JP2632034B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物

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JP2632034B2 JP3904889A JP3904889A JP2632034B2 JP 2632034 B2 JP2632034 B2 JP 2632034B2 JP 3904889 A JP3904889 A JP 3904889A JP 3904889 A JP3904889 A JP 3904889A JP 2632034 B2 JP2632034 B2 JP 2632034B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリカーボネート樹脂組成物に関し、さらに
詳しくは、ポリカーボネート樹脂自体の特性を損なわず
に難燃性を高めたポリカーボネート樹脂組成物に関す
る。
[従来の技術と発明が解決する課題] 従来、ポリカーボネート樹脂は剛性等の物理的性質お
よび熱的性質の優れている成形用樹脂として知られてい
る。しかるに、ポリカーボネート樹脂成形品はある種の
溶剤の存在下に応力集中を受けるとクラックを生じ易い
と言う欠点を有する。また、このポリカーボネート樹脂
は溶融粘度が高く、そのために成形温度および成形圧力
が他の樹脂に比べて高いことが成形上の難点となってい
る。
ポリカーボネート樹脂が本来有する優れた物理的特性
を大きく損なうことなく、ポリカーボネート樹脂の欠点
である耐溶剤性や低い成形性を改良するために、ポリカ
ーボネート樹脂に種々のポリエステルを配合することが
提案されている(特開昭57−16137号、特公昭54−37633
号、特開昭50−102648号、特開昭53−94536号、特開昭6
2−84152号公報参照)。
しかしながら、これら従来のポリカーボネート樹脂組
成物にあっては、難燃性が未だ十分なものではない。
すなわち、従来のポリカーボネート樹脂組成物にあっ
ては、ポリカーボネート樹脂に従来から公知のハロゲン
系難燃剤を添加しているので、成形時にハロゲン化水素
が発生して金型の腐食を引き起こし、また成形品におい
ても、ハロゲンを含有するので、耐候性が悪いと言う問
題点がある。また、ハロゲン系難燃剤を添加すると、ポ
リカーボネート樹脂が有する前記優れた性質が損なわれ
ることもある。
本発明は前記事情に基ずいてなされたものである。
すなわち、本発明の目的は、ポリカーボネート樹脂そ
れ自体が有する前記透明性や機械的性質を損なうことな
く、また、成形時に金型の腐食を生じさせることなく、
耐候性に優れた成形品に仕上げることのできるポリカー
ボネート樹脂組成物を提供することにある。
[前記課題を解決するための手段] 前記目的を達成するための本発明は、ポリカーボネー
ト樹脂99.8〜90重量%、下記一般式 [ただし、R1およびR2それぞれは炭素数が1〜4である
アルキル基を表わし、R1およびR2は互いに同一であって
も相違していても良い。] で表わされるアルキルフォスフォン酸エステル0.2〜10
重量%と、前記ポリカーボネート樹脂と前記アルキルフ
ォスフォン酸エステルとの合計100重量部に対して、ポ
リエステル樹脂5〜100重量部、ガラス繊維0〜50重量
部ならびにハロゲンおよび/または窒素含有難燃剤0〜
30重量部とを含有することを特徴とするポリカーボネー
ト樹脂組成物である。
以下に本発明について詳述する。
−ポリカーボネート樹脂− 本発明において使用するポリカーボネート樹脂は、下
記一般式(I) [ただし、式中、Zは単結合または炭素数1〜8のアル
キレン基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭素数5〜
15のシクロアルキレン基、炭素数5〜15のシクロアルキ
リデン基、−SO2−、−SO−、−O−、−CO−または 基を表わし、Rは水素、塩素もしくは臭素原子または1
〜8個の炭素原子を有する飽和アルキル基を表わし、m
は0〜4の数を表わす。また、一般式中の2個のベンゼ
ン核に結合するRは互いに同一であっても相違していて
も良い。] このポリカーボネート樹脂は溶剤法、すなわち塩化メ
チレン等の溶剤中で公知の酸受容体、分子量調整剤の存
在下に、二価フェノール類とホスゲンのようなカーボネ
ート前駆体との反応、または二価フェノール類とジフェ
ニルカーボネートのようなカーボネート前駆体とのエス
テル交換反応によって製造することができる。
ここで、好適に使用することのできる二価フェノール
類としては、ビスフェノール類があり、特に2、2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノー
ルA)が好ましい。
また、ビスフェノールAの一部または全部を他の二価
フェノール類で置き換えたものであっても良い。
ビスフェノールA以外の二価フェノール類としては、
