JP2640721B2 - 圧縮成形型フェイスマスクの製造方法 - Google Patents
圧縮成形型フェイスマスクの製造方法Info
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- JP2640721B2 JP2640721B2 JP19600994A JP19600994A JP2640721B2 JP 2640721 B2 JP2640721 B2 JP 2640721B2 JP 19600994 A JP19600994 A JP 19600994A JP 19600994 A JP19600994 A JP 19600994A JP 2640721 B2 JP2640721 B2 JP 2640721B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、美容用の圧縮成形型
フェイスマスクの製造方法に関する。
フェイスマスクの製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、美容用のフェイスマスクは、材質
が紙、パルプ、合成繊維等を原料とする不織布等であ
り、顔の形に打ち抜き、縁面をきっちり揃えて２つ折り
にし、その後適当に折り畳むかそのままぐしゃぐしゃに
縮めて圧縮し、錠剤状のコンパクトな形状に形成してあ
った。
が紙、パルプ、合成繊維等を原料とする不織布等であ
り、顔の形に打ち抜き、縁面をきっちり揃えて２つ折り
にし、その後適当に折り畳むかそのままぐしゃぐしゃに
縮めて圧縮し、錠剤状のコンパクトな形状に形成してあ
った。
【０００３】この従来のフェイスマスクでは、材質が
紙、パルプ、合成繊維等を原料とする不織布等のため、
顔の形に打ち抜いたり、折り畳んだりするときや、圧縮
加工工程中に、破れたり、変形することが多かった。ま
た、水や化粧水を含ませて広げる時、くっつき合って広
げ難く、破れ易かった。また、ぐしゃぐしゃに縮めてあ
ったため、水を全体に均等に含ませ難く、含み具合がム
ラになることが多かった。さらに、２つ折りにしてある
のを広げようとするとき、縁面をきっちり揃えた状態に
２つ折りしてあるため、掴みにくく広げるのに手間がか
かった。
紙、パルプ、合成繊維等を原料とする不織布等のため、
顔の形に打ち抜いたり、折り畳んだりするときや、圧縮
加工工程中に、破れたり、変形することが多かった。ま
た、水や化粧水を含ませて広げる時、くっつき合って広
げ難く、破れ易かった。また、ぐしゃぐしゃに縮めてあ
ったため、水を全体に均等に含ませ難く、含み具合がム
ラになることが多かった。さらに、２つ折りにしてある
のを広げようとするとき、縁面をきっちり揃えた状態に
２つ折りしてあるため、掴みにくく広げるのに手間がか
かった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の欠
点を除去するためなされたものであり、加工中破れ難い
材質で、水分を含ませて広げる際にスムーズに広がり、
破れ難く、水分を全体にムラなく含浸させ易く、目の部
分を切り取り可能にして残し、目の部分を付けたままで
も、切り離しても、使用可能にした圧縮成形型フェイス
マスクの製造方法を提供することを目的とする。
点を除去するためなされたものであり、加工中破れ難い
材質で、水分を含ませて広げる際にスムーズに広がり、
破れ難く、水分を全体にムラなく含浸させ易く、目の部
分を切り取り可能にして残し、目の部分を付けたままで
も、切り離しても、使用可能にした圧縮成形型フェイス
マスクの製造方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の圧縮成形型フ
ェイスマスクの製造方法は、フェイスマスク素材をコン
パクトに圧縮成形する製造方法において、フェイスマス
クの素材に、脱脂綿の断面方向に水をすばやく通過さ
せ、繊維を交絡させてなる不織布〔以下、高交絡脱脂綿
素材と呼ぶ〕を用い、該不織布でフェイスマスクを形成
し、該フェイスマスクを圧縮する金筒内に入れる前工程
として、先ず、該フェイスマスクの相対向する縁面を揃
えることなく、ずらして折り畳み、次に所定の幅になる
よう重ねて折り畳み、これら所定の幅に折り畳まれたフ
ェイスマスクを、さらに、ロール状に締めつけて金筒の
内径と同等になるように巻き、これら締めつけて巻かれ
たフェイスマスクを金筒内に垂直に入れ、圧縮する圧縮
成形型フェイスマスクの製造方法である。
ェイスマスクの製造方法は、フェイスマスク素材をコン
パクトに圧縮成形する製造方法において、フェイスマス
クの素材に、脱脂綿の断面方向に水をすばやく通過さ
せ、繊維を交絡させてなる不織布〔以下、高交絡脱脂綿
