JP2637064B2 - 多機能乾燥機 - Google Patents

多機能乾燥機

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JP2637064B2
JP2637064B2 JP7209726A JP20972695A JP2637064B2 JP 2637064 B2 JP2637064 B2 JP 2637064B2 JP 7209726 A JP7209726 A JP 7209726A JP 20972695 A JP20972695 A JP 20972695A JP 2637064 B2 JP2637064 B2 JP 2637064B2
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多機能乾燥機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の家庭には、洗濯あるいは乾燥すべ
き衣類その他数多くの種類の物品がある。これらの物品
は材質や種類に応じて適切な乾燥条件が異なる。例えば
一般の下着、ベッドシート、普段着等はドラム式衣類乾
燥機による乾燥や高温での乾燥に耐えられるが、背広、
スーツ、コート等はハンガー等に掛けて日に晒して乾か
し皺や縮みを防ぐべきである。また、ニット・ウェアは
伸びて変形することを避けるために掛けずに乾燥すべき
であり、ナイロン靴下や毛織物は高度の収縮を避けるた
めに高温乾燥は不適当である。布団、毛布、枕等は随時
に乾燥してかび臭くなるのを防ぐべきであり、雨降り時
の雨具、濡れた着物あるいは靴等はそれぞれ乾燥すべき
であり、暑い時のスーツ、ズボン、スカート等は低温で
乾燥して汗臭い臭いを駆除すべきである。茶碗あるいは
皿等の食器は高温で乾燥して衛生を保ち、鍋、杓子等の
炊事道具は乾燥させてからしまうべきである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に販売されている
通常の乾燥機はある種類の物品のみを乾燥するためのも
のである。したがって、上記各種の物品を乾燥するとい
う需要を満足させるためには一つの家庭で多種の異なる
乾燥機を購入しなくてはならない。このため、費用がか
かるのみならず収納スペースが多く必要であり、さらに
ある種類の乾燥機は使用の頻度が低いため不経済であ
る。目下広く使用されているドラム式衣類乾燥機は乾燥
効果は良好であるが欠点も多く、例えば回転するドラム
によって衣料を傷つけたり皺がよったりしやすい。この
ため、精緻な、あるいは価値の高い衣服、例えばコー
ト、背広、毛織物、ナイロン靴下等の乾燥には不適当で
ある。また、ドラムの体積が限られているため、通常の
ドラム式衣類乾燥機を用いて大型の厚く重い物品、例え
ば布団および枕を乾燥することは困難である。さらに、
不定形の物品、例えば靴、縫いぐるみ玩具および雨傘等
は転がり性が悪いため乾燥しにくい。格子台を設けると
ともにローラに回転を停止させることにより靴乾燥機と
しての使用が可能となるドラム式衣類乾燥機も知られて
いるが、靴乾燥機として使用するときには同時にその他
の衣服類を乾燥することができないため不経済である。
【0004】また、一般に見かける食器乾燥機は乾燥室
の体積が小さいため、茶碗あるいは皿等の食器を乾燥す
ることはできるが、比較的大型の炊事道具、例えば各種
の鍋等を乾燥することはできない。そして、樹脂製の袋
を用いた一般の熱風布団乾燥機は、一年の間で布団を使
用する季節に時々使われるのみであり、その他の季節お
よび時間は収納されたままであるので空間を占める上に
経済的でない。
【0005】上記従来のドラム式衣類乾燥機の欠点を解
決するために非ドラム式衣服類乾燥機も提案されてい
る。このような非ドラム式衣服類乾燥機として、中央に
垂直柱を設け、その周りに衣服類を掛けるために使用さ
れる環状あるいは輻射状の晒し台あるいは支え棒を設
け、さらに垂直柱の上に熱風吹出装置を設けたものがあ
る。例えば米国特許第2,707,838号および第
3,626,602号の発明がこれに属する。しかし、
この種の装置は大型で緊密な乾燥空間がなく、熱風が周
囲に分散しやすいため乾燥効率が低い。さらに、前記晒
し台は一般の衣服を掛けるのには適するが、厚く重い品
物や不定形の品物、例えば靴、布団、マット、縫いぐる
み玩具等の乾燥には使用しにくい。
【0006】また、乾燥箱の中には熱風吹出装置あるい
は除湿装置が設けられ、かつ箱のトップ・プレートある
いは二つの向かい合った側壁の間に固定された衣服掛け
棒を有する非ドラム式衣服類乾燥機も提案されている。
例えば特開昭58−192596号公報および特開昭5
8−195598号公報に記載の非ドラム式衣服類乾燥
機がこれに属する。しかし、これらの非ドラム式衣服類
乾燥機においては、前記着物掛け棒は大型の物品、厚く
重い物品あるいは不定形の物品、例えば布団、マット、
縫いぐるみ玩具および靴等の乾燥には適しない。さら
に、熱風は箱の一方側から箱内に供給されされ他方側か
ら排出されるため箱の中の熱風が均一に流通および分配
し難い。このため、熱風吹込口付近の衣服は既に乾いて
いるのに、熱風吹込口から離れた所の衣服は依然として
湿っていることがあるという問題がある。
【0007】このように、多種の物品を良好に乾燥可能
な乾燥機は未だ見当たらない。本発明の主な目的は、多
種の異なる材質、厚さ、体積および重さの衣服、繊維性
