JP2628316B2 - 内燃機関用燃料噴射ポンプ - Google Patents
内燃機関用燃料噴射ポンプInfo
- Publication number
- JP2628316B2 JP2628316B2 JP62265456A JP26545687A JP2628316B2 JP 2628316 B2 JP2628316 B2 JP 2628316B2 JP 62265456 A JP62265456 A JP 62265456A JP 26545687 A JP26545687 A JP 26545687A JP 2628316 B2 JP2628316 B2 JP 2628316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- injection pump
- fuel injection
- tappet
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は内燃機関用噴射ポンプに係り、特に噴射ポ
ンププランジャを駆動するタペットにおい、てローラピ
ンにスナップリングを嵌入して軸方向の変位を規制し
て、従来のボア径に対するローラ外径やカムのベース円
径の制約条件をなくして、設計の自由度を大きくしたフ
ローテング方式のタペットを有する内燃機関用燃料噴射
ポンプに関するものである。
ンププランジャを駆動するタペットにおい、てローラピ
ンにスナップリングを嵌入して軸方向の変位を規制し
て、従来のボア径に対するローラ外径やカムのベース円
径の制約条件をなくして、設計の自由度を大きくしたフ
ローテング方式のタペットを有する内燃機関用燃料噴射
ポンプに関するものである。
（従来の技術） 従来の燃料噴射ポンプのタペットは、ローラピンをタ
ペットボディに固定し、ローラ内径に自由に回転できる
ローラブッシュを嵌入して、ローラピンとローラブッシ
ュとローラとの相対速度を低減して耐久性向上を計った
ものや、カムボア内径よりローラ外径とカムのベース円
径の和を大きくしてローラピンをタペットボア内で上下
運動をするように設定の上、ローラピンを自由にタペッ
トボディ内で回転できるように嵌入して、ローラブッシ
ュを用いることなく、ローラピンとローラの相対速度を
低減したものが広く用いられている。
ペットボディに固定し、ローラ内径に自由に回転できる
ローラブッシュを嵌入して、ローラピンとローラブッシ
ュとローラとの相対速度を低減して耐久性向上を計った
ものや、カムボア内径よりローラ外径とカムのベース円
径の和を大きくしてローラピンをタペットボア内で上下
運動をするように設定の上、ローラピンを自由にタペッ
トボディ内で回転できるように嵌入して、ローラブッシ
ュを用いることなく、ローラピンとローラの相対速度を
低減したものが広く用いられている。
（発明が解決しようとする問題点） 前記従来のローラブッシュを用いたタペットの場合は
生産コストが高く、ローラブッシュを用いない場合はロ
ーラ外径を必要以上に大きくして、ローラピンがタペッ
トボア内で上下運動するようにする必要があり、燃料噴
射ポンプの全高が高くなるという欠点がある。
生産コストが高く、ローラブッシュを用いない場合はロ
ーラ外径を必要以上に大きくして、ローラピンがタペッ
トボア内で上下運動するようにする必要があり、燃料噴
射ポンプの全高が高くなるという欠点がある。
またタペット本体の片方の支持挿通部のほぼ中央にタ
ペットピンを１個の止め輪で固定し、このタペットピン
の端面が上記回動防止ピンに摺接されないようにしたも
のも実願昭57−17510号（実開昭58−120863号）のマィ
クロフィルムによって公知である。
ペットピンを１個の止め輪で固定し、このタペットピン
の端面が上記回動防止ピンに摺接されないようにしたも
のも実願昭57−17510号（実開昭58−120863号）のマィ
クロフィルムによって公知である。
しかし乍ら上記のものではローラピンの支持部の幅が
少なくなり、面圧強度的に問題があり、このため支持部
の幅を増大すると結果的にタペット外周が大きくなり、
噴射ポンプ全体が大きくなってしまうという不具合があ
る。
少なくなり、面圧強度的に問題があり、このため支持部
の幅を増大すると結果的にタペット外周が大きくなり、
噴射ポンプ全体が大きくなってしまうという不具合があ
る。
この発明は上述の問題点を解消することをその目的と
するものである。
するものである。
（問題点を解決するための手段及び作用） この発明は前述の点に鑑みなされたものであって、ロ
ーラピンをタペットボディに対して回転自由な状態で嵌
入すると共に、ローラピン外周及びローラの端面にスナ
ップリング嵌入溝を設け、該スナップリング嵌入溝にス
ナップリングを嵌入して軸方向の変位を規制して、ロー
ラピンをタペットボディ内で自由に回転できるように嵌
入し、ローラブッシュを用いることなく、かつ構造上の
制約条件がなく設計上の自由度が大きく、しかもローラ
ピン支持部の面圧を低減できると共に、溝加工も簡単と
なり、前記の問題点を解消した安価なフローテング方式
のタペットを有する内燃機関の燃料噴射ポンプを提供す
るものである。
ーラピンをタペットボディに対して回転自由な状態で嵌
入すると共に、ローラピン外周及びローラの端面にスナ
ップリング嵌入溝を設け、該スナップリング嵌入溝にス
ナップリングを嵌入して軸方向の変位を規制して、ロー
ラピンをタペットボディ内で自由に回転できるように嵌
入し、ローラブッシュを用いることなく、かつ構造上の
制約条件がなく設計上の自由度が大きく、しかもローラ
ピン支持部の面圧を低減できると共に、溝加工も簡単と
なり、前記の問題点を解消した安価なフローテング方式
のタペットを有する内燃機関の燃料噴射ポンプを提供す
るものである。
（実施例） つぎにこの発明の実施例を第１図及び第２図を参照し
て説明する。
て説明する。
これらの図において、１はローラで、該ローラ１は噴
