JP2638028B2 - 携帯用電子楽器 - Google Patents

携帯用電子楽器

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はショルダーキーボード等の携帯用電子楽器
に関し、楽器本体を変形可能とするとともに、その変形
量に応じて楽音情報を制御することにより、演奏時にス
テージ効果を高めつつ演奏者の身体の動きにより楽音の
制御を可能としたものである。
[従来の技術] 従来の携帯用電子楽器としては、例えばショルダーキ
ーボード等が知られている。
このものはキーボードコントローラを小型軽量化し、
ギターのようにショルダーストラップを付けて肩から吊
り下げて演奏できるようにしたものである。右手で鍵盤
を弾き、左手で各種のモジュレーションをコントロール
するものである。
したがって、ショルダーキーボードの楽器本体には、
鍵盤と各種スイッチまたはレバー等が配設されて構成さ
れている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来の携帯用電子楽器にあ
っては、楽音情報に関しての入力手段としては左右両手
で操作する鍵盤及び各種のスイッチしか備えられていな
かったため、その入力手段の数、入力する場合の演奏者
の演奏姿勢等に限界が生じていたという問題点があっ
た。これは、例えば演奏者のステージアクションを小さ
くしたりして視覚的な効果を減じているものである。
そこで、この発明は、両手で操作される楽音情報の入
力、制御手段の他に、回動軸を中心とした第1部分、第
2部分の角度変位を検出して楽音を変化させる新たな入
力、制御手段を設けることにより、その入力、制御をよ
りきめの細かなものとするとともに、演奏動作上からも
演奏表現を豊かにすることを、その目的としている。
[問題点を解決するための手段] そこで、上記目的を達成するための本発明の携帯用電
子楽器は、回動軸を中心として表裏方向へ屈曲可能に連
結された第1部分および第2部分を有する携帯可能な楽
器本体と、これらの第1部分および第2部分間の屈曲の
変位情報を検出する変位情報センサと、この変位情報セ
ンサによって検出した変位情報に基づき、楽音情報を制
御する楽音情報制御手段とを備えた構成である。
[作用] 本発明に係る携帯用電子楽器にあっては、楽器本体は
第1部分と第2部分とを有しており、これらの第1部分
と第2部分とは回動軸を中心として屈曲することができ
る。すなわち、例えば演奏者が演奏状態において第1部
分を第2部分に対して折り曲げることができる。そし
て、第1部分と第2部分とがこのようにして回動軸を中
心にして屈曲した場合、変位情報センサによってこれら
の第1部分と第2部分との間の相対移動による変位情
報、例えば変位量、移動速度を検出する。
このようにして検出した変位情報に基づいて楽音情報
制御手段が、楽音情報、例えば音色、ピッチベンド量等
を制御するものである。なお、楽音情報制御手段によっ
て制御された楽音情報は、楽音形成手段によって発音さ
れる。
[実施例] 本発明に係る携帯用電子楽器を、以下、実施例に基づ
いて具体的に説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係る携帯用電子楽器を
示す平面図である。第2図は第1図のII矢視図である。
これらの図において、携帯用電子楽器としてのショル
ダーキーボード11は、略長方形の鍵盤部13(第1部分)
と、同じく略長方形の操作子部15(第2部分)とに2分
割された楽器本体17を有している。そして、楽器本体17
はショルダーストラップ19によって演奏者が携帯、保持
できるように構成されている。
鍵盤部13の上面にはその長辺に沿って複数の鍵20が並
設されており、これらの複数の白鍵及び黒鍵が所定オク
ターブのスケールを形成している。
また、この鍵盤部13の上面には、該鍵盤部13に内蔵し
た楽音形成回路(後述)に接続されたリズム選択スイッ
チ21、音色選択スイッチ21が内蔵されており、さらにス
ピーカ25が配設されている。
なお、鍵盤部13の長手方向の一端部及び他端部にはそ
れぞれ上記ショルダーストラップ19の両端が連結されて
いる。
操作子部15の上面にはその長手方向に沿って2列に複
数のボタンが配設されている。
すなわち、操作子部15上面の外縁側に白鍵に相当する
ボタン43を配設するとともに、その内側に黒鍵に相当す
るボタン45を配設したものである。また、ピッチコント
ローラ47及び各種の効果制御用スイッチ49も配設されて
いる。
これらのボタン43、45により構成される操作子群は、
これに正対して見れば上記鍵盤部13の鍵20の配列とは逆
の方向に向かって高音となるスケールを示している。す
なわち、音高並び方向(矢印方向)は互いに逆向きとな
っているものである。
また、この実施例では、回動軸30を介して、鍵盤部13
と操作子部15とを楽器本体17の表裏方向へそれぞれ揺動
可能に連結している。
すなわち、操作子部15の長手方向の一端部は、該鍵盤
部13の長手方向の他端部には、第2図に示すように、回
動軸30を介してその楽器本体17の表裏方向に揺動自在に
連結されている。ここで、これらの第1部分13と第2部
分15との連結部にはばね31が介装されている。すなわ
ち、このばね31は回動軸30に巻回されており、ばね31に
よって両部分13,15は一定の位置状態を保持するように
付勢されている。
連結部には、ばね31に付設して圧力センサ32が配設さ
れ、この圧力センサ32によって楽器本体17において第1