品物あるいは非繊維性品物の乾燥に使用可能であり、以
って使用の頻度および経済的メリットを向上することが
できる多機能乾燥機を提供することにある。本発明の他
の目的は、裏返したり転がしたりぶつけることなく、掛
けたり被せたり置く方式で衣服類を乾燥することにより
衣服の傷つきや皺を防止した多機能乾燥機を提供するこ
とにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、多段階の異な
る電熱を選択的に発生し出力して異なる温度の熱風を発
生することにより、異なる材質の衣服類を適当な温度で
乾燥し、これにより異なる材質の衣服類が損壊したり過
度に縮むことが無いようにする多機能乾燥機を提供する
ことにある。本発明のさらに他の目的は、熱風分布流通
装置を有し、乾燥室の中に流入した熱風を均一に全体の
空間に分配することにより、衣服類を均一に乾燥する多
機能乾燥機を提供することにある。
【0009】本発明のさらに他の目的は、衣服類を乾燥
できるのみならず、茶碗あるいは皿等の食器、鍋あるい
は杓子等の炊事道具の乾燥にも使用できる多機能乾燥機
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の多機能乾燥機は、箱、熱風室、制御パネ
ル、乾燥室、支持台、集水および排気装置を備えた多機
能乾燥機であって、前記箱はトップ・プレート、キャス
ターを設けた底板および複数の側壁から成る外殻を有
し、前記熱風室は前記箱内部の上方に設けられ、前記熱
風室の内部には電熱器が設けられ、前記トップ・プレー
トは前記電熱器の上方に一つの開孔を有し、前記開孔に
はトップ・プレートに取付けられかつカバー・ボックス
の中に格納されたファンおよびモータが設けられ、カバ
ー・ボックスの後端には開口部が形成されており、前記
開口部には空気濾過装置が設けられ、前記電熱器の下に
は多数の穿孔を有する散熱板がほぼ水平に設けられ、前
記散熱板の前記箱の前記側壁と接触する側辺にはそれぞ
れほぼ矩形の開口溝が設けられ、前記制御パネルは前記
トップ・プレートの上方であって前記箱の外側面に設け
られ、前記電熱器および前記ファンの運転時間を選定可
能なタイマスイッチ、前記電熱器の生じる電熱出力パワ
ーを設定できる温度選択・制御スイッチおよび運転指示
灯が取付けられており、前記乾燥室は前記箱の内部であ
って前記熱風室の下に位置し、前記散熱板の下方には前
記乾燥室の温度が予め設定された温度を超えると前記電
熱器への電極供給を切断する温度制御器が設けられ、前
記乾燥室の前側壁には前記乾燥室への物品の出し入れに
用いられる両開扉があり、前記乾燥室の前記前側壁以外
の前記側壁にはそれぞれほぼ矩形の中空ダクトが垂直に
設けられ、前記中空ダクトの上端は開口しており前記開
口は前記散熱板の前記開口溝と互いに接合して前記中空
ダクトと前記熱風室とを互いに連通させ、前記中空ダク
トの底端は閉塞されており、前記中空ダクトの前記乾燥
室の高さ方向の中央部および下部に位置する部分には多
数の穿孔が設けられ、かつ前記下部における前記穿孔の
間隔は前記中央部における前記穿孔の間隔よりも小さ
く、前記乾燥室の前記側壁にはそれぞれコ字形の側棒が
設けられ、前記側棒の両端は前記側壁に取付けられたペ
デスタルの上に枢接され、前記側棒を回転させて前記側
棒を前記側壁に接近させることができるとともに前記箱
の内部側に倒して前記側壁との間に距離を保持させるこ
ともでき、前記支持台は前記乾燥室の中に設けられてお
り、横方向に隔てられた二つの垂直伸縮スリーブ、前記
垂直伸縮スリーブの上端に固定されたほぼ矩形をなす管
台および互いに隔てられ縦方向に平行に延びる一対の底
棒からなり、前記管台はほぼ平行な二つの横向伸縮スリ
ーブとほぼ平行な二つの縦棒とを互いに連接することに
よりほぼ水平な矩形空間を形成し、前記管台はその上方
の前記散熱板、下方の前記底板および周りの前記側壁と
の間に空間を保持し、前記底棒はそれぞれ前記垂直伸縮
スリーブの底端と連結されるとともに両端が前記箱の下
部の向かい合った二つの前記側壁に固着され、前記底棒
の上には側壁に設けられたペデスタルによりほぼ水平に
係止され脱着可能な格子台が設けられており、前記集水
および排気装置は前記支持台の前記底棒の下であって前
記箱の前記底板の上に設けられた集水板からなり、前記
集水板の四側辺はそれぞれ前記箱の前記側壁と接触しか
つ前記四側辺から中央部に設けられた出水口まで下向き
に傾斜し、前記出水口の下には前記集水皿が前記底板の
下に脱着可能に設けられ、前記出水口の傍らには排気ダ
クトの一端と連通する排気口が設けられ、前記排気ダク
トは前記集水板と前記底板との間に設けられ、前記排気
口は前記箱の後壁に設けられかつ前記箱の外に通じるこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明としては、前記支持台に替え
て、前記乾燥室の中に設けられており、横方向に隔てら
れた二つの垂直伸縮スリーブ、前記垂直伸縮スリーブの
上端に固定されたほぼ矩形をなす管台および互いに隔て
られ縦方向に平行に延びる一対の底棒からなり、前記管
台はほぼ平行な二つの横向伸縮スリーブとほぼ平行な二
つの縦棒とを互いに連接することによりほぼ水平な矩形
空間を形成し、前記管台はその上方の前記散熱板、下方
の前記底板および周りの前記側壁との間に空間を保持
し、前記垂直伸縮スリーブの底端は前記底棒の上に固定
