JP2624768B2 - ロースト製品等の材料食肉の成形方法 - Google Patents

ロースト製品等の材料食肉の成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハム、ローストビーフや焼き豚などのロース
ト製品等を製造する場合の材料食肉の成形方法に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、ハムやローストビーフなどのロースト製品など
の食肉加工品を製造する際には、食肉に適度な圧力を加
えて固めることにより、食肉のうま味の素となる肉汁を
保持するとともに、肉組織の結着をよくし、更に食肉の
形を整え、かつ外観の見栄えをよくするために、食肉を
たこ糸で縛り、たこ糸で縛った食肉を蒸し焼き等により
加熱することが行なわれている。
ところで、上記工程において、材料食肉にたこ糸を平
均して巻き付けることが困難なことから、この問題を解
消する手段として筒状のネットを用い、金属製のラッパ
状の筒体からなる充填器を用い、この充填器内に後端側
から材料食肉を充填してある程度の固さにし、充填器の
後端側から充填された材料食肉を突き棒で押し出し充填
器先端からネット内に材料食肉を注入する手段が知られ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記手段による場合充填器内に材料食
肉を充填する際の加圧加減が分からないのみならず、更
に突き棒で充填するために成形された材料食肉への加工
具合が分からず固さの程度に過不足があるなどして、却
って肉汁を流出させる原因になるなどしてなかなかうま
いローストビーフ等を製造することが困難であった。
また、一方、近年各家庭においても所謂グルメブーム
等でローストビーフ等を作ることが多くなっている。
ところが、各家庭において素人が作るに際し上記充填
器を用いた場合は、素人なるが故に上記問題が更に倍加
する結果となるとともに、各家庭において上記充填器を
購入することは経済上からも問題となっており、かねて
から、充填しやすく、かつ材料食肉への加圧程度が分か
り安く、しかも手軽にできる材料食肉の成形手段が望ま
れていた。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、材料食
肉を充填しやすく、かつ材料食肉への加圧具合が分か
り、しかも手軽にできるローストビーフ等のロースト製
品等が作れる材料食肉の成形方法(以下材料食肉の成形
方法という)を提供するものである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る材料食肉の成形方法は、材料食肉を成
形用シートで巻く工程と、成形用シートに巻かれた材料
食肉を伸縮可能な筒状ネット内に挿入する工程と、前記
筒状ネット内に挿入された材料食肉を巻いた成形用シー
トを筒状ネットから引き出す工程とからなる構成とした
ものである。
[実施例] 以下この発明に係る材料食肉の成形方法の実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。第1図ないし第4図
はこの材料食肉成形方法の工程を示す図である。図中符
号1は適当な大きさに切られた材料食肉、符号2は成形
シートである透明なフィルムである。フィルム2は合成
樹脂からなりある程度可撓性と腰を有し方形状に形成さ
れている。
先ず、フィルム2の内表面に食用油等を塗布し、この
フィルム2で材料食肉1を巻くようにして包む。この際
に適度の圧力を加えるとともに形を整える。この場合、
やや先端側が手前側の径に比較して小径となるようにす
る。
次いで、フィルム2に包まれた材料食肉1を筒状ネッ
ト3内に挿入するのであるが、ここでこの筒状ネット3
について説明する。この筒状ネット3は横糸3aと縦糸3b
と互いに格子状に編成し筒状に形成するとともに伸縮可
能に形成されている。更に詳述するなら横糸3aは天然ゴ
ム等からなる芯糸に綿糸をスパイラル状に巻き付けて形
成されている。また、縦糸3bは太番手の綿糸等からなる
編糸を鎖編みにして形成されている。そして前記横糸3a
と縦糸3bとを格子状に交叉させ、交叉部において横糸3a
を縦糸3bで巻くようにして全体として筒状に形成したネ
ット本体にふっそ樹脂加工が施されている。
上記のようにして構成された筒状ネット3の開口部か
らフィルム2に巻かれた材料食肉1をその小径部先端か
ら挿入し、前記材料食肉1の略全体をこの筒状ネット3
内に収納する。
次いで、筒状ネット3内に収納された材料食肉1を巻
き付けていたフィルム2のみを前記筒状ネット3から抜
き出すのであるが、それにはフィルム2に巻かれた材料
食肉1の後端面に指を当接し、フィルム2の後端部をつ
まみ、指で材料食肉1を先端側へ押すようにしてフィル
