JP2639493B2 - コーキングベラ - Google Patents
コーキングベラInfo
- Publication number
- JP2639493B2 JP2639493B2 JP6058380A JP5838094A JP2639493B2 JP 2639493 B2 JP2639493 B2 JP 2639493B2 JP 6058380 A JP6058380 A JP 6058380A JP 5838094 A JP5838094 A JP 5838094A JP 2639493 B2 JP2639493 B2 JP 2639493B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caulking
- scraper
- vera
- handle
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョイント部や隙間等
の目地に充填したコーキングの表面仕上げをするのに使
用するコーキングベラの改良に関するものである。
の目地に充填したコーキングの表面仕上げをするのに使
用するコーキングベラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョイント部や隙間等の目地に充
填したコーキング材の表面を均し、所定の仕上げをする
のには、図12,13に示すような、ステンレスまたは
鋼材等の金属製の折曲形コーキングベラaあるいは直形
コーキングベラbを使用し、その刃先部分をコーキング
材を充填した凹溝状の当該目地の両辺縁に沿わせ、摺擦
することによって所期の均し作業を行っている。
填したコーキング材の表面を均し、所定の仕上げをする
のには、図12,13に示すような、ステンレスまたは
鋼材等の金属製の折曲形コーキングベラaあるいは直形
コーキングベラbを使用し、その刃先部分をコーキング
材を充填した凹溝状の当該目地の両辺縁に沿わせ、摺擦
することによって所期の均し作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらコーキ
ングベラa,bは、上記のようにステンレスまたは鋼材
等の金属製の硬材料から製作されていて、目地の両辺縁
に馴染みにくいために、普通は同じ区間を数回繰り返し
摺擦しなければ所定の品質の仕上げ面を得ることができ
ず、作業性が非常に悪かったし、目地からはみ出た余分
なコーキング材を、そのコーキングベラa,b等を器用
に使いこなして除去しなければならなかった。このた
め、目地のコーキング仕上げを体裁よく綺麗に仕上げる
には相当の熟練を要した。本発明の目的は、コーキング
の表面を、初心者であっても簡単かつ確実にしかも体裁
よく綺麗に仕上げることができるコーキングベラの提供
にある。
ングベラa,bは、上記のようにステンレスまたは鋼材
等の金属製の硬材料から製作されていて、目地の両辺縁
に馴染みにくいために、普通は同じ区間を数回繰り返し
摺擦しなければ所定の品質の仕上げ面を得ることができ
ず、作業性が非常に悪かったし、目地からはみ出た余分
なコーキング材を、そのコーキングベラa,b等を器用
に使いこなして除去しなければならなかった。このた
め、目地のコーキング仕上げを体裁よく綺麗に仕上げる
には相当の熟練を要した。本発明の目的は、コーキング
の表面を、初心者であっても簡単かつ確実にしかも体裁
よく綺麗に仕上げることができるコーキングベラの提供
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明コーキングベラA
は、基端部3′側に対し先端部3″側を徐々に肉薄にし
てかつ湾曲させた主板3の左右辺縁に、同じく基端部
4′側に対し先端部4″側を除々に肉薄にした左右側壁
4,4を一体に起立させてバケット形に形成した弾性材
料製のスクレーパ2を、握り柄1の先端部1′に取り付
けてなる。
は、基端部3′側に対し先端部3″側を徐々に肉薄にし
てかつ湾曲させた主板3の左右辺縁に、同じく基端部
4′側に対し先端部4″側を除々に肉薄にした左右側壁
4,4を一体に起立させてバケット形に形成した弾性材
料製のスクレーパ2を、握り柄1の先端部1′に取り付
けてなる。
【0005】握り柄1の先端部1′へのスクレーパ2の
取付けは、前者の先端部1′に設けた凹溝1″に後者の
主板3の基端部3′を挿着するとともに止鋲5を打着す
ることにより行うと、簡単に、しかも、しっかりと取り
付けられ好適である。また、握り柄1の軸線とスクレー
パ2の開口端面とがなす角度を15〜20゜に設定する
と使い勝手がよい。弾性材料としては、天然ゴム、合成
ゴムまたは合成樹脂等が適当であり、握り柄1としては
木製が適当である。
取付けは、前者の先端部1′に設けた凹溝1″に後者の
主板3の基端部3′を挿着するとともに止鋲5を打着す
ることにより行うと、簡単に、しかも、しっかりと取り
付けられ好適である。また、握り柄1の軸線とスクレー
パ2の開口端面とがなす角度を15〜20゜に設定する
と使い勝手がよい。弾性材料としては、天然ゴム、合成
ゴムまたは合成樹脂等が適当であり、握り柄1としては
木製が適当である。
【0006】
【作用】スクレーパがバケット形であるにより、当該目
地に充填されたコーキング材の表面の均しを余分なコー
キング材を掻き集めながら綺麗に仕上げることができる
ものである。また、スクレーパは弾性材料製であるから
目地の両辺縁に密に当接させて摺擦でき、従来の金属製
のもののように凹凸を残すようなことなく体裁よく仕上
げることができる。
地に充填されたコーキング材の表面の均しを余分なコー
キング材を掻き集めながら綺麗に仕上げることができる
ものである。また、スクレーパは弾性材料製であるから
目地の両辺縁に密に当接させて摺擦でき、従来の金属製
のもののように凹凸を残すようなことなく体裁よく仕上
げることができる。
【0007】
【実施例】図1〜3は本発明コーキングベラの実施例を