され、前記底棒の両端にはそれぞれキャスターが設けら
れ、前記箱の下部には縦方向にほぼ平行に延びる一対の
底台が設けられ、前記底台の前端はそれぞれ案内板の後
端と枢接し、前記案内板の前端は床面と接触して傾斜面
を形成することができるとともに前記乾燥室の内部側に
回転させて前記底台の上に置くこともでき、前記底棒は
前記底台の上に設置可能であり前記底台の一端に設けら
れたリテーナにより前記底棒を前記底台の上に固定する
ことができ、前記リテーナを開けて前記底台と前記底棒
を解放することにより前記底台から前記案内板に沿って
前記支持台を前記箱から取出すことができ、また前記箱
の外から前記案内板を経由して前記支持台を前記箱の中
に入れることもできる支持台を設けてもよい。
【0012】さらに、本発明としては、前記支持台に替
えて、前記乾燥室の中に設けられており、垂直伸縮スリ
ーブおよび前記垂直伸縮スリーブの上端に固定されたほ
ぼ水平の横向伸縮スリーブからなり、前記垂直伸縮スリ
ーブの底端は底台の上に固着され、前記底台の両端は前
記箱下部の向かい合った二つの側壁の上に固定されてお
り、前記横向伸縮スリーブはその上方の前記散熱板、下
方の前記底板および周りの前記側壁との間に空間を保持
する支持台を設けてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の実施例を詳細に説明する。本発明の一実施例を図
1〜図12に示す。図1〜図3に示すように、本発明の
多機能乾燥機は開閉可能な箱1を有し、この箱1はトッ
プ・プレート11、両側壁12、後側壁13、底板14
を含む外殻、および、外方向に互いに向かい合うように
開き乾燥しようとする物品を箱1の中に入れるあるいは
取り出すための両開扉15を設けた前側板からなる。
【0014】扉15には、開閉に用いられる取手151
と門栓152、および、箱1の内部を見るためのガラス
窓153が設けられている。箱1の上には熱風室2が設
けられて、この熱風室2の内部には電熱器21が設けら
れている。電熱器21として多数の散熱フィンを有する
散熱型電熱管を使用することにより、電熱器21と流通
する空気との接触面積を増加して熱伝導の能率を高める
ことができ、かつ電熱管の温度が高すぎて衣服が過度に
加熱されてを損傷することが免れる。この電熱器21
は、ペデスタル22によりトップ・プレート11の下に
吊り下げ固定されている。トップ・プレート11の中央
部には開孔23が設けられており、この開孔23にモー
タ25で駆動されるファン24が設けられている。電熱
器21の下には、ペデスタル281によって散熱板28
が側板の上に支え固定されている。散熱板28には多数
の穿孔が設けられている。また、散熱板28は金属板か
らなり、この散熱板28によって電熱器21および熱風
室2から伝わる熱が均一に分布できるようにしている。
このため、箱1内が局部的に熱くなりすぎて乾燥しよう
とする衣服を損傷することを防止する。さらに、散熱板
28は、乾燥しようとする衣服類と電熱器21との間を
遮って直接に接触させない作用があり、これにより衣服
類が燃焼したり損壊することを防止する。
【0015】モータ25が起動すると、ファン24が回
転することにより外部の空気が開孔23を経由して熱風
室2に流入する。この空気は電熱器21によって加熱さ
れた後、散熱板28の穿孔を経由して散熱板28の下に
設けられた乾燥室3に入る。乾燥室内の空間に熱風が均
一に分布し散熱板28の下に集中しないようにするため
に、側壁12および後側壁13にはそれぞれ垂直中空熱
風ダクト16が設けられている。熱風ダクト16の上端
は開口しており散熱板28の側端に設けられた開口溝2
9と互いに接し、これにより熱風ダクト16内の空間と
熱風室2とが互いに連通しており、ダクトの下端は閉塞
されている。熱風ダクト16の内側壁には多数の穿孔が
設けられている。図1および図2に示すように、穿孔の
分布と配置は、熱風ダクト16の高さ方向の中央部にお
いては穿孔の間隔が比較的大きく、下部においては穿孔
の間隔が比較的小さく、上部は散熱板に接近しているの
で穿孔を設けない。
【0016】上記の構成とすることにより、熱風室2に
おいて加熱された空気は、箱1の上部の散熱板28に設
けられた穿孔から乾燥室3に流入するのみならず、図3
の矢印A、B、Cに示すように、熱風ダクト16の側辺
から熱風を乾燥室3の高さ方向の中央部および下部に供
給することもできる。これにより、乾燥室3の上部から
下部まで均一に熱風を供給することができるため、乾燥
室3内の衣服類が均一に乾燥される。ファン24および
モータ25はカバー・ボックス26の中に格納され、カ
バー・ボックス26の後端には開口部が形成されてお
り、この開口部には空気濾過装置27が設けられてい
る。この空気濾過装置27により空気中の塵が熱風室2
および乾燥室3に入ることを防止するため、衣服類の損
壊が免れる。電熱器21は、1本の抵抗線で分段して接
続線を引き出したり多数個の電熱器21で異なる並列お
よび直列の方式で電源に接続したりすることができるの
で、異なる抵抗値を組み合わせて電熱器21に異なる程
度の電熱を出力させることができる。これにより、外部
の空気を異なる程度の温度に加熱して乾燥室3内に供給
し、以って材質および性質の異なる衣服類を乾燥するこ
とができる。熱風室2の外側面には制御パネル4が設け
られ、制御パネル4にはタイマスイッチ42、温度を選
択および設定する温度選択・制御スイッチ43および運
