JP2632248B2 - 抗菌活性を有する4−ヒドロキシクマリン誘導体 - Google Patents
抗菌活性を有する4−ヒドロキシクマリン誘導体Info
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- C07D311/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
- C07D311/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D311/04—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
- C07D311/42—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms in positions 2 and 4
- C07D311/56—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms in positions 2 and 4 without hydrogen atoms in position 3
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、4−ヒドロキシクマリン誘導体及び前記化
合物を含有する医薬組成物に関する。前記化合物は、抗
菌剤として有用である。
合物を含有する医薬組成物に関する。前記化合物は、抗
菌剤として有用である。
米国特許第4,078,075号明細書には、害虫、特にヘリ
オティス・ビレセンス種(Heliothis virescens)の駆
除に有用な3−N−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−カルバモイル−4−ヒドロキシ−クマリン化合物
が記載されている。
オティス・ビレセンス種(Heliothis virescens)の駆
除に有用な3−N−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−カルバモイル−4−ヒドロキシ−クマリン化合物
が記載されている。
米国特許第3,511,892号明細書には、広範囲の生物、
例えば、黄色ブドウ球(Staphylococcus aureus)、枯
草菌(Bacillus substilis)、ミコバクテリウム・フレ
(Mycobacterium phlet)、チフス菌(Salmonella typh
osa)、アエロバクター・アエロゲネス(Aerobacter ae
rogenes)、大腸菌(Escherichia coli)、毛瘡ハクセ
ン菌(Trichophyton mentagrophytes)、プルラリア・
プルランス(Pulllaria pullulans)及びカンディダ・
アルビカンス(Cundida alpicans)、並びに他の真菌類
生物、例えば、ベトカビ(downey mildew)及びトマト
レートブライト(tomato late blight)の抑制用殺菌剤
及び殺真菌剤として有用である3−(4−アミノフェニ
ル)カルバモイル−4−ヒドロキシクマリン化合物が記
載されている。
例えば、黄色ブドウ球(Staphylococcus aureus)、枯
草菌(Bacillus substilis)、ミコバクテリウム・フレ
(Mycobacterium phlet)、チフス菌(Salmonella typh
osa)、アエロバクター・アエロゲネス(Aerobacter ae
rogenes)、大腸菌(Escherichia coli)、毛瘡ハクセ
ン菌(Trichophyton mentagrophytes)、プルラリア・
プルランス(Pulllaria pullulans)及びカンディダ・
アルビカンス(Cundida alpicans)、並びに他の真菌類
生物、例えば、ベトカビ(downey mildew)及びトマト
レートブライト(tomato late blight)の抑制用殺菌剤
及び殺真菌剤として有用である3−(4−アミノフェニ
ル)カルバモイル−4−ヒドロキシクマリン化合物が記
載されている。
米国特許第3,112,557号明細書には、ヒト又は動物治
療における抗菌又は殺かび活性に有用な4,5,7−トリヒ
ドロキシクマリン−3−N−フェニルカルボキサミド、
4−ヒドロキシ−6−メチル−2−α−ピロン−3−
(N−p−ヒドロキシフェニル)−カルボキサミド及び
4−ヒドロキシ−5:6−ベンゾ−2−α−ピロン−3−
(N−p−ヒドロキシフェニル)−カルボキサミド化合
物が記載されている。
療における抗菌又は殺かび活性に有用な4,5,7−トリヒ
ドロキシクマリン−3−N−フェニルカルボキサミド、
4−ヒドロキシ−6−メチル−2−α−ピロン−3−
(N−p−ヒドロキシフェニル)−カルボキサミド及び
4−ヒドロキシ−5:6−ベンゾ−2−α−ピロン−3−
(N−p−ヒドロキシフェニル)−カルボキサミド化合
物が記載されている。
