JP2637556B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control
    • G03G21/206Conducting air through the machine, e.g. for cooling, filtering, removing gases like ozone

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真装置に関し、特には主として、帯
電,露光,現像プロセスを有する電子写真装置に於い
て、帯電手段としてO3,NOx,HNO3等の所謂コロナ生成物
を生成する気中放電法を使用する際に、該装置にエアー
フイルターを装着した電子写真装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
今日、電子写真装置としては、複写機,レーザービー
ムプリンター(LBP),マイクロリーダープリンターな
どが製品化されており、このような電子写真装置は、電
子写真感光体を中心に帯電,露光,現像,転写,クリー
ニング,全面露光などの各手段が配置されている。
電子写真感光体としては、安価,無公害,高感度を特
徴とする有機光導電体を用いたOPC感光体や無公害,高
耐久,高安定性を特徴とするアモルフアスシリコンを用
いたa−Si感光体が主流になりつつある。
このような電子写真装置においては、帯電方法として
コロナ放電等の非接触法や導電ブラシ,導電ローラーな
どの接触法があるが、何れも気中放電法を利用したもの
であり、オゾンなどのコロナ生成物を生ずる。特にコロ
ナ帯電法は大量のオゾンを生成するため、これが電子写
真感光体に付着し、電子写真感光体の劣化や電子写真特
性の悪化を引き起こす。
このため従来より、排気フアンによってオゾンをでき
るだけ速やかに機外に排気したり、オゾンを除去する目
的で活性炭やオゾン分解触媒を用いたフイルターを排気
通路の中間に置いたりして電子写真感光体への影響を小
さくする方法が講じられている。
しかしながら、近年では電子写真技術の進歩が目覚し
く、高品質な画像,ピクトリアルフルカラー画像,コン
ピユーターグラフイツク画像が得られるようになり、従
って画像の一様性に対する要求も格段に厳しいものとな
っている。さらに、高速化、高耐久化にともない一度に
多量のコピーをとることができるようになっている。
このような環境下では電子写真感光体の回転方向に対
する垂直方向、すなわち電子写真感光体の母線方向に、
帯状の画像欠陥を生ずる。この画像欠陥は、反射濃度差
で0.05以上の画像ムラであり、この原因を追求したとこ
ろ、電子写真装置の停止時に帯電器直下及び排気通路に
あたる部位に停止した感光体の部分が何らかのダメージ
を受けていることが判明した(第1図中、感光体の斜線
で示した部分)。
この様な場合に、OPC感光体を用いた電子写真装置で
は、例えば部分的な帯電能低下(正規現像方式では帯状
の画像白ヌケ、反転現象方式では帯状の画像黒筋)を生
じ、a−Si感光体を用いた電子写真装置では、画像ボケ
(解像度の低下)を生ずる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、帯電器直下及び排気通路にあたる部
位の部分的な帯電能低下や画像ボケを防止し、高品質な
画像を得ることができる電子写真装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、帯電手段として気中放電方法を
用いる電子写真装置において、少なくともCuO,MnO2およ
び水溶性ポリマーを含有する触媒層、およびアルミニウ
ム、鉄、アルミニウム合金および鉄合金からなる群より
選ばれる少なくともひとつの金属を有する基体を有する
エアーフィルターを有することを特徴とする電子写真装
置である。
本発明者らの検討によると、前述の問題はコロナ放電
などの気中放電により生ずるNOx,特にHNO3が主原因であ
ることが判明した。これは、帯電器直下付近の感光体が
