JP2628304B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2628304B2
JP2628304B2 JP62107091A JP10709187A JP2628304B2 JP 2628304 B2 JP2628304 B2 JP 2628304B2 JP 62107091 A JP62107091 A JP 62107091A JP 10709187 A JP10709187 A JP 10709187A JP 2628304 B2 JP2628304 B2 JP 2628304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多色複写機等の画像形成装置、該画像形成装
置の画像読取装置に関し、特に原稿画像の色情報を認識
する画像読取装置、及びこの画像読取装置によって認識
した色情報に基づいた色の画像を形成する画像形成装置
に関する。
(従来の技術) 従来より、異なる色の現像剤を用いた複数台の原稿器
を有し、転写材上に二色以上の画像を形成させる画像形
成装置は周知である。このような、画像形成装置にあっ
ては、複写したい原稿の中に複数の色が使われている原
稿、例えば黒文字の中に赤いアンダーラインと朱色の印
鑑部分がある場合に、オペレータは原稿を目視して文字
部分は黒色に、アンダーラインと朱肉部分は赤色に現像
する等の判断を下し、画像領域の指定と各画像領域に対
応した色の指定、すなわち使用する現像器の指定を行
う。これら画像領域の指定と現像器の指定の仕方として
は、オペレータが所望の画像領域のX,Y座標を測定して
その値をキーボード等から入力する方式や押圧等により
所望位置の座標入力が可能なデジタイザー(座標位置検
出素子)を用いる方式等がある。
ところが、上記いずれの方式においても複写したい原
稿の中に、例えば黒文字中に赤いアンダーラインが点在
しているように、色を使い分ける箇所が多数点在してい
る場合には、オペレータがキーボードやデジタイザーを
使って入力する方式では時間がかかり、又操作がめんど
うになるため、間違えて入力しやすいという問題点があ
った。
そこで、上記オペレータによる手作業による領域や色
の指定をなくし、自動的に色検知をするために、例えば
特開昭53−8159号公報に開示された色情報識別方法を画
像形成装置に適用することが考えられる。この方法は、
特定の色の光束を規制して透過させる色フィルターと読
取手段とを備え、色フィルターを介さずに画像を読み取
ると同時にこの画像を識別したい色の補色のフィルター
を介して読みとり、これらの読み取りで得た画信号の差
をとって前記識別したい色を認識する方法である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる従来例によると色フィルターを
介さずに画像を読み取ると同時に色フィルターを介して
画像を読み取らなければならず、したがって読取手段が
少なくとも2台必要となり、構成が複雑化して且つ装置
が高価なものとなってしまう問題点があった。また同一
画像を異なる位置の異なる読取手段で読取るため個々の
読取手段に高い取付け位置精度が要求され、この位置調
整も複雑であるという問題点があった。
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点を解決す
るためになされたもので、その的とするところは、原稿
画像の色情報を簡単な構成で正確に認識することのでき
る画像読取装置を提供すること、及び形成画像の領域指
定や色指定が短時間且つ正確に行えしかも安価な画像形
成装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本発明は、原稿を照射
しつつ移動する走査光学系と、原稿を走査し得られる光
を受光する受光素子と、該受光素子への光路中に取り出
し可能に挿入される色フィルターと、色フィルターの挿
入と取り出しを切り換える切換手段と、を有する画像読
取装置において、前記色フィルターを介して原稿画像を
読み取る時の前記走査光学系の移動速度は、前記色フィ
ルターを介さずに原稿画像を読み取る時の移動速度より
遅いことを特徴とする。
原稿を照射しつつ移動する走査光学系と、原稿を走査
し得られる光を受光する受光素子と、該受光素子への光
路中に取り出し可能に挿入される色フィルターと、色フ
ィルターの挿入と取り出しを切り換える切換手段と、を