たとえば、ハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エーテル等、あるいはビス(3,5−ジブロモ−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,5−ジクロロ
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のハロゲン化ビ
スフェノール類を挙げることができる。
これらの二価フェノール類は、二価フェノール類のホ
モポリマーもしくは二種以上のコポリマーまたはブレン
ド物であっても良い。
さらに本発明で使用するポリカーボネート樹脂は、多
官能性芳香族化合物と二価フェノール類および/または
カーボネート前駆体とを反応させて得られる熱可塑性ラ
ンダム分岐ポリカーボネートであっても良い。
本発明に使用するポリカーボネート樹脂は、機械的強
度および成形性の点からして、その粘度平均分子量が1
0,000〜100,000であるのが好ましく、特に20,000〜40,0
00であるのが好ましい。
本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、前記ポリカ
ーボネート樹脂を、ポリカーボネート樹脂とアルキルフ
ォスフォン酸エステルとの合計量に対して99.8〜90重量
%、好ましくは99.5〜95重量%で含有する。
前記ポリカーボネート樹脂の配合量が99.8重量%を超
えると、アルキルフォスフォン酸エステルの配合量が相
対的に少なくなるので、難燃効果がなく、前記配合量が
90重量%未満であると、アルキルフォスフォン酸エステ
ルの配合量が多くなり、ポリカーボネート樹脂組成物の
耐熱性の低下が著しくなる −アルキルフォスフォン酸エステル− 本発明におけるアルキルフォスフォン酸エステルは、
以下の一般式(II) [ただし、R1およびR2それぞれは炭素数が1〜4である
アルキル基を表わし、R1およびR2は互いに同一であって
も相違していても良い。] で表わすことができる。
ここで、前記一般式中のR1またはR2の炭素数が5以上
のアルキル基であるアルキルフォスフィン酸エステルは
ポリカーボネート樹脂との相溶性が低下することがある
ので好ましくない。
前記R1およびR2として好ましいのは、メチル基および
エチル基である。
前記一般式(II)で示されるアルキルフォスフォン酸
エステルは、トリメチロール化合物にリン酸化剤として
アルキルフォスフォン酸を用いてエスてる化することに
より製造することができる。
−ポリエステル樹脂− 本発明におけるポリエステル樹脂は、下記の一般式
(III) −(−C−Ar−C−O−Z2−O−)− ・・・(III) [ただし、式中、Arは芳香族炭化水素基、Z2は二価の基
であり、nは1〜200の数を表わす。] で表わされる芳香族ジカルボキシレート単位を主体とす
るポリエステル樹脂である。
このポリエステル樹脂の固有粘度は通常、0.4〜1.5dl
/g、好ましくは0.5〜1.2dl/gである。
前記二官能性カルボン酸成分としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族
ジカルボン酸が挙げられる。これらの中では、テレフタ
ル酸が好ましく、この発明の効果を阻害しない範囲内で
他の二官能性カルボン酸を併用することもできる。それ
らは、たとえばシュウ酸、マロン酸、アジピン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン
酸等の脂肪族ジカルボン酸およびそれらのエステル形成
性誘導体である。これらの他のジカルボン酸成分の配合
割合は、全ジカルボン酸に対して一般に20モル%以内に
するべきである。
ジオール成分としては、特に制限がなく、アルキレン
グリコール、ポリアルキレングリコール、芳香族ジオー
ル、有機炭化水素ジオール等各種のものを一種または二
種以上混合して使用することができる。アルキレングリ
コールの具体例として、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、テトラメチレングリコール等が挙げられ
る。また、ポリアルキレングリコールの具体例として、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコールおよびポリ(テトラメチレン
オキシド)−α,ω−ジオールのようなポリ(アルキレ
ンオキシド)−α,ω−ジオールがある。
ポリエステル樹脂の製造は、常法に従い、チタン、ゲ
ルマニウム、アンチモン等を含有する重縮合触媒の存在
下に、あるいは不存在下に、加熱しながら二官能性カル
ボン酸成分と前記ジオール成分とを重合させ、副生する
水または低級アルコールを系外に排出することにより行
なわれる。
このようなポリエステル樹脂の中でこの発明に特に好
ましいものは固有粘度が0.6dl/g以上、特に0.55〜1.0dl