HNO3により劣化を受けていることがIR法によって確認し
たことに基づいている。
一般に帯電器直下でのオゾン濃度が1〜数10ppmであ
るのに対し、NOx濃度(NO2換算)は0.01〜0.1ppmであ
る。
一方、NOxやHNO3は従来のオゾン除去フイルターでは
除去されないが、低濃度であるので、排気フアンなどに
よってオゾンと共に装置外へ排気されれば問題なしとし
て、従来はNOxやHNO3の処理については考えられていな
かった。
しかしながら、オゾンは一度除去されれば、完全に消
滅するが、NOxはNO2やHNO3などの安定な化学物質とな
り、オゾン除去フイルター等の表面積の大きな場所に多
量に物理吸着し、長時間残存することと推測される。ま
た、装置停止中に、一度吸着されたNO2やHNO3が脱着し
装置内を逆流することが充分に考えられる。また、装置
外に排気されたNOx,HNO3は、部屋の中に充満し、装置内
部に再循環する場合もある。また、装置の設計によって
は、一度フイルターを通過したNOxやHNO3を含む排気の
一部が装置内にとりこまれる場合もある。
従来より知られていたオゾン除去用エアーフイルター
ではNOx,HNO3の除去効果は無かった。一般的にエアーフ
イルターは活性炭及び各種のオゾン分解触媒は粘土やガ
ラス等のバインダーと共に練り混ぜられて基体上にコー
テイングして用いられる。
本発明者らは、各種触媒と共にこのバインダーについ
て各種の組合わせについて検討を行った結果、CuO,MnO2
および水溶性ポリマーの組合わせは触媒のO3分解能の寿
命が長くなり、且つNOxやHNO3の除去に対してきわめて
高い能力を有することを見出した。
また、該触媒層中にFe,Al,Ca,Naまたはこれらの酸化
物の微量添加物を混合するとNOxやHNO3の除去能力がさ
らに向上することも見い出した。
実際に本発明のエアーフイルターを電子写真装置に装
着して実験したところ、このエアーフイルターがオゾン
除去率は全く低下させずに、NOxやHNO3に対して高い除
去効果を有する(後述するが、HNO3については測定手段
はないので実際の電子写真装置による耐久実験を行なっ
た)。
本発明のエアーフイルターは、NOxやHNO3の排気濃度
を低減させるほか、一度、フイルター表面に吸着したNO
x,HNO3を化学吸着することで、それらが脱着し、電子写
真装置内に逆流や再循環することを防止するものであ
る。更に同時に、従来通り以上のオゾン除去効果をも有
するものである。
CuO,MnO2は塩基性酸化物であり、HNO3と反応性があ
り、基本的にはHNO3の除去能力を有するものであるが、
従来の様に粘土やガラスバインダーと練り混ぜると殆ど
HNO3の除去能力が失われるものと思われる。一方、水性
ポリマーは、通常環境下では水分を吸収しており、親水
性であるHNO3のトラツプ能力を有する。また、一般に水
溶性ポリマーはガス透過性が大きく、NOx,HNO3,O3等は
比較的容易に触媒表面に到達し、固定されるものと推測
される。但し、CuOとMnO2の混合効果のメカニズムにつ
いては、殆ど解明されていない。
Fe,Al,Ca,Naもしくはこれらの酸化物は、HNO3と反応
性を有するが、微量添加で効果を有することから、HNO3
のトラツプ効果に何らかの寄与をしていると思われる。
本発明におけるエアーフイルターは、基体上に少なく
ともCuO,MnO2および水溶性ポリマーを含有する触媒層を
コートした形態を基本構成としている。
エアーフイルターにおける水溶性ポリマーとしては、
例えばでんぷん、カゼイン、ゼラチン等の天然樹脂、セ
ルロース、水溶性ポリアミド、4級アンモニウム塩等の
各種水溶性の合成樹脂などが挙げられる。
水溶性ポリマーの添加量は、水溶性ポリマー量と触媒
層全量(基体を含まない)との重量比で0.01:1〜0.5:
1、特には0.05:1〜0.3:1の範囲が好ましい。水溶性ポリ
マー量が重量比で0.01未満であると風圧や振動などの外
力によって触媒層が基体から剥落し易くなり、また0.5
を越えると触媒層が水溶性ポリマーの厚い被膜に覆われ