本発明は、式 〔式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又
はハロゲン原子であり、R2は、水素原子、ハロゲン原
子、ニトロ基、アミノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基
又は炭素数1〜6のアルキルチオ基であり、R3は、水素
原子、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基又は
炭素数1〜6のアルコキシ基であり、 R4は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アミノ基又はニ
トロ基であって、 R5、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜6のアルケニル基、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1
〜3のアルコキシ基、フェニルアルコキシ基(アルコキ
シ部分の炭素数は1〜6であるものとする)、炭素数2
〜8のアシル基、炭素数1〜6のチオアルコキシ基、ピ
ロリル基、2,5−ジメチルピロリル基、イミダゾリル
基、ピリジニル基、ピリミジニル基及びピラジニル基か
らなる群から選んだ基であるが R6は、ピロリル基、2,5−ジメチルピロリル基、イミ
ダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基又はピラジ
ニル基である 但し、R6が、ピロリル基若しくは2,4−ジメチルピロ
リル基以外の基であるか、又はR8がトリフルオロメチル
基である場合、R1、R2、R3又及びR4の少なくとも一つ
は、水素原子でないものとする〕 で表される化合物に関する。
はハロゲン原子であり、R2は、水素原子、ハロゲン原
子、ニトロ基、アミノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基
又は炭素数1〜6のアルキルチオ基であり、R3は、水素
原子、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基又は
炭素数1〜6のアルコキシ基であり、 R4は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアル
キル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アミノ基又はニ
トロ基であって、 R5、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜6のアルケニル基、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1
〜3のアルコキシ基、フェニルアルコキシ基(アルコキ
シ部分の炭素数は1〜6であるものとする)、炭素数2
〜8のアシル基、炭素数1〜6のチオアルコキシ基、ピ
ロリル基、2,5−ジメチルピロリル基、イミダゾリル
基、ピリジニル基、ピリミジニル基及びピラジニル基か
らなる群から選んだ基であるが R6は、ピロリル基、2,5−ジメチルピロリル基、イミ
ダゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基又はピラジ
ニル基である 但し、R6が、ピロリル基若しくは2,4−ジメチルピロ
リル基以外の基であるか、又はR8がトリフルオロメチル
基である場合、R1、R2、R3又及びR4の少なくとも一つ
は、水素原子でないものとする〕 で表される化合物に関する。
式(V)で表される、より特定の化合物は、R1、R2、
R3、R4、R5、R7及びR8が水素原子であり、R6が2,5−ジ
メチルピロリル基である化合物である。
R3、R4、R5、R7及びR8が水素原子であり、R6が2,5−ジ
メチルピロリル基である化合物である。
式(V)で表される、より特定の化合物は、R1、R2、
R3、R4、R5及びR8が水素原子であり、R6がピロリル基で
あり、R7がトリフルオロメチル基である化合物である。
R3、R4、R5及びR8が水素原子であり、R6がピロリル基で
あり、R7がトリフルオロメチル基である化合物である。
本発明化合物の調製方法を以下の反応式に示す。
反応式(1)によれば、式(I)で表される3−エチ
ルカルボキシ−4−ヒドロキシクマリン化合物を式(I
I)で表されるアニリン化合物と反応させることによ
り、式(V)で表される相当する3−カルバモイル−4
−ヒドロキシクマリンに変換する。溶媒としては、極性
の非プロトン性溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド、メチルスルホキシド、アセトニトリル又はニトロ
ベンゼン、好ましくはニトロベンゼンを使用するのが好
ましい。反応は、約80℃〜約180℃、好ましくは約150℃
の温度で実施することができ、好ましくは約2時間〜約
6時間、より好ましくは約4時間実施することができ
る。
ルカルボキシ−4−ヒドロキシクマリン化合物を式(I
I)で表されるアニリン化合物と反応させることによ
