JP2636703B2 - 移動体電話システム - Google Patents
移動体電話システムInfo
- Publication number
- JP2636703B2 JP2636703B2 JP5271719A JP27171993A JP2636703B2 JP 2636703 B2 JP2636703 B2 JP 2636703B2 JP 5271719 A JP5271719 A JP 5271719A JP 27171993 A JP27171993 A JP 27171993A JP 2636703 B2 JP2636703 B2 JP 2636703B2
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- Japan
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はセルラー式移動体電話に
関し、特に基地局と通信の相手方の収容される局用交換
局との間の通話路設定に関する。
関し、特に基地局と通信の相手方の収容される局用交換
局との間の通話路設定に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のセルラー式移動体電話システム
は、各々が複数の無線チャネルを備え、かつセルを構成
する複数の無線基地局とこれら基地局を制御し、交換接
続を行なう無線交換局から成り、各無線基地局で提供す
る通話回線は全て上記無線交換局との間に設置されたア
プローチリンクを通して設定されている。
は、各々が複数の無線チャネルを備え、かつセルを構成
する複数の無線基地局とこれら基地局を制御し、交換接
続を行なう無線交換局から成り、各無線基地局で提供す
る通話回線は全て上記無線交換局との間に設置されたア
プローチリンクを通して設定されている。
【０００３】このシステムを通じて行なわれる通信のう
ち、同一の交換局管内でない、他の交換局の加入者との
間の通信は、前記無線交換局から、通信相手の収容され
る他の局用交換局あるいは無線交換局まで局間トランク
回線を通じて接続される。
ち、同一の交換局管内でない、他の交換局の加入者との
間の通信は、前記無線交換局から、通信相手の収容され
る他の局用交換局あるいは無線交換局まで局間トランク
回線を通じて接続される。
【０００４】また、局用交換網では、局階位に従って直
属上位局との間を順次に多段星形に結ぶ基幹回線に加
え、直属関係のない２局間相互を結ぶいわゆる斜め回線
が設けられ、交換網構成上の経済化が図られる場合があ
る。しかし、移動体電話システムの無線基地局は独立の
交換局ではないため、単独では、斜め回線の制御ができ
ず、斜め回線を持つ構成が実現できなかった。
属上位局との間を順次に多段星形に結ぶ基幹回線に加
え、直属関係のない２局間相互を結ぶいわゆる斜め回線
が設けられ、交換網構成上の経済化が図られる場合があ
る。しかし、移動体電話システムの無線基地局は独立の
交換局ではないため、単独では、斜め回線の制御ができ
ず、斜め回線を持つ構成が実現できなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般に移動体電話シス
テムでは、移動加入者同士による自局内呼の比率は低
く、ほとんどの通話が移動加入者と固定加入者の間で行
なわれる呼である。また、特に過疎地域に設備される無
線基地局は遠い地方都市に設置される無線交換局に制御
される場合が多いが、この場合でもその扱う呼の大部分
は過疎地域内の移動加入者と固定加入者との間の通信で
ある。
テムでは、移動加入者同士による自局内呼の比率は低
く、ほとんどの通話が移動加入者と固定加入者の間で行
なわれる呼である。また、特に過疎地域に設備される無
線基地局は遠い地方都市に設置される無線交換局に制御
される場合が多いが、この場合でもその扱う呼の大部分
は過疎地域内の移動加入者と固定加入者との間の通信で
ある。
【０００６】この様な場合、従来の方式では、無線基地
局で扱う呼は、先ず無線基地局を制御する無線交換局へ
接続され、それから局間トランク回線を通じて、通信相
手の収容される局用交換局に接続される。このため、地
方都市と過疎地域の間の往復の回線が使用され、経済的
でない問題があった。
局で扱う呼は、先ず無線基地局を制御する無線交換局へ
接続され、それから局間トランク回線を通じて、通信相
手の収容される局用交換局に接続される。このため、地
方都市と過疎地域の間の往復の回線が使用され、経済的
でない問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数の無線チャネルを備える複数の無線
基地局と、該複数の無線基地局をアプローチリンクを介
して制御し、交換接続を行なう無線交換局と、該無線交
換局と接続される局用交換局とから形成される移動体電
話システムにおいて、地理的に互いに隣接する無線基地
局と局用交換局との間に設けられた直接回線と、各交換
局は局間信号の送受を行なうための共通線信号装置を備
え、前記無線交換局は被呼者番号の分析に基づいて被呼
者と発呼者との局間が前記直接回線で接続されているこ
とを確認し、直接回線を優先的に割当てる通信回線選択
手段とを具備することを特徴とする。
に、本発明は、複数の無線チャネルを備える複数の無線
基地局と、該複数の無線基地局をアプローチリンクを介
して制御し、交換接続を行なう無線交換局と、該無線交
換局と接続される局用交換局とから形成される移動体電
話システムにおいて、地理的に互いに隣接する無線基地
局と局用交換局との間に設けられた直接回線と、各交換
局は局間信号の送受を行なうための共通線信号装置を備
