JP2630831B2 - 放水装置 - Google Patents

放水装置

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JP2630831B2
JP2630831B2 JP30164088A JP30164088A JP2630831B2 JP 2630831 B2 JP2630831 B2 JP 2630831B2 JP 30164088 A JP30164088 A JP 30164088A JP 30164088 A JP30164088 A JP 30164088A JP 2630831 B2 JP2630831 B2 JP 2630831B2
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JP
Japan
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hose
reel
shaft
fixed
rotating shaft
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富哉 西本
正 成瀬
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Ashimori Industry Co Ltd
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Ashimori Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は放水装置に関するものであって、特に屋内又
は屋外の消火栓等に使用する放水装置に関するものであ
る。
従来一般に広く使用されている消火栓は、筒状織布の
内面にゴム等のライニングを施した消防用ホースタイプ
のホースを、ジグザクに折畳んで消火栓ボックスに収納
したものであって、これを使用する際にはその全長を消
火栓ボックスから取出して延ばさねばればならず、ホー
スが折曲ったりすると通水することができなくなり、不
慣れな者にとっては満足に水を通すことすら難しいもの
であった。
そこで近年ホースを巻取器に巻回した状態で消火栓ボ
ックスに収納し、その巻取器に巻回したままで通水する
ことのできる消火栓が要求されるようになっている。
従来の技術 この種の消火栓としては、ゴムホース等の常に断面円
形を保持するホースを巻回したものが一般的であるが、
ホースが重く、またホースの肉厚が厚くて取扱いにく
く、また消火栓も大きなものとなり、好ましくない。
それ故従来のような消防用ホースタイプのホースを巻
取器に巻回し、これを消火栓ボックスに収納することが
できれば、軽くて取扱い易く、また消火栓もコンパクト
なものとなるのであるが、消防用ホースタイプのホース
は通常は扁平に折畳まれており、このまま巻取器に巻回
した状態で通水しようとしても円く膨むことができず、
使用することができない。
この点を解決したものとして、出願人が先に出願した
特願昭62-271500号、特願昭62-317152号、特願昭62-317
153号、及び特願昭62-331771号等の出願の発明がある。
これらのものは、巻取器の巻枠を径方向に縮小可能と
したものであって、通水時にホースにかかった水圧によ
り巻枠が径方向に縮小し、これによってホースが円筒形
に膨むのを許すようになっている。
発明が解決しようとする問題点 これらの発明により、従来リールに巻いたままで通水
することのできなかった前記消防用ホースタイプのホー
スを使用し、これをリールに巻いたままで通水すること
が可能となり、これに伴って消火栓がコンパクトになる
と共に高圧での放水が可能となったのであるが、ここに
新しい問題が生じてきた。
すなわち、前記消防用ホースタイプのホースは前述の
ように筒状織布の内面にライニングを施したものであ
り、その筒状織布は強度の大きいたて糸とよこ糸とを筒
状に織成したものであるから、このホースを円筒状に膨
ませた状態においては、曲り難く、内圧がかかると直線
状に延びようとする傾向がある。然るに、リールに巻か
れたホースは彎曲しているため、このホースに通水して
内圧が作用し、ホースに直線状に延びようとする力が働
くと、その力がホースをリールから繰出す方向に作用
し、リールはホース繰出し方向に回転を始めるのであ
る。
従って放水時にリールからホースが勝手に繰出されて
しまい、ホースがリールの外周から外れたり、またホー
スが縺れたり局部的に折れ曲ってキンク現象を生じたり
して、通水し得なくなる可能性がある。
通常のゴムホース等においてもこの傾向はあるが、特
に消防用ホースタイプのホースにおいて著しい。また近
年、リールに巻くことのできる消防用ホースタイプの特
殊な形態を有するホースとして、筒状織布のよこ糸に金
属線や合成樹脂のブリッスルを織込んで扁平に潰れない
ようにし、その内面にライニングを施したホースが提案
され、注目されているが、その種のホースにおいても前
述の現象が著しい。
これらの問題を解決する手段としてリールの回転にブ
レーキ手段で抵抗を与え、不用意に回転するのを防止す
ることができるが、前述のリールに生ずる回転力はホー
スに加わる水圧の大きさに比例するため、前記抵抗が小
さいとホースに高圧を加えたときにリールが回転を始め
る恐れがあり、逆に抵抗が大き過ぎると圧力が低い状態
でホースを繰出すのが困難となり、消火活動に支障を来
たす恐れがあるのであって、抵抗の大きさの設定が極め
て困難である。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、通
水時においてリールが不用意に回転し、ホースが繰出さ
れるのを防止することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明は、支持体に対してリールを回転自在に
取付け、該リールのシャフトを通じて当該リールに巻回
されたホースに通水するものにおいて、前記支持体に固
定された固定シャフトに回転シャフトを回転自在且つ軸
方向に摺動自在であって水密となるよう嵌合し、その回
転シャフトに前記リールを固定し、前記支持体又は固定
シャフトの一部と前記リール又は回転シャフトの一部と
を、水圧による前記回転シャフトの固定シャフトに対す
る摺動により圧接する如く離接可能に摩擦係合したこと
を特徴とするものである。
作用 本発明においては、ホースに水圧が加わっていない状
態においては、支持体又は固定シャフトとリール又は回
転シャフトとの摩擦係合は解除されており、リールは支
持体に対して自由に回転することができる。
ここでホースに通水すると、先ず固定シャフト及び回