有し、前記色フィルターを介して原稿画像を読み取る時
の前記走査光学系の移動速度が、前記色フィルターを介
さずに原稿画像を読み取る時の移動速度より遅い画像読
取装置を画像形成装置に備え、該画像読取装置により読
み取った原稿画像の色情報に基づいて記録材上の所定の
領域に所定の色の画像を形成することを特徴とする。
(作用) 上記の構成を有する本発明においては、色フィルター
を介して原稿画像を読み取る時の走査光学系の移動速度
を、色フィルターを介さずに原稿画像を読み取る時の移
動速度より遅くすることによって、色フィルターを介す
る場合と色フィルターを介さない場合の受光素子の受光
量を同等にでき、正確な色情報検知ができるようにした
ものである。
(実 施 例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る画像読取装置を備え
た画像形成装置の第一実施例としての複写装置を示すも
のであり、この複写装置は多色複写機能を有している。
同図において、1は原稿台であり、原稿2を複写面を下
向きに載置するものである。原稿2は走査光学系として
の光源3により照明され、その光像(画像光)は反射ミ
ラー4,5,6,7,8,9及び結像レンズ10から構成される光学
系により感光体ドラム11上へ導かれる。上記ランプ3及
び反射ミラー4と反射ミラー5,6はそれぞれ矢印方向へ
所定の速度で移動して原稿2を走査する。一方、感光体
ドラム11も一次帯電器12によりその表面に均一な帯電を
施された後矢印方向へ回転しているので、感光体ドラム
11表面には順次原稿像と対応する静電潜像が形成され
る。而して、感光体ドラム11外周の一次帯電器12より回
転方向下流側には、電荷消去手段として、LED等の発光
素子を感光体ドラム11の軸方向に所定の間隔を隔てて多
数配列した発光素子アレイ13が設けられている。この発
光素子アレイ13は原稿2の指定された領域以外の領域に
対応する静電潜像を消去するために部分的かつ時系列的
に点灯し、感光体ドラム11上に原稿2の画像のうち所定
領域のみの画像に対応した静電潜像を形成可能としてい
る。
また、感光体ドラム11の周囲には、色トナー(本実施
例では赤)を収容した赤現像器14と、黒トナーを収容し
た黒現像器15が配設されている。これらの現像器14,15
はそれぞれ矢印方向に移動可能となっており、所望の色
画像に応じて感光体ドラム11へ近接して感光体ドラム11
上の静電潜像を顕像化する。この像は転写帯電器16によ
り記録材17へ転写される。その後、感光体ドラム11の表
面はクリーナCによって残留トナーが除去され、再び次
の複写工程へ移る。
尚、2色複写を行う際の記録材17の給送は次のように
行なわれる。すなわち、記録材17はカセット17aにより
積載されて給紙ローラ18によりレジストローラ19へ送り
込まれる。レジストローラ19は感光体ドラム11上の顕画
像と記録材17が一致するようタイミングをとって回転を
始め、記録材17を感光体ドラム11表面へ送り込む。先に
述べたように、記録材17は転写帯電器16により感光体ド
ラム11表面上から像が転写され、分離帯電器20によりド
ラム表面から分離され搬送部21を介して定着器22へ送り
込まれる。定着器22で記録材17上の像は永久画像として
定着され、記録材17はフラッパ24の右側斜面に沿って戻
り搬送部25に送られる。その後、記録材17は戻り搬送部
25を介して横レジストローラ26に至る。この時点で横レ
ジストローラ26は停止しており、記録材17は2回目の複
写動作に対し待機する。2回目の複写信号が発せられる
と、横レジストローラ26は回転を始めレジストローラ19
へ記録材17を送り込む。レジストローラ19へ記録材17が
到達する前に、記録材17の側端は不図示のセンサーによ
り検知され、側端が1回目の時と同位置になるように横
レジストローラ26が紙進行方向と直角の方向、すなわち
図面に対し垂直な方向に移動して記録材17の横方向を修
正する。記録材17がレジストローラ19に到達した後の動
作は先の基本動作と同一であり、同一面側に1回目とは
別色の2回目の画像複写を施された記録材17は最終的に
第2排出ローラ27によりトレイ28上へ排出される。な
お、本実施例では2色複写について説明を行なったが、
更に多くの現像器を使っての多色複写の場合も転写紙の
動きは基本的に同じである。ただ、フラッパ24の破線位
置から実線位置への復帰が最終複写の前に行なわれるこ
とだけが異なる。