転指示灯44が設けられている。また、乾燥室3の中に
は温度制御器41が設けられ、乾燥室3内の温度が高す
ぎるときには自動的に電熱器21の電源を切断して衣服
類が損壊されることを防止する。
【0017】乾燥室3の中には支持台5が設けられてい
る。支持台5の上端には2本の横棒51と2本の縦棒5
2とを連接してなる矩形管台がほぼ水平に設けられてお
り、横棒51は横向伸縮スリーブであってねじ511に
よりその伸縮の程度を調整可能である。この矩形管台は
2本のほぼ平行な垂直柱54の上端に固着されており、
垂直柱54は垂直伸縮スリーブであってねじ541によ
りその上端の高さを調整することができる。垂直柱54
の下端は2本の縦向底棒55の上に固着され、この底棒
55の両端はペデスタル62の上に固定され、ペデスタ
ル62は箱1の前後側壁の上に固着されている。
【0018】図4に示すように、前記矩形管台はハンガ
ー等を掛けて乾燥室3内で衣服類を乾燥するために用い
られる。前記矩形管台の間には格子台512が設けら
れ、これにより各ハンガーを離隔して掛けた衣服類に適
当な距離を保持させ、以って乾燥の能率を高めることが
できる。横棒51のスリーブを縮めることにより、前記
矩形管台と周りの側壁、底板14およびその上の散熱板
28との間に比較的大きな空間が形成されるので、図6
に示すように大型あるいは厚く重い物品、例えば布団、
毛布およびベッドシート等をその上に被せることができ
る。物品の四辺が周りの空間に垂れ下がることにより、
物品の外表面および内表面がともに熱い空気と接触でき
るため乾燥効果が高い。
【0019】図7に示すように、水平な前記矩形管台の
上には網籠81を置くことができ、ハンガー等に掛ける
のに適しない衣服および物品、例えば毛織物、帽子、
靴、マット、縫いぐるみ玩具および食器等をこの網籠8
1に入れて乾燥することができる。また、図1および図
7に示すように、支持台5の下端であって底棒55の上
には格子台61が設けられており、比較的重い物品ある
いは不定形の物品、例えば靴、マット、大型の縫いぐる
み玩具および炊事道具等を置いて乾燥するのに用いられ
る。
【0020】乾燥室3の側壁12および後側壁13の内
側面にはそれぞれコ字形の側棒17が設けられている。
側棒17の両端の支持部は支軸台171の上に枢接され
ており、上向きに熱風ダクト16側に倒して畳むことに
より熱風ダクト16の側面に密着させることができ、ま
た外向きに乾燥室3内に倒して広げることにより小さい
衣服あるいは物品、例えば下着、ハンカチ、靴下、タオ
ルおよび手袋等を掛けたり被せて乾燥することができ、
さらに濡れた雨傘もその上に掛けて乾かすことができ
る。
【0021】図8に示すように、両側壁12に設けられ
た側棒17は網籠81の両側を支えることもでき、軽い
あるいは小さい衣服あるいは物品、例えばニットウェ
ア、帽子、縫いぐるみ玩具およびマット等を網籠81の
中に入れて乾燥することができ、そして同時に前記矩形
管台を降ろして大型あるいは厚く重い物品、例えば毛
布、布団、スリーピングバッグおよびベッドシートを被
せて乾燥することができ、さらに底の格子台61はその
他の物品、例えば靴、マットおよび縫いぐるみ玩具等を
置いて乾燥することができる。本発明の一実施例による
多機能乾燥機によると、このように、乾燥室3内の空間
全体を有効に利用して多種の物品を同時に乾燥すること
ができる。
【0022】二本の垂直柱54の内側壁には、それぞれ
多数の溝孔56が上下に間隔をおいて互いに向かい合っ
て並べられている。脱着可能なコ字形中間棒57の両端
をこの溝孔56に挿入することにより、この中間棒57
に小さな物品を掛けて乾燥したり、その他の物品、例え
ば靴等を支えて乾燥することができる。乾燥室3の底部
には、底板14の上に集水板7が設けられている。この
集水板7は、四つの側辺から集水板7の中央へほぼ漏斗
状で下向きに排水口72まで傾斜している。排水口72
の下には、底板14の下に固着された互いに向かい合う
二つの案内溝74に係止された集水皿73が脱着可能に
設けられている。この集水皿73により、乾燥しようと
する衣服あるいは物品、例えば濡れた靴、雨傘、食器お
よび炊事道具等から滴る可能性のある水滴を収集および
処理している。図3に示すように、集水板7の中央部の
排水口72側には排気孔75が設けられている。排気孔
75と集水板7の下に設けられた排気ダクト76とは互
いに連接し、ダクト76の後端は箱の後側壁13に設け
られた排気口77に連接され、排気口77は図示しない
排気管に接続される。このような設計とすることによ
り、熱い空気を乾燥室3内の衣服あるいは物品と十分に
接触させたのち底層の排気孔75へと流れさせ、水蒸気
を含んだ排気が排気口77および前記排気管を経由して
室外に排出される。前記排気管としては一般に使用され
ている洗濯機用配水管などを使用可能であり、必要な場
合は分段して接続使用してもよい。
【0023】箱1の底板14の下にはキャスター70が
設けられ、このキャスター70により本装置を手軽に必
要な場所に移動させて使用することができる。また、支
持台5を構成する横棒51、縦棒52、底棒55などの
棒および垂直柱54は、一般的な方式により接合すれば
よい。例えば、図1における横棒51と縦棒52との間
は溶接などにより、また図1における垂直柱54と底棒
55との間はマニホルド・リベット締めなどにより互い
に接合することができる。