素材と呼ぶ〕を用い、該不織布でフェイスマスクを形成
し、該フェイスマスクを圧縮する金筒内に入れる前工程
として、先ず、該フェイスマスクの相対向する縁面を揃
えることなく、ずらして折り畳み、次に所定の幅になる
よう重ねて折り畳み、これら所定の幅に折り畳まれたフ
ェイスマスクを、さらに、ロール状に締めつけて金筒の
内径と同等になるように巻き、これら締めつけて巻かれ
たフェイスマスクを金筒内に垂直に入れ、圧縮する圧縮
成形型フェイスマスクの製造方法である。
【０００６】また、目の部分を、切り取り可能に複数箇
所連結してフェイスマスクを形成する圧縮成形型フェイ
スマスクの製造方法である。
所連結してフェイスマスクを形成する圧縮成形型フェイ
スマスクの製造方法である。
【０００７】
【作用】上記構成の圧縮成形型フェイスマスクの製造方
法においては、吸水性・保湿性に優れた綿繊維同士を強
く絡ませ、表面を平滑に仕上げた不織布である高交絡脱
脂綿素材のフェイスマスクを形成するため、加工工程中
に破れや変形を起こし難い上、使用時に、水や化粧水を
含ませて顔の形に広げる際、くっつき合わず広げ易い。
製造したフェイスマスクは、ロール状に巻いて小さく圧
縮してあることにもより、水分を全体に均等にムラなく
含ませ易い。さらに、相対向する縁面を揃えることな
く、ずらして折り畳んであることから、縁部を掴み易く
たいへん広げ易い。目の部分を切り取り可能に複数箇所
連結して残してあるため、手で簡単に切り取れ、付けた
ままでも、切り離しても、どちらでも使用できる。
法においては、吸水性・保湿性に優れた綿繊維同士を強
く絡ませ、表面を平滑に仕上げた不織布である高交絡脱
脂綿素材のフェイスマスクを形成するため、加工工程中
に破れや変形を起こし難い上、使用時に、水や化粧水を
含ませて顔の形に広げる際、くっつき合わず広げ易い。
製造したフェイスマスクは、ロール状に巻いて小さく圧
縮してあることにもより、水分を全体に均等にムラなく
含ませ易い。さらに、相対向する縁面を揃えることな
く、ずらして折り畳んであることから、縁部を掴み易く
たいへん広げ易い。目の部分を切り取り可能に複数箇所
連結して残してあるため、手で簡単に切り取れ、付けた
ままでも、切り離しても、どちらでも使用できる。
【０００８】
【実施例】この発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。不織布である高交絡脱脂綿素材を打ち抜いて形成し
たフェイスマスク（１）の平面図が図１である。高交絡
脱脂綿素材は、本出願人による特願平５−１１３７１６
号の高交絡脱脂綿素材の製造方法にも示されているもの
であり、綿の単一素材でできており、全体に繊維が交絡
して結合力があり、表面が滑らかで柔らかく肌に感触が
良い、どこも硬くなく毛羽立ったり層状に剥離しない、
吸水性・保湿性に優れたような素材である。
る。不織布である高交絡脱脂綿素材を打ち抜いて形成し
たフェイスマスク（１）の平面図が図１である。高交絡
脱脂綿素材は、本出願人による特願平５−１１３７１６
号の高交絡脱脂綿素材の製造方法にも示されているもの
であり、綿の単一素材でできており、全体に繊維が交絡
して結合力があり、表面が滑らかで柔らかく肌に感触が
良い、どこも硬くなく毛羽立ったり層状に剥離しない、
吸水性・保湿性に優れたような素材である。
【０００９】このフェイスマスク（１）を折り畳み線
（２）に従って折り畳んだ状態を示す平面図が図２であ
る。さらに、図２中の折り畳み線（３）に従って背面側
に折り畳んだ状態を示す平面図が図３である。このよう
に、フェイスマスク（１）を圧縮する金筒内に入れる前
工程として、先ず、フェイスマスク（１）の相対向する
縁面を揃えることなく、ずらして折り畳み、次に所定の
幅になるように重ねて折り畳み、ずらした縁面が表にあ
らわれるようにしたものを、さらに、図４に示す如く、
ロール状に締めつけて金筒の内径と同等になるように巻
き、これら締めつけて巻かれたフェイスマスク（１）を
金筒内に垂直に入れて、圧縮して成形する。
（２）に従って折り畳んだ状態を示す平面図が図２であ
る。さらに、図２中の折り畳み線（３）に従って背面側
に折り畳んだ状態を示す平面図が図３である。このよう
に、フェイスマスク（１）を圧縮する金筒内に入れる前
工程として、先ず、フェイスマスク（１）の相対向する
縁面を揃えることなく、ずらして折り畳み、次に所定の
幅になるように重ねて折り畳み、ずらした縁面が表にあ
らわれるようにしたものを、さらに、図４に示す如く、
ロール状に締めつけて金筒の内径と同等になるように巻
き、これら締めつけて巻かれたフェイスマスク（１）を
金筒内に垂直に入れて、圧縮して成形する。
