JP2625366B2 - 電界放出冷陰極およびその製造方法 - Google Patents

電界放出冷陰極およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子放出源となる冷陰
極、特に鋭利な先端から電子を放出する電界放出冷陰極
およびにその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】微小な円錐上のエミッタと、エミッタの
すぐ近くに形成され、エミッタからの電流を引き出す機
能ならびに電流制御機能を持つゲート電極で構成された
微小冷陰極をアレイ上に並べた冷陰極が提案されている
(Journal of Applied Physi
cs,Vol39,No7,pp3504,196
8)。このスピント型冷陰極は、熱陰極と比較して高い
電流密度が得られ、放出電子の速度分散が小さい等の利
点を持つ。また、単一の電界放出エミッタと比較して電
流雑音が小さく、数10〜200Vの低い電圧で動作
し、比較的悪い真空度の環境中でも動作するとされてい
る。
【0003】図5(a)には従来技術であるスピント
(Spindt)型冷陰極主要部の構作の断面図を示し
ている。導電性の基板101の上に高さ約1μmの微小
な円錐上のエミッタ102が膜堆積法によって形成され
ている。基板101とエミッタ102とは電気的に接続
されており、基板101(およびエミッタ102)とゲ
ート電極103の間には約100Vの電圧が印加されて
いる。基板101とゲート電極10の間は約μm、
ゲート電極の開口径も約1μmと狭く、エミッタ102
の先端は極めて尖鋭に作られているので、エミッタ10
2の先端には強い電解が加わる。この電解が2〜5×1
07 V/cm以上になるとエミッタ102の先端から電
子が放出される。このような構作の微小冷陰極を基板1
01の上にアレイ上に並べることにより大きな電流を放
出する平面上の陰極が構成される。
【0004】図5(b)は図5(a)に示す陰極の主要
部を部分的に拡大した断面図を示す。エミッタ102は
基板101の中央部に多数形成され、電子ビームの電子
源となる。ゲート電極103はエミッタ102の形成さ
れている部分に作られ、配線106を通してボンディン
グパッド107に接続されている。絶縁層104は、ゲ
ート電極103、配線106、ボンディングパッド10
7と基板101の間に作られ、ゲート電極103、配線
106、ボンディングパッド107と基板101の絶縁
を保つ。
【0005】一方特開平3−129631号公報には従
来技術の冷陰極であるショットキー接合型電子放出素子
が開示されているが、この電子放出素子は本発明の電解
放出例陰極とほ異なり、ショットキー接合のアバランシ
ェ増幅で発生した電子の一部を真空中に取り出すもので
ある。そこに開示されているショットキー接合周辺部の
厚い酸化膜のLOCOS(Local oxidati
on of silicon)構造は、従来ガードリン
グで行なっていた素子分離機能をはたすもので、これに
よって冷陰極素子の構成を単純にし、微細化を可能にし
ている。
【0006】また、トランジスタ、集積回路等では能動
回路部分に企画してフィールド部分の絶縁層を厚くして
規制容量を抑える(特許からみた技術動向、昭和50年
特許庁)技術が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5において電解放出
冷陰極の放出電流を制御するためには、エミッタ102
とゲート電極103の間の電圧を変調する方法が一般に
考えられている。基板101とゲート電極103の間は
約1μmと狭いため、変調周波数あるいは変調パルスの
立ち上がり時間はエミッタ102とゲート電極103の
間の静電容量で制限される。図5に示す陰極のエミッタ
102とゲート電極103の間の静電容量は、ゲート電
極103、配線106、ボンディングパッド107の面
積に比例し、絶縁層104の厚さに逆比例するので、主
に配線106、ボンディングパッド107の面積ならび
にゲート電極103の周辺部の面積は電子放出部の面積
に比較して2〜10倍以上になる可能性がある。一方、
絶縁層104の厚さはゲート電極103のゲート開口系
ならびにエミッション特性、エミッタの製造条件等で決
まり、必要以上に厚くすることはできないので、エミッ
タ102とゲート電極103の間の静電容量を大幅に削
減できない。また、電解放出冷陰極では1μm以下の厚
さの絶縁層に100V前後の高い電圧を印加するため、
絶縁層の欠陥による絶縁破壊か生じる恐れがある。さら
