JP2643380B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JP2643380B2 JP2643380B2 JP63278007A JP27800788A JP2643380B2 JP 2643380 B2 JP2643380 B2 JP 2643380B2 JP 63278007 A JP63278007 A JP 63278007A JP 27800788 A JP27800788 A JP 27800788A JP 2643380 B2 JP2643380 B2 JP 2643380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- input power
- maximum input
- induction heating
- heating cooker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭用の誘導加熱調理器に関するもので
ある。
ある。
従来の技術 加熱コイルに高周波電流を印加し前記加熱コイルと磁
気結合した負荷を誘導加熱する誘導加熱調理器は安全・
高効率の長所が理解され一般家庭に普及され始めてい
る。一般家庭において使用される誘導加熱調理器は家庭
配線の電源容量からその最大入力電力が1200W〜1300W程
度になるように設定されている。すなわち、誘導加熱調
理器は入力電力を検知する手段を備えており、それによ
って、入力電力が予め定められた設定値を越えないよう
に制御するという方式を採用しているのが一般的であ
る。しかしながら上記方式による誘導加熱調理器を製造
しようとした場合、上記方式を実現するのに用いられる
部品の定数あるいは特性のばらつき等により最大入力電
力が目標とする値もしくは目標とする値を中心にしたあ
る小さな範囲を持つ値、例えば1200W±25Wとするのは非
常に困難である。そこでこの対策として前記方式を実現
するのに用いられる部品、特に抵抗器等を可変なもの、
すなわち可変抵抗器等にしておき製品が組み上がった状
態で最大入力電力を調整するという方式がとられてい
る。
気結合した負荷を誘導加熱する誘導加熱調理器は安全・
高効率の長所が理解され一般家庭に普及され始めてい
る。一般家庭において使用される誘導加熱調理器は家庭
配線の電源容量からその最大入力電力が1200W〜1300W程
度になるように設定されている。すなわち、誘導加熱調
理器は入力電力を検知する手段を備えており、それによ
って、入力電力が予め定められた設定値を越えないよう
に制御するという方式を採用しているのが一般的であ
る。しかしながら上記方式による誘導加熱調理器を製造
しようとした場合、上記方式を実現するのに用いられる
部品の定数あるいは特性のばらつき等により最大入力電
力が目標とする値もしくは目標とする値を中心にしたあ
る小さな範囲を持つ値、例えば1200W±25Wとするのは非
常に困難である。そこでこの対策として前記方式を実現
するのに用いられる部品、特に抵抗器等を可変なもの、
すなわち可変抵抗器等にしておき製品が組み上がった状
態で最大入力電力を調整するという方式がとられてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかし従来の構成では、可変抵抗器等を使用者が容易
に触れることができないようにする必要があるため、製
造者がそれら可変抵抗器等を調整する際にも非常に触り
にくいという課題を有していた。また、回転式の可変抵
抗器等においては、小さな回転角に対して入力電力が大
きく変わったりすることがあり、誘導加熱調理器の製造
工程において前記最大入力電力の調整は最も手間がかか
り、作業性を低下させるという課題を有していた。
に触れることができないようにする必要があるため、製
造者がそれら可変抵抗器等を調整する際にも非常に触り
にくいという課題を有していた。また、回転式の可変抵
抗器等においては、小さな回転角に対して入力電力が大
きく変わったりすることがあり、誘導加熱調理器の製造
工程において前記最大入力電力の調整は最も手間がかか
り、作業性を低下させるという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、最大入力電力の調整作業性
の向上を図ることを目的とする。
の向上を図ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、負荷を誘導加熱
する加熱コイルと、前記加熱コイルへの高周波電力の入
力状態を制御する制御部と、製造工程において機器の最
大入力電力を所定範囲内に調整するための電力調整手段
と、前記電力調整手段で設定された最大入力電力の範囲
内で前記加熱コイルへの入力電力の増減を指定するため
の電力設定用スイッチとを備え、前記電力調整手段は、
前記電力設定用スイッチを用いて入力電力を調整すると
ともに、最大入力電力調整時の前記制御部の制御状態を
固定スイッチを用いて記憶してなるものである。
する加熱コイルと、前記加熱コイルへの高周波電力の入
力状態を制御する制御部と、製造工程において機器の最
大入力電力を所定範囲内に調整するための電力調整手段
と、前記電力調整手段で設定された最大入力電力の範囲
内で前記加熱コイルへの入力電力の増減を指定するため
の電力設定用スイッチとを備え、前記電力調整手段は、
前記電力設定用スイッチを用いて入力電力を調整すると
ともに、最大入力電力調整時の前記制御部の制御状態を
固定スイッチを用いて記憶してなるものである。
作用 上記構成によると、誘導加熱調理器の製造工程におけ
る最大入力電力の調整が増加あるいは減少の電力設定用
スイッチにより簡単に行うことができる。例えば目標と
する最大入力電力が1200W±25Wであれば、前記電力設定
用スイッチを１度押すと50W以下の電力が増加あるいは
減少するように設定しておけば前記電力範囲内に最大入
力電力を調整することができる。その後、最大入力電力
を固定スイッチにより固定することにより最大入力電力
の設定が完了する。このように、最大入力電力の調整が
階段上の変化の中で行うので目標値にあるか無いかの判
