JP2619253B2 - 感光性平版印刷版の現像処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷版の現像処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版(以下、PS版という)の現
像処理方法に関し、更に詳しくは、PS版を1版毎に実質
的に未使用の現像液を供給して現象する自動現像機にお
けるPS版の改良された現像処理方法に関する。
〔従来の技術〕 露光済みのPS版を多数枚処理する場合には自動現像機
を用いることが一般的である。
自動現像機において露光済みのPS版を処理する場合に
は、PS版を水平搬送しながら現像液をスプレー状に吹付
けて現像処理する方法や、多量の現像液を収容した現像
処理槽にPS版を湾曲させて搬送しながら浸漬させて現像
処理する方法が行われている。こうした処理方法におい
ては、いづれもPS版を1版処理するのに多量の現像液を
準備する必要がある。また、現像液を経済的に利用する
ために循環再使用しており、その間、処理による現像液
劣化に加えて空気中からの炭酸ガスの吸収による現象液
劣化が起こり、しばしば劣化した現像液を交換しなけれ
ばならず、現像作業の管理が非常に面倒である。
上記の欠点を改善する目的で、PS版を多量の循環再使
用する現像液で処理する場合、補充液を補充して現像処
理を安定に保つ方法が知られており、特開昭50−144502
号、同55−115039号、同58−95349号等に開示されてい
る。こうした補充方法においても液交換の頻度は減少す
るものの液交換の必要があり、また、補充の精度の問題
とPS版間の品種差による補充のふれは解決できなかっ
た。また、その上に補充装置を必要とし、補充装置自体
が高価であるばかりか、補充装置の調整、整備等の必要
もある。
こうした補充方式の煩わしさを除き、現像液の節約を
目的とした処理装置が特開昭55−32044号に記載されて
いる。これは自動現像機内のPS版移送路に接近して現像
液拡散板を備え、PS版面上に施した現像液を延伸するも
のであるが、この装置を用いてPS版を少量の現像液で処
理する方法には、搬送するPS版が必ずしも水平とはいか
ずに多少上下に歪んでいるため、現像液量が不均一とな
り易く、現像むらを生じ易く、処理されるPS版と現像液
拡散板との間隙を調節するのに手間がかかるという欠点
があり、特に少量の現像液をPS版面上に直接滴下した場
合、滴下部と非滴下部に現像速度差が生じ、現像拡散板
を通過した後もこの差が残り、現像むらとなり、印刷版
として好ましくないものが得られることがある。
我々はかかる欠点を改良し、少量の現像液を用いて現
像処理を安定に行い得るPS版の現像方法及び装置を開発
し、特願昭61−82900号として既に出願した。
しかしながら、このような現像方法には次のような問
題があることを我々は見いだした。すなわち、循環現像
(現像液を循環して使用し供給する方式)では、比較的
大量の現像液をPS版に供給し、シャワー等をブラシに当
てて乾燥を防ぐとともに現像促進効果を高めているが、
新液を使い捨てる方式の現像方法では、液量が少ないた
め、ブラシやスポンジ等の擦り部材にシャワーを当てる
ことは困難である。そのため、擦り部材が乾燥し、それ
によって版に汚れが発生する欠点があることを我々は見
いだした。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明の目的は、比較的少量の現像液をPS版
に供給して現像する方式のPS版の現像処理方法における
ブラシやスポンジ等の擦り部材の乾燥を防ぎ、常に汚れ
の無い版を得ることができる現像処理方法を提供するこ
とである。
また、本発明の目的は、比較的少量の現像液をPS版に
供給して現像する方式の現像処理方法において、現像促
進効果を高め、かつ常に汚れの無い版を得る現像方法を
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、自動現像機を用いて感光性平版印刷版
を自動的に搬送し、実質的に未使用の現像液を該乾燥性
平版印刷版上に供給し、現像促進操作を付与して現像処
理する方法において、現像槽外に設けられた現像促進部
