JP2637317B2 - 投写レンズ - Google Patents

投写レンズ

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JP2637317B2
JP2637317B2 JP3234743A JP23474391A JP2637317B2 JP 2637317 B2 JP2637317 B2 JP 2637317B2 JP 3234743 A JP3234743 A JP 3234743A JP 23474391 A JP23474391 A JP 23474391A JP 2637317 B2 JP2637317 B2 JP 2637317B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高画質な投写画像を得る
のに適した投写型ディスプレ−用の高精細度レンズに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、大画面のテレビジョン画像を得る
方法の一つとして、プロジェクションTVが普及しつつ
あるが、その品質を確保する上で投写レンズの性能が重
要な役割を担っている。
【0003】プロジェクションTVの投写レンズは、明
るさを確保するためF値を1近くと口径比を大きくとる
必要があり、かつ画面周辺部にいたるまで良好に収差補
正されなければならない。またプロジェクションTVは
直視管TVに比較して奥行きが大きいのが一つの問題点
でありコンパクトなセットの実現が望まれている。この
ため投写距離の短い広画角投写レンズが必要となってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の投写レンズで
は、ガラスレンズだけで構成すると、高い結像性能、大
口径比、広画角化を実現するには、枚数が増加すると共
に口径が大きくなり、コスト、重量の点で限界が生じて
いた。
【0005】また従来より非球面プラスチックレンズを
用いた例は多いが収差補正を強力に行うために非球面量
を大きくする必要がある。しかし加工精度が低く設計性
能を十分発揮できないと言う問題点があった。特にスク
リ−ンに近い側に非球面を設けると、光束径が大きいた
め加工誤差が収差を発生させ易く、フレア−の発生によ
りコントラストが低下することが問題であった。
【0006】また投写レンズを広画角化するためには、
集光レンズのパワーを強くしなければならない。この時
集光レンズよりスクリーン側の収差補正レンズは、負の
パワーとすると集光レンズの口径が大きくなり、逆に正
のパワーとすると収差補正が困難となる問題点があっ
た。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、奥行きの薄いプロジェクション
V用として、画面全域に渡り良好なフォーカス性能を得
て、かつ加工性に優れた非球面形状のプラスチックレン
ズを搭載し、口径の小さいコンパクトな広画角投写レン
ズを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る投写レンズ
は、スクリーン側から順に並ぶ、負のメニスカス形状の
第1レンズ、スクリーンに凸面を向けた正の第2レン
スクリーンに凸面を向けた正のメニスカス形状の第
3レンズ、両凸の正の第4レンズ、弱い正の第5レン
ズ、スクリーンに凹面を向けた負の第6レンズを有し、
前記第2、第5レンズの両面及び前記第6レンズのスク
リーン側の面を非球面とし、前記第1、第3、第4レン
ズの両面及び前記第6レンズのスクリーンと反対側の面
を球面とし、fを全系の焦点距離とし、f12を第1及び
第2レンズの合成焦点距離としたときに、以下の条件式
(ア) 0.0<f/f12<0.15 …(ア) を満足することを特徴としている
【0009】
【0010】
【作用】本発明のプロジェクタ−用投写レンズは、スク
リ−ン側より順に第1、第2群レンズを有することによ
り球面収差とコマ収差の高精度な補正及び弱い正の集光
作用を行なう。また第3群、第4群レンズは強い集光作
用を行う。第5群レンズは非点収差、歪曲収差、及びコ
マ収差を高精度に補正する機能を有する。そしてスクリ
−ン側に強い凹面を向けた負の第6群レンズは、スクリ
−ンに凹面を向けたCRT蛍光面上に像を正しく結ぶた
めの像面湾曲補正の作用を行なう。
【0011】投写レンズの広画角化を達成するため、第
2、第5レンズの両面を非球面形状とし、上記の補正機
能を果たさせている。また、非球面を有するレンズ材を
プラスチックとすることにより、コストの低減、軽量化
がなされる。また、第3レンズが、スクリーンに凸面を
向けた正のメニスカス形状であり、第4レンズが、両凸
の正であるので、第3及び第4レンズの間の空気層の厚
みが、第3及び第4レンズの光軸付近と周辺付近とにお
いてほぼ一定であり、第3レンズで屈折して出射した光
線がすぐに第4レンズに入射するため、収差の発生が少
ない。このため、非球面レンズの枚数を多くせずに(こ
こでは、第1レンズを非球面とせずに)、広角、低F値