断を行いやすい。
る最大入力電力の調整が増加あるいは減少の電力設定用
スイッチにより簡単に行うことができる。例えば目標と
する最大入力電力が1200W±25Wであれば、前記電力設定
用スイッチを１度押すと50W以下の電力が増加あるいは
減少するように設定しておけば前記電力範囲内に最大入
力電力を調整することができる。その後、最大入力電力
を固定スイッチにより固定することにより最大入力電力
の設定が完了する。このように、最大入力電力の調整が
階段上の変化の中で行うので目標値にあるか無いかの判
断を行いやすい。
実 施 例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
明する。
第１図において、１は加熱コイルに高周波電流を印加
し加熱コイルと磁気結合した負荷を誘導加熱する誘導加
熱調理器本体、２はその本体１の前面に配した操作部
で、最大入力電力の設定値を増加させ第１の電力設定用
スイッチ３および最大入力電力の設定値を減少させる第
２の電力設定用スイッチ４とを備えている。また、５は
固定スイッチで、最大入力電力の設定モードと最大入力
電力を固定し通常の加熱動作を行うモードとを切換え
る。なお第１の電力設定用スイッチ３および第２の電力
設定用スイッチ４は通常の加熱動作においては各々入力
電力の増加・減少をさせるスイッチとして働くものとす
る。
し加熱コイルと磁気結合した負荷を誘導加熱する誘導加
熱調理器本体、２はその本体１の前面に配した操作部
で、最大入力電力の設定値を増加させ第１の電力設定用
スイッチ３および最大入力電力の設定値を減少させる第
２の電力設定用スイッチ４とを備えている。また、５は
固定スイッチで、最大入力電力の設定モードと最大入力
電力を固定し通常の加熱動作を行うモードとを切換え
る。なお第１の電力設定用スイッチ３および第２の電力
設定用スイッチ４は通常の加熱動作においては各々入力
電力の増加・減少をさせるスイッチとして働くものとす
る。
第２図は第１図の誘導加熱調理器の回路ブロック図で
ある。図において、11は加熱コイル、12は加熱コイル11
に高周波電流を供給する高周波電源回路、13は高周波電
源回路12の動作モードおよび入力電力等を制御する制御
部で、第１・第２の電力設定用スイッチ3,4および固定
スイッチ５が接続されている。17は負荷鍋である。
ある。図において、11は加熱コイル、12は加熱コイル11
に高周波電流を供給する高周波電源回路、13は高周波電
源回路12の動作モードおよび入力電力等を制御する制御
部で、第１・第２の電力設定用スイッチ3,4および固定
スイッチ５が接続されている。17は負荷鍋である。
次に入力構成における誘導加熱調理器での最大入力電
力に調整のついて説明する。最大入力電力の目標値を12
00W±25W、調整前の入力電力のばらつきは最大を1225W
としたときに、最小を−300Wとする。すなわち調整前の
最大入力電力は925W〜1225Wとなる。第１の電力設定用
スイッチ３による増加および第２の電力設定用スイッチ
４による減少は１度スイッチを押す毎に50W程度変化す
るように制御部13が制御するものと、前記最大入力電力
が最小925Wの際でも６度スイッチを押す（50W×６＝300
W）ことにより目標値に達することになる。このように
して最大入力電力を調整した後、固定スイッチ５により
制御部13は最大入力電力の設定モードから通常の加熱動
作を行うモードに切換え、この時、最大入力電力は調整
後の値に固定される。なお、通常の加熱動作を行うモー
ドにおいては第１の電力設定用スイッチ３および第２の
電力設定用スイッチ４における電力の変化は１度押す毎
に200W程度にすることも可能である。
力に調整のついて説明する。最大入力電力の目標値を12
00W±25W、調整前の入力電力のばらつきは最大を1225W
としたときに、最小を−300Wとする。すなわち調整前の
最大入力電力は925W〜1225Wとなる。第１の電力設定用
スイッチ３による増加および第２の電力設定用スイッチ
４による減少は１度スイッチを押す毎に50W程度変化す
るように制御部13が制御するものと、前記最大入力電力
が最小925Wの際でも６度スイッチを押す（50W×６＝300
W）ことにより目標値に達することになる。このように
して最大入力電力を調整した後、固定スイッチ５により
制御部13は最大入力電力の設定モードから通常の加熱動
作を行うモードに切換え、この時、最大入力電力は調整
後の値に固定される。なお、通常の加熱動作を行うモー
ドにおいては第１の電力設定用スイッチ３および第２の
電力設定用スイッチ４における電力の変化は１度押す毎
に200W程度にすることも可能である。
また第１の電力設定用スイッチ３および第２の電力設
定用スイッチ４を押し続けると連続して数回押したもの
として受けつけるようにしてもよい。
定用スイッチ４を押し続けると連続して数回押したもの
として受けつけるようにしてもよい。
調整終了後は固定スイッチ５が触れない様に穴をゴム
等でふさいだりすることも使用者が誤って調整しなおす
ことが無く有効である。
等でふさいだりすることも使用者が誤って調整しなおす
ことが無く有効である。
上記実施例では、第１および第２の電力設定用スイッ
チ3,4を通常の入力電力設定スイッチと兼用しているた
め、構成が簡単となり、また、最大入力設定の調整を行
う操作性を向上できる。
チ3,4を通常の入力電力設定スイッチと兼用しているた
め、構成が簡単となり、また、最大入力設定の調整を行
う操作性を向上できる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明の誘導加熱調
理器によると、従来誘導加熱調理器の製造工程において
最も手間がかかりかつ作業性の悪かった最大入力電力の
調整を簡単に行うことができ、よって作業性を大幅に向
上できる。
理器によると、従来誘導加熱調理器の製造工程において
最も手間がかかりかつ作業性の悪かった最大入力電力の
調整を簡単に行うことができ、よって作業性を大幅に向
上できる。
第１図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の外観
