JP2625954B2 - X線映画撮影装置 - Google Patents

X線映画撮影装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、X線映画撮影装置に関し、とくにフィル
ム画質の向上を図ったX線映画撮影装置に関する。
【従来の技術】
従来のX線映画撮影装置では、フィルム濃度を一定に
保つため被写体透過後の線量に応じてX線パルス幅及び
X線管電圧を変化させて線量を一定に保ち、且つ管電圧
及び管電流を一定負荷になるように変化させる方式(IS
OWATT方式)が行なわれている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の方式のX線映画撮影
装置では、単にフィルム濃度が一定に保たれるだけなの
で、フィルムコントラストを良好とするような撮影管電
圧の設定ができないという問題がある。さらに、撮影管
電流の値を被写体厚さに応じて変えることができないた
め、管電圧でフィルム濃度を補正する必要があり、この
点でもフィルムコントラストが犠牲にされることになっ
ている。 この発明は、撮影部位・方向に応じて適切なコントラ
ストの得られる撮影管電圧を撮影開始前に設定でき、し
かも被写体厚さに応じた撮影管電流の撮影開始前での自
動設定が可能で、これによってフィルム濃度を一定に保
ちながらコントラストも良好な映画フィルムを得ること
ができる、X線映画撮影装置を提供することを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明によるX線映画撮
影装置においては、X線管と、このX線管から放射され
被写体を透過したX線が入射するイメージインテンシフ
ァイアと、該イメージインテンシファイアの出力像が入
力されるTVカメラと、該TVカメラからのビデオ信号が送
られるTVモニター装置と、該TVモニター装置からの信号
がフィードバックされて透視時の管電圧が制御される高
圧発生器と、上記イメージインテンシファイアの出力像
が導かれるシネカメラと、上記イメージインテンシファ
イアの出力光に応じてX線遮断信号を上記高圧発生器に
送るフォトタイマ回路と、被写体厚さ、映画撮影部位、
映画撮影管電圧、映画撮影管電流及び映画撮影パルス幅
を入力する入力装置と、透視条件と被写体厚さとの関係
及び撮影部位ごとの被写体厚さと映画撮影管電流との関
係があらかじめ書き込まれている記憶装置と、透視時に
透視条件が入力され上記の透視条件と被写体厚さとの関
係より被写体厚さを求め、且つこの被写体厚さに応じて
上記被写体厚さと映画撮影管電流との関係から映画撮影
管電流を求めてこの管電流とあらかじめ設定された映画
撮影管電圧とで映画撮影が行なわれるよう上記高圧発生
器を制御する制御装置とを備える。
【作用】
実際の被写体に対して透視している時、TVモニター装
置上で最適明るさの透視像が得られるようにすると、そ
の透視条件より、記憶装置に記憶されている透視条件と
被写体厚さとの関係から被写体厚さが自動的に求められ
る。 このように被写体厚さが求められると、記憶装置に記
憶されている、あらかじめ入力された映画撮影部位に応
じた被写体厚さと映画撮影管電流との関係から映画撮影
管電流が求められる。 一方、映画撮影部位に対応する最適映画撮影管電圧
は、入力装置によって入力することができる。 そのため、撮影部位に応じて最適なコントラストが得
られるものとして設定した管電圧とするとともに、被写
体厚さに適したものとして自動的に求めた管電流とし
て、映画撮影することができる。 その結果、フィルム濃度を一定に保ちながらコントラ
ストも良好な映画フィルムが得られる。
【実施例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第1図において、X線管1には高圧発生器
6により高電圧及びフィラメント加熱電流が供給され、
このX線管1から照射され被写体2を透過したX線はイ
メージインテンシファイア(I.I.)3に入射して光に変
換される。この光出力はTVカメラ4に導かれビデオ信号
に変換されてTVモニター装置5に送られて、その画面上
に被写体2のX線透視像が表示される。この透視時、TV
モニター装置5の画面上の透視像の明るさが一定となる
ように透視管電圧制御信号が高圧発生器6にフィードバ
ックされて管電圧の制御が行なわれる。 この透視時のX線条件つまり透視管電圧と透視管電流
とがA/Dコンバータ21、22を経てCPU23に取り入れられる
ようになっており、また、このCPU23には透視時のイメ
ージインテンシファイア3の視野の大きさを示す視野信
号がインターフェイス回路24を介して送られている。こ