【0024】熱風を均一に熱風室2から乾燥室3の中に
流入させて乾燥室3内の衣服あるいは物品を均一に乾燥
するためには、側壁12および後側壁13に設けられた
熱風ダクト16を利用する外に、散熱板28の設計も非
常に大切である。図9は本発明に係わる散熱板の実施例
の一つを示す。ファン24が散熱板28の中央部上方に
位置しているので、大量の熱い空気が散熱板28から直
接下(乾燥室3の上方)向きに流れるとともに開口溝2
9に向かって流れ熱風ダクト16に入る熱い空気が不足
する現象を防止するために、散熱板28に設ける穿孔の
配置を工夫する必要がある。本発明の一実施例の多機能
乾燥機においては、図9に示すように、散熱板28の中
央部から開口溝29に至る間の部分である粗孔部282
は、穿孔の数が比較的少なくかつ穿孔の間隔が比較的大
きく、四辺の角283および両開扉15を設置するため
開口溝29およびダクト16が設けられていない前側辺
284では穿孔の数が比較的多くかつ間隔が比較的小さ
い。したがって、開口溝29および熱風ダクト16に向
かって流れる熱い空気の流失が比較的少なく、ひいては
図3の矢印A、B、Cで示すように熱風ダクト16から
乾燥室3の高さ方向の中央部および下部に十分な量の熱
い空気を供給し、以って乾燥室3内の温度を全体に均一
にすることができる。
【0025】図10は、本発明に係わる側棒17の実施
例の一つである。側棒17はコ字形の棒で形成され、中
央部172はほぼ水平であり、両端の支持部173はそ
れぞれ支軸台171に嵌入されてねじで枢接されてい
る。溝口174の一端側には、支持部173を挟んで安
定させるための横向凸起175が設けられている。これ
により、側棒17を上向きに熱風ダクト16側に倒して
畳むことにより熱風ダクト16の側面に密着させること
ができ、また外向きに乾燥室3内に倒して広げることに
より中央部172に小さい衣服あるいは物品を掛けて乾
燥することができる。二つの向かい合った両側壁12の
上の側棒17は、図7および図8に示すように、網籠8
1を支えて衣服あるいは物品を置いて乾燥するために用
いられる。
【0026】支持台5は種々の異なる方式で構成するこ
とができるが、構造が簡単でコストが比較的安い他の実
施例を図11に示す。これは、垂直伸縮柱54の上端に
水平の横向伸縮スリーブ51’を接合し、垂直伸縮柱5
4の下端を横向底台63’の上に固着したのち、この横
向底台63’の両端を箱1の向かい合った両側壁12の
内側表面に固定するものである。横向伸縮スリーブ5
1’を縮めると、箱1の周囲の側壁、トップ・プレート
および底板との間に比較的大きな空間が形成されるの
で、ハンガー等を掛けて衣服を乾燥することができ、ま
た大型の厚く重い物品、例えば布団および毛布等をその
上に被せてこの物品の四辺を下に垂れさせて乾燥するこ
とができる。一つの網籠81が必要な場合には、図7に
示すように、まず網籠81の両端を両側の側棒17の上
に掛けた後、さらに図11に示す垂直柱54’の高さを
調整することにより横向き伸縮スリーブ51’と網籠8
1の底端を接触させれば、スリーブ51’および垂直柱
54’が網籠81内の大部分の品物の重量を支えること
ができ、そして側棒17は主に網籠81の平衡を保ち前
後に傾倒しないようにするために用いられる。
【0027】図12は本発明のさらに他の実施例を示す
ものであり、支持台5”の上にある矩形管台には一つの
横向伸縮スリーブ51”が垂直柱54”の上端に直接接
合され、支柱の底棒55”の下にはキャスター70”が
設けられ、二つの底棒55”の間の前後にはそれぞれ横
棒58を設けて二つの底棒55”を互いに連通させるこ
とにより支持台5”をより安定牢固にならしめている。
上記の構成とすることにより、箱1に支持台5”を容易
に出し入れすることができる。ある状況の下では支持台
5”を箱1の中から移出する必要があり、例えば大型の
厚く重い物品、例えば布団を支持台5に被せる場合に
は、支持台5”を乾燥室3から比較的に大きい部屋の空
間内に取り出せば布団を被せる操作が容易であり、その
後さらに支持台5”を乾燥室3に移動させて乾燥すれば
よい。また、日光が室内あるいは室外に届く場合には、
支持台5”を乾燥室3から取り出して日光の下で着物晒
し台として使用し、以ってエネルギーを節約することが
できる。キャスター70”のある支持台5”の乾燥室3
への出し入れを容易にするために、本実施例ではペデス
タル62の上に前後方向に延びる底台63を設け、この
底台63の上にキャスター70”および支持台5”を設
置可能としている。底台63の前端にはヒンジの一端に
案内板64の一端が連接されている。案内板64の他端
を床面に置くことにより傾斜面が形成され、支持台5”
の乾燥室3への出し入れを容易にしている。ヒンジの他
端は回転軸65により底台63の上に枢接され、図12
において破線64’で示すように、案内板64を乾燥室
3の内部側に回転させて底台63の上に置くことができ
る。底台63の上にはリテーナ67が設けられ、支持台
5”の底棒55”を底台63の上に置いたときリテーナ
67で締付固定することができる。
【0028】
【効果】以上説明したように、本発明の一実施例による
多機能乾燥機は、図1および図2に示すように、直立し
た箱の中に多段階温度の熱風分布系統を設け、熱風室2
から水平の有孔散熱板28および側壁に取り付けた中空
有孔の熱風ダクト16を経由して加熱された空気を乾燥