材の対ローラが現像液溜りに浸漬した状態になるように
して現像処理することを特徴とする感光性平版印刷版の
現像処理方法によって解決されることを見だした。
本発明において実質的に未使用の現像液をPS版上に供
給する手段について特に制限はないが、比較的少量の現
像液で均一な現像処理結果が得られる点から、巾手方向
(PS版の搬送方向と直交する水平方向)になるべく同時
に現像液が供給され、かつPS版面上に均一な厚さの現像
液膜ができるような手段であることが好ましい。
本発明における現像促進操作は、PS版上に現像液膜を
保持した状態でブラシやスポンジ等の現像促進部材でPS
版面を擦って現像を促進させる。この現像促進部材は、
PS版面にある程度の圧力をかけながら擦るので、PS版が
逃げないように、駆動または従動の対ローラとの間にPS
版を挟んで搬送しながらPS版の面が擦られるようにす
る。
このとき、比較的少量の現像液を供給する方式では、
これらの擦り部材が乾燥し易く、擦り部材が乾燥すると
現像促進効果が減少し、処理後の版に汚れを生じ易い問
題を、対ローラの下部を現像液に浸漬させることにより
解決したものである。
本発明において、現像促進部材として駆動して回転さ
せるブラシローラ(回転ブラシローラ)を用いることが
好ましい。また、対ローラは、その周面を粗面にしたロ
ーラであることが好ましい。
現像促進部材の対ロールを浸漬させる現像液はPS版上
に供給する現像液と同一種類のものを用いることができ
る。その補充は、PS版上に供給された現像液が現像促進
部材付近でPS版面から流れ落ちる液によるもので十分で
あり、通常その他に別途に補充する必要はない。
本発明による現像処理の最終段階で、PS版面の現像液
をスクイズローラでスクイズする場合、スクイズローラ
の下方のローラの下部を現像液に浸漬させることが好ま
しい。このような態様において、該現像液はPS版上に供
給する現像液と同一種類のものを使用することができ
る。また、現像促進部材の対ローラとスクイズローラと
が隣接する場合は、両者を1つの現像液槽に浸漬するこ
とができる。
次に、本発明を図面により説明する。
第1図は本発明を実施するための装置の例を示す側断
面図である。
第1図において、搬送ローラ対1a、1bはPS版2をニッ
プし搬送をおこなうもの、押さえローラ3はPS版2の搬
送位置を適正に保つためのものである。4は傾斜ローラ
で、傾斜ローラ4は粗面化されたガイド部材で現像液が
供給されたPS版2が搬送方向に向かって上昇してゆく方
向に搬送されるように設ける。現像液タンク5は、その
中の現像液がポンプ5aにより現像液供給パイプ6へ送ら
れる。現像液供給部材7は、2次の板材により形成され
るスリットをその下端に有し、現像液供給パイプ6から
流下した現像液はこのスリットを通ってPS版2に供給さ
れる。PS版2が現像液供給部材7の下端を通過していな
いときは現像液供給部材7の下端即ち上記スリットの下
端は現像部ローラ8に接触しており、現像液供給部材7
の下端と現像部ローラ8とで作られる搬送方向と直交す
る水平方向(以下、「巾手方向」という)の凹部、およ
び搬送されているPS版2がこの位置にある時は現像液供
給部材7の下端とPS版2との接触部にできる巾手方向の
凹部に現像液の液溜まり9が形成されるようにする。上
記各ローラは、PS版裏面がその先端部および後端部を除
き現像部ローラに接触しないように設けることが好まし
い。
搬送されるPS版2は、まず現像液供給部材7と現像部
ローラ8とで形成される上記凹部の液溜まり9にその先
端部が入る。PS版2の先端部が現像液供給部材7と現像
部ローラ8とで形成される巾手方向の凹部にできた現像
液溜まり9を通過した後はPS版2と現像液供給部材7と
によって形成される巾手方向の凹部に現像液溜まり9が
形成される。これらの現像液溜まり9がPS版2の版面上
に存在することにより、搬送するPS版上の液膜厚が均一
となり現像むらの解消に有効であるが、不充分であり、
縁部は後の現像槽11により追加現像される。該PS版2を
搬送方向に上昇する方向へ搬送する手段としては、傾斜
した案内板の上を摺動させるような手段、平ローラ状搬
送ローラ等を用いることができる。