ム2を後端側へ引く。この場合、フィルム2は単に材料
食肉1の表面に巻かれているのみで引っ張るだけで容易
に緩み、しかもフィルム2の内表面に食用油が塗布して
あり、かつ筒状ネット3が伸縮可能に形成されているた
め、フィルム2は容易に抜き取ることができる。
次いで、筒状ネット3を材料食肉1の前後端部付近で
切断し、筒状ネット3の前後端部を締め綴じ込むように
する。
上記のようにしてフィルム2を抜き取ると、筒状ネッ
ト3の中には材料食肉1のみが残る。このようにして筒
状ネット3の中にある材料食肉1は、筒状ネット3の伸
縮力により適度に締め付けられる。従って、材料食肉1
はフィルム2を巻き付ける際に加えられた圧力による固
さと形状をそのまま保つことになる。
上記のようにして適度の固さ、形状に成形した材料食
肉1は燻蒸あるいは煮沸するなどして加熱加工されハム
やローストビーフなどとして製造される。
そして、上記のようにして製造されたローストビーフ
等はふっそ樹脂加工された筒状ネット3で包まれている
ので、この筒状ネット3を取り去る場合も横糸3a、縦糸
3bなどが食肉にくっつくことがなく奇麗に取り去ること
ができ、出来上がったローストビーフなどの外観上の見
栄えもよく商品価値的にも優れたものとなる。
また、フィルム2で巻く際に適度の圧力が加えられる
とともに、適度の形状に成形されているため肉汁が流出
することもなくうま味が逃げず、味、形ともに最高のロ
ーストビーフ等が出来上がる。
このように、上記実施例の材料食肉の成形方法は手巻
きによりフィルム2で材料食肉1を包み込むことができ
るとともに伸縮可能な筒状ネット3に挿入するため、材
料食肉1の挿入及びフィルム2の抜き取りが簡単であ
り、また材料食肉1に対する成形が簡単容易で家庭など
でも熟練や技術を要することなく簡単に作れる。しかも
筒状ネット3とフィルム2を使用するのみであるため極
めて安価にすむ。
なお、上記実施例では成形用シートとしてフィルム2
を用いたが、ある程度可撓性と腰があるものであればよ
く、例えばワックスペーパなどでも適用することができ
るものである。
また、フィルム2の内表面に食用油を塗布するように
したが、この食用油の塗布は必ずしも必要ではなく脂肪
分などの多い食肉の場合は材料自体に脂肪分等があるた
めフィルム2の抜き取りの場合もスムースに行く。
また、筒状ネット3は必ずしもふっそ樹脂加工を施し
たものでなくてもよい。
また、成形用シートの後端部に舌片などを設けるとシ
ート抜き取りの際に作業がやりやすい。
また、フィルム2で材料食肉1を包み込む際に材料食
肉1の先端側を小径にしたが、必ずしも必要ではない。
また、この材料食肉の成形方法はローストビーフ、ハ
ム、ローフビーフ、ポットロースト、ミートローフ、焼
豚、あるいは野菜のベーコン巻きなどあらゆる種類の食
肉加工に適用することができるものである。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明に係る材料食肉の成形方
法は材料食肉を成形用シートで巻くようにしたので、手
巻きにより食肉材料の固さや形を自由に加減することが
できる。更にこの適度な固さ等に成形した材料食肉を伸
縮可能な筒状ネットに挿入するため、筒状ネットの弾力
によりその固さや形がそのまま保持されるとともに、そ
の状態で加熱加工等をするので肉汁などが流出せずうま
味のあるローストビーフ等を製造することができる。
また、成形された材料食肉を伸縮可能な筒状ネット内
に挿入するため極めて挿入しやすいとともに、シートの
抜き取りが容易である。
上記のように特に熟練や技術を必要としないので、家
庭などでも手軽にローストビーフなどを作ることができ
るとともに、筒状ネットと成形用シートを用いるだけで
あるので経済的であるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明に係る材料食肉成形方法
の工程の実施例を示すもので、第1図は材料食肉を成形
シートで包み込む状態を示す図、第2図及び第3図は包
み込んだ材料食肉を筒状ネットに挿入する状態を示す
図、第4図は成形用シートを抜き取る状態を示す図であ
る。 1……材料食肉、2……フィルム(成形用シート)、3
……筒状ネット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)材料食肉を成形用シートで巻く工程
    と (ロ)成形用シートに巻かれた材料食肉を伸縮可能な筒
    状ネット内に挿入する工程と (ハ)前記筒状ネット内に挿入された材料食肉を巻いた
    成形用シートを筒状ネットから抜き出す工程とからなる
    ことを特徴とするハムやローストビーフなどのロースト
    製品等の材料食肉の成形方法。
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