な投写レンズを実現できる。
【0012】また次に(ア)式の条件は、第1群、第2
群レンズの合成パワーに関するもので、下限を越えると
光束が広がりレンズ口径が大きくなる。上限を越えると
特に球面収差の補正が困難となり、このため第2群レン
ズの非球面量を大きくしなければならず、製造公差が実
用的でなくなる。
【0013】
【実施例】本発明による投写レンズの実施例を以下に示
す。実施例は例えば図1に示す様にスクリ−ン側から順
に負のメニスカス形状の第1レンズL1、スクリ−ンに凸
面を向けた弱い正の第2レンズL2、強い正の第3レンズ
L3、両凸の正の第4レンズL4、弱い正の第5群L5レンズ
とスクリ−ンに凹面を向けた負の第6レンズL6から成
る。
【0014】前記第2、5レンズは両面に非球面を有す
る。第1レンズを負にすることにより、球面、コマ収差
の補正を容易とし、さらに非球面を有する第2レンズを
正とすることで光束径を小さくでき、かつ収差補正を高
精細に行う。第2レンズは両面共、変曲点を有さない。
第2レンズは他のレンズに比べ光束径の大きな光束が透
過するが、変曲点を有さないので、設計どうりの形状加
工が容易であるので、加工誤差による球面収差の発生は
ほとんど無い。また集光作用を行なうレンズを第3、4
レンズの2枚で構成したため、軸外収差の発生を小さく
抑えることができ、第5レンズの非球面量も小さくでき
る。
【0015】以下に示す実施例の各表において、Rは曲
率半径、Dは面間隔、Nは543 nmの屈折率、νdはアッベ
数、Siはスクリーン側からi番目の面番号である。また
非球面形状は光軸をx、光軸に直交方向をp、非球面係
数をcc、Aj (j=4, 6, 8, 10)とした時次式x=[(p 2 /R)/{1+(1-(1+cc)(P/R) 2 ) 1/2 }]+A 4 p 4 +A 6 P 6 +A 8 P 8 +A 10 P 10 で表す。倍率は0.117、スクリーンサイズ45インチの
実施例である。
【0016】また、下記に示す実施例は全て(ア)式の
条件を満たす。
【0017】実施例1.第1の実施例の構成を表1に、
光路図を図1、収差図を図3に示す。
【0018】
【表1】
【0019】実施例2.第2の実施例の構成を表2に、
光路図を図2、収差図を図4に示す。
【0020】
【表2】
【0021】実施例3.第3の実施例の構成を表3に、
収差図を図5に示す。
【0022】
【表3】
【0023】実施例4.第4の実施例の構成を表4に、
収差図を図6に示す。
【0024】
【表4】
【0025】
【発明の効果】本発明のレンズ構成により口径比が1.
05と大口径比で、なおかつ半画角が40度程度と広い
投写レンズを得られる。このため、コンパクトで薄型の
投写型TVを実現できる。
【0026】また、前群のパワーを最適な範囲に収める
ことにより、結像性能を良好にできる。しかも、加工性
に優れた非球面形状のプラスチックレンズを用いること
により、高性能投写レンズの生産性を向上させることが
できる。さらに、第3レンズをスクリーンに凸面を向け
た正のメニスカス形状とし、第4レンズを両凸の正と
し、第3及び第4レンズの間の空気層の厚みを第3及び
第4レンズの光軸付近と周辺付近とにおいてほぼ一定に
しているので、収差の発生を抑制でき、このため第1レ
ンズを非球面にすることなく、広角、低F値を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光路図である。
【図2】本発明の第2の実施例の光路図である。
【図3】本発明の第1の実施例の収差図である。
【図4】本発明の第2の実施例の収差図である。
【図5】本発明の第3の実施例の収差図である。
【図6】本発明の第4の実施例の収差図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群 L6 第6レンズ群

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン側から順に並ぶ、負のメニス
    カス形状の第1レンズ、スクリーンに凸面を向けた正の
    第2レンズスクリーンに凸面を向けた正のメニスカス
    形状の第3レンズ、両凸の正の第4レンズ、弱い正の
    5レンズ、スクリーンに凹面を向けた負の第6レンズを
    有し、 前記第2、第5レンズの両面及び前記第6レンズのスク
    リーン側の面を非球面とし、 前記第1、第3、第4レンズの両面及び前記第6レンズ
    のスクリーンと反対側の面を球面とし、 fを全系の焦点距離とし、f12を第1及び第2レンズの
    合成焦点距離としたときに、以下の条件式(ア) 0.0<f/f12<0.15 …(ア) を満足する ことを特徴とする投写レンズ。
JP3234743A 1991-09-13 1991-09-13 投写レンズ Expired - Fee Related JP2637317B2 (ja)

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