るため、オゾン等の除去能力が低下し易くなる。
また、エアーフイルターにおける基体は、紙,布,セ
ラミツク等の材質の表面に、アルミニウム,鉄またはア
ルミニウムもしくは鉄の合金を一成分以上コートした基
体やアルミニウム、鉄またはアルミニウムもしくは鉄の
合金を一成分以上用いた金属板または金属箔からなる基
体などが挙げられる。これらのアルミニウム,鉄または
アルミニウムもしくは鉄の合金により形成された基体
は、NOx特にHNO3の除去能力が著しく向上する。
さらに、触媒層には前述したようにFe,Al,Ca,Naまた
はこれらの酸化物を微量添加してもよい。添加量は、触
媒層全重量に対して200ppm〜5%、特には50ppm〜2%
の範囲が好ましい。
本発明のエアーフイルターの形状は、O3,NOx,HNO3
除去効率が大きくて、圧力損失が少なくなる形状が良
く、網目状構造が好ましい。網目状のうちでも特にはハ
ニカム構造のものが良い。
このような網目状構造としては、例えば、第2図のよ
うな段ボールを持き取った構造、第3図のような格子状
に型成形した構造、第4図のようなハニカム構造などが
挙げられる。
これらの中でも、基体がアルミニウム,鉄またはアル
ミニウムもしくは鉄の合金を一成分以上用いた金属箔で
構成された第4図のようなハニカム構造は特に好まし
い。すなわち、金属箔の厚さを10μm〜200μm程度の
範囲で自由に選択でき、従来のような紙やセラミツクを
用いた場合に比べて、セル間隔(すなわち、基体の壁
厚)の薄いものが使用できるため、除去効率を大幅に向
上することができる。特に寸法の大きなフイルターの場
合には、セラミツク等は強度が小さいため壁厚が厚くな
らざるを得ず、従って開口率が小さくなり、圧力損失が
大きくなってしまうが、金属箔の場合は、この点では格
段に優れている。さらに、金属箔による加工は、型成形
に比べて格段に低コストで生産できる等の利点がある。
なお、ハニカム構造の基体は、前記金属箔を接着した
後に展張することによって形成することができる。
また、金属箔は触媒層との接着強度を高め、同時に表
面積を大きくし、NOxやHNO3の除去率を大きくするため
に粗面化しても良い。
第1図に本発明のエアーフイルターを適用した電子写
真装置の概略構成に付いて説明する。
同図に於いて、1は電子写真装置を構成する筐体であ
って、その上面には硝子板よりなる原稿台2a及び原稿押
圧板2bが設けられている。
上記原稿台2a上に載置された原稿3は、ランプ4によ
り光が照射され、反射光はミラー5a,5b及びレンズ6を
介して像担持体となる円筒基板上にアモルフアスシリコ
ン感光層を成膜した感光ドラム7上に照射される。上記
ランプ4、ミラー5a及びレンズ6は筐体1内を図示せざ
る駆動手段により図の矢印方向に移動可能に構成されて
いる。
上記感光ドラム7は図の矢印方向に回転され、コロナ
放電器である主帯電器8により均一に帯電され、原稿3
からの反射光により画像露光を行い静電潜像を形成す
る。該静電潜像は現像器9により現像されてトナー像を
形成し、一方レジストローラ10から供給されるプラスチ
ツクフイルム等の記録材(図示せず)と共にコロナ放電
器である転写帯電器11に搬送され、上記トナー像が記録
材上に転写される。トナー像が転写された記録材はコロ
ナ放電器である分離帯電器12により感光ドラム7から分
離され、搬送器13により図示せざる定着器へ搬送され
る。
感光ドラム7上に残留したトナーはクリーナー14によ
り除去され、イレース光15を照射して帯電履歴を消去し
て次工程に備える。
上記画像形成プロセス中に於いて、空気は排気フアン
16により装置外に排気される。この際何等処理を施さな
いと空気がそのまま排気されるため、フイルター17aを
設けている。また、空気は送風フアン18によりフイルタ
ー17bを介して装置内に送風される。
実施例1,2 50μmの鉄箔を貼り合わせた後展張して、第4図に示
す構造のハニカム構造の基体を作製した。この基体のセ
ル数は140個/inch2,開口率75%,表面積20cm2/cm3であ
