度を高めるためには、軸受保持部に固定
子鉄心の複数の突極部の磁極面に圧接される当接面を設
け、前記磁極面によって囲まれた回転空間に軸受保持部
の一部を圧入するのが好ましい。
【0006】
【作用】当業者には、スロットインシュレータは固定子
鉄心と巻線の導体との間の絶縁を確保するために用るも
のであるとの固定観念があった。発明者は、この固定観
念を破ってスロットインシュレータに軸受保持部を設け
たため、従来の回転電機の構造と比べて1つのエンドブ
ラケットが不要になり、その分回転電機の軸線方向の寸
法が短くなる。軸受保持部をスロットインシュレータと
一体に設けると、部品点数が少なくなる上、軸受保持部
をしっかりと位置決めできる。また軸受保持部に固定子
鉄心の突極部の磁極面に圧接される当接面を設けると、
軸受保持部の軸芯(軸受の軸芯)を固定子鉄心の軸芯と
確実に一致させることができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1(A)は、本発明をステッピングモータ
に適用した実施例の縦断面図であり、図1(B)は図1
(A)を基準にして見たモータの左側面図である。同図
において、101は内周側に複数の突極部101a〜1
01hを備えた固定子鉄心であり、図1(B)に見られ
るように、固定子鉄心101は八角形状の輪郭の内周面
を有しており、各突極部101a〜101hはこの内周
面から径方向内側に向かって突出している。固定子鉄心
101の四隅には4つの貫通孔101Aが形成され、こ
れら4つ貫通孔にはそれぞれ締付ねじ113が挿入され
ている。固定子鉄心101には軸線方向の両側から一対
のスロットインシュレータ102,103が嵌入されて
いる。これらのスロットインシュレータ102,103
は絶縁樹脂によりそれぞれ一体成形されている。そして
スロットインシュレータ102,103を介して各突極
部に巻線104が巻装され、図示していないが各巻線1
04からのリード線は一方のスロットインシュレータ1
02に設けたリード線係止部106に係止される。また
固定子鉄心101の軸線方向の一端にはアルミニューム
製のエンドブラケット107が、前述の締付ねじ113
により固定されている。エンドブラケット107の軸受
保持部107aには,ボールベアリングからなる一方の
軸受109が嵌合保持されている。またスロットインシ
ュレータ102にも軸受保持部が設けられており、軸受
保持部に他方の軸受110が保持されている。回転子1
11は、磁性材料からなり外周に複数の極歯が形成され
た一対のカップ状部材111a及び111bと、該カッ
プ状部材111a及び111bの間に挾持された環状の
永久磁石111cとから構成される。115は回転子1
11を軸線方向に付勢するスプリングワッシャであり、
116は環状のワッシャである。
【0008】図2(A)及び(B)には、スロットイン
シュレータ102の縦断面図及び右側面図を示してあ
る。スロットインシュレータ102の八角形状の輪郭フ
レーム102Aの内周側には、固定子鉄心101の各突
極部101a〜101hの軸線方向の端面を覆う端面カ
バー部102a1 〜102h1 が径方向内側に突出する
ように設けられ、また輪郭フレーム102Aの内周側に
は隣接する二つの突極部の間に形成される各スロットを
囲むように軸線方向(図面上で右方向)に延びる断面形
状が変形C字状のスロットカバー部102a2 〜102
h2 が設けられている。端面カバー部102a1 〜10
2h1 の径方向内側端部には、突出部102a3 〜10
2h3 が一体に設けられている。各突出部102a3 〜
102h3の間には、巻線導体を案内するための案内溝
102Bがそれぞれ形成されている。そして各突出部1
02a3 〜102h3 の径方向外側の部分には、固定子
鉄心101の各突極部101a〜101hの磁極面10
1a1 〜101h1 [なお、図1(A)には磁極面10
1a1 及び101f1 だけが示されている。]の一部と
圧接される当接面102a4 〜102h4 が形成されて
おり、また各突出部102a3 〜102h3 の径方向内
側の部分には、ボールベアリングからなる軸受110を
嵌合保持するための断面形状がL字状の段部102a5
〜102h5 が形成されている。本実施例においては、
102a3 〜102h3 によって軸受110を保持する
軸受保持部が構成されている。また他方側のスロットイ
ンシュレータ103の構造は、スロットインシュレータ
102から、突出部102a3 〜102h3 とリード線
係止部106を除いた形状とほぼ同様の形状を有してい
る。
【0009】このステッピングモータを組立てる場合に
は、まず固定子鉄心101の両側にスロットインシュレ
ータ102及び103を嵌合し、スロットインシュレー
タ102及び103を介して巻線104を巻装する。次