室3内の上下全体の空間に供給することにより乾燥室3
内の物品を均一に乾燥する。乾燥室3の中には支持台5
が設けられ、この支持台5は二つの垂直伸縮柱54の上
端に水平の矩形管台を固着して形成され、前記矩形管台
は四つの側壁との間に空間を保持し、その横棒51には
着物掛けを掛けることができる。また、矩形管台は大型
の厚く重い品物、例えば布団を被せることができるのみ
ならず、掛けたり被したりするのに適しない品物を置く
ための網籠を支えることもできる。乾燥室3の側壁には
小さい品物を掛けるための水平な側棒17が設けられ、
乾燥室3の底部には大きく重い品物を置くための格子台
61が設けられている。衣服を裏返したり転がす必要が
ないので、衣料を傷つけたり皺のよることがない。ま
た、多段階温度の熱風により各種の衣服を乾燥すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すもので、図2の3’−
3’線断面図である。
【図4】本発明の一実施例による多機能乾燥機を用いて
衣類等を乾燥する状況を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施例による多機能乾燥機を用いて
雨具等を乾燥する状況を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施例による多機能乾燥機を用いて
布団を乾燥する状況を示す部分断面斜視図である。
【図7】本発明の一実施例による多機能乾燥機を用いて
食器および炊事道具を乾燥する状況を示す側面図であ
る。
【図8】本発明の一実施例において網籠を掛けた状況を
示す側面図である。
【図9】本発明の一実施例における散熱板を示す斜視図
である。
【図10】本発明の一実施例における側棒を示す斜視図
である。
【図11】本発明の他の実施例における支持台を示す斜
視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例における支持台を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 箱 11 トップ・プレート 12 側壁 13 後側壁 14 底板 15 両開扉 151 取手 152 門栓 153 ガラス窓 16 熱風ダクト 17 側棒 171 支軸台 172 中央部 173 支持部 174 溝口 175 横向凸起 2 熱風室 21 電熱器 22 ペデスタル 23 開孔 24 ファン 25 モータ 26 カバー・ボックス 27 空気濾過装置 28 散熱器 281 ペデスタル 282 粗孔部 283 四辺の角 284 前側辺 29 開口溝 3 乾燥室 4 制御パネル 41 温度制御器 42 タイマスイッチ 43 温度選択・制御スイッチ 44 運転指示灯 5 支持台 5” 支持台 51 横棒(横向伸縮スリーブ) 51’ 横向伸縮スリーブ 51” 横向伸縮スリーブ 511 ねじ512 格子台 52 縦棒 521 マニホルド 54 垂直柱(垂直伸縮スリーブ) 54’ 垂直柱(垂直伸縮スリーブ) 54” 垂直柱(垂直伸縮スリーブ) 541 ねじ 55 底棒 56 溝孔 57 中間棒 58 横棒 61 格子台 62 ペデスタル 62’ ペデスタル 63 底台 63’ 底台 64 案内板 65 回転軸 67 リテーナ 7 集水板 70 キャスター 70” キャスター 72 排水口 73 集水皿 74 案内溝 75 排気孔 76 ダクト 77 排気口 81 網籠

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱、熱風室、制御パネル、乾燥室、支持
    台、集水および排気装置を備えた多機能乾燥機であっ
    て、 前記箱はトップ・プレート、キャスターを設けた底板お
    よび複数の側壁から成る外殻を有し、 前記熱風室は前記箱内部の上方に設けられ、前記熱風室
    の内部には電熱器が設けられ、前記トップ・プレートは
    前記電熱器の上方に一つの開孔を有し、前記開孔にはト
    ップ・プレートに取付けられかつカバー・ボックスの中
    に格納されたファンおよびモータが設けられ、カバー・
    ボックスの後端には開口部が形成されており、前記開口
    部には空気濾過装置が設けられ、前記電熱器の下には多
    数の穿孔を有する散熱板がほぼ水平に設けられ、前記散
    熱板の前記箱の前記側壁と接触する側辺にはそれぞれほ
    ぼ矩形の開口溝が設けられ、 前記制御パネルは前記トップ・プレートの上方であって
    前記箱の外側面に設けられ、前記電熱器および前記ファ
    ンの運転時間を選定可能なタイマスイッチ、前記電熱器
    の生じる電熱出力パワーを設定できる温度選択・制御ス
    イッチおよび運転指示灯が取付けられており、 前記乾燥室は前記箱の内部であって前記熱風室の下に位
    置し、前記散熱板の下方には前記乾燥室の温度が予め設
    定された温度を超えると前記電熱器への電極供給を切断
    する温度制御器が設けられ、前記乾燥室の前側壁には前
    記乾燥室への物品の出し入れに用いられる両開扉があ
    り、前記乾燥室の前記前側壁以外の前記側壁にはそれぞ
    れほぼ矩形の中空ダクトが垂直に設けられ、前記中空ダ
    クトの上端は開口しており前記開口は前記散熱板の前記
    開口溝と互いに接合して前記中空ダクトと前記熱風室と