り、式(V)で表される相当する3−カルバモイル−4
−ヒドロキシクマリンに変換する。溶媒としては、極性
の非プロトン性溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド、メチルスルホキシド、アセトニトリル又はニトロ
ベンゼン、好ましくはニトロベンゼンを使用するのが好
ましい。反応は、約80℃〜約180℃、好ましくは約150℃
の温度で実施することができ、好ましくは約2時間〜約
6時間、より好ましくは約4時間実施することができ
る。
反応式(2)によれば、塩基(例えば、ピリジン、4
−ジメチルアミノピリジン又はトリアルキルアミン)の
存在下に、式(III)で表される4−ヒドロキシクマリ
ン化合物を式(IV)で表されるフェニルイソシアネート
化合物と反応させることにより、式(V)で表される相
当する3−カルバモイル−4−ヒドロキシクマリンに変
換する。トリアルキルアミンとしては、トリエチルアミ
ンが好ましい。使用する溶媒としては、極性の非プロト
ン性溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、メチ
ルスルホキシド又はニトロベンゼン、好ましくはニトロ
ベンゼンである。反応温度は、一般に約140℃〜180℃、
好ましくは約160℃であることができ、好ましくは約14
時間〜約20時間、より好ましくは約17時間反応させる。
式(V)で表される所望の生成物が7位に水酸基を有す
る場合、式(III)で表される4−ヒドロキシクマリン
化合物を、例えば、7−ベンジルオキシ−4−ヒドロキ
シ−8−メチルクマリン又は4−ヒドロキシ−7−メト
キシ−8−メチルクマリンを用いて保護する必要があ
り、前記保護基を除去する追加の合成工程が必要であ
る。ベンジルオキシクマリンを使用する場合、酸性試薬
処理により、あるいは触媒量の炭素上パラジウム存在下
の水素化により、保護基を除去することができる。好ま
しい試薬は、酢酸中の臭化水素酸である。反応混合物を
約80℃〜約120℃、好ましくは約100℃の温度で、好まし
くは約10時間〜約20時間の範囲の時間、より好ましくは
約18時間還流する。メトキシクマリン化合物を用いる場
合、前記で生成した式(V)で表される化合物を、極性
の非プロトン性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド)中で、塩基とアルカリチオールとから形成される
チオアルコキシドで処理することにより、メトキシ基
を、相当する水酸化合物に変換することができる。塩基
としては水素化ナトリウムが好ましく、アルキルチオー
ルとしてはエタンチオールが好ましい。反応混合物を約
80℃〜約120℃、好ましくは約100℃の温度で、好ましく
は約2時間〜約5時間、より好ましくは約3.5時間加熱
する。
−ジメチルアミノピリジン又はトリアルキルアミン)の
存在下に、式(III)で表される4−ヒドロキシクマリ
ン化合物を式(IV)で表されるフェニルイソシアネート
化合物と反応させることにより、式(V)で表される相
当する3−カルバモイル−4−ヒドロキシクマリンに変
換する。トリアルキルアミンとしては、トリエチルアミ
ンが好ましい。使用する溶媒としては、極性の非プロト
ン性溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、メチ
ルスルホキシド又はニトロベンゼン、好ましくはニトロ
ベンゼンである。反応温度は、一般に約140℃〜180℃、
好ましくは約160℃であることができ、好ましくは約14
時間〜約20時間、より好ましくは約17時間反応させる。
式(V)で表される所望の生成物が7位に水酸基を有す
る場合、式(III)で表される4−ヒドロキシクマリン
化合物を、例えば、7−ベンジルオキシ−4−ヒドロキ
シ−8−メチルクマリン又は4−ヒドロキシ−7−メト
キシ−8−メチルクマリンを用いて保護する必要があ
り、前記保護基を除去する追加の合成工程が必要であ
る。ベンジルオキシクマリンを使用する場合、酸性試薬
処理により、あるいは触媒量の炭素上パラジウム存在下
の水素化により、保護基を除去することができる。好ま
しい試薬は、酢酸中の臭化水素酸である。反応混合物を
約80℃〜約120℃、好ましくは約100℃の温度で、好まし
くは約10時間〜約20時間の範囲の時間、より好ましくは
約18時間還流する。メトキシクマリン化合物を用いる場
合、前記で生成した式(V)で表される化合物を、極性
の非プロトン性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムア
ミド)中で、塩基とアルカリチオールとから形成される
チオアルコキシドで処理することにより、メトキシ基
を、相当する水酸化合物に変換することができる。塩基
としては水素化ナトリウムが好ましく、アルキルチオー
ルとしてはエタンチオールが好ましい。反応混合物を約
80℃〜約120℃、好ましくは約100℃の温度で、好ましく
は約2時間〜約5時間、より好ましくは約3.5時間加熱
する。