にエンドブラケット107に軸受109を嵌合し、スロ
ットインシュレータ102に軸受110を嵌合する。そ
して回転子111の回転軸112の一方を軸受110に
支持させ、次にエンドブラケット107の軸受109に
回転軸112を支持させながらエンドブラケット107
を固定子鉄心101に接合して取付ねじ113を用いて
固定子鉄心への取付を行って組立てを完了する。
【0010】上記実施例においては、スロットインシュ
レータ102の端面カバー部102a1 〜102h1 の
全てに突出部102a3 〜102h3 を設けて軸受保持
部を構成しているが、端面カバー部の全てに突出部を設
ける必要はなく、軸受を保持できる範囲の数の突出部を
適宜に設ければ良い。また上記実施例では、軸受保持部
を備えたスロットインシュレータ102を回転軸112
の非突出部側に設けているが、スロットインシュレータ
102を回転軸112の突出部側に設けても良いのは勿
論である。更に上記実施例では、突出部102a3 〜1
02h3 からなる軸受保持部をスロットインシュレータ
102と一体に設けているが、軸受保持部はスロットイ
ンシュレータ102と必ずしも一体に設ける必要はな
く、別部品として製造した軸受保持部をスロットインシ
ュレータ102に固定するようにしてもよい。また上記
実施例では、一対のスロットインシュレータ102及び
103を用いているが、1個のスロットインシュレータ
だけが用いられる場合には、その1個のスロットインシ
ュレータに軸受保持部を設ける。更に上記実施例は、本
発明をステッピングモータに適用した例であるが、本発
明は直流モータや、サーボモータやレゾルバ等の他の回
転電機にも適用できるのは勿論である。
【0011】また上記実施例によれば、軸受保持部を構
成する突出部102a3 〜102h3 に固定子鉄心の磁
極面に圧接される当接面102a4 〜102h4 を設け
て、軸受保持部の軸芯(軸受の軸芯)を固定子鉄心の軸
芯と一致させているが、固定子鉄心101の端面部に嵌
合孔または溝を設け、スロットインシュレータの突出部
102a3 〜102h3 に嵌合凸部を設けて位置決め精
度を高めるようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、スロットイン
シュレータに軸受保持部を設けたため、従来の回転電機
の構造と比べて1つのエンドブラケットが不要になり、
その分回転電機の軸線方向の寸法が短くなる利点があ
る。特に軸受保持部に固定子鉄心の突極部の磁極面に圧
接される当接面を設けたので、軸受保持部の軸芯(軸受
の軸芯)を固定子鉄心の軸芯と確実に一致させることが
できる利点がある。請求項2の発明によれば、部品点数
を少なくできる上、軸受保持部をしっかりと位置決めす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明をステッピングモータに適用
した実施例の縦断面図[図(B)のA−A線断面図]で
あり、(B)は図(A)を基準にして見たモータの左側
面図である。
【図2】(A)及び(B)はスロットインシュレータの
縦断面図及び右側面図である。
【図3】従来のステッピングモータの縦断面図である。
【符号の説明】
1,101…固定子鉄心、2,3,102,103…ス
ロットインシュレータ、4,104…巻線、5…リード
線、6,106…リード線係止部、7,8,107…エ
ンドブラケット、9,10,109,110…軸受、1
1,111…回転子、12,112…回転軸。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側に複数の突極部を備え軸線方向か
    らスロットインシュレータが嵌入された固定子鉄心の前
    記突極部に前記スロットインシュレータを介して巻線が
    巻装されてなる固定子と、前記固定子側に設けられた一
    対の軸受支持部に支持された一対の軸受と、前記一対の
    軸受に回転軸が支持された回転子とを具備してなる回転
    電機において、 前記一対の軸受保持部の一方が前記スロットインシュレ
    ータに設けられており、前記軸受保持部は前記固定子鉄心の前記複数の突極部の
    磁極面に圧接される当接面を有して前記磁極面によって
    囲まれた回転空間に一部が圧入されている ことを特徴と
    する回転電機。
  2. 【請求項2】 前記軸受保持部は前記スロットインシュ
    レータに一体に設けられている請求項1に記載の回転電
    機。
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JPH05199703A JPH05199703A (ja) 1993-08-06
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