/gのポリエチレンテレフタレート樹脂、および固有粘度
が0.6dl/g以上、特に0.65〜1.5dl/gのポリブチレンテレ
フタレート樹脂である。なお、この場合の固有粘度は、
フェノール−テトラクロロエタン混合溶媒(重量比=1:
1)を使用して30℃で測定したときの値である。
このポリエステル樹脂のポリカーボネート樹脂組成物
中での配合量は、前記ポリカーボネート樹脂とアルキル
フォスフォン酸エステルとの合計100重量部に対して5
〜100重量部、好ましくは10〜80重量部である。
ポリエステル樹脂の配合量が5重量部未満であると、
耐溶剤性の改良効果が不十分であると言う不都合があ
り、100重量部を超えると耐熱性の低下が著しいと言う
不都合がある。
−ガラス繊維− 本発明で使用されるガラス繊維としてはAガラス、C
ガラス、Aガラスのいずれをも使用することができ、こ
のポリカーボネート樹脂組成物中での長さが0.02〜2m
m、特に0.05〜1mmであるのが好ましい。
このガラス繊維は、前記ポリカーボネート樹脂、アル
キルフォスフォン酸エステル、ポリエステル樹脂等との
混練に際して切断することがあるので、混練に供すると
きのガラス繊維のサイズとしては、通常、長さが0.1〜6
mmであるのが好ましい。またそのようなガラス繊維の直
径は、通常、1〜20μmで十分である。また、このガラ
ス繊維の形態には特に制限がなく、たとえばロービン
グ、ミルドファイバー、チョップドストランド等であっ
ても良い。さらに、このガラス繊維としては、表面処理
たとえばシラン処理、ボロン処理、クロム処理等をし、
エポキシ樹脂で集束したものが好ましい。このような処
理をしておくと前記ポリカーボネート樹脂あるいはポリ
エステル樹脂との濡れ性が良好になり、ポリカーボネー
ト樹脂組成物の機械的強度の低下を防止することができ
る。
ポリカーボネート樹脂組成物中でこのガラス繊維の配
合量は、前記ポリカーボネート樹脂とアルキルフォスフ
ォン酸エステルとの合計100重量部に対して0〜50重量
部、好ましくは0〜30重量部である。
ガラス繊維の配合により剛性および寸法精度が向上す
ると言う効果が奏され、ガラス繊維の配合量が50重量%
を超えると、流動性が低下して成形が困難になると言う
不都合がある。
−ハロゲンおよび/または窒素含有難燃剤− 本発明ではポリカーボネート樹脂組成物中に前記アル
キルフォスフォン酸エステルとともに、ハロゲンおよび
/または窒素を含有する難燃剤を配合せしめると、これ
らの相乗作用により、難燃性を一層高めることができ
る。
このような難燃剤は、分子中にハロゲン原子および/
または窒素原子を有する難燃剤であり、具体的には、ヘ
キサブロモベンゼン、ヘキサクロロベンゼン、ペンタブ
ロモトルエン、ペンタクロロトルエン、ペンタブロモフ
ェノール、ヘキサブロモビフェニル、デカブロモビフェ
ニル、デカブロモビフェニルオキシド、テトラブロモブ
タン、ヘキサブロモシクロドデカン、デカブロモジフェ
ニルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、ヘキ
サブロモジフェニルエーテル、エチレン−ビス−(テト
ラブロモフタルイミド)、テトラクロロビスフェノール
A、テトラブロモビスフェノールA、テトラクロロビス
フェノールAやテトラブロモビスフェノールAのオリゴ
マー、テトラブロモビスフェノールAの末端をエポキシ
化合物でエポキシ化してなるハロゲン化エポキシ化合
物、ポリクロロスチレンやポリトリブロモスチレン等の
ハロゲン化ポリスチレン、ポリ(ジブロモフェニレノキ
シド)等の有機ハロゲン系難燃剤を挙げることができ
る。
これらの中でも、臭素化エポキシ樹脂、特にテトラブ
ロモビスフェノールAオリゴマーの末端エポキシ化合
物、臭素化ポリスチレン特にポリトリブロモスチレンが
好ましい。
また、窒素含有難燃剤としては、たとえば、グアナミ
ン樹脂、シアヌレート化合物およびアミド化合物等を挙
げることができる。
ポリカーボネート樹脂組成物中での前記難燃剤の配合
量は、前記ポリカーボネート樹脂とアルキルフォスフォ
ン酸エステルとの合計100重量部に対して0〜30重量
部、好ましくは0〜15重量部である。
前記難燃剤の配合量が30重量%を超えると、熱安定性
が低下すると言う不都合がある。
−その他の任意成分− 本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、本発明の目
的を阻害しない限り、各種の無機質充填剤、添加剤、ま
たはその他の合成樹脂、エラストマー等を必要に応じて
配合することができる。
ポリカーボネート樹脂組成物の機械的強度、耐久性あ
るいは増量を目的に配合される前記無機質充填剤として
は、たとえばガラス繊維、ガラスビーズ、ガラスフレー
ク、カーボンブラック、硫酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、シリ
カ、アスベスト、タルク、クレー、マイカ、石英粉等が