さらに、本実施例においては上記構成に加えて次の構
成を有する。すなわち、第2図に示すように前記結像レ
ンズ10の横には隣接して色情報検知部50を配置してあ
り、後述する制御手段に画像信号を送出する。
以下にこの色情報検知部50を第3図(a),(b),
(c)及び第4図(a),(b),(c)に基づいて説
明する。先ず色情報検知部50はフィルター、受光素子と
しての電荷結合素子(以下CCDと称す)、レンズホルダ
ー、切換手段としてのソレノイドSLより大略構成されて
いる。該色情報検知部50は、走査光学手段3とともに画
像読取装置を構成する。
ここでレンズホルダー56の内部には、CCD52と該CCD52
上に画像光を縮少して結像するレンズ51が同一光軸上に
設けられている。また、このレンズホルダー56の一部に
は固定軸57が固設されており、この固定軸57には、回転
可能なフィルターホルダー58が取りつけられており、フ
ィルターホルダー58には赤色光をそのまま透過させ白色
光を規制する赤フィルター55が備えられるとともにフィ
ルターを備えない穴部59が形成されている。一方フィル
ターホルダー58の他端58aとレンズホルダー56の一端56a
との間には、バネ60が掛け渡されてあり、レンズホルダ
ー56の所定位置に突設したストッパーピン99によって、
ソレノイドSLオフ状態におけるフィルターホルダー58の
位置を規定し、穴部59とレンズ51とCCD52とが同一光軸
上に配列されるように構成されている。
又、フィルターホルダー58の回動中心部近傍の一端58
bには、レンズホルダー56上に固定された支軸61の回わ
りに、回転可能なレバー62が係止されてレバー62のもう
一方の端部はソレノイドSLに取付けられている。
そして、第3図(a),(b),(c)は、上記ソレ
ノイドSLがオフの状態すなわち、フィルターなしのとき
の状態を示すもので、第4図(a),(b),(c)
は、上記ソレノイドSLがオンの状態、つまり赤フィルタ
ーを光路中に介入させたときの状態を示すものである。
即ち、ソレノイドSLがオンの状態になると、ソレノイ
ドSLの鉄芯Tが第3図(a)のD1方向に吸引される。す
るとレバー62は支軸61を中心に回動し、レバー62の端部
62aはD2方向に回動し、フィルターホルダー58の一部58b
に付勢する。するとフィルターホルダー58は支軸57を中
心としてD3方向に回動し、赤フィルター55が光路中に介
入した状態となる(第4図(a),(b),(c))。
そして、本実施例においては画像形成前にまず原稿黒
部分の検知を行なう第1の副走査(プレスキャン)を行
ない、更に原稿赤部分の検知を行なう第2のプレスキャ
ンを行ない、そして画像を得るための主走査を行なうよ
う構成されている。すなわち、第1のプレスキャン時に
はCCD52にはフィルターをかけず、第2のプレスキャン
時にはCCD52に赤フィルター55をかける構成となってい
る。
次に、第5図及び第6図に基づいて前記CCD52からの
画像信号に基づいて原稿画像の色情報の認識するための
動作原理について説明する。第5図における構成は既に
述べたとおり、51がレンズ、52がCCDであり、53及び54
はそれぞれ光源3からCCD52及び感光体11に達する光路
及びその一部である。また、レンズ51の前方には、切換
え可能な赤フィルター55が設けられており、必要に応じ
て切換えられるようになっている。このような構成にお
いて原稿台ガラス1の上に、赤(R),黒(B),白
(W)の色情報を有する原稿2を載置して光源3によっ
て、上記原稿2を照射するようになっている。すなわ
ち、第6図の(a)側に示す、フィルターを介さない光
情報は黒(B)の部分は光を反射せずに吸収され、赤
(R)の部分は一部反射し、白(W)の部分も反射し、
CCD52にそれぞれの光束が入射する。CCD52は入射した光
束に対応してアナログ信号を出力し図に示すように、白
(W)の光量が赤(R)の光量より大きいため白(W)
の方が大きい出力信号が得られる。そして、このアナロ
グ信号をゲイン補正し(あるスレッシュレベルで出力を
補正)暗部(Low出力)を0、明部(High出力)を1と
するようなA/D変換をA/D変換器63で行いデジタル情報に
変換された画像情報はCPU64を介してメモリとしてのRAM
65へ格納され、デジタル信号001が得られる(表1)。
一方、第6図の(b)側に示すように赤フィルター55
を介した光情報は、赤(R)と白(W)の部分のみCCD5