現像液供給部材7の上記2枚の板材により形成される
スリットは現像液供給パイプ6からの現像液流出量に応
じたスリット間隙に調節される構造にするのが好まし
く、現像液の供給量はPS版1m2当たり70〜700mlが好まし
い。
上記板材としては例えばポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンのよ
うなプラスチックのシート、ステンレス鋼のような金
属、ゴム等のシートを用いることができる。
上記スリット間隙の調節は上記2枚の板材の少なくと
も1つが可撓性のあるものであれば現像液供給パイプ6
からの現像液量出量に応じて自動的になされるので装置
が簡易なものとなる。
上記スリットの好ましい実施態様といて、その下端部
がスリットを形成する2枚の板材が各々搬送面に平行な
方向でかつ搬送方向に直交する方向に少なくとも可撓性
を有する部分を有し、PS版面上の位置において、搬送方
向から見て出口側の板材が入口側の板材より先端(下
端)が短い(好ましくは3〜10mm)態様が挙げられる。
搬送方向に向かって上昇する搬送方向の水平面となす
角度θは1゜〜45゜の範囲、特に3゜〜10゜の範囲が好
ましい。搬送方向へ上昇してゆく搬送長さは1〜40cmの
範囲、特に3〜10cmの範囲が好ましく、搬送時間は0.5
〜20秒、特に2〜10秒の範囲が好ましい。
現像液供給部材7は現像液を巾手方向に亙って一様に
PS版上に供給でき、かつ上記のように現像液溜まりを形
成できるものであることが有利である。現像液溜まりは
別の手段、例えば巾手方向に亙るローラ等を設け、これ
らにより現像部ローラ8等の表面や傾斜して搬送される
PS版2の表面を流下する現像液を阻止して形成させても
よい。また、現像部ローラ8はローラでなくてもよく、
例えば半円筒状の板材でもよい。
搬送方向へ上昇する搬送過程で現像されたPS版2は更
に現像液に浸漬される。この浸漬は現像槽11およびガイ
ドローラ12により行うことができる。現像液槽11には現
像液供給部材7から供給する現像液と同じ組成の現像液
を入れておき、その補充はPS版により持ち込まれる現像
液によるもので十分である。しかし、別に未使用の現像
液を補充してもよい。現像槽11中の現像液量は搬送巾1m
当たり0.3〜3が好ましく、現像液に浸漬する搬送長
さは1〜15cm程度が適当である。
現像槽11を通過したPS版2は現像促進部材であるブラ
シローラ13でこすられ、次いでスクイズローラ14で現像
液がスクイズされて現像を終わる。
13aは対ローラで、スクイズローラ14を構成する2つ
のローラのうちの下方のローラと共に現像液槽15内に入
れた現像液にその下部が浸漬されている。対ローラはそ
の周面が粗面化されていることが好ましい。
第2図ないし第6図は対ローラ13aの表面の粗面の形
状の例を示す図で、(イ)は略正面図、(ロ)はその部
分拡大図または部分拡大斜視図である。
第2図は、斜筋連続状、第3図は斜筋交差連続状、第
4図は横筋独立状、第5図は縦横筋交差状、第6図は穴
独立状の凹部、凹凸等による粗面の形状を示す。好まし
いのは第2図のような斜筋連続状である。
第2図ないし第6図に示した粗面形状における好まし
い寸法範囲の例を下記表1に示す。対ローラの直径は10
〜100mmの範囲が好ましい。
対ローラ15の表面を構成する材質は金属(例えばステ
ンレス鋼、銅等)、プラスチック(例えばフェノール樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸ビ
ニル樹脂等)、ゴム、木、ガラス、セラミック等現像液
に侵され難いものから選べばよい。
本発明の方法における実質的に未使用の現像液とは、
未使用の現像液と同等の現像能力を有する現像液を意味
し、全く未使用の現像液の外、未使用現像液にその現像
能力を低下させない範囲内で使用済の現像液を混合して
使用してもよい。
上記態様において、PS版2の版面上に現像液供給部材
7により現像液が供給されてから現像液槽11内の現像液
に浸漬するまでの時間t1、現像液槽11内の現像液に浸漬
されている時間t2、および現像液槽11内の現像液から出
て現像液が除去されるまでの時間t3は下記の範囲が好ま