示すもので、そのコーキングベラAは、握り柄1の先端
にスクレーパ2を取り付けてなる。握り柄1は握り易い
ように中央部分をすぼませるとともに、先端部1′に凹
溝1″を形成した木製のものである。この握り柄1は木
製であることが好ましいが、合成樹脂または金属製であ
ってもよい。
示すもので、そのコーキングベラAは、握り柄1の先端
にスクレーパ2を取り付けてなる。握り柄1は握り易い
ように中央部分をすぼませるとともに、先端部1′に凹
溝1″を形成した木製のものである。この握り柄1は木
製であることが好ましいが、合成樹脂または金属製であ
ってもよい。
【0008】スクレーパ2は、基端部3′側に対し先端
部3″側を徐々に肉薄にしてかつ湾曲させた主板3の左
右両辺縁に、同じく基端部4′側に対し先端部4″側を
除々に肉薄にした左右側壁4,4を一体に起立させて、
合成ゴム,天然ゴムまたは合成樹脂等の弾性材料により
形成したものである。また、このスクレーパ2は、その
主板3の先端部3″および左右側壁4,4の端面が同一
面内においてコ字形をなし開口を囲繞形成し、全体とし
ては一種のバケット形をなしている。
部3″側を徐々に肉薄にしてかつ湾曲させた主板3の左
右両辺縁に、同じく基端部4′側に対し先端部4″側を
除々に肉薄にした左右側壁4,4を一体に起立させて、
合成ゴム,天然ゴムまたは合成樹脂等の弾性材料により
形成したものである。また、このスクレーパ2は、その
主板3の先端部3″および左右側壁4,4の端面が同一
面内においてコ字形をなし開口を囲繞形成し、全体とし
ては一種のバケット形をなしている。
【0009】スクレーパ2は、主板3の基端部3′を上
記凹溝1″に挿着するとともに止鋲5を打着することに
より、握り柄1の先端部1′にしっかりと取り付けら
れ、上記開口端面と握り柄1の中心軸線とがなす角度を
15〜20゜にしている。なお、6は握り柄1の先端部
1′に凹溝1″を横断させて貫通形成した止鋲用透孔、
7はスクレーパ2の基端部3′に貫通形成した止鋲用透
孔、8は止鋲5の先端に嵌めた座金である。
記凹溝1″に挿着するとともに止鋲5を打着することに
より、握り柄1の先端部1′にしっかりと取り付けら
れ、上記開口端面と握り柄1の中心軸線とがなす角度を
15〜20゜にしている。なお、6は握り柄1の先端部
1′に凹溝1″を横断させて貫通形成した止鋲用透孔、
7はスクレーパ2の基端部3′に貫通形成した止鋲用透
孔、8は止鋲5の先端に嵌めた座金である。
【0010】図4〜11は、上記コーキングベラAを使
ってコーキング仕上げをする状況を説明するためのもの
である。まず、コーキングには、凹溝状をなす目地9内
を小型ブラシ10により清掃し(図4)たあと、その底
部にバックアップ材11を敷設するとともに(図5)、
該目地9の左右両辺縁外側にマスキングテープ12,1
2を貼り(図6)、上記バックアップ材11に小型はけ
13でプライマー塗布を行い(図7)、コーキングガン
14により所要のコーキング材15を充填する(図8,
9)。
ってコーキング仕上げをする状況を説明するためのもの
である。まず、コーキングには、凹溝状をなす目地9内
を小型ブラシ10により清掃し(図4)たあと、その底
部にバックアップ材11を敷設するとともに(図5)、
該目地9の左右両辺縁外側にマスキングテープ12,1
2を貼り(図6)、上記バックアップ材11に小型はけ
13でプライマー塗布を行い(図7)、コーキングガン
14により所要のコーキング材15を充填する(図8,
9)。
【0011】そのあと、充填されているコーキング材1
5をコーキングベラAのスクレーパ2で仕上げ均しする
もので、それには、該コーキング材15を含む目地9に
スクレーパ2を被せる状態にして、主板3の先端部3″
に目地9を横断させるとともに左右側壁4,4を上記マ
スキングテープ12,12に当接設置させ(図10)、
そのままの状態で、コーキングベラAを手元に引く。こ
れによって、コーキング材15の表面が均され、かつ、
余分のコーキング材15は外側方に流出する、ことなく
スクレーパ2内に掻き集められる。その掻き集め量が所
要量になったところで適宜取り除き、同様の作業を目地
9に沿って継続する。そのあと、マスキングテープ1
2,12を剥離除去することによって、所期の仕上げ均
しが終了する(図11)。
5をコーキングベラAのスクレーパ2で仕上げ均しする
もので、それには、該コーキング材15を含む目地9に
スクレーパ2を被せる状態にして、主板3の先端部3″
に目地9を横断させるとともに左右側壁4,4を上記マ
スキングテープ12,12に当接設置させ(図10)、
そのままの状態で、コーキングベラAを手元に引く。こ
れによって、コーキング材15の表面が均され、かつ、
余分のコーキング材15は外側方に流出する、ことなく
スクレーパ2内に掻き集められる。その掻き集め量が所
要量になったところで適宜取り除き、同様の作業を目地
9に沿って継続する。そのあと、マスキングテープ1
2,12を剥離除去することによって、所期の仕上げ均
しが終了する(図11)。
【0012】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明コーキングベラは、握り柄の先端部にバケット形
のスクレーパを取り付けてなるから、そのスクレーパに
よって目地に充填されたコーキング材の表面の均しを余
分なコーキング材を掻き集めながら綺麗に仕上げること
ができる。スクレーパは弾性材料製であるので目地の両
辺縁に密に馴染ませた状態で摺擦でき、従来の金属製の
もののように凹凸を残すようなことなく体裁よく仕上げ
ることが可能であり、作業効率を向上できるとともに、
初心者であっても品質の高い仕上げができるメリットは
きわめて大きい。
本発明コーキングベラは、握り柄の先端部にバケット形
のスクレーパを取り付けてなるから、そのスクレーパに
よって目地に充填されたコーキング材の表面の均しを余
分なコーキング材を掻き集めながら綺麗に仕上げること
ができる。スクレーパは弾性材料製であるので目地の両