のCPU23には、被写体厚さ設定スイッチ41、映画撮影部
位・方向選択スイッチ42、映画撮影管電流設定スイッチ
43、映画撮影管電圧設定スイッチ44、映画撮影パルス幅
設定スイッチ45及びデータ書込スイッチ46がインターフ
ェイス回路26を介して接続されており、またメモリ31が
接続され、さらにインターフェイス回路25を介して高圧
発生器6へ管電圧制御信号及び加熱制御信号を送ること
ができるようにされている。このメモリ31は透視条件と
被写体厚さとの関係や被写体厚さと撮影管電流との関係
を記憶する。 映画撮影時にはイメージインテンシファイア3の出力
光が分光器8により導かれてシネカメラ7に入射され
る。この映画撮影時には、もう1つの分光器9がイメー
ジインテンシファイア3の出力光をフォトマルチプライ
ア(PMT)10に導き、このフォトマルチプライア10から
出力される光電流によってフォトタイマ回路11が高圧発
生器6に対してX線遮断信号を出力し、これによってX
線照射時間(X線パルス幅)が制御される。 メモリ31には透視条件と被写体厚さとの関係や被写体
厚さと撮影管電流との関係があらかじめ記憶させられ
る。まず、被写体として人体相当の厚さのアクリル板を
置いて透視を行ない、モニター装置5に表示される透視
像が適切な明るさになるように管電圧を制御する。この
ときの厚さを厚さ設定スイッチ41の手動操作により設定
する。そしてデータ書込スイッチ46を手動操作すると、
設定された厚さデータがCPU23に取り込まれるととも
に、透視管電圧と透視管電流のデータがCPU23に取り込
まれ、これらがメモリ31に書き込まれる。アクリル板の
厚さを変えてこの操作を繰り返すことにより、第2図に
示すような透視条件(透視管電圧、透視管電流)と被写
体厚さとの関係がメモリ31に形成される。 つぎに、撮影部位・方向選択スイッチ42を手動操作し
てひとつの撮影部位・方向を選択するとともに、その部
位・方向において適切なコントラストが得られる撮影管
電圧を撮影管電圧設定スイッチ44の手動操作により設定
する。また、被写体としてアクリル板を置き、その厚さ
を厚さ設定スイッチ41によって手動設定するとともに、
撮影に適したパルス幅を撮影パレス幅設定スイッチ45で
手動設定し、さらに必要と予想される管電流を撮影管電
流設定スイッチ43の手動操作により設定する。そしてデ
ータ書込スイッチ46を操作してこれらのデータをメモリ
31に記憶させる。このとき、CPU23はメモリ31に書き込
まれたこれらのデータに基づき、管電流制御信号及び加
熱制御信号をインターフェイス回路25を介して高圧発生
器6に送る。このように条件が設定された状態でX線曝
射を行い、フォトタイマ回路11によって遮断されたX線
パルス幅が撮影パルス幅設定スイッチ45で設定された値
となるように撮影管電流設定スイッチ43を操作して現実
の撮影管電流を変化させていく。パルス幅が設定値とな
ったときの管電流は、このアクリル板厚さとパルス幅と
を前提にしたときに必要な管電流であり、この管電流が
データ書込スイッチ46の操作によってメモリ31に書き込
まれ先の予想管電流の書換えが行なわれる。この操作を
アクリル板厚さを変化させて繰り返すことにより、ひと
つの撮影部位・方向に関しての第3図Aに示すような被
写体厚さと撮影管電流との関係が、メモリ31に記憶され
ることになる。他の撮影部位・方向に関して同様の操作
を行ない、たとえば第3図Bのような被写体厚さと撮影
管電流との関係をメモリ31に書き込む。これをすべての
撮影部位・方向に関して行なう。 メモリ31にこのような記憶がなされた後、実際の被写
体2に関して透視及び映画撮影を行なう。透視時に、TV
モニター装置5上の透視像の明るさが適切になる透視条
件がCPU23に送られる。このとき、透視管電圧がFKV1,透
視管電流がFmA2であるとすると、メモリ31に格納された
第2図の関係からCPU23によりこのときの被写体2の厚
さがT1であると求められる。そこで、映画撮影開始前に
撮影部位・方向をスイッチ42により、その部位・方向に
適した管電圧(たとえばKV1)をスイッチ44によりそれ
ぞれ入力しておけば、メモリ31内のこの部位・方向に関
する被写体厚さと撮影管電流との関係より、たとえば第
3図Aの関係から撮影管電流mA1(あるいは第3図Bの
関係からmA2)がCPU23により求められる。この管電圧KV
1及び管電流mA1を実現する管電圧制御信号及び加熱制御
信号がCPU23からインターフェイス回路25を経て高圧発
生器6に送られる。その結果、撮影部位・方向に応じて
適切なコントラストの得られるものとして映画撮影の前