に、ゲート電極、配線、ボンディングパッドの周辺部で
は絶縁層の側面に沿って放電が発生する恐れがある。
【0008】また、ボンディングパッド、配線部分の絶
縁層を厚くして静電容量を削減する場合、厚さの差を大
きくしてこの効果を上げようとすると、絶縁層の上の電
極に段差が生じ、電極に段切れが生じる恐れがある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ゲー
ト電極の周辺部、ゲート電極に電圧を供給するためのボ
ンディングパッド、ボンディングパッドとゲート電極の
間の配線のうちの少なくとも一つについて、この下の絶
縁層の厚さを、電子放出領域の絶縁層の厚さよりも厚く
する。
【0010】また、ゲート電極、配線、ボンディングバ
ッドの外枠よりも絶縁層の外枠の寸法を大きくする。
【0011】また、この厚い絶縁層をリンシリケートガ
ラス(PSG)、ボロンシリケートガラス、ボロンリン
シリケートガラスの様な低融点ガラスで形成するかある
いはLOCOS技術を用いて製造する。
【0012】
【作用】この結果、エミッタゲート間絶縁を十分良好に
保つとともに、エミッターゲート電極の間の静電容量を
十分小さくすることができる。このため、電子ビームの
変調周波数を十分高くすることができ、エミッターゲー
ト間に高周波信号あるいはパルス信号を印加するドライ
バー増幅器の付加を低減させることができる。さらに、
絶縁層の欠陥によってゲートとエミッタの間の絶縁破壊
が生じる確率が低下し、ゲート電極、配線、ボンディン
グパッドの周辺部で絶縁層の側面に沿って放電が発生す
る恐れが減少し、高信頼の動作が期待できる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
【0014】図1は本発明の第1の実施例を示す電解放
出冷陰極の構造図で、(a)は陰極の主要部を部分的に
拡大した断面図で、(b)は平面図である。図1におい
て、シリコンの基板1の上には電子を放出する円錐状の
エミッタ2が形成され、基板1とエミッタ2とは電気的
に接続されている。第1絶縁層4のすぐ上に形成されて
おり、ゲート電極3と同じ金属層のパターニングによっ
て、配線6、ボンディングパッド7が作られる。ゲート
電極3と配線6、ボンディングパッド7は互いに電気的
に接続されており、図1には示していないが、ボンディ
ングパッド7に接続したワイヤを通して外部より電圧が
印加される。
【0015】破線の内側が電子放出領域13で、複数の
エミッタ2が形成されている。ゲート電極3の周辺部す
なわちエミッタ2の形成されていない、破線の外側の部
分と配線6、ボンディングパッド7の下には、第1絶縁
層4の上にさら第2絶縁層5が堆積されている。なお、
エミッタ2はタングステンあるいはモリブデンのような
耐熱金属で作られ、ゲート電極3はタングステン等の金
属で作られ、第1絶縁層4には例えばシリコンの熱酸化
膜が使用される。第2絶縁層5にはシリコンの窒化膜あ
るいはリンシリケートガラス、ボロンシリケートガラ
ス、ボロンシリケートガラスの様な低融点ガラスなどが
使用される。第2絶縁層5に低融点ガラスを使用する
と、低融点ガラス膜を形成した後温度処理を行なうこと
によって、低融点ガラス膜の周辺部がだれて、絶縁層の
厚さが低融点ガラス膜の周辺部で連続的に変化するよう
にでき、第2絶縁層5を比較的厚くしてもゲート電極3
が段差の部分で段切れしないようにできる。
【0016】ゲート電極3の開口の直径は約1μm、エ
ミッタ2の高さは約1μm、第1絶縁層4の厚さは約
0.8μm、第2絶縁層の厚さは約1〜2μm、ゲート
電極の厚さは約0.2μmである。また、ゲート電極
3、配線6、ボンディングパッド7の外枠は第2絶縁層
5の外枠よりも約10μmだけ内側になっている。これ
は、ゲート電極3、配線6、ボンディングパッド7と基
板1との間の絶縁長を長くとって、この間の絶縁抵抗を
高く保ち、高い絶縁電圧を保つためである。
【0017】この陰極を動作させるには、基板1すなわ
ちエミッタ2の電位を基準にして、ゲート電極3に数1
0〜約100Vの電圧を印加する。
【0018】本実施例においては、電子放出領域13を
除いて絶縁層が厚いので、ゲート電極3とエミッタ2の
間の静電容量を大幅に削減でき、さらに、100V程度
の高い電圧を印加する電解放出冷陰極で特に重要となる
絶縁層バルクおよび絶縁層沿面の絶縁破壊の可能性を低
下させることができるので高い信頼性を確保できる。
【0019】さらに、電子放出領域13周辺のゲート電
極3が第2絶縁層5厚さの影響のためわずかに持ちあけ