辺縁に密に馴染ませた状態で摺擦でき、従来の金属製の
もののように凹凸を残すようなことなく体裁よく仕上げ
ることが可能であり、作業効率を向上できるとともに、
初心者であっても品質の高い仕上げができるメリットは
きわめて大きい。
【0013】
【図1】本発明スクレーパの実施例の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】コーキングに当たって目地を清掃している状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】同上の目地にバックアップ材を敷設している状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図6】同上の目地の左右両辺縁外側にマスキングテー
プを貼っている状態の斜視図である。
プを貼っている状態の斜視図である。
【図7】同上の目地にプライマー塗布を行っている状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図8】同上の目地にコーキング材を充填している状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図9】同上のコーキング材の充填を終えた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図10】スクレーパで仕上げ均し作業をしている状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図11】仕上げ均しを終えた状態の目地の斜視図であ
る。
る。
【図12】従来公知の金属製の折曲形コーキングベラの
斜視図である。
斜視図である。
【図13】同じく従来公知の金属製の直形コーキングベ
ラの斜視図である。
ラの斜視図である。
A コーキングベラ 1 握り柄 1′ 先端部 1″ 凹溝 2 スクレーパ 3 主板 3′ 基端部 3″ 先端部 4 側壁 4′ 基端部 4″ 先端部
Claims (4)
- 【請求項1】基端部側に対し先端部側を徐々に肉薄にし
てかつ湾曲させた主板の左右辺縁に、同じく基端部側に
対し先端部側を除々に肉薄にした左右側壁を一体に起立
させてバケット形に形成した弾性材料製のスクレーパ
を、握り柄の先端部に取り付けてなることを特徴とする
コーキングベラ。 - 【請求項2】握り柄の先端部へのスクレーパの取付け
が、前者の先端部に設けた凹溝に後者の主板の基端部を
挿着するとともに止鋲を打着することにより行われてい
ることを特徴とする請求項1記載のコーキングベラ。 - 【請求項3】握り柄の軸線とスクレーパの開口端面とが
なす角度を15〜20゜にしてなることを特徴とする請
求項1または2記載のコーキングベラ。 - 【請求項4】握り柄が木製であり、スクレーパがゴム製
であることを特徴とする請求項1,2または3記載のコ
ーキングベラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6058380A JP2639493B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コーキングベラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6058380A JP2639493B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コーキングベラ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10501394A Division JP2645348B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | コーキングベラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07241513A JPH07241513A (ja) | 1995-09-19 |
JP2639493B2 true JP2639493B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13082731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6058380A Expired - Lifetime JP2639493B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | コーキングベラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639493B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102305112B1 (ko) * | 2021-04-06 | 2021-09-27 | 포에이시스템 주식회사 | 균열 보수 피복 두께 품질을 위한 기능성 헤라 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5725771U (ja) * | 1980-07-14 | 1982-02-10 | ||
JPS59142068U (ja) * | 1983-03-10 | 1984-09-22 | ナショナル住宅産業株式会社 | コ−キング装置 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP6058380A patent/JP2639493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07241513A (ja) | 1995-09-19 |
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