しい。(現像温度25℃の場合) t1:2〜20秒、t2:2〜20秒、t3:1〜10秒現像温度は10〜
40℃の範囲が適当である。
次に、第1図に示す装置の動作について補足する。PS
版の現像処理の開始時までに現像槽11および現像液槽15
には処理するPS版用現像液を満たしておく。PS版2が装
置の入口から挿入されると、PS版検出スイッチ(図示せ
ず)により搬送ローラ対1等の搬送装置、ブラシローラ
13、対ローラ13a、スクイズローラ14等が回転し、PS版
を搬送する。また、PS版検出スイッチによりポンプ5aが
作動し、所定時間、所定量の現像液を現像液供給パイプ
6へ送る。現像液供給パイプ6から流出した現像液は現
像液供給部材7を構成する2枚の板材の内側を流下し、
その下端部のスリット部分で巾手方向に連続した液膜と
なりPS版2の版面上に供給される。PS版2が該スリット
部分を通過していない時は該スリット部分から流出した
現像液が前記のように液溜まり9を形成する。
本発明の現像処理方法において、前記以外の現像促進
操作を加えることができる。現像促進操作には、現像促
進する物理的、化学的、電気的、機械的などすべての手
段を利用することができる。
また本発明の方法を適用する自動現像機は本発明に係
る現像処理工程の他に必要ならば現像処理工程後、現像
停止処理工程(停止処理液は使い捨て方式や循環使用の
方式を含む)、不感脂化処理工程の各々個々の処理工
程、現像停止処理工程とそれに引続く不感脂化処理工
程、現像処理工程と不感脂化処理とを組合せた処理工
程、或いは現像停止処理工程と不感脂化処理工程とを組
合せた例えば特開昭54−8002号記載の処理工程等を含ん
でいてもよい。
本発明の方法に用いられるPS版には、光照射によって
溶解性の変化する感光層が支持体上に塗布されているも
の、および電子写真方式等によって画像様レジスト層を
設け得る溶解性層が支持体上に設けられているものが含
まれる。
上記の感光性層は必須成分として感光性物質を含んで
おり、感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光
性ジアゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽
和二重結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポ
キシ化合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC
−O−C−基を有する化合物と光酸発生剤との組合せ等
が挙げられる。感光性ジアゾ化合物としては、露光によ
りアルカリ可溶性に変化するポジ型のものとしてo−キ
ノンジアジド化合物、露光により溶解性が減少するネガ
型のものとして芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
本発明の方法に用いるネガ型PS版の現像液には例えば
特開昭51−77401号、同51−80228号、同53−44202号お
よび同55−52054号中に記載されているようなアニオン
界面活性剤、水に対する溶解度が常温において10重量%
以下である有機溶媒、アルカリ剤、水および必要により
汚れ防止剤からなる水溶液が含まれる。
本発明の方法に用いるポジ型PS版の現像液にはアルカ
リ金属水酸化物、珪酸アルカリ金属塩、りん酸アルカリ
金属塩またはアルミン酸アルカリ金属塩、水および必要
に応じて界面活性剤や他の添加剤からなるpH12以上の強
アルカリ水溶液が含まれる。具体的には特開昭48−1553
5号、同53−82324号、54−62004号、同52−127338号、
同53−96307号、同50−144502号、同55−22759号、同55
−25100号、同55−95946号、同55−115039号、同56−14
2528号、同50−51324号に記載されている珪酸ナトリウ
ムまたは珪酸カリウムからなる現像液をあげることがで
きる。
また、特開昭60−130741号等に記載等のネガ型PS版と
ポジ型PS版の兼用現像液も用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