    を互いに連通させ、前記中空ダクトの底端は閉塞されて
    おり、前記中空ダクトの前記乾燥室の高さ方向の中央部
    および下部に位置する部分には多数の穿孔が設けられ、
    かつ前記下部における前記穿孔の間隔は前記中央部にお
    ける前記穿孔の間隔よりも小さく、前記乾燥室の前記側
    壁にはそれぞれコ字形の側棒が設けられ、前記側棒の両
    端は前記側壁に取付けられたペデスタルの上に枢接さ
    れ、前記側棒を回転させて前記側棒を前記側壁に接近さ
    せることができるとともに前記箱の内部側に倒して前記
    側壁との間に距離を保持させることもでき、 前記支持台は前記乾燥室の中に設けられており、横方向
    に隔てられた二つの垂直伸縮スリーブ、前記垂直伸縮ス
    リーブの上端に固定されたほぼ矩形をなす管台および互
    いに隔てられ縦方向に平行に延びる一対の底棒からな
    り、前記管台はほぼ平行な二つの横向伸縮スリーブとほ
    ぼ平行な二つの縦棒とを互いに連接することによりほぼ
    水平な矩形空間を形成し、前記管台はその上方の前記散
    熱板、下方の前記底板および周りの前記側壁との間に空
    間を保持し、前記底棒はそれぞれ前記垂直伸縮スリーブ
    の底端と連結されるとともに両端が前記箱の下部の向か
    い合った二つの前記側壁に固着され、前記底棒の上には
    側壁に設けられたペデスタルによりほぼ水平に係止され
    脱着可能な格子台が設けられており、 前記集水および排気装置は前記支持台の前記底棒の下で
    あって前記箱の前記底板の上に設けられた集水板からな
    り、前記集水板の四側辺はそれぞれ前記箱の前記側壁と
    接触しかつ前記四側辺から中央部に設けられた出水口ま
    で下向きに傾斜し、前記出水口の下には前記集水皿が前
    記底板の下に脱着可能に設けられ、前記出水口の傍らに
    は排気ダクトの一端と連通する排気口が設けられ、前記
    排気ダクトは前記集水板と前記底板との間に設けられ、
    前記排気口は前記箱の後壁に設けられかつ前記箱の外に
    通じることを特徴とする多機能乾燥機。
  2. 【請求項2】 箱、熱風室、制御パネル、乾燥室、支持
    台、集水および排気装置を備えた多機能乾燥機であっ
    て、 前記箱はトップ・プレート、キャスターを設けた底板お
    よび複数の側壁から成る外殻を有し、 前記熱風室は前記箱内部の上方に設けられ、前記熱風室
    の内部には電熱器が設けられ、前記トップ・プレートは
    前記電熱器の上方に一つの開孔を有し、前記開孔にはト
    ップ・プレートに取付けられかつカバー・ボックスの中
    に格納されたファンおよびモータが設けられ、カバー・
    ボックスの後端には開口部が形成されており、前記開口
    部には空気濾過装置が設けられ、前記電熱器の下には多
    数の穿孔を有する散熱板がほぼ水平に設けられ、前記散
    熱板の前記箱の前記側壁と接触する側辺にはそれぞれほ
    ぼ矩形の開口溝が設けられ、 前記制御パネルは前記トップ・プレートの上方であって
    前記箱の外側面に設けられ、前記電熱器および前記ファ
    ンの運転時間を選定可能なタイマスイッチ、前記電熱器
    の生じる電熱出力パワーを設定できる温度選択・制御ス
    イッチおよび運転指示灯が取付けられており、 前記乾燥室は前記箱の内部であって前記熱風室の下に位
    置し、前記散熱板の下方には前記乾燥室の温度が予め設
    定された温度を超えると前記電熱器への電極供給を切断
    する温度制御器が設けられ、前記乾燥室の前側壁には前
    記乾燥室への物品の出し入れに用いられる両開扉があ
    り、前記乾燥室の前記前側壁以外の前記側壁にはそれぞ
    れほぼ矩形の中空ダクトが垂直に設けられ、前記中空ダ
    クトの上端は開口しており前記開口は前記散熱板の前記
    開口溝と互いに接合して前記中空ダクトと前記熱風室と
    を互いに連通させ、前記中空ダクトの底端は閉塞されて
    おり、前記中空ダクトの前記乾燥室の高さ方向の中央部
    および下部に位置する部分には多数の穿孔が設けられ、
    かつ前記下部における前記穿孔の間隔は前記中央部にお
    ける前記穿孔の間隔よりも小さく、前記乾燥室の前記側
    壁にはそれぞれコ字形の側棒が設けられ、前記側棒の両
    端は前記側壁に取付けられたペデスタルの上に枢接さ
    れ、前記側棒を回転させて前記側棒を前記側壁に接近さ
    せることができるとともに前記箱の内部側に倒して前記
    側壁との間に距離を保持させることもでき、 前記支持台は前記乾燥室の中に設けられており、横方向
    に隔てられた二つの垂直伸縮スリーブ、前記垂直伸縮ス
    リーブの上端に固定されたほぼ矩形をなす管台および互
    いに隔てられ縦方向に平行に延びる一対の底棒からな
    り、前記管台はほぼ平行な二つの横向伸縮スリーブとほ
    ぼ平行な二つの縦棒とを互いに連接することによりほぼ
    水平な矩形空間を形成し、前記管台はその上方の前記散
    熱板、下方の前記底板および周りの前記側壁との間に空
    間を保持し、前記垂直伸縮スリーブの底端は前記底棒の
    上に固定され、前記底棒の両端にはそれぞれキャスター
    が設けられ、前記箱の下部には縦方向にほぼ平行に延び