式(V)で表される化合物は、広いスペクトルの細菌
感染の治療、特にグラム陽性菌株の感染治療に有用であ
る。
感染の治療、特にグラム陽性菌株の感染治療に有用であ
る。
本発明の化合物(V)は単独で投与することができる
が、一般的には、意図する投与経路及び標準的な薬剤学
的方法に従って選ばれた薬剤学的担体と混合して投与す
る。例えば、経口的に、あるいは賦形剤(例えば、デン
プン又はラクトース)を含む錠剤の形態で、あるいは単
独のカプセル又は賦形剤と混合したカプセルで、あるい
はエリキシル剤、又は香料若しくは着色料を含む懸濁液
の形態で、投与することが可能である。動物の場合、前
記化合物を5〜5,000ppm、好ましくは25〜500ppmの濃度
で動物飼料又は飲料水中に含ませると効果的である。非
経口的に、例えば、筋肉内、静脈又は皮下に注射するこ
とができる。非経口的投与のために、他の溶質(例え
ば、溶液を等張性にするのに十分な塩又はグルコース)
を含有することのできる滅菌水溶液の形態で用いること
が最も好ましい。動物の場合、前記化合物を約0.1〜50m
g/kg/日、有利には0.2〜10mg/kg/日の投与量で、一日当
り投与量を単回で、又は3回以下の回数に分けて、筋肉
内又は皮下に投与することができる。
が、一般的には、意図する投与経路及び標準的な薬剤学
的方法に従って選ばれた薬剤学的担体と混合して投与す
る。例えば、経口的に、あるいは賦形剤(例えば、デン
プン又はラクトース)を含む錠剤の形態で、あるいは単
独のカプセル又は賦形剤と混合したカプセルで、あるい
はエリキシル剤、又は香料若しくは着色料を含む懸濁液
の形態で、投与することが可能である。動物の場合、前
記化合物を5〜5,000ppm、好ましくは25〜500ppmの濃度
で動物飼料又は飲料水中に含ませると効果的である。非
経口的に、例えば、筋肉内、静脈又は皮下に注射するこ
とができる。非経口的投与のために、他の溶質(例え
ば、溶液を等張性にするのに十分な塩又はグルコース)
を含有することのできる滅菌水溶液の形態で用いること
が最も好ましい。動物の場合、前記化合物を約0.1〜50m
g/kg/日、有利には0.2〜10mg/kg/日の投与量で、一日当
り投与量を単回で、又は3回以下の回数に分けて、筋肉
内又は皮下に投与することができる。
また、本発明は、抗菌性を示す有効量の式(V)で表
される化合物と、薬剤学的に許容される希釈剤又は担体
とを含有する医薬組成物も提供する。
される化合物と、薬剤学的に許容される希釈剤又は担体
とを含有する医薬組成物も提供する。
本発明の化合物は、経口又は非経口経路により細菌性
疾患の治療のためにヒトに投与することができ、約0.1
〜500mg/kg/日、有利には0.5〜50mg/kg/日の量の投与量
で、単回投与で、又は3回以下の回数の投与に分けて、
経口的に投与することができる。筋肉内又は静脈投与の
ためには、投与量は、約0.1〜200mg/kg/日であり、0.5
〜50mg/kg/日が効果的である。筋肉内投与は、単回投与
量、又は3回以下の回数の投与に分けることができる
が、静脈投与には、連続的な点滴を含めることができ
る。治療の対象生物の体重及び症状並びに選択される特
定の投与経路に従って、投与量等を変化させることは、
当業者には理解されよう。
疾患の治療のためにヒトに投与することができ、約0.1
〜500mg/kg/日、有利には0.5〜50mg/kg/日の量の投与量
で、単回投与で、又は3回以下の回数の投与に分けて、
経口的に投与することができる。筋肉内又は静脈投与の
ためには、投与量は、約0.1〜200mg/kg/日であり、0.5
〜50mg/kg/日が効果的である。筋肉内投与は、単回投与
量、又は3回以下の回数の投与に分けることができる
が、静脈投与には、連続的な点滴を含めることができ
る。治療の対象生物の体重及び症状並びに選択される特
定の投与経路に従って、投与量等を変化させることは、
当業者には理解されよう。
本発明の化合物の抗菌活性は、標準的な生体外(in v
itro)細菌試験方法であるステアのレプリケーター(re
plicator)法[E.Steers et al.,Antibiotics and Chem
otherapy,9,307(1959)参照]に基づく試験により示さ
れる。
itro)細菌試験方法であるステアのレプリケーター(re
plicator)法[E.Steers et al.,Antibiotics and Chem
otherapy,9,307(1959)参照]に基づく試験により示さ
れる。
以下、実施例に基づいて、本発明を説明する。
参考例 3−[4′−メトキシ−3′−(3″−メチル−2″−
ブテニル)フェニルカルバモイル]−4−ヒドロキシク
マリン 4−ヒドロキシクマリン(0.162g,1.0mmol)と4−メ
トキシ−3−(3′−メチル−2′−ブテニル)フェニ
ルイソシアネート(0.217g,1.0mmol)とのニトロベンゼ
ン(2ml)中の混合物にトリエチルアミン(0.25ml,2.47
mmol)を加えた。反応混合液を160℃で17時間加熱し
た。室温に冷却したところ、沈殿が生じた。固体を濾過