射ポンプのカム２に接触して回転しながらカムリフトに
従って上下運動するようになっている。
射ポンプのカム２に接触して回転しながらカムリフトに
従って上下運動するようになっている。
３はローラピンで、該ローラピン３はタペットボディ
４に回転可能な状態でボディの端面側に設けられている
スナップリング嵌入溝５に嵌入されているスナップリン
グ６によって規制されるようになっている。
４に回転可能な状態でボディの端面側に設けられている
スナップリング嵌入溝５に嵌入されているスナップリン
グ６によって規制されるようになっている。
よってこの発明の実施例のものは、ローラブッシュを
用いることなしにローラとローラピンとの相対速度を低
減でき、従来のもののようにローラ径を必要以上に大き
くする必要もなく、カムボア内径よりもローラ外径とカ
ムベース内径との輪を小さくできる。
用いることなしにローラとローラピンとの相対速度を低
減でき、従来のもののようにローラ径を必要以上に大き
くする必要もなく、カムボア内径よりもローラ外径とカ
ムベース内径との輪を小さくできる。
従って全高がひくくかつ自由度の高い設計が可能とな
る。
る。
（発明の効果） この発明は前述のようにしてなるので、ローラブッシ
ュを用いることなく、ローラとローラピンの相対速度を
低減するとともに、カムボア径に対するローラ外径やカ
ムのベース円径の制約条件を不要とし、ローラ径を必要
以上に大きくする必要がなくなるため、全高の低いタペ
ットを有する安価な燃料噴射ポンプとすることができ
た。
ュを用いることなく、ローラとローラピンの相対速度を
低減するとともに、カムボア径に対するローラ外径やカ
ムのベース円径の制約条件を不要とし、ローラ径を必要
以上に大きくする必要がなくなるため、全高の低いタペ
ットを有する安価な燃料噴射ポンプとすることができ
た。
そしてこの発明ではローラピン外周とローラの端面側
にスナップリング嵌入溝を設けたことにより、ローラピ
ンの支持部の面圧を低減できると共に、溝加工が可能と
なり、加工工数が低減され、さらに噴射ポンプをコンパ
クトに構成できる。
にスナップリング嵌入溝を設けたことにより、ローラピ
ンの支持部の面圧を低減できると共に、溝加工が可能と
なり、加工工数が低減され、さらに噴射ポンプをコンパ
クトに構成できる。
従ってこの発明によれば自由度のきわめて高い設計が
可能となる。
可能となる。
第１図はこの発明の一実施例のタペットの断面図を示
し、第２図は該タペットを有する燃料噴射ポンプの横断
面図を示す。 １……ローラ、２……カム ３……ローラピン、４……タペットボディ ５……スナップリング嵌入溝、６……スナップリング
し、第２図は該タペットを有する燃料噴射ポンプの横断
面図を示す。 １……ローラ、２……カム ３……ローラピン、４……タペットボディ ５……スナップリング嵌入溝、６……スナップリング
Claims (1)
- 【請求項１】ディーゼル機関用燃料噴射ポンプのタペッ
トにおいて、ローラピンをタペットボディに対して回転
自由な状態で嵌入すると共に、ローラピン外周及びロー
ラの端面にスナップリング嵌入溝を設け、該スナップリ
ング嵌入溝にスナップリングを嵌入して軸方向の変位を
規制するようにしたことを特徴とする内燃機関用燃料噴
射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62265456A JP2628316B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 内燃機関用燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62265456A JP2628316B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 内燃機関用燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01110871A JPH01110871A (ja) | 1989-04-27 |
| JP2628316B2 true JP2628316B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=17417418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62265456A Expired - Lifetime JP2628316B2 (ja) | 1987-10-22 | 1987-10-22 | 内燃機関用燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2628316B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007006320A1 (de) * | 2007-02-08 | 2008-08-14 | Schaeffler Kg | Mechanischer Rollenstößel für einen Verbrennungsmotor |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58120863U (ja) * | 1982-02-10 | 1983-08-17 | 株式会社デンソー | 燃料噴射ポンプ |
-
1987
- 1987-10-22 JP JP62265456A patent/JP2628316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01110871A (ja) | 1989-04-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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