JP2633114B2 - シールド工事用牽引車 - Google Patents
シールド工事用牽引車Info
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- JP2633114B2 JP2633114B2 JP3210199A JP21019991A JP2633114B2 JP 2633114 B2 JP2633114 B2 JP 2633114B2 JP 3210199 A JP3210199 A JP 3210199A JP 21019991 A JP21019991 A JP 21019991A JP 2633114 B2 JP2633114 B2 JP 2633114B2
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- Japan
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- segment
- wheel
- shield
- towing vehicle
- vehicle
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、断面がほぼ円状のセグ
メント坑内で、セグメントの搬入や掘削土の搬出を行な
うシールド工事用牽引車に関する。
メント坑内で、セグメントの搬入や掘削土の搬出を行な
うシールド工事用牽引車に関する。
【０００２】
【従来の技術】シールド工事でセグメントや掘削土の運
搬を行なう場合、従来は、セグメント坑内にレールを敷
設し、このレール上を走行する電動式の有軌条牽引車を
用いていた。
搬を行なう場合、従来は、セグメント坑内にレールを敷
設し、このレール上を走行する電動式の有軌条牽引車を
用いていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな有軌条牽引車による運搬システムを採用した場合、
以下の如き問題があった。 （１）断面がほぼ円状のセグメント坑内でレール及び枕
木の敷設・撤去作業を必要とし、これは特に、内空断面
の比較的小さな狭い坑内では過酷な作業となっている。 （２）二次覆工工事に必要なレール下の土砂掃除に対し
ても改めて、レールの撤去・敷設を余儀なくされてい
る。 （３）レール敷設による内空断面の使用率の低さが後方
設備を狭小に制限するとともに、屑缶、セグメント台車
等々の形状にも制限を加え、その結果、作業能率・サイ
クルタイムが極めて低い状態となっている。 （４）レール敷設精度が悪いと、脱線横転事故が発生
し、不安全な作業ともなっている。
うな有軌条牽引車による運搬システムを採用した場合、
以下の如き問題があった。 （１）断面がほぼ円状のセグメント坑内でレール及び枕
木の敷設・撤去作業を必要とし、これは特に、内空断面
の比較的小さな狭い坑内では過酷な作業となっている。 （２）二次覆工工事に必要なレール下の土砂掃除に対し
ても改めて、レールの撤去・敷設を余儀なくされてい
る。 （３）レール敷設による内空断面の使用率の低さが後方
設備を狭小に制限するとともに、屑缶、セグメント台車
等々の形状にも制限を加え、その結果、作業能率・サイ
クルタイムが極めて低い状態となっている。 （４）レール敷設精度が悪いと、脱線横転事故が発生
し、不安全な作業ともなっている。
【０００４】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、特に、中口径以下のシールド
掘進機を使う内空断面の比較的小さな坑内でのレールの
敷設・撤去作業を無くし、省力化、工期短縮、無人化施
工及び安全施工に大きく貢献できるシールド工事用牽引
車を提供することにある。
あって、本発明の目的は、特に、中口径以下のシールド
掘進機を使う内空断面の比較的小さな坑内でのレールの
敷設・撤去作業を無くし、省力化、工期短縮、無人化施
工及び安全施工に大きく貢献できるシールド工事用牽引
車を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、断面がほぼ円状のセグメント坑内で、セグメ
ントの搬入や掘削土の搬出を行なうシールド工事用牽引
車であって、ほぼ円状のセグメント坑内の底面の中央に
接地するように配設された駆動輪と、ほぼ円状のセグメ