り、寸法は100mm×100mm、厚さ5mmであった。次に、CuO
とMnO2の重量比1:1の混合物をでんぷん水溶液中に5:1の
重量比で分散した液をこの基体上に浸漬法により塗工
し、乾燥して触媒層を設けた(触媒層に対する水溶性ポ
リマーの重量比0.2)。このようにして作製したエアー
フイルターをフイルター1とする。
また、型成形により、壁厚0.3mm,開口率64%,セル数
210個/inch2,ピツチ1.7mm,表面積18cm2/cm3,寸法100mm
×100mm,厚さ5mmの鉄製の基体を作製し、フイルター1
と同様にして触媒層を設けた。このようにして作製した
エアーフイルターをフイルター2とする。
また、鉄製をセラミツク製にする以外はフイルター2
と同様にしてエアーフイルターを作製した。このエアー
フイルターをフイルター3とする。
また、フイルター3の触媒層の代わりに、粒径100μ
mの活性炭を粘土及びガラスバインダーと共に混練し
(活性炭と粘土及びガラスバインダーとの重量比10:1
1、この基体上に塗工、乾燥してオゾン除去のためのコ
ーテイング層を設ける以外はフイルター3と同様にして
エアーフイルターを作製した。このエアーフイルターを
フイルター4とする。
このようにして作製したエアーフイルターをカラーレ
ーザー複写機(CLC−1:キヤノン製)の排気口に取り付
けて(第1図中17a)、O3,NOxの排気濃度の測定及び耐
久使用による画像特性の検討を行った。これを実施例1
とする。
また、更にエアーフイルターを前記カラーレーザー複
写機の一次帯電器への送風フアンの送風口にも取り付け
て(第1図中17b)、前記と同様にしてO3,NOxの排気濃
度の測定及び耐久使用による画像特性の検討を行った。
これを実施例2とする。
なお、O3濃度の測定はダイレツク社製1003−AHを用
い、NOx濃度の測定は柳本製作所製ECL−77Aを用いてそ
れぞれ行なった。
また、耐久テストは30秒毎にA4のフルカラーコピーを
1枚取るモードで、10,000枚行なった後、3日間機械を
室内放置し、その後画像出しを行なった。
以下に実験の結果を示す。
この結果から明らかなように、実施例では、本発明の
エアフイルターを(フイルター1,2,3)使用した電子写
真装置では従来に比べてNOx濃度(NO2換算)が著しくは
減少しており(特にフイルター1で約1/3)、また、耐
久使用に於いても実用上の問題はないのに対し、フイル
ター4では実用に耐えないものであった。
また、O3濃度については特にフイルター1では30%位
低い値となっているが、これは、金属箔によるハニカム
構造である為に圧損が小さく、且つ表面積が大きくでき
た効果であると思われる。
実施例2に於いても同様のことが云えるが、一次帯電
器の送風口にフイルターを装着することで、更に除去率
が良くなっている。これはO3やNOxが機外への排気フア
ンによって完全に排出されるものではなく、一部は機内
に滞留し、送風フアンなどによって再循環され、又、一
部は機外に排出された後に再び機内に取り込まれること
を示していると思われる。
さらに、帯電器直下の画像濃度が濃くなる現象は、直
接的にはHNO3の作用によるものと思われる。HNO3はO3,N
Oxと異なり、コピー終了後も機械内部の各所に付着して
いて、機械の各種の送風ファンによって僅かずつ対流
し、停止している感光体の一定の部位に長い時間作用す
ることで前述の現象を引き起こすと思われる。
しかるに、本発明のエアーフイルターはHNO3と反応性
がある為に、一度吸着したHNO3は(しかも表面積が大き
いので、吸着効率も良い)非常に再脱着し難い。HNO3
量は定量できないが、実際の機械を使ったテストでは大
きな効果が認められた。
実施例3 25μmのアルミ箔を基体として用いる以外はフイルタ
ー1と全く同様の方法でエアーフイルターを作製した。
このエアーフイルターをフイルター5とする。フイルタ
ー5を用いて実施例2の検討方法を使ってテストしたと
ころ、以下に示す様な結果が得られた。
