JP2624708B2 - 音声合成装置 - Google Patents

音声合成装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、規則合成により合成音声を生成する音声合
成装置に関する。
(従来の技術) 従来から種々の音声合成の手法が提唱されているが、
その1つに規則合成法がある。
規則合成法は、任意の入力文字列を解析してその音韻
情報と韻律情報とを求め、予め定められた規則に基づい
て、前記入力文字列に対応する合成音声を出力するもの
である。
規則合成法によれば、任意の単語やフレーズの合成音
声を容易に生成することができる。
しかしながら規則合成によって生成された合成音声は
了解度の点では申し分無いものの、無声化する母音を含
む単語や文章の合成音声を出力する場合には、その母音
の部分の音声パワーが不適切になって聞き苦しくなる場
合がある。
従来では音声素片パラメータファイルにおける、無声
化する母音の音声パワーのパラメータは語頭に用いるこ
とを基準として想定して設定し、その母音の実際の位置
に係わりなく音声パワーを同じにしていたが、自然音声
を調べてみると無声化する母音が語頭にくる場合には、
語中、語尾にくる場合に比べて音声パワーが大きくなっ
ている。
このため語頭で用いることを想定して決められた音声
素片パラメータファイルを使用すると、無声化する母音
を語中または語尾で用いた場合に音声パワーが大きくな
り過ぎてしまう。
(発明が解決しようとする問題点) このように規則合成法を採用した従来の音声合成装置
は、無声化する母音を含んだ音声の合成が不得手であ
り、その改善が強く望まれているというのが実情であっ
た。
本発明はこのような事情を考慮して成されたもので、
その目的とするところは、無声化する母音が語頭、語中
および語尾のいずれに位置する場合でも聞き易い合成音
声を得ることができる音声合成装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明はこの目的を実現するために、入力文字列を解
析して音韻情報と韻律情報とを求め、所定の音声素片パ
ラメータが格納されているファイルを参照して前記音韻
情報に対応した音声パラメータ列および前記韻律情報に
対応した韻律パラメータ列を生成し、前記音声パラメー
タ列と韻律パラメータ列とに従って音声を規則合成する
ように構成された音声合成装置において、出力すべき音
声中の無声化する母音の位置によりこの母音の音声パワ
ーが異なるように前記音声パラメータ列を生成するよう
にしたものである。
(作 用) 本発明の音声合成装置によれば、無声化する母音を含
む音声を合成する場合、その母音が語頭、語中および語
尾のいずれかにあるかに応じてその母音の音声パワーが
変化するので、得られる合成音が聞き易くなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の一実施例装置の構成を示すブロック
図である。
同図において1は入力文字列を解析してその音韻記号
列と韻律情報とを求める文字列解析部である。この文字
列解析部1において求められた音韻記号列は音声パラメ
ータ列生成装置2に入力され、音声素片パラメータファ
イル3が参照されることにより音声パラメータ列が生成
される。
一方、文字列解析部1において求められた韻律情報
は、韻律パラメータ列生成装置4に与えられ、韻律パラ
メータ列が生成される。
音声合成器5はこうして求められた音声パラメータ列
と韻律パラメータ列とに従って、所定の合成規則に基づ
いて入力文字列に対応する合成音声を生成出力する。
なお本実施例において語頭とは、文章の文頭の音節ま
たは文章の文節の区切り、句読点の区切りでポーズが挿
入された場合のポーズ直後の音節を示す。
また語尾とは、ポーズが挿入された場合のポーズ直前
の音節または句点の直前の音節をいう。これは復合単語
でも同様である。
そして本実施例において無声化する母音の素片パラメ
ータファイルの音声パワー成分は、語中または語尾で用
いることを基準として設定されており、無声化する母音
を含む単語や文章を合成するとき、その母音の位置に応
じて、素片パラメータファイルに予め設定されている音
声パワーのパラメータに一定値を加えて大きくする。
CV音節ケプストラムパラメータを用いた場合には、第
2図に示したように、ケプストラムパラメータの0次項
COに一定値αを加算する。
例えば「機械製作所」(キカイセイサクジョ)という
語を合成出力する場合には、無声化する母音「キ」が語
頭などで、「キ」の音声素片パラメータファイルの0次
項のCO値に一定値αを加算して、CO′をすべてのフレー
ムで計算し、CO以外のもの(C1〜C25)については、素
片パラメータファイルの値をそのまま用い、これを
「キ」の音声パラメータ列として生成する。
一方、「石炭」(セキタン)や「霞ケ関」(カスミガ
セキ)等の単語の合成音声を生成する場合、無声化する
母音「キ」は語頭ではないので、この場合には素片パラ
メータファイルの値をそのまま用いて音声パラメータ列
を生成する。
続いて本発明の他の実施例を第3図に従って説明す