ント坑内の底面の中央の両側に接地するようにそれぞれ
回転可能に配設された転動輪とを備えることを特徴とす
る。また、本発明は、前記駆動輪及び転動輪が、夫々無
限軌道式車輪で構成されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記駆動輪及び転動輪が、夫々タイヤ式
車輪で構成されていることを特徴とする。
本発明は、断面がほぼ円状のセグメント坑内で、セグメ
ントの搬入や掘削土の搬出を行なうシールド工事用牽引
車であって、ほぼ円状のセグメント坑内の底面の中央に
接地するように配設された駆動輪と、ほぼ円状のセグメ
ント坑内の底面の中央の両側に接地するようにそれぞれ
回転可能に配設された転動輪とを備えることを特徴とす
る。また、本発明は、前記駆動輪及び転動輪が、夫々無
限軌道式車輪で構成されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記駆動輪及び転動輪が、夫々タイヤ式
車輪で構成されていることを特徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付図面に従っ
て説明する。図１は本発明に係るシールド工事用牽引車
の第１実施例としてスチールセグメント等を牽引する場
合の概略側面図で、図２はその牽引車における無限軌道
式の駆動輪及び転動輪の関係を示す要部正面図である。
図１及び図２において、１は断面が円形のスチールセグ
メント坑、１０はシールド工事用無軌条運搬装置、１１
は電動式無人牽引車、２１はセグメント台車、３１はズ
リトロ車である。
て説明する。図１は本発明に係るシールド工事用牽引車
の第１実施例としてスチールセグメント等を牽引する場
合の概略側面図で、図２はその牽引車における無限軌道
式の駆動輪及び転動輪の関係を示す要部正面図である。
図１及び図２において、１は断面が円形のスチールセグ
メント坑、１０はシールド工事用無軌条運搬装置、１１
は電動式無人牽引車、２１はセグメント台車、３１はズ
リトロ車である。
【０００７】この第１実施例において、電動式無人牽引
車１１には、バッテリ、電動機、変速機、無線送受信機
等が搭載され、車幅方向中央に前後一対の無限軌道式駆
動輪１３，１３が配設され、車幅方向の左右両側には、
前後方向に長い無限軌道式転動輪１５，１５が配設され
ている。ここで、無限軌道式駆動輪１３は、ほぼ円状の
スチールセグメント坑１内の底面の中央に接地するよう
に配設されている。無限軌道式駆動輪１３は、駆動車輪
と従動車輪とに掛装されたゴムクローラからなり、接地
摩擦抵抗を高めて、スチールセグメント坑１内でスリッ
プしない、確実な走行が行なえるように構成されてい
る。同様に無限軌道式転動輪１５も、前記よりも長いゴ
ムクローラによる無限軌道帯を、車体前後の回転可能な
輪体に掛装して構成され、ほぼ円状のスチールセグメン
ト坑１内の底面の中央の両側に接地するように配設され
ている。
車１１には、バッテリ、電動機、変速機、無線送受信機
等が搭載され、車幅方向中央に前後一対の無限軌道式駆
動輪１３，１３が配設され、車幅方向の左右両側には、
前後方向に長い無限軌道式転動輪１５，１５が配設され
ている。ここで、無限軌道式駆動輪１３は、ほぼ円状の
スチールセグメント坑１内の底面の中央に接地するよう
に配設されている。無限軌道式駆動輪１３は、駆動車輪
と従動車輪とに掛装されたゴムクローラからなり、接地
摩擦抵抗を高めて、スチールセグメント坑１内でスリッ
プしない、確実な走行が行なえるように構成されてい
る。同様に無限軌道式転動輪１５も、前記よりも長いゴ
ムクローラによる無限軌道帯を、車体前後の回転可能な
輪体に掛装して構成され、ほぼ円状のスチールセグメン
ト坑１内の底面の中央の両側に接地するように配設され
ている。
【０００８】他方、スチールセグメント坑１内の底面の
中央には、そのスチールセグメント３に、予め、工場で
の生産過程等で車輪案内用の左右の突条部５，５が装着
されている。セグメント台車２１は、往路で図示の如く
複数のスチールセグメント３・・・を重ねて積載し、ま
た、復路では図示せぬ掘削土を積載するもので、車幅方
向中央の左右に、前記と同じ構成による無限軌道式転動
輪２５，２５を備えている。更に、ズリトロ車３１は、
真空ポンプ３７を搭載したバキューム装置を備え、セグ