られており、ゲート電極3の近くで電子ビームを集束さ
せる電解が形成される。外部の電極で同様の電界を作る
ことができるが、図1の冷陰極では陰極の極近くでしか
も高い精度で電界を形成できるので、品質の良いリップ
ルの小さい電子ビームを形成できる。
【0020】図2は本発明の第2の実施例を示す電界放
出冷陰極の構造図で、(a)は陰極の主要部を部分的に
拡大した断面図、(b)は陰極全体の平面図を示す。図
2において、図1と同じ番号の部分は図1の構成要素と
全く同じ構成要素を示す。エミッタ2が形成されている
電子放出部すなわち図2(a)の破線の内側の絶縁層は
第3絶縁層9、第4絶縁層10の上にはゲート電極3が
形成され、第5絶縁層11の上には部分的にゲート電極
3の周辺部、配線6、ボンディングパッド7が形成され
ている。
【0021】第3絶縁層9の厚さは0.1μm以下、第
5絶縁層の厚さはおよそ2〜5μmで、他の部分の寸法
および印加する電圧は図1に示す第1の実施例と同じで
ある。
【0022】図3には図2に示す第2の実施例の陰極の
製作プロセスを示す。シリコン基板1の上に第3絶縁層
9である熱酸化膜を形成し、次にその上に第4絶縁層1
0である窒化シリコン膜を堆積する。次に、リソグラフ
ィーによって電子放出領域以外の絶縁層を除去し、図3
(a)を得る。次に、図3(a)の絶縁層をマスクとし
て基板1の全面を熱酸化して、マスクとした絶縁層の部
分を除いて厚い熱酸化層すなわち第5絶縁層11を形成
して、図3(b)を得る。この厚い熱酸化層11を形成
する方法は半導体集積回路の素子分離に用いるLOCO
Sプロセスと呼ばれるもので、第3絶縁層9とシリコン
基板1との界面に対し、上下にまたがる厚い絶縁層が形
成できる。次に、ゲート電極3、配線6、ボンディング
パッド7となる金属層を堆積し、リソグラフィーとエッ
チングによって、ゲート電極3のパターンを形成し、さ
らに、ゲート電極3、第4絶縁層9、第3絶縁層10に
ゲート開口12を形成する(図3(c))。このあと
は、公知の方法でエミッタ2を蒸着によって形成し、図
3(d)を得る。
【0023】図4は本発明の第3の実施例を示す電界放
出冷陰極の構造図で、(a)は陰極の主要部を部分的に
拡大した断面図、(b)は陰極全体の平面図を示す。図
4において、図1および図2と同じ番号の部分は図1、
図2の構成要素と全く同じ構成要素を示す。図4と図2
との違いは、窒化シリコン膜である第4絶縁層10とそ
の下の酸化シリコン膜である第3絶縁層9がLOCOS
構造である第5絶縁層11を含めて、基板1の全面を覆
っていることと、第5絶縁層11が破線で囲まれた配線
6、ボンディングパッド7、電子放出部の周辺部に限ら
れていることである。酸化シリコン膜はガスの吸着・透
過が生じにくいため、酸化シリコン層を窒化シリコン膜
で被覆することによって、真空中でガスの放出が抑えら
れる。
【0024】図4の構造を製造するには、図3(b)の
ように第5絶縁層11を形成した後、マスクとした第3
絶縁層9および第4絶縁層10を除去して、新たに全面
に第3絶縁層9および第4絶縁層10を積層する。この
2層の厚さは所定の電子放出特性を実現するため、約1
μmになる。
【0025】同様に、図1の第2絶縁層を覆うように窒
化シリコンと酸化シリコンの膜を形成しても同じ効果を
得ることができる。
【0026】図2、図3に示す第2の実施例および図4
に示す第3の実施例においては、第5絶縁層11は第3
絶縁層9とシリコン基板1との界面に対し、上下にまた
がる厚い絶縁層となる。したがって、エミッタ2とゲー
ト電極3の間の静電容量を大幅に低くできるとともに、
第5絶縁層の厚さに比較して第5絶縁層11と第4絶縁
層10の表面の段差は小さいので、ゲート電極に段切れ
が生じる可能性を小さくできる。このように、LOCO
S技術を本冷陰極の製造工程に導入することによって、
集積回路に採用され、特開平3−129631号公報で
開示されたLOCOS技術本来の素子分離という効果で
はなく、エミッタ2とゲート電極3の間の静電容量を大
幅に削減でき、同時に高い信頼性が期待できるという全
く新らしい重要な効果を実現することが可能になる。
【0027】第1から第3の実施例において、ゲート電
極3の周辺部、配線6、ボンディングパッド7の少なく
とも一つの全体あるいは一部の絶縁層を厚くすることに
よっても静電容量削減の効果を得ることができる。
【0028】さらに本発明は金属材料の堆積あるいは基
板1のエッチング等で形成されたエミッタ2を持つ冷陰
極にも適用できる。