え、前記無線交換局は被呼者番号の分析に基づいて被呼
者と発呼者との局間が前記直接回線で接続されているこ
とを確認し、直接回線を優先的に割当てる通信回線選択
手段とを具備することを特徴とする。
【０００８】
【作用】地域的に隣接する無線基地局と局用交換局との
間に直接回線を設けることで、この間の通信は、直接回
線に余裕のある限り、無線交換局や他の局用交換局を経
由して行わずに、直接回線を用いて行なう。
間に直接回線を設けることで、この間の通信は、直接回
線に余裕のある限り、無線交換局や他の局用交換局を経
由して行わずに、直接回線を用いて行なう。
【０００９】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【００１０】図１は本発明の実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【００１１】無線交換局１は地方都市に設置され、近郊
の複数の無線基地局２ｂ，２ｃ，２ｄ及び、地理的には
やや離れた集落の無線基地局２ａを制御している。一
方、固定電話加入者は市内とその近郊は局用交換局３
ａ、無線基地局２ａのある集落は別の局用交換局３ｂに
よってカバーされているとする。無線交換局１と局用交
換局３ａ、局用交換局３ａと３ｂの間はそれぞれトラン
ク回線４ａ，４ｂで接続されている。また、交換局１、
３ａ，３ｂは共通線信号装置５ａ，５ｂ，５ｃをそれぞ
れ具備し、交換局１、３ａ，３ｂの間では通話路設定の
連絡、交渉を共通線信号で実行できるようになってい
る。無線交換局１と各無線基地局２ａ，２ｂ，２ｃ，２
ｄの間には無線基地局制御及び、通話回線の供給のた
め、アプローチリンク６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄが設備さ
れている。また、同一集落内の無線基地局２ａと局用交
換局３ｂの間には直接回線７が設置されている。
の複数の無線基地局２ｂ，２ｃ，２ｄ及び、地理的には
やや離れた集落の無線基地局２ａを制御している。一
方、固定電話加入者は市内とその近郊は局用交換局３
ａ、無線基地局２ａのある集落は別の局用交換局３ｂに
よってカバーされているとする。無線交換局１と局用交
換局３ａ、局用交換局３ａと３ｂの間はそれぞれトラン
ク回線４ａ，４ｂで接続されている。また、交換局１、
３ａ，３ｂは共通線信号装置５ａ，５ｂ，５ｃをそれぞ
れ具備し、交換局１、３ａ，３ｂの間では通話路設定の
連絡、交渉を共通線信号で実行できるようになってい
る。無線交換局１と各無線基地局２ａ，２ｂ，２ｃ，２
ｄの間には無線基地局制御及び、通話回線の供給のた
め、アプローチリンク６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄが設備さ
れている。また、同一集落内の無線基地局２ａと局用交
換局３ｂの間には直接回線７が設置されている。
【００１２】いま、地方都市からやや離れた上記集落に
移動中の移動加入者８が、同じ集落内の固定加入者９と
通信しようとする場合、従来方式においては、アプロー
チリンク６ａ、局間トランク回線４ａ，４ｂを使って呼
が接続される。本発明では、直接回線７を優先的に割当
てる通信回線選択手段であるプログラムを無線交換局１
の呼処理プログラムに内蔵することにより、接続要求を
受けた無線交換局１はその内蔵プログラムにより、被呼
者番号を分析し、被呼者９が直接回線７で結ばれた局用
交換局３ｂに収容されているか否かを調査し、さらに直
接回線７の使用状況を調べ、被呼者９が直接回線７で結
ばれた局用交換局３ｂに収容されていることを知ると、
直接回線７の回線容量に余裕の有る限り、直接回線７を
使った回線設定を行なうことにする。そこで、無線交換
局１はチャネル割り当て結果を共通線信号装置５ａを用
いて、局用交換局３ｂに通知し、通話路の設定を行な
う。無線基地局２ａに対しても通話路の接続を指示す
る。直接回線７に余裕の無い場合、呼は従来方式と同様
のルートを使用して接続されることになる。
移動中の移動加入者８が、同じ集落内の固定加入者９と
通信しようとする場合、従来方式においては、アプロー
チリンク６ａ、局間トランク回線４ａ，４ｂを使って呼
が接続される。本発明では、直接回線７を優先的に割当
てる通信回線選択手段であるプログラムを無線交換局１
の呼処理プログラムに内蔵することにより、接続要求を
受けた無線交換局１はその内蔵プログラムにより、被呼
者番号を分析し、被呼者９が直接回線７で結ばれた局用
交換局３ｂに収容されているか否かを調査し、さらに直
接回線７の使用状況を調べ、被呼者９が直接回線７で結
ばれた局用交換局３ｂに収容されていることを知ると、
直接回線７の回線容量に余裕の有る限り、直接回線７を
使った回線設定を行なうことにする。そこで、無線交換
局１はチャネル割り当て結果を共通線信号装置５ａを用
いて、局用交換局３ｂに通知し、通話路の設定を行な
う。無線基地局２ａに対しても通話路の接続を指示す
る。直接回線７に余裕の無い場合、呼は従来方式と同様
のルートを使用して接続されることになる。
【００１３】次に、固定加入者９から移動加入者８に対
して通話の要求のあった場合について説明する。局用交
換局３ｂは被呼者番号を分析し、被呼者を収容する交換
局が無線交換局１であることを知り、接続要求は共通線
信号装置５ｃ，５ｂ，５ａを用いて無線交換局１に知ら
され、局間トランク回線４ｂ，４ａを用いた通話路が予
約される。無線交換局１は管内の各無線基地局に加入者
８の呼び出しを行なわしめ、移動加入者８の応答によ
り、移動加入者８が直接回線で結ばれた無線基地局２ａ
の管内に居ることを知る。一方無線交換局１は固定加入