により分離し、ヘプタン及びメタノールで洗浄し、黄色
固体を得た。
ブテニル)フェニルカルバモイル]−4−ヒドロキシク
マリン 4−ヒドロキシクマリン(0.162g,1.0mmol)と4−メ
トキシ−3−(3′−メチル−2′−ブテニル)フェニ
ルイソシアネート(0.217g,1.0mmol)とのニトロベンゼ
ン(2ml)中の混合物にトリエチルアミン(0.25ml,2.47
mmol)を加えた。反応混合液を160℃で17時間加熱し
た。室温に冷却したところ、沈殿が生じた。固体を濾過
により分離し、ヘプタン及びメタノールで洗浄し、黄色
固体を得た。
融点:157−159℃(85mg,0.224mmol,収率22.4%): 分析:C22H21NO5 計算値:C69.66;H5.54;N3.69: 測定値:C69.56;H5.58;N3.69:1 H NMR(CDCl3):8.04(d,J=7.9Hz,1H),7.78(t,J=
9.0Hz,1H),5.28(br s,1H),3.83(s,3H),3.30(d,J
=7.2Hz),1.74(s,3H),1.70(s,3H)。
9.0Hz,1H),5.28(br s,1H),3.83(s,3H),3.30(d,J
=7.2Hz),1.74(s,3H),1.70(s,3H)。
実施例1〜2 参考例の方法により、以下の化合物を調製した。
実施例11 H NMR(CDCl3):15.2(s,1H0,11.5(s,1H),8.10(m,2
H),7.90(dd,J=8.4,2.4Hz,1H),7.76(td,J=7.8,2.
4,1H),7.41(m,3H),6.84(t,J=2.0Hz,2H),6.33(t,
J=2.0Hz,2H)。
H),7.90(dd,J=8.4,2.4Hz,1H),7.76(td,J=7.8,2.
4,1H),7.41(m,3H),6.84(t,J=2.0Hz,2H),6.33(t,
J=2.0Hz,2H)。
実施例21 H NMR(CDCl3):14.8(s,1H),11.4(s,1H),8.10(d
d,J=7.7,1.4Hz,1H),7.76(d,J=8.8hz,1H),7.73(m,
2H),7.42(td,J=7.7,1.4Hz,2H),7.26(m,2H),5.91
(s,2H),2.05(s,6H)。
d,J=7.7,1.4Hz,1H),7.76(d,J=8.8hz,1H),7.73(m,
2H),7.42(td,J=7.7,1.4Hz,2H),7.26(m,2H),5.91
(s,2H),2.05(s,6H)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/40 ADZ A61K 31/40 ADZ 31/44 31/44 31/495 31/495
Claims (3)
- 【請求項1】式 〔式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又
はハロゲン原子であり、R2は、水素原子、ハロゲン原
子、ニトロ基、アミノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基
又は炭素数1〜6のアルキルチオ基であり、R3は、水素
原子、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、アミノ基又は
炭素数1〜6のアルコキシ基であり、 R4は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキ
ル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アミノ基又はニト
ロ基であって、 R5、R7及びR8は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜6のアルケニル基、炭素数1〜6のア
ルキル基、炭素数1〜6のハロアルキル基、炭素数1〜
3のアルコキシ基、フェニルアルコキシ基(アルコキシ
部分の炭素数は1〜6であるものとする)、炭素数2〜
8のアシル基、炭素数1〜6のチオアルコキシ基、ピロ
リル基、2,5−ジメチルピロリル基、イミダゾリル基、
ピリジニル基、ピリミジニル基及びピラジニル基からな
る群から選んだ基であり、 R6は、ピロリル基、2,5−ジメチルピロリル基、イミダ
ゾリル基、ピリジニル基、ピリミジニル基又はピラジニ
ル基であるが、 但し、R6が、ピロリル基若しくは2,5−ジメチルピロリ
ル基以外の基であるか、又はR8がトリフルオロメチル基
である場合、R1、R2、R3及びR4の少なくとも一つは、水
素原子でないものとする〕 で表される化合物。 - 【請求項2】R1、R2、R3、R4、R5、R7及びR8が水素原子
であり、R6が2,5−ジメチルピロリル基である請求項1
に記載の化合物。 - 【請求項3】R1、R2、R3、R4、R5及びR8が水素原子であ
り、R6がピロリル基であり、R7がトリフルオロメチル基
である請求項1に記載の化合物。
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