挙げられる。
また、前記添加剤としては、たとえば亜リン酸系、リ
ン酸エステル系の酸化防止剤、たとえばベンゾチアゾー
ル系、ベンゾフェノン系の紫外線吸収剤、たとえば脂肪
族カルボン酸エステル系、パラフィン系の外部滑剤、離
型剤、帯電防止剤、着色剤等が挙げられる。
その他の合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂、ポリメチル
メタクリレート等の各樹脂を挙げることができる。ま
た、エラストマーとしては、イソブチレン−イソプレン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレ
ンゴム、アクリル型エラストマー等が挙げられる。
これらの任意成分は、その目的に応じて適宜の配合量
をもって配合される。
−ポリカーボネート樹脂組成物の製造− 本発明のポリカーボネート樹脂組成物は、前記各成分
を所定の割合でもって配合し、混練することにより製造
することができる。
配合および混練は、通常の方法を採用することがで
き、たとえば、リボンブレンダ、ヘンシェルミキサ、バ
ンバリミキサ、ドラムタンブラ、単軸スクリュー押出
機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー
押出機等により行なうことができる。
混練に際しての加熱温度は、通常、260〜320℃が適当
である。
特に好ましい製造法の一例は以下の通りである。
すなわち、ポリカーボネート樹脂とアルキルフォスフ
ォン酸エステルとポリエステル樹脂とをスーパーミキサ
ーで均一に分散配合し、その後、ガラス繊維を含有せし
めないときにはベント付単軸押出機を使用して樹脂温度
が260〜320℃になるように加熱しながら溶融混練し、ガ
ラス繊維を含有せしめるときにはベント付同軸方向二軸
押出機を使用して樹脂温度が260〜320℃になるように加
熱しながら溶融混練する。
かくして得られたポリカーボネート樹脂組成物は、既
知の種々の成形方法、たとえば射出成形法、押出成形
法、カレンダー成形法、回転成形法等を適用して自動車
用バンパー等の自動車分野の成形品や家電分野等の成形
品を製造することができる。
[実施例] 次に本発明の実施例を示してさらに本発明を具体的に
説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定される
ものではない。
(実施例1〜4および比較例1〜4) 第1表に示す各成分を第1表に示す配合割合で、スパ
ーミキサーでブレンドした。
このブレンドを単軸押出機に供給し、樹脂温度を260
〜300℃に設定して混練することにより、ペレット化し
た。
得られたペレットをさらに試験片に成形して以下の試
験を行なった。
結果を第1表に示す。
試験法 引張強さ・・・JIS K7113に準拠 引張伸び・・・JIS K7113に準拠 曲げ弾性率・・JIS K7203に準拠 アイゾット衝撃強度(ノッチ付、23℃) ・・JIS K7110に準拠 熱変形温度・・JIS K7207に準拠、18.6kg/cm2 難燃性・・・・UL−94(1/8″) [発明の効果] 本発明によると、ポリカーボネート樹脂自体の有する
耐衝撃性等の機械的性質を損なうことなく、難燃性の向
上したポリカーボネート樹脂組成物を提供することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 69/00 67:00)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリカーボネート樹脂99.8〜90重量%、下
    記一般式 [ただし、R1およびR2それぞれは炭素数が1〜4である
    アルキル基を表わし、R1およびR2は互いに同一であって
    も相違していても良い。] で表わされるアルキルフォスフォン酸エステル0.2〜10
    重量%と、前記ポリカーボネート樹脂と前記アルキルフ
    ォスフォン酸エステルとの合計100重量部に対して、ポ
    リエステル樹脂5〜100重量部、ガラス繊維0〜50重量
    部ならびにハロゲンおよび/または窒素含有難燃剤0〜
    30重量部とを含有することを特徴とするポリカーボネー
    ト樹脂組成物。
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DE4221581A1 (de) * 1992-03-18 1993-09-23 Bayer Ag Verwendung von salzen in kombination mit halogenierten phthalimiden zur flammfestausruestung von glasfaserhaltigen polycarbonatformkoerpern

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