メント坑１内底部にこぼれて溜った土砂を吸引するよう
構成したもので、車幅方向中央の左右に、前記と同じ構
成による無限軌道式転動輪３５，３５を備えている。
中央には、そのスチールセグメント３に、予め、工場で
の生産過程等で車輪案内用の左右の突条部５，５が装着
されている。セグメント台車２１は、往路で図示の如く
複数のスチールセグメント３・・・を重ねて積載し、ま
た、復路では図示せぬ掘削土を積載するもので、車幅方
向中央の左右に、前記と同じ構成による無限軌道式転動
輪２５，２５を備えている。更に、ズリトロ車３１は、
真空ポンプ３７を搭載したバキューム装置を備え、セグ
メント坑１内底部にこぼれて溜った土砂を吸引するよう
構成したもので、車幅方向中央の左右に、前記と同じ構
成による無限軌道式転動輪３５，３５を備えている。
【０００９】以上の電動式無人牽引車１１に、複数のセ
グメント台車２１・・・を連結して、最後尾にズリトロ
車３１を連結した編成により、スチールセグメント坑１
用のシールド工事用無軌条運搬装置１０を構成する。以
上において、電動式無人牽引車１１は、車幅方向中央前
後の無限軌道式駆動輪１３，１３及びその左右の無限軌
道式転動輪１５，１５を備えており、従来の如きレール
上の軌条走行の場合よりも走行抵抗が増すことから、そ
れに応じた能力・容量のバッテリが装備されている。ま
た、無限軌道式駆動輪１３及び無限軌道式転動輪１５
は、上下・前後・左右方向にフリーのサスペンションに
より牽引車１１に夫々懸架支持されており、セグメント
台車２１の無限軌道式転動輪２５、ズリトロ車３１の無
限軌道式転動輪３５のサスペンションも同様である。
グメント台車２１・・・を連結して、最後尾にズリトロ
車３１を連結した編成により、スチールセグメント坑１
用のシールド工事用無軌条運搬装置１０を構成する。以
上において、電動式無人牽引車１１は、車幅方向中央前
後の無限軌道式駆動輪１３，１３及びその左右の無限軌
道式転動輪１５，１５を備えており、従来の如きレール
上の軌条走行の場合よりも走行抵抗が増すことから、そ
れに応じた能力・容量のバッテリが装備されている。ま
た、無限軌道式駆動輪１３及び無限軌道式転動輪１５
は、上下・前後・左右方向にフリーのサスペンションに
より牽引車１１に夫々懸架支持されており、セグメント
台車２１の無限軌道式転動輪２５、ズリトロ車３１の無
限軌道式転動輪３５のサスペンションも同様である。
【００１０】そして、先頭の電動式無人牽引車１１に
は、作業員を含む前方の障害物を検知する例えば超音波
検知器等による障害物検知器１９が設けられ、最後尾の
ズリトロ車３１には、同様に超音波検知器等による後方
の障害物を検知する障害物検知器３９が設けられてい
る。また、図示しないが、先頭車及び最後尾車には、坑
内監視のための工業用テレビカメラが設置されている。
は、作業員を含む前方の障害物を検知する例えば超音波
検知器等による障害物検知器１９が設けられ、最後尾の
ズリトロ車３１には、同様に超音波検知器等による後方
の障害物を検知する障害物検知器３９が設けられてい
る。また、図示しないが、先頭車及び最後尾車には、坑
内監視のための工業用テレビカメラが設置されている。
【００１１】以上のシールド工事用無軌条運搬装置１０
によれば、スチールセグメント坑１内の底面中央の突条
部５，５間に沿って、電動式無人牽引車１１の無限軌道
式駆動輪１３，１３が案内されながら駆動走行し、車幅
方向左右の各無限軌道式転動輪１５，１５，２５，２
５，３５，３５も回転して、無人運転が行なわれる。こ
こで、例えば、堅坑付近では、マニュアルによる遠隔操
作、坑内では、セグメント内側の有線設備及び牽引車１
１に設置した送受信機による無人運転が行なわれる。以
上のシステムにより、掘削現場へのスチールセグメント
３・・・の運搬と、掘削土の積み込み搬出が行なわれ
る。
によれば、スチールセグメント坑１内の底面中央の突条
部５，５間に沿って、電動式無人牽引車１１の無限軌道
式駆動輪１３，１３が案内されながら駆動走行し、車幅
方向左右の各無限軌道式転動輪１５，１５，２５，２
５，３５，３５も回転して、無人運転が行なわれる。こ
こで、例えば、堅坑付近では、マニュアルによる遠隔操
作、坑内では、セグメント内側の有線設備及び牽引車１
１に設置した送受信機による無人運転が行なわれる。以
上のシステムにより、掘削現場へのスチールセグメント