    る一対の底台が設けられ、前記底台の前端はそれぞれ案
    内板の後端と枢接し、前記案内板の前端は床面と接触し
    て傾斜面を形成することができ、前記案内板は前記乾燥
    室の内部側に回転させて前記底台の上に置くこともで
    き、前記底棒は前記底台の上に設置可能であり前記底台
    の一端に設けられたリテーナにより前記底棒を前記底台
    の上に固定することができ、前記リテーナを開けて前記
    底台と前記底棒を解放することにより前記底台から前記
    案内板に沿って前記支持台を前記箱から取出すことがで
    き、また前記箱の外から前記案内板を経由して前記支持
    台を前記箱の中に入れることもでき、前記底棒の上には
    側壁に設けられたペデスタルによりほぼ水平に係止され
    脱着可能な格子台が設けられており、 前記集水および排気装置は前記支持台の前記底棒の下で
    あって前記箱の前記底板の上に設けられた集水板からな
    り、前記集水板の四側辺はそれぞれ前記箱の前記側壁と
    接触しかつ前記四側辺から中央部に設けられた出水口ま
    で下向きに傾斜し、前記出水口の下には前記集水皿が前
    記底板の下に脱着可能に設けられ、前記出水口の傍らに
    は排気ダクトの一端と連通する排気口が設けられ、前記
    排気ダクトは前記集水板と前記底板との間に設けられ、
    前記排気口は前記箱の後壁に設けられかつ前記箱の外に
    通じることを特徴とする多機能乾燥機。
  3. 【請求項3】 箱、熱風室、制御パネル、乾燥室、支持
    台、集水および排気装置を備えた多機能乾燥機であっ
    て、 前記箱はトップ・プレート、キャスターを設けた底板お
    よび複数の側壁から成る外殻を有し、 前記熱風室は前記箱内部の上方に設けられ、前記熱風室
    の内部には電熱器が設けられ、前記トップ・プレートは
    前記電熱器の上方に一つの開孔を有し、前記開孔にはト
    ップ・プレートに取付けられかつカバー・ボックスの中
    に格納されたファンおよびモータが設けられ、カバー・
    ボックスの後端には開口部が形成されており、前記開口
    部には空気濾過装置が設けられ、前記電熱器の下には多
    数の穿孔を有する散熱板がほぼ水平に設けられ、前記散
    熱板の前記箱の前記側壁と接触する側辺にはそれぞれほ
    ぼ矩形の開口溝が設けられ、 前記制御パネルは前記トップ・プレートの上方であって
    前記箱の外側面に設けられ、前記電熱器および前記ファ
    ンの運転時間を選定可能なタイマスイッチ、前記電熱器
    の生じる電熱出力パワーを設定できる温度選択・制御ス
    イッチおよび運転指示灯が取付けられており、 前記乾燥室は前記箱の内部であって前記熱風室の下に位
    置し、前記散熱板の下方には前記乾燥室の温度が予め設
    定された温度を超えると前記電熱器への電極供給を切断
    する温度制御器が設けられ、前記乾燥室の前側壁には前
    記乾燥室への物品の出し入れに用いられる両開扉があ
    り、前記乾燥室の前記前側壁以外の前記側壁にはそれぞ
    れほぼ矩形の中空ダクトが垂直に設けられ、前記中空ダ
    クトの上端は開口しており前記開口は前記散熱板の前記
    開口溝と互いに接合して前記中空ダクトと前記熱風室と
    を互いに連通させ、前記中空ダクトの底端は閉塞されて
    おり、前記中空ダクトの前記乾燥室の高さ方向の中央部
    および下部に位置する部分には多数の穿孔が設けられ、
    かつ前記下部における前記穿孔の間隔は前記中央部にお
    ける前記穿孔の間隔よりも小さく、前記乾燥室の前記側
    壁にはそれぞれコ字形の側棒が設けられ、前記側棒の両
    端は前記側壁に取付けられたペデスタルの上に枢接さ
    れ、前記側棒を回転させて前記側棒を前記側壁に接近さ
    せることができるとともに前記箱の内部側に倒して前記
    側壁との間に距離を保持させることもでき、 前記支持台は前記乾燥室の中に設けられており、垂直伸
    縮スリーブおよび前記垂直伸縮スリーブの上端に固定さ
    れたほぼ水平の横向伸縮スリーブからなり、前記垂直伸
    縮スリーブの底端は底台の上に固着され、前記底台の両
    端は前記箱下部の向かい合った二つの側壁の上に固定さ
    れており、前記横向伸縮スリーブはその上方の前記散熱
    板、下方の前記底板および周りの前記側壁との間に空間
    を保持し、前記底台の上は側壁に設けられたペデスタル
    によりほぼ水平に係止され脱着可能な格子台が設けられ
    ており、 前記集水および排気装置は前記支持台の前記底棒の下で
    あって前記箱の前記底板の上に設けられた集水板からな
    り、前記集水板の四側辺はそれぞれ前記箱の前記側壁と
    接触しかつ前記四側辺から中央部に設けられた出水口ま
    で下向きに傾斜し、前記出水口の下には前記集水皿が前
    記底板の下に脱着可能に設けられ、前記出水口の傍らに
    は排気ダクトの一端と連通する排気口が設けられ、前記
    排気ダクトは前記集水板と前記底板との間に設けられ、
    前記排気口は前記箱の後壁に設けられかつ前記箱の外に
    通じることを特徴とする多機能乾燥機。
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