2に光束が入射する。CCD52からのアナログ信号は図に示
すように赤フィルター55の影響で赤(R)と白(W)の
部分のみ同程度の出力が得られる。そのアナログ信号
も、前述したと同様にゲイン補正しA/D変換器63,CPU64
を介してRAM65へデジタル信号101として格納される。第
6図の(a)側の場合も第6図の(b)側の場合も走査
光学系3のスキャンによって原稿1ページ分の情報がそ
れぞれ別々のメモリ領域へ記憶されるように構成されて
いる(表1)。
そして、上記2つの情報001と101の論理和をとること
によって100という情報が得られるようになり、これに
よって原稿のどの部分が赤(R)なのか認識することが
できる。本実施例においては、以上述べたようにフィル
ターを介してCCD52が検知した画像情報とフィルターな
しで直接画像情報を検知した情報とに基づいて原稿の色
及び領域を認識可能としたものであり、この情報に基づ
き、前記発光素子アレイ(LED)13を選択的にドライバ
ー67によって点灯させ、領域指定を実行して多重又は多
色複写を可能となしている。また、上記LED13は画像の
枠消しにも使用できる。
尚、第5図に示すROM66には、装置の動作を制御する
ためのプログラムが記憶されている。
第7図はROM66のプログラムに基づいた、本実施例の
動作を示すフローチャートで、同図及び第8図のタイミ
ングチャート、第9図の説明図に基づいて装置の動作を
説明する。先ず、コピースタートボタンオン(不図示)
により、前記走査光学系3を前進させ、第1のプレスキ
ャンを開始する。つまり、スキャンモーター(不図示)
を正転させる(step1)。次に、第9図に示すように配
置された走査光学系3のホームポジション検知用のセン
サーS0,及び画先(画像先端)検知用のセンサーS1によ
って、走査光学系3が前進すると、センサーS0及びセン
サーS1を検知する(step2,3)。そして、画先信号S1
検知すると内部クロック用カウンターを初期化(N=
0)する(step4)、と同時に、CCD52より出力されA/D
変換された信号CCDinをPPU64に入力し、CPU64よりRAMou
t信号としてRAM(メモリー)65へ出力する。ここでは、
ソレノイドSLはオフ状態であるためフィルターなしの情
報がメモリーへ入力されることになる(step5)。ここ
で走査光学系3を前進させながらカウンターを1カウン
トさせ(step6)、原稿台ガラス2上に置かれた原稿2
の長さに相当する走査時間M1に達するまで、CCDよりの
画像情報の入力を繰り返す(step7)。ここで、M1は複
写可能な最大原稿に相当する時間でもよい。また、原稿
長さの検知は、原稿送り機構(ADFやDF)等を用いて検
知してもよいし、CCD52を用いてスキャンして検知して
もよい。
さらに走査光学系3は、走査域に相当する走査時間M2
に達するまで前進する(step8,9)。その後、必要走査
域まで達したら、走査光学系3を後進させる。つまりス
キャンモーター(不図示)を逆転させ(step10)そして
走査光学系3をホームポシションS0に達するまで後進さ
せる(step11)。ホームポジションS0を検知したら、フ
ィルター切換用ソレノイドSLをオンし、CCD52前方に赤
フィルター55を介入させた状態にして、スキャンモータ
を再び逆転させて、走査光学系3を前進させ、第2のプ
レスキャンに入る(step11,12,13)。ここで、往路のス
キャン長v1M2(v1:第1プレスキャン時の走査スピー
ド)は前述した通り、複写可能な最大原稿域でもよい
が、本実施例のように原稿台の上に置かれる原稿の長さ
にオーバーラン長を加えた長さだけプレスキャンすれ
ば、必要以上にプレスキャンする必要もなく、色検知時
間が短縮できる。そして、CCD52に赤フィルター55をか
けた状態で、第1のプレスキャンと同様なプレスキャン
を行なう。つまり、画先S1を検知した後(step14)、原
稿情報をメモリに入力しつつ画像域を走査し(step15,1
6,17)、走査域まで達したら走査光学系3を後退させる
(step18,19,20)。そしてホームポジションS0に達した
ら、ソレノイドSL,スキャンモータをオフし、プレスキ
ャンを終了する(step21,22,23)。
以上のように、識別したい色別にフィルターを切り換
えながらプレスキャンを繰り返すことにより、1台のCC
Dにより原稿上の色を識別することができる。
さらに本実施例では、識別したい色に応じてプレスキ
ャンのスピードを変えることにより、より優れた画像を
得ることができる。すなわち例えば、赤色(波長600〜7
00nm)が赤フィルターを通るときの透過率は約85%であ
る。したがって、CCDに赤フィルターをかけたときのプ
レスキャンのスピードv2をフィルターなしのときのプレ
スキャンのスピードv1の約85%に落とせば、第1,第2の
プレスキャンの光量差をなくすことができ同等の読み取
り能力を得ることができ、より正確な色情報の検知が可
能となる。
また、上記実施例においては走査光学系3を前進させ
てプレスキャンを行った場合について説明したがこれに
は限定されず、走査光学系3の後進時にプレスキャンを
行ってもよいことは勿論である。
次に、本発明に係る画像読取装置を備えた画像形成装
置の第二実施例について説明する。この第二実施例は画
像の色情報を検知するためのプレスキャンを走査光学系
の前進時及び後進時の双方で行うように構成された以外
の点は、上記第一実施例と同一につき同一の構成部分に
は同一の符号を用いることにより、その構成についての
説明は省略し、以下に、動作のみについて説明する。
第10図はROM66のプログラムに基づいた、本第二実施
例の動作を示すフローチャートで、同図及び第11図のタ
イミングチャート、第12図の説明図に基づいて装置の動
作を説明する。先ず、コピースタートボタンオン(不図
示)により、前記走査光学系3を前進させ、スキャンモ
ーター(不図示)を正転させる(step1)。次に、第12
図に示すように、配置された走査光学系3には、ホーム
ポジション検知用のセンサーS0,及び画先(画像先端)
検知用のセンサーS1によって、走査光学系3が前進する
と、センサーS0及びセンサーS1を検知する(step2,
3)。そして、画先信号S1を検知すると内部クロック用
カウンターを初期化(N=0)する(step4)と同時
に、CCD52より出力されA/D変換された信号CCDinをPPU64
に入力し、CPU64よりRAMout信号として、RAM(メモリ
ー)65へ出力する。ここでは、ソレノイドSLはオフ状態
であるためフィルターなしの情報がメモリーへ入力され
ることになる(step5)。ここで走査光学系3を前進さ
せながらカウンターを1カウントさせ(step6)原稿台
ガラス2上に置かれた原稿2の長さに相当する走査時間
M1に達するまで、CCDよりの画像情報の入力を繰り返す
(step7)。ここで、M1は複写可能な最大原稿に相当す
る時間でもよい。また、原稿長さの検知は、原稿送り機
構(ADFやDF)等を用いて検知してもよいし、CCD52を用
いてスキャンして検知してもよい。有効画像域のデータ
が入力終了したらフィルター切換え用のソレノイドSLを
オンさせ(step8)フィルターを赤フィルター55に切り
換える。
さらに走査光学系3は、走査域に相当する走査時間M2
に達するまで前進する(step9,10)。その後、必要走査
域まで達したら、走査光学系3を後進させる。つまりス
キャンモーター(不図示)を逆転させる(step11)。さ
らに走査光学系3は、原稿台ガラス2上に置かれた原稿
長さの後端に相当する時間M3に達するまで、後進させ
(step12)、M3に達したら画先信号S1を検知するまで、
CCDよりのデータを入力し、メモリを記録する(step13,
14,15)。画先を検知したならば、CCDよりの入力を終了
させかつ、フィルター切換え用ソレノイドSLをオフし、
フィルターを切換え(step16)さらに後進を続け、ホー
ムポジションS0を検知したならスキャンモーターを停止
させる(step17)。ここで、往路のスキャン長v1M2は、
複写可能な最大原稿域でもよいが、本実施例のように原
稿台の上に置かれる原稿の長さにオーバーラン長を加え
た長さだけプレスキャンすれば、必要以上にプレスキャ
ンする必要もなく、色検知が短縮できる。また、キーボ
ード,デジタイザー等の入力装置を併用することにより
所定の部分だけプレスキャンさせることもできる。
以上説明したように、本第二実施例においてはプレス
キャンの前進時,後進時の双方で色情報の読み取りを行
なうように構成したので、第一実施例よりプレスキャン
の時間を短縮することができる。
また、第一実施例と同様に識別したい色に応じてスピ
ードを変えることにより、より正確な色情報の検知が可
能となる。
尚、以上説明したように第一及び第二実施例において
は光検出手段に赤フィルターをかけて原稿の赤色部を認
識するように構成した場合について説明したが、これに
は限定されず、青フィルターで青色を認識しても良いし
他の色についても同様に認識可能である。ただし、色が
異なるとフィルターの透過率も異なるため、フィルター
なしのプレスキャンの速度v1に対するフィルターをかけ
た時プレスキャンの速度v2を各々変える場合もある。
また、上記第一及び第二実施例では、フィルターなし
のプレスキャンを先に、フィルターをかけたプレスキャ
ンを後に行なう構成にしたが、この順序は逆であっても
よい。
さらに、本実施例では、フィルターがない場合とフィ
ルターがある場合とで切り換えを行なったが、異なった
色のフィルターを切り換えても良いのはもちろんであ
り、フィルターの種類枚数は識別したい色に応じて適宜
選択して設定することができる。すなわち、上記実施例
では、フィルター無とフィルター有の切換でプレスキャ
ンを行ない赤色を認識するようにしたが、認識したい色
のフィルターを複数個配設し、各フィルターを切り換え
ながらプレスキャンを繰り返せば、更に多くの色を認識
できる。ここで、プレスキャンと同時にAE,原稿サイズ
検知等を行なってもよいのはもちろんである。
さらにまた、上記実施例は、画先信号S1を利用してフ
ィルター切換え用のソレノイドを制御したが、これに限
定されるものでなく、走査光学系のホームポジションセ
ンサーS0からの信号や他の信号を用いて、往路での非画
像域においてソレノイドSLを制御するように構成しても
よい。
(発明の効果) 本発明に係る画像読取装置では、色フィルターを介し
て原稿画像を読み取る時と色フィルターを介さずに読み
取る時の受光素子の受光量を同等にでき、正確な色情報
検知ができる。また、この画像読取装置を両面・多重機
能を持った画像形成装置に適用することにより複数色の
原稿の色情報を自動的に識別し、形成画像の領域指定や
色指定を短時間且つ正確に行うことができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る画像形成装置の第一実施例を示す
構成図、第2図は同実施例の概略斜視図、第3図
(a),(b),(c)はそれぞれソレノイドオフのと
きの同実施例の色情報検知部を示す平面図,正面図,側
面図、第4図(a),(b),(c)はそれぞれソレノ
イドオンのときの同実施例の色情報検知部を示す平面
図,正面図,側面図、第5図は同実施例のブロック図、
第6図は同実施例の説明図、第7図は同実施例のフロー
チャート、第8図は同実施例のプレスキャン時のタイミ
ングチャート、第9図は同実施例のプレスキャン動作の
説明図、第10図は本発明に係る画像形成装置の第二実施
例のフローチャート、第11図は同実施例のプレスキャン
時のタイミングチャート、第12図は同実施例のプレスキ
ャン動作の説明図である。 符号の説明 2……原稿 3……光源(走査光学系) 17……記録材 50……色情報検知部 52……CCD(受光素子) 55……フィルター SL……ソレノイド(切換手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を照射しつつ移動する走査光学系と、
    原稿を走査し得られる光を受光する受光素子と、該受光
    素子への光路中に取り出し可能に挿入される色フィルタ
    と、色フィルタの挿入と取り出しを切り換える切換手段
    と、を有する画像読取装置において、 前記色フィルタを介して原稿画像を読み取る時の前記走
    査光学系の移動速度は、前記色フィルタを介さずに原稿
    画像を読み取る時の移動速度より遅いことを特徴とする
    画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿を照射しつつ移動する走査光学系と、
    原稿を走査し得られる光を受光する受光素子と、該受光
    素子への光路中に取り出し可能に挿入される色フィルタ
    と、色フィルタの挿入と取り出しを切り換える切換手段
    と、を有し、前記色フィルタを介して原稿画像を読み取
    る時の前記走査光学系の移動速度が、前記色フィルタを
    介さずに原稿画像を読み取る時の移動速度より遅い画像
    読取装置により読み取った原稿画像の色情報に基づいて
    記録材上の所定の領域に所定の色の画像を形成する画像
    形成装置。
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