【0029】第1の実施例において、基板1には導電性
のシリコンを使用するとしているが、これに限らず他の
導電性材料、ならびにガラスやセラミックのような絶縁
材料の上に金属薄膜を堆積したものを使用して全く同様
に構成することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷陰極に
おいては、ゲート−エミッタ間の静電容量を十分に小さ
くできるという効果がある。さらに、電界放出令陰極に
特に重要である効果として、100V程度の電圧を印加
するゲート−エミッタ間の絶縁状態を良好に保ち、同時
に冷陰極からの電子ビームを高い精度で形成することが
できる。更に、本発明に示す絶縁層の構造を装用するこ
とにより、比較的厚い絶縁層を積層してもその上に形成
するゲート電極の段切れの発生を防止できる。
【0031】この結果、放出電流を高速でスイッチする
ことができ、あるいは放出電流を他高い周波数で変調す
ることができる。また、陰極の高い信頼性を長期間維持
でき、リップルの少ない高品質の電子ビームを形成でき
る。さらに、ガス放出の少ない冷陰極を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電界放出冷陰極の
構造図で(a)は部分的に拡大した断面図、(b)は平
面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す電界放出冷陰極の
構造図で(a)は部分的に拡大した断面図、(b)は平
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の電界放出冷陰極の製作
プロセスの概要図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す電界放出冷陰極の
構造図で、(a)は部分的に拡大した断面図、(b)は
平面図である。
【図5】従来技術の冷陰極の構造図で(a)は断面図、
(b)は平面図である。
【符号の説明】
1,101 基板 2,102 エミッタ 3,103 ゲート電極 4 第1絶縁層 5 第2絶縁層 6,106 配線 7,107 ボンディングパッド 8,108 陰極 10 第3絶縁層 11 第5絶縁層 12 ゲート開口 13 電子放出領域 104 絶縁層 109 LOCOS構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208241(JP,A) 特開 平2−223927(JP,A) 特開 平3−129631(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を持つ基板あるいは絶縁性材料上
    に導電性層を積層した基板と、前記基板の上に形成し、
    先端を先鋭化した電子放出電極と、前記電子放出電極と
    その付近を除いて前記基板上に形成した絶縁層と、前
    絶縁層の上に積層し、前記電子放出電極を取り囲む開口
    を持ち外部から電圧を印加するための接続部を備えた制
    御電極から構成され、前記電子放出電極に近傍で薄く、
    それ以外で厚い絶縁層を備え、かつ前記絶縁層の一部あ
    るいは全部に低融点ガラスを用いたことを特徴とする電
    界放出冷陰極。
  2. 【請求項2】 前記制御電極の外枠が前記低融点ガラス
    の外枠よりも内側に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の電界放出冷陰極。
  3. 【請求項3】 前記低融点ガラスの周辺部がだれて連続
    的に変化していることを特徴とする請求項1記載の電界
    放出冷陰極。
  4. 【請求項4】 前記基板がシリコンであり、前記基板上
    に形成した絶縁層が前記シリコンの熱酸化膜であり、前
    記熱酸化膜上に前記低融点ガラスが形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の電界放出冷陰極。
  5. 【請求項5】 前記基板がシリコン基板であり、前記基
    板上に形成した絶縁膜として前記基板を熱酸化してシリ
    コンの熱酸化膜を形成し、前記厚い絶縁層として前記低
    融点ガラスを前記熱酸化膜上に形成した後、温度処理を
    行って前記低融点ガラス膜の周辺部がだれてその周辺部
    で連続的に変化させることを特徴とする請求項1記載の
    電界放出冷陰極の製造方法。
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