O3濃度0.12ppm、NOx濃度0.007ppm 耐久後の画像…一次帯電器直下付近の画像濃度変化は認
められず、実用上全く問題ない。
実施例4 フルター1において、水溶性ポリマーの触媒層全量に
対する重量比を0.01,0.05,0.2,0.3および0.5の5ポイン
トで変化させる以外はフイルター1と同様の方法でエア
ーフイルターを作製した。これらのエアーフイルターを
それぞれフイルター6〜10とする。
これらのフイルター6〜10を用いて実施例2の検討方
法を使い、O3濃度およびNOx濃度(NO2として換算)、耐
久による画像濃度ムラ(正常な部分とのマクベス反射濃
度の差で測定)、および触媒層の強度について測定し
た。また、比較のためフイルター4についても同様にし
て測定を行った。結果を第2表に示す。
以上の結果から、水溶性ポリマーを適当量変化させた
場合、O3除去能力、NOx除去能力、耐久画像濃度ムラ
(即ち、HNO3の除去能力に匹適する)、触媒層の強度か
ら総合的に判断すると水溶性ポリマーの触媒層全量に対
する重量比は0.01〜0.5、特には0.05〜0.3の範囲が適当
であることが判る。
実施例5 フイルター1において、触媒層中に微量添加物とし
て、Feを100ppm、Alを100ppmおよびFeとCaを100ppmづつ
計200ppm加える以外はフイルター1と同様の方法でエア
ーフイルターを作製した。これらのエアーフイルターを
フイルター11,12,13とする。これらのフイルターを用い
て実施例1の検討方法で評価を行なったところ、それぞ
れO3濃度0.13,0.13,0.12,NOx濃度0.008,0.007,0.007、
耐久後(3日放置後)の一次帯電器直下付近の画像濃度
変化はいずれも認められず実用上全く問題なしという結
果を得た。実施例1に比べてNOx,HNO3の除去能力がさら
に向上していることが判る。
以上説明した様に、本発明の電子写真装置はO3の除去
効率を低下させること無しにNOx、特にはHNO3の優れた
除去効果を発揮し、更にHNO3によるコピー画質の低下を
防止し、耐久使用後も欠陥のない画像を提供することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電子写真装置の概略の構成図、 第2図は段ボールを巻いた構造のフイルターの模式図、 第3図は型成形のフイルターの模式図、 第4図は金属箔によるハニカム構造のフイルターの模式
図を示す。 図中1は筐体、2aは原稿台、2bは原稿押圧板、3は原
稿、4はランプ、5a,5bはミラー、6はレンズ、7は感
光ドラム、8は主帯電器、9は現像器、10はレジストロ
ーラ、11は転写帯電器、12は分離帯電器、13は搬送器、
14はクリーナー、15はイレース光、16は排気フアン、17
a,17bはフイルター、18は送風フアン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 悌互 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 平山 典子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−50527(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電手段として気中放電方法を用いる電子
    写真装置において、少なくともCuO,MnO2および水溶性ポ
    リマーを含有する触媒層、およびアルミニウム、鉄、ア
    ルミニウム合金および鉄合金からなる群より選ばれる少
    なくともひとつの金属を有する基体を有するエアーフィ
    ルターを有することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】該触媒層Fe,Al,Ca,Naまたはこれらの酸化
    物のうち少なくとも1種を微量に含有する請求項1項記
    載の電子写真装置。
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