に設定した管電圧で、しかも、透視中に自動的に求めた
被写体厚さに適した管電流で、映画撮影が行なわれる。
造影剤の有無等に対応したフィルム濃度の制御はパルス
幅制御により行なわれることになる。 たとえば第4図のように、上記の管電圧KV1、管電流m
A1は変化せずパルス幅が変化して撮影が行なわれる。造
影剤が視野内に流入する以前及び流出した後はフォトマ
ルチプライア10への時間当りの入射光量が多いためパル
ス幅はtと短いものとなっているが、造影剤の流入によ
ってフォトマルチプライア10への時間当りの入射光量が
少なくなるとフォトタイマ回路11の作用でパルス幅がt'
へと伸ばされ、X線照射時間の伸長によりイメージイン
テンシファイア3への入射光量が一定に保たれ、フィル
ム濃度が一定に保持される。 このように撮影部位・方向に応じて適切なコントラス
トの得られるものとして映画撮影の前に設定した管電圧
とし、しかも、透視中に自動的に求めた被写体厚さに適
した管電流として、パルス幅制御のみによってイメージ
インテンシファイア3への入射線量の補償を行ない映画
撮影するため、フィルムコントラストが良好で、しかも
フィルム濃度が一定とされたX線映画を得ることができ
る。
【発明の効果】
この発明のX線映画撮影装置によれば、撮影部位・方
向に応じて適切なコントラストの得られるものとして映
画撮影前に設定した撮影管電圧で、しかも映画撮影開始
前の透視時に自動設定された被写体厚さに応じた撮影管
電流で、映画撮影ができるので、フィルム濃度を一定に
保ちながらコントラストも良好な映画フィルムを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は透
視管電圧及び透視管電流と被写体厚さの関係を示すグラ
フ、第3図A、Bは撮影部位・方向ごとの被写体厚さと
撮影管電流との関係を示すグラフ、第4図は映画撮影時
の管電圧波形及び管電流波形を示すタイムチャートであ
る。 1……X線管、2……被写体、3……イメージインテン
シファイア、4……TVカメラ、5……TVモニター装置、
6……高圧発生器、7……シネカメラ、8、9……分光
器、10……フォトマルチプライア、11……フォトタイマ
回路、21、22……A/Dコンバータ、23……CPU、24〜26…
…インターフェイス回路、31……メモリ、41……被写体
厚さ設定スイッチ、42……映画撮影部位・方向選択スイ
ッチ、43……映画撮影管電流設定スイッチ、44……映画
撮影管電圧設定スイッチ、45……映画撮影パルス幅設定
スイッチ、46……データ書込スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線管と、このX線管から放射され被写体
    を透過したX線が入射するイメージインテンシファイア
    と、該イメージインテンシファイアの出力像が入力され
    るTVカメラと、該TVカメラからのビデオ信号が送られる
    TVモニター装置と、該TVモニター装置からの信号がフィ
    ードバックされて透視時の管電圧が制御される高圧発生
    器と、上記イメージインテンシファイアの出力像が導か
    れるシネカメラと、上記イメージインテンシファイアの
    出力光に応じてX線遮断信号を上記高圧発生器に送るフ
    ォトタイマ回路と、被写体厚さ、映画撮影部位、映画撮
    影管電圧、映画撮影管電流及び映画撮影パルス幅を入力
    する入力装置と、透視条件と被写体厚さとの関係及び撮
    影部位ごとの被写体厚さと映画撮影管電流との関係があ
    らかじめ書き込まれている記憶装置と、透視時に透視条
    件が入力され上記の透視条件と被写体厚さとの関係より
    被写体厚さを求め、且つこの被写体厚さに応じて上記被
    写体厚さと映画撮影管電流との関係から映画撮影管電流
    を求めてこの管電流とあらかじめ設定された映画撮影管
    電圧とで映画撮影が行なわれるよう上記高圧発生器を制
    御する制御装置とからなるX線映画撮影装置。
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JP2776227B2 (ja) * 1993-12-28 1998-07-16 株式会社島津製作所 X線テレビジョン装置
JP5071676B2 (ja) * 2008-05-29 2012-11-14 株式会社島津製作所 パルス透視モードを備えたx線装置
JP5596987B2 (ja) * 2010-01-21 2014-10-01 株式会社東芝 X線透視撮影装置

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