実施例 第1図に示す態様の装置を用い、スリットを形成する
板材としては、上側(出口側)の板材に厚さ75μm、長
さ(搬送方向に直交する方向)900mm、幅(第2図にお
けるa)50mmの、下側(入口側)の板材に厚さ175μ
m、長さ900mm、幅(第2図におけるb)55mmのそれぞ
れ長方形のポリエチレンテレフタレートのシートを用い
た。
現像部ローラ8にはゴム製を用い、β=20゜、ローラ
8の直径は80mmとする。傾斜ローラ4はゴム製でOリン
グを用いるタイプを用いた。該ローラの平ローラ径は20
mmである。全現像部搬送長さを400mmとし、現像槽11は
現像液供給部材7から供給する現像液と同じ組成のもの
を入れ、1版毎に現像液供給部材7からPS版に供給され
た現像液が流入し、槽内に過剰となった現像液は廃液と
なる様な構造とした。現像促進部材としては外径80mm、
毛の長さ20mm、毛の材質がナイロンのブラシローラをPS
版に対する相対周速度2m/分で駆動した。
対ローラとしては外径40mm、周面の材質がネオプレン
ゴムのローラで、周面に第2図に示す凹凸を有するもの
(凹部の間隔1mm、凹部の深さ0.5mm)を用いた。現像液
槽15は容量3のものを用い、第1図に示すようにスク
イズローラの下方のローラも浸漬させた。現像液温を25
℃、前記t1、t2およびt3をそれぞれ8秒、8秒および4
秒、合計20秒とした。
PS版はSMP−N(商品名、ポジ型PS版、小西六写真工
業(株)製)の1003mm×800mmサイズを用い、現像液は
下記組成のものを用いた。
(現像液) ケイ酸ナトリウム(JIS規格3号) 20g 水酸化ナトリウム 5g ペレックスNBL(花王アトラス(株)製) 0.5g 水 975g 現像液供給量は上記PS版1版当り160mlとし、100版を
連続して処理した結果、ブラシローラ13の乾燥によるPS
版面の汚れは全く無く、また得られた版のうち、1版目
と100版目をオフセット印刷した結果、PS版の先端部及
び両サイド部その他にも現像不良による汚れのない良好
な印刷物が得られた。
比較例 現像液槽15を除去したほかは前記実施例と同様な実験
を行ったところ、ブラシローラの乾燥によるPS版面の汚
れが100版中5版に発生した。
〔発明の効果〕
本発明により、比較的少量の現像液でPS版を現像し、
現像促進操作を付与して現像する現像処理方法における
該現像促進操作に用いるブラシローラや、スポンジロー
ラのような現像促進部材の乾燥によるPS版面の汚れの発
生が改良され、また該部材による現像促進性も改良され
る。従って、本発明によれば、現像の均一性および安定
性が優れたPS版の現像処理方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示す現像装置の側断面図
である。第2図〜第6図は本発明に用いる対ローラの周
面を粗面化したものの例を示す概略正面図(イ)、およ
びその部分拡大図または部分斜視図(ロ)である。 1……搬送ローラ対、2……PS版 3……押さえローラ 4……傾斜ローラ 5……現像液タンク、5a……現像液供給ポンプ 6……現像液供給パイプ 7……現像液供給部材、8……現像部ローラ 9……現像液溜まり、11……現像槽 12……ガイドローラ、13……ブラシローラ 13a……対ローラ、14……スクイズローラ 15……現像液槽、16……廃液タンク 20……水洗部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−42202(JP,A) 実願 昭57−154194号(実開 昭59− 58454号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動現像機を用いて感光性平版印刷版を自
    動的に搬送し、実質的に未使用の現像液を該感光性平版
    印刷版上に供給し、現像促進操作を付与して現像処理す
    る方法において、現像槽外に設けられた現像促進部材の
    対ローラが現像液溜りに浸漬した状態になるようにして
    現像処理することを特徴とする感光性平版印刷版の現像
    処理方法。
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