３・・・の運搬と、掘削土の積み込み搬出が行なわれ
る。
【００１２】そして、このような往路・復路の走行時に
おいて、掘削時・運搬時にこぼれてセグメント坑１内底
部に溜った土砂を、最後尾のズリトロ車３１に搭載した
真空ポンプ３７によるバキューム装置で吸引すると、セ
グメント坑１内底部の掃除も行なわれ、車両走行を円滑
に行なうことが可能となる。また、先頭の電動式無人牽
引車１１及び最後尾のズリトロ車３１の双方に、超音波
検知器等による非接触式の検知器１９，３９を備えるこ
とにより、対人または障害物が一定距離に近づいた場
合、車両を停止させて、運行の安全を図ることができ
る。
おいて、掘削時・運搬時にこぼれてセグメント坑１内底
部に溜った土砂を、最後尾のズリトロ車３１に搭載した
真空ポンプ３７によるバキューム装置で吸引すると、セ
グメント坑１内底部の掃除も行なわれ、車両走行を円滑
に行なうことが可能となる。また、先頭の電動式無人牽
引車１１及び最後尾のズリトロ車３１の双方に、超音波
検知器等による非接触式の検知器１９，３９を備えるこ
とにより、対人または障害物が一定距離に近づいた場
合、車両を停止させて、運行の安全を図ることができ
る。
【００１３】次に、本発明の第２実施例に係るシールド
工事用牽引車について図３及び図４を参照して説明す
る。図３及び図４において、７はコンクリートセグメン
ト坑、１１は電動式無人牽引車、２１はセグメント台
車、３１はズリトロ車である。この第２実施例において
は、コンクリートセグメント坑７内の走行用につき、駆
動輪及び転動輪の構成が前記第１実施例と異なるだけ
で、他は同様である。
工事用牽引車について図３及び図４を参照して説明す
る。図３及び図４において、７はコンクリートセグメン
ト坑、１１は電動式無人牽引車、２１はセグメント台
車、３１はズリトロ車である。この第２実施例において
は、コンクリートセグメント坑７内の走行用につき、駆
動輪及び転動輪の構成が前記第１実施例と異なるだけ
で、他は同様である。
【００１４】即ち、バッテリ、電動機、変速機、無線送
受信機等を搭載した電動式無人牽引車１１には、車幅方
向中央に、ゴムタイヤを装着してなる前後のタイヤ式駆
動輪１４，１４が配設され、車幅方向の左右両側に、ゴ
ムタイヤを装着してなる前後のタイヤ式転動輪１６，１
６・・・が配設されている。即ち無限軌道式駆動輪１３
は、ほぼ円状のコンクリートセグメント坑７内の底面の
中央に接地するように配設され、また、タイヤ式転動輪
１６，１６はコンクリートセグメント坑７内の底面の中
央の両側に接地するように配設されている。ここで、タ
イヤ式駆動輪１４としたのは、コンクリートセグメント
坑７内面は、前記スチールセグメント坑１内面よりも摩
擦抵抗が高く、ゴムタイヤによる走行が可能であるため
である。尚このタイヤ式駆動輪１４に関して、図４の例
では、左右で対をなす小径のものであるが、一輪でタイ
ヤ式転動輪１６と同径のもの（図３参照）等でも良い。
受信機等を搭載した電動式無人牽引車１１には、車幅方
向中央に、ゴムタイヤを装着してなる前後のタイヤ式駆
動輪１４，１４が配設され、車幅方向の左右両側に、ゴ
ムタイヤを装着してなる前後のタイヤ式転動輪１６，１
６・・・が配設されている。即ち無限軌道式駆動輪１３
は、ほぼ円状のコンクリートセグメント坑７内の底面の
中央に接地するように配設され、また、タイヤ式転動輪
１６，１６はコンクリートセグメント坑７内の底面の中
央の両側に接地するように配設されている。ここで、タ
イヤ式駆動輪１４としたのは、コンクリートセグメント
坑７内面は、前記スチールセグメント坑１内面よりも摩
擦抵抗が高く、ゴムタイヤによる走行が可能であるため
である。尚このタイヤ式駆動輪１４に関して、図４の例
では、左右で対をなす小径のものであるが、一輪でタイ
ヤ式転動輪１６と同径のもの（図３参照）等でも良い。
【００１５】そして、図示の如く複数のコンクリートセ
グメント９・・・及び掘削土を積載するセグメント台車
２１には、車幅方向中央の左右に、前記と同じ構成によ
る前後のタイヤ式転動輪２６，２６・・・が配設されて
いる。更に、ズリトロ車３１は、真空ポンプ３７を搭載
したバキューム装置を備えたズリトロ車３１にも、車幅
方向中央の左右に、前記と同じ構成によるタイヤ式転動
輪３６，３６・・・が配設されている。このように、コ