る。
先の実施例では、無声化する母音が語頭にくる場合、
音声パワーのパラメータに一定値を加えて音声を大きく
していたが、この実施例では、語中または語尾で用いる
ことを想定した音声素片パラメータファイル3とは別個
に、語頭で用いることを想定した語頭用パラメータファ
イル6を設けている。
語頭用パラメータファイル6には語頭用に分析した無
声化する母音「キ」、「ク」、「シ」、「ス」、
「チ」、「シ」、「ヒ」、「フ」「ピ」および「プ」
等、10種類程度の語頭用の音声パワーのパラメータが記
憶されている。
たとえば「機械製作所」(キカイセイサクジョ)とい
う語を合成出力する場合、無声化する母音「キ」は語頭
なので、この「キ」の音声パワーのパラメータは語頭用
パラメータファイル6から取り出し「カ」、「イ」、
「セ」、「イ」、「サ」、「ク」、「ジョ」の音声パワ
ーのパラメータは音声素片パラメータファイル3から取
り出す。
なお単語「石炭」(セキタン)や「霞ケ関」(カスミ
ガセキ)の音声パラメータ列を生成する場合には、無声
化する母音「キ」が語頭ではないので、音声素片パラメ
ータファイル3のみから素片パラメータを取り出し音声
パラメータ列を生成すればよい。
かくして本実施例装置によれば、無声化する母音を含
む文章を合成する場合でも、その母音がくる位置によっ
て音声パワーが適度に調整されるので、得られる合成音
声は従来に比べて格段に聞取り易くなる。
なお前記各実施例では、無声化する母音の音声パワー
を示すパラメータを語中または語尾で用いることを基準
として設定していたが、語頭用に用いることを基準とし
て音声パワーを示すパラメータを設定し、無声化する母
音の音節が語頭の場合は音声素片パラメータファイルを
そのまま用いて音声パラメータ列を生成する一方、その
母音が語中または語尾にある場合は、音声素片パラメー
タファイルの音声パワー成分を表すパラメータから一定
値を引くようにしてもよい。
また無声化する母音の音節「キ」、「ク」、「シ」、
「ス」、「チ」、「シ」、「ヒ」、「フ」、「ピ」およ
び「プ」について、それぞれに加減する一定値を試聴実
験により細かに設定することも可能である。
さらに各実施例では、無声化する母音のパワーを語中
および語尾で同レベルにしていたが、これを別のものと
考え、音声パワーを語頭用と合わせて3通りに分ける
と、より一層自然な合成音声を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の音声合成装置は、無声化
する母音を含む音声を合成する場合、その母音が語頭、
語中および語尾のいずれにあるかにより、音声パワーの
パラメータを異ならせるので、無声化する母音の大きさ
が程よく調整された聞き易い音声を規則合成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の構成を示すブロック
図、第2図は同実施例における音声素片パラメータの音
声パワーの成分変更を説明する図、第3図は本発明の他
の実施例装置の構成を示すブロック図である。 1……文字列解析部、2……音声パラメータ列生成装
置、3……音声素片パラメータファイル、4……韻律パ
ラメータ列生成装置、5……音声合成器、6……語頭用
パラメータファイル。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力文字列を解析して音韻情報と韻律情報
    とを求め、所定の音声素片パラメータが格納されている
    ファイルを参照して前記音韻情報に対応した音声パラメ
    ータ列および前記韻律情報に対応した韻律パラメータ列
    を生成し、前記音声パラメータ列と韻律パラメータ列と
    に従って音声を規則合成するように構成された音声合成
    装置において、出力すべき音声中の無声化する母音の位
    置によりこの母音の音声パワーが異なるように前記音声
    パラメータ列を生成するようにしたことを特徴とする音
    声合成装置。
  2. 【請求項2】前記ファイルに、無声化する母音が語中ま
    たは語尾にくる場合の音声パワーを示すパラメータを予
    め格納しておき、その母音が語頭にくるときには前記音
    声パワーが増大するように前記パラメータを変更する特
    許請求の範囲第1項記載の音声合成装置。
  3. 【請求項3】前記ファイルに、無声化する母音が語頭に
    くる場合の音声パワーを示すパラメータを予め格納して
    おき、その母音が語中または語尾にくるときには前記音
    声パワーが減少するように前記パラメータを変更する特
    許請求の範囲第1項記載の音声合成装置。
  4. 【請求項4】前記ファイルに、無声化する母音が語頭に
    くる場合の音声パワーを示すパラメータとその母音が語
    中または語尾にくる場合の音声パワーを示すパラメータ
    とを別個に予め格納しておき、その母音の位置に応じて
    各パラメータを選択する特許請求の範囲第1項記載の音
    声合成装置。
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