転シャフトに水圧が加わり、当該水圧により回転シャフ
トは固定シャフトに対して伸長する方向に若干摺動す
る。そしてこの摺動により、前記支持体又は固定シャフ
トの一部とリール又は回転シャフトの一部とが圧接する
如く摩擦係合し、リールの回転に抵抗が生じる。またこ
の抵抗に抗してリールを回転させ、ホースを繰出すこと
は可能である。
前記摩擦抵抗の大きさは水圧の大きさにほヾ比例する
ので、水圧が小さいときは抵抗も小さく、水圧が大きく
なればリールの回転抵抗も大きいものとなる。
なお本発明においては、固定シャフト2と回転シャフ
ト3とは摺動可能であることを要する。しかしながらそ
の摺動の範囲は、回転シャフト3又はリール5と支持体
1又は固定シャフト2とが、摩擦係合している状態とそ
れが解除された状態との間を移動すれば足りるのであ
り、その移動距離は1mm以下で充分である。従ってそれ
以上に大きい距離に亙って摺動することまで保障する必
要はない。
発明の効果 従って本発明によれば、ホースに通水していない状態
においてはリールの回転に対して抵抗がないので自由に
回転させることができ、ホースを巻込み、又は繰出すこ
とができる。
そして水圧がかかるとリールの回転に対して摩擦抵抗
が生じ、ホースが直線状に延びようとする力によってリ
ールが回転し、不用意にホースを繰出すことがなく、ホ
ースが縺れたりキンク現象を生じたりすことがない。ま
たその抵抗の大きさは水圧の大きさにほヾ比例するの
で、圧力が小さいときには抵抗も小さく、ホースを繰出
すのに障害となることはなく、圧力が大きくなれば大き
な抵抗でリールの回転を阻止し、ホースの繰出しを確実
に止めることができる。
実施例 以下本発明の実施例を図面に従って説明する。第1図
は本発明の放水装置の一実施例を示すものである。1は
支持体であって、該支持体1に固定シャフト2が固定さ
れており、該固定シャフト2の先端に回転シャフト3が
回転自在且つ軸方向に摺動自在に嵌合されており、Oリ
ング4で水密にシールされている。
そして、前記回転シャフト3にリール5が固定されて
いる。このリール5は一対のフランジ6,7を有し、一方
のフランジ6は回転シャフト3に固定され、他方のフラ
ンジ7は前記固定シャフト2に回転自在且つ摺動自在に
軸支されており、そのフランジ6,7間に巻床8が懸架さ
れており、当該巻床8の周囲にホース9が巻回されてい
る。而してこのホース9には、前記固定シャフト2及び
回転シャフト3を介して通水されるようになっている。
この実施例においては、固定シャフト2の外周に前記
フランジ7の内側側面に極めて接近して摩擦部材10が固
定されており、前記フランジ7の摺動によりその内側側
面が摩擦部材10に離接し得るようになっている。
而してこの実施例によれば、固定シャフト2及び回転
シャフト3内に水圧がかかっていない状態においては、
フランジ7と摩擦部材10とは圧接されておらず、リール
5は回転シャフト3と共に自由に回転することができ、
ホース9を巻込み、繰出すことができる。
そして水圧がかかると、その水圧によって回転シャフ
ト3は固定シャフト2に対して伸長する方向すなわち図
中右方に若干摺動する。これによりリール5も全体とし
て図中右方に移動し、フランジ7の内側側面が摩擦部材
10に圧接され、摩擦係合される。従ってリール5の回転
に対して抵抗が生じ、水圧によりホース9が直線状に延
びようとする力が作用しても、その力によりリール5が
ホース9の繰出し方向に回転し、ホース9を不用意に繰
出すことがない。
またその回転抵抗は摩擦抵抗であるから、この抵抗に
抗してリール5を回転させることは可能であり、ホース
9を引張って必要なだけ繰出すことができる。
本発明においては、前記実施例の構造に限定されるも
のではない。本発明では支持体1と固定シャフト2とが
一体であって固定されており、それに対して回転シャフ
ト3とリール5とが一体となって回転するものであるか
ら、支持体1又は固定シャフト2の一部と、回転シャフ
ト3又はリール5の一部とが加圧時に摩擦係合するもの
であればよく、その位置や摩擦係合の態様は限定される
ものではなく、またその摩擦係合部分に前記摩擦部材10
のような他の部材を介在させることも可能である。
第2図は本考案の他の実施例を示すものであって、固
定シャフト2の先端部に断面略「コ」字状を有する環状
の摩擦部材11を固着し、当該摩擦部材11の先端縁を回転
シャフト3の外周に刻設された凹溝12に遊嵌したもので
ある。
この例においては、回転シャフト3が摺動することに
より、凹溝12の側縁が摩擦部材11に圧接されて摩擦係合
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す中央縦断面図であり、
第2図は他の実施例を示す主要部の中央縦断面図であ
る。 1……支持体、2……固定シャフト 3……回転シャフト、5……リール 9……ホース、10,11……摩擦部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体(1)に対してリール(5)を回転
    自在に取付け、該リール(5)のシャフト(2,3)を通
    じて当該リール(5)に巻回されたホース(9)に通水
    するものにおいて、前記支持体(1)に固定された固定
    シャフト(2)に回転シャフト(3)を回転自在且つ軸
    方向に摺動自在であって水密となるよう嵌合し、その回
    転シャフト(3)に前記リール(5)を固定し、前記支
    持体(1)又は固定シャフト(2)の一部と前記リール
    (5)又は回転シャフト(3)の一部とを、水圧による
    前記回転シャフト(3)の固定シャフト(2)に対する
    摺動により圧接する如く離接可能に摩擦係合したことを
    特徴とする、放水装置
JP30164088A 1988-11-28 1988-11-28 放水装置 Expired - Lifetime JP2630831B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP30164088A JP2630831B2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 放水装置

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JPH02147573A JPH02147573A (ja) 1990-06-06
JP2630831B2 true JP2630831B2 (ja) 1997-07-16

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