者９に対して呼び出し音の送出を行なう。この後、無線
交換局１は、局用交換局３ｂと無線基地局２ａの間の直
接回線の使用状態を調査し、空きがあれば、共通線信号
を用いて接続変更を局用交換局３ｂと交渉し、直接回線
７への接続変更を実施する。また移動加入者８が直接回
線で結ばれてない無線基地局２ｄの管内に居る場合に
は、従来方式と同様のルートを用いて接続される。
して通話の要求のあった場合について説明する。局用交
換局３ｂは被呼者番号を分析し、被呼者を収容する交換
局が無線交換局１であることを知り、接続要求は共通線
信号装置５ｃ，５ｂ，５ａを用いて無線交換局１に知ら
され、局間トランク回線４ｂ，４ａを用いた通話路が予
約される。無線交換局１は管内の各無線基地局に加入者
８の呼び出しを行なわしめ、移動加入者８の応答によ
り、移動加入者８が直接回線で結ばれた無線基地局２ａ
の管内に居ることを知る。一方無線交換局１は固定加入
者９に対して呼び出し音の送出を行なう。この後、無線
交換局１は、局用交換局３ｂと無線基地局２ａの間の直
接回線の使用状態を調査し、空きがあれば、共通線信号
を用いて接続変更を局用交換局３ｂと交渉し、直接回線
７への接続変更を実施する。また移動加入者８が直接回
線で結ばれてない無線基地局２ｄの管内に居る場合に
は、従来方式と同様のルートを用いて接続される。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、過疎地域
に設備される無線基地局が遠隔の地方都市に設置される
無線交換局によって制御される場合においては、同一地
域内の固定加入者との間の通信が直接回線を利用して接
続されるため、地方都市と過疎地域の間の往復の回線が
使用されることなく、経済性を向上させることができ
る。
に設備される無線基地局が遠隔の地方都市に設置される
無線交換局によって制御される場合においては、同一地
域内の固定加入者との間の通信が直接回線を利用して接
続されるため、地方都市と過疎地域の間の往復の回線が
使用されることなく、経済性を向上させることができ
る。
【図１】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】 １ 無線交換局 ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ 無線基地局 ３ａ，３ｂ 局用交換局 ４ａ，４ｂ 局間トランク回線 ５ａ，５ｂ，５ｃ 共通線信号装置 ６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ アプローチリンク ７ 直接回線 ８ 移動加入者 ９ 固定加入者
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の無線チャネルを備える複数の無線
基地局と、該複数の無線基地局をアプローチリンクを介
して制御し、交換接続を行なう無線交換局と、該無線交
換局と接続される局用交換局とから形成される移動体電
話システムにおいて、 地理的に互いに隣接する無線基地局と局用交換局との間
に設けられた直接回線と、 各交換局は局間信号の送受を行なうための共通線信号装
置を備え、前記無線交換局は被呼者番号の分析に基づい
て被呼者と発呼者との局間が前記直接回線で接続されて
いることを確認し、直接回線を優先的に割当てる通信回
線選択手段とを具備することを特徴とする移動体電話シ
ステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5271719A JP2636703B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 移動体電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5271719A JP2636703B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 移動体電話システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07131843A JPH07131843A (ja) | 1995-05-19 |
| JP2636703B2 true JP2636703B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17503891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5271719A Expired - Fee Related JP2636703B2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 移動体電話システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2636703B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2548944B2 (ja) * | 1987-08-10 | 1996-10-30 | 日本電信電話株式会社 | 回線制御方式 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5271719A patent/JP2636703B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07131843A (ja) | 1995-05-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |