JP2626372B2 - 車 両 - Google Patents

車 両

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JP2626372B2
JP2626372B2 JP3308943A JP30894391A JP2626372B2 JP 2626372 B2 JP2626372 B2 JP 2626372B2 JP 3308943 A JP3308943 A JP 3308943A JP 30894391 A JP30894391 A JP 30894391A JP 2626372 B2 JP2626372 B2 JP 2626372B2
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英資 大場
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    • B61D17/00Construction details of vehicle bodies
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B61D17/00Construction details of vehicle bodies
    • B61D17/04Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
    • B61D17/043Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures connections between superstructure sub-units
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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハニカムパネル等の積
層パネルを溶接して車両の側部を構成してなる車両に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の車体は、普通車、優等車、個
室車、食堂車等の複数の種類に分けられ、それぞれ使用
目的により構成が異なる。例えば、優等車と普通車では
腰掛のサイズ、前後間隔、窓の大きさ等を変えることに
より差別化を図っている。長距離走行する一編成の車両
は、これら複数の種類の車両を接続して構成する。
【0003】従来の鉄道車両の車体は、各使用目的毎に
別々の車体を設計製作するか、あるいは特開昭58−3
6755号公報に示されるように、車体を共通にし、腰
掛、仕切壁等の車内設備を自由に配置可能な構造とする
ことにより、各使用目的に応じた車両を提供していた。
【0004】一方、高速で走行する鉄道車両において
は、車体の軽量化、剛性の向上、強度の向上が求められ
ている。この観点から軽合金製のろう付けハニカムパネ
ルを溶接して車体を構成することが提案されている。ハ
ニカムパネルは、2枚の面板の間に六角形のセルを多数
有するコアを配置したものである。また、2枚の面板の
間の外周部には厚肉の結合部材を配置している。2枚の
面板、コア、結合部材は隣接する部材にろう付けされて
一体になっている。このハニカムパネル同士を結合部材
の部分で溶接し、また、骨(柱等)に溶接して一つの車
体を製作する。この車体は特開平03−90468号公
報に示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の内、各
使用目的毎に別々の車体を設計製作する方法において
は、先頭車と中間車、あるいは普通車、優等車、食堂車
等で窓の大きさ、間隔、出入口の位置などが異なるた
め、同一列車の場合でも各種類毎に全く別の車体を設計
製作する必要があり、設計工数、製作工数を低減するこ
とが困難であった。
【0006】また、車体を共通にし、腰掛、仕切壁等の
車内設備を自由に配置可能な構造とする方法において
は、優等車、個室などで腰掛の配置を変えた場合、腰掛
の前後間隔と窓の間隔が一致せず、乗客の車外眺望を阻
害したり、便所、荷物室等の窓が不要な部屋の配置が困
難になり、車体の構成の自由度が低下するといった問題
があった。
【0007】また、ろう付け積層パネルは、真空炉中
で、2つの面板を外方から押えた状態で加熱(約500
℃〜600℃)して製作するものであり、高価である。
このため、積層パネルの大きさの標準化が望まれる。ま
た、積層パネルを溶接して大きな車体を製作するので、
溶接線長さの低減の観点から、積層パネルはできるだけ
大きくすることが望ましい。このため、積層パネルはで
きるだけ大きく、しかも数種類に標準化することが望ま
れる。
【0008】本発明の目的は、積層パネルを備えた車体
を安価に提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の側部
を、窓の上部に接する第1の積層パネルと、前記窓の下
部に接する第2の積層パネルと、前記第1の積層パネル
と前記第2の積層パネルとの間において、前記窓に接
し、前記窓と前記窓との間を構成する第3のパネルとか
ら構成し、 前記第1の積層パネルおよび前記第2の積層
パネルの車両の長手方向の長さは、窓のピッチの整数倍
に設け 各パネルの接触部を溶接していること、 特徴と
する。
【0010】
【作用】上記のように、車両の側部は、窓の上部のパネ
ル、下部のパネル、窓と窓との間のパネルで構成し、窓
の上下のパネルは窓のピッチの整数倍に構成しているの
で、各パネルの長さが標準化される。また、前記各パネ
ルは窓に接している。このため、積層パネルを安価に製
作できるとともに、車両を軽量で安価に製作でき るもの
である。
【0011】
【実施例】以下、鉄道車両の車体について図1〜図15
によって説明する。これは1つの編成車両を構成する代
表的な車両の編成を示すものである。尚、図2,図9,
図11,図13,図15の下部に車両の長手に沿って示
す分割線は車両の側部40の長手方向の切断位置を示す
ものである。
【0012】先ず、図1〜図4によって、この車両の基
本的な構成を説明する。車体は、床部30、車両の長手
方向に沿った壁(側部という)40、屋根部60、車両
の長手方向の端部を閉鎖する壁(妻部という)70から
なる。側部40はほぼ垂直である。側部40には窓42
を有する。また、車両の長手方向の端部側の側部40に
は出入口45,45を有する。妻部70は隣接する車両
との接続口72を有する。55は便所、56は洗面所で
あり、これらはサービス設備である。
【0013】この例においては、側部40、屋根部60
の外板の構成部材として軽合金製のろう付け積層パネル
を用いる。この積層パネルは、四角形の2つの面板と、
この2つの面板を接続するものであって、面板にほぼ直
角な多数の板を有するコア(例えば、ハニカムコア)
と、前記コアの外側に配置され、前記2つの面板に接続
する結合部材と、からなり、これをろう付けして一体に
したものである。この積層パネルの端部の結合部材を隣
接する積層パネルの結合部材や柱等の骨に溶接して、一
つの大きな面を製作する。この車体は特開平03−90
468号公報に示している。但し、屋根部60の両側の
肩部65は曲げ半径が小さいので、押出し型材を用いて
いる。また、出入口45の部分45A,45Bは積層パ
ネルを用いていない。出入口ユニット45A,45Bは
出入口45の枠と、出入口を閉鎖する引戸(図示せず)
の戸袋45cの部分とからなる。出入口ユニット45
A,45Bは軽合金の押出し型材と板とを組合せて構成
している。出入口45は車両の長手方向の両端部の近傍
に設けている。
【0014】両端部の出入口45と45との間の側部4
0は積層パネルで構成している。出入口45と45の間
には16個の窓42を設けている。窓42は等間隔であ
る。出入口45と45の間の積層パネルは3種類であ
る。その1つは4つの窓42を有る積層パネルP1であ
り、その長さは窓42のピッチの4倍である。この積層
パネルP1を車両の長手方向に3枚並べている。他の1
つは出入口ユニット45Aと積層パネルP1との間の積
層パネルP2である。他の1つは出入口ユニット45B
と積層パネルP1との間の積層パネルP3である。これ
らを溶接して側部40を構成している。
【0015】車両の長手方向のほぼ中央の側部40には
出入口45の引戸の開閉状況を表示する表示灯(図示せ
ず)を設置する。このため、3つの積層パネルP1の一
つには表示灯の取付座および取付用の穴が必要である。
この点で表示灯を設置する積層パネルは他の3つの積層
パネルP1とは異なる。しかし、全ての積層パネルP1
に取付座を備えておき、そして取付穴をあけることが可
能に設けておけば、全ての積層パネルP1を同一にでき
る。
【0016】複数の腰掛52を有する客室と出入口45
の通路53との間は壁54,55で仕切っている。腰掛
52は向きを180度変更できる回転型である。腰掛5
2の数は窓42の数と同一であり、腰掛52のピッチは
窓42のピッチと同一である。それぞれの腰掛52の中
心は窓42の長さ方向の中心に一致している。仕切壁5
3,54とそれぞれの端部の腰掛52との間隔は腰掛5
2(窓42)のピッチの半分よりも大きい。端部の腰掛
52から壁54,55までの距離は実質的に同一であ
る。積層パネルP3は出入口ユニット45Bの戸袋45
cに接続するので、その長さは積層パネルP3より短
い。
【0017】出入口ユニット45A,45Bと妻部7
0,70との間に積層パネルP4,P5を設ける。出入
口ユニット45Bと妻部70との間が狭い場合は積層パ
ネルを用いない。
【0018】屋根部60の積層パネルは、積層パネルP
1と同一長さの4枚の積層パネルP21と、その両側に
位置する積層パネルP22,P23と、からなる。
【0019】積層パネルの最大の大きさは、真空炉の大
きさと生産性とから定まる。ここでは積層パネルP1の
大きさを可能とする。
【0020】積層パネルの構成を積層パネルP1を例に
とって図5〜図7によって説明する。四角形の面板8
1,81の間にハニカムコア82と、結合部材83等を
設置している。結合部材83は四角形の面板81,81
の端部に沿って設置している。結合部材83は断面がチ
ャンネル状であり、各片83a,83bは厚肉であって
溶接を可能としている。結合部材83の平行な2片83
a,83bは外方を向いている。この2片83a,83
bを接続する片83cは面板81,81に直交してお
り、コア82の板に平行である。四角形の窓42の4辺
に沿って枠(結合部材)84を設置している。枠84の
断面はチャンネル状であり、各片84a,84bは厚肉
であって窓装置(図示せず)を取付可能である。枠84
の平行な2片84a,84bは窓42の開口側を向いて
いる。この2片84a,84bのうち客室側となる片8
3aは短い(車両の外側の片84bが窓側に突出してい
る。)。この2片を接続する片84cは面板81,81
に直交している。ハニカムコア82は六角形のセルを多
数有するものであり、セルを構成する板は面板81,8
1に直交している。
【0021】85は縦方向の補強部材であり、四角形の
パイプである。補強部材85は窓42と42との間に設
けている。また、窓42の上下の位置にそれぞれ設置し
ている。必要により窓42の下方および上方に四角形パ
イプの補強部材86を配置する。また、必要により結合
部材83,補強部材85,85のそれぞれの間に水平方
向に補強部材を配置する。補強部材85の外面は面板8
1,81、コア82,82に接する。
【0022】面板81,81、四つの結合部材83、枠
84、補強部材85とによって得られる各空間にはハニ
カムコア82を配置している。面板81,81は結合部
材83、枠84、補強部材85,86、およびハニカム
コア82にろう付けしている。ハニカムコア82は結合
部材83、枠84、補強部材85の垂直片83c,84
cにろう付けしている。
【0023】この積層パネルP1の製作手順を説明する
と、一つの面板81の上に結合部材83、枠84、補強
部材85,86、ハニカムコア82を置き、次に上側の
面板81を載せる。以下の手順は公知のとおりである。
円弧状のパネルを必要とする場合(例えば、屋根部60
の積層パネルや側部40の積層パネル)は、例えば、ハ
ニカムコア82の板の長手方向を車両の長手方向に配置
してろう付けを行い、その後、曲げる。また、円弧状パ
ネルは次のようにしても製作できる。円弧状の下金型の
上に下側の円弧状の面板81を置き、この上に結合部材
83、補強部材85、ハニカムコア82を構成する多数
の板、枠材84を置き、次に上側の円弧状の面板81を
置き、上金型で押さえ、次にろう付け作業を行う。下金
型は上面が凹であり、上金型は下方に凸である。結合部
材83、補強部材85、枠材84は面板81,81に接
する面を円弧状にしている。ハニカムコア82の板はそ
の長手方向を金型の円弧の方向に対して直交する方向
(車両の長手方向)に並べる。このため、板は円弧状の
面板81の曲面に直交するので、半径方向の内側に位置
するハニカムコアの板の端部同士は接触し、外側の端部
同士は離れる。この離れた部分の距離が小さければ前記
端部同士はろう材によって接合される。よって、円弧状
パネルを得ることができる。
【0024】結合部材83の片83a,83bの部分で
隣接する積層パネルや床部30、肩部65、出入口ユニ
ット45A,45B等に溶接し、車体とする。また、結
合部材83や補強部材85の車内側は骨に溶接したり、
内装部品の取付け座にする。
【0025】図1〜図3の車体は、車体の幅方向におけ
る一列の腰掛52は4人分であるので、普通車用であ
る。
【0026】図8,図9の車体は3人分の腰掛52を有
し、優等車用である。優等車においても窓42のピッ
チ、および腰掛52のピッチは普通車用と同一である。
車体の幅方向における一列の腰掛52は3人分であり、
腰掛52の幅やその間隔が大きい。普通車に対する差別
化はこの他に客室の内装を豪華にすることなどによって
行う。優等車の窓42の数は14である。55は便所、
56は洗面所、57は車掌室、58は電話室である。こ
れらを総称してサービス領域という。普通車には車掌室
57と電話室58がない。優等車はサービス設備を多く
備えている。この優等車の出入口45は左端部のみであ
る。側部40の積層パネルは3枚の積層パネルP1と、
積層パネルP2,P6,P7からなる。
【0027】図10,図11は先頭車の場合であり、客
室は普通車である。客室の窓42のピッチ、腰掛52の
ピッチは図1〜図2の場合と同一である。出入口ユニッ
ト45Bから出入口ユニット45A側の妻部70までの
積層パネルは、3枚の積層パネルP1、積層パネルP2
からなる。出入口ユニット45Bから前方の先頭部59
の外板は積層パネルではない。この車両の出入口ユニッ
ト45Bの戸袋45C側の長さは図1の出入口ユニット
45Bの長さよりも長い。
【0028】図12,図13は食堂80やサロン85を
有するサービス車であり、窓42のピッチ、腰掛52の
ピッチは図1,図2の場合と同一である。側部40の積
層パネルは、3枚の積層パネルP1、各1枚の積層パネ
ルP4,P8,P7からなる。積層パネルP8は2つの
窓42を有する。
【0029】図14,図15は個室車であり、8つの個
室90を設けている。側部40の構成は図8に同一であ
る。
【0030】以上のように、積層パネルP1等の長さを
窓42ピッチの複数(整数)倍の長さとしているので、
積層パネルP1等を標準化でき、1つの車体の主要部を
構成できるものである。また、溶接線の長さを短くで
き、安価にできるものである。
【0031】以上の車両は主要なものを例示したもので
あり、個室90と優等車用の客室とを一つの車両にする
などの各種組合せがある。
【0032】一つの編成車両において、車両の製作後、
数年を経ると、普通車と優等車との乗客のバランスの変
化、個室や食堂等のサービス設備の必要性の変化、その
編成車両の使用目的の変化(特急用から各駅停車用)等
が生じる。この場合、この編成車両の窓ピッチは同一で
あるので、内装設備の変更で容易に対応できるものであ
る。
【0033】図16の実施例について説明する。ここで
は出入口ユニット45Aと45Bの間の積層パネルを主
体に説明する。この実施例は、側部40の積層パネルを
窓42よりも下の部分(第2の積層パネル)、窓42よ
りも上の部分(第1の積層パネル)、窓42と窓42と
の間の部分(第3のパネル)の3層に分割したものであ
る。窓42の下の部分の積層パネルは窓42のピッチの
倍の長さの四角形の積層パネルP31と、出入口ユニ
ット45A,45Bに接続する四角形の積層パネルP3
2,P33とからなる。積層パネルP31は4枚であ
る。窓42よりも上の部分の積層パネルは窓42のピッ
チの倍の長さの四角形の積層パネルP41と、出入口
ユニット45A,45Bに接続する四角形の積層パネル
P42,P43とからなる。積層パネルP41は4枚で
ある。窓42の高さの部分の積層パネルは、窓42と窓
42との間の四角形の積層パネル51と、出入口ユニッ
ト45A,45Bに接続する四角形の積層パネルP5
2,P53とからなる。積層パネルP51は13枚であ
る。屋根部60の積層パネルは窓ピッチの倍の長さの
四角形の積層パネルP61と、端部の積層パネルP6
2,P63とからなる。積層パネルP61は5枚であ
る。なお、積層パネルP41は平坦のため、側部40に
入れているが、上端部を曲げて屋根部の一部とすること
もできる。
【0034】図17において、各積層パネルP31〜P
33,P41〜P43,P51〜P53は図5〜図7に
示すように四角形の4辺の縁に沿ってチャンネル状結合
部材83を有する。この結合部材83同士を結合して側
部40を構成している。また、各積層パネルは内部に補
強部材85を内蔵している。水平方向の補強部材は図示
していない。
【0035】窓42は積層パネルP31,P41,P5
1,P51で囲まれた部分となる。窓の周囲を構成する
結合部材83は窓装置を取付けるような形状にしてい
る。例えば、図7の結合部材84のように平行な2つの
片84a,84bの長さを変える。この2つの片84
a,84bの長さの変更は例えばろう付け後の積層パネ
ルの結合部材を切削して行う。
【0036】これによれば、側部40の積層パネルを三
層に分割しているので、この部分の積層パネルは細長く
なり、真空炉の径を小さくできる。また、積層パネルP
31,P41,P61の長さを統一にできるので、部材
を統一でき、安価に製作できるものである。
【0037】また、1つの窓42の枠は4つの積層パネ
ルを溶接することによって構成するので、窓42の枠を
各積層パネルの端部の結合部材83で形成できるもので
ある。このため軽量にできるものである。例えば、窓部
の複数の積層パネルP51,P51の上下端を結合部材
で結合したものを製作し、これに上下の積層パネルP4
1,P1を溶接して結合することが考えられる。この
場合は、窓42の上下部分の結合部材は、積層パネルP
51とP51とを結合する結合部材と、積層パネルP4
1,P31の水平方向のそれぞれの結合部材83とから
構成することになり、結合部材が2重となり重量増加と
なる。しかし、図17のように積層パネルP51を単一
化して構成すると、窓42の上下部分の結合部材は積層
パネルP41,P31の結合部材83のみとなり、軽量
にできるものである。
【0038】積層パネルP32,P33,42,P4
3,P62,P63は図示のように積層パネルP31,
P41の長さよりも短い。これによって、図1等と同様
に、車 体の長さが窓ピッチの整数倍等でない場合に対応
できる。
【0039】また、積層パネルP31,P41,P5
1,P61を組合せると、縦方向の結合部材83,補強
部材85は縦方向に1列に連結する。このため、側部4
0,屋根部60を強固に接続できるものである。なお、
窓部の積層パネルP51の幅(車両の長手方法の長さ)
が小さい場合は積層パネルP51の補強部材85は不要
になり、該積層パネルの結合部材83が縦方向を接続す
る。また、積層パネルP31,P41の補強部材85は
積層パネルP51に接続するように配置してもよい。ま
た、窓部の積層パネルP51の幅(車両の長手方法の長
さ)が小さい場合は押出し型材と板とを用いて構成でき
る。
【0040】また、積層パネルP61とP61との溶接
部分と積層パネルP41とP41との溶接部分とは車両
の長手方向にずれている。また、積層パネルP41同士
の溶接部と積層パネルP31同士の溶接部も車両の長手
方向にずれている。このように溶接部の集中を防止して
いる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、車両の側部は、窓の上部のパ
ネル、下部のパネル、窓と窓との間のパネルで構成し、
窓の上下のパネルは窓のピッチの整数倍に構成している
ので、各パネルの長さが標準化される。また、前記各パ
ネルは窓に接している。このため、積層パネルを安価に
製作できるとともに、車両を軽量で安価に製作できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】普通車の側面図である。
【図2】図1の水平従断面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の4−4断面図である。
【図5】積層パネルの平面図である。
【図6】図5の6−6断面図である。
【図7】図5の7−7断面図である。
【図8】優等車の側面図である。
【図9】図8の水平断面図である。
【図10】先頭車の側面図である。
【図11】図10の水平断面図である。
【図12】サービス車の側面図である。
【図13】図12の水平断面図である。
【図14】個室車の側面図である。
【図15】図14の水平断面図である。
【図16】本発明の一実施例の車体の斜視図である。
【図17】図16の要部の拡大図である。
【符号の説明】
30…床部、40…側部、42…窓、45…出入口、4
5A,45B…出入口ユニット、55…便所、56…洗
面所、60…屋根部、P1〜P9,P11〜P13,P
31〜P33,P41〜P43,P51〜P53,P6
1〜P63…積層パネル、81…面板、82…コア、8
3…結合部材、84…枠、85,86…強度部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−90468(JP,A) 特公 昭58−45382(JP,B2)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の側部に、車両の長手方向に沿って実
    質的に同一ピッチで複数の窓を備えた車両において、 前記側部は、前記窓の上部に接する第1の積層パネル
    と、前記窓の下部に接する第2の積層パネルと、前記第
    1の積層パネルと前記第2の積層パネルとの間におい
    て、前記窓に接し、前記窓と前記窓との間を構成する第
    3のパネルとからなり、 前記第1の積層パネルおよび前記第2の積層パネルの前
    記長手方向の長さは、前記ピッチの整数倍であり、 前記第1の積層パネル、前記第2の積層パネル、および
    前記第3のパネルはそれぞれ前記長手方向に複数備え、 前記複数の第1の積層パネル同士は前記長手方向に沿っ
    た端部において溶接しており、 前記複数の第2の積層パネル同士は前記長手方向に沿っ
    た端部において溶接しており、 前記第3のパネルは、前記ピッチで、前記第1の積層パ
    ネルと前記第2の積層パネルとにそれぞれ溶接してお
    り、 前記第1の積層パネルと前記第2の積層パネルは、2つ
    の面板の間に該2つの面板に接続する多数のセルを有す
    るコアを備え、前記面板の外縁に沿って結合用部材を備
    えたものであり、 前記第1の積層パネル、前記第2の積層パネル、および
    前記第3パネルのそれぞれは前記面板の側から見て実質
    的に四角形であること、 を特徴とする車両。
  2. 【請求項2】請求項1の車両において、前記第3のパネ
    ルは押出し型材であること、を特徴とする車両。
  3. 【請求項3】請求項1の車両において、前記第3のパネ
    ルは、2つの面板の間に該2つの面板に接続する多数の
    セルを有するコアを備え、前記面板の外縁に沿って結合
    用部材を備えた積層パネルであること、を特徴とする車
    両。
  4. 【請求項4】請求項1の車両において、前記第1の積層
    パネルと前記第2の積層パネルとは同一長さであるこ
    と、を特徴とする車両。
  5. 【請求項5】請求項1の車両において、前記第1の積層
    パネル同士の前記溶接部は前記長手方向において前記窓
    の範囲内に有り、前記第2の積層パネル同士の前記溶接
    部は前記長手方向において前記窓の範囲内に有ること、
    を特徴とする車両。
  6. 【請求項6】請求項5の車両において、前記第1の積層
    パネル同士の前記溶接部のある前記窓と、前記第2の積
    層パネル同士の前記溶接部のある前記窓とは異なるこ
    と、を特徴とする車両。
  7. 【請求項7】請求項1の車両において、前記第1の積層
    パネルおよび前記第2の積層パネルのそれぞれは前記車
    両の垂直方向に向けて強度部材を内蔵しており、 前記第1の積層パネル、前記第2の積層パネル、および
    前記第3のパネルを溶接したとき、前記第1の積層パネ
    ルの前記結合部材および前記強度部材の長手方向の延長
    線上に、前記第2の積層パネルの前記結合部材および前
    記強度部材であって、前記縦方向に向いた前記結合部材
    および前記強度部材が位置していること、 を特徴とする車両。
  8. 【請求項8】請求項7の車両において、前記第3のパネ
    ルは、2つの面板の間に該2つの面板に接続する多数の
    セルを有するコアを備え、前記面板の外縁に沿って結合
    用部材を備えた積層パネルであり、前記第1の積層パネ
    ルの前記強度部材の延長線上に、該第3のパネルは前記
    縦方向に向けて強度部材を内蔵していること、を特徴と
    する車両。
  9. 【請求項9】請求項1の車両において、前記車両の屋根
    を構成するものであって、前記第1の積層パネルに溶接
    された複数の第5の積層パネルを備えており、該第5の
    積層パネルは前記第1の積層パネルの長さと同一であ
    り、該複数の第5の積層パネル同士は前記長手方向に沿
    った端部において溶接しており、該第5の積層パネル同
    士の前記溶接部は前記第1の積層パネル同士の前記溶接
    部に対して前記長手方向にずれており、該第5の積層パ
    ネルは、2つの面板の間に該2つの面板に接続する多数
    のセルを有するコアを備え、前記面板の外縁に沿って結
    合用部材を備えた積層パネルであること、を特徴とする
    車両。
  10. 【請求項10】請求項9の車両において、前記第1の積
    層パネルの前記結合部材および前記強度部材の長手方向
    の延長線上に、前記第5の積層パネルの前記結合部材お
    よび前記強度部材であって、前記縦方向に向いた前記結
    合部材および前記強度部材が位置していること、を特徴
    とする車両。
  11. 【請求項11】請求項1の車両において、前記第1の積
    層パネルおよび前記第2の積層パネルの前記結合部材は
    断面がチャンネル状であり、前記窓に接する部分の前記
    結合部材の前記チャンネル状を構成する片であって前記
    面板に平行な2つの片のうち一方の片は他方の片よりも
    前記窓側に突出していること、を特徴とする車両。
  12. 【請求項12】請求項1の車両において、前記窓側に突
    出している前記片は前記車両の外側の片であること、を
    特徴とする車両。
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