ンクリートセグメント坑７用のセグメント運搬牽引車の
場合には、タイヤ式駆動輪１４，１４、タイヤ式転動輪
１６，１６・・・，２６，２６・・・，３６，３６・・
・を採用する。
グメント９・・・及び掘削土を積載するセグメント台車
２１には、車幅方向中央の左右に、前記と同じ構成によ
る前後のタイヤ式転動輪２６，２６・・・が配設されて
いる。更に、ズリトロ車３１は、真空ポンプ３７を搭載
したバキューム装置を備えたズリトロ車３１にも、車幅
方向中央の左右に、前記と同じ構成によるタイヤ式転動
輪３６，３６・・・が配設されている。このように、コ
ンクリートセグメント坑７用のセグメント運搬牽引車の
場合には、タイヤ式駆動輪１４，１４、タイヤ式転動輪
１６，１６・・・，２６，２６・・・，３６，３６・・
・を採用する。
【００１６】尚、具体的な細部の構成等については、実
施例の他、必要に応じて適宜に変更可能であることは勿
論である。また、車両の大きさについても、中口径以下
のシールド掘進機を使う内空断面の比較的小さな坑内用
のものに限らず、大口径の坑内用の大きな牽引車として
も良い。
施例の他、必要に応じて適宜に変更可能であることは勿
論である。また、車両の大きさについても、中口径以下
のシールド掘進機を使う内空断面の比較的小さな坑内用
のものに限らず、大口径の坑内用の大きな牽引車として
も良い。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るシールド工事用牽引車によれば、ほぼ円状のセグメ
ント坑内の底面の中央に接地するように配設した駆動輪
と、セグメント坑内の底面の中央の両側に接地するよう
にそれぞれ回転可能に配設した転動輪とで車両を走行さ
せ、また、ほぼ円状のセグメント坑内の底面の中央の両
側で回転する転動輪を備えた台車を前記車両で牽引する
ようにしたので、特に、中口径以下のシールド掘進機を
使う内空断面の比較的小さな坑内でのレールの敷設・撤
去作業を無くして、省力化に大きく貢献でき、工期が短
縮できるとともに、無人化施工を更に進展でき、安全施
工にも大きく貢献することができる。
係るシールド工事用牽引車によれば、ほぼ円状のセグメ
ント坑内の底面の中央に接地するように配設した駆動輪
と、セグメント坑内の底面の中央の両側に接地するよう
にそれぞれ回転可能に配設した転動輪とで車両を走行さ
せ、また、ほぼ円状のセグメント坑内の底面の中央の両
側で回転する転動輪を備えた台車を前記車両で牽引する
ようにしたので、特に、中口径以下のシールド掘進機を
使う内空断面の比較的小さな坑内でのレールの敷設・撤
去作業を無くして、省力化に大きく貢献でき、工期が短
縮できるとともに、無人化施工を更に進展でき、安全施
工にも大きく貢献することができる。
【図１】本発明の第１実施例に係るシールド工事用牽引
車の概略側面図である。
車の概略側面図である。
【図２】その牽引車における無限軌道式の駆動輪及び転
動輪の関係を示す要部正面図である。
動輪の関係を示す要部正面図である。
【図３】本発明の第２実施例に係るシールド工事用牽引
車の概略側面図である。
車の概略側面図である。
【図４】その牽引車におけるタイヤ式の駆動車輪及び転
動輪の関係を示す要部正面図である。
動輪の関係を示す要部正面図である。
１ スチールセグメント坑 ３ スチールセグメント ７ コンクリートセグメント坑 ９ コンクリートセグメント １０ シールド工事用無軌条運搬装置 １１ 電動式無人牽引車 １３ 無限軌道式駆動輪 １４ タイヤ式駆動輪 １５ 無限軌道式転動輪 １６ タイヤ式転動輪 １９ 検知器 ２１ セグメント台車 ２５ 無限軌道式転動輪 ２６ タイヤ式転動輪 ３１ ズリトロ車 ３５ 無限軌道式転動輪 ３６ タイヤ式転動輪 ３７ 真空ポンプ ３９ 検知器
Claims (3)
- 【請求項１】 断面がほぼ円状のセグメント坑内で、セ
グメントの搬入や掘削土の搬出を行なうシールド工事用
牽引車であって、 ほぼ円状のセグメント坑内の底面の中央に接地するよう
に配設された駆動輪と、 ほぼ円状のセグメント坑内の底面の中央の両側に接地す
るようにそれぞれ回転可能に配設された転動輪と、 を備えることを特徴とするシールド工事用牽引車。 - 【請求項２】 前記駆動輪及び転動輪は、夫々無限軌道
式車輪で構成されている請求項１記載のシールド工事用
牽引車。 - 【請求項３】 前記駆動輪及び転動輪は、夫々タイヤ式