【００１０】金筒内での圧縮の仕方を以下に説明する。
図５に示す金筒（６）内の中央に、上記ロール状に締め
つけて巻いたフェイスマスク（１）を垂直に入れ、その
上下に成形型（７）を入れ、その上下に緩衝用具（８）
を入れ、上下両側からピストン（９）で矢印方向へ圧縮
する。
図５に示す金筒（６）内の中央に、上記ロール状に締め
つけて巻いたフェイスマスク（１）を垂直に入れ、その
上下に成形型（７）を入れ、その上下に緩衝用具（８）
を入れ、上下両側からピストン（９）で矢印方向へ圧縮
する。
【００１１】成形型（７）により、フェイスマスク
（１）の圧縮成形品表面に模様等を施すことができる。
緩衝用具（８）をピストン（９）と成形型（７）の中間
に置くことで、フェイスマスク（１）に無理な力がかか
ることを防ぎ、圧縮加工時におけるフェイスマスク
（１）の破れや変形を防止することができる。緩衝用具
（８）の材質や厚みは、フェイスマスク（１）の大き
さ、仕様によって変更できる。金筒（６）内は、フェイ
スマスク（１）の仕様に対応して、加熱することも、冷
却することも可能である。
（１）の圧縮成形品表面に模様等を施すことができる。
緩衝用具（８）をピストン（９）と成形型（７）の中間
に置くことで、フェイスマスク（１）に無理な力がかか
ることを防ぎ、圧縮加工時におけるフェイスマスク
（１）の破れや変形を防止することができる。緩衝用具
（８）の材質や厚みは、フェイスマスク（１）の大き
さ、仕様によって変更できる。金筒（６）内は、フェイ
スマスク（１）の仕様に対応して、加熱することも、冷
却することも可能である。
【００１２】尚、フェイスマスク（１）の目の部分
（４）は、図１に示す如く、手で簡単に切り取れるよう
に複数の連結箇所（５）を形成して残す。使用すると
き、残したままで使用することも、切り離して使用する
ことも、どちらもできるようになっている。この目の部
分（４）は、切り離した場合、それを目尻等のポイント
ケアパック用としても使える。
（４）は、図１に示す如く、手で簡単に切り取れるよう
に複数の連結箇所（５）を形成して残す。使用すると
き、残したままで使用することも、切り離して使用する
ことも、どちらもできるようになっている。この目の部
分（４）は、切り離した場合、それを目尻等のポイント
ケアパック用としても使える。
【００１３】
【発明の効果】この発明によると、吸水性・保湿性に優
れた綿繊維同士を強く絡ませ、表面を平滑に仕上げた不
織布である高交絡脱脂綿素材のフェイスマスクを形成す
るため、加工工程中に破れや変形を起こし難い。完成し
たフェイスマスクを使用する際、水や化粧水を含ませて
顔の形に広げる時に、くっつき合わず、広げ易い。ロー
ル状に巻いて小さく圧縮するため、フェイスマスクに水
分を含ませる時、全体に均等にムラなく含ませ易い。相
対向する縁面を揃えることなく、ずらして折り畳んであ
ることから、フェイスマスクを広げる時に、掴み易く、
たいへん広げ易い。さらに、目の部分を切り取り可能に
複数箇所連結して残してあるため、手で簡単に切り離す
ことができ、残したままでも、切り離した状態でも、ど
ちらでも使用でき、切り離した目の部分は、目尻等のポ
イントケアパック用としても使用できる等極めて有益な
効果を奏する。
れた綿繊維同士を強く絡ませ、表面を平滑に仕上げた不
織布である高交絡脱脂綿素材のフェイスマスクを形成す
るため、加工工程中に破れや変形を起こし難い。完成し
たフェイスマスクを使用する際、水や化粧水を含ませて
顔の形に広げる時に、くっつき合わず、広げ易い。ロー
ル状に巻いて小さく圧縮するため、フェイスマスクに水
分を含ませる時、全体に均等にムラなく含ませ易い。相
対向する縁面を揃えることなく、ずらして折り畳んであ
ることから、フェイスマスクを広げる時に、掴み易く、
たいへん広げ易い。さらに、目の部分を切り取り可能に
複数箇所連結して残してあるため、手で簡単に切り離す
ことができ、残したままでも、切り離した状態でも、ど
ちらでも使用でき、切り離した目の部分は、目尻等のポ
イントケアパック用としても使用できる等極めて有益な
効果を奏する。
【図１】この発明方法で製造するフェイスマスクの折り
畳み前の状態を示す平面図である。
畳み前の状態を示す平面図である。
【図２】同じく、フェイスマスクの１回折り畳んだ状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図３】同じく、フェイスマスクの２回折り畳んだ状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図４】同じく、フェイスマスクのロール状に巻く状態
を示す説明側面図である。
を示す説明側面図である。
【図５】圧縮成形する装置の一実施例を示す説明断面図
である。
である。
１ フェイスマスク ２ 折り畳み線 ３ 折り畳み線 ４ 目の部分 ５ 連結箇所 ６ 金筒 ７ 成形型 ８ 緩衝用具 ９ ピストン
Claims (2)
- 【請求項１】 フェイスマスク素材をコンパクトに圧縮
成形する製造方法において、フェイスマスクの素材に、
脱脂綿の断面方向に水をすばやく通過させ、繊維を交絡
させてなる不織布を用い、該不織布でフェイスマスクを
形成し、該フェイスマスクを圧縮する金筒内に入れる前
工程として、先ず、該フェイスマスクの相対向する縁面
を揃えることなく、ずらして折り畳み、次に所定の幅に
なるよう重ねて折り畳み、これら所定の幅に折り畳まれ
たフェイスマスクを、さらに、ロール状に締めつけて金
筒の内径と同等になるように巻き、これら締めつけて巻
かれたフェイスマスクを金筒内に垂直に入れ、圧縮する
ことを特徴とする圧縮成形型フェイスマスクの製造方
法。 - 【請求項２】 目の部分を、切り取り可能に複数箇所連
結してフェイスマスクを形成することを特徴とする請求
項１記載の圧縮成形型フェイスマスクの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19600994A JP2640721B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 圧縮成形型フェイスマスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19600994A JP2640721B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 圧縮成形型フェイスマスクの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0838251A JPH0838251A (ja) | 1996-02-13 |
| JP2640721B2 true JP2640721B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16350718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19600994A Expired - Lifetime JP2640721B2 (ja) | 1994-07-27 | 1994-07-27 | 圧縮成形型フェイスマスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2640721B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160079359A (ko) * | 2014-12-26 | 2016-07-06 | 주식회사 아모그린텍 | 분리용 손잡이가 구비된 미용 팩 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4723212B2 (ja) * | 2004-08-02 | 2011-07-13 | 石井産業株式会社 | フェイスパックマスクの折り畳み構造 |
| WO2015182394A1 (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | 塚本進一 | パック用シート |
-
1994
- 1994-07-27 JP JP19600994A patent/JP2640721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160079359A (ko) * | 2014-12-26 | 2016-07-06 | 주식회사 아모그린텍 | 분리용 손잡이가 구비된 미용 팩 |
| KR101704744B1 (ko) * | 2014-12-26 | 2017-02-08 | 주식회사 아모라이프사이언스 | 분리용 손잡이가 구비된 미용 팩 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0838251A (ja) | 1996-02-13 |
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Legal Events
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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