斜視図、第２図は同回路ブロック図である。 ３……第１の電力設定用スイッチ、４……第２の電力設
定用スイッチ、５……固定スイッチ、11……加熱コイ
ル、12……高周波電源回路、13……制御部。
斜視図、第２図は同回路ブロック図である。 ３……第１の電力設定用スイッチ、４……第２の電力設
定用スイッチ、５……固定スイッチ、11……加熱コイ
ル、12……高周波電源回路、13……制御部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−121281（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−161688（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−234889（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−158696（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】負荷を誘導加熱する加熱コイルと、前記加
熱コイルへの高周波電力の入力状態を制御する制御部
と、製造工程において機器の最大入力電力を所定範囲内
に調整するための電力調整手段と、前記電力調整手段で
設定された最大入力電力の範囲内で前記加熱コイルへの
入力電力の増減を指定するための電力設定用スイッチと
を備え、前記電力調整手段は、前記電力設定用スイッチ
を用いて入力電力を調整するとともに、最大入力電力調
整時の前記制御部の制御状態を固定スイッチを用いて記
憶してなる誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63278007A JP2643380B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63278007A JP2643380B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02123692A JPH02123692A (ja) | 1990-05-11 |
| JP2643380B2 true JP2643380B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17591334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63278007A Expired - Lifetime JP2643380B2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2643380B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60158696U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-22 | 株式会社日立ホームテック | 電磁調理器 |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP63278007A patent/JP2643380B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02123692A (ja) | 1990-05-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR950004808B1 (ko) | 전자레인지의 자동 요리 제어장치 | |
| KR20080020987A (ko) | 유도 장치의 수개의 유도 코일들에 전력을 공급하는 방법및 장치 | |
| JP2643380B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH01227720A (ja) | 硬軟炊き分け電気炊飯器 | |
| JP2006172727A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| KR20180044766A (ko) | 유도 가열 조리기 | |
| JP3127778B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP2531803B2 (ja) | ジャ―炊飯器 | |
| JP3156548B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPS60235388A (ja) | 高周波加熱装置 | |
| JP2949943B2 (ja) | 電子温度調節器 | |
| JP2976639B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP3304200B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP2837907B2 (ja) | マグネトロン駆動回路 | |
| JP3284980B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JPH0237042Y2 (ja) | ||
| JPS5843192Y2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| KR0154636B1 (ko) | 기계식 전자렌지의 자동조리 제어장치 | |
| JPH0465089A (ja) | 電気ヒーター | |
| JPH0719651B2 (ja) | 加熱調理器の温調装置 | |
| JPS63304589A (ja) | 電気ホットプレ−ト | |
| JP2608874B2 (ja) | 電気床暖房器具 | |
| JPS6337750Y2 (ja) | ||
| JPH04245189A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
| JP2633546B2 (ja) | 誘導加熱調理器 |