車輪で構成されている請求項１記載のシールド工事用牽
引車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3210199A JP2633114B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | シールド工事用牽引車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3210199A JP2633114B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | シールド工事用牽引車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533600A JPH0533600A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2633114B2 true JP2633114B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=16585432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3210199A Expired - Lifetime JP2633114B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | シールド工事用牽引車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2633114B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2823511B2 (ja) * | 1994-07-26 | 1998-11-11 | 四電エンジニアリング株式会社 | 管内走行台車装置 |
| JPH10258673A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-09-29 | Taisei Corp | 運搬車 |
| JP2002160626A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Shimizu Corp | 搬送台車及びこれを用いたシールドトンネルの施工方法 |
| DE102012219815A1 (de) | 2012-10-30 | 2014-06-12 | Herrenknecht Ag | Vorrichtung zum Befördern von Ladung beim Tunnelvortrieb |
| CN104100275B (zh) * | 2014-07-18 | 2016-08-31 | 江苏凯宫隧道机械有限公司 | 盾构机用自行履带式拖车 |
| CN104908754A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-09-16 | 天津亨通利铁道工程机械配件有限公司 | 胶轮牵引车 |
| CN104890679B (zh) * | 2015-05-27 | 2020-11-10 | 天津亨通利铁道工程机械配件有限公司 | 复合隧道运输***及运输方法 |
| KR102118506B1 (ko) * | 2017-09-27 | 2020-06-03 | 인티그레이트 엔지니어스 피티이 엘티디 | 전력구 자재 취급 시스템 및 이송방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3115200U (ja) * | 2004-06-23 | 2005-11-04 | 八屋有限会社 | お棺の宗紋付け |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP3210199A patent/JP2633114B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0533600A (ja) | 1993-02-09 |
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