部分13と第2部分15と間の角度変位を検出している。す
なわち、この楽器本体17の表裏方向の反りによって生じ
たばね力を検出して、両者間の角度変位を算出する。そ
して、この圧力センサ32からの出力は、楽音形成・制御
回路51に出力されている。以下、第3図を参照して楽音
形成・制御回路51を詳細に説明する。
第3図は第1実施例に係る楽音制御回路を示すその概
略全体構成図であり、楽器本体17に内蔵した楽音形成・
制御回路51の概略構成を示している。
この図において示すように、鍵盤部13の各鍵20および
操作子部15の各ボタン43,45によって指定された音高信
号は、楽音形成・制御回路51に入力される。また、各種
スイッチ21、23・・・からもそれぞれの楽音制御信号が
該回路51には入力されている。
ここで、上記圧力センサ32からの楽音制御信号もこの
楽音形成・制御回路51に入力されている。
この圧力センサ32からの出力は、例えばQコントロー
ル、ファズコントロール等の効果制御用信号として入力
するようにしても良い。
そして、この楽音形成・制御回路51からはその出力信
号がアンプ53を介してスピーカ25に供給されている。
したがって、図1において、演奏者がこの携帯用電子
鍵盤楽器を抱えた状態で、操作子部15を把持して、これ
を回動軸30を中心にして折り曲げるように後方へ引くと
(胸をそらせ)、ばね31に抗して鍵盤部13と操作子部15
との間に所定の相対移動(回動)が生じる。
この相対移動を圧力センサ32は検出し、例えば操作子
部15の後方への変位については音量制御信号として、操
作子部1の前方への変異についてはピッチ制御信号とし
て、それぞれ楽音形成・制御回路51に入力している。
この結果、所望の楽音を得るものである。
なお、効果制御用信号を検出するのは楽器本体17の反
りすなわち変化量に限らず、反りの変化率を検出するよ
うにしてもよく、また検出手段としては圧力センサ32の
外に軸に付設した回転角検出センサを用いてもよい。
以上、本発明に係る携帯用電子楽器を実施例を基に具
体的に説明したが、上記実施例以外にも種々の態様をと
ることができる。
例えば、電子鍵盤楽器の持ち易さを目的として楽器本
体の裏面を凹面状に形成することができる。
また、鍵の大きさが大きい鍵盤を旋律用に設定する一
方、操作子としてのボタンを伴奏用に設定して使い易く
することもできる。
また、スケールの方向の異なる2つの鍵盤または操作
子群を同じ向きに設けてもよく、この場合には楽器全体
としても2つの鍵盤または操作子群でスケールの方向が
異なることとなるが演奏者の左右の手で小指側と親指側
とでスケールの方向が一致するためこのスケール感覚に
おいて確認し易くなる。
また、鍵盤あるいは操作子群の数は2つ以上設けるこ
とも可能である。
[効果] 以上説明してきたように本発明に係る携帯用電子楽器
によると、両手で操作される楽音情報の入力、制御手段
の他に、回動軸を中心とした第1、第2部分の角度変位
を検出して楽音を変化させる新たな入力、制御手段を設
けることができ、その入力、制御をよりきめの細かなも
のとするとともに、演奏動作上からも演奏表現を豊かに
することができる。
例えば、楽器全体に向かって入力することができると
いう感覚で、演奏者が大きなアクションで入力が可能で
あるため、ダイナミックレンジの大きな入力を分解能、
精度等コントローラビリティを高くして入力することが
できる。また、視覚的な効果も大であり、演奏者にとっ
ても生理的な満足感が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る携帯用電子楽器を示
す平面図、 第2図は第1図のII矢視図、 第3図は第1実施例に係る楽音制御回路を示すその概略
全体構成図である。 13……鍵盤部(第1部分)、 15……操作子部(第2部分)、 17……楽器本体、 30……回動軸、 32……圧力センサ(変位情報センサ)、 51……楽音形成・制御回路(楽音情報制御手段)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動軸を中心として表裏方向へ屈曲可能に
    連結された第1部分および第2部分を有する携帯可能な
    楽器本体と、 これらの第1部分および第2部分間の屈曲の変位情報を
    検出する変位情報センサと、 この変位情報センサによって検出した変位情報に基づ
    き、楽音情報を制御する楽音情報制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする携帯用電子楽器。
  2. 【請求項2】上記変位情報センサは、第1部分の折り曲
    げ度合の変化率もしくは変化量を変位情報として検出す
    る特許請求の範囲第1項記載の携帯用電子楽器。
  3. 【請求項3】上記楽音情報制御手段は、上記変位情報に
    基づいて音高、音色、音量を変化させ得る特許請求の範
    囲第1項記載の携帯用電子楽器。
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JPS5850492U (ja) * 1981-10-01 1983-04-05 ヤマハ株式会社 小形電子鍵盤楽器のモジユレ−シヨングリツプ
JPS5960691U (ja) * 1982-10-18 1984-04-20 ヤマハ株式会